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現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
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ドクターヘリは、経済的にお得?
ドクターヘリを飛ばした方が、
救急車よりも経済的に得だ。
入院日数も減る。
ってデーターが出たようですがね。

これ、「経済的に得」っていうのは、
ちょっと違うんじゃないかなーって思うんですよね。

からくり」があるようなんですが。
その事には、一切触れていないようなので。
そこら辺を具体的に検証していきましょうか。

コメント頂いて、検証方法自体が間違ってました(涙)。


ドクターヘリ救急車より合理的 入院日数短く治療費削減

ドクターヘリで交通事故の負傷者を病院に緊急搬送すると、
救急車を使った場合に比べて平均入院日数が短くなり、
治療費も低く抑えられることが、
日本医科大千葉北総病院(千葉県印旛村)の調査で分かった。
ヘリや救急車で実際に同病院に運ばれた患者を比べた。

同病院は「治療費の削減分は
ヘリの運航費用を上回っており、
ドクターヘリの導入は医療コスト的にも見合うものだ」
と話している。

ドクターヘリは、ヘリコプターに医師が同乗して
救急患者を搬送するシステム。
搬送中も医師が対応でき、搬送時間も短くなることから、
治療成績が向上するとされる。

調査は同病院の益子邦洋・
救命救急センター長らが実施した。

対象は、03年1月~06年3月の間に
同県四街道、富里、八街の各市から
同病院に搬送された重症の外傷患者70人
ドクターヘリ26人、救急車44人)。
いずれも同病院までの距離が15~20キロで、
ヘリと救急車が利用されている。
救急車はヘリ運航時間外の夜間、
早朝や悪天候時などに使われた。

年齢や重症度などを補正した結果、
ドクターヘリ搬送後の平均入院日数は21.8日、
入院中の治療費は平均約132万円で、
救急車の場合の入院日数38.5日、
治療費約245万円に比べ、
それぞれ16.7日、約113万円少なかった。
ヘリの搬送には1回50万円程度かかるとされる。

ドクターヘリについては01年、国が年間経費
(1機当たり約1億7000万円)の半額を補助し、
ヘリを導入した都道府県が残りを負担する制度が始まった。
国は5年間で30機の導入を見込んだが、
自治体の財政難などで現在、
10道県11機の配備にとどまっている。


「毎日新聞 2007年7月13日」



医療費入院日数について、ちょっと詳しく分析すると。

          平均入院日数      治療費
ドクターヘリ    21.8日        132万円
救急車       38.5日        245万円

1日当たりの治療費で比較すると
ドクターヘリ  132万÷21.8=6万円
救急車 
    245万円÷38.5日=6.3万円

うーん。
ほとんど同じですか。
単純に、1日当たりの医療費は同じくらいで
入院日数の違い、だけで説明ができますね、これ。

何故でしょうかねー。

> 年齢や重症度などを補正した結果

これが、ちょっと怪しいですかねー。


例えば。
ドクターヘリ 26人、救急車 44人
このうちの2人だけ、救急車で運ばれた人の中で、
なんらかの事情があって、入院が長引いたとします

2人だけが、一年間入院していたとします。
で、後の条件は全く同じだとすると
どっちの群も1日当たりの治療費は同じくらい、
約6万円
なので、これで計算してみると

救急車の群は、2人は治療が長引いて一年
その他の42人が、ドクターヘリと同じ様な
入院日数治療費として、
試しに計算してみましょうか。

入院が長引いた人の医療費
365日X6万円/日=2190万円
これが2人だから
2190X2=4380万円

その他の人達42人医療費
ドクターヘリ入院日数と同じ、約22日として
22x6万円/日=132万円
これが、42人いるので
132万円X42=5544万円

入院が長引いた2人と足すと、
救急車で運ばれた患者の医療費が出ますよね。

4380万円5544万円=9924万円

これを44人で割って、1人当たりの医療費を出すと

9924万円÷44人=225.5万円

あーら不思議。
この記事で書いてあった、救急車の群の治療費約245万円と、
ほとんど同じ数字が出ちゃいましたねー。

入院日数についても、計算してみましょうか。

2人が入院長引いて、365日
その他の42人ドクターヘリと同じ22日ですから。
44人平均入院日数

365X242X22)÷44=37.6日

あ、あれー。
また、記事に書いてあった、入院日数38.5日と、
ほとんど同じ数字になっちゃいましたねー。

あくまで、仮に、の計算なんですけどねー。
2人だけ、なんらかの事情で入院が長引いた患者が
救急車の群にいたら、他は全く一緒でも、
こんな数字になっちゃうんですよ。

