現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
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もしも医者が100人の村だったら
医者の世界を100人ので表してみました。

もしも医者が100人のだったら。

それは5万人の日本村の中に、たった100人しかいない小さな部落。
50年前には40人しかいなかったのに。

彼らの72人は勤務医であり、28人は開業医である。
平均年齢は47歳である。

の中に男性は72人おり、女性は28人いる。
30年前、女性はたった10人しかいなかったのに。

他の日本村民の平均年収は450万しかないのに、このの人はお金持ち。
勤務医の平均年収は1300万、開業医は2800万である。

このの人々は働き者だ。
小児科医の平均勤務時間は、月229時間だ。
でも、彼らは文句も言わずに働く。

の中で内科医は30人、うち呼吸器科3人、
消化器科(胃腸科)8人、 循環器科6人、神経内科2人である。
小児科は6人、精神科6人、神経科3人。
一般外科は14人、整形外科9人、形成外科1人、脳神経外科4人、
呼吸器外科1人、心臓血管外科2人である。
産婦人科4人、 眼科3人、耳鼻科3人、皮膚科3人、泌尿器科3人、
麻酔科4人である。

彼らはストレスが多いせいか短命だ。
日本の他の村民の寿命が80歳なのに、彼らは平均で70歳までも生きられない。

thanks to momotaro

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某研修医の一日、水曜日編
某研修医の一日、あくまでフィクションです。

某水曜日

水曜日は心臓心臓カテーテルの日です。

カテーテルっていうのは、細いチューブみたいもんです。
手や足の動脈や静脈を針で刺して、ちょっと太めの管(シース)を入れて、そこに細―いチューブを入れます。
そして、血管を通してどんどん上(胸の方)まで上げていって、心臓付近まで持っていくんです。

そのチューブの中を通して検査の器具を心臓まで持っていきます。
心臓の検査をしたらカテーテル検査、治療をしたらカテーテル治療ですね。

両方合わせて、略語で心カテって言います。

9:00  病院へ出勤
午前中を使って、入院患者さんの回診。

13:30からカテーテル検査。

昔は心臓血管造影の検査だけで2時間や3時間かかっていてその後の安静時間も長かったので、その間おしっこをしなくて良いように、多くの患者さんはおしっこの管を入れてから行きました。

今は普通の検査だけなら入れない事も多いです。
確実に時間がかかる場合だけ入れる施設が多いんじゃないですかね。

で、検査の前におしっこの管を入れるんですが、大学病院の場合は研修医がそれをやるって決まりがある施設がありました。
男性だけなんですけどね。

尿道から管を入れるんですけど、研修医だから、あんまり慣れていないので。
これかなり痛そうです、患者さん。

前立腺肥大症のあるおじいちゃんは、激痛で泣いてます。
もちろん麻酔のゼリーをつけて入れるんですけど。

患者さんの為には上手な看護師(昔は看護婦)がやれば良いんでしょうけど、大学の場合は、そういうのは医者の仕事ですって一蹴されますね、もし言っても。

で、おしっこの管を入れたらその上から、前バリっていうのを貼ります。
検査の時は裸ですからね。
上から布はかぶせますけど。

前バリって映画とかエッチなビデオでしか使わない言葉かと思いきや、こんな所で登場しましたね。

いやー、変な意味で感激です。

そして、点滴のルートも研修医がとります。
これも下手なので、何回も失敗する事もあります。

時間がかかることを予想して、少なくとも12:30には準備を始めます。
要領の悪いやつは、もっと時間がかかります。
でも、要領の悪いやつに限って準備を始めるのも遅くって、先輩医師に怒鳴られるんっすよ。

で、13:30から心カテ
いくら大学だと時間がかかるといっても、心臓の血管造影検査は、昔でも2時間あれば終わりました。
治療があっても2時間半はかからんでしょう。

今、民間病院で俺がやれば、検査なら30分、治療入れても1時間位で終わりますけどね。

大学病院って人(医者、看護師)は多いんだけど、要領悪いっていうか、腰が重いって言うか、何をやるにも無駄が多くって異常に時間がかかります。


ただの血管造影なら、検査でも治療が加わってもまだ良いんですが。
問題はカテーテルアブレーションですね。
これ、かなりのくせ者です。

親でドラのダブ東をポンされた位やばいです
カテーテルアブレーションていうのは、カテーテルを使った不整脈の治療です。

心臓っていうのは心筋っていう筋肉の塊です。
で、それが電線みたいな線を通して命令が伝わって規則正しく収縮するんですよ。
普通は。
だから、心臓が拍動すると血液を体に送ることが出来るんです。

