名医って、どういう医者なんでしょうねー。
テレビに出ている「神の手を持つ医者」
とかでしょうかねー。
脳外科医の福島先生とか、心臓血管外科医の南淵先生とか。
あの方達、本人には会ったことはもちろんありませんし。
テレビでもちょっと見た事あるだけなんですが。
あの方達は私も名医だと思いますよ。
しかし、いわゆるマスコミが強調する「技術が非常に優れている」
から名医だと思うわけではありません。
え、っと思った方もいるかもしれませんが。
前からこのブログを読んで頂いている方達であれば、
その意味をわかってくれたかもしれませんね!
「研修医に必要な能力」
の記事でも、似たような事を書いたけど。
研修医だけじゃなくて、医者にとって一番大切なのは。
患者を良くしようという、「心構え」だと思います。
そして、患者を良く診て、話を聞いて。
そして、診断の為に検査をして、データーを見て治療をする。
その為に必要なのが、技術なんですよ。
あくまでも、技術というのは、「患者を良くする」
という「目的」を達成するための「手段の一つ」なんです。
手術というのは、治療のうちの一つ。
そしてあくまでも、一つの技術でしかないんですよ。
「手術がうまい」というのは、あくまでも「技術が優れている」
という事です。
私は名医というのは、「技術が優れている医者」
ではないと思うんですね。
では、なぜ彼らの事を名医だと思うのか?
その根拠は、彼らがテレビや雑誌なんかで言った言動です。
2人とも、「患者の為には、休んでる暇なんかない。」
とか、「患者の為なら、どこにでも行く。」
という発言をしています。
ま、口で言うだけなら誰でもできるんですけどね。
実際に行動していますからね、彼らは。
全国各地、下手したら世界各地で手術をしたり、
患者からの相談を受けたりしています。
そしてもう一つ両者に共通する点があります。
それは、海外に留学しているんです。
医者で海外に留学している人はたくさんいるんですけどね。
医師免許の問題で、半分とかそれ以上の人達は、
海外に手術とか診察とか、いわゆる「臨床」をするのではなく、
「研究」をしにいっています。
そして、2年とか3年とか、短期間で帰ってきた人も多いです。
彼らは、日本にいては手術の技術を磨くことは出来ない。
そして、技術を磨くためには、たくさんの手術をする事が必要だ。
と考えて、そのためには、海外に行くしかない。
と自分で判断して、実行しています。
で、彼らは自分たちの手先が器用という事も、良くわかっています。
より多くの患者を救うために、自分でできる最も効果的な方法は
何かって考えて、それは手術の腕を極めることだ。
って思ったから、海外に留学して、たくさんの症例の
手術をしたんではないでしょうか。
海外に手術の腕を磨きにいっている医者もたくさんいるんですけど。
彼らの偉いところって私が言うのもなんですけどね。
彼らがそれだけでないのは、後任を育てているって事です。
例えば、彼らが一日一例手術をすれば、
一年で365人の患者を救えるわけですが。
彼らと同じくらいの腕を持つ医者を10人育てれば、
10倍の3650人の患者を救えるんです。
より多くの患者を救うためには、どうすれば良いか。
そういう事がわかっていて、さらにそれを為し遂げるために行動する。
そういう医者が名医だと、私は思います。
そういう意味で、彼らは「名医」だと、私は思うんですよ。
「名医」とは
患者の事を考えて、より多くの患者を救うために。
そして、自分の能力と照らし合わせて、どうすれば
最も多くの患者を救えるのか。
それを考えて、そして実際に行動できる医者。
そういう医者の事だと思います。
相変わらず、独断と偏見なんですけどね。
ここからは、ちょっと違うジャンルの話です。
興味のある人だけ、見て下さいね!
テレビに出ている「神の手を持つ医者」
とかでしょうかねー。
脳外科医の福島先生とか、心臓血管外科医の南淵先生とか。
あの方達、本人には会ったことはもちろんありませんし。
テレビでもちょっと見た事あるだけなんですが。
あの方達は私も名医だと思いますよ。
しかし、いわゆるマスコミが強調する「技術が非常に優れている」
から名医だと思うわけではありません。
え、っと思った方もいるかもしれませんが。
前からこのブログを読んで頂いている方達であれば、
その意味をわかってくれたかもしれませんね!
「研修医に必要な能力」
の記事でも、似たような事を書いたけど。
研修医だけじゃなくて、医者にとって一番大切なのは。
患者を良くしようという、「心構え」だと思います。
そして、患者を良く診て、話を聞いて。
そして、診断の為に検査をして、データーを見て治療をする。
その為に必要なのが、技術なんですよ。
あくまでも、技術というのは、「患者を良くする」
という「目的」を達成するための「手段の一つ」なんです。
手術というのは、治療のうちの一つ。
そしてあくまでも、一つの技術でしかないんですよ。
「手術がうまい」というのは、あくまでも「技術が優れている」
という事です。
私は名医というのは、「技術が優れている医者」
ではないと思うんですね。
では、なぜ彼らの事を名医だと思うのか?
その根拠は、彼らがテレビや雑誌なんかで言った言動です。
2人とも、「患者の為には、休んでる暇なんかない。」
とか、「患者の為なら、どこにでも行く。」
という発言をしています。
ま、口で言うだけなら誰でもできるんですけどね。
実際に行動していますからね、彼らは。
全国各地、下手したら世界各地で手術をしたり、
患者からの相談を受けたりしています。
そしてもう一つ両者に共通する点があります。
それは、海外に留学しているんです。
医者で海外に留学している人はたくさんいるんですけどね。
医師免許の問題で、半分とかそれ以上の人達は、
海外に手術とか診察とか、いわゆる「臨床」をするのではなく、
「研究」をしにいっています。
そして、2年とか3年とか、短期間で帰ってきた人も多いです。
彼らは、日本にいては手術の技術を磨くことは出来ない。
そして、技術を磨くためには、たくさんの手術をする事が必要だ。
と考えて、そのためには、海外に行くしかない。
と自分で判断して、実行しています。
で、彼らは自分たちの手先が器用という事も、良くわかっています。
より多くの患者を救うために、自分でできる最も効果的な方法は
何かって考えて、それは手術の腕を極めることだ。
って思ったから、海外に留学して、たくさんの症例の
手術をしたんではないでしょうか。
海外に手術の腕を磨きにいっている医者もたくさんいるんですけど。
彼らの偉いところって私が言うのもなんですけどね。
彼らがそれだけでないのは、後任を育てているって事です。
例えば、彼らが一日一例手術をすれば、
一年で365人の患者を救えるわけですが。
彼らと同じくらいの腕を持つ医者を10人育てれば、
10倍の3650人の患者を救えるんです。
より多くの患者を救うためには、どうすれば良いか。
そういう事がわかっていて、さらにそれを為し遂げるために行動する。
そういう医者が名医だと、私は思います。
そういう意味で、彼らは「名医」だと、私は思うんですよ。
「名医」とは
患者の事を考えて、より多くの患者を救うために。
そして、自分の能力と照らし合わせて、どうすれば
最も多くの患者を救えるのか。
それを考えて、そして実際に行動できる医者。
そういう医者の事だと思います。
相変わらず、独断と偏見なんですけどね。
ここからは、ちょっと違うジャンルの話です。
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看護師も不足1では新しくなった、
診療報酬制度によって看護師が奪い合いになり、
都会の大病院と地域の小病院の格差が広がっている。
弱肉強食の格差社会が、医療の世界にも来たって話でした。
もっと酷い話は、次でって予告した通り、ちょっと酷い話を一つ。
もちろん、固有名詞は出せませんけどね。
東京大学の300人をはじめ、各地の国立大学病院などが
来春採用の看護師を大募集している。
医療制度改革に合わせ、臓器移植など
高度医療を支えるスタッフの充実を図る狙い。
だが引く手あまたの看護師集めは容易ではない。
東大医学部付属病院(永井良三病院長)は2007年度に
06年度の2・5倍に上る300人を募集する。
年に100人程度生じる欠員補充だけなら、
従来は看護部が関東で集めてきた。
だが、今回は病院一丸となって全国から人材を募る必要がある。
このため9月に東京以外の札幌、仙台、新潟、大阪、福岡で
初めて新規採用者の選考会を開催。
教授ら医師もパンフレット持参で、看護系大学や看護学校を訪問中だ。
増員で同病院の看護師は1000人を超し、夜勤体制を
1病棟当たり3人から4人に強化できる。
看護師は患者に目が届きやすくなり、
医師も看護師の代わりを務めるような作業を減らせる。
東大のほか、北海道大(210人)東京医科歯科大
(本年度の追加募集を含め190人)など、看護師の大量募集が相次いでいる。
東大病院は「現役の引き抜きなどで地方の病院に迷惑を掛けないよう、
新卒者中心に08年度も募集を検討する」という。
参考:中日新聞:2006.8.22 抜粋
東大病院は「現役の引き抜きなどで地方の病院に迷惑を掛けないよう、
新卒者中心に08年度も募集を検討する」という。
って言っているけど。
新卒者の看護師だけで、300人は現実的に無理でしょう。
