以前から私は、このブログを通して。
日本では、医師偏在ではなく、医師不足なんだから。
医学部の定員を増やすべきだ。
と主張してきたのですが。
ほんのわずかとはいえ、
医学部の定員が増えたので。
少しとはいえ、一歩前進かな、と思います。
政府・与党方針、卒業後へき地で10年
政府・与党は12日、へき地や離島など地域の
医師不足・偏在を解消するため、
全国の大学の医学部に、卒業後10年程度は
へき地など地域医療に従事することを条件とした
「地域医療枠(仮称)」の新設を認める方針を固めた。
地域枠は、47都道府県ごとに年5人程度、
全国で約250人の定員増を想定している。
地域枠の学生には、授業料の免除といった優遇措置を設ける。
政府・与党が週明けにも開く、医師不足に関する
協議会がまとめる新たな医師確保対策の中心となる見通しだ。
地域枠のモデルとなるのは、1972年に
全国の都道府県が共同で設立した自治医科大学
(高久史麿学長、栃木県下野市)だ。
同大では、在学中の学費などは大学側が貸与し、
学生は、卒業後、自分の出身都道府県での
へき地などの地域医療に9年間従事すれば、
学費返済などが全額免除される。
事実上、へき地勤務を義務づけている形だ。
新たな医師確保対策で、政府・与党は、
この“自治医大方式”を全国に拡大することを想定している。
全国には医学部を持つ国公立と
私立大学が計80大学ある。
このうち、地域枠を設けた大学に対し、
政府・与党は、交付金などによる財政支援を検討している。
医療行政に影響力を持つ自民党の丹羽総務会長は12日、
新潟市内での講演で、
「自治医大の制度を全国47都道府県の
国公立大などに拡大したらどうか。
5人ずつ増やせば、へき地での医師不足は間違いなく解消する」
と述べ、“自治医大方式”の拡大を提案した。
医学部を卒業した学生にへき地勤務を
義務づけることは当初、
「職業選択の自由に抵触する恐れがある」との指摘もあった。
だが、「入学前からへき地勤務を前提条件とし、
在学中に学費貸与などで支援すれば、問題ない」と判断した。
政府は昨年8月、「医師確保総合対策」を策定し、
医師不足で悩む県にある大学医学部の定員増を
暫定的に認め、2008年度から最大110人を認めた。
しかし、医師不足解消の見通しは立たず、
来年度予算編成に向け、追加対策が必要だ
との声が政府・与党内から出ていた。
今回、新たに地域医療を強化するのは、
現在の医師不足問題が、医師の絶対数不足よりも、
都市と地方の医師の偏在に、
より問題があるとみているためだ。
厚労省によると、人口10万人当たりの医師数は、
全国平均の211・7人(2004年)に対し、
青森(173・7人)、岩手(179・1人)、
岐阜(171・3人)などと東北を中心に平均を大きく下回る。
東京(278・4人)など大都市との格差が大きい。
また、02年度の立ち入り検査では、
全国の4分の1の病院で医師数が医療法の基準を下回った。
政府・与党は、医師不足問題に関する協議会で、
「新たな医師確保対策」をまとめ、
「経済財政運営と構造改革に関する基本方針
(骨太の方針)2007」にも
新たな医師確保対策を盛り込む方針だ。
『2007年5月13日:読売新聞』
<2007.5.13:yahoo>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070513-00000001-yom-pol
この記事を読んでも、
>医師の絶対数不足よりも、都市と地方の医師の偏在に、
より問題があるとみているためだ。
って書いていますし。
>自民党の丹羽総務会長は12日、新潟市内での講演で、
「自治医大の制度を全国47都道府県の
国公立大などに拡大したらどうか。5人ずつ増やせば、
へき地での医師不足は間違いなく解消する」
って言っていますけど。
たった250人増やしただけで、
間違いなく解消するとか、
めちゃくちゃいい加減な事を言っていますが。
その根拠を知りたいですねー。
お金がなくて、食う飯にも困っている人に。
給料100円増やすから、間違いなく
これからは飯食っていけます。
って言っているのと同じですからねー、これ。
「焼け石に水」、ってやつですよ。
正直、かなり「いまいち」ではありますが。
それでも、1人も増えないよりは、
ちょっとはまし、だとは思います。
何回もこのブログで出てきているから。
もう聞き飽きた人も多いでしょうけど。
何度でも出しますよ、このデーター。
先進30ヶ国からなる国際機関OECD(経済協力開発機構)
の平均で、人口10万人当たりの医師数は約300人です。
日本は、211・7人(2004年)って書いていますから。
約2/3ですね。
そいで
>人口10万人当たりの医師数は、
全国平均の211・7人(2004年)に対し、
青森(173・7人)、岩手(179・1人)、
岐阜(171・3人)などと東北を中心に平均を大きく下回る。
東京(278・4人)など大都市との格差が大きい。
これ。
日本一の大都会で、医師数も日本でトップクラスの東京。
この東京の医師数が、10万人当たり、278・4人ですから。
東京ですら、OECD平均値にも達していないんですよ。
もっとも医師が足りているはずの、大都会「東京」ですらね。
都会ですら医師は足りなくて、
地方ではもっと医師不足が深刻
なんですよ、どう考えても。
なのに、なんで医師不足ではなく、
医師偏在としか言わないんですかねー。
全く不思議です。
しかも、これ。
人口当たりですから。
日本では軽症患者でも病院にかかる人が多いですから。
患者1人当たりの医師数で言えば、
2/3ではなく、1/3位ですよ、日本の医師数。
それでも、何故医師不足ではなく、
医師偏在なのでしょうか。
日本の人口は約1億2千万人だから。
OECD平均まで医師数を増やすには、
12万人位医師が必要ですよね。
このデーターも、何回も出していますけど。
一年間で250人ずつ医学部の定員を増やして、
一年間でそれだけの医師が増えるとして。
12万人÷250人=480年ですか。
確かに、480年後には、医師不足は
解消するかもしれませんねー。
丹羽総務会長は480年後の事を
言っているんですよね、当然。
日本の医療崩壊を食い止める為には、
小手先の対応ではなく、
まずは、医師不足を素直に認める。
そして、医師数削減政策の誤りを認める。
これが、絶対条件だと思います。
こんなくだらない事を言ってる人達に対する、
医者の本音を聞きたい、って人は、ここからね!
