「加古川心筋梗塞事件、判決文2」の続きです。
私の専門は、一応循環器内科なので。
心筋梗塞とか心臓については専門なんですよ。
ちょっと、投稿まで日が空いちゃいましたけど。
専門的な事について書いていきましょうか。
判決文の詳細は、こちらを読んで下さいね!
→ 「加古川心筋梗塞事件、判決文」
医学用語の解説なんかについては、
「加古川、心筋梗塞事件」
「加古川、心筋梗塞事件2」
なんかも読んで、参考にしてね!
この事件の一番のポイントは、
「加古川、心筋梗塞事件。衝撃の事実」
でも書いたように、心筋梗塞と診断してから、
心臓カテーテル検査、治療ができる病院に搬送する
のを決めるために、70分かかった。
って事なんだけど。
それは、いろんな病院に電話して、いくつか断られて、
70分かかってしまったけど、裁判で負けた。
って事なんですけどね。
今回は、それとは関係ない、医学的な事。
心臓、心筋梗塞について書いていきますね。
まずは、この事件の前提となる。
この患者は心筋梗塞だったか。
って事なんですけど。
まあ、これは病院側も裁判所も両方認めているし。
診断としては、良いのかな、って思います。
心筋梗塞って言う病気は、いわゆる生活習慣病とか、
タバコを吸っていたりして、加齢と共に、心臓の表面の血管
(冠動脈)が細くなって、詰まって。
心臓の筋肉(心筋)が死んで、
胸が痛くなる病気なんですけど。
この患者の場合は、
>64才男性。
軽度の肝機能障害,痛風,高脂血症,糖尿病
って事ですからね。
まあ、生活習慣病のオンパレードなわけですよ。
そして、64歳と、比較的高齢でもありますから。
そして、胸が痛い、って本人が言っていて、心電図で
II,III,aVfにST上昇が見られた。
わけですから。
個人的見解でいくと、95~98%位の確率で
心筋梗塞かな、って思います。
100%の診断をするためには、解剖をするか。
心臓カテーテル検査をしなきゃ、わかりませんけどね。
この患者の心電図、本物を見たら99%位に
なるかもしれませんかねー。
いずれにせよ、100%にはなりませんが。
相当程度、確からしい。
という事は間違いないと思います。
心電図でST上昇って言っても、別の誘導で上昇していたら、
心筋炎とか、心膜炎とか、たこつぼ型心筋症とか、
別の病気の可能性もあるんですけどね。
まあ、ここでは、この患者は心筋梗塞だ、
って事で、話を進めましょうか。
裁判所の認定では、この患者の死因は、
心筋梗塞による心室細動。
そして、それは早く転院させていれば、
モニターをつけていれば防げたはず、
って理論なのですが。
それは、必ずしも正しくない、って事について
説明していきましょうか。
心筋梗塞、って言うのは、心臓に血液(酸素)を
送っている血管(冠動脈)が詰まって、
心臓の筋肉(心筋)が死んでしまう病気なんですが。
ただそれだけじゃなくって、合併症っていうのを併発して
死んでしまう事もあるおそろしい病気です。
合併症っていうのは、その病気がもとになって起こる
別の病気の事なんですけどね。
心筋梗塞の場合は、
不整脈、心不全、心原性ショック、右室梗塞、
心室中隔穿孔、心破裂、梗塞後狭心症、
急性僧帽弁閉鎖不全症(乳頭筋不全症候群)
なんかがあります。
不整脈って言っても、いろいろあるんですけどね。
致死的な不整脈としては、
心室細動(Vf)、心室頻拍(VT)、
洞性徐脈・房室ブロックなんかがあります。
これらの合併症のうちで、心筋梗塞になって
24時間以内に起こる可能性が高く、起こってしまったら
すぐに死んでしまう可能性があるものとしては。
心室細動、房室ブロック、心破裂、心原性ショック
教科書的には、この辺でしょうか。
詳しくは、これなんかも参考にしてね!
