現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説! 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
柏原病院の小児科を守る会
4/12,「医療議連総会記念シンポジウム」で、
県立柏原病院の小児科を守る会」の代表、
丹生裕子さんが発言された内容が、公開されたので。
ここでも引用させていただきますね。

『4/12、医療議連に参加しました』
の記事にも書きましたけど。
今回の医療議連で拍手が最も大きかったのは、
全国医師連盟の黒川先生、産婦人科医の桑江先生
そして「県立柏原病院の小児科を守る会」の代表の
丹生裕子さんの発言でした。

産婦人科医の桑江千鶴子先生の話も、
医療現場で働く産婦人科医の激務が、
非常に良くわかる素晴らしい内容だったと思います。

これに関しては、僻地の産科医先生
産科医療のこれから」、
『「産科医療崩壊の危機打開と
男女共同参画社会の実現へ」 
by 桑江千鶴子先生』

の記事に書かれていますから。
こちらも是非読んで見てくださいね。


私の方は、「県立柏原病院の小児科を守る会」の話。

日本の医療は、崩壊に近づいていますけど。
このブログは、日本の医療を崩壊させないために
どういう事ができるか。
っていう事を、現役の医師であるDr. Iが、
いろいろ調べたり考えたりして、
持論を展開しているブログなのですけど。

自分が医療現場で働いている感覚と、
海外との医師数、医療とかの比較とか。
そういったデーターとかを総合して、
あくまでも個人的な感覚なのですけど。

「時間外の軽症患者を抑制する。」

これができれば、なんとか日本の医療崩壊を
避ける事ができる
かな。
というような感覚を持っています。

もちろん、このブログでも何回も書いているように、
医療崩壊(医療破壊)の原因で一番大きなものは、
医療費不足と医師不足だと思うので。
それを増やす事が一番大事だとは思いますが。
それには時間がかかるので。
医師の数が増える、医療が増えるまでの
時間を稼ぐために最も重要な事が、
患者の数を減らす事。」
「特に、時間外の患者の数を減らすこと。」


これが、非常に重要だと思っています。

医師不足、医師不足って言っていますが、
海外と比べて人口当たりの医師も少ない。
という事もありますけど。
それ以上に1人の患者に対する医師の数が、
圧倒的に少ない。

という事の方が問題なので。
病院に来る患者の数を減らす
という事が重要になると思います。


国は患者の数を減らせば医療費が削減できるから。
高齢者は病院にかかるな、っていう政策を強引に作って、
後期高齢者医療制度という、「うば捨て山制度
とも言える制度を導入しました。
長寿医療制度」とかって名前をごまかしても、
内容は「うば捨て山制度」そのものです。

これは、年齢で患者を差別する以外の何物でもないので、
私は反対です。

病院にかかる患者の数を減らすなら、
「軽症の患者を減らすべき」っていうのが、私の持論です。

その為のやり方の1つが、
『時間外重症患者割引制度』
という方法で、実際にこれと同じ様なやり方を使って、
時間外の軽症患者を減らす事に成功した病院もあります。

これは簡単に言うと、
「高いお金を取って、患者を抑制する」
というやり方です。

本来であれば、こういう事はやりたくないんだけど。
特に都会では、道徳に訴えてもなかなか難しいので、
やむを得ないかな。
という事で提案している苦肉の策なのですが。

これとは違う方法で、実際に時間外の軽症患者
数を大幅に減らす事に成功した人達がいます。

それが、「県立柏原病院の小児科を守る会」です。

私がいろいろ言うより、本人の話を
そのまま読んでもらった方が早いので、
早速紹介してみましょう。



議連総会に参加しました

【発表内容全文】

県立柏原病院の小児科を守る会です。
私たち守る会は昨年4月に発足しました。

活動を始めたきっかけは昨年4月、
市内で唯一子どもの入院を受け付けている
県立柏原病院の小児科がなくなる事態を迎えたからです。

これ以上の負担に耐えられないと、
小児科のお医者さんが辞意をもらされました。

小児科の存続が危うくなったことで
産婦人科の分娩予約の受付も休止されました。

このままでは小児科も産科も失ってしまう。
そのような危機感に駆られ私たちは活動を始めました。


安心して子どもを産み、そして育てることのできる
地域であってほしい。
これは親なら誰もが持つ願いです。
その願いを叶えるにはお医者さんの力が不可欠です。
子どもを守るためにはお医者さんを大切にすること、
医者さんを守ることが必要だということに気付きました。


子どもを守りたい。
そしてお医者さんを守りたい。

これが私たちの活動の原点です。
この思いを3つのスローガンに込め活動をしています。

3つのスローガンとは

「コンビニ受診を控えよう」
「かかりつけ医を持とう」
「お医者さんに感謝の気持ちを伝えよう」

です。

このスローガンを地域の住民に呼びかけるために
マグネットステッカーを作成しました。

ステッカーには
「子どもを守ろう!お医者さんを守ろう!」
という言葉を載せました。

また住民に地域医療の現状を知らせ、
住民として何が出来るのかを考えるきっかけに
してもらおうと啓発ビラを作成し配布しています。


「コンビニ受診を控えよう」と、
ただ呼びかけるのではなく、
子どもの状態をしっかり見極め、
受診すべきかどうかを判断できる賢い親が
増えることを願い、この「病院に行くその前に」
という冊子を作成しました。