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日本では、医師偏在ではなく、医師不足なんだから。
医学部の定員を増やすべきだ。
と主張してきたのですが。
ほんのわずかとはいえ、
医学部の定員が増えたので。
少しとはいえ、一歩前進かな、と思います。
政府・与党方針、卒業後へき地で10年
政府・与党は12日、へき地や離島など地域の
医師不足・偏在を解消するため、
全国の大学の医学部に、卒業後10年程度は
へき地など地域医療に従事することを条件とした
「地域医療枠(仮称)」の新設を認める方針を固めた。
地域枠は、47都道府県ごとに年5人程度、
全国で約250人の定員増を想定している。
地域枠の学生には、授業料の免除といった優遇措置を設ける。
政府・与党が週明けにも開く、医師不足に関する
協議会がまとめる新たな医師確保対策の中心となる見通しだ。
地域枠のモデルとなるのは、1972年に
全国の都道府県が共同で設立した自治医科大学
(高久史麿学長、栃木県下野市)だ。
同大では、在学中の学費などは大学側が貸与し、
学生は、卒業後、自分の出身都道府県での
へき地などの地域医療に9年間従事すれば、
学費返済などが全額免除される。
事実上、へき地勤務を義務づけている形だ。
新たな医師確保対策で、政府・与党は、
この“自治医大方式”を全国に拡大することを想定している。
全国には医学部を持つ国公立と
私立大学が計80大学ある。
このうち、地域枠を設けた大学に対し、
政府・与党は、交付金などによる財政支援を検討している。
医療行政に影響力を持つ自民党の丹羽総務会長は12日、
新潟市内での講演で、
「自治医大の制度を全国47都道府県の
国公立大などに拡大したらどうか。
5人ずつ増やせば、へき地での医師不足は間違いなく解消する」
と述べ、“自治医大方式”の拡大を提案した。
医学部を卒業した学生にへき地勤務を
義務づけることは当初、
「職業選択の自由に抵触する恐れがある」との指摘もあった。
だが、「入学前からへき地勤務を前提条件とし、
在学中に学費貸与などで支援すれば、問題ない」と判断した。
政府は昨年8月、「医師確保総合対策」を策定し、
医師不足で悩む県にある大学医学部の定員増を
暫定的に認め、2008年度から最大110人を認めた。
しかし、医師不足解消の見通しは立たず、
来年度予算編成に向け、追加対策が必要だ
との声が政府・与党内から出ていた。
今回、新たに地域医療を強化するのは、
現在の医師不足問題が、医師の絶対数不足よりも、
都市と地方の医師の偏在に、
より問題があるとみているためだ。
厚労省によると、人口10万人当たりの医師数は、
全国平均の211・7人(2004年)に対し、
青森(173・7人)、岩手(179・1人)、
岐阜(171・3人)などと東北を中心に平均を大きく下回る。
東京(278・4人)など大都市との格差が大きい。
また、02年度の立ち入り検査では、
全国の4分の1の病院で医師数が医療法の基準を下回った。
政府・与党は、医師不足問題に関する協議会で、
「新たな医師確保対策」をまとめ、
「経済財政運営と構造改革に関する基本方針
(骨太の方針)2007」にも
新たな医師確保対策を盛り込む方針だ。
『2007年5月13日:読売新聞』
<2007.5.13:yahoo>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070513-00000001-yom-pol
この記事を読んでも、
>医師の絶対数不足よりも、都市と地方の医師の偏在に、
より問題があるとみているためだ。
って書いていますし。
>自民党の丹羽総務会長は12日、新潟市内での講演で、
「自治医大の制度を全国47都道府県の
国公立大などに拡大したらどうか。5人ずつ増やせば、
へき地での医師不足は間違いなく解消する」
って言っていますけど。
たった250人増やしただけで、
間違いなく解消するとか、
めちゃくちゃいい加減な事を言っていますが。
その根拠を知りたいですねー。
お金がなくて、食う飯にも困っている人に。
給料100円増やすから、間違いなく
これからは飯食っていけます。
って言っているのと同じですからねー、これ。
「焼け石に水」、ってやつですよ。
正直、かなり「いまいち」ではありますが。
それでも、1人も増えないよりは、
ちょっとはまし、だとは思います。
何回もこのブログで出てきているから。
もう聞き飽きた人も多いでしょうけど。
何度でも出しますよ、このデーター。
先進30ヶ国からなる国際機関OECD(経済協力開発機構)
の平均で、人口10万人当たりの医師数は約300人です。
日本は、211・7人(2004年)って書いていますから。
約2/3ですね。
そいで
>人口10万人当たりの医師数は、
全国平均の211・7人(2004年)に対し、
青森(173・7人)、岩手(179・1人)、
岐阜(171・3人)などと東北を中心に平均を大きく下回る。
東京(278・4人)など大都市との格差が大きい。
これ。
日本一の大都会で、医師数も日本でトップクラスの東京。
この東京の医師数が、10万人当たり、278・4人ですから。
東京ですら、OECD平均値にも達していないんですよ。
もっとも医師が足りているはずの、大都会「東京」ですらね。
都会ですら医師は足りなくて、
地方ではもっと医師不足が深刻
なんですよ、どう考えても。
なのに、なんで医師不足ではなく、
医師偏在としか言わないんですかねー。
全く不思議です。
しかも、これ。
人口当たりですから。
日本では軽症患者でも病院にかかる人が多いですから。
患者1人当たりの医師数で言えば、
2/3ではなく、1/3位ですよ、日本の医師数。
それでも、何故医師不足ではなく、
医師偏在なのでしょうか。
日本の人口は約1億2千万人だから。
OECD平均まで医師数を増やすには、
12万人位医師が必要ですよね。
このデーターも、何回も出していますけど。
一年間で250人ずつ医学部の定員を増やして、
一年間でそれだけの医師が増えるとして。
12万人÷250人=480年ですか。