→ 「急性心筋梗塞」
ちょっと、それぞれについて、書いていってみましょうか。
1)心室細動(VF)
心臓の心室が小刻みに震えて、
全身に血液を送ることができない状態です。
心臓が完全に止まっているわけではないのですが、
全身に血液を送る事ができないので、
ほとんど心臓が止まっているのと同じような状態です。
心室細動を止めるためには、電気ショック(DC)
をかけなければなりません。
最近普及しているのは、AEDですけどね。
まあ、これも同じ様なものです。
ただし、心筋梗塞の心室細動は、
一回電気ショックをかければ、止まって全部助かる。
ってものではないんですよ、残念ながら。
「集中治療室での一場面」
でも、昔書きましたけどね。
最初は200Jで電気ショックをかけて、
その後300J,360Jって電圧を上げて。
それでも止まらない、また再発する。
って事になったら、更に抗不整脈薬を注射して、
また電気ショックをかけるんですけどね。
心筋梗塞が原因で心室細動になっているわけですから。
元の原因である「心筋梗塞」の治療をしないと、
心室細動が止まらない事もあるんですよ。
ま、多くの場合は、一回か数回電気ショックをかければ
止まるんですけどね。
循環器内科医が、何回もやっても駄目、
って事もあるんですよ。
だから、この裁判官が、
「モニターをつけていれば、助かったはず」
って言うのは、間違いです。
ただし、本当に心室細動であれば、
モニターをつけていて、ただちに電気ショックをかけて
除細動をすれば、助かった可能性もありますけどね、
もちろん。
でも、「助かったはず」、って
断定する事は絶対にできません。
2)房室ブロック
心臓の冠動脈が詰まる病気の事を心筋梗塞
って言うのですけどね。
冠動脈っていうのは、前下行枝、
回旋枝、右冠動脈と3本あります。
ちょっと専門的な話になりますけど。
この患者の場合、心電図でII,III,aVFで
STが上昇していますから。
おそらく、右冠動脈か、回旋枝の
心筋梗塞だと思われます。
右冠動脈の心筋梗塞の場合。
合併症として、房室ブロックが起こる事があります。
心臓が動くために、心臓に動けって命令している
洞結節っていうのがあって。
そこが命令して、房室結節っていう、
電線みたいのを通って、心臓が拍動
しているわけなんですが。
心筋梗塞(右冠動脈)になって、房室結節が
やられちゃうと、房室ブロックになります。
イメージとしては、こんな感じ。
→ 「ハート先生の心電図教室、3度房室ブロック」
電線が切れるから。
突然、心臓が止まる、って事もあるんですが。
人間の体、ってうまくできているので。
電線が切れても、下の方(心室)だけで頑張って、
突然心臓が止まらないように、心拍数40とかで、
拍動する事が多いんですよ。
ま、すぐに止まる事もありますけどね。
そうなっちゃったら、すぐに体外式のペースメーカー
をいれなければなりません。
その前に、一時的に脈を早くする薬(硫酸アトロピン、
プロタノール)なんかも注射しますけどね。
でも、その後すぐに、ペースメーカーを入れなければ
非常にまずいです。
いつ、心臓止まるかわかんないですからね。
この患者の場合。
右冠動脈が詰まった可能性がありますから。
房室ブロックって可能性もあると思います。
ただし、普通は房室ブロックになって、
突然心臓が止まるって事よりは、
少し心室が頑張って、除脈になって、
って事が多いので。
ものすごく可能性が高い、って事ではないと思います。
3)心破裂
心筋梗塞は、心臓の血管が詰まって、
心臓の筋肉(心筋)が死んでしまう病気ですから。
心筋が死んでもろくなったら、心臓が破裂する(破れる)
事もあるんですよ。
これを、心破裂って言います。
心臓、って血液が貯まっていて、それを送り出す
臓器なわけですから。
はっきり言って、こうなったら、ほとんど助かりません。
治療は手術するしかないのですが。
手術をしても、ほとんどの場合、助かりません。