これは柏原病院小児科の先生や
丹波市の保健師さんの監修のもと作りました。


私たちの活動がどの程度浸透しているのか
私たちは把握できていませんでしたが、
守る会が活動を始めてから柏原病院小児科の
時間外の受診者数が前の年に比べて
4分の1ほどに減ったと聞きました。

またこの4月から新しく2人の小児科のお医者さんが
柏原病院に赴任されました。
とても嬉しく思います。

新しく来られたお医者さんが疲れてしまわないように
「適切な受診」を住民に呼びかけなければと考えています。

柏原病院はお医者さんが増えたことで、
夜間2次救急の当番日を増やすことを検討されています。


医者さんへ感謝の気持ちを伝えようと
住民に呼びかけた結果、お医者さんの立場を
思いやる人が増えたように思います。

私たちが活動を進める中で気付いたことは、
医者さんと私たち住民は医療を施すものと
受けるものという相対するものではなく、
共に力を合わせて地域の医療を作り上げていく
パートナーのようなものだということです。

医療崩壊は小児科だけでなくいろいろな科で
深刻な問題になっています。

柏原病院は4年前に43人おられた医師
今年の春には20人にまで減りました。
増えたのは小児科だけで他の科は
神戸大学医局人事による医師のひきあげが止まりません。

柏原病院そのものが存続できるのかどう
かという危機を迎えています。

私たち住民にできることは、今いるお医者さんを大切にし、
働きやすい環境を作ることです。

「丹波で働くのも悪くないな」と言って頂けるような、
医療に理解のある地域づくりを進めることだと思います。

これは、子育て世代だけでなく
幅広い年代の人に関わる問題です。

私たち守る会は1人でも多くの人に
地域の現状を伝え、住民として何ができるのか、
何をすべきかを、一緒に考えるよう
これからも活動を進めていきたいと思っています。

ご清聴ありがとうございました。

県立柏原病院の小児科を守る会
代表 丹生裕子


参照:『県立柏原病院の小児科を守る会』


私の「県立柏原病院の小児科を守る会」に
対する評価は非常に高いです。

多分、私だけでなく、ほとんどの医師の評価は
高いと思いますね。
特に、現場で救急とか当直をやっている医師にとっては。

医者って、昼間も結構働いているけど。
昼に患者がたくさん来る分には、なんとかなるんですよ。
それと、夜でも重症患者が来る分には、頑張れるんです。


でも、時間外に軽症で患者が来られると。
「なんでこんな軽症で、時間外に来るんだ。」
って思うし。
どんなに軽症でも、夜中の2時3時とか、
朝の5時とかに患者が来たら、
医者は行かなきゃならないから。
睡眠が取れなくなるんですよ。

だから、
「時間外の救急外来の患者の数を1/4にした」
というこの結果について、
まず第一に評価します。

それと、軽症患者が少なくなったから。
重症患者、というか本来時間外で診るべき
患者の診察、治療に専念できる

という状態に戻った、という事も嬉しいですね。
医者としたら。

夜中でも、重症患者が3人来たら、
それは大変で当直もほとんど眠れませんけど。
でも、それなりに治療したら、医者には満足感が残るし。
それは、しょうがないな、って思えるけど。

軽症患者がとぎれとぎれ、時間外に3人来て、
結局眠れなかった。
って事になれば、満足感も何も残らず、
ただ怒りというか、無駄な時間を潰して、
睡眠時間を削られた、っていう不満が残ります


そういう意味で、軽症患者を減らした。
という点でも、評価できます。

そして、感謝の気持ち。

医者患者を直したり、
患者さんに感謝の言葉を言って貰うと、
すごく嬉しくなります。

これをネット上に書くと、
「きれいごと」とか言われる事もあるんですが。
そもそも、こういう気持ちは、
医者だけでなく、誰でも同じだと思います。

例えば、コックさんや食堂の店主が、
おいしいものを作って、お客さんに「おいしい
と言われるのが一番嬉しい。
新聞記者であれば、自分の書いた記事が
良い記事だ、素晴らしいと褒められたら、
すごく嬉しいでしょ。

医者だって、同じなんですよ。

患者さんに感謝してもらえたら、医者は嬉しいんですよ。
医者だから、患者を治すのが当たり前、
って思って要求がエスカレートしたら、
それはこっちだって、やりたくなくなりますよ。

そういう意味でも、医者に感謝してくれる
患者さんの数を増やしてくれた、

っていう意味でも評価します。


それと、患者にとって、どんな症状だったら、
どういう事を家でやって、それでこいう状態なら
救急車を呼んだり病院に来ても良いんだよ。
っていうのを、表にして、具体的に書いて、
お母さん達に配っているのも良いですね。