確かに、480年後には、医師不足は
解消するかもしれませんねー。
丹羽総務会長は480年後の事を
言っているんですよね、当然。
日本の医療崩壊を食い止める為には、
小手先の対応ではなく、
まずは、医師不足を素直に認める。
そして、医師数削減政策の誤りを認める。
これが、絶対条件だと思います。
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単純に医師数を比較すると、日本の医師数は世界の平均に比べ、ずいぶん少ないんですね。日本でも地域によっては、開業しても競合して経営が苦しくなり閉院したということを聞いたりもしますが・・・
ただ、医師不足が相当深刻な地域・診療科もあるようなので、医学部定員を大幅に増やしたり、医師の少ない地域や診療科に国などが補助をし、医師の給料をUPさせたり、診療報酬をUPするなどの策は必要な気がします。
http://drsaki.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_c2f1.html
ただ、医師不足が相当深刻な地域・診療科もあるようなので、医学部定員を大幅に増やしたり、医師の少ない地域や診療科に国などが補助をし、医師の給料をUPさせたり、診療報酬をUPするなどの策は必要な気がします。
http://drsaki.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_c2f1.html
Dr.I様>
政府も、よ~やく医師の「人数を増やす」ことに着手するみたいですね。ただ、その人数が「都道府県ごとに5人」って……「焼け石に水」どころか「大河の一滴」にも満たないですね(嘆息)。
結局、「医師不足ではなく、 医師偏在としか言わない」のは、「医師不足」を認めてしまうと、「文部科学省」「厚生労働省」双方の「政策の誤り」を認めてしまうことになるからだと思います。いい加減、素直に誤りを認めて、「抜本的な対策」を採らないと、「一度崩壊した医療」は事実上「元に戻せない」ことになる、ということを理解してほしいものですが、結局「医療が崩壊しても厚生労働省は誰も傷つかない」以上、どうにもなりませんかね(嘆息)。
saki様>
>単純に医師数を比較すると、日本の医師数は世界の
>平均に比べ、ずいぶん少ないんですね。日本でも地域
>によっては、開業しても競合して経営が苦しくなり閉院し
>たということを聞いたりもしますが・・・
日本の場合、よほど「局所的に」集中するケースを除くと、開業医で「採算が取れない」状態になることは稀だと思います。これが歯科医だと、そういう例は「ありふれている」のですが……。
やはり、「絶対的に人数が足りない」医師は、「余る」ところはごく稀だと思います。
> ただ、医師不足が相当深刻な地域・診療科もあるよ
>うなので、医学部定員を大幅に増やしたり、医師の少な
>い地域や診療科に国などが補助をし、医師の給料をU
>Pさせたり、診療報酬をUPするなどの策は必要な気が
>します。
結局「医師にとって魅力的でない地域」(「人口が少ない」「経済的に落ち込んでいる」「遊ぶところがない」(笑)等々ですね)は、どうしたって「医師が不足する」のは仕方がありませんね。その上で勤務が過酷になるわけですから、ますます人数が減る……という悪循環ですね。
根本的に医師不足を解消するには「医師の待遇改善」しかないのですが、「医療費を減らす」ことしか頭にない厚生労働省(と、それを要求する財務省)では、「日本の医療をよくする」ことは不可能なのでしょうか(嘆息)。
政府も、よ~やく医師の「人数を増やす」ことに着手するみたいですね。ただ、その人数が「都道府県ごとに5人」って……「焼け石に水」どころか「大河の一滴」にも満たないですね(嘆息)。
結局、「医師不足ではなく、 医師偏在としか言わない」のは、「医師不足」を認めてしまうと、「文部科学省」「厚生労働省」双方の「政策の誤り」を認めてしまうことになるからだと思います。いい加減、素直に誤りを認めて、「抜本的な対策」を採らないと、「一度崩壊した医療」は事実上「元に戻せない」ことになる、ということを理解してほしいものですが、結局「医療が崩壊しても厚生労働省は誰も傷つかない」以上、どうにもなりませんかね(嘆息)。
saki様>
>単純に医師数を比較すると、日本の医師数は世界の
>平均に比べ、ずいぶん少ないんですね。日本でも地域
>によっては、開業しても競合して経営が苦しくなり閉院し
>たということを聞いたりもしますが・・・
日本の場合、よほど「局所的に」集中するケースを除くと、開業医で「採算が取れない」状態になることは稀だと思います。これが歯科医だと、そういう例は「ありふれている」のですが……。
やはり、「絶対的に人数が足りない」医師は、「余る」ところはごく稀だと思います。
> ただ、医師不足が相当深刻な地域・診療科もあるよ
>うなので、医学部定員を大幅に増やしたり、医師の少な
>い地域や診療科に国などが補助をし、医師の給料をU
>Pさせたり、診療報酬をUPするなどの策は必要な気が
>します。
結局「医師にとって魅力的でない地域」(「人口が少ない」「経済的に落ち込んでいる」「遊ぶところがない」(笑)等々ですね)は、どうしたって「医師が不足する」のは仕方がありませんね。その上で勤務が過酷になるわけですから、ますます人数が減る……という悪循環ですね。
根本的に医師不足を解消するには「医師の待遇改善」しかないのですが、「医療費を減らす」ことしか頭にない厚生労働省(と、それを要求する財務省)では、「日本の医療をよくする」ことは不可能なのでしょうか(嘆息)。

医師不足を認めないんですね。。
250人くらい医師を増やしたところで、どうなるんだ!と思います。しかも250人は、僻地での勤務を義務付けられるみたいですね。
体力も、モチベーションもある若い医師を僻地にずっと置いておくのは勿体無いなあと、僕は感じました。
TBしましたー。
250人くらい医師を増やしたところで、どうなるんだ!と思います。しかも250人は、僻地での勤務を義務付けられるみたいですね。