1000人のうち、300人が新米看護師になったら、
数は増えても、質に問題があるでしょう、どう考えても。
指導する人も足りないでしょうし。
って事は、新卒以外の看護師も集めるって事ですよね。
考えられるのは、子供を産んで一時退職した看護師か。
それとも、他の病院で働く看護師か。
その位しかないですよね。
一部は、現場復帰する、育休明けの看護師もいるでしょうけど。
それと新卒の看護師だけで、300人集められますかね。
まー、東大病院クラスのブランド力があれば
可能かもしれませんけどね。
ほかの大きな病院も、同じくらいの看護師の増員が
必要なんですよね、診療報酬が改定されたから。
東大病院以外の病院は大丈夫ですかね。
どこの病院でも、血まなこになって
看護師を探しているようですが。
ここで、本題。
というか、前回言っていた、ひどい話。
東大病院とか、都会の病院とか、ブランドのある大きな
病院は、そこで働きたいって看護師も多いでしょうが。
地方の病院はそうはいきません。
地方で働く看護師もいますけど、都会に出て行く人も多いですし。
でも、診療報酬改定で、一定以上の看護師の数が確保できなければ、
病院によっては数千万円の赤字になりますから。
なんとしてでも、看護師の数を確保しなければなりません。
病院にとっては死活問題ですからね。
新卒の看護師の数は限られるし、都会に働きに出る人も多い。
そしたら、看護師の数を確保するためにどうするか。
弱い病院から引き抜くしかないんですよ。
あくまでも、噂ですけどね。
某公立病院が、町立病院から看護師を引き抜いてるって
噂が入ってきています。
でも、かなりホントっぽいです。
大都市の大きな病院から、地方の公立病院に
転職する看護師はそうはいないでしょうから。
それでも看護師の数を確保するには、自分より
弱い病院から引き抜くしかないんですね。
で、公立病院より弱い病院といえば、町立病院。
ま、個人病院とかもあるんでしょうけどね。
公立の病院が、もっと弱い地方の町立病院から
看護師を引き抜く世の中になってるんですよ、今の時代。
東大病院は、
「現役の引き抜きなどで地方の病院に迷惑を掛けないよう」
って言ってるけど。
普通の病院は背に腹変えられないですから。
赤字にならないためにはやむを得ないからって、
公立病院ですら町立病院から看護師を引き抜く時代に
なっちゃったんですよ、残念ながら。
で、引き抜かれた町立病院はどうなるかっていうと。
時間の問題で潰れるでしょうね。
ほぼ間違いなく。
これが、医師や病院の集約化ってやつでしょうか。
本当に、これが国民が望んだ医療なんでしょうかね。
はなはだ疑問が残りますね。
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診療報酬制度によって看護師が奪い合いになり、
都会の大病院と地域の小病院の格差が広がっている。
弱肉強食の格差社会が、医療の世界にも来たって話でした。
もっと酷い話は、次でって予告した通り、ちょっと酷い話を一つ。
もちろん、固有名詞は出せませんけどね。
東京大学の300人をはじめ、各地の国立大学病院などが
来春採用の看護師を大募集している。
医療制度改革に合わせ、臓器移植など
高度医療を支えるスタッフの充実を図る狙い。
だが引く手あまたの看護師集めは容易ではない。
東大医学部付属病院(永井良三病院長)は2007年度に
06年度の2・5倍に上る300人を募集する。
年に100人程度生じる欠員補充だけなら、
従来は看護部が関東で集めてきた。
だが、今回は病院一丸となって全国から人材を募る必要がある。
このため9月に東京以外の札幌、仙台、新潟、大阪、福岡で
初めて新規採用者の選考会を開催。
教授ら医師もパンフレット持参で、看護系大学や看護学校を訪問中だ。
増員で同病院の看護師は1000人を超し、夜勤体制を
1病棟当たり3人から4人に強化できる。
看護師は患者に目が届きやすくなり、
医師も看護師の代わりを務めるような作業を減らせる。
東大のほか、北海道大(210人)東京医科歯科大
(本年度の追加募集を含め190人)など、看護師の大量募集が相次いでいる。
東大病院は「現役の引き抜きなどで地方の病院に迷惑を掛けないよう、
新卒者中心に08年度も募集を検討する」という。
参考:中日新聞:2006.8.22 抜粋
東大病院は「現役の引き抜きなどで地方の病院に迷惑を掛けないよう、
新卒者中心に08年度も募集を検討する」という。
って言っているけど。
新卒者の看護師だけで、300人は現実的に無理でしょう。
1000人のうち、300人が新米看護師になったら、
数は増えても、質に問題があるでしょう、どう考えても。
指導する人も足りないでしょうし。
って事は、新卒以外の看護師も集めるって事ですよね。
考えられるのは、子供を産んで一時退職した看護師か。
それとも、他の病院で働く看護師か。
その位しかないですよね。
一部は、現場復帰する、育休明けの看護師もいるでしょうけど。
それと新卒の看護師だけで、300人集められますかね。
まー、東大病院クラスのブランド力があれば
可能かもしれませんけどね。
ほかの大きな病院も、同じくらいの看護師の増員が
必要なんですよね、診療報酬が改定されたから。
東大病院以外の病院は大丈夫ですかね。
どこの病院でも、血まなこになって
看護師を探しているようですが。
ここで、本題。
というか、前回言っていた、ひどい話。
東大病院とか、都会の病院とか、ブランドのある大きな
病院は、そこで働きたいって看護師も多いでしょうが。
地方の病院はそうはいきません。
地方で働く看護師もいますけど、都会に出て行く人も多いですし。
でも、診療報酬改定で、一定以上の看護師の数が確保できなければ、
病院によっては数千万円の赤字になりますから。
なんとしてでも、看護師の数を確保しなければなりません。
病院にとっては死活問題ですからね。
新卒の看護師の数は限られるし、都会に働きに出る人も多い。
そしたら、看護師の数を確保するためにどうするか。
弱い病院から引き抜くしかないんですよ。
あくまでも、噂ですけどね。
某公立病院が、町立病院から看護師を引き抜いてるって
噂が入ってきています。
でも、かなりホントっぽいです。
大都市の大きな病院から、地方の公立病院に
転職する看護師はそうはいないでしょうから。
それでも看護師の数を確保するには、自分より
弱い病院から引き抜くしかないんですね。
で、公立病院より弱い病院といえば、町立病院。
ま、個人病院とかもあるんでしょうけどね。
公立の病院が、もっと弱い地方の町立病院から
看護師を引き抜く世の中になってるんですよ、今の時代。
東大病院は、
「現役の引き抜きなどで地方の病院に迷惑を掛けないよう」
って言ってるけど。
普通の病院は背に腹変えられないですから。
赤字にならないためにはやむを得ないからって、
公立病院ですら町立病院から看護師を引き抜く時代に
なっちゃったんですよ、残念ながら。
で、引き抜かれた町立病院はどうなるかっていうと。
時間の問題で潰れるでしょうね。
ほぼ間違いなく。
これが、医師や病院の集約化ってやつでしょうか。
本当に、これが国民が望んだ医療なんでしょうかね。
はなはだ疑問が残りますね。
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8/22、長野県佐久市の県厚生連佐久総合病院名誉総長、
若月俊一先生(96)が、肺炎のために亡くなられました。
若月先生といえば「実践医学」を訴えて、
「医学とは、人々の幸せと命を守るものだ」。
という名言を残し、農村医療にまい進した事で有名ですので、
ご存じの方も多いとは思います。
若月先生を慕って長野に集い、
全国で地域医療を支える医師は多いようですし。
もちろん地域医療、農村医療を確立した若月先生の功績は、
非常にすぐれておりますし、私もその点でも尊敬しております。
しかし、ここでは敢えて、先生が言った私の好きな、もう一つの名言
「予防は治療に勝る」について書いていきたいと思います。
若月先生は東京帝国大医学部を卒業した後、
戦時中の1945年3月に佐久総合病院に外科医として赴任。
当時農民たちは、忙しさや貧しさなどで病院に通院したがりませんでした。
このため、先生は田畑で使う牛車に医療器具を積み込んで
周辺の村々を訪ね歩く出張診療を行ったそうです。
医師が出かけて寄生虫駆除やけんしょう炎などを治療する、
この「農村医療」を確立。
また、病院職員が演劇や人形劇をして、
病気の予防知識を普及させるユニークな取り組みを行われました。
1959年からは「予防は治療に勝る」として、近隣の旧八千穂村
(現在は佐久穂町)の「全村健康管理」を実施。
15歳以上の村民を対象に、年1回の健康診断を実施するだけでなく、
一人一人の健康台帳を作成。
健診だけでなく、生活ぶりや環境要因なども記入。
さらに、村民に健康意識を持たせるため、
各自が記入する健康手帳も取り入れました。
この方式は長野県全体に広がり、さらに全国のモデルになっています。
参考: (毎日新聞) - 8月23日
今から50年以上も前に、こんな事が行われていたんですねー。
尊敬しますね、ホントに。
「予防は治療に勝る」というのは、若月先生の専売特許ではありません。
美人女医さんのジュリ先生も言っておられますが、
中国医学では、ン千年の昔より
「病気を治す医者より、病気を予防する医者のほうが名医である」
と言われているようですしね!
