現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
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落雷事故なのに個人の責任?
落雷事故で3億円賠償命令
って判決が9月17日にでましたけど。

落雷という自然災害で障害を負ったのに、
あたかも個人のせいで被害者になりました、って。
医療裁判とそっくりですね、この構図。
医療の問題と同じ様な事が、
学校でも起こっているんですねー。



落雷事故で3億円賠償命令
=「回避可能」、高校などに
−差し戻し審で高松高裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080917-00000092-jij-soci

大阪府高槻市で1996年8月、
サッカー大会の試合中に落雷に遭い、
重度の障害を負った私立土佐高校(高知市)の
元生徒北村光寿さん(28)と家族が、
同校と大会を主催した高槻市体育協会に
約6億5000万円の損害賠償を求めた訴訟の
差し戻し控訴審判決が17日、高松高裁であった。

矢延正平裁判長は「引率教諭らは落雷事故を回避できた」
として、同校などに総額3億円余の支払いを命じた。

矢延裁判長は「落雷は予見可能で、注意義務を怠り、
回避のための措置を取らず事故に遭わせた過失がある」
とした。
落雷事故で学校側の責任を認めた判決は初めて。


落雷の安全対策として裁判長は、
4メートル以上の高い物体の頂上を
45度以上の角度で見上げる「保護範囲」の
中に入ることが一般に知られていたと指摘。

その上で、グラウンド周囲には10〜11メートル間隔で
高さ8メートルのコンクリート柱があったとして、
「直撃に遭う危険性は軽減されることが明らか」
と述べた。

さらに、教諭らが生徒を避難させたり、
試合の開始延期を申し入れたりすれば、
事故は回避できたと認定。
同協会についても「主催者として責任を負う」とした。

 
『2008年9月17日:時事通信』


明らかにこれ。
落雷で重度の障害を負ったんでしょ。

『医療裁判で真実明らかに?2』
でも書いた事だけど。

台風でも地震でも。
加害者がいなくても、人が亡くなる場合もあるんですよ。
もちろん、落雷でも。

医療であれば、加害者がいなくても、
患者さんは病気で亡くなる事もあります。


たしかに、亡くなったり、重度の後遺症が残った方は、
とてもかわいそうだと思いますよ。
それに対しては、なんらかの補償があっても
良いとは思います。

ただ、それを無理矢理個人の責任にして、
加害者」という烙印を押して、
その人とか団体に賠償金を払わす。
という事は、おかしいと思います。


自然災害の被害者が十分な補償が受けられなくて、
かわいそうだ。

というのは、国が自然災害の被害者に十分な補償をする
システム(制度)」がないから
なんじゃないですか?
国が自然災害に対して被害を受けた方に
十分な補償をするシステム(制度)を作らなかった、
国の不作為。

これが問題なんじゃないですか。

今回の件であれば、教員個人とか。
学校や主催者のせいじゃないでしょ。
明らかに。


落雷の安全対策として裁判長は、
4メートル以上の高い物体の頂上を
45度以上の角度で見上げる「保護範囲」の中に
入ることが一般に知られていたと


ホントですか、これ。
この裁判長は、12年前に
この事知っていたんですか?
周りの人も、みんな知ってたんですか?

こんな事を、12年前に知っていて。
かつ、実際の現場で個人の判断で
臨機応援に集団を全員、そういう所まで
非難させる事ができる人がいたんですか。

完全に、「後付け」でしょ、こんなもん。
医療裁判で言う「後出しジャンケン」ですよ。


被害者は確かにかわいそうです。
でも、裁判所っていうのは、
かわいそうだから」って
感情で相手にお金を払え、
って命ずる所じゃないでしょ。

最高裁が落雷事故の予見可能性を認定して、
高裁に差し戻した裁判なんですけど、これ。

最高裁が、単なる感情で物を決める所で良いんですか?



これが認められるんであれば。
落雷警報が発令されたら、
学校は全部休校
しなきゃいけないですねー。

だって、家から学校に行く時に、全ての道が、
4メートル以上の高い物体の頂上を
45度以上の角度で見上げる
「保護範囲」の中に入ってはいないでしょ。

落雷警報が出ていれば、「保護範囲」以外では、
落雷にあう可能性は予見出来ますから。
学校に行く途中に落雷
被害にあった人がいたら、
落雷を回避する注意義務を果たさなかった、
学校の責任
です。

会社でも、落雷警報があったのに、
出社禁止の命令を出さないで、
落雷で被害にあう社員がいたら。
その会社は、訴えられて
3億円払わないといけません。

もちろん、落雷警報だけでなく、
台風津波でも同じですよ。
被害にあう可能性が予見できるんですから。

警報が出たら、日本という国では、
全員外に出てはいけません。


という国になっちゃいますかねー。
この国は。


いつも学校が休校になって、
うちの息子が受験に受からなかったのは、
こんな判決を出した裁判官の責任だ。

って自分が訴えられたら、
ちょっとは考え直すのかなー。
この裁判官。


被害者がかわいそうだ
というのであれば、国がその被害者
十分に補償する「システム(制度)を作る」
って事が必要
なんで。

無理矢理、加害者を作って、
個人や団体に責任取って貰って、金を払わせる。
というのは、おかしいと思います。



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事故米、医療施設でも
事故米事故米って、テレビや新聞でも
最近その話題ばっかですけど。
どうやら、医療施設福祉施設
給食にも使われていたようですね。



大阪、京都、和歌山 
給食業者に汚染流通か、中国産もち
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080911-00000086-san-soci