ましてや、他の病院に連れて行って、
いろいろ検査して、心破裂、って診断して。
その後、手術室に入って、手術をするわけですから。
もし、この患者の死因が心破裂であったら、
助かった可能性は非常に低いです。
4)心原性ショック
心筋梗塞になって、大量に心臓の筋肉(心筋)が死ぬと、
心臓の機能が非常に低下して。
その結果、ショックになって、血圧が維持できなく
なる事があります。
冠動脈の根元が詰まった場合や、
冠動脈が一本ではなくて、2本同時に詰まるか、
一本が詰まって、一本は非常に細い、とか
そういう場合に起こる事が多いです。
普通は、心不全になって、心原性ショックに
なる事が多いので。
その前に、息がすごく苦しいとか、
そういった症状が出る場合が多いです。
この患者の死因として、考えられない事はないのですが。
呼吸苦とか、そういう症状が出ていないようなので、
確率としては、そんなに高くないかな。
って個人的には思います。
急性期に起こる、心筋梗塞の致死的な合併症
について、説明してきたわけですけど。
この患者の死因として考えられるとしたら。
あくまで、単なる主観ですけどね。
1,心室細動 80%
2,心破裂 15%
3,房室ブロック 3%
4,心原性ショック 2%
ってところでしょうかねー。
無理矢理、合計100%にしたので。
かなり適当ですけどね。
まあ、心室細動の可能性が非常に高く。
心破裂の可能性もあるかなー。
それ以外は、ないとは言えないけど。
ま、可能性は低いかな。
ってところですかね。
じゃあ、死因は、心筋梗塞に伴う心室細動
で良いのか、って事になるんですけどね。
残念ながら、それは言えないと思います。
なぜなら、心筋梗塞の合併症以外にも
死因として考えられる病気があるからです。
なんか、本題に入る前に、また長くなっちゃったので。
続きは次回にしますか。
心筋梗塞になりたくなかったら、
生活習慣病を予防しなきゃ駄目だよ。
→ 「日本一わかりやすい!「糖尿病」
→ 日本一わかりやすい!「高血圧」
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私の専門は、一応循環器内科なので。
心筋梗塞とか心臓については専門なんですよ。
ちょっと、投稿まで日が空いちゃいましたけど。
専門的な事について書いていきましょうか。
判決文の詳細は、こちらを読んで下さいね!
→ 「加古川心筋梗塞事件、判決文」
医学用語の解説なんかについては、
「加古川、心筋梗塞事件」
「加古川、心筋梗塞事件2」
なんかも読んで、参考にしてね!
この事件の一番のポイントは、
「加古川、心筋梗塞事件。衝撃の事実」
でも書いたように、心筋梗塞と診断してから、
心臓カテーテル検査、治療ができる病院に搬送する
のを決めるために、70分かかった。
って事なんだけど。
それは、いろんな病院に電話して、いくつか断られて、
70分かかってしまったけど、裁判で負けた。
って事なんですけどね。
今回は、それとは関係ない、医学的な事。
心臓、心筋梗塞について書いていきますね。
まずは、この事件の前提となる。
この患者は心筋梗塞だったか。
って事なんですけど。
まあ、これは病院側も裁判所も両方認めているし。
診断としては、良いのかな、って思います。
心筋梗塞って言う病気は、いわゆる生活習慣病とか、
タバコを吸っていたりして、加齢と共に、心臓の表面の血管
(冠動脈)が細くなって、詰まって。
心臓の筋肉(心筋)が死んで、
胸が痛くなる病気なんですけど。
この患者の場合は、
>64才男性。
軽度の肝機能障害,痛風,高脂血症,糖尿病
って事ですからね。
まあ、生活習慣病のオンパレードなわけですよ。
そして、64歳と、比較的高齢でもありますから。
そして、胸が痛い、って本人が言っていて、心電図で
II,III,aVfにST上昇が見られた。
わけですから。
個人的見解でいくと、95~98%位の確率で