体力も、モチベーションもある若い医師を僻地にずっと置いておくのは勿体無いなあと、僕は感じました。
TBしましたー。
ss様
>医師不足を認めないんですね。。
そうなんですよね。
結局「責任を認めたくない」だけだと思いますが、ひどい話です。
>250人くらい医師を増やしたところで、どうなるんだ!と思
>います。しかも250人は、僻地での勤務を義務付けられ
>るみたいですね。
結局、政府が「無策ではないですよ」という「アリバイ作り」で作る制度ですから、「この程度のもの」しか出来ないだろうと思います(嘆息)。
>体力も、モチベーションもある若い医師を僻地にずっと置
>いておくのは勿体無いなあと、僕は感じました。
結局、「今現在の偉い人間の利益」のために「若い世代が割りを食う」のですから、悲しいですね。どうしたらいいでしょうか……
>医師不足を認めないんですね。。
そうなんですよね。
結局「責任を認めたくない」だけだと思いますが、ひどい話です。
>250人くらい医師を増やしたところで、どうなるんだ!と思
>います。しかも250人は、僻地での勤務を義務付けられ
>るみたいですね。
結局、政府が「無策ではないですよ」という「アリバイ作り」で作る制度ですから、「この程度のもの」しか出来ないだろうと思います(嘆息)。
>体力も、モチベーションもある若い医師を僻地にずっと置
>いておくのは勿体無いなあと、僕は感じました。
結局、「今現在の偉い人間の利益」のために「若い世代が割りを食う」のですから、悲しいですね。どうしたらいいでしょうか……

9年間の職業選択の自由を買い取る額の優遇措置の試算を拙ブログでいろいろやってみました。
・授業料免除だけなら324万3000円
・プラス毎月の奨学金10万なら1044万3000円
・プラス毎月の奨学金15万なら1404万3000円
・プラス毎月の奨学金20万なら1764万3000円
授業料だけならすぐに買い戻される危険性が高いですし、1044万から1764万なら医師不足の病院が拘束年数を縮めて青田買いに来るだろうのコメントもあります。そうされないためには月30万で2484万3000円なんて意見もあります。
ただし授業料免除だけの324万円でも留年したり、国試に落ちたら特典と義務の取り消しと全額一括返済なんて措置が待っていたら、突然莫大な借金を背負う事になります。2484万円なんて目の眩むような額で破産しかねません。
逆に留年したら優遇措置は無くなる代わりに義務年限も消失し普通の学生になると言うのなら、故意に留年する学生も出るかもしれません。1年で留年ならそんなに負担は大きくなりません。奨学金は手をつけずに置いておけば、入学金と授業料だけですからね。
また留年したら退学なんて措置が出来るかは人道的に大きな問題になると考えます。また留年しても優遇措置が続くのも考えれば変な話です。言っても公費ですからね。
優遇措置はあくまでも僻地医療を本当に志す人間にすれば守るべき措置ですが、そうでない人間は抜け道を必死に探される措置と化す懸念があります。
考えた人はそんな事まで頭は回っていないでしょうね。
・授業料免除だけなら324万3000円
・プラス毎月の奨学金10万なら1044万3000円
・プラス毎月の奨学金15万なら1404万3000円
・プラス毎月の奨学金20万なら1764万3000円
授業料だけならすぐに買い戻される危険性が高いですし、1044万から1764万なら医師不足の病院が拘束年数を縮めて青田買いに来るだろうのコメントもあります。そうされないためには月30万で2484万3000円なんて意見もあります。
ただし授業料免除だけの324万円でも留年したり、国試に落ちたら特典と義務の取り消しと全額一括返済なんて措置が待っていたら、突然莫大な借金を背負う事になります。2484万円なんて目の眩むような額で破産しかねません。
逆に留年したら優遇措置は無くなる代わりに義務年限も消失し普通の学生になると言うのなら、故意に留年する学生も出るかもしれません。1年で留年ならそんなに負担は大きくなりません。奨学金は手をつけずに置いておけば、入学金と授業料だけですからね。
また留年したら退学なんて措置が出来るかは人道的に大きな問題になると考えます。また留年しても優遇措置が続くのも考えれば変な話です。言っても公費ですからね。
優遇措置はあくまでも僻地医療を本当に志す人間にすれば守るべき措置ですが、そうでない人間は抜け道を必死に探される措置と化す懸念があります。
考えた人はそんな事まで頭は回っていないでしょうね。
医大に入りたいけどお金がたくさんたくさんかかるから行けないという人もいますよね。
そういう人や、地域医療で思い浮かぶ”家庭医”を目指す人の為に道が開けるといいのかなとエビは思うのですが…それはまたちゃうのかな。
家庭医スペシャリストの養成ではカナダのブリティッシュコロンビア大学の研修が有名ですね。
日本は国や大学は家庭医の教育システムを造ることにまだ腰が上がっていないと思います。現状は希望する学生さんの1/20しか家庭医の研修を受けることが出来ていないそうです。(医療法人社団カレスアライアンスが十年位前から4年で修了するプラグラムで研修を行っています)
無理矢理僻地に行けというのは嫌ですけど、医療過疎の地域で挑戦したい!という人の気持ちともしもぴったり合えばそれは幸せかなって。だと良いなって。難しいことはわかりません、ごめんなさい!
そういう人や、地域医療で思い浮かぶ”家庭医”を目指す人の為に道が開けるといいのかなとエビは思うのですが…それはまたちゃうのかな。
家庭医スペシャリストの養成ではカナダのブリティッシュコロンビア大学の研修が有名ですね。
日本は国や大学は家庭医の教育システムを造ることにまだ腰が上がっていないと思います。現状は希望する学生さんの1/20しか家庭医の研修を受けることが出来ていないそうです。(医療法人社団カレスアライアンスが十年位前から4年で修了するプラグラムで研修を行っています)
無理矢理僻地に行けというのは嫌ですけど、医療過疎の地域で挑戦したい!という人の気持ちともしもぴったり合えばそれは幸せかなって。だと良いなって。難しいことはわかりません、ごめんなさい!