人数が少ない場合によくある結果ですね、
こういうの、って。
平均」って数字のマジックに騙されちゃ駄目ですよ。


>年齢や重症度などを補正した結果
って言っていますけど。
入院が長引く要因っていうのは、「重症だ」、
って事もあるけど。
社会的な要因」っていうのも、大きいですからねー。

例えば、地元の名士の子供で、この病院に
長く置いてくれ、って頼まれた、とか。
医療ミスまではいかないけど。
ちょっと病院に負い目があって、他の病院に
転院させる事ができないような患者。
そういう患者が、「社会的要因」で、
入院が長引く事もありますからねー。

そういうのは、全く考慮されていないみたいだし。


本当にドクターヘリが有用か、って事を検証するなら。
救急車1時間かかった、この1人目の症例。
これがドクターヘリなら、30分で到着した。
この症例で、30分早く着いたら、どのくらい
入院日数が短縮できそうか。
全く変わらないのか。
とか、そういう事を、一つ一つの症例で
検討
しなきゃ駄目ですよ、絶対。

あくまで推測でしかないんですけどね、これって。
でも、1人か2人の特殊な要因で、
平均値が跳ね上がったとしても、
それを含めて、結論を出す。
ってのは、やはり良くないと思いますよ。

例に出したのは、あくまでも例えですから。
入院日数に関しては、ドクターヘリを使った方が、
短くなる可能性はありますけど。

全て合計してかかった費用が、ドクターヘリの方が
救急車よりも安い、って事には、
ちょっと疑問が残りますね。


ここからは、最初に私がエントリーした内容なのですが。
読者の方達の指摘で、間違いという事がわかりました(汗)

でも、自分の間違いを全部なかった事にする気はないので。
あくまでも、あー、こういう勘違いしていたんだなー、この人。
って事で、思って頂ければありがたいです。

格好悪いけど、一応削除しないで載せておきます。



そしてもう一つ、経済面のからくり。

>ヘリの搬送には1回50万円程度かかるとされる。

って記事には書いてありますけど。
ドクターヘリのコスト、って言うのはこれだけではありません。
これも記事に書いていますけど。

ドクターヘリ年間経費(1機当たり約1億7000万円)

(ちなみに、これ。
ヘリのパイロットの人件費は入ってますけど。
多分、医者はボランティア、って事だと思いますので。
本当は、もっとかかります。)

ですから。
そいで、最初に導入する時には病院に新たに、
ヘリポートを作らなきゃ駄目ですよね、当然。
ま、初期費用として2000万円としますか。

本当は、5億円かかるらしいっす。初期費用。

今回のデーターでは、4年間ですから。
ドクターヘリにかかった経費は

1億7000万円x42000万円7億円

ですよ。
26回ヘリコプターを飛ばしたから、
かかった経費は、26x50万円=1300万円
ではなくって。

初期費用年間の経費(+実際の運行費用)
が、本当のドクターヘリのコストなので

7億円+(26x50万円)=7億1300万円(7億円)
ですから。

仮に1人当たりで計算したいなら。

7億1300万円÷262742万円(2692万円)
ですよ、ドクターヘリの1人当たりの値段。

( )は実際の運行費用もランニングコストに
入っているとした場合の値段です。


外傷の患者で、ドクターヘリで運んだ患者が26人なので。
それ以外のヘリで運んだ人数も含めた人数で割らないと、
本当の1人当たりのコストは出ませんね。
すいません。

ものすごい勘違いをしていました。
初期費用が大きく違い、しかも割る人数も全然違うので。
これらの数字は、全く意味をなしませんね(涙)


1人当たりの入院費用に2700万円を足して、
それでも合計の費用が救急車医療費よりも下回れば、
それは経済的にもドクターヘリの方が得だ。
って言えますけど。
最もお金のかかる、ランニングコスト
一切無視して、その日に飛ばした時のお金だけ
をプラスする、って方法は。
問題あるんではないでしょうか。

全く何の意味もありませんから。
そんな数字に。

もし本当にかかったコストを計算するのであれば、

ドクターヘリの場合の費用
治療費132万円ドクターヘリ代2742万円(2692万円)
2874万円(2824万円)

