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現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
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独身だと
厚生労働省が2/24に発表した
脳血管疾患心疾患で死亡した人の統計。


厚労省によると、2004年の全死亡数約103万人
のうち心筋梗塞心不全などの心疾患は約16万人。
脳梗塞脳内出血などの脳血管疾患は約13万人。

2疾患は循環器系疾患で、合計するとがんの32万人とほぼ同じ。


月別でみると、2疾患とも1月が最も多く、に集中。
6月から9月の各月は1月の61-73%。


確かに心筋梗塞狭心症多いんですよ。
寒くなると、血管収縮して血圧が上がるんで、
その影響って事だと思います。


しかも

夫や妻がいない人のが最も危ない」

らしいです。

配偶者がいないと食生活が不規則になったり、
ストレスが重くなったりするのが影響するってこと
みたいです。

俺の事かい。

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集中治療室での一場面
映画やドラマで良くある場面。

病院の手術場や集中治療室での1シーン。
患者がベッドに横になっていて、周りに看護師と医者が数人いる場面。


Ns「心室細動です。」
Dr. A「200にチャージ、下がって」
電気ショック、 ドーン  患者浮き上がる
Ns「駄目です」
Dr. A「300にチャージ、下がって」
電気ショック、 、 ドーン  患者浮き上がる
Ns「先生、戻りません」
Dr. A「360」
電気ショック、 、 ドーン  患者浮き上がる





Dr.B「もう無理だ、Dr. A」
Dr. A「いや、そんなことないはずです。諦めなければまだ可能性はあります。」
Dr. B「諦めろ、終わったんだよ」
Dr. A「、、、、、」
Dr. A「何時何分、死亡」


こんな感じの場面を見たことありませんか。
あれって、何やってるかわかりますか?

まず言葉の説明ですね。
心室細動」というのは、別名「心臓けいれん」

心臓というのは、心筋という筋肉で出来ています。
そして、それが規則正しく拍動する事によって、血液を体に送り出しています。
で、その心臓が規則正しく動かないで、ただけいれんしている状態。
こういうようになると、心臓は動いてはいますが、血液は送り出せませんね。
こういう状態の事を心室細動と言います。

一応心臓は動いているので、治療としては、
規則正しく動くようにしてあげれば良いんですね。
それで、電気ショックを与えてあげるんです。
そうすると、心臓は規則正しく拍動するようになります。

逆にいくら心臓マッサージをしても、元に戻ることはまずありません。

電気ショックを与える機械の事を電気的除細動器(DC)と言います。
これの一般人でも使えるやつがAEDと言います。

参考までに、こんな感じのやつです。

http://www.secom.co.jp/service/medical/aed.html


200,300,360にチャージというのは、
DCに電力をためているんですね。

本当はチャージしてから、電気が貯まるのに数秒かかります。
その後、電気パッドを心臓にはさむようにして、電気ショックを与えます。

電気ショックなので、患者さんに「どーん」とかけると、
本当に患者さんはちょっと浮き上がります。

危ないので、周りの人に「下がって」とか言う場合もありますが、
「下がって」って言葉は使うんですかね。

テレビやドラマだと、何となく緊迫感があって良いかな、とは思いますが。

普通はだいたい周りの人は状況考えて、DCを構えたら、
何も言わないでも下がります。

まあ、「はい、あぶないですよー」とか、「いくよー」とかだと、
さすがに映画やドラマでは使えないんでしょうがね。

やり方は、まずは200J(ジュール)で試して駄目なら、
300J,360Jとだんだん上げていきます。
最大が360Jで、400とか500とかいうのはありません。

それで駄目なら、薬を注射してもう一回360JでDCかけます。
まあ、たいていはそうこうしているうちに、心室細動ではなく、
心臓が完全に止まって心停止になってしまいます。

心停止になって、また注射しても駄目なら、本当にアウトです。

ちなみにこういう処置のことを心肺蘇生術(CPR)と言いますが、
普通は30分やって戻らなければ、そこで死亡宣告をする事になります。

今度映画やテレビなんかで見たら、これ思い出せば、
何やってんだか少しはわかるようになると思いますよ。

狭心症と心筋梗塞
映画やドラマで良くある場面。

主人公(刑事等)「吐け、黒幕は誰なんだ」
悪者(心臓病持ち)「誰がおまえなんかに。」
主人公、たくさん暴言を吐いて悪者を怒らせて、興奮させる
悪者「うっ、胸が苦しい、うーーーー、薬をくれー」
主人公(薬を握りしめて)「黒幕が誰か言ったら薬をやる、吐けー」
悪者「うっ、、、、、、。」ばたっと倒れる
主人公「死ぬな、言ってからにしろ」
悪者、、、、、死亡


みたいな場面よくありませんか。
私が最近見たのは、24―IIIで主人公の奥さんが、ある人にそういうことをする場面でしたね。ちょっと設定は違いますが。
あんまり細かく書くとネタばれになるので、書けませんけどね。

あれって、悪者が心筋梗塞になって死ぬ。
という設定なんだと思います。
悪者は狭心症で、薬はニトロですね。



心筋梗塞というのは、心臓の表面を走っている心臓に血液を送っている血管(冠動脈)が詰まる病気です。

狭心症というのは、血管が細くなって詰まりかけの状態の事を言います。
狭心症を放っておくと、冠動脈が詰まって心筋梗塞になって、場合によっては死亡してしまいます。

ニトロという薬は、血管を広げる作用があるので、狭心症の治療に使われます。



ここまで聞くと、映画やドラマの設定も、もっともな設定に思えますよね。
まあ、ある意味では正しいです。

しかし、心筋梗塞というのは心臓の血管(冠動脈)が詰まる病気なんですが、詰まったからすぐに死ぬわけではないんですよ。

人によっては血管が詰まった直後に不整脈(心室細動や心室頻拍などの致命的なもの)が出て即死する人もいないわけではないんですが。

まあ、心筋梗塞になった人の数%でしょう。

現在の日本では心筋梗塞の死亡率はだいたい10%位ではないでしょうか。
逆に言うと、心筋梗塞でも10人に9人は助かる、という事ですね。

100歩譲って、心筋梗塞になって不整脈が出て意識が無くなったとしましょう。

それでも、直後から心臓マッサージや人工呼吸をして、そのまま病院まで運べば、半分か1/3位は助かります。

だから、心筋梗塞でもみんな即死ってわけではないんですよ。

まあ、ドラマや映画だから仕方ないんですけどね。


教訓:心筋梗塞になったら、すぐ病院に連れて行け。


心筋梗塞についてもう少し知りたい人は、1/27の俺のメルマガにも書いてますから、そっちも読んでみて下さいね。

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