全くおっしゃる通りだと、私も思います。
また野球に例えますが。
名選手というのは、素人が見てファインプレーをする
選手ではないんですよ。
守備のうまい選手は、どこに打球が飛んでくるのかを、
人よりも早く判断する。
そして、第一歩を早くして、早く打球に追いついて、しっかり捕球する。
そういう選手が守備の達人と言われる選手です。
最初の一歩が遅いから、ぎりぎりで打球に追いついて、一見ファインプレー
に見える、というのは、本当のファインプレーではありません。
もちろん、最初の一歩が早くて、普通では追いつけない打球に、
ぎりぎりで追いついて捕球できるという、
本当のファインプレーもありますけどね。
医学でもそうです。
病気が悪くなって、それを治したら、それが名医ではないんですよ。
名医というのは、病気にならないように予防する。
または、病気が悪くなる前に見つけて、悪化する前に治療できる。
そういう医者が「名医」だと私も思います。
「名医」という「医者」個人だけでなく、
国としても治療よりも予防に重点を置く事が必要だ、と私は思います。
具体的には、予防にもっと金と手間をかけろって事です。
今更になって、厚生労働省は予防に力を入れだしているようですが。
やっている事は中途半端です。
中途半端に予算を組んでも、効果は半減されますし。
相変わらずの、縦割り行政も見受けられます。
例えば、「タバコ」
タバコが医学上は百害あって一利なし。
と言うことは、はっきりしています。
タバコを吸えば、肺ガンの確率は10倍以上。
心筋梗塞の確率も約3倍になりますし。
他のガンや生活習慣病のリスクも大幅に上がります。
そして、喫煙率を下げるのに最も効果的なのは、
タバコの値段を上げるって事は、世界中の例ではっきりしています。
なのに、日本のタバコの値段は、他の先進国から見たら、激安です。
一部の団体や、半端な税収の事なんか考えずに、
ドカンとタバコ税を大幅に上げれば、何十年か後の医療費は
大幅に削減されるのは、目に見えているんですが。
しかし、医療費削減と言っている割には、
弱者の負担を増やす事しか今の行政は考えていないようです。
50年前から、若月先生は「予防は治療に勝る」と言っているのですが。
今の日本の行政は、50年経ってもまだ本気でそれを
実践しているようには、私には思えません。
ちなみに私のメールマガジン「やぶ医師のひとりごと」
これは、予防医学に重点を置いて、病気の解説をしているものです。
そして、もし病気になったとしても病気の正しい知識を身につけて、
病気を軽い状態のまま悪化させないでいよう。
という事をコンセプトにしています。
若月先生には遠く及びませんが、病気の事をわかりやすく解説して、
一般の方達にもわかるように書いているつもりです。
もし興味のある方がおられたら、ご覧になっていただければありがたいです。
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若月俊一先生(96)が、肺炎のために亡くなられました。
若月先生といえば「実践医学」を訴えて、
「医学とは、人々の幸せと命を守るものだ」。
という名言を残し、農村医療にまい進した事で有名ですので、
ご存じの方も多いとは思います。
若月先生を慕って長野に集い、
全国で地域医療を支える医師は多いようですし。
もちろん地域医療、農村医療を確立した若月先生の功績は、
非常にすぐれておりますし、私もその点でも尊敬しております。
しかし、ここでは敢えて、先生が言った私の好きな、もう一つの名言
「予防は治療に勝る」について書いていきたいと思います。
若月先生は東京帝国大医学部を卒業した後、
戦時中の1945年3月に佐久総合病院に外科医として赴任。
当時農民たちは、忙しさや貧しさなどで病院に通院したがりませんでした。
このため、先生は田畑で使う牛車に医療器具を積み込んで
周辺の村々を訪ね歩く出張診療を行ったそうです。
医師が出かけて寄生虫駆除やけんしょう炎などを治療する、
この「農村医療」を確立。
また、病院職員が演劇や人形劇をして、
病気の予防知識を普及させるユニークな取り組みを行われました。
1959年からは「予防は治療に勝る」として、近隣の旧八千穂村
(現在は佐久穂町)の「全村健康管理」を実施。
15歳以上の村民を対象に、年1回の健康診断を実施するだけでなく、
一人一人の健康台帳を作成。
健診だけでなく、生活ぶりや環境要因なども記入。
さらに、村民に健康意識を持たせるため、
各自が記入する健康手帳も取り入れました。
この方式は長野県全体に広がり、さらに全国のモデルになっています。
参考: (毎日新聞) - 8月23日
今から50年以上も前に、こんな事が行われていたんですねー。
尊敬しますね、ホントに。
「予防は治療に勝る」というのは、若月先生の専売特許ではありません。
美人女医さんのジュリ先生も言っておられますが、
中国医学では、ン千年の昔より
「病気を治す医者より、病気を予防する医者のほうが名医である」
と言われているようですしね!
全くおっしゃる通りだと、私も思います。
また野球に例えますが。
名選手というのは、素人が見てファインプレーをする
選手ではないんですよ。
守備のうまい選手は、どこに打球が飛んでくるのかを、
人よりも早く判断する。
そして、第一歩を早くして、早く打球に追いついて、しっかり捕球する。
そういう選手が守備の達人と言われる選手です。
最初の一歩が遅いから、ぎりぎりで打球に追いついて、一見ファインプレー
に見える、というのは、本当のファインプレーではありません。
もちろん、最初の一歩が早くて、普通では追いつけない打球に、
ぎりぎりで追いついて捕球できるという、
本当のファインプレーもありますけどね。
医学でもそうです。
病気が悪くなって、それを治したら、それが名医ではないんですよ。
名医というのは、病気にならないように予防する。
または、病気が悪くなる前に見つけて、悪化する前に治療できる。
そういう医者が「名医」だと私も思います。
「名医」という「医者」個人だけでなく、
国としても治療よりも予防に重点を置く事が必要だ、と私は思います。
具体的には、予防にもっと金と手間をかけろって事です。
今更になって、厚生労働省は予防に力を入れだしているようですが。
やっている事は中途半端です。
中途半端に予算を組んでも、効果は半減されますし。
相変わらずの、縦割り行政も見受けられます。
例えば、「タバコ」
タバコが医学上は百害あって一利なし。
と言うことは、はっきりしています。
タバコを吸えば、肺ガンの確率は10倍以上。
心筋梗塞の確率も約3倍になりますし。
他のガンや生活習慣病のリスクも大幅に上がります。
そして、喫煙率を下げるのに最も効果的なのは、
タバコの値段を上げるって事は、世界中の例ではっきりしています。
なのに、日本のタバコの値段は、他の先進国から見たら、激安です。
一部の団体や、半端な税収の事なんか考えずに、
ドカンとタバコ税を大幅に上げれば、何十年か後の医療費は
大幅に削減されるのは、目に見えているんですが。
しかし、医療費削減と言っている割には、
弱者の負担を増やす事しか今の行政は考えていないようです。
50年前から、若月先生は「予防は治療に勝る」と言っているのですが。
今の日本の行政は、50年経ってもまだ本気でそれを
実践しているようには、私には思えません。
ちなみに私のメールマガジン「やぶ医師のひとりごと」
これは、予防医学に重点を置いて、病気の解説をしているものです。
そして、もし病気になったとしても病気の正しい知識を身につけて、
病気を軽い状態のまま悪化させないでいよう。
という事をコンセプトにしています。
若月先生には遠く及びませんが、病気の事をわかりやすく解説して、
一般の方達にもわかるように書いているつもりです。
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いやー、医師不足、医師不足って言われてるけど。
看護師も不足してるみたいですねー。
大変な事になりますよ、これから。
ちなみに、医師不足の話が知りたい人は、こちらから。
将来医者の数は足りるの?1
将来医者の数は足りるの?2
看護師に関しては、まずこの記事を読んで下さいね!
看護師の配置基準を引き上げた今年四月の診療報酬改定の影響で、
北海道内の百床未満の一般病院百九十七病院のうち、
三割を超す六十四病院で看護師数が基準に届かず収入減と
なったことが、北海道病院協会の調査で分かった。
同協会は道内の全一般病院三百九十三施設について、入院基本料
(入院患者一人につき病院に支払われる一日当たり診療報酬)を、
改定前の今年三月と、改定後の六月現在で比較した。
その結果、道内七十一病院で基準を満たさず収入減となり、
うち百床未満の病院が九割を占めた。
同協会によると、減収額は一病院につき月百万円から二千万円と
みられ、「全収入の二割以上の減収となった病院もある」という。
一方、改定により看護師を多くそろえた病院には手厚く報酬が
入るようになったため、収入増となった病院も七十二病院ある。
道病院協会の西沢寛俊副理事長は現状について、
「新たな診療報酬制度により看護師が奪い合いになり、
都会の大病院と地域の小病院の格差が広がっている」
と憂慮している。
2006/08/21 北海道新聞 抜粋
要は、小泉改革のおかげで、弱肉強食の世界が
医療界にも来たって事ですね。
規制緩和とかのおかげで、金持ちはより金持ちになって、
平均所得を押し上げて、見た目は景気が回復しているように
見えますよね、今の日本は。
あくまで、平均所得ですからねー。
例えば、10人の人がいて。
9人は年収300万円で、1人は年収2300万円だとします。
すると、平均年収は、
300万x9+2300万/10=500万円になりますからね。
まず、平均値で見るって事があんまり意味がないんですよ。
こういうのって。
平均値よりも、最頻値というのが、最も意味がある
指標だと思いますね、こういう所得とかに関しては。
最頻値はこの場合、年収300万円ですね。
一番多くの人が、この位の年収って意味では、
この値が最も現状を反映しています。
で、小泉改革は、この年収2300万円の人の収入が
4300万円に上がる改革なんですよ。
で、他の一般人の給料は上がらない。
すると、平均所得は
300万x9+4300万/10=700万円
で、平均所得が500万円から、700万円に200万円上がりました。
景気が回復しました。
ばんざーい、ばんざーい。
って言ってるんですね。
今の小泉改革による規制緩和は。
多くの人は変わらないけど、一部の金持ちは更に金持ちになる。
それで、全体が上がったように、マスコミを通して見せかける。
そういう仕組みです。
確実なのは、最近話題になっている「格差社会」って事です。
その格差社会が医療界にもやってくるって事です。
「新たな診療報酬制度により看護師が奪い合いになり、
都会の大病院と地域の小病院の格差が広がっている」
っていうのは、看護師の数は限られてるから。
新しい看護師が奪い合いになって、小さい病院には
来る人がいなくなっちゃうよ。
そしたら、ますます小規模の病院は経営が苦しくなりますよ。
って話ですね。
いやー、実はこの記事に書いてあるのは、
まだ生やさしい方なんですよー。
ちょっと話が長くなったので、もっとひどい話は次にしますか。
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もう200部以上がダウンロードされています。
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看護師も不足してるみたいですねー。
大変な事になりますよ、これから。
ちなみに、医師不足の話が知りたい人は、こちらから。
将来医者の数は足りるの?1
将来医者の数は足りるの?2
看護師に関しては、まずこの記事を読んで下さいね!