不整脈って言ってもいろいろあるんですが、おおざっぱに言うと正常な電線以外を通って心臓が拍動するのが不整脈ですね。

カテーテルアブレーションでは、正常な電線以外に余計な電線があったら、それを焼き切るような治療をします。
もしくは、電線を焼き切るのではなくって、電気の通り道をふさぐような治療をします。
そうすると、余計な電流が流れなくなって不整脈が出なくなるって理屈です。

なんでアブレーションが大変かっていうと、まずその電線がどこにあるかを探します。
電線が一本だけでそれが簡単に見つかれば良いんですが、何本もある時もあるし、複雑な形をしている場合もあります。

そいで、やっと見つけたら今度は、その電線を焼き切ります。
高周波を流して、低温やけどをさせます。
それも、簡単に数秒で焼き切れる時もあるんですが。
電線が焼きにくい場所にあったり、なかなか頑固で切れない場合とかも多く、そうなると何十回もちょっとづつ場所を変えたりして、ちびちび焼くしかないんですよ。

だから、場合によっては4~5時間とか、超長いと10時間とかかかって、夜中の2時位までやってた事もありましたね。
その例は、始めたのが13:30とかじゃなくって2例目で始めるのも遅かったんですが。

アブレーション恐るべし。

で、夕方というか、夜やっと検査や治療が終わったら、病棟に戻ってきます。
戻ってきたら心電図を取って異常がないかを見て、心エコーもします。
アブレーションは、心臓に低温やけどさせてますから、下手したら心臓に穴が空いてしまうんですよ、これが。
そうなると、心臓の外に血が貯まるのでそうなっていないかを必ずチェックします。

検査が終わったら、カテーテルやシース(管)を抜いて止血をするんですが。
止血をしたあと、砂のおもり数時間のせます。
そうでないと出血する事があるんで。
そのおもりを数時間したら取って、一応検査の事後処理も終わります。
翌日、傷口の消毒しますけどね。

そこまでいったら、今度は不整脈の勉強です。
その患者さんのどこに余計な電線があったかとか、どうゆうふうに焼いたのかを、その日アブレーションした、不整脈チームの専門家の医者に教えてもらったり、自分で勉強したります。

って事で、間違いなく深夜にまでなりますね。

いやー、今でもアブレーションには行きたくないわー。

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新型インフルエンザの診断基準
厚生労働省新型インフルエンザの診断基準案をまとめたみたいっす。

それによると

死んだや、新型に感染しているか感染が疑われる鳥類患者らと、10日以内に至近距離で濃厚に接触したことがある上、
(1)38度以上の発熱などのインフルエンザ症状がある
(2)原因不明の肺炎・呼吸困難がある
(3)原因不明で死亡した
のいずれかに該当すれば、検査や医療的な観察が必要な症例と
した。
さらに、検査でウイルスウイルス遺伝子が検出されれば、
確定症例とする。


だって。

死んだっていうのは良いとして、
「新型に感染しているか感染が疑われる鳥類
ってどんなやねん。
そんなんわかるくらいなら、苦労しないんすけど。
獣医さんならわかるんすかね。


「新型に感染しているか感染が疑われる患者
も、そんなん周りにいたら困るんすけど。
早く隔離しないと、まずいんちゃうかい?



病院に咳、痰とかがあって38度以上の熱の人が来たときに、
なんて聞いたら良いんすかね。

医者「今日はどうしましたか?」
患者「昨日から咳、痰があって、熱も38度以上あるんです。」
医者「死んだや、新型に感染しているか感染が疑われる鳥類
患者らと、10日以内に至近距離で濃厚に接触した事ありますか?」
患者「はっ????」