心筋梗塞かな、って思います。
100%の診断をするためには、解剖をするか。
心臓カテーテル検査をしなきゃ、わかりませんけどね。
この患者の心電図、本物を見たら99%位に
なるかもしれませんかねー。
いずれにせよ、100%にはなりませんが。
相当程度、確からしい。
という事は間違いないと思います。
心電図でST上昇って言っても、別の誘導で上昇していたら、
心筋炎とか、心膜炎とか、たこつぼ型心筋症とか、
別の病気の可能性もあるんですけどね。
まあ、ここでは、この患者は心筋梗塞だ、
って事で、話を進めましょうか。
裁判所の認定では、この患者の死因は、
心筋梗塞による心室細動。
そして、それは早く転院させていれば、
モニターをつけていれば防げたはず、
って理論なのですが。
それは、必ずしも正しくない、って事について
説明していきましょうか。
心筋梗塞、って言うのは、心臓に血液(酸素)を
送っている血管(冠動脈)が詰まって、
心臓の筋肉(心筋)が死んでしまう病気なんですが。
ただそれだけじゃなくって、合併症っていうのを併発して
死んでしまう事もあるおそろしい病気です。
合併症っていうのは、その病気がもとになって起こる
別の病気の事なんですけどね。
心筋梗塞の場合は、
不整脈、心不全、心原性ショック、右室梗塞、
心室中隔穿孔、心破裂、梗塞後狭心症、
急性僧帽弁閉鎖不全症(乳頭筋不全症候群)
なんかがあります。
不整脈って言っても、いろいろあるんですけどね。
致死的な不整脈としては、
心室細動(Vf)、心室頻拍(VT)、
洞性徐脈・房室ブロックなんかがあります。
これらの合併症のうちで、心筋梗塞になって
24時間以内に起こる可能性が高く、起こってしまったら
すぐに死んでしまう可能性があるものとしては。
心室細動、房室ブロック、心破裂、心原性ショック
教科書的には、この辺でしょうか。
詳しくは、これなんかも参考にしてね!
→ 「急性心筋梗塞」
ちょっと、それぞれについて、書いていってみましょうか。
1)心室細動(VF)
心臓の心室が小刻みに震えて、
全身に血液を送ることができない状態です。
心臓が完全に止まっているわけではないのですが、
全身に血液を送る事ができないので、
ほとんど心臓が止まっているのと同じような状態です。
心室細動を止めるためには、電気ショック(DC)
をかけなければなりません。
最近普及しているのは、AEDですけどね。
まあ、これも同じ様なものです。
ただし、心筋梗塞の心室細動は、
一回電気ショックをかければ、止まって全部助かる。
ってものではないんですよ、残念ながら。
「集中治療室での一場面」
でも、昔書きましたけどね。
最初は200Jで電気ショックをかけて、
その後300J,360Jって電圧を上げて。
それでも止まらない、また再発する。
って事になったら、更に抗不整脈薬を注射して、
また電気ショックをかけるんですけどね。
心筋梗塞が原因で心室細動になっているわけですから。
元の原因である「心筋梗塞」の治療をしないと、
心室細動が止まらない事もあるんですよ。
ま、多くの場合は、一回か数回電気ショックをかければ
止まるんですけどね。
循環器内科医が、何回もやっても駄目、
って事もあるんですよ。
だから、この裁判官が、
「モニターをつけていれば、助かったはず」
って言うのは、間違いです。
ただし、本当に心室細動であれば、
モニターをつけていて、ただちに電気ショックをかけて
除細動をすれば、助かった可能性もありますけどね、
もちろん。
でも、「助かったはず」、って
断定する事は絶対にできません。
2)房室ブロック
心臓の冠動脈が詰まる病気の事を心筋梗塞
って言うのですけどね。
冠動脈っていうのは、前下行枝、
回旋枝、右冠動脈と3本あります。
ちょっと専門的な話になりますけど。
この患者の場合、心電図でII,III,aVFで
STが上昇していますから。
おそらく、右冠動脈か、回旋枝の