救急車の場合の費用
治療費245万円

ってなりますから。
ドクターヘリの方が、救急車の場合より
10倍以上高い、って事になるんじゃないでしょうか。
それが、本当のコストです。



1人当たり2700万円かかっても良い。
って事なら、ドクターヘリ
導入しても良いんではないでしょうか。

この病院も毎日新聞も、都合の良いデーターだけを書く、
って事は止めた方が良いと思うのですが。


コメントでご指摘を頂き、記事の本文を訂正させて頂きました。



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奈良の産科医、詳細1
奈良で残念ながら妊婦さんが脳出血で亡くなった件で、
現場の詳細がわかったので、ここに書いていきますね。

2007.5.1 一部記事を改編削除しました。
削除した経緯に関しては、こちらの記事をご覧ください。
→ 「大淀病院事件、ネットで詳細に2」


一人医長のこの産婦人科の先生(60歳以上)は、
当日は朝8時ぐらいに出勤され、
夜に食事のため、病院近くの自宅に一度帰宅したそうです。

食事を済ましたのち、夜11時前には分娩に備えるため産科病棟に
帰ってきて、助産婦に当直室にいると連絡をいれた。
その間は患者に特筆すべき異常はなく、助産婦からの連絡もなかった。

深夜0時すぎ、分娩室に分娩進行の様子を見に行った時、
患者が頭痛を訴えたのち失神したので、
自分自身でも簡単な内科的チェックを行い、
念のため内科当直医(循環器内科医)を呼び、
その間に内診をして、子宮口が約4センチか医大している事を確認した。

内科当直医がきて内科的診察を行い、
陣痛による失神でしょう、経過を見ましょう
(CTが必要などと言うアドバイスは決してしていない)
と言ったので産科医も一応安心して、
付き添っている助産婦に10分おきの内診と、
パルトグラムとCTG(分娩監視装置)の装着と記録を指示し、
いったん分娩室横の待機室か一階下の当直室(どちらか不明だが)
に帰って待機していた。
その後強直性の痙攣発作が出現し、
血圧も収縮期が200mmHgになったので、子癇発作と判断し、
マグネゾールを投与。

マグネゾールで痙攣はおさまり、以後投与中は痙攣の再発はなかった。
しかし、午前1時30分頃分娩室の助産婦より痙攣が始まったと言う
連絡が入り、あわてて分娩室に引き返した。

以後二人で治療にあたったが、状態が改善みられないため、午前1時50分
母体搬送の決断を下し、奈良医大へ電話連絡を始めた。

午前2時瞳孔散大を認めるも痛覚反応あり。
血圧は148/70と安定してきた。
この時点で頭部CTも考慮したが、放射線技師は当直していないし
CT室が分娩室よりかな り離れたところにあること、
患者の移動の刺激による子癇の重積発作を恐れ、
それよりも早く高次医療機関をさがして搬送するほうがよいと判断。

電話をかけ続けたが、なかなか 搬送先がみつからない。
午前2時30分、産婦人科部長が家族に状況を説明、
そのあいだにも大淀病院の当直医や奈良医大の当直医は大阪府をふくめて
心当たりの病院に受け入れ依頼の電話をかけつづけた。

家族はここで
削除しました
と言ったので、NICUを持たない病院にまで搬送先の候補をひろげ、
電話連絡をとろうとした。

家族も消防署の知り合いを通じ、
大阪府下の心当たりの病院に連絡をとって、
受け入れを依頼した。
この頃には産科病棟婦長(助産師)も来院、 手伝いはじめてくれた。
大淀病院看護師OGで患者さんの親戚も来院し、多くの人が集まり始めた。
けれども受け入れてくれる施設が見つからない。

担当医は当直室(仮眠室)か ら絶望的な気分になりながら
電話をかけ続けたし、大学の当直医は大学の救命救急部門にまで
交渉に行ったが子癇産婦人科の担当で、
我々は対処できないと言うことで受け入れ 拒否された。

午前4時30分、呼吸困難となり、内科医が挿管したが、
その後自発呼吸ももどり、
サチュレーションは98%と回復した。
その後すぐに国立循環器病センターが受 け入れOKと連絡してきたので、
直ちに救急車で搬送した。
患者さんは循セン到着後CT検査等で脳内出血と診断され、
直ちに帝王切開術開頭術をうけたが、
生児は得られたものの脳出血部位が深く、
結局意識が戻らないまま術後8日目の8月16日死亡された。