 ■医療・高齢者施設へ

粉加工販売会社「三笠フーズ
(大阪市北区)による汚染
不正転売問題で、同社が販売した
事故米の中国産もちが食用として
大阪市内の高齢者福祉施設や
医療施設に配食している13の給食業者に
流通していたことが11日、わかった。

また京都、和歌山の府県の福祉施設など、
少なくとも13カ所に事故米
納入されていた可能性があることが判明。
和歌山県内の施設では
もちとして食べられていたという。

事故米はこれまで焼酎メーカーなどへの販売が
確認されているが、三笠フーズ
給食業者にも納入されていたことで、
汚染の被害がさらに広がる恐れが出てきた。

三笠フーズの九州工場(福岡県)から、
各地に出荷された事故米
追跡調査している同県が調査を要請していた。

大阪市などによると、福岡県にある
三笠フーズの事務所が事故米として購入した
中国産もちが大阪府内の食品流通業者に
売却され、この段階で30キロの袋に分けられた。

その後、大阪市内の穀流通業者が、
このもち約3000キロを購入、
このうち5〜7月にかけて約700キロを
大阪府内の業務用食品流通業者に販売。
この業者は1キロのパックに詰め替え
複数の給食業者に販売、このうち大阪市内では
13業者に供給されていた。

給食業者は、市内の医療施設や老人保健施設に、
食事を配食する業務をしており、
購入した量はいずれも数パック単位。
すでに消費されている可能性が高いが、
これまでに健康被害の報告はないという。

一方、和歌山県内に供給した給食業者は
調理施設を借りる形で事業展開していた。
那智勝浦町の老人保健施設では、
今年6月から今月6日までに
計4キロのもちを、もちの材料として使用。
和歌山市内の2施設でも
給食事業を行っていたという。

県食品・生活衛生課によると、この給食業者
は特定の問屋を通じてやもちを仕入れており、
問屋への販売元に三笠フーズが含まれていた。

県はもちが残されていた場合は
使用しないように、施設に通達するとともに、
関係業者からの聴取を進め、
もちの流通ルートの全容解明を急いでいる。

また、京都市では、民間の給食施設など
少なくとも10カ所に三笠フーズ
納入された可能性があり、
各保健所が確認を急いでいる。

市生活衛生課では「一般消費者が
直接購入していた可能性は
今のところ確認されていない。
実際に消費されているかも含め、
調査を迅速に進めたい」と話している。


『2008年9月11日:産経新聞』


焼酎なんかに、農薬カビが混入した
事故米が入っていた。
というのも、非常にまずい事だと思いますけど。

医療施設とか福祉施設の給食にも、
この事故米が使われていた、って事は
それ以上にまずいですよね。

直接、を食べてる訳だし。
しかも、それを食べたのは、
高齢者とか病人とか、体の弱い人達ですからね。

けしからん話だと思います。


事故米は全て破棄しろ。」
って野田消費者行政担当大臣
言っているようですけど。

そもそも、この事故米を買ったのは、
日本政府
なんですよ。

日本は、国内の農家を保護するために、
に、べらぼーに高い関税をかけている
から。
替わりに、海外から「ミニマムアクセス」っていうのを
購入することが義務付けられています。

の自由化って事で、一時期話題になりましたよね。
1年間の日本人のの消費量の8%は、
海外から輸入しなければいけないことになっています。

んで、どんなを買うか、って事が
具体的に決まってる訳じゃないし。
を買う政府農林水産省も、
使うお金は「国民の税金」ですから。

自分たちの金じゃないんですよ。
役人にとっては。

だから、いい加減。

ろくに検査もしないで、海外からおを買ってる。
きちんと検査しないで、高いお金を払って、
中国やベトナムから、おを買っているんですよ。


もしかしたら、そういう事を相手の国もわかっていて。
足下見られて、他の商社には買って貰えないような、
残留農薬やカビが入った、くず事故米
わざと日本政府に売っているのかもしれませんね。


そいで、日本の政府農林水産省が、
買った後に検査してみたら、
農薬とかカビがたくさんついてるから。
こりゃ、事故米だ、って事で。
買った金の1/10とか、べらぼーに安いお金で、
ただみたいな額で、他の業者に買って貰っています。

そんな農薬とかカビが入ってるなんか、
みんな買いたがらないんだけど。
三笠フーズって会社だけ、やたら積極的に
いろんなとこから、
この事故米を買いあさっていた、と。

政府は、余った事故米の処理に困っているところに、
三笠フーズが、大量に買ってくれた。
しかも、相場よりもちょこっと高い。

そうなると、政府もちょっとだけ、
赤字が減りますから。
検査をする、って言っても手心が加わって、
いつ検査しますよ、とか教えてしまう。


そういう、体質があったから、
この事件が起こった、とも言えるんですよ。


一番悪いのは、農薬やカビが混ざった事故米を、
そうではないだ、と偽って売った「三笠フーズ」。

これは、間違いのないところなんですけどね。

そもそも、その原因となったのは、
政府が海外から、おを買う時に、
きちんと検査をしていなかったから。


という事なんですよね。

三笠フーズ」に対して、
ずさんな検査しかしてなかったから。
政府農林水産省も悪い。
とう論調もありますけど。

中国から輸入された、「メタミドホス餃子
の時もそうなんだけどね。
そもそも、末端まで行った全ての物や食品を検査する、
って事はできなんですよ。

検査したら、その食品や物品は
使えなくなっちゃいますからね。

だから、そういう不正が行われないような、
「システムを作る」という事が非常に重要です。

もちろん、不正は絶対にゼロにはなりませんけど。
不正の行いにくいような、システムを作る。
という事は、非常に重要です。

BSEが流行った時の、牛肉
(ハンナンだったかな)の時もそうですけど。
はっきり言って、不正が簡単に行えるような、
システムっていうのが、非常に多いんですよね。
日本は。