あり?僻地枠設立と家庭医養成を並列するのって理論的にどーなんだろー?変なような?んと、ただ僻地行くんじゃなくて何らかのやり甲斐やスペシャリストへの道という意味です多分。体調悪くて頭働きません、すみません。

そうなんですよ。
でも、意図的にそういう事は書かないんですよねー。
新聞では。
医学部の定員増に加えて、医師の待遇も改善しないと、地方には医者はいかないでしょうね、当然。
でも、意図的にそういう事は書かないんですよねー。
新聞では。
医学部の定員増に加えて、医師の待遇も改善しないと、地方には医者はいかないでしょうね、当然。
ダムの穴でも、蟻の一穴から崩れるって事もあるので。
少しでも改善すれば、って思っています。
これで、全て万事解決なんて思っていたら、終わってますけどね。
少しでも改善すれば、って思っています。
これで、全て万事解決なんて思っていたら、終わってますけどね。
私は、地方の医師不足そのものより、医学部の定員が増えた、って事を、一応とは言え、評価しています。
地域に医者を根付かせるためには、これで義務化したから大丈夫、って事ではなく、地方の医者の待遇改善とか、その他もろもろが必要だと思っています。
先生のところのコメントにも書いたのですけどね。
産業医大の知り合いが言っていた事なんですが。
たしか、自由の身になるには、2000万円位必要、って言っていたような気がします。
なんか、反論されていたので、さらに反論するとけんかになりそうなので、そこではコメントしませんけど。
地域に医者を根付かせるためには、これで義務化したから大丈夫、って事ではなく、地方の医者の待遇改善とか、その他もろもろが必要だと思っています。
先生のところのコメントにも書いたのですけどね。
産業医大の知り合いが言っていた事なんですが。
たしか、自由の身になるには、2000万円位必要、って言っていたような気がします。
なんか、反論されていたので、さらに反論するとけんかになりそうなので、そこではコメントしませんけど。
そうなんですよね。
若い医者をすぐに僻地に送るってのにも、反論があるので。
それは、今度の記事に書く事にします。
若い医者をすぐに僻地に送るってのにも、反論があるので。
それは、今度の記事に書く事にします。
地域医療に興味があって、お金がなくて行けない。
っていう人をサポートするのは、良い事だと思いますよ。
義務化っていうと、どうかな、って思いますけどね。
今の制度では、地方に行ったからといって、家庭医になれるかは別かもしれませんねー。
こき使われて、潰されて終わり、って可能性がありますので。
っていう人をサポートするのは、良い事だと思いますよ。
義務化っていうと、どうかな、って思いますけどね。
今の制度では、地方に行ったからといって、家庭医になれるかは別かもしれませんねー。
こき使われて、潰されて終わり、って可能性がありますので。
Dr.Iさんはご自分の商売道具である医療を信用してないのですか?
日本の医療は世界最高ではなかったですか。それは将来の患者減少を意味することではないですか? そういう発想はないのがとても残念です。
日本の医療は世界最高ではなかったですか。それは将来の患者減少を意味することではないですか? そういう発想はないのがとても残念です。
モモちゃんタロちゃんへ
私は世界最高の医療であっても患者は減少しないと思います。
世の中便利になって、物があふれ、食生活が変わり、楽する事を覚えてしまい・・・。メタボリックや、生活習慣病はこれからも増えるでしょうしね~。
それに医療水準が高くなれば、長生きできます。その分病気になる機会も増えますよね~。高度医療で、ひとつの病気を治しても、また違う病気になり・・・いたちごっこでは?
実際なんとなくですが、転移ではなく、たとえば「胃がんの人が腎臓癌だった」とか(doudle cancer?だっけ)増えてる気がします。なんとなくですが・・・。
なので患者は減らないだろうな~って思いますよ~
しかし、あれですね。卒業したての医者を僻地に派遣・・・。危険だ。危険すぎる。
僻地でただでさえ医者不足なのに、誰が指導するのでしょうか?「医師」と名がつけば誰でもいいのですかね?
僻地では、一人でいろんな疾患を見なくてはいけない事が多いですよね?専門がどうのとは言ってられない。
それこそ「外科」が「整形」も「形成」も「皮膚科」もへたしたら「婦人科」も????総合科か???
ってくらい。
そこへ研修医が行くのでしょうか?
無理がないですかね~
私は世界最高の医療であっても患者は減少しないと思います。
世の中便利になって、物があふれ、食生活が変わり、楽する事を覚えてしまい・・・。メタボリックや、生活習慣病はこれからも増えるでしょうしね~。
それに医療水準が高くなれば、長生きできます。その分病気になる機会も増えますよね~。高度医療で、ひとつの病気を治しても、また違う病気になり・・・いたちごっこでは?
実際なんとなくですが、転移ではなく、たとえば「胃がんの人が腎臓癌だった」とか(doudle cancer?だっけ)増えてる気がします。なんとなくですが・・・。
なので患者は減らないだろうな~って思いますよ~
しかし、あれですね。卒業したての医者を僻地に派遣・・・。危険だ。危険すぎる。
僻地でただでさえ医者不足なのに、誰が指導するのでしょうか?「医師」と名がつけば誰でもいいのですかね?
僻地では、一人でいろんな疾患を見なくてはいけない事が多いですよね?専門がどうのとは言ってられない。
それこそ「外科」が「整形」も「形成」も「皮膚科」もへたしたら「婦人科」も????総合科か???
ってくらい。
そこへ研修医が行くのでしょうか?