ってなりませんかね。


さらに、検査でウイルスウイルス遺伝子が検出されれば、
確定症例とする。

ま、結局検査しなきゃわかんないんですね。
普通のインフルエンザと同じで。

厚生労働省新型インフルエンザの診断基準とか、たいそうな事言ってるけど、
中身はこんなもんですか。

ま、これ以上の良い案があるわけではないので、あんま俺も言えないんですけどね。

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テレビでブログ紹介?
先週の日曜日から、Dr. Iを中心にある極秘プロジェクトを行っていました。

その名も





あ、名前決めてないや。

ま、いっか

その内容というのは、土曜日深夜(先週は夜11:10)からフジテレビで「くるくるドカン」というテレビをやっているんですが。
この番組で、yahooの中で検索ワードが一番増えたワードは何かっていうコーナーがあるんです。
で、先週一番多かった検索ワードは15000%とかっていう数字で、3位までテレビで紹介されていたんです。

それで、私のようなマイナーなメルマガブログの検索ワードってきっと元々検索された回数は少ないので、知り合い何人かで協力したらこれで上位に行けるような気がしたんです。
もしうまくいったら、全国区のテレビで放送されるから、すごいなーって思って十数人の人におねがいしました。

ひとつのワードにしぼって、それが元々検索回数がゼロだと元も子もないので、「やぶ医師のひとりごと」、「健康、病気なし、医者いらず」、「大学病院のうそ」(Dr. Iのメルマガ、ブログ、無料レポート)の3つのワードでyahooのトップページで検索をお願いしたんです。

で、結果ですが。



駄目でした。

今週の一位ワードは「リボンキャスケット」とかいう言葉で、3200%だったんで、これを越えた自信はあったんですが。

元がゼロだったから、というよりはある程度最初にメジャーな単語じゃないと駄目とか、物の名前じゃないと駄目とか、きっとルールがあったんだと思います。

テレビ見る限り、「この言葉知ってるー」とかって、話を盛り上げていたんで。
そういうはやりの言葉とかじゃないと駄目だったんじゃないですかね、きっと。

まあ、テレビで「やぶ医師のひとりごと」ってしってるー、とか「健康、病気なし、医者いらず」ってブログ知ってるーって言ったって、

知ってる訳ねーだろ。
そんなマイナーなブログメルマガ

終了。

で、話し盛り上がるわけないっすからね。

まあ、ある意味「やらせ」って事ですか?
どういう方法で、何を基準にって公言はしていないんで、やらせとまではいかないかもしれませんが。
何らかの操作が入ったかもしれませんね。


残念。


協力して頂いた方達、ありがとうございました。

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中国での臓器移植
臓器移植でも書いたけど。
中国の臓器移植の現状はひどいねー。

中国では肝臓や腎臓の移植が年九千例になって世界二位の規模になったみたいなんですけど。

ドナー(臓器を提供する人)の大半は死刑囚です。
法律で臓器が摘出できるのは
1,遺体を引き取る家族がいない。
2,死刑囚が同意した。
3,家族が同意した。
のいずれかの場合ってなってますからね。
全部じゃなくっていずれかですよ。

最近政府が医療機関へ「臓器移植死刑囚本人の同意がないとダメ」って通達をだしたみたいですけど。
あくまで通達ですからね。
法律ではオーケーなら金儲けしたい人達はやりますよね。

死刑囚を家族が引き取ろうとしたら、目ん玉がくり抜かれていて、腎臓もなかったって事もあるようです。
ひどいですねー。

臓器を提供すると、刑務所にも何十万円か入るような仕組みになってるし、病院や仲介者も儲かるし、国は外貨が稼げるからね。

口ではやらないようにって言っても、本音ではどんどんやって下さいって中国政府は思ってますよ。

モラルってものはないんですかね。

でも、やって貰う本人にとっては、それが一番の幸せで、日本で待っていても何年待たされるかわからない現状なんで、難しい問題なんですけどね。

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ジェネリック医薬品
最近テレビや新聞なんかでジェネリック医薬品って
言葉が出てきてますよね。
この言葉自体は前からある言葉なんですけど、最近よく聞きますね。
コマーシャルでもやってるし。

ジェネリック医薬品ってなんか、強そー。

いや、でもそんなに強くないっていうか、

強いとか、弱いとかは関係ないっすから。
ですから。

最近よく聞く言葉なんですけど、新しくできた言葉じゃなくって、
前からある言葉なんですよ。
医療関係者はみんな知ってますね。
昔は「ぞろ」って言っていたんですが。
なんか、弱そー。