現場を知らない官僚や役人が
システムを作っているからでしょうかね。


まあ、それは置いておいて。

メタミドホスのような、毒とかが入った事故米を、
大量に安い金で買い付けて。
それを、そうではないだ、と偽って売った
三笠フーズは、もちろん悪い事をしたのですから。
これは、厳しく罰せられても、当然です。

マスコミとかの論調では、
抜き打ちで検査しなかった農林水産省政府)も、
けしからん
、って言ってもいますけど。

たしかに、政府農林水産省が、
抜き打ち検査をしなかったのも悪いけど。

それ以上に、
「ろくに検査もしないで、
海外から事故米を買っていた。」

という事が、悪いと思いますよ、私は。

事故米を海外から買ったのも、政府農林水産省)。
事故米三笠フーズに売ったのも、政府農林水産省)。

これは、事実ですから。

まずは、その事について、政府農林水産省)は、
きちんと悪かった、という事を謝って。

その後に、それに対しての対策を練るべきだと思います。


医療の場合でも、いつもそうなんですけど。
いつも、政府(厚生労働省)は、何かあったら、
末端の病院とか、医者のせいにする
んですよね。

私が大嫌いな言葉「たらい回し」でも。
療養のベッドが減ったり、長期入院だと
診療報酬が減るから、3ヶ月で患者に退院してもらう。
とか、そういうのも、「政策」のせいなんですけど。

いつも、現場の病院とか医者のせいにするんですよね。
政府は。

今回の件でも、元はと言えば、
政府農林水産省)が、海外からろくに検査もしないで、
(ミニマムアクセス)を買って。
それが、汚染されていたからって、
政府が三笠フーズ事故米を売ったのが原因
ですから。

そんなもん、海外からおを買う前に政府が
検査すりゃ良かった
、ってだけの話なんですよ。

それをやらなかったから、
今回の事件が起こったんです。

今回の事を「三笠フーズ」という、
末端の会社が勝手に行った、一つの事件
という事で、お茶を濁して終わらないで。

元はと言えば、政府農林水産省)が悪いんだ。
という事は、はっきりさせるべきだと思います。

マスコミも、三笠フーズに対する検査が甘かった、
っていう事だけでなくって。
政府が海外からおを買う前に、検査しなかったから、
こんな事になったんだ。

って事も、もっと報道していくべきだと思います。


この後に及んで、太田誠一農相
「メタミドホスの濃度はたいした事ない」とか言っているんで。
全く、期待できませんかねー。

<事故米転売>太田農相、事態軽視?
「じたばた騒いでない」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080912-00000118-mai-soci

『2008年9月12日:毎日新聞』


『「大学病院のうそ」 〜現役医師(Dr. I)が暴露する、大学病院の秘密』

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力士の大麻吸引疑惑報道
テレビでもネットでも連日、
力士大麻吸引疑惑の報道がされていますねー。

露鵬白露山の場合は、あくまでも「疑惑」ですから。
実際に大麻を所持していて、自分でも大麻を使っていた、
って自白している、逮捕された若ノ鵬とは違うでしょ。
同じロシア人ではあるけど。

あくまで、疑惑の段階であれば、
報道はもう少し自粛すべきだと思うんですけどねー。


結果逆転ある?専門家の意見分かれる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080904-00000041-spn-spo

 【大相撲 大麻吸引疑惑】
露鵬と白露山の簡易検査の陽性反応が、
精密検査で変わる可能性について
専門家の間では意見が分かれている。

ドーピング問題に詳しい国際武道大
スポーツトレーナー学科の高橋教授(スポーツ医学専門)は、
「協会がやった検査は警察が
よくやる検査と同じものだと思われる。
一般的に見て、複数回、陽性反応が出たものが、
その後の検査でシロになる確率は低い」と話す。

その一方で、相撲協会から精密検査について
問い合わせを受けた三菱化学メディエンスによると、
簡易検査は反応の出方に個人差があり、
大麻以外の薬を服用しても
陽性反応が出ることもあるという。

担当者は「精密検査の結果、
陰性となることも珍しくはない」と説明した。

露鵬と白露山の兄弟はマリフアナの吸引を
全面的に否定しており、その上で露鵬は、
腰痛の薬が検査に反応した
可能性があると主張している。

高橋教授は「腰痛の薬は痛み止めの
消炎鎮痛剤だと予想される。
でもそういう物をのんでいたとしても、
検査に反応することはまずない」
と疑問を投げかける。

ただ、同教授は「たとえばサプリメントなどの
補助食品の中にマリフアナと同じ成分の
ものがあったとして、それを食べたりのんだりした場合は
検査で出ることも考えられる」
と指摘していた。


「2008年9月4日:スポーツニッポン」


9/4に、福島大野病院事件で逮捕された、
加藤医師の無罪が確定しましたけど。
あれも、完全に免罪ですよね。

でも、検察に逮捕された事件で、
マスコミは「殺人者」の様に報道して。
今でも、この事に関して加藤先生に謝罪した、
というマスコミはないと思います。

今回の、力士大麻吸引疑惑でも、
2人の力士に関しては、あくまでも簡易検査」で陽性
という事ですからね。

精密検査の結果が出ないと、
正式な結果はわからないんですよ。

簡易検査で陽性で、大麻の所持も見つかって、
本人も大麻を吸った、って認めた
のなら。
これは報道しても良いとは思いますけど。

簡易検査」で陽性ではあるけど。
本人も認めていないし、大麻の所持も見つかっていない。
しかも、鎮痛剤を飲むと「擬陽性」になる。
という事がわかっているんですから。