こういう、患者というかお母さん達の事を
考えたやり方、っていうのは我々医療には、
なかなかできないので。
患者さんの側からやっていただいた、という事で、
実際に患者が減ったのだと思います。

ただ、心配だから病院に来る、っていうのはやめて、
って言っても難しいですからね。


以前にもこのブログで書いた事だけど。
病院に来る患者さんって、時間外でもなんでも、
悪意があって来ているのではなく。
心配だから病院に来る」んですよ、ほとんどは。

でも、医者からみたら、こんな軽症で
時間外に病院に来て、って思うので。
そこにはギャップがあるんですよ。

患者さん(患者の親)心配を取る事ができれば、
それは病院に来て医者に診てもらえなくても良いので。
こういった冊子を作って、地元の人に広めて、
それを見てから病院に来て貰う。
っていう事は、非常に重要だと思います。

患者さんや患者の家族とかでも、
心配ないっていう事がわかれば、
わざわざ手間も時間もかけて病院に来るよりも
そっちの方が良いですよね。


そんなわけで、大きく4点。
全てについて、私の評価は高いし、
減点する点は今の所見つかりませんので、
当然の事ながら総合評価は非常に高いです。



足立信也参院議員もこう言っていました。

「丹生さん素敵なお話をありがとうございます。
4月12日というのは実は私がメスを置いた日。
現場にいた人間として反省すべきは反省し、
でもこれから新しい医療の形を
作っていかなければならないと思っている。

医療提供者というのは一方的に提供側ではなく、
自分が患者になったり家族が患者
なったりもしているので、実は両方の気持ちが
分かるのは提供者側。
逡巡している時間はない。
この一刻も壊れていこうとしている。
作り上げていかないといけない」



こういう活動が丹波だけでなく、
全国に広がっていけば、
日本の医療も崩壊しなくて済むかもしれませんね。


ちなみに、4/20は、
県立柏原病院の小児科を守る会」発足記念日。
ちょうど一周年だそうですよ。


この間、丹生さんに会って、その時にステッカーをもらったので。
早速、救急外来に貼ってみました!

これで、軽症の患者が少なくなれば良いのですが。



医者のホンネが知りたい人は、こちらから!
→ 『医者のホンネが丸わかり!(改)』

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医療議連総会記念シンポジウム
以前、『医療現場再建めざす議員連盟』
の記事に書いたけど。
医療現場再建めざす議員連盟医療議連)」っていうのが、
2008年2月12日にできたんですよ。

最初は現在の日本の医療現場に危機感を持った、
超党派の国会議員9人で連盟を設立したようですが。

今では、147人になったみたいっすね。


医療現場再建めざす議員連盟医療議連)」
設立趣旨は、こいつです。


設立趣旨

お産難民に象徴される産科医療・小児医療の崩壊、
救急重症患者のたらい回しの急増、
麻酔科医不足や外科志望者減少による
外科手術体制の衰退懸念、訴訟・訴追リスク増大による
萎縮医療の蔓延、地域医療従事者の確保難など、
崩壊の危機に瀕するわが国の医療現場を立て直し、
すべての国民の生命と健康を守る適切な
医療提供体制の再構築を図るため、
国民的な議論の喚起と必要な政策の実現を
図ることを趣旨として、超党派の国会議員による、
議員連盟を設立する。

現在の国会議員メンバー数=147名


参照:「医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟」


1つの文章が長すぎて、異常に読みにくいんですが(涙)

しかも、一番大事な医療議連設立趣旨
たらい回し」とか書いてるし。

もう、数ヶ月前からまともな新聞は、
たらい回し」っていう言葉を記事の見出しには
書かなくなっているんですけど(汗)

医療従事者の確保」って。
犯人じゃないんだから。
確保って使われるの、医者は大嫌いなんだけど。

大丈夫か、この人達。


まあ、それは良いとして。
心意気は、認めましょうか(笑)


そんな医療現場再建めざす議員連盟医療議連)」が、
4/12シンポジウムを開くそうですよ!



真の公聴会!医療現場の生の声を直接国会議論へ!!

本議連の、「国民的な議論の喚起と必要な政策の実現を図る」
との設立趣旨に則り、医療現場の皆様(医療提供者、患者)から、
それぞれの現場における医療崩壊の現状と
課題を率直に語っていただき、危機的状況を
打開する為の施策を、我々国会議員と現場の皆様とで
一緒に創っていくきっかけとすべく、
シンポジウムを開催致します。


 
日時:4月12日土曜日 18時〜20時
会場:日比谷公会堂
 

主な出席者(予定):

尾辻秀久 参議院議員(元厚生労働大臣)
坂口力 衆議院議員(元厚生労働大臣)
仙谷由人 衆議院議員
鈴木寛 参議院議員
世耕弘成 参議院議員

他 議連役員

土屋了介(国立がんセンター中央病院院長)医療顧問 他


シンポジウム

医療現場からの意見発表と議員からのコメント
※それぞれの方々から医療現場の崩壊の事態の原因、
背景、改善策についてご意見を聴取

提言者(現在出席が確定している方々)
(敬称略・五十音順)