無理がないですかね~

ままんさん、私は食生活はメチャクチャで、ぐーたらで横着者です。なのでメタボリックの典型だと思います。けれど抑えるべきところを抑えているおかげて13年間医者いらずできています。
私が証拠です。(笑)
もうそろそろお医者さんごっこはやめてもらいたいですね。
追伸 関係ないですが、私に反論される方ほとんどがURL やアドレスがないのが気になります。(笑)
私が証拠です。(笑)
もうそろそろお医者さんごっこはやめてもらいたいですね。
追伸 関係ないですが、私に反論される方ほとんどがURL やアドレスがないのが気になります。(笑)
お久しぶりです。
>自分の商売道具である医療を信用してないのですか?
信用というか、なんというか。
今のところ、できる範囲ではやっていけていますけど。
政府がこの調子では、今後は難しいかな、って正直思っていますねー。
残念ながら。
個人でできる事と、国や地方自治体でできる事は違いますから。
モモちゃんタロちゃんさんみたいな人が増えて、患者が減ってくれれば言うこと無しなんですけど。
なかなかそうはいかないんですよね、多分。
>自分の商売道具である医療を信用してないのですか?
信用というか、なんというか。
今のところ、できる範囲ではやっていけていますけど。
政府がこの調子では、今後は難しいかな、って正直思っていますねー。
残念ながら。
個人でできる事と、国や地方自治体でできる事は違いますから。
モモちゃんタロちゃんさんみたいな人が増えて、患者が減ってくれれば言うこと無しなんですけど。
なかなかそうはいかないんですよね、多分。
研修医くずれがいきなり僻地に行くのは、非常に危険ですね。
そこらへんは、今度の記事に書いていきますね。
そこらへんは、今度の記事に書いていきますね。
こういうことだったんですか。
良く分かりました。
良く分かりました。
卒後、いきなり僻地に行くだなんて、まだ総合病院勤務で行かされるならまだしも、一人医師の診療所レベルへの派遣だとしたら、新人どころか、むしろ何でもできるジェネラリストでなければ勤まらないんじゃないですかね。Drコトーみたいな。
それに一番、体力と向上心のあるときに、そんなとこ行かされて、知識や技術を身に付ける機会を極端に減らされたら、僻地勤務から戻ってきても使えない医者になってるんじゃないでしょうか。
それに一番、体力と向上心のあるときに、そんなとこ行かされて、知識や技術を身に付ける機会を極端に減らされたら、僻地勤務から戻ってきても使えない医者になってるんじゃないでしょうか。

わかっていただいて、嬉しいです。
そうなんですよ。
へき地に行くにしても、その時期の問題もあるんですよ。
そこらへんは、私も全く同じ意見ですね。
その当たりも、今度の記事に書きますので。
へき地に行くにしても、その時期の問題もあるんですよ。
そこらへんは、私も全く同じ意見ですね。
その当たりも、今度の記事に書きますので。
自治医大卒業生の地元での扱われ方をご存じでしょうか?私は2つの県で仕事をしてきましたが,いずれの県も義務年限中はポストを用意し,給与を支払いますが,義務年限が明けると自治体は雇用をしません.卒後10年間,僻地廻りでろくな研修もできないまま,義務年限が明けると放り出されるのです.
卒後10年たって,医局の後ろ盾もなく,地方で雇ってくれる医療機関などあるはずがなく,自治医大卒業生はみんな困って都市部に出て行ってしまうのが実情です.
もちろん県により事情が異なるところもあるのでしょう.ですが,私は自治医大の卒業生からこの話を聞いたので,多くの県で同じ状況なのだと思います.
自治医大は毎年県で2人ですが,さらに同じような境遇の医師を毎年5人も増やしてどうするつもりなのでしょうか.地方に医師を定着させることにはつながらないと思います.
卒後10年たって,医局の後ろ盾もなく,地方で雇ってくれる医療機関などあるはずがなく,自治医大卒業生はみんな困って都市部に出て行ってしまうのが実情です.
もちろん県により事情が異なるところもあるのでしょう.ですが,私は自治医大の卒業生からこの話を聞いたので,多くの県で同じ状況なのだと思います.
自治医大は毎年県で2人ですが,さらに同じような境遇の医師を毎年5人も増やしてどうするつもりなのでしょうか.地方に医師を定着させることにはつながらないと思います.
>田舎の一般外科医様
自治医大の卒業生の実態、ひどいものですね。碌な研修もさせずに便利使いをした挙句、年限が来たらポイ捨てですか……それは、まともに「人間」として扱っていないですね、まるで「道具扱い」です。きちんとした待遇をしないと、それこそ「人権問題」だと思います。そうした境遇の医師を「実態を把握せずに増産」する今回の計画、まさに噴飯物ですね。
P.S. 素朴な疑問点なのですが、技量に問題があるのはわかるのですが、本当に「医師不足」ならば、「背に腹は換えられない」とばかりに、「医局の後ろ盾もない」自治医大出身医師も雇ってくれるところが地方にありそうが気がするのですが、実態としてはどうなのでしょうか?
自治医大の卒業生の実態、ひどいものですね。碌な研修もさせずに便利使いをした挙句、年限が来たらポイ捨てですか……それは、まともに「人間」として扱っていないですね、まるで「道具扱い」です。きちんとした待遇をしないと、それこそ「人権問題」だと思います。そうした境遇の医師を「実態を把握せずに増産」する今回の計画、まさに噴飯物ですね。
P.S. 素朴な疑問点なのですが、技量に問題があるのはわかるのですが、本当に「医師不足」ならば、「背に腹は換えられない」とばかりに、「医局の後ろ盾もない」自治医大出身医師も雇ってくれるところが地方にありそうが気がするのですが、実態としてはどうなのでしょうか?

実は、私のまわりに自治医大出身の先生がいないので。
知らなかったのですが。
それは残念ですね。
所詮一時しのぎの策、というか。
たしかに、これでは医者は地方には定着しないですよね。
知らなかったのですが。
それは残念ですね。
所詮一時しのぎの策、というか。
たしかに、これでは医者は地方には定着しないですよね。
>「背に腹は換えられない」とばかりに、「医局の後ろ盾もない」自治医大出身医師も雇ってくれるところが地方にありそうが気がするのですが、実態としてはどうなのでしょうか?