現段階で、マスコミがおもしろおかしく、
毎日毎日報道するっていうのは、
ちょっとおかしいかな。
と、思いますね、私は。


分析結果は8日めど
=気をもむ相撲界−大麻問題
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080904-00000147-jij-spo

大相撲の幕内露鵬(28)と十両白露山(26)に
尿検査で大麻の陽性反応が出た問題で、
日本相撲協会は4日、ドーピング(禁止薬物使用)検査の
専門機関に依頼した精密分析の結果判明が、
早くて9月8日になるとの見通しを発表した。

専門機関は4日午後から分析に着手。
8日中の完了を予定しているが、
経過次第では追加検査が必要になり、
最大で10日までずれ込むという。

多くの協会関係者は、両力士の簡易検査結果が
疑陽性」で、精密分析では陰性となることを祈っている。
相撲協会アンチ・ドーピング委員会の
大西祥平委員(慶大スポーツ医学研究センター教授)は
「(簡易検査で)鎮痛剤などに反応する場合がある
と聞いている」と説明するが、
一方で「わたしは経験がない」とも。


「2008年9月4日:時事通信」


大麻所持で逮捕された若ノ鵬は、ロシア人で。
何十人も検査して、陽性になった2人
露鵬と白露山で、2人ともロシア人だから。
たしかに、怪しいとは思いますけどね。
状況的には。

でも、本人も認めていなくて、それ以外の証拠も
出ていないんですから。
9月8日か10日には、正式な結果が出る
ってわかっている訳ですから。
それまでは、放っておけば良いんですよ、
こんなもの。

まあ、北の湖理事長は、精密検査で陽性でも
2人を処罰しないし、自分も辞任しない。

とかって言ってるし。
何か問題があったら、理事長の責任ではなくて、
部屋の問題だから、親方の責任。
自分の部屋でも問題があっても、
もっと検査しないとわからないから、
処罰しないし辞任もしない。


っていう態度ですから。
ちょっと問題あるな、この人、
とは思いますけどね。

露鵬と白露山、2人の力士に関しては、
8日の精密検査の結果が出るまで待つ。
それが陽性なら、完全にクロですから。
力士は廃業でしょうし、逮捕されるでしょう。

それがシロなら、今まで通り
普通に力士をやれば良いんですよ。

簡易検査でクロで、精密検査でシロなら、「灰色」。
って話にはなりません。


灰色でも処罰」、って言ってる人もいるようですけど。
その人は、意味がわかってないんですね。


簡易検査」っていうのは、あくまでも
簡単にできる検査で「偽陽性」というのがあります。

擬陽性っていうのは、その名の通り。
間違って、陽性に出る事がある、っていう意味です。

鎮痛剤でもなる場合があるそうだし、
マリファナと似た成分の入った、サプリメント
なんかを飲んでも、間違って陽性になる事があるようです。
これは、何回やっても、同じサンプルで
同じ検査をやってますから。
何回も陽性だから、陽性。
というもんではないんですよ。

5回やって、1回だけ陽性で、後は陰性だったら、
きっと陰性だろうなー、とは思いますけど。
5回やって5回とも陽性だとしても、
あくまでも「簡易検査」ですから。
精密検査の結果を見てみないとわかりません。

北の湖理事長は、精密検査で陽性でも、
後日もう一回検査をして陽性じゃないと
処罰しないし、自分も辞任しない。
とか言っているようですけど。

この検査、大麻吸って、2−3日しか
陽性反応出ませんからね

後日もう一回検査したって、
この疑惑報道の中、大麻吸ってるわけないんだから。
陽性になる訳ないんですよ。

だから、次の精密検査の結果でクロなら、クロ確定。
シロなら、シロ確定。

簡易検査の結果が陽性でも関係ないし。
後日もう一回尿検査をする意味もないと思います。


精密検査大麻の反応が陽性なら、
2人の力士が相撲界から追放とか逮捕とか。
されて当然だとは思いますけど。
現時点で、マスコミが2人の力士を犯罪者扱いした
報道をするべきではないと思います。


大野病院事件の教訓は生かされてないんですね。
やっぱり。


力士みたいに食すぎると、糖尿病になっちゃうよ。
糖尿病になりたくない人は、これを読んでね!

→ 「日本一わかりやすい!「糖尿病」

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総理大臣も逃散
昨年かな。
医療崩壊」という本が流行って、
医師逃散」とか、
立ち去り型サボタージュ
って言葉がはやりましたけど。

医師だけでなく、内閣総理大臣逃散しちゃったね。


福田首相辞任会見要旨

福田首相が9月1日夜に行った
辞任会見の主な内容は次の通り。
昨年、私は安倍前首相からバトンを引き継ぎ、
9月26日に首相就任以来、1年たった。
その間、参院選で与党が過半数割れをする状況の中、
困難を承知でお引き受けを、ということだった。

正直申しまして、最初から政治資金の問題、
年金記録問題、C型肝炎問題、防衛省の不祥事等々、
次から次へと積年の問題が顕在化してきた。

こういうことに遭遇し、その処理に忙殺された。
その中で将来を見据えながら、
目立たなかったかもしれないが、
誰も手を付けなかったような国民目線での改革に着手した。
 