有賀徹(日本救急医学会理事、昭和大学病院副院長)
内田絵子(NPO法人がん患者団体支援機構副理事長 
      NPO法人ブーゲンビリア理事長)
内田健夫(日本医師会常任理事)
嘉山孝正(全国医学部長病院長会議 
      大学病院の医療事故対策に関する委員会委員長、
      山形大学医学部長)
黒川衛(長崎県西海市真珠園療養所 内科医)
桑江千鶴子(東京都立府中病院産婦人科部長)
久常節子(日本看護協会会長)
丹生裕子(県立柏原病院小児科を守る会代表)

参加費
1000円
 
申し込み方法

参加ご希望の方はこちらのフォームからお申し込み下さい
http://www.iryogiren.net/boshu/080412.html

Webにて、http://www.iryogiren.net/  
Email: admin@iryogiren.net
 


ここに出ている、
>黒川衛(長崎県西海市真珠園療養所 内科医)

この黒川先生が、「全国医師連盟」の設立者ですわ。
まだ、正式発足前なので「全国医師連盟」っていう言葉は
出ていないようですけどね。

なんか、偉―い人とかも出るみたいっすけど。
ちょっとおもしろそうですね。

個人的には、
>丹生裕子(県立柏原病院小児科を守る会代表)

この方の話が、一番興味あります。


1つの文章が長すぎて読みにくいとか。
たらい回し」って言葉を使っているとか。
ちょっと不安な点もありますが(笑)

これをきっかけに、日本の医療が良くなると良いですね!


興味ある人は、ここから申し込んでね!
→ 「医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟」

意見も募集してるみたいですよ。
言いたい事ある人は、ここから投稿してね!
→ 「医療議連:ご意見募集」


こういう本も読んで、勉強してね!
誰が日本の医療を殺すのか―「医療崩壊」の知られざる真実

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救急患者、受け入れ困難率
日本の医療のなかでも、産科、小児科、救急の分野が、
最も医療崩壊(医療破壊)が進んでいますが。
総務省消防庁の「救急搬送に関する実態調査」で、
救急患者受け入れ困難な状況が、
3/11明らかになりましたね。


救命センターへの受入照会、最大63回
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080311-00000005-cbn-soci

2007年に救命救急センターに搬送された
約13万人のうち、救急隊が受け入れ先の
センターを探す際に最も多いケースで
63回の問い合わせをしていたことが、
消防庁が3月11日に発表した調査で分かった。

11回以上の照会が802件、6〜10回が2、108件に加え、
救急隊の現場滞在時間が150分を超えたケースも
31件あるなど、3次救急レベルの受け入れ先を
探すのに困難を極めている実態がうかがえる。

調査は、消防庁が救急搬送時の受け入れ状況を
調べるために国内807の消防本部に対し、
07年中の救急搬送について
 ▽救命救急センターへの搬送
 ▽小児
 ▽産科・周産期
 ▽重症(3週間以上の入院加療が必要な傷病程度)以上
―のカテゴリーに分けて調査した(転院搬送除く)。

消防庁は同日、救急受け入れ困難の
問題を解決するために設置している消防機関と
医療機関の連携に関する作業部会に報告した。

07年に救命救急センターや大学病院の救急部など
地域で基幹となる救命センターに搬送された
13万4、042人のうち、1回の照会で受け入れ先が
決まっていたケースが80.1%と多数を占めたものの、
4回以上かかっていたケースが5.8%(6、990件)あった。
紹介件数が多かった消防本部があるのは大阪府で、
最大照会件数は63回。次に東京都で47回、
埼玉県で33回などがあった。

救急隊の現場滞在時間は、
「30分未満」が93.0%を占めたが、
長くかかったケースでは「150分以上」31件、
「120〜149分」42件、「90〜119分」150件があった。
150分以上かかっていたのは、
東京都で12件、神奈川県で7件、大阪府で4件あった。

受け入れられなかった理由には、
「(症状に対処できる設備やスタッフの不足による)処置困難」
が24.7%と最も多かった。
ほかには、「手術中、ほかの患者に対応中」21.2%、
「ベッド満床」21.0%などがあった。


■1回の照会で8割が受け入れ先確保

重症以上(搬送人数41万1、625人)と
産科・周産期(同2万4、173人)、
小児(同35万4、046人)のすべてのカテゴリーについて、
「1回」の照会で80%、「2、3回」も含めると、
95%が受け入れ先を確保していた。

11回以上の照会があったのは、重症以上は0.3%、
産科・周産期は0.2%、小児は0.1%で、
最大照会回数はそれぞれ50回、43回、35回だった。
現場滞在時間もすべてのカテゴリーで
「30分未満」が約95%を占めた。