看護師の配置基準を引き上げた今年四月の診療報酬改定の影響で、
北海道内の百床未満の一般病院百九十七病院のうち、
三割を超す六十四病院で看護師数が基準に届かず収入減と
なったことが、北海道病院協会の調査で分かった。
同協会は道内の全一般病院三百九十三施設について、入院基本料
(入院患者一人につき病院に支払われる一日当たり診療報酬)を、
改定前の今年三月と、改定後の六月現在で比較した。
その結果、道内七十一病院で基準を満たさず収入減となり、
うち百床未満の病院が九割を占めた。
同協会によると、減収額は一病院につき月百万円から二千万円と
みられ、「全収入の二割以上の減収となった病院もある」という。
一方、改定により看護師を多くそろえた病院には手厚く報酬が
入るようになったため、収入増となった病院も七十二病院ある。
道病院協会の西沢寛俊副理事長は現状について、
「新たな診療報酬制度により看護師が奪い合いになり、
都会の大病院と地域の小病院の格差が広がっている」
と憂慮している。
2006/08/21 北海道新聞 抜粋
要は、小泉改革のおかげで、弱肉強食の世界が
医療界にも来たって事ですね。
規制緩和とかのおかげで、金持ちはより金持ちになって、
平均所得を押し上げて、見た目は景気が回復しているように
見えますよね、今の日本は。
あくまで、平均所得ですからねー。
例えば、10人の人がいて。
9人は年収300万円で、1人は年収2300万円だとします。
すると、平均年収は、
300万x9+2300万/10=500万円になりますからね。
まず、平均値で見るって事があんまり意味がないんですよ。
こういうのって。
平均値よりも、最頻値というのが、最も意味がある
指標だと思いますね、こういう所得とかに関しては。
最頻値はこの場合、年収300万円ですね。
一番多くの人が、この位の年収って意味では、
この値が最も現状を反映しています。
で、小泉改革は、この年収2300万円の人の収入が
4300万円に上がる改革なんですよ。
で、他の一般人の給料は上がらない。
すると、平均所得は
300万x9+4300万/10=700万円
で、平均所得が500万円から、700万円に200万円上がりました。
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ばんざーい、ばんざーい。
って言ってるんですね。
今の小泉改革による規制緩和は。
多くの人は変わらないけど、一部の金持ちは更に金持ちになる。
それで、全体が上がったように、マスコミを通して見せかける。
そういう仕組みです。
確実なのは、最近話題になっている「格差社会」って事です。
その格差社会が医療界にもやってくるって事です。
「新たな診療報酬制度により看護師が奪い合いになり、
都会の大病院と地域の小病院の格差が広がっている」
っていうのは、看護師の数は限られてるから。
新しい看護師が奪い合いになって、小さい病院には
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医師不足、医師不足ってこれだけ騒がれたんで、
やっと政府が重い腰を上げましたね。
まずは、こちらをご覧下さい。
医師の不足や偏在の問題に対応するため、
厚生労働、文部科学、総務の3省で検討していた
「新医師確保総合対策」の原案が8月18日、明らかになった。
医師不足が特に深刻となっている都道府県に限り、
大学医学部の定員増を暫定措置として認めるほか、
離島やへき地で勤務する医師を養成している
自治医科大学の定員も増員する。
原案では、定員を暫定的に増やす条件として
〈1〉県が奨学金拡充など卒業後の地域定着策を実施する
〈2〉定着する医師が増えた場合に限り、
暫定的な増員が終わった後も以前の定員数を
維持できる、こととした。
また、医学部が地元出身者の入学枠を拡充することや、
山間へき地で活動する地域医療の志望者を対象に
特別入学枠を設けることを推進するとした。
卒業後の一定期間は地元の医療機関に勤務することを条件に、
都道府県が奨学金を設けることも盛り込んだ。
2006年8月19日 読売新聞、抜粋
とりあえず暫定的とはいえ、医学部の定員が増えた事は、
素直に喜びたいと思います。
将来医者の数は足りるの?1
将来医者の数は足りるの?2
の記事でも書きましたが、
いかさまの論理で医者は足りているって言っても、
誰も信じなかったから、
やむを得ない方針転換って所でしょうか。
「医師不足の問題」じゃなくて、
「医師の不足や偏在の問題」って言って、
不足よりも偏在の方が問題、って事を臭わせるような、
せこい表現を使っていますが、まあ、それも良いでしょう。
定員を暫定的に増やす条件として
〈1〉県が奨学金拡充など卒業後の地域定着策を実施する
〈2〉定着する医師が増えた場合に限り、
暫定的な増員が終わった後も以前の定員数を
維持できる、こととした。
という条件をつける事自体は、
別に良いと思うんですよね、私は。
結果主義というか、成果主義というか。
偏在も解決する為には、この位強制力が
あっても良いと思いますし。
で、
医学部が地元出身者の入学枠を拡充することや、
山間へき地で活動する地域医療の志望者を対象に
特別入学枠を設けることを推進するとした。
ってのも、一応良いんでしょうけどね。
本当に成果を出したいのであるならば、
データーを示して欲しいんですよね、私は。
例えば、地元出身で地元の大学の医学部に入った人間が、
地元に定着する割合とか。
「山間へき地で活動する地域医療の志望者」って、
面接の時にそう言うんですか。
ちょっと最近の医学部入試の現状はわかんないんですけどね。
卒業後の一定期間は地元の医療機関に
勤務することを条件に奨学金をあげた人が、
地元に定着した割合とか。
そういう人達が、どのくらい地元に定着したのかって
データーを取らないんですかね。
地元出身で地元の大学の医学部に入った人間が、
地元に定着する割合が○○%って出れば、
これは非常に高い確率だから、みんな実地しなさいって
言うことが出来ると思うんですよ。
奨学金を出したけど、ほとんどみんな途中で奨学金を
返還しちゃって、都会に行っているから、
この方法はあんまり効果ない、とか。
ま、例えばね。
一見、両方とも効果がありそうですが、
実際はデーターをみないとわかんないですからね。
もちろん、各大学によって違うんでしょうけど。
各大学の傾向+全国の傾向を合わせて、
どういう方法が最適かってやれば良いと思うんですよ、私は。
各大学に任せるって言っても。
データーもなくて、行き当たりばったりで、
何となく良さそうな方法を取って、定着しなかったら、
誰の得にもならないですからねー。
どうせやるんなら、しっかり効果を出したいじゃないですか。
その為に、国も各大学も協力とかしないんですかねー。
まだ時間あるんだから、各大学でその位の統計を
取ってくれないんですかねー。
おかげさまで、一日で100部以上ダウンロードされてまーす。
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原案では、定員を暫定的に増やす条件として
〈1〉県が奨学金拡充など卒業後の地域定着策を実施する
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維持できる、こととした。
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卒業後の一定期間は地元の医療機関に勤務することを条件に、
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とりあえず暫定的とはいえ、医学部の定員が増えた事は、
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〈1〉県が奨学金拡充など卒業後の地域定着策を実施する
〈2〉定着する医師が増えた場合に限り、
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維持できる、こととした。
という条件をつける事自体は、
別に良いと思うんですよね、私は。
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偏在も解決する為には、この位強制力が
あっても良いと思いますし。
で、
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本当に成果を出したいのであるならば、
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例えば、地元出身で地元の大学の医学部に入った人間が、
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「医者のホンネが丸わかり!」
王監督の胃ガンの手術、医龍のバチスタ手術、
医療訴訟の話や、変な患者、病院の裏話から
医者の恋愛まで。
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私が厳選して30サイト集めた物です。
いろんな先生に協力して頂いて、なんとか完成する事ができました。
先生方、ご協力ありがとうございました。
ホント、ブログを書いてて良かったです。
私がブログを書いていなかったら、コメントを下さっている人達や、
このレポートを出す時に協力してくれた先生方とは、
絶対に知り合えなかった訳ですから。
そう考えると、インターネットの力ってすごいですね!
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→ 「大学病院のうそ」 ~現役医師(Dr. I)が暴露する、大学病院の秘密
第2弾もどうぞ!
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「医療ミスの確率」の記事の続きです。
前回は、
世界一の天才野球選手イチローですら、
エラーの確率はゼロではない。
という例を使って、医療ミスの確率は、
どんな医者でもゼロという事はありえない。
という話をしました。
まだ読んでいないって人は、
できれば先にこちらを読んで下さいね!