死亡原因の診断は右脳混合型基底核出血
手術としては脳室ドレナージが行われたようですが、
かなり大きな出血だったため、回復され なかったそうです。


この文章は、元大淀病院勤務の医療関係者および
その友人達から話を聞いた、隣接する府県の産婦人科医
m3.comの医師専用掲示板に投稿した文章を、
掲載許可を頂いてほぼそのままブログに載せたものです。

ご協力ありがとうございました。

いくつかの投稿を私が勝手に組み合わせたので、
時間経過等が若干異なるかもしれませんので。
もし、訂正等があればご指摘いただければありがたいです。


ちなみに、毎日新聞の記事は、こちら。
一応、妊婦さんの名前は伏せてあります。

2006.10.17:毎日新聞社

病院受け入れ拒否:意識不明、6時間“放置” 
妊婦転送で奈良18病院脳内出血死亡

 ◇手術は60キロ先の大阪

奈良県大淀町立大淀病院で今年8月、
分娩(ぶんべん)中に意識不明に陥った妊婦に対し、
受け入れを打診された18病院が拒否し、
妊婦は6時間後にようやく約60キロ離れた
国立循環器病センター(大阪府吹田市)
に収容されたことが分かった。

妊婦は、脳内出血と帝王切開の手術をほぼ同時に受け
元気な男児を出産したが、約1週間後に死亡した。
遺族は
「意識不明になってから長時間放置され、母体の死亡につながった」
と態勢の不備や病院の対応を批判。
大淀病院側は「できるだけのことはやった」としている。
過疎地の産科医療体制が社会問題化する中、
奈良県や大淀町は対応を迫られそうだ。
(31面に関連記事)

 ◇県外搬送常態化

遺族や病院関係者によると、妊婦は同県五條市に住んでいた32歳の女性。
出産予定日を過ぎた妊娠41週の8月7日午前、大淀病院に入院した。
8日午前0時ごろ、頭痛を訴えて約15分後に意識不明に陥った。
産科担当医は急変から約1時間45分後、同県内で危険度の高い母子の
治療や搬送先を照会する拠点の同県立医科大学付属病院(橿原市)に受け入れを打診したが、
同病院は「母体治療のベッドが満床」と断った。
同病院産科当直医が午前2時半ごろ、もう一つの拠点施設である
県立奈良病院(奈良市)に受け入れを要請。
しかし奈良病院も満床を理由に、応じなかった。
医大病院は、当直医4人のうち2人が通常勤務をしながら
大阪府を中心に電話で搬送先を探したが決まらず、
午前4時半ごろ19カ所目の国立循環器病センターに決まったという。

この妊婦さんは約1時間かけて救急車で運ばれ、
同センターに午前6時ごろ到着。
脳内出血と診断され、緊急手術と帝王切開を実施、男児を出産した。
この妊婦さんは同月16日に死亡した。

大淀病院はこれまでに2度、遺族に状況を説明した。
それによると、産科担当医は入院後に陣痛促進剤を投与。
容体急変の後、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の妊婦が
分娩中にけいれんを起こす「子癇(しかん)発作」と判断し、
けいれんを和らげる薬を投与した。
当直の内科医が脳に異状が起きた疑いを指摘し、
CT(コンピューター断層撮影)の必要性を主張したが、
産科医は受け入れなかったという。

緊急、高度な治療が必要な母子について、厚生労働省は来年度中に
都道府県単位で総合周産期母子医療センターを指定するよう通知したが、
奈良など8県が未整備で、母体の県外搬送が常態化している。

大淀病院の原育史院長は
担当医子癇発作と判断して処置した。
脳内出血の疑いも検討したが、判明しても対応しようがなく、
診断と治療を対応可能な病院に依頼して、連絡を待っていた。
ご遺族とは誠意を持って対応させていただいている」
と話した。

一方、遺族は
「大淀病院は、脳外科を備えながら専門医に連絡すら取っていない。
長時間ほったらかしで適切な処置ができていれば母体は助かったはずだ」
と話している。

【林由紀子、青木絵美】

 ◇「確認可能なはず」

妊婦が意識を失った場合、子癇発作と脳内出血の差はどう判別されるのか。
県立医大の小林浩・産科婦人科教授によると
「いずれもけいれんを起こし、普通どちらなのかは判断できない」
という。