新薬を開発するのって、ものすごいお金と
十何年って年月がかかるんです。
一つ良いを作ろうと思ったら、100位失敗しますからね。
何十億円とか下手したら百億円とかいきますから。

で、そんだけお金と時間をかけてを開発したのに、
すぐに偽物というか同じが出たら製薬会社が困りますよね。

そいで、特許の関係だかで20年位は保護されるんですよ。

んで、一定期間が過ぎると、真似して良いっていうか、
同じ成分で同じ効能、効果を持つを発売出来るようになるんです。

ジェネリック医薬品っていうのは、後から販売された同じ成分で同じ効能、効果を持つの事を言います。
値段は、研究開発費がかからないため価格が3-7割安いです。

同じ成分で、安かったら普通は安い方を選びますよね。
どんな商品でも。

でも、今までは「医者が処方するもので、
患者は黙って医者が出すを飲んでろ」みたいな雰囲気があったので、
やむを得ず高いを飲んでいたんですよね、一般の人は。

押し売りの人に、家まで売りに来られて断れなかった
気の小さい人みたいもんすかね。

今までは、まあしょうがねえかっていうか、こういうがあるという事を医療界が隠していたっていうか、
あんまり公にしていなかったんです。

自分たちが儲からなくなるからですね。

でも、最近厚生労働省が医療費抑制のために安い薬を使えって事で、さんざん宣伝して、やっと知っている人も多少出てきたって所ですね。

ジェネリック医薬品お願いカード」ってのも作られて、これを見せれば医者に直接言わなくても、安いに換えて貰えるようになったんですよ、今年の4月からは。

押し売りに売りに来られたら断れないような気の小さい人は、このカード持っていた方が良いんじゃないですかね。

別に高いを飲んだからって、医者に歩合制で給料が入るわけではないので、そんなこと気にする必要ないっすよ。

結構大きいですよ、代って。
毎日飲んでる人は特に。

くれぐれも、自己判断でお願いしますね。

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禁煙すると心疾患が半分に
たばこを吸う人が心筋梗塞などの虚血性心疾患になるリスクは、
吸わない人の約3倍って言われています。

禁煙すればリスクを半分以下に下げられるって研究結果が、
厚生労働省研究班から4月11日に発表されました。

ま、当たり前って言えば当たり前なんですけどね。
禁煙しても同じだったら、病院とかでも禁煙しなさいって
指導出来ませんからね。

理屈から言えばそうなるんだろうけど、ってのだけじゃなくって、
実際にそうなったって結果が出るのが大事ですね。
特に医学の世界では。

その研究では、禁煙の効果は2年以内に表れるみたいですね。
 
約4万人を1990年から11年間、追跡調査した結果なんで、
かなり信頼性は高いと考えて良いです。

分析によると、喫煙者虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)
になる確率は、非喫煙者に比べ男性で2.9倍、女性で3.1倍。
男性では喫煙本数が多いほど心筋梗塞が起きやすく、
1日に1-14本の人は3.2倍、15-34本では3.6倍、35本以上では4.4倍だそうです。

禁煙の効果は 禁煙年数によってばらつきがあるんだけど、
吸わない人並みまでリスクは下がりました。

研究班は、虚血性心疾患を起こした男性の46%、
女性の9%が喫煙が原因と推定。
「吸わないことは、がんだけでなく虚血性心疾患の予防にも重要」としている。

この記事でも書いてますけど、
心筋梗塞狭心症で運ばれてくる人、特に男は半分以上タバコ吸ってますね。
若いのに心筋梗塞になる人は、ほとんどタバコ吸ってる印象がありますからね。

やっぱ、タバコは体に悪いっすよ。
まさに、百害あって一理なし、って物ですね。医学的には。

でも、やめれば心筋梗塞になる確率が減るってわかってるんで、
今からでも遅くないんで、止めた方が良いですよ。

参考記事:共同通信社、2006.4.11


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研修医のシステム
2年前から研修医のシステムが変わりました。
今年で3年目です。

2年前までは医師免許を取ったら、一応いきなり医者として何でもできたんですが、できれば研修をして下さいって方針だったのですが、2年間の臨床研修が必須になりました。
まあ、今までも9割位の人は研修を受けていたんですけどね。