今回は、より医療現場に近い例を使って、
医療ミスを減らす方法について書いていきます。
医療ミスとかヒヤリハットの事例って言っても、
いろんなパターンがあるんですが。
ほとんどの病院で、多いのは、
「誤薬」、「転倒」、「患者の取り違え」。
この3つだと思います。
その中でも、最も多いと思われる「誤薬」の確率
について、今回は例を出して説明していきます。
誤薬というのは、読んで字の如く、薬を間違えるって事です。
誤薬の確率がどの位なのか、
本当は私、全く知らないんですが(汗)
医者が薬の処方を間違える確率を、
とりあえず1%としましょうか。
医者というのは職業柄、何をやるにしても、
必ず確認作業をする人が多いと思います。
私だけでなく、薬の処方をする時も、一度薬の名前を書いて、
その後必ずもう一回見直す、という人も多いと思います。
多分、このもう一回見直すって作業で、
誤薬の確率を半分位にしていると思います。
外来の場合、医者が処方箋を書いたら、
まずそれを看護師が確認します。
そいで、院内の薬剤師が確認して処方箋を
患者に渡します。
そして、院外薬局に持っていって、院外薬局の
薬剤師がもう一回確認して、患者に薬を渡す。
そういうシステムになっている場合が多いです。
看護師、院内薬局、院外薬局で再確認をする事によって、
誤薬の確率を、それぞれ半分位にする事が
できるんではないかと思います。
便宜的に誤薬の確率が
看護師の確認によって、1/2に、
院内の薬剤師の確認によって、1/2.5に
院外の薬剤師の確認によって、1/2に
減るとします。
そうすると、医者が一回見直して処方して、
看護師、院内の薬剤師、院外の薬剤師が確認して
誤薬が起こる確率は
1/100x1/2x1/2.5x1/2=1/1000
になりますね。
ま、あくまでも例ですけどね。
「医療ミスの確率」の記事で、イチローの例では、
(エラーの確率)
超一流のプロ野球選手イチロー 1%
若手プロ野球選手 2%
高校野球の選手 4%
として。
イチローのエラーの確率は、若手プロ野球選手の
半分、高校球児の1/4って事になりましたが。
医者の場合は、超一流の医者が誤薬とかミスが少ないか、
っていうと何とも言えないと言うか。
超一流の医者っていうのは普通「技術が超一流」。
という事を意味していますので。
必ずしも、誤薬やミスの確率が、他の医者と比べて極端に
少ないって事はないような気がします。
それよりも、すごく神経質で確認もしっかりする
ミスの非常に少ない医師っていうのが、
一番誤薬の確率が少ない医者のような気がします。
医療ミスや誤薬に関しても、このイチローの例のように、
医者個人では、すごく神経質で確認もしっかりする
ミスの非常に少ない医師でも、誤薬の確率は
普通の医師のせいぜい1/2位だと思います。
例に出すとこんな感じでしょうか
(誤薬の確率)
しっかり確認するミスの少ない医師 0.5%
普通の医師 1%
処方を書いて再確認しない医師 2%
これを大幅に上回るくらいミスの確率を少なくするって事は、
個人のレベルでは、事実上不可能です。
個人の能力には限界があるって事ですね。
もちろん、ミスの確率がゼロという事は絶対にありえません。
じゃあ誤薬の確率を減らす為にはどうすれば良いかって。
それは、「確認する人を増やせば良いんです。」
さっき便宜的に計算した誤薬の確率で、
1/100x1/2x1/2.5x1/2=1/1000
となっていましたが。
もう1人追加して、確認する作業を挟むことで、
その確率を更に約1/2にする事が出来ますからね。
すると、誤薬の確率は
1/100x1/2x1/2.5x1/2x1/2=1/2000
と、更に半分になりますよね。
ミスの確率1/10のスーパー医師を育成する事は、
ほとんど不可能だと思いますが。
確認作業する人を3人挟む事によって、
ミスの確率が1/10に減るんです。
アメリカかどっかの事例でも、医療ミスの確率を減らすには、
人を増やすしか、有効な方法はない。
って話が出ていたと思いますが、こういう事ですね。
前回も言いましたが、医療ミスの確率は
絶対にゼロにはならないんですよ。
まず、それが前提にあって。
じゃあ、医療ミスを減らす為にはどうすればよいか。
って考えるんです。
そして、その為には、確認の回数を増やすって事です。
で、具体的には、確認する人を増やす。
その為には人件費がかかります。
と言うことは、医療費を抑制しちゃ駄目だって事です。
医療ミス、医療過誤だって騒ぐんであれば、
ます人件費にお金をかけなきゃ駄目って思うんですが。
医療ミスが増える要因として、他に
「過労」というのがあるんですが。
国は「医者の数は足りている」として、
医師の数を増やすつもりはないそうです。
国の方針として、医療費削減、医師の増員をしない、
という事を決めたのですが。
そのせいで医療ミスが増えたとしたら、
それは国の責任とも言えると思うんですが。
その時も国は責任を取らず、また医師個人に
責任を押しつけるのでしょうか。
医療に興味のあるあなた。
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もちろん全部「ただ」ですよ。
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前回は、
世界一の天才野球選手イチローですら、
エラーの確率はゼロではない。
という例を使って、医療ミスの確率は、
どんな医者でもゼロという事はありえない。
という話をしました。
まだ読んでいないって人は、
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今回は、より医療現場に近い例を使って、
医療ミスを減らす方法について書いていきます。
医療ミスとかヒヤリハットの事例って言っても、
いろんなパターンがあるんですが。
ほとんどの病院で、多いのは、
「誤薬」、「転倒」、「患者の取り違え」。
この3つだと思います。
その中でも、最も多いと思われる「誤薬」の確率
について、今回は例を出して説明していきます。
誤薬というのは、読んで字の如く、薬を間違えるって事です。
誤薬の確率がどの位なのか、
本当は私、全く知らないんですが(汗)
医者が薬の処方を間違える確率を、
とりあえず1%としましょうか。
医者というのは職業柄、何をやるにしても、
必ず確認作業をする人が多いと思います。
私だけでなく、薬の処方をする時も、一度薬の名前を書いて、
その後必ずもう一回見直す、という人も多いと思います。
多分、このもう一回見直すって作業で、
誤薬の確率を半分位にしていると思います。
外来の場合、医者が処方箋を書いたら、
まずそれを看護師が確認します。
そいで、院内の薬剤師が確認して処方箋を
患者に渡します。
そして、院外薬局に持っていって、院外薬局の
薬剤師がもう一回確認して、患者に薬を渡す。
そういうシステムになっている場合が多いです。
看護師、院内薬局、院外薬局で再確認をする事によって、
誤薬の確率を、それぞれ半分位にする事が
できるんではないかと思います。
便宜的に誤薬の確率が
看護師の確認によって、1/2に、
院内の薬剤師の確認によって、1/2.5に
院外の薬剤師の確認によって、1/2に
減るとします。
そうすると、医者が一回見直して処方して、
看護師、院内の薬剤師、院外の薬剤師が確認して
誤薬が起こる確率は
1/100x1/2x1/2.5x1/2=1/1000
になりますね。
ま、あくまでも例ですけどね。
「医療ミスの確率」の記事で、イチローの例では、
(エラーの確率)
超一流のプロ野球選手イチロー 1%
若手プロ野球選手 2%
高校野球の選手 4%
として。
イチローのエラーの確率は、若手プロ野球選手の
半分、高校球児の1/4って事になりましたが。
医者の場合は、超一流の医者が誤薬とかミスが少ないか、
っていうと何とも言えないと言うか。
超一流の医者っていうのは普通「技術が超一流」。
という事を意味していますので。
必ずしも、誤薬やミスの確率が、他の医者と比べて極端に
少ないって事はないような気がします。
それよりも、すごく神経質で確認もしっかりする
ミスの非常に少ない医師っていうのが、
一番誤薬の確率が少ない医者のような気がします。
医療ミスや誤薬に関しても、このイチローの例のように、
医者個人では、すごく神経質で確認もしっかりする
ミスの非常に少ない医師でも、誤薬の確率は
普通の医師のせいぜい1/2位だと思います。
例に出すとこんな感じでしょうか
(誤薬の確率)
しっかり確認するミスの少ない医師 0.5%
普通の医師 1%
処方を書いて再確認しない医師 2%
これを大幅に上回るくらいミスの確率を少なくするって事は、
個人のレベルでは、事実上不可能です。
個人の能力には限界があるって事ですね。
もちろん、ミスの確率がゼロという事は絶対にありえません。
じゃあ誤薬の確率を減らす為にはどうすれば良いかって。
それは、「確認する人を増やせば良いんです。」
さっき便宜的に計算した誤薬の確率で、
1/100x1/2x1/2.5x1/2=1/1000
となっていましたが。
もう1人追加して、確認する作業を挟むことで、
その確率を更に約1/2にする事が出来ますからね。
すると、誤薬の確率は
1/100x1/2x1/2.5x1/2x1/2=1/2000
と、更に半分になりますよね。
ミスの確率1/10のスーパー医師を育成する事は、
ほとんど不可能だと思いますが。
確認作業する人を3人挟む事によって、
ミスの確率が1/10に減るんです。
アメリカかどっかの事例でも、医療ミスの確率を減らすには、
人を増やすしか、有効な方法はない。
って話が出ていたと思いますが、こういう事ですね。
前回も言いましたが、医療ミスの確率は
絶対にゼロにはならないんですよ。
まず、それが前提にあって。
じゃあ、医療ミスを減らす為にはどうすればよいか。
って考えるんです。
そして、その為には、確認の回数を増やすって事です。
で、具体的には、確認する人を増やす。
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と言うことは、医療費を抑制しちゃ駄目だって事です。
医療ミス、医療過誤だって騒ぐんであれば、
ます人件費にお金をかけなきゃ駄目って思うんですが。
医療ミスが増える要因として、他に
「過労」というのがあるんですが。
国は「医者の数は足りている」として、
医師の数を増やすつもりはないそうです。
国の方針として、医療費削減、医師の増員をしない、
という事を決めたのですが。
そのせいで医療ミスが増えたとしたら、
それは国の責任とも言えると思うんですが。
その時も国は責任を取らず、また医師個人に
責任を押しつけるのでしょうか。
医療に興味のあるあなた。
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昨日は比較的忙しい当直でした。
土曜日の病院当直は24時間なので、
私は27時間くらい連続勤務でした。