都道府県別では、重症以上で
11回以上の照会があったのは、
東京が最多で614件、埼玉県129件、大阪府71件、
千葉66件と続く。
産科・周産期でも6回以上の照会があったのは
大阪113件、東京112件、神奈川30件などが多かった。

消防庁は「首都圏、近畿圏の大都市周辺部で
照会回数が多く、選定困難事案が一定の地域に
集中する傾向がある」としているが、
有賀徹座長(昭和大学病院副院長)は
「都市部は地方と比べて医療機関も多いため、
救急隊が受け入れ先を探すために当たる
医療機関も多いのは当然」と、
単純に照会回数だけで比較しないで
現場滞在時間や年次推移による分析も重視し、
数字が独り歩きしないように注意を促した。


受け入れられなかった理由は、重症以上では、
「処置困難」22.9%、「ベッド満床」22.2%、
「手術中、ほかの患者に対応中」21.0%だった。
産科・周産期では「処置困難」21.5%に、
「手術中、ほかの患者に対応中」19.0%が続き、
「専門外」が13.5%だった。
小児では「専門外」が25.2%と最多で、
「手術中、ほかの患者に対応中」21.8%、
「処置困難」16.1%が続いた。


■産科の照会回数、年々上昇
産科・周産期の搬送について、照会回数が
4回以上だったケースの推移を見ると、
04年には225件と全体の搬送件数の1.9%だったが、
毎年増加している。
今回は1084件と、昨年から
0.7ポイント上昇して全体の4.8%を占めた。


参照:『医療介護情報CBニュース:2008年3月11日』


たしかに、11回以上の照会が802件とか、
最大で63回も問い合わせをしたとか。
救急患者受け入れるのが困難な状況が、
明らかになりましたね。

実際、「救急患者受け入れるのが困難な場合がある」、
というのは事実です。


しかし、こういうのは、ただ件数が多い。
とかっていう、数字だけを見て、
ヒステリックに騒いでも、何の解決にもなりません。

今回の記事を見てもそうですけど。
キャリアブレイン(CB)の記事は、比較的冷静に
分析をして、客観的に書いていますけど。

正直言うと、時事通信の記事は、ちょっとどうかな。
って思います。

試しに、比較してみましょうか。


重症拒否10回以上が年1000件超
救急搬送実態調査−総務省消防庁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080311-00000044-jij-pol

総務省消防庁は11日、昨年1年間の
救急搬送に関する実態調査の結果をまとめた。

重症患者の搬送で医療機関に10回以上、
受け入れを断られたケースが1074件に上った。

救命救急センターに搬送されるまで
62回受け入れを拒否されたケースもあり、
「予想を上回る厳しい実態」(同庁救急企画室)が
改めて浮き彫りになった。

救急搬送をめぐっては、患者の受け入れ病院が
素早く決まらないケースが全国的に多発。
同庁は昨年、全国の消防本部を通じて
2004−06年の妊産婦の救急搬送に関する
実態を調査したが、今回さらに
 (1)重症患者
 (2)妊産婦
 (3)15歳未満の小児
 (4)救命救急センターへの搬送
−の4区分で再調査した。 


参照:『時事通信:2008年3月11日』


時事通信の記事は、詳細を検討する事なしに、

>重症拒否10回以上が年1000件超

ってヒステリックに騒いでいますけど。

そもそも、1000件っていうのが多いのか
少ないのか、わかんないですよね。

1億件のうち1000件だったら、少ないでしょうし。
1万件のうち1000件なら、多いでしょ。

やっぱり、ただ数字を出すだけで、
詳細に関しては何の検討もしない。
というのは、ちょっとどうかと思います。


総務省消防庁のHPを見たのですが。
残念ながら、まだ生データーは見られなかったので。
キャリアブレインの記事の方で、詳細を検討すると。

重症以上(搬送人数41万1、625人)と
産科・周産期(同2万4、173人)、
小児(同35万4、046人)のすべてのカテゴリーについて、
「1回」の照会で80%、「2、3回」も含めると、
95%が受け入れ先を確保していた。


という事ですよ。

医師数削減政策と、医療費抑制政策のせいで。
日本の医療は崩壊しつつある。
というか、破壊されかけていますけど。

医療現場では何とか頑張って、
医療崩壊の最先端、救急でも
95%は、2,3回以内で受け入れ先を
確保
しているんですよ。

最近では「たらい回し」って言葉は使われなく
なりつつありますけど。
一時「たらい回し」の定義として、
10回以上病院への依頼をする事」。
みたいな、わけのわかんない定義をされていますけど。

ホントかどうかわかんないけど、
この定義に当てはまるのがどの位か、
って見てみると。

>11回以上の照会があったのは、重症以上は0.3%、
産科・周産期は0.2%、小児は0.1%。
現場滞在時間もすべてのカテゴリーで
「30分未満」が約95%を占めた。