臨床っていうのは、病院などで患者さんを実際に診る事です。
反対語っていったらおかしいけど、研究っていうのが対極にある言葉ですかね。

で、2年間全員が臨床研修をやる替わりに、給料はちゃんとあげましょうって方向になりました。

その前までは私のように時給300円とかそれ以下で、馬車馬の用に働かされていたのですが、研修医の給料が確保されたという点では良かったと思います。

しかし、民間病院でも大学病院でもどこでも良いから2年間いろんな科を回るというのは、あまり納得いきません。
一応、なんでも診られる医者(プライマリー)を育てるというのが建前なのですが、あくまでも机上の空論なので。

具体例を挙げましょう。
例えば、トヨタに新入社員が入りました。
新入社員を全員オールマイティーな社員にするために、3ヶ月は工場で車を作らせて、3ヶ月は営業、3ヶ月は経理という風に、いろんな部署を全員2年間回らせる事にしたって事です。

普通に考えて、数ヶ月回っただけでその部署の仕事ができるようになるとは思いませんよね。
どんな仕事でも普通、一人前とまではいかないまでも、1人でほとんどの仕事ができるまでに、最低でも5年位かかるんじゃないですかね。
1人でできるとまではいかなくても、おおかたは大丈夫って位までにも2、3年はかかりますよね。
3ヶ月でできる仕事って一体何があるんですか?
数ヶ月回っただけならせいぜい、この部署はこんな仕事をやってるんだって理解する位でしょう。

医者でも大体同じですね。
科が違えば、全く仕事は違います。
医師免許があれば、何の科を標榜しても良いってのはまた別の問題なんですが。
数ヶ月その科を回っただけでは、仕事が出来るようにはなりません。
やっと基本の「き」を覚えたかなーって位で、他の科に移ってしまう事になります。
はっきり言って、仕事はできないのでただ見学しているだけみたいもんです。

やっぱりこういうのはいけないと思います。
車の免許で言えば、研修医は仮免みたいもんなんですけど、一応医者として給料貰って、患者の命を預かっているわけですから。
見学だけなら、学生時代にやらせれば良いんですよ。はっきり言って。
医者は全員医学部出てるんですから。

ちょっとずつ回ったら何でもできるようになるなんてのは、どこぞの役所のお偉いさん以外は誰も思ってないんですよ。
実際民間企業で、こんな事やってる所どこにもないでしょ。

更にこの研修医のシステムを施行するために、民間病院から大学病院に医者を引き上げるって事も起きていますよね。
正直言って現場(病院、特に大学病院)で働いている人間(医者が多いかな)で、今のシステムが良いって言ってる人、ほとんどいないんじゃないですかね。

まだマスコミではそんなに取り上げられてはいないみたいですけど、きっと近い将来マスコミで取り上げられたら、お役所のお偉いさん達も間違いに気づいて、またこのシステム変わると思いますね、私は。

文部科学省の「ゆとり教育」みたいに、方針転換すると思いますね、近いうちに。
そうなったら、ああこいつが何年か前に予想してたなー、って私の事を思い出してもらえたら嬉しいです。

って訳で、今回はDr. Iの予言でした。
当たるかなー。

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某研修医の一日、火曜日編
火曜日は朝から総回診(教授回診)
この日の為に、毎週週末をつぶして、月曜日は朝までプレゼンの準備をします。
で、9時半から総回診
病院や大学にもよるんでしょうけど、まずはカンファレンスルームというところでまず教授へのプレゼンを行います。
これ、すごーく緊張します。
まあ、毎週プレゼンをしているおかげで鍛えられて、プレゼン能力が上がったって良い部分もあるんですけどね。

総回診は新しい患者の場合は、患者の症状や入院に至った経緯の詳細な病歴、レントゲン、心電図、血液検査のデーターそして、今後の方針まで全てをプレゼンします。
今はPCで行いますが、昔はOHPでやってましたねー、どこでも。
一枚の紙にこれら全てをまとめて、プロジェクターで映して、主治医がそれを解説していきます。
教授の前とみんなの前に大写しで出すので、誤字脱字とかがあれば一目瞭然です。
明らかにおかしな診断とか治療方針が書いてあったら、それはもうものすごい突っ込みが入ります。
誤字脱字くらいならまだ良いんですけどね。