当番病院ではないんですが。
20人くらい患者が来て、外傷とか骨折とか、
苦手な患者も結構来たので、忙しかったですね。
私の病院では、一年目の研修医は当直が出来ないのですが。
やる気のある研修医は、上の先生にくっついて、
無給で当直業務を手伝う事が出来ます。
で、昨日の当直は研修医の女医さんが手伝ってくれたのですが。
彼女は一昨日も当直を手伝って病院に泊まったので、
50時間位連続勤務になりますかね。
ま、無給なので、勤務とは言わないのかもしれませんが。
そいで、本題に入ります。
彼女は連続当直をやるつもりはなかったんですが、
私が昨日の当直だから、手伝ったそうです。
理由は、
「俺が当直なら、いろいろ、やらしてくれそうだから」
研修医の時は、彼女に限らずみんないろんな手技を
やりたがるんですよ。
点滴のルートを取ったり、中心静脈栄養の管を入れたり、
肺にトラカールっていう管を入れたり。
そういう技術的な事をやりたがるんですよ。
まあ、そういう技術は、どこの科になるにしても、
必要な技術ですから、研修医の時にある程度は
身につけておいた方が良いんですけどね、もちろん。
でも、医者として一番大事な事は、
「患者を良くしようという心構え」そして「患者を診る能力」だと私は思います。
患者が病院に来るって事は、何か症状があって、
それを訴えるから病院に来るんです。
なので、まずどういう症状があるか、聞く。
具体的に、いつからどの位続くか、とか、どういう時に
良くなるのか悪くなるのか。
細かい性状、他には症状はないか。
なにか治療中の病気は等、聞く事はいっぱいあります。
そして、何が原因でその症状が出ているのか考えて。
原因として疑われる病気があれば、その病気に
独特の症状や身体所見がないか、聞く。
そして、患者の体を診察する。
その後必要な検査をする。
そして、症状や身体所見、検査所見を参考に、
病気なのか、治療が必要なのか。
更なる検査が必要なのか。
そういった事を判断します。
そういった「患者を診る能力」ってのが、
大事だと思うんですよね、私は。
そして、検査や治療の一つとして、
薬の処方や、検査データーを見抜く能力。
そして、各科固有の技術(胃カメラや、心臓・腹部エコー
の技術や、手術)、そして多くの科に共通する
技術(点滴のルート取りや、中心栄養の管を入れる技術)
なんかがあると思います。
だから、いわゆる研修医がやりたがる点滴のルート取りや
動脈血を採る事なんかは、所詮は医者として一番大事
な事ではなく、その下にあるものなんですよ。
研修医としてもね。
医者として最も大事なことは、
「患者を良くしようという心構え」
そして最も大事な能力は
「患者を総合的に診る能力」だと思うので。
研修医の時から、それを磨く事の方が
大事だと思うんですよね、私。
点滴のルートが、10回やって、5回しか入らなかったのが、
8割9割成功するようになれば、
自分でも上達してるって簡単にわかるので。
やりたがる気持ちはわかりますけどね。
私が研修医の時も、そういうのやりたかったですし。
でも、一番研修医の時に身につけて欲しい事は、
「患者を良くしようという心構え」そして、
「いろんな患者を診る能力」なんです。
極端な話、点滴のルートが取れなかったら、
ベテランの看護師に取って貰えば良いんですからね。
もちろん、ルートが取れない医者もどうかとは思うので。
研修医の時に身につけて欲しい能力のうちの一つ、
ではあるんですけどね。
でも、それは一番大事な事ではないから、
そればっかりやりたがっても、駄目だよ。
と、いう事を昨日彼女に話して、納得されたようです。
で、具体的に「患者を診る為に必要な能力」は、
どうやって身につけさせたら良いのかって事は、次回以降で。
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私は27時間くらい連続勤務でした。
当番病院ではないんですが。
20人くらい患者が来て、外傷とか骨折とか、
苦手な患者も結構来たので、忙しかったですね。
私の病院では、一年目の研修医は当直が出来ないのですが。
やる気のある研修医は、上の先生にくっついて、
無給で当直業務を手伝う事が出来ます。
で、昨日の当直は研修医の女医さんが手伝ってくれたのですが。
彼女は一昨日も当直を手伝って病院に泊まったので、
50時間位連続勤務になりますかね。
ま、無給なので、勤務とは言わないのかもしれませんが。
そいで、本題に入ります。
彼女は連続当直をやるつもりはなかったんですが、
私が昨日の当直だから、手伝ったそうです。
理由は、
「俺が当直なら、いろいろ、やらしてくれそうだから」
研修医の時は、彼女に限らずみんないろんな手技を
やりたがるんですよ。
点滴のルートを取ったり、中心静脈栄養の管を入れたり、
肺にトラカールっていう管を入れたり。
そういう技術的な事をやりたがるんですよ。
まあ、そういう技術は、どこの科になるにしても、
必要な技術ですから、研修医の時にある程度は
身につけておいた方が良いんですけどね、もちろん。
でも、医者として一番大事な事は、
「患者を良くしようという心構え」そして「患者を診る能力」だと私は思います。
患者が病院に来るって事は、何か症状があって、
それを訴えるから病院に来るんです。
なので、まずどういう症状があるか、聞く。
具体的に、いつからどの位続くか、とか、どういう時に
良くなるのか悪くなるのか。
細かい性状、他には症状はないか。
なにか治療中の病気は等、聞く事はいっぱいあります。
そして、何が原因でその症状が出ているのか考えて。
原因として疑われる病気があれば、その病気に
独特の症状や身体所見がないか、聞く。
そして、患者の体を診察する。
その後必要な検査をする。
そして、症状や身体所見、検査所見を参考に、
病気なのか、治療が必要なのか。
更なる検査が必要なのか。
そういった事を判断します。
そういった「患者を診る能力」ってのが、
大事だと思うんですよね、私は。
そして、検査や治療の一つとして、
薬の処方や、検査データーを見抜く能力。
そして、各科固有の技術(胃カメラや、心臓・腹部エコー
の技術や、手術)、そして多くの科に共通する
技術(点滴のルート取りや、中心栄養の管を入れる技術)
なんかがあると思います。
だから、いわゆる研修医がやりたがる点滴のルート取りや
動脈血を採る事なんかは、所詮は医者として一番大事
な事ではなく、その下にあるものなんですよ。
研修医としてもね。
医者として最も大事なことは、
「患者を良くしようという心構え」
そして最も大事な能力は
「患者を総合的に診る能力」だと思うので。
研修医の時から、それを磨く事の方が
大事だと思うんですよね、私。
点滴のルートが、10回やって、5回しか入らなかったのが、
8割9割成功するようになれば、
自分でも上達してるって簡単にわかるので。
やりたがる気持ちはわかりますけどね。
私が研修医の時も、そういうのやりたかったですし。
でも、一番研修医の時に身につけて欲しい事は、
「患者を良くしようという心構え」そして、
「いろんな患者を診る能力」なんです。
極端な話、点滴のルートが取れなかったら、
ベテランの看護師に取って貰えば良いんですからね。
もちろん、ルートが取れない医者もどうかとは思うので。
研修医の時に身につけて欲しい能力のうちの一つ、
ではあるんですけどね。
でも、それは一番大事な事ではないから、
そればっかりやりたがっても、駄目だよ。
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相変わらずマスコミは、医療ミスだ、医療訴訟だ。
って騒いでいますが。
今回は医療ミスの確率について考えていきます。
わかりやすくするために、
いつものように例を挙げて話していきますね!
例)プロ野球選手、イチロー(シアトルマリナーズ)
シアトルマリナーズのイチローと言えば、
野球のルールを知らない人でも知っている位、
超一流の野球選手ですね。
日本では7年連続首位打者を獲得し、
世界一レベルの高い、メジャーリーグに行っても、
首位打者2回取ってますし。
オールスターにも毎年出ています。
しかも今年のオールスターでは、
ファン投票では3位だったのですが。
ベースボールの超一流選手やコーチ、監督など、
高いレベルを持った人達の推薦では、
確か1位だったと思います。
ファン投票というのは、人気投票的な所もありますが。
専門的な技術や知識を持った人達の投票というのが、
もっとも実力を反映する投票だと思います。
その人達の投票でメジャーリーグ1位という事は、
世界一の野球選手といっても過言ではないと思います。
その世界一の野球選手で、年俸15億円くらい貰っている
イチロー選手は、年に何回くらいエラーしますかね。
今年は今まで、シーズンが半分位終わって2回です。
詳しく調べてはいないんですが。
だいたい、毎年4,5回位ですかね、そしたら。
イチロー選手は外野手ですから。
内野手に比べて、バットにボールが当たって、
自分の所に来るまでに時間がかかりますから。
内野手よりも外野手の方がエラーの確率は少ないです。
世界一の野球選手と言っても良いくらいの、
イチロー選手が年数回エラーをするんです。
たまたま一年間で一回もエラーをしていない年も
あるかもしれませんが。
平均すると、年数回エラーしているはずです。
一試合に3回位球が飛んでくるとして、
メジャーリーグは年間160試合ちょっとですから。
500回くらい球が飛んできて、5回エラーするとして、
便宜的に「エラーの確率1%」としましょうか。
プロ野球選手でも、なったばかりの1,2年目の
野球選手のエラーの確率は、
よくわかんないけど、きっともっと高いでしょう。
ま、2%としましょうか。
高校野球の選手は4%としておきましょう。
(エラーの確率)
超一流のプロ野球選手イチロー 1%
若手プロ野球選手 2%
高校野球の選手 4%
として。
イチローのエラーの確率は、若手プロ野球選手の
半分、高校球児の1/4って事になりますね。
これはこれで、すばらしい数字だと思うんですが。
世界一の野球選手でも、1/2とか1/4の確率で
決してゼロではないんですよ。
もう一度言います。
「世界一の天才野球選手イチローですら、
エラーの確率はゼロではない。」
これを医療に当てはめてみましょうか。
何百例も手術や検査、治療をしている、
医者歴20年のベテラン医師
研修医を終えて1年目の若手医師
「医者の経験」の記事でも述べましたが。
医療ミスって話が出た時に、経験が少ない、技術が未熟だから
医療ミスが起こったって論調ではないですか、マスコミは。
イチローの例を思い出して下さい。
若手医師の医療ミスの確率が2%だとすると、
経験豊富なベテラン医師の医療ミスの確率は
何%だと思いますか?
天才で、かつ人並みはずれた努力もして、
世界一とまで言われているイチロー選手でさえ、
エラーの確率はゼロではないんですが。
医者歴10年、20年と経験は豊富でも、
単なる凡人の医者が、医療ミスの確率ゼロだと思いますか?