って事ですから。
0.1%とか、せいぜい0.3%ですよ。
割合としては。

1000件超」ってヒステリックに騒いでいますけど。
割合としたら、0.1%〜0.3%ですよ。

そりゃあ、ゼロになれば良いに決まってるけど。
そんなの無理に決まってますから。


だって、救急のシステムの問題もあるけど。

根本的には、医師が不足しているとか、
医療費が足りないとか。
救急だけの問題ではなく、もっと根本的な
医療システムとか、政策の問題が原因
ですから。

それを、病院や医師のせい、とか。
救急のシステムだけのせいにしても、
何の解決にもなりません。



今回調査の対象になった「救命救急センター」。
これって、要は3次救急って事です。

救急には、1次から3次まであって。

1次救急: 外来で対応できる程度の軽い病気やケガ
2次救急: 入院治療を必要とする場合
3次救急: より専門的治療を必要とする場合


って分かれているのですけどね。

3次救急っていうのは、最も重い患者
2次救急病院でも、どうしようもなくって、
2次救急の病院から、転送されるような、
重症の患者って事です。

救急救命センターは、「最後の砦
とかって言い方されるけど。

安易に、救急救命センター軽症の患者が来たら。
すぐにベッドが埋まってしまって、
本当に必要な重症の患者が
受け入れられなくなっちゃうんですよ。


それなのに、安易に患者も救急隊も、
救急救命センターに来たり、依頼して。
結局、患者を入院させて、満床になって
本当に必要な重症患者を受け入れられない
っていう現実があります。

救急救命センターなのに、
患者を受け入れないなんてけしからん。」

っていう論調もあるかもしれませんが。

医者もベッドも、無限じゃないんですから。
そりゃあ、無理ですよ。

医療もたくさん増やして、ベッドも増やして。
診療報酬も上げて、ベッドに余裕を空けて、
受け入れられる状態を作ったら、
その分国や都道府県が補助する、とか。
もっとたくさん医師を増やすとか。

そういう状況になれば、もう少し
状況は改善すると思いますけどね。

残念ながら、医師の数も足りないし。
診療報酬もどんどん削減されて、
ベッドを満床にしないと、赤字になるような
そういうシステムになっていますから。

どんな患者も、全部受け入れる。
っていう状態には、なっていません。

そういう根本的な問題に触れずに、
患者受け入れ拒否が1000件もあるとか。
救急救命センターなのに、
患者を受け入れないなんてけしからん。
とか、って言っても、何の解決にもなりません。


医師数削減政策、医療費抑制政策の現状で、
救急の現場は精一杯頑張って。
救急救命センターでも、0.1〜0.3%は、
患者を受け入れる事ができない事もある。

っていうのが、今の日本の現状です。


最近、何回かyahooのトップページにも載っている
良い記事は、キャリアブレインの記事が多いですかねー。
私が今、一番期待しているメディアです。

時事通信には、もうちょっと勉強してもらいたいですね。


3次救急の代表的な病院、「大学病院」に関して、
本当の事が知りたい人は、これを読んでね!

→ 「大学病院のうそ」 〜現役医師(Dr. I)が暴露する、大学病院の秘密

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「こどもの医療費無料」の問題点
こどもの医療費無料」っていっている自治体って、
非常に多いですよね。
というか、ほとんど全部かな。

小学生未満とか、中学生までとか。
年齢は、地方自治体によって違うようですけど。

でも、この制度のせいで、
勤務医、特に小児科医は、
ものすごーく疲弊しているんですよー。


こどもの医療費無料」っていうと、
少子化対策にもなるし。
子供のいる親にも受けが良いし。
反対する人はあんまりいないし、
手っ取り早く選挙対策にもなるから。
安易にやる都市って多いんですよ。



こどもの医療費無料化の運動ってのは、
1968年以降全国各地で起きて。
1972年に栃木県が初めて、
ゼロ歳児医療費無料にしそうです。

その後、こどもの医療費無料化の
年齢を引き上げる自治体とかも増えて。

1999年2月に行った政府が行った調査では、
入院患者は全ての市区町村が実施していて、
通院でも2自治体を除くすべてで、
乳幼児医療費への助成が実施されていたようです。


参照:「岡村恵子のHP」


弱者」って言葉、いろんな意味があるから。
あんまり安易に使いたくないんだけど。
こども」って、いろんな意味で弱者だから。
こどもの医療費無料なんかは、典型的な
弱者を守る」為の政策ですよね。

だから反対意見も少ないし、
選挙対策として住民受けも良いから。
結局、いろんな都市で実施されているんですよ。


私は、「いつでもこどもの医療費無料
っていう制度には反対です。

何故なら、「無料なら、病院に来よう
っていう人が多くなるからです。

薬屋で、薬とポカリスエットを買ったら2000円。
でも、病院に行って専門家である医者に診てもらって。
それで薬までもらっても、0円。

だったら、時間外でも、病院に来よう。
って思う親が多いのは、当たり前です。

時間外に軽症なのに病院の救急外来に来るのって、
コンビニ救急」とかって呼ばれているのですけど。

これって、患者(こどもとか、その
いわゆる「モンスターペイシェント」だから起こる、
っていうよりは、「こどもの医療費無料
っていう制度がおかしいから起こっているのですよ。