例えば、道路特定財源の一般財源化、
消費者庁設置法のとりまとめ、国民会議を通じて
社会保障制度の抜本見直し。
最終決着はしていないが、方向性は打ち出せた。

さらに今年に入ってからは経済・景気問題が
大きな課題として浮上。
ガソリンや食糧などの物価高騰に国民や農林漁業、
中小企業、零細企業の皆さんが苦しむ中、
何とかして強力な対策を作らなければいけないと思ったが、
その態勢を整えることを目的に
8月に改造を断行した。
強力な布陣の下、先週金曜日に
総合的な対策をとりまとめた。

先の国会では民主党が重要案件の対応に応じず、
国会の駆け引きで審議引き延ばしや審議拒否を行った。

その結果、決めるべきことがなかなか決まらない。
そういう事態が生じ、何を決めるにも
時間がかかったということは事実だ。

今、日本経済、国民生活を考えた場合、
今度開かれる国会でこのようなことは
決して起こってはならない。
そのためにも体制を整えた上で
国会に臨むべきであると考えた。

国民生活のことを第一に考えるなら、今、
政治の駆け引きで政治的な空白を生じる、
政策実施の歩みを止めることがあってはならない。

この際、新しい布陣の下に政策の実現を
図ってまいらなければいけないと判断し、
本日、辞任をすることを決意しました。

まだ、経済対策や消費者庁設置法案のとりまとめ、
国会の実質審議入りには時間がある
このタイミングを狙い、国民にも
大きな迷惑はかからないというように考え、
この時期を選んだ。

次の自民党総裁の下により強力な態勢を敷いてもらい、
国家国民のための政策実現に向け、
邁進(まいしん)してもらうことを期待をしている。


――いつの段階で辞任を決断したか。
 安倍前首相も唐突に政権を投げ出したが、
 政治、政権に対する不信が巻き起こるのではないか。

安倍前首相のケースとは違うと思っている。
安倍前首相は健康の問題があったが、
私は目が見えにくかったということ以外、
特別な問題はない。

これは私がこれからの政治を考え、
どうあるべきか、ということを考えた上で決断した。
先週末に最終的な決断をした。


――新しい体制になれば、どのような点で
 今の事態を打開できると考えるのか。

自民党のことを申し上げて恐縮だが、
総裁選をすることになると思う。
そして新総裁が総理大臣の指名を
受けるプロセスになると思っている。
私が続けていくのと新しい人がやるのと、
これは間違いなく違うと考えた。


――消費者庁、道路の成果は道半ば。
 (首相を)辞めること自体が
 政治的な空白を招くのではないか。

消費者庁は大体、法案がまとまった。
次期首相がこのことを重要に考え、
まとめてくださると期待している。
私が続けて国会が順調にいけばいい。

そういうことはさせないと野党が言っている限り、
私の場合は内閣支持率の問題もあるかもしれないし、
大変困難を伴うのではないかと思う。

政治空白を作らないためには今が一番いい時期だ。
新しい人に託した方がよりよいという判断をした。


――1日夕、(自民党の)麻生太郎幹事長と何を話したのか。
 麻生氏を総裁選で支援していくのか。

今日は麻生幹事長、町村官房長官に来ていただき、
説明を申し上げた。
自民党総裁選の日取りを決めていただきたい
と麻生氏にお願いした。


――ねじれ国会で政策遂行が難航した。
 民主党の小沢代表におっしゃりたいことは。

ねじれ国会で大変苦労させられた。
話し合いを受け付けてもらえなかったことが何回もあった。
重要法案に限って聞く耳持たず
ということが何回もあった。
小沢氏には「国のために、胸襟を開いて
話しあいをする機会を持ちたかった」
と申し上げたい。


――総理は1カ月前に自身の手で内閣を改造したばかり。
 臨時国会も迎えないうちに
 自ら辞職という形をとったことへの見解は。

(内閣改造後の)いろいろな状況、
政治の状況がある。
そういうことを勘案し、この臨時国会が
少しでも順調にいくようにと考え、
私自身でやるより、他の方にやっていただいた方が
よりよくいくのではないか。

国会に一番迷惑をかけない時期に
私が表明することが一番いいのではないかと考え、
この時期を選んだ。


――「首相の会見がひとごとに聞こえる」という話があった。
 政権への影響は。
 
順調にいけばいいですよ。
それに越したことはない。
しかし、私の先を見通すこの目の中には、
決して順調ではない可能性がある。
その状況で不測の事態に陥ってはいけない。
「ひとごとのように」とおっしゃったが、
私は自分自身を客観的に見ることができる。
あなたと違う。
そういうことです。


「2008年9月2日:朝日新聞」


一言で言うと、「無責任」ですよね。
一国の総理大ともあろうものが、
なんでもかんでも人のせいにして。
そのくせ「国民の為」だとかって、言い訳して。
そいで、任期途中で放り出す。