心筋梗塞だと思われます。
右冠動脈の心筋梗塞の場合。
合併症として、房室ブロックが起こる事があります。
心臓が動くために、心臓に動けって命令している
洞結節っていうのがあって。
そこが命令して、房室結節っていう、
電線みたいのを通って、心臓が拍動
しているわけなんですが。
心筋梗塞(右冠動脈)になって、房室結節が
やられちゃうと、房室ブロックになります。
イメージとしては、こんな感じ。
→ 「ハート先生の心電図教室、3度房室ブロック」
電線が切れるから。
突然、心臓が止まる、って事もあるんですが。
人間の体、ってうまくできているので。
電線が切れても、下の方(心室)だけで頑張って、
突然心臓が止まらないように、心拍数40とかで、
拍動する事が多いんですよ。
ま、すぐに止まる事もありますけどね。
そうなっちゃったら、すぐに体外式のペースメーカー
をいれなければなりません。
その前に、一時的に脈を早くする薬(硫酸アトロピン、
プロタノール)なんかも注射しますけどね。
でも、その後すぐに、ペースメーカーを入れなければ
非常にまずいです。
いつ、心臓止まるかわかんないですからね。
この患者の場合。
右冠動脈が詰まった可能性がありますから。
房室ブロックって可能性もあると思います。
ただし、普通は房室ブロックになって、
突然心臓が止まるって事よりは、
少し心室が頑張って、除脈になって、
って事が多いので。
ものすごく可能性が高い、って事ではないと思います。
3)心破裂
心筋梗塞は、心臓の血管が詰まって、
心臓の筋肉(心筋)が死んでしまう病気ですから。
心筋が死んでもろくなったら、心臓が破裂する(破れる)
事もあるんですよ。
これを、心破裂って言います。
心臓、って血液が貯まっていて、それを送り出す
臓器なわけですから。
はっきり言って、こうなったら、ほとんど助かりません。
治療は手術するしかないのですが。
手術をしても、ほとんどの場合、助かりません。
ましてや、他の病院に連れて行って、
いろいろ検査して、心破裂、って診断して。
その後、手術室に入って、手術をするわけですから。
もし、この患者の死因が心破裂であったら、
助かった可能性は非常に低いです。
4)心原性ショック
心筋梗塞になって、大量に心臓の筋肉(心筋)が死ぬと、
心臓の機能が非常に低下して。
その結果、ショックになって、血圧が維持できなく
なる事があります。
冠動脈の根元が詰まった場合や、
冠動脈が一本ではなくて、2本同時に詰まるか、
一本が詰まって、一本は非常に細い、とか
そういう場合に起こる事が多いです。
普通は、心不全になって、心原性ショックに
なる事が多いので。
その前に、息がすごく苦しいとか、
そういった症状が出る場合が多いです。
この患者の死因として、考えられない事はないのですが。
呼吸苦とか、そういう症状が出ていないようなので、
確率としては、そんなに高くないかな。
って個人的には思います。
急性期に起こる、心筋梗塞の致死的な合併症
について、説明してきたわけですけど。
この患者の死因として考えられるとしたら。
あくまで、単なる主観ですけどね。
1,心室細動 80%
2,心破裂 15%
3,房室ブロック 3%
4,心原性ショック 2%
ってところでしょうかねー。
無理矢理、合計100%にしたので。
かなり適当ですけどね。
まあ、心室細動の可能性が非常に高く。
心破裂の可能性もあるかなー。
それ以外は、ないとは言えないけど。
ま、可能性は低いかな。
ってところですかね。
じゃあ、死因は、心筋梗塞に伴う心室細動
で良いのか、って事になるんですけどね。
残念ながら、それは言えないと思います。
なぜなら、心筋梗塞の合併症以外にも
死因として考えられる病気があるからです。
なんか、本題に入る前に、また長くなっちゃったので。
続きは次回にしますか。
心筋梗塞になりたくなかったら、
生活習慣病を予防しなきゃ駄目だよ。
→ 「日本一わかりやすい!「糖尿病」