もちろん、大人の場合と一緒で「不安だから」、
っていう原因も大きいですけどね。
こどもの場合でも。

無料じゃなくても、日本の医療費っていうのは、
世界の国々と比べるとめちゃくちゃ安いですから。
不安だ、ってだけで時間外に病院に来る
患者が多いのは、子供も大人も一緒です。


その結果、小児科医は疲弊して、
小児科が崩壊しかけていますから。
だったら、「こどもの医療費無料」っていう、
制度を変えれば良いと思います。


こう言うと必ず
「弱者切り捨てだ」
って言う人が出るんですよね。

でも、私が言っているのは
こどもの医療費は、いつでもどこでも無料
っていう制度がおかしい。
って言っているだけですからね。
そこは勘違いしないで下さいよ。



こどもの医療費無料って、
全部まとめて言っていますけど。
もう少し細かく分けると。

1,入院しているこどもの医療費
2,持病があって、定期的に通院しているこどもの医療費
3,持病はなく、風邪をひいたとかで、
  病院の受付時間内に来るこどもの医療費
4,持病はなく、風邪などで、
  時間外に病院に来るこどもの医療費


おおざっぱに、この4つに分けられると思います。


それぞれに関して、見ていきましょうか。

1,入院しているこどもの医療費

これに関しては、無料で良いと思いますよ、私は。
それは、あんまり異論がないのではないでしょうか。


2,持病があって、定期的に通院しているこどもの医療費

これも無料で良いと思いますね、個人的には。


じゃあ、今までと同じじゃないか、
って思うかもしれませんが。
ここからが違います。


3,持病はなく、風邪をひいたとかで、
  病院の受付時間内に来るこどもの医療費


これ、普通にお金取って良いんじゃないですかね。
まあ、少し割り引きしても良いと思いますけど。
いろいろあると、話がややこしくなるので。
持病なしで、時間内に来るこども通常料金
って事にします。


4,持病はなく、風邪などで、
  時間外に病院に来るこどもの医療費


医療崩壊が最も進んでいる科は、
産科、小児科、救急ですけど。
時間外に病院に来るこどもが多い、っていうのが
小児科医が減って、小児科が崩壊している
一番の原因
です。

これは、「こどもの医療費無料」っていう制度が
大きく関係していますから。
変えた方が良いと、私は思っています。


時間外に来る患者の半分くらいは、「こども」です。
小児科医が1人の病院とか、病院にもよるのですけどね。
夜に子供が来たら、当直医がまずは診て。
それで、当直医では対処できない、
って判断した時に、はじめて小児科医の先生を呼ぶ。
っていう病院もあるんですけど。

子供が来たら、夜中だろうが明け方だろうが、
最初から小児科医を呼ぶ。
っていう病院も、結構多いんですよ。

時間外に来る患者の半分くらいが子供ですから。
こういう病院だと、子供が来るたびに、
小児科医が毎回病院に呼ばれちゃいますので。
小児科の先生は非常に大変です。


病院っていうのは、基本的には
土日、祝日は休み(土曜は半日の所もある)で。
平日も9時〜5時までしかやってないんですけど。

でも、患者っていうのは、
病院がやっていないときにも病気になることもあるので。
そういう時の為に、その科毎に「当番、待機
の医師っていうのを決めておきます。

で、時間外に患者が来て、専門的な判断が必要だ、
って当直医とか、他の先生が判断したら。
その科に関する事だったら、ますはその科の当番、待機
の医師が呼ばれる
ようなシステムになっています。

そうじゃないと、やってられないですよね。
だいたい、どこの病院でも下っ端と偉い先生がいるけど。
当番が決まっていなかったら、いっつも呼びやすい
若い先生とかが呼ばれちゃいますからね、たいてい。
毎日のように病院から呼ばれまくってたら、
その先生、体が持ちませんよね。
医者だって、人間なんだから。


例えば、
小児科医3人の病院の場合。
小児科はA先生、B先生、C先生という
3人の先生がいる時。

3月の当番表の例)

3/1  2   3  4   5   6  7   8  9  
  土  日  月  火  水  木  金  土  日
   A  A  B  B   C   C  B   B  B


こんな感じでしょうかね。
3/1の週末はA先生が当番
で、3/8の週末はB先生、みたいな。

平日は、交互とかでも良いんだけど。
週末、金、土、日とかは、
同じ先生がやる場合が多いでしょうかね。
当番とか、待機っていうのは。

「今週は俺、待機じゃないから、
少し遠くに行ってくるから、週末よろしく。」
みたいな感じで、月に一回か二回とか、
休みをもらえる事が多いのですけど。

重症患者がいたら、どっかに旅行に行くとか、
そういうのは難しいですから。
実際には、なかなか休みは取れません。

もちろん、自分が当番、待機の時には
いつ病院に呼ばれるかわからないので。
病院の近くで待機していなければいけません。


そいで、本題に戻って。

時間外に病院にかかる、こどもの医療費について。
ですけど。

私は普通に料金を払うべきだと思います。
というか、「時間外重症患者割引制度」のように、
重症患者以外は、加算した料金を払えば良いと思います。

時間外に大量に、軽症のこどもが押し寄せてきて。
もう小児科医は疲弊して、小児科は崩壊寸前ですから。
小児科を崩壊させないためには、
軽症の患者(こども)が時間外に来るのを、
制限する必要があると思います。