物事がうまくいかないのは、
自分の責任ではなくって、人のせい。
それでいて、うまくいったら自分の手柄。


そんな考え方が、日本という国を駄目にしたんでしょう。


>安倍前首相のケースとは違うと思っている。
 安倍前首相は健康の問題があったが、
 私は目が見えにくかったということ以外、
 特別な問題はない。


安倍首相の時も酷いと思ったけど。
この会見をみて、逆に安倍前首相の方がましなのかな。
と思いましたわ、私。

だって、健康の問題があったのであれば、
やむを得ない面もある
でしょ。

でも、そういうのがないんですよ、彼には。
単に、嫌になって辞めた。
ただ、それだけ。

内閣総理大臣っていったら、
簡単に言えば、日本で一番偉い人。
だから、きっとすごく美味しい思いもできるかな。
って思って、やってみたけど。

実際にやってみたら、全然自分の思い通りにいかない。
だったら、辞めちゃえ。

まあ、そんなとこでしょう。


国民に人気がないのは、
自分のリーダーシップのなさ、とか。
自分の発言内容とか。
自分の政策とか。

結局は「自分のせい」でしょ。

まあ、参議院で野党に過半数を取られているから、
国会運営がうまくいかないとか。
そういう影響も、もちろんあるんでしょうけど。

でも、多くは自分のせいですよ。
それを、人のせいにばっかして。
そういうのが、国民の目にも明らかだから。
益々、人気がなくなって。
結局、辞めざるを得なかった。
簡単に言うと、そういう事です。

最後くらい、潔くいけばよいのに。
最後まで、言い訳ばっかでしたね、この人。


正直言って、「無責任」だと思います、私も。
国民の9割方は、そう思っているでしょう。

でも、ちょっと逆の見方をすると。

福田首相のまま、選挙をしたら、
ほぼ間違いなく負けますよね、自民党。


解散総選挙にしても、任期満了まで行ったとしても。
まあ、任期満了までは、後一年くらいあるから。
その後に、どうなるかは予測できないけどね。

おそらく、今のままでは、選挙で負けるでしょう。

じゃあ、このまま福田首相総理大臣を辞任しないで、
そのまま衆議院選になって、自民党が負けたら。
それは、自民党に対して無責任な事ではないんでしょうかね。

日本国民の為には、自民党が負けて。
政治家と官僚、財界の癒着を絶って。
国民の税金から、甘い汁を吸って、
美味しい思いをしている人間を、政権から遠ざける。
という事が、一番良いとは思いますよ、私は。

ただ、このまま福田首相が辞めないで、
選挙まで続けるのは、自民党に対しては無責任
っていう事も言えるんじゃないかなー、
って、ちょっとだけ思いました。

結局、どっちに転んでも、「無責任
って言われるんですよね、この人。


上手くいって当たり前。
少しでも上手くいかなかったら、お前のせい。

って言われるのは、最近の医者と、
ちょっと境遇が似ている
ような気がしたので。

正直言って、私は福田首相は好きじゃないし。
リーダーシップのなさとか、
なんでもかんでも人のせいにするとか。
人を見下した態度とか。
首相としての資質には欠けるな、
とは思いますけどね。

なんとなく、ほんの少しだけ、
ほんのちょっとだけ、かわいそうかな。
と思っちゃいました。


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→ 医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か
小松 秀樹 (著)


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後期高齢者医療制度見直しか?
うば捨て山」制度とも言われている、
後期高齢者医療制度」。

私のブログも含め、医師ブログでは昨年から、
こんな制度はけしからん。
って、さんざんブログでは書いてきましたけど。

4月になって、後期高齢者医療制度が施行されて、
やっとマスコミ政治家も動き出してきましたね。

与党ですら、あまりの評判の悪さに、
これはまずい、って思ったのか。
小手先の見直し案が提案されているようですね。



低所得者の申請あれば減免 
後期高齢者医療制度見直し案

75歳以上が対象の後期高齢者医療制度で、
低所得者層の保険料を減額・免除する
厚生労働省の負担軽減案が
明らかになった。

新制度に移行後、相当数の低所得者が
負担増になったと批判されているが、
法改正など制度の抜本的見直しはせず、
新制度にある仕組みを活用する。
減免を受けるには
高齢者本人が申請する。

新制度を運用する各都道府県の
広域連合は、保険料徴収の方法などを
条例で定めている。

加入者が災害に遭ったり、
病気になったりして収入が激減するなど
特別の事情がある場合は、
本人からの申請を受けて
保険料を減免する規定がある。

この規定を拡大解釈し、低所得者も
「特別の事情」に該当すると見なす。

どのような人が対象となるか、
国が大枠の基準を示す。

対象者は、近く調べる各市区町村ごとの
保険料負担の変化をもとに決めるが、
基礎年金(年額79万円)以下の収入で、
生活保護とほぼ同じかそれに満たない
所得水準の人たちが含まれる可能性がある。

軽減に伴って保険料収入が減り、
広域連合の財政難につながることから、
国が交付金を支給することなども検討する。

収入が基礎年金以下の低所得者
二百数十万人の保険料(月額平均千円)を
全額免除すれば、300億円程度の
財源が必要となる見通し。

本人の申請を待たずに、広域連合が
職権で減免する方法もあるが、
法改正が必要で、保険料徴収の
システム改修に時間がかかる。

広域連合の条例の規定を用いれば、
現場の運用で対応が可能だ。

厚労省は「条例減免によらざるを
得ないのではないか」としている。

ただし、高齢者本人の申請が必要なため、
対象者への周知が不可欠。

病気などで申請が困難な人も多いとみられ、
運用上の課題もある。

政府は制度の廃止や抜本見直しは
否定する一方で、「必要があれば運用を改善する」
としており、厚労省案が見直し案の
たたき台となる見通し。

ただ、6月中に見直し案をまとめる
与党内では年金天引きの見直しや、
保険料ゼロだったサラリーマンの
被扶養者らの負担軽減拡大など、
厚労省案より踏み込んだ対応を求める
声が強く、調整が難航する可能性がある。