やっぱりありますよ。
こういう病院。
数はどのくらいか、しりませんけど。
やっぱりありますよ。
こういう病院。
数はどのくらいか、しりませんけど。
モモちゃんタロちゃんへ
あははっ♪
私、医者じゃないですよ~
前にもどっかで書いたけど。
別に反論したつもりはなくって、なんとなく私のイメージで減らないだろうな~っておもった事を書いただけなので、あんまり気にしないでください。
だって、病院ってやっぱお年寄り多いし、これからお年寄り増えるし、若い子は免疫ないし、弱いでしょ?
清潔大国日本だからさっ
それに、風邪一つひいても、下手に薬局で薬買うより、病院行って薬もらった方が、意外に安く済んだり薬も効くでしょ実際・・・・。
URL載せないのは、細々やってるからです
すみません
あははっ♪


前にもどっかで書いたけど。
別に反論したつもりはなくって、なんとなく私のイメージで減らないだろうな~っておもった事を書いただけなので、あんまり気にしないでください。
だって、病院ってやっぱお年寄り多いし、これからお年寄り増えるし、若い子は免疫ないし、弱いでしょ?
清潔大国日本だからさっ
それに、風邪一つひいても、下手に薬局で薬買うより、病院行って薬もらった方が、意外に安く済んだり薬も効くでしょ実際・・・・。
URL載せないのは、細々やってるからです
すみません


> 「背に腹は換えられない」とばかりに、「医局の後ろ盾もない」自治医大出身医師も雇ってくれるところが地方にありそうが気がするのですが、実態としてはどうなのでしょうか?
最近は多少増えてますね.ですが,需要と供給の考えることが少し違うことが原因なのでしょう.というのは,自治医大卒業生で義務年限明けの先生方は,同年代の医師に比べて専門的な研修が遅れているため,早く遅れを取り戻すための研修環境込みの職場を探されることが多いようです.専門医取得の関係もあるようです.
このような事情から,単純に医師が足りない地方の病院が求人をしているからといって自治医大卒業の先生方の受け皿になりうるかというとそうでもないのでしょう.また,10年前後ずっと僻地廻りをしていると都会で文化的な生活がしたいと考える先生が多いのも仕方のないことだと思うのです.
僻地自治体の中には病院が赤字のもとになっているため,医師を集めているというポーズはしたいが,実際に応募があると困るというところもあるようです.
最近は多少増えてますね.ですが,需要と供給の考えることが少し違うことが原因なのでしょう.というのは,自治医大卒業生で義務年限明けの先生方は,同年代の医師に比べて専門的な研修が遅れているため,早く遅れを取り戻すための研修環境込みの職場を探されることが多いようです.専門医取得の関係もあるようです.
このような事情から,単純に医師が足りない地方の病院が求人をしているからといって自治医大卒業の先生方の受け皿になりうるかというとそうでもないのでしょう.また,10年前後ずっと僻地廻りをしていると都会で文化的な生活がしたいと考える先生が多いのも仕方のないことだと思うのです.
僻地自治体の中には病院が赤字のもとになっているため,医師を集めているというポーズはしたいが,実際に応募があると困るというところもあるようです.
勘違いされると困るのですが,私が知っている自治医大卒業生の先生方は技量も申し分なく,人間としても立派な方ばかりです.ですが,ご自身では十分な研修でなかったと引け目を感じていらっしゃる方がほとんどです.
もう一つ問題なのはその地方の大学医局派遣の先生方の自治医大卒業生の先生方に対するやっかみです.
卒業していきなり県の常勤医師ですから,大学の医師に比べると最初から給与も高額ですし,ボーナスも出ていますから,義務年限中に同格で並ぶとどうしてもやっかまれてしまいます.
どちらが悪いわけでもないのですが,同じ職場にあからさまに待遇が違う人間がいると仕方がないことなのかもしれません.
もう一つ問題なのはその地方の大学医局派遣の先生方の自治医大卒業生の先生方に対するやっかみです.
卒業していきなり県の常勤医師ですから,大学の医師に比べると最初から給与も高額ですし,ボーナスも出ていますから,義務年限中に同格で並ぶとどうしてもやっかまれてしまいます.
どちらが悪いわけでもないのですが,同じ職場にあからさまに待遇が違う人間がいると仕方がないことなのかもしれません.
田舎の一般外科医様
> 最近は多少増えてますね.ですが,需要と供給の考え
>ることが少し違うことが原因なのでしょう.というのは,自
>治医大卒業生で義務年限明けの先生方は,同年代
>の医師に比べて専門的な研修が遅れているため,早く
>遅れを取り戻すための研修環境込みの職場を探される
>ことが多いようです.専門医取得の関係もあるようです.
> このような事情から,単純に医師が足りない地方の病
>院が求人をしているからといって自治医大卒業の先生
>方の受け皿になりうるかというとそうでもないのでしょう.
なるほど、そういうことですか。
確かに僻地にいくとどうしても「先端医療(までいかなくても医療技術の習得)を学ぶ」環境とは言いがたいですから、義務年限があけたら「学ぶ環境」がないと困りますよね。そういう意味では「需要側が望む医師」と「供給側が望む環境」に大きなギャップがあるのですね。
>また,10年前後ずっと僻地廻りをしていると都会で文化
>的な生活がしたいと考える先生が多いのも仕方のないこ
>とだと思うのです.