ただ、普通の料金を取るだけでは、
時間外の患者の数を減らす事は難しいと思いますので。
だったらむしろ、今は医療費無料子供からも、大人と同じ。
正規の料金+できれば時間外加算料金
も取って、時間外に病院に来る患者(こども)を
減らすべきだと思います。

仮にこの制度を
「入院、通院しているこどもの医療費無料制度」
としますか。

この制度に関しては、重症患者は料金が割り引かれるし。
入院したら、こども医療費無料
になるんですから。
弱者切り捨て」、って事にはならないと思います。

そもそも、軽症なら次の日に来れば、
時間外加算料金は取られないわけですからね。


「入院、通院しているこどもの医療費無料制度」
が導入されると。

現在は、全てのこどもの医療費無料だけど、

入院しているこども
+持病があって通院しているこどもの医療費
無料のまま
だけど。
時間内に風邪とかで受診するこどもの医療費と、
時間外に風邪とかで受診するこどもの医療費

が、余るって事になりますよね。

そしたら、余った分は、こどものいる家庭に、均等に分配
すれば良いと思いますよ。


例えば、

こども1万人の都市。
こどもの医療費無料にしている為に、
予算を10億円使っているとします。

その内訳は、

入院したこどもの医療費                6億円
持病で通院しているこどもの医療費         2億円
時間内に風邪等で、病院に来るこどもの医療費  1億円
時間外に風邪等で、病院に来るこどもの医療費  1億円


だとします。

「入院、通院しているこどもの医療費無料制度」の場合。
その都市の予算を見ると、

入院したこどもの医療費                6億円
持病で通院しているこどもの医療費         2億円


これは、そのままです。

で、

時間内に風邪等で、病院に来るこどもの医療費  1億円
時間外に風邪等で、病院に来るこどもの医療費  1億円


これはゼロになるわけですから。
2億円の財源が余る訳ですよ。
この2億円は、借金の返済に使うとか。
どっかの無駄な道路を造るとか。
そういうのではなく。
こどものいる家庭で分けます。

その都市には子供1万人いるんですから。
2億円を1万人で分けると、
1人当たり2万円になります。

子供が3人いる家族なら、6万円入る。
って事になりますよね、この制度。
しかも、新たな財源はゼロ。

少子化対策としても、良いんじゃないですか。
この政策。

軽症なのに、無料だと思って時間外なのに、
何回も平気で病院に来て、小児科医を疲弊させる
親にばっかり、お金をあげて。
そいで、まじめ小児科医や病院の事まで考えて、
次の日まで待って病院に来るとか。
病院にかからないで、売薬で済ませている親には、
お金を補助しない。

そっちの今の制度の方が、むしろおかしい
と思いますよ、私は。

こども1人につき2万円をあげて。
そのお金で、美味しい物を食べて病気を予防するとか。
そのお金を習い事に使うでも、ゲームを買ってあげるでも、
何に使っても良いと思いますよ。

心配だったら、時間外に時間外加算料金を払って、
病院にかかる、っていう選択肢を取る人も
いるかもしれませんね。
お勧めはしませんけど。


「全てのこどもの医療費無料制度」だと、
無駄にたくさん病院にかかっている人にばっかり、
お金を補助する形になって、逆に不公平
なんだけど。

「入院、通院しているこどもの医療費無料制度」では、
重症患者は無料のまま。
軽症患者に関しては、自己負担をしてもらって、
その分は、みんなで分けましょう

っていう政策ですからね。

むしろ、公平のような気がするんですが。

そしたら、時間外に軽症で病院に来る子供も減って、
小児科医の疲弊も軽減するし。
その結果、小児科を崩壊から救えるかもしれないし。
子供を病気にさせない親は、お金も入るし。
政治家は、少子化対策としても票になるし。


良いことばっかりの様な気がするんですけどねー。

どうして、誰もこういう制度を作らないのでしょうか。


もっとも、これは各地方自治体ではなく、
国がやるべき制度だと思いますけどね、ホントは。



あ、一応、元々持病があって、
それが悪くなって時間外に病院にかかった子供
の場合。

とりあえずは、いったん時間外加算も含め、
お金を払って貰って
定期的に通院しているのですから。
前回は、時間外に持病が悪化したって事であれば、
その時にお金を返す。
っていう形で良いのではないか、って思っています。

それなら、実質無料だし。
時間外に来た時に、持病の悪化かどうかによって、
自己負担額が変わるとかっていう、
余計な手間なんかもかからないしね。



医者のホンネが知りたい人は、こちらから!
→ 『医者のホンネが丸わかり!(改)』

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