『2008年05月15日:朝日新聞』



野党は当然の事ながら、ここぞとばかりに、
反対」の大合唱ですね。



野党4党、新医療制度廃止へ調整に着手

民主、共産、社民、国民新の野党4党は
5月13日、後期高齢者医療制度
廃止法案を参院に提出する協議を始めた。

年金からの保険料天引きや制度設計の
問題点を浮き彫りにする一方、
同制度に代わる対案づくりを
模索する動きも出ている。

この日の協議では、民主党が
廃止法案骨子案を示し、3党に意見を求めた。

年金天引きや被扶養者の新規保険料負担などを
順次廃止して来年3月末に
制度を全廃する内容で、施行は来年4月1日。

各党からは廃止までの経過措置として
低所得者の保険料免除を盛り込む意見が出た。

4党が力を入れるのは、制度の矛盾点の洗い出しだ。
7年後に保険料が平均で約4割増える
といった試算をもとに「自ら首がしまるようにして
医療費を抑制する制度」と批判。

終末期医療医療機関が患者や
家族の意向を文書などに残せば、
医療機関に診療報酬が支払われる
新たな仕組みも問題視していく方針だ。

民主党が代替案を示さないため、
与党は「無責任だ」と批判している。

民主党内では、地域単位の健康保険に
一元化して全年齢で支え合う対案も
検討されているが、野党共闘を優先して
今月末にも廃止法案を提出する方針だ。


『2008年05月13日:朝日新聞』


以前から書いている通り、
私は「後期高齢者医療制度」には大反対です。

理由としては、大きく2つ。

1)、年齢によって、人の命を差別する制度だから。

もう1つの理由は、

2)、リスクの高い人達ばかりを集めているので、
  制度そのものがもたないと思うから。


この2つですわ。

それぞれについて解説すると。

1)、年齢によって、人の命を差別する制度だから。

これに関しては、以前から言っている事ですけど。

75歳っていっても、いろいろいるんですよ。
75歳でも、ばりばり現役で働いていて。
病気らしい病気もなくって、
あと20年位は生きられそうな人もいますし。

75歳寝たきりで、病気もたくさんあって。
何回も肺炎とか心不全になって、
入退院を繰り返しているって人もいます。

でも、この制度では、同じ75歳以上だから、
っていって、医療費に制限をかける制度なんですよ。
後期高齢者医療制度」っていう制度は。

今のところ、基本的には「診療所の外来患者」と、
長期入院の患者にしか関係ない制度なんだけど。
こんなの時間の問題で、枠が広がっていって、
結局は、高齢者医療に制限をかけるんですから。

だって、「後期高齢者医療制度」の目的って、
高齢者医療費を削減する」事ですからね。

社会的入院」が医療費増大の原因だ。
って言っている人もいますけど。
今の「後期高齢者医療制度」だと、
社会的入院は関係ないから。

とりあえず、「後期高齢者医療制度」を導入して。
75歳以上の高齢者に関しては、「診療所での外来通院」
から包括医療を導入して。
そいで、病院、入院にまで全部広げて、
包括医療にしてしまう。
っていう魂胆ですよ、政府は。

包括医療そのものには、良い面と悪い面があるんですけど。
75歳以上だったら、一ヶ月にいくらまでしか、
医療はかけられません。
って事になったら、1人当たりの医療費の上限が決まるから。
政府としては、国が出す医療費が制限されるんですわ。

今、大学病院とか、大きな急性期病院で行っている
DPC(包括医療制度)、っていうのは。
病気の内容によって、医療費を決める
ってやり方ですから。

重い病気の人には高額の医療が払われる、
っていう仕組みなので。
これ、そのものが全部悪い、とは言いません。

ただ、「後期高齢者医療制度」で包括医療を導入すると、
病気が重かろうがなんだろうが、
医療は一ヶ月にいくらまで。
っていう、制限をつける事になるでしょう。
そうじゃないと、費削減にならないからね。

それって、要は「命を金で買う」というか、
金で制限する、っていう制度なので。
私は反対です。


2)、リスクの高い人達ばかりを集めているので、
  制度そのものがもたないと思うから。


後期高齢者医療制度」っていうのは、
75歳以上の全ての高齢者を対象に
創設される新たな保険制度
です。
今のところ、全国で1300万人が対象です。


そもそも、「医療保険」の意義っていうのは。
健康な人でも、一度病気になっちゃったら、
医療としてたくさんのお金が必要になるかもしれない。

そうなったら、たくさん貯金のある人は良いけど、
そうでない人は困っちゃいます。

だから、健康なうちに、
たくさん稼いでいる人はたくさん。
そうでない人も、それなりにお金をみんなで貯めて。
病気になった人に分けてあげる、っていう制度
です。

自分が病気になったときは、自分も含めて
みんなで積み立てたお金を使わせて貰うから。
そのかわり、別な人が病気になったら、
自分が積み立てたお金を使って貰う。

そういう制度なんですよ。

病気になりやすい人ばっかりだったら、
使うお金がたくさんになりすぎて、
制度が成り立たないんですよ。

健康な人も病気がちな人も、
全部合わせて制度を作るから、
リスクが分散されるわけですよ。


75歳以上っていうのは、高齢者ですから。
体も弱って、病気にもなりやすいし。
一回病気になったら、治りにくいんです。


これに関しては、
『主治医が見つかる診療所3』
の記事で、共産党の小池議員も言っていましたね。


>75歳以上は病気になりやすいし、治りにくい。
しかも、年金収入しかないのだから、
破綻するのは目に見えている。



後期高齢者医療制度」の一番大きな問題点は、
この2点だと思いますよ、私は。


でも、政治家っていうのは、選挙の事しか考えてないのか。
制度の事を知らないだけなのか。
なんか、ちょっと論点がずれているような気がします。
マスコミの報道の仕方もですけどね。

今、テレビとかでよくやっているのは、
年金から保険料天引き」の問題ですよね。

社会保険庁は、年金もうやむやにして、
ちゃんと正しく払えないのに。
天引きするなんて、何事だ。

みたいな論調もありますけど。

でも、「天引き」ってそんなに悪い事ですか?