そんな訳ないですよね。
1%なのか、0.1%なのかはわかりませんが。
間違いなく言えるのは、どんなに経験豊富で、
技術が最高峰の医者でも、
「医療ミスの確率はゼロではない」って事です。
イチローの例を出したから、わかりますよね。
「医者の経験」の記事で
「経験豊富な医者しか手術ができない」
って話を極論でしましたけど。
「医療ミスをしない医者しか、手術ができない」
って事であれば、世界中探したって、
1人もいませんよ、手術ができる医者は。
野球の例をまた出すと。
内野手が、ボールをはじいた。
普通だったら、それでセーフになりますが。
名手であれば、前にはじいて、すぐボールを拾って
一塁に投げてアウトにできる。
とか、未熟な内野手なら慌てて、間に合わないのに
一塁にボールを投げて暴投して、
走者を2塁に進めてしまうところを、
投げないという判断をして、走者を一塁で止めるとか。
そういう適切な判断を、経験豊富とか、技術が高ければ
できるかもしれませんけど。
いずれにせよ、確率がゼロになるってことはないんですよ。
もちろん、確認もせずに別の物を切ったとか、
すべき事をせずにミスをした場合は、
医者が責められて当然の時もありますから。
「医療ミス全てを擁護する」
って訳ではないんですけどね、もちろん。
でも、医療ミスだ、医療訴訟だって騒ぐ前に、
こういう事も考えてもらいたいですね、マスコミには。
私のような下っ端の医者の言う事なんか信用できない。
というのであれば、テレビなんかに良く出ている
「神の手」を持つ医師。
とか、超一流の医者に聞いてみて下さい。
「あなたは今までに一度も医療ミスをしたことありませんか」
ってね。
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って騒いでいますが。
今回は医療ミスの確率について考えていきます。
わかりやすくするために、
いつものように例を挙げて話していきますね!
例)プロ野球選手、イチロー(シアトルマリナーズ)
シアトルマリナーズのイチローと言えば、
野球のルールを知らない人でも知っている位、
超一流の野球選手ですね。
日本では7年連続首位打者を獲得し、
世界一レベルの高い、メジャーリーグに行っても、
首位打者2回取ってますし。
オールスターにも毎年出ています。
しかも今年のオールスターでは、
ファン投票では3位だったのですが。
ベースボールの超一流選手やコーチ、監督など、
高いレベルを持った人達の推薦では、
確か1位だったと思います。
ファン投票というのは、人気投票的な所もありますが。
専門的な技術や知識を持った人達の投票というのが、
もっとも実力を反映する投票だと思います。
その人達の投票でメジャーリーグ1位という事は、
世界一の野球選手といっても過言ではないと思います。
その世界一の野球選手で、年俸15億円くらい貰っている
イチロー選手は、年に何回くらいエラーしますかね。
今年は今まで、シーズンが半分位終わって2回です。
詳しく調べてはいないんですが。
だいたい、毎年4,5回位ですかね、そしたら。
イチロー選手は外野手ですから。
内野手に比べて、バットにボールが当たって、
自分の所に来るまでに時間がかかりますから。
内野手よりも外野手の方がエラーの確率は少ないです。
世界一の野球選手と言っても良いくらいの、
イチロー選手が年数回エラーをするんです。
たまたま一年間で一回もエラーをしていない年も
あるかもしれませんが。
平均すると、年数回エラーしているはずです。
一試合に3回位球が飛んでくるとして、
メジャーリーグは年間160試合ちょっとですから。
500回くらい球が飛んできて、5回エラーするとして、
便宜的に「エラーの確率1%」としましょうか。
プロ野球選手でも、なったばかりの1,2年目の
野球選手のエラーの確率は、
よくわかんないけど、きっともっと高いでしょう。
ま、2%としましょうか。
高校野球の選手は4%としておきましょう。
(エラーの確率)
超一流のプロ野球選手イチロー 1%
若手プロ野球選手 2%
高校野球の選手 4%
として。
イチローのエラーの確率は、若手プロ野球選手の
半分、高校球児の1/4って事になりますね。
これはこれで、すばらしい数字だと思うんですが。
世界一の野球選手でも、1/2とか1/4の確率で
決してゼロではないんですよ。
もう一度言います。
「世界一の天才野球選手イチローですら、
エラーの確率はゼロではない。」
これを医療に当てはめてみましょうか。
何百例も手術や検査、治療をしている、
医者歴20年のベテラン医師
研修医を終えて1年目の若手医師
「医者の経験」の記事でも述べましたが。
医療ミスって話が出た時に、経験が少ない、技術が未熟だから
医療ミスが起こったって論調ではないですか、マスコミは。
イチローの例を思い出して下さい。
若手医師の医療ミスの確率が2%だとすると、
経験豊富なベテラン医師の医療ミスの確率は
何%だと思いますか?
天才で、かつ人並みはずれた努力もして、
世界一とまで言われているイチロー選手でさえ、
エラーの確率はゼロではないんですが。
医者歴10年、20年と経験は豊富でも、
単なる凡人の医者が、医療ミスの確率ゼロだと思いますか?
そんな訳ないですよね。
1%なのか、0.1%なのかはわかりませんが。
間違いなく言えるのは、どんなに経験豊富で、
技術が最高峰の医者でも、
「医療ミスの確率はゼロではない」って事です。
イチローの例を出したから、わかりますよね。
「医者の経験」の記事で
「経験豊富な医者しか手術ができない」
って話を極論でしましたけど。
「医療ミスをしない医者しか、手術ができない」
って事であれば、世界中探したって、
1人もいませんよ、手術ができる医者は。
野球の例をまた出すと。
内野手が、ボールをはじいた。
普通だったら、それでセーフになりますが。
名手であれば、前にはじいて、すぐボールを拾って
一塁に投げてアウトにできる。
とか、未熟な内野手なら慌てて、間に合わないのに
一塁にボールを投げて暴投して、
走者を2塁に進めてしまうところを、
投げないという判断をして、走者を一塁で止めるとか。
そういう適切な判断を、経験豊富とか、技術が高ければ
できるかもしれませんけど。
いずれにせよ、確率がゼロになるってことはないんですよ。
もちろん、確認もせずに別の物を切ったとか、
すべき事をせずにミスをした場合は、
医者が責められて当然の時もありますから。
「医療ミス全てを擁護する」
って訳ではないんですけどね、もちろん。
でも、医療ミスだ、医療訴訟だって騒ぐ前に、
こういう事も考えてもらいたいですね、マスコミには。
私のような下っ端の医者の言う事なんか信用できない。
というのであれば、テレビなんかに良く出ている
「神の手」を持つ医師。
とか、超一流の医者に聞いてみて下さい。
「あなたは今までに一度も医療ミスをしたことありませんか」
ってね。
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延命処置の実態の記事の反響が非常に大きかったので。
もうちょっと書いてみます。
まだ読んでいない人は、先にこちらを読んで下さい。
概略)
全国の病院に行った、「延命処置の実態」に関するアンケートの話です。
56%の病院が「延命処置の中止・差し控えを行った」と回答した。
と書いてあるんですが。
「延命処置の中止」と
「延命処置の差し控え」
は全く別のものだと思うんです。
それなのに一緒にして、あるかないかって質問は、不適切なんじゃないか。
「延命処置の差し控え」っていうのは、人によってとらえ方が違うから。
具体的にはどのように質問したのか。
そういった点を、詳細の書いてある8/4の朝刊を見て。
って思っていたんですが。
8/4の読売新聞に、書いてあった内容の要旨です。
差し控えた延命処置の内容は(%)
薬剤(昇圧剤、抗生剤等)の中止、減量 70.1%
人工呼吸器の不装着、取り外し 70.9%
血液循環の中止(輸血、ペースメーカー等) 35.1%
人工透析の中止 34.3%
栄養補給(中心静脈栄養や経管栄養)の中止、差し控え 51.5%
水分補給(末梢静脈からの点滴)の中止、差し控え 35.1%
全部中止 3.0%
その他 6.7%
延命処置の中止、差し控えのきっかけは(%)
患者の希望 50.7%
家族の希望 88.8%
医学的判断 70.1%
その他 6.7%
これを見ると。
設問の内容は、やはりというか、
「中止」と「差し控え」を一緒にしていますねー。
不適切と言わざるを得ませんねー、残念ながら。
別の事柄を一緒にした設問では、
正しい統計をとる事はできないと思います。
ちなみに、私がこれを見て「えっ」って思ったのは。
水分補給(末梢静脈からの点滴)の中止、差し控え 35.1%
水分も全くいかないっていうのは、
私は聞いた事がなかったんですが。
1/3もいるんですか。
老人の場合は、点滴のルートが取れない事があるので。
そういう時に、「水分くらいはいきたいけど、残念ながらいけない。」
という場合と、「点滴はできるけど、敢えていかない。」
というのでは、全く意味が違うと思うんですけどね。
「水分くらいはいきたいけど、残念ながらいけなかった。」
というのも含めれば、1/3くらいはあるのかもしれませんが。
私は、それは中止とか差し控えではないと思うんですけどねー。
やはり、人によってとらえ方が違う質問が、多すぎると思います。
せっかく全国的なアンケートをやったんだから、
設問をもう少し多くして、細かく聞いて欲しかったですねー。
その他に書いてあった事としては、
延命処置の中止、差し控えの基準などを定めた、終末期医療
に関する全国統一のルールが必要だと思いますか。
思う 72.1%
思わない 22.5%
その他、無回答 5.4%
でした。
個人がどう思っても構わないんですけどね。
私は、そういうルールは必要だと思う人間です。
言い方は悪いですけど、一番の理由は自分(医者)を守る為です。
患者のため、家族のためにって思って治療したのに、
最悪の場合は、犯罪者になりかねない世の中になっていますから。
例えば、家族は人工呼吸器をはずしてくれって言っている。
で、家族の意志を尊重して、はずしたら殺人だって訴えられるとか。
ルールで決まっていれば、それはできませんからって、断れますけど。
殺人で訴えられる可能性があるから、できない。
って言っても、家族が
「なんで、できないんだ、こんな医者、信用できない。
訴えてやる。」
って言う家族もいるでしょうからね、きっと。
そういう場合、困りますよね。
人工呼吸器をはずしたら、殺人罪で訴えられるかも。
はずさなかったら、家族になんくせつけられて、訴えられるかも。
実際に、患者は人工呼吸器をつけるなっていっているのに、
「人工呼吸器をつけなかったら訴える」
って家族に半分脅されて、やむを得ずつけたって
例もあるみたいですしね。
参考:読売新聞 2006.8.4,連載、届かぬ本人の意志
そういうルールがあった方が、家族も楽だと思いますよ。
だって、家族が人工呼吸器をはずすとか、
つけないって選択をしたら、「私のせいで患者が亡くなった」
って、一生ずーっと思っていきていかなきゃならないんですよ。
これって、かなりつらいと思いますよ。
ちなみにこういうアンケート(匿名可)をするんなら、
私が一番知りたい事は、
「家族の希望も本人の希望もないのに、
医学的判断だけで延命処置の中止をしたことがあるか」
って事ですかね。
さすがに、それはないか。
でも、「文書で同意をとらないで延命処置の中止を行った」
って例は、多少はあるでしょうから。
それがどの位の割合かって事は、知りたいですね。
医学の事に興味ありませんか?