一方、別の産科医は「頭痛があり、妊娠高血圧症候群がないなら、
脳内出血を疑うべきだ。病院内にCTがあるなら、確認は可能だったはず」
と話す。

遺族は「脳内出血を疑う情報が、転院依頼先の病院に伝わっていれば、
次々と断られることはなかったのでは」と訴える。



一部始終を見て、医学の専門家である医師側から得た情報と、
経過の一部しか見ておらず、医学に関する知識のない遺族の情報を元に、
医学的な知識の乏しい記者が伝聞のみで書いた記事。

どちらの言い分が正しいのでしょうか。
両方の内容を並べて見て、客観的に見てどちらが正しいと思われるか。
まずは、自分で考えてみて下さい。

更に詳細がわかれば、また書いていきたいと思います。

医学的見地からと、私の私見は次の記事に書いていきますね。

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看護師も不足2
看護師も不足1では新しくなった、
診療報酬制度によって看護師が奪い合いになり、
都会の大病院と地域の小病院の格差が広がっている。
弱肉強食の格差社会が、医療の世界にも来たって話でした。

もっと酷い話は、次でって予告した通り、ちょっと酷い話を一つ。
もちろん、固有名詞は出せませんけどね。


東京大学の300人をはじめ、各地の国立大学病院などが
来春採用の看護師を大募集している。

医療制度改革に合わせ、臓器移植など
高度医療を支えるスタッフの充実を図る狙い。
だが引く手あまたの看護師集めは容易ではない。

東大医学部付属病院(永井良三病院長)は2007年度に
06年度の2・5倍に上る300人を募集する。
年に100人程度生じる欠員補充だけなら、
従来は看護部が関東で集めてきた。
だが、今回は病院一丸となって全国から人材を募る必要がある。

このため9月に東京以外の札幌、仙台、新潟、大阪、福岡で
初めて新規採用者の選考会を開催。
教授ら医師もパンフレット持参で、看護系大学や看護学校を訪問中だ。

増員で同病院看護師は1000人を超し、夜勤体制を
1病棟当たり3人から4人に強化できる。
看護師は患者に目が届きやすくなり、
医師看護師の代わりを務めるような作業を減らせる。

東大のほか、北海道大(210人)東京医科歯科大
(本年度の追加募集を含め190人)など、看護師の大量募集が相次いでいる。

東大病院は「現役の引き抜きなどで地方の病院に迷惑を掛けないよう、
新卒者中心に08年度も募集を検討する」という。


参考:中日新聞:2006.8.22 抜粋


東大病院は「現役の引き抜きなどで地方の病院に迷惑を掛けないよう、
新卒者中心に08年度も募集を検討する」という。
って言っているけど。

新卒者の看護師だけで、300人は現実的に無理でしょう。
1000人のうち、300人新米看護師になったら、
は増えても、に問題があるでしょう、どう考えても。
指導する人も足りないでしょうし。

って事は、新卒以外の看護師も集めるって事ですよね。

考えられるのは、子供を産んで一時退職した看護師か。
それとも、他の病院で働く看護師か。

その位しかないですよね。
一部は、現場復帰する、育休明けの看護師もいるでしょうけど。
それと新卒の看護師だけで、300人集められますかね。

まー、東大病院クラスのブランド力があれば
可能かもしれませんけどね。

ほかの大きな病院も、同じくらいの看護師の増員が
必要なんですよね、診療報酬が改定されたから。

東大病院以外の病院は大丈夫ですかね。


どこの病院でも、血まなこになって
看護師を探しているようですが。


ここで、本題。
というか、前回言っていた、ひどい話。

東大病院とか、都会の病院とか、ブランドのある大きな
病院
は、そこで働きたいって看護師も多いでしょうが。

地方病院はそうはいきません。
地方で働く看護師もいますけど、都会に出て行く人も多いですし。

でも、診療報酬改定で、一定以上の看護師の数が確保できなければ、
病院によっては数千万円の赤字になりますから。
なんとしてでも、看護師の数を確保しなければなりません。
病院にとっては死活問題ですからね。