メインは教授なんで、他の先生は基本的に何も言わないんですけど。
で、怒濤のごとく教授に突っ込まれたら、当然医者は反論なんかできません。
研修医が1人で患者を診ているわけではないので、上の先生もいるんですけど、この時の対応が人によって全然違うんですよねー。
教授に突っ込まれると、研修医はそれは涙目になって指導医の方に助けを求めます。
この時に、しっかり教授に反論したり説明してくれる先生と、後になってなんであのときこう言わなかったんだとか、偉そうに言ってくる先生に別れます。
どの世界でもそうなんでしょうけどね。
教授回診教授に反論とかしてくれる先生は、教授にはあんまり好かれはしないんでしょうけど、やっぱり下の医者の評価は高いですね。
で、反論しない人はもちろん、ぼろくその評価ですね、下からは。
そういう医者教授やそれ以外の上の医者の評価が高いかって言うと、やっぱりそんな事はなくって、あいつは自分ばっかり良い顔して研修医を見捨てるって評価になっちゃいますね。
ま、よく見てますよね、ホント。

で、プレゼンが終わったらいわゆる教授回診っていう感じで全患者を診ます。
ホントにドラマとかでやっているみたいに20人とか30人位の医者がぞろぞろついて患者の所を回ります。

午後からは、やっと教授回診終わったーって感じでみんな、のほほんとした雰囲気で患者の回診等の仕事をして終わります。

夕方からは抄読会。
若い医者が持ち回りで、英語の論文を訳してみんなの前で発表する会です。
ホントは研修医とか若い先生がメインなんですけど、みんなほとんど徹夜みたいもんなんで、全員爆睡してます。
それは医局っていって、患者さんとかがいる病棟とは別の所でやるんで、一回みんな医局まで来て、その後また病棟に戻って仕事をします。

で、やっぱり仕事が終わるのは12時過ぎますかね。
早く終わるとすれば火曜日ってのが一番多いんですけどね。
麻雀とかするとしたら、火曜日が多いですね。
麻雀の話は、また今度にしますね。

俺的にはこれメインでもいいんですけどね、このブログ。


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医者の引っ越し
若手~中堅の医者ってのは、科や大学にもよりますが、毎年のように職場(病院)が変わります。
私も例外ではなく、引っ越しは今回で10回目くらいです。

独身で荷物もそんなに多くないんで、いっつも引っ越し準備は前の日一日でやる予定にしています。
引っ越しに関してはベテランなんで。

今年の某医者引っ越しの様子はこんな感じです。



3/31の午前中に引っ越しの予定だったのですが、3/30の夕に、やっぱり夕方になりますって電話があったので8割くらいしか準備が終わっていないのに寝ました。

そしたら、3/31の朝9時半位に、いきなり引っ越し屋から電話。
「今から時間あるんで、行きたいんですけど」って。
俺、「まだ途中なんですけど」
引っ越し屋「手伝いますから大丈夫です。30~40分後にいきます。」
だと。で、10分後。
ピンポーン、早っ。
結局着替えしか終わってないけどさくさく積み込みが始まりました。

今回はいっぱいゴミが出て、段ボール3箱位出ました。
で、終わって。
引っ越し屋「これ全部捨てて良いですか」
俺「はい。」
1,2,3,4って一個ゴミじゃねーよ。
7年間ひとり暮らししていて、一回も使ってない鍋達だけど、ゴミではありません。
まあ、捨てられても3年間くらい気づかないような気もしますが。
で、それも積み込んでさあ終わった、と思ったら。

俺が履く靴がねー。

みんな慌てていて、俺が帰りに履く靴までトラックに積み込んでました。
向こうも罪悪感あったみたいで、ゴミ捨てるのに本当は別料金かかるんだけど、まけてもらいましたから良いんですけどね。

3/31実家に一日泊まって4/1の午前中に車で移動。
久しぶりに車運転するんですけど、いきなり300キロのドライブなんで、めちゃくちゃ不安。
まあ、カーナビついていたんで、わけもわからず言うとおりに従って何とか新天地にたどり着きました。

新しい職場(病院)はど田舎で、ISDNでしかネットできないんでいらいらしますが、ちょくちょく更新していきますんで。
今年度もよろしくお願いします。

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