都会が文化的(笑)かどうかはともかく、「刺激的で便利な」生活環境を求めるのは若者が地方から都会へ出てくる現状を考えると「医師も人間」ですから、止む終えないですね。
> 僻地自治体の中には病院が赤字のもとになっているた
>め,医師を集めているというポーズはしたいが,実際に応
>募があると困るというところもあるようです
ひどい話ですね。
本当は「赤字だから人を雇いたくない」のに表向きは「人手不足だから医師を募集してます」と言うとは……我が国日本特有の(まあ、諸外国でも多かれ少なかれあるでしょうが)「本音と建前」ですね。嘆かわしい話です(嘆息)。
> 勘違いされると困るのですが,私が知っている自治医
>大卒業生の先生方は技量も申し分なく,人間としても
>立派な方ばかりです.ですが,ご自身では十分な研修
>でなかったと引け目を感じていらっしゃる方がほとんどで
>す.
そうでしょうね。
やはり、「きちんと学んだ」と言う実績は「自信の源」でしょうから、それを欠くとどうしても「医師としての自分」に引け目を感じてしまうのは仕方がないことだと思います。
> もう一つ問題なのはその地方の大学医局派遣の先生
>方の自治医大卒業生の先生方に対するやっかみです.
> 卒業していきなり県の常勤医師ですから,大学の医
>師に比べると最初から給与も高額ですし,ボーナスも出
>ていますから,義務年限中に同格で並ぶとどうしてもやっ
>かまれてしまいます.
> どちらが悪いわけでもないのですが,同じ職場にあから
>さまに待遇が違う人間がいると仕方がないことなのかもし
>れません.
なるほど、それは盲点でしたね。
卒業していきなり常勤医師として処遇されるのですか……それはあからさまに「待遇が良い」ですね(普通、卒業後きちんと経験をつまないと「常勤医師」にはなれないのではなかったでしょうか?)
人事を担当する部署の勤務条件への配慮不足なのでしょうが、「医師も人の子」ですから、どうしても「やっかみ」が出るのも仕方がないですね。
そのあたりも含めて厚生労働省には「きちんとした制度」を確立していただきたいものですが……現状を考えると期待薄ですね(嘆息)。
> 最近は多少増えてますね.ですが,需要と供給の考え
>ることが少し違うことが原因なのでしょう.というのは,自
>治医大卒業生で義務年限明けの先生方は,同年代
>の医師に比べて専門的な研修が遅れているため,早く
>遅れを取り戻すための研修環境込みの職場を探される
>ことが多いようです.専門医取得の関係もあるようです.
> このような事情から,単純に医師が足りない地方の病
>院が求人をしているからといって自治医大卒業の先生
>方の受け皿になりうるかというとそうでもないのでしょう.
なるほど、そういうことですか。
確かに僻地にいくとどうしても「先端医療(までいかなくても医療技術の習得)を学ぶ」環境とは言いがたいですから、義務年限があけたら「学ぶ環境」がないと困りますよね。そういう意味では「需要側が望む医師」と「供給側が望む環境」に大きなギャップがあるのですね。
>また,10年前後ずっと僻地廻りをしていると都会で文化
>的な生活がしたいと考える先生が多いのも仕方のないこ
>とだと思うのです.
都会が文化的(笑)かどうかはともかく、「刺激的で便利な」生活環境を求めるのは若者が地方から都会へ出てくる現状を考えると「医師も人間」ですから、止む終えないですね。
> 僻地自治体の中には病院が赤字のもとになっているた
>め,医師を集めているというポーズはしたいが,実際に応
>募があると困るというところもあるようです
ひどい話ですね。
本当は「赤字だから人を雇いたくない」のに表向きは「人手不足だから医師を募集してます」と言うとは……我が国日本特有の(まあ、諸外国でも多かれ少なかれあるでしょうが)「本音と建前」ですね。嘆かわしい話です(嘆息)。
> 勘違いされると困るのですが,私が知っている自治医
>大卒業生の先生方は技量も申し分なく,人間としても
>立派な方ばかりです.ですが,ご自身では十分な研修
>でなかったと引け目を感じていらっしゃる方がほとんどで
>す.
そうでしょうね。
やはり、「きちんと学んだ」と言う実績は「自信の源」でしょうから、それを欠くとどうしても「医師としての自分」に引け目を感じてしまうのは仕方がないことだと思います。
> もう一つ問題なのはその地方の大学医局派遣の先生
>方の自治医大卒業生の先生方に対するやっかみです.
> 卒業していきなり県の常勤医師ですから,大学の医
>師に比べると最初から給与も高額ですし,ボーナスも出
>ていますから,義務年限中に同格で並ぶとどうしてもやっ
>かまれてしまいます.
> どちらが悪いわけでもないのですが,同じ職場にあから
>さまに待遇が違う人間がいると仕方がないことなのかもし
>れません.
なるほど、それは盲点でしたね。
卒業していきなり常勤医師として処遇されるのですか……それはあからさまに「待遇が良い」ですね(普通、卒業後きちんと経験をつまないと「常勤医師」にはなれないのではなかったでしょうか?)
人事を担当する部署の勤務条件への配慮不足なのでしょうが、「医師も人の子」ですから、どうしても「やっかみ」が出るのも仕方がないですね。
そのあたりも含めて厚生労働省には「きちんとした制度」を確立していただきたいものですが……現状を考えると期待薄ですね(嘆息)。

一緒に働いた事がないのですが。
待遇が違うのですか。
それは、ちょっとやりにくい人もいるかもしれませんね。
噂で聞く限りは、自治医大出身で良い先生が多いような気はしますが。
やはり、初期研修が人より遅れると、それを取り戻すのは並大抵の苦労じゃないですからね。
実際。
待遇が違うのですか。
それは、ちょっとやりにくい人もいるかもしれませんね。
噂で聞く限りは、自治医大出身で良い先生が多いような気はしますが。
やはり、初期研修が人より遅れると、それを取り戻すのは並大抵の苦労じゃないですからね。
実際。
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まずはこのニュースから。医学部に地域勤務枠、卒業後へき地で10年…政府・与党政府・与党は12日、へき地や離島など地域の医師不足・偏在を解消するため、全国の大学の医学部に、卒業後10年程度はへき地など地域医療に [つづきを読む]