年金の支払いがややこしくなった一番の原因は、
紙からオンライン化する時に、いい加減なやり方をして。
それをわかっていたのに、今まで何十年も放置していた。
っていう事だとは思いますが。

それ以外にも、年金を払って貰うって言って、
職員が年金を貰ったはずなんだけど。
そのままちょろまかした、とか。
そういう事もありますよね。

でも、これって「年金天引き」だったら、
起きていない事もあるんですよ。

銀行で給料から「天引き」されていたら、
仮に社会保険庁の方のシステムがおかしかったとしても、
銀行の通帳とか、銀行には証拠が残りますから。
場合によっては、助かっていたかもしれませんし。

職員がちょろまかした、って事はおこりませんからね。

それに、職員がわざわざお金を貰いに行く。
っていう事は、その為だけに、無駄な職員
雇わなければいけないんですよ。
きっと、この職員は厚労省の天下り先かなんかでしょうね。

そんな無駄な人件費をかけて、天下り先の職員とか雇って、
国民の金をちょろまかされるリスクを負うくらいなら、
確実に「天引き」にすれば良いんじゃないですか。

正直、なんでこんなに騒ぐのかわかりません。


ただ、「保険料を滞納すると保険証が取り上げられる」
という事には問題があると思います。

これも、金で命の差別をする、って事ですから。
これには反対ですけどね、私。

でも、これは直接「天引き」とは関係ありませんから。

私は「後期高齢者医療制度」そのものには大反対ですが、
天引き」だけに関しては、別に反対はしません。


それと、高齢者の負担が増える、って事に関してですけど。
個人的には、高齢者でもお金をたくさん貰ってている人からは、
もっとたくさん払って貰っても良いと思っています。

例えば、高級官僚になった後に、
天下り先を何カ所も渡り歩いて。
退職金を何千万円ももらっていて。
しかも、75歳以上になっても、ろくに仕事しないのに、
年収1000万円以上の人、とか。

そういう人は、75歳以上でも、経済的には豊かですからね。
高齢者から、たくさん金取るのはけしからん。」
っていう論調はちょっと違うかな、って思います。


それと、日本では1973年老人医療費が無料になって。
その後から、老人は病院にかかりすぎなんですよ。
その習慣が今でも続いているから。
日本では、外来受診回数が、他の国の数倍も多いです。

さすがに、それじゃあ国がやってられなくなって、
ちょっとずつ老人の医療が増えてきていますけど。

元々が「無料」で、その後もかなり安かったから。
高齢者医療が上がっているからって、けしからん。
とは言えないと思いますよ。

少しずつ上がってはいるけど、まだ安いかもしれないんだから。

公共事業費だって、無駄な道路とかダムとか、
まだいっぱい造っていますけど。
一応、公共事業費は、年々削減されているんですよ。

でも、まだ多いと思いませんか?
年々減っているんだから、これ以上減らしたらけしからん。
って思いますか?
そう言っているのは、利権がからんでる人だけでしょ。

だから、高齢者が払う医療費(保険料)は年々上がっている、
とはいえ、それが高すぎるって事とは、また別の問題です。


高齢者が直接お金を出さなかったとしても、
高齢者病気になって、病院にかかれば、
当然の事ながら医療はかかります。

高齢はあんまりお金を払わないで、その分は国が払え。
って言っても良いですけど。
国の金」、って言い方を変えれば、
我々の税金」ですからね。

税金を払っているのは、若くて働いている人ですから。
高齢者医療費を、若者が出す、って事です。

福田首相が、この間の補選で、
高齢者がもっとお金を出しても良いでしょ」
って言って、大ひんしゅくを買って、
結局自民党は負けましたけど。

それはけしからん、っていう事であれば、
高齢者医療費は、若い人が負担する
って事で良いんですね。

全部を高齢者が負担するって事は不可能だし。
昔のように無料にする、って訳にもいかないでしょうから。

高齢者医療費を誰がどの位負担するのか
っていう国民的な議論が必要だと思います。


ただ感情的に、「天引きはけしからん」とか、
今よりも高齢者の負担が増えるのはけしからん
とか言っているだけでは駄目だと思いますよ。


個人的には、「後期高齢者医療制度」は、
見直しではなく、廃止すべきだと思います。
代替案っていうか、
別の制度は必要ないと思いますけどねー。

ただ、今のままでは、国保が持たないので。
後期高齢者医療制度」のような、
高齢者だけを集めた制度を作るんではなくって。
今の制度で、もう少し高齢者
特に、たくさん稼いでいる高齢者からはたくさん取る
という制度にすれば、十分なんじゃないかなー。
って思っています。

それと、これも何回も言っていますけど、
アクセスを制限するなら、
年齢ではなくって、軽症患者を制限する

っていう方向に行くべきだと思っています。

参照:後期高齢者医療制度、保険料を最大9割軽減…与党方針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080516-00000007-yom-pol
『2008年05月16日:読売新聞』


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