新卒の看護師の数は限られるし、都会に働きに出る人も多い。
そしたら、看護師の数を確保するためにどうするか。

弱い病院から引き抜くしかないんですよ。


あくまでも、噂ですけどね。
某公立病院が、町立病院から看護師を引き抜いてるって
噂が入ってきています。
でも、かなりホントっぽいです。

大都市の大きな病院から、地方公立病院
転職する看護師はそうはいないでしょうから。

それでも看護師を確保するには、自分より
弱い病院から引き抜くしかないんですね。

で、公立病院より弱い病院といえば、町立病院
ま、個人病院とかもあるんでしょうけどね。

公立の病院が、もっと弱い地方の町立病院から
看護師を引き抜く世の中になってるんですよ、今の時代。

東大病院は、
「現役の引き抜きなどで地方病院に迷惑を掛けないよう」
って言ってるけど。

普通の病院は背に腹変えられないですから。
赤字にならないためにはやむを得ないからって、
公立病院ですら町立病院から看護師を引き抜く時代に
なっちゃったんですよ、残念ながら。

で、引き抜かれた町立病院はどうなるかっていうと。
時間の問題で潰れるでしょうね。
ほぼ間違いなく。

これが、医師病院の集約化ってやつでしょうか。
本当に、これが国民が望んだ医療なんでしょうかね。

はなはだ疑問が残りますね。

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看護師も不足1
いやー、医師不足医師不足って言われてるけど。
看護師も不足してるみたいですねー。
大変な事になりますよ、これから。

ちなみに、医師不足の話が知りたい人は、こちらから。

将来医者の数は足りるの?1
将来医者の数は足りるの?2

看護師に関しては、まずこの記事を読んで下さいね!

看護師の配置基準を引き上げた今年四月の診療報酬改定の影響で、
北海道内の百床未満の一般病院百九十七病院のうち、
三割を超す六十四病院看護師数が基準に届かず収入減と
なったことが、北海道病院協会の調査で分かった。

同協会は道内の全一般病院三百九十三施設について、入院基本料
(入院患者一人につき病院に支払われる一日当たり診療報酬)を、
改定前の今年三月と、改定後の六月現在で比較した。

その結果、道内七十一病院で基準を満たさず収入減となり、
うち百床未満の病院が九割を占めた。
同協会によると、減収額は一病院につき月百万円から二千万円と
みられ、「全収入の二割以上の減収となった病院もある」という。

一方、改定により看護師を多くそろえた病院には手厚く報酬が
入るようになったため、収入増となった病院も七十二病院ある。

病院協会の西沢寛俊副理事長は現状について、
「新たな診療報酬制度により看護師が奪い合いになり、
都会の大病院と地域の小病院の格差が広がっている」
と憂慮している。


2006/08/21 北海道新聞 抜粋


要は、小泉改革のおかげで、弱肉強食の世界が
医療界にも来たって事ですね。

規制緩和とかのおかげで、金持ちはより金持ちになって、
平均所得を押し上げて、見た目は景気が回復しているように
見えますよね、今の日本は。

あくまで、平均所得ですからねー。

例えば、10人の人がいて。
9人は年収300万円で、1人は年収2300万円だとします。
すると、平均年収は、
300万x9+2300万/10=500万円になりますからね。

まず、平均値で見るって事があんまり意味がないんですよ。
こういうのって。
平均値よりも、最頻値というのが、最も意味がある
指標だと思いますね、こういう所得とかに関しては。

最頻値はこの場合、年収300万円ですね。
一番多くの人が、この位の年収って意味では、
この値が最も現状を反映しています。

で、小泉改革は、この年収2300万円の人の収入が
4300万円に上がる改革なんですよ。

で、他の一般人の給料は上がらない。

すると、平均所得は
300万x9+4300万/10=700万円

で、平均所得が500万円から、700万円に200万円上がりました
景気が回復しました。
ばんざーい、ばんざーい。
って言ってるんですね。
今の小泉改革による規制緩和は。

多くの人は変わらないけど、一部の金持ちは更に金持ちになる。
それで、全体が上がったように、マスコミを通して見せかける
そういう仕組みです。

確実なのは、最近話題になっている「格差社会」って事です。

その格差社会医療界にもやってくるって事です。

「新たな診療報酬制度により看護師が奪い合いになり、
都会の大病院と地域の小病院の格差が広がっている」


っていうのは、看護師の数は限られてるから。
新しい看護師が奪い合いになって、小さい病院には
来る人がいなくなっちゃうよ。
そしたら、ますます小規模の病院は経営が苦しくなりますよ。
って話ですね。