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Dr.I様>
難しいお話をやさしく説明しておられますね。
しかし、合併症一つとってもここまで色々あるのです、単純に「医師の責任」などとは言いにくいと思いました。
難しいお話をやさしく説明しておられますね。
しかし、合併症一つとってもここまで色々あるのです、単純に「医師の責任」などとは言いにくいと思いました。

「○○していたら助かったはず」と言うのは、医療裁判では禁句にして欲しいですね。
やっぱり、最終的には解剖しないと死因はわからないですし。
ましてや、緊急時に専門家以外の医者が、そこまで考えるってのは難しいですから。
それなのに、敗訴っていうのはおかしいと思います。
ましてや、緊急時に専門家以外の医者が、そこまで考えるってのは難しいですから。
それなのに、敗訴っていうのはおかしいと思います。
ろくに医療の事がわかっていない、裁判官にそんな事言われたくないですね、正直。
ノートに書きながら頑張って読みまちた…(=_=)だんだんお利口さんになりそ…。(裁判官さんよりは…?)
専門家の目で見てこんなに色々な可能性があり、必ず助かるとなど専門家でも言えない状態と見立てるのに、どーちて裁判官さんはモニタしとけば助かるって言えるのかな?と思いました。
今後の医療裁判が怖いなと思います。
あと、心破裂って助からない可能性が高いんでちゅね。医龍で縫合が間に合わない傷口を指で押さえて心臓マッサージして助かったりしてたのってスッゴーイんだと解りまちた。
しかし、何と言う時間に更新してるんでちゅかっ。
専門家の目で見てこんなに色々な可能性があり、必ず助かるとなど専門家でも言えない状態と見立てるのに、どーちて裁判官さんはモニタしとけば助かるって言えるのかな?と思いました。
今後の医療裁判が怖いなと思います。
あと、心破裂って助からない可能性が高いんでちゅね。医龍で縫合が間に合わない傷口を指で押さえて心臓マッサージして助かったりしてたのってスッゴーイんだと解りまちた。
しかし、何と言う時間に更新してるんでちゅかっ。

裁判ってものは、泣いたもん勝ち?
お涙ちょうだいした方が有利なんですかね~
って思うような判決が多過ぎなのは、気のせいでしょうか?
今や裁判の公平性なんて、全くないですね。
昔からなのか?今までのすべての判決が、疑わしく思えます。
殺人事件にしても、精神鑑定ばっかり。精神おかしければ何でも許せる?
んな訳あるか~~!!
って最近よく思います。
お涙ちょうだいした方が有利なんですかね~
って思うような判決が多過ぎなのは、気のせいでしょうか?
今や裁判の公平性なんて、全くないですね。
昔からなのか?今までのすべての判決が、疑わしく思えます。
殺人事件にしても、精神鑑定ばっかり。精神おかしければ何でも許せる?
んな訳あるか~~!!
って最近よく思います。

次の記事にも書きましたけど。
この裁判官は、医療の事について何もわかってないし。
論理構成もめちゃくちゃです。
心破裂は、厳密に言うと2種類あって、助かる場合もあるんですが。
重症のものは、手術をしてもほとんど助かりません。
この裁判官は、医療の事について何もわかってないし。
論理構成もめちゃくちゃです。
心破裂は、厳密に言うと2種類あって、助かる場合もあるんですが。
重症のものは、手術をしてもほとんど助かりません。
一部の裁判官だけなのだとは思いますが。
それにしても、おかしい事ばかりですね。
裁判で負けないために、患者を受け入れない、って事が現実問題として起こる日も近いのかもしれませんね。
残念ながら。
それにしても、おかしい事ばかりですね。
裁判で負けないために、患者を受け入れない、って事が現実問題として起こる日も近いのかもしれませんね。
残念ながら。
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