いやー、実はこの記事に書いてあるのは、
まだ生やさしい方なんですよー。

ちょっと話が長くなったので、もっとひどい話は次にしますか。

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王監督、無事手術終了
王監督の手術が無事終わりましたね。
とりあえずほっと一安心ですね。
良かったです。

診断は予想通り胃ガンでした。

参考:
「王監督、胃ガン?」

「yahoo ニュース 2006年7月18日(火)」

胃の全摘術腹腔鏡で行うとは、さすがですねー。

普通は胃を全部取って、周りのリンパ節まで取る手術腹腔鏡では難しいんですが、日本でトップクラスの人達なので、できたんでしょうねー。

って。
循環器内科医だから、あんまりわかんないんですけどね、本当は。

開腹手術なら、3~4時間で終わる手術みたいですが、9時間もかかったようですけどね。

で、このyahooの記事を含め、これらをみると一見、慶応大学の北島教授執刀医のような気がしますが。

実は違うんですねー。

勘の良い方なら気づいたとは思いますが。

9時間もかかるような大手術を、62歳教授自らが全部行うっていうのは、実際は難しいですよね。

良く見ると、執刀医北島先生とは一言も書いていなくって、医師団って書いていますよね。

この先生も昔は手術がうまかったんだとは思いますけどね。

そいで、今日の読売新聞で、こんな記事を見つけました。
yomiuri.comも見たんですが、それには書いていなかったようですけどね。

2006.7.19 読売新聞、抜粋

○○さんは、王監督を執刀した藤田保健衛生大(愛知県豊明市)消化器外科の宇山一朗教授の執刀で、腹腔鏡手術を受け、胃を全摘した。


やっぱりっす。

この藤田保健衛生大っていうのは、慶応大学系の大学です。
この宇山先生っていうのは、日本でも一、二を争うくらい、腹腔鏡の手術が上手な医者なんですよ。
ま、これだけマスコミで騒がれて、王監督を手術するっていうのですから、そういう医者を呼んで手術するのは、当然なのかもしれませんけどね。

手術の前から、胃の全摘術腹腔鏡で行うのは非常に難しく、日本でも出来る人はそんなにいないと言われていましたから。
きっと北島先生がやるんじゃなくて、この宇山先生は関連病院の先生だから、この人を呼んでやるよ、って情報が私の所に入っていたんですが。

どこのマスコミでも書いていなければ、このブログに書く気はなかったんですけど、読売新聞のみ、この記事を書いていたので、ちょっと載せてみました!

やっぱ、自分の病院(慶応大学)ではなくって、他の大学の先生なので、記者会見等でも、この宇山先生の名前を出しませんでしたねー、北島教授は。

マスコミがカットしただけなのか、私が見逃したのかわかんないですけど。

ま、別に良いんですけどね、そんな事どうでも。


でも、おかげで傷は小さいみたいですから、早く退院できそうですね!


手術成功って、テレビや新聞、ネットで言っていますが。

医者の世界では、手術の次の日にはあんまり成功って言葉は使わないんですがね、ホントは。

まあ、明らかな失敗ってわけではないって意味でしょうけど。
医者が成功って言ったわけではなくて、マスコミで成功って言っているだけでしょうけどね、きっと。

なんか、ちょっと違和感を覚えますね、私は。



思ったより早期のガンで、早く退院できるってのは、すごく良い事だとは思うんですけどね。

巨人の長島元監督の時もそうだったんですが。

無理矢理病気の人を、テレビとかに出すのは、やめましょうよー。
長島、王じゃないと数字が取れないって、マスコミの考えもわかりますけどね。

必要以上に、うまくいってるからって強調してテレビとかに病人を出させるのはやめましょうよ。

日本で最先端の医療を受けて、本人も元は超一流の選手ですから。
気力も体力もあるでしょうから、うまくいく可能性が高いとは思いますけどね。

脳梗塞胃ガンも命に関わる、ものすごく大きな病気ですよ。
今は不治の病ではなくなっているとはいえ、そんなに簡単に治るもんではないんです、当然。

早く戻って現場に復帰してもらいたいって気持ちは、良くわかりますけどね。
本人は良い人達だから、周りの人達に迷惑をかけたくないってのもあるでしょうし、期待も大きいでしょうから、早く現場に復帰したがるかもしれませんけどね。

周りが無理強いとかするのは、やめましょうよ。
主治医は絶対反対していると思うんですけどねー。

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