これらを見れば全て「ただ」で、いろんな事がわかりますよ。
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もうちょっと書いてみます。
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概略)
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56%の病院が「延命処置の中止・差し控えを行った」と回答した。
と書いてあるんですが。
「延命処置の中止」と
「延命処置の差し控え」
は全く別のものだと思うんです。
それなのに一緒にして、あるかないかって質問は、不適切なんじゃないか。
「延命処置の差し控え」っていうのは、人によってとらえ方が違うから。
具体的にはどのように質問したのか。
そういった点を、詳細の書いてある8/4の朝刊を見て。
って思っていたんですが。
8/4の読売新聞に、書いてあった内容の要旨です。
差し控えた延命処置の内容は(%)
薬剤(昇圧剤、抗生剤等)の中止、減量 70.1%
人工呼吸器の不装着、取り外し 70.9%
血液循環の中止(輸血、ペースメーカー等) 35.1%
人工透析の中止 34.3%
栄養補給(中心静脈栄養や経管栄養)の中止、差し控え 51.5%
水分補給(末梢静脈からの点滴)の中止、差し控え 35.1%
全部中止 3.0%
その他 6.7%
延命処置の中止、差し控えのきっかけは(%)
患者の希望 50.7%
家族の希望 88.8%
医学的判断 70.1%
その他 6.7%
これを見ると。
設問の内容は、やはりというか、
「中止」と「差し控え」を一緒にしていますねー。
不適切と言わざるを得ませんねー、残念ながら。
別の事柄を一緒にした設問では、
正しい統計をとる事はできないと思います。
ちなみに、私がこれを見て「えっ」って思ったのは。
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水分も全くいかないっていうのは、
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そういう時に、「水分くらいはいきたいけど、残念ながらいけない。」
という場合と、「点滴はできるけど、敢えていかない。」
というのでは、全く意味が違うと思うんですけどね。
「水分くらいはいきたいけど、残念ながらいけなかった。」
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でした。
個人がどう思っても構わないんですけどね。
私は、そういうルールは必要だと思う人間です。
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最悪の場合は、犯罪者になりかねない世の中になっていますから。
例えば、家族は人工呼吸器をはずしてくれって言っている。
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って言っても、家族が
「なんで、できないんだ、こんな医者、信用できない。
訴えてやる。」
って言う家族もいるでしょうからね、きっと。
そういう場合、困りますよね。
人工呼吸器をはずしたら、殺人罪で訴えられるかも。
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実際に、患者は人工呼吸器をつけるなっていっているのに、
「人工呼吸器をつけなかったら訴える」
って家族に半分脅されて、やむを得ずつけたって
例もあるみたいですしね。
参考:読売新聞 2006.8.4,連載、届かぬ本人の意志
そういうルールがあった方が、家族も楽だと思いますよ。
だって、家族が人工呼吸器をはずすとか、
つけないって選択をしたら、「私のせいで患者が亡くなった」
って、一生ずーっと思っていきていかなきゃならないんですよ。
これって、かなりつらいと思いますよ。
ちなみにこういうアンケート(匿名可)をするんなら、
私が一番知りたい事は、
「家族の希望も本人の希望もないのに、
医学的判断だけで延命処置の中止をしたことがあるか」
って事ですかね。
さすがに、それはないか。
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最近、医療事故や医療ミスだって騒がれる時に、
必ず出てくるのが、医者の技術が未熟だったから、
とか、医者の経験不足って事だと思います。
青戸病院の腹腔鏡手術の件
参考:青戸病院医療事故報告書
大野病院の癒着胎盤の件
参考:ある産婦人科医のひとりごと
参考:医療事故にどう向き合うか3
水戸済生会総合病院のロス手術(心臓の手術)の件
参考:yahooニュース 7/31
なんかでもそうですよね。
個別の話は、別の機会に、という事にして。
ちょっと今回は、医者の経験って事について書いていきます。
非常に良い例えを、サッカー日本代表の監督、
オシム監督が言っていたので、
まずはそれを引用します。
「経験について言えば、誰もが最初は初心者。
経験がないから代表に招集しないのでは、
いつまで経っても経験は得られない。」
よく言ったー、オシムーーーーー。
これ、俺が前から思っていた事と、全く同じ内容。
しかも、俺より遙かにうまい表現を使っているので、
そのまま引用しました。
さすがオシム語録を出すだけはありますね。
例えがうまい。
ちなみにオシム語録はこちら。
ジェフ千葉オフィシャルサイト
で、本題。
基本的に今までは、その病院毎というか、医者の裁量で、
誰が手術をするか(執刀医)を決めていたんです。
ま、これからも基本的にはそうだと思うんですが。
いきなり研修医に胃ガンの手術とか、心臓の手術とか、
大きな手術の執刀医をさせるって事はないんですよ。
私は循環器内科医ですから。
手術っていうのは、外科が専門なので、
あんまり詳しくはないんですけどね。
まずは、教科書で勉強して、
糸結びとか、基本的な手技を身につけてもらって。
いろいろな手術を見学したり、第一、第二助手として、
手術に入って経験して。
そして比較的難易度の低い手術を、ベテランの医者と一緒に
執刀医として技術を習得する。
そして、何年かそういう手術をしているのを、
経験豊富な外科医の先生が見て。
「あ、こいつは大丈夫だ」
と判断して、はじめて難易度の比較的高い手術を
ベテランの外科医と一緒に、執刀医として手術する。
そういう課程を踏んで、やっと手術をさせて貰っている。
そういう感じですね、実際の医療現場は。
まあ、どこの科でも似たようなものでしょう。
極端な話、未熟か未熟じゃないかって判断は、
現場の医師(ベテラン医師)がするって事ですね。
もちろん、その人達は専門家ですから。
はっきり言って、医学に関しては素人であるマスコミの人間や、
現場の事を知らない役人達の判断よりも
正しい事の方が、圧倒的に多いでしょう。
今までは、そういうやり方で、ほぼ全ての科、医者、病院
がやってきて、それが容認されてきました。
でも最近マスコミなんかが、医療ミスだ、医療事故だ、
って騒いでいる中で、よく問題になっているのは。
「これは医者の技術が未熟だったからだ。
医者の経験不足が原因だ。」
って論調ですね。
医学に関して「素人」が未熟とか、経験が少ないとか、
そういう判断をしているって事です。
たしかに、個別の症例毎に見ていけば、それが原因の事もあるので、
全て間違っているとは言いませんが。
医者=悪
のように、単なる合併症なのに、
ちょっとでも問題のある症例があれば、
原因=医者の経験不足
のような構図が出来上がっていませんかね、最近。
医学的には素人で、無責任な事を後から言ってくる人達の判断と、
人の命を扱っていて、経験豊富なベテラン医師の判断と、
どちらが正しい事が多いか、って事はとりあえず置いておいて。
最近の新聞やテレビなどのマスコミの書き方だと、
「未熟な医者には手術はやらせるな。」
こういう事でしょうかね。
そりゃあ自分の命がかかっているんだから、
手術をやってもらうなら経験豊富な
医者の方が良いですよ、誰でも。
当たり前ですね。
じゃあ、経験の少ない医者は、絶対に手術を
やってはいけないんですか?
今どんなにベテランで、何千例の手術をした。
とか、手術の死亡率が、普通の施設の1/10の医者でも、
神の手、とかって言われて世界的に有名な医師でも。
最初から、ベテランで、手術がうまかった訳ではないんですよ。
オシム監督も言っていますが、
「どんな人でも、最初は初心者」
なんですよ。
仮にマスコミが言っているように、
「経験豊富な医者しか手術ができない。」
という事にしたらどうなりますか?
今は良いかもしれませんが。
ま、経験豊富な医者の所に、今の何倍も患者が来る、
って事が良いかどうかはわかりませんが。
今は全員がベテランの医者に手術をしてもらって。
経験の少ない医者は、一例も手術ができない。
そしたら、何十年後には、みんな年とって引退して。
でも、新しく手術ができる医者は1人も育たない。
って事になりますが。
そしたら誰も手術ができる医者がいなくなってしまいますが。
それでも良いっていう事ですかね。
ちょっと無責任すぎませんかね言っている事が。
私は、「医学に関して素人が口出しするな。」
って言っている訳ではないんですよ。
確かに医者同士は身内だから、同じ医者の事をかばうような
論調になる事もあると思いますよ。
私が言いたい事は、
医者=悪
原因=医者の経験不足
のように、わかってもいないのに、
そういう構図に当てはめるのは、おかしいんじゃないか
って言っているんですよ。
そして、極論すればそれは、
「経験の少ない医者には手術をやらせるな」
って事になるのであれば、
それは間違いであるって事です。
糖尿病について知りたいなーって思ったあなた。
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必ず出てくるのが、医者の技術が未熟だったから、
とか、医者の経験不足って事だと思います。
青戸病院の腹腔鏡手術の件
参考:青戸病院医療事故報告書
大野病院の癒着胎盤の件
参考:ある産婦人科医のひとりごと
参考:医療事故にどう向き合うか3
水戸済生会総合病院のロス手術(心臓の手術)の件
参考:yahooニュース 7/31
なんかでもそうですよね。
個別の話は、別の機会に、という事にして。
ちょっと今回は、医者の経験って事について書いていきます。
非常に良い例えを、サッカー日本代表の監督、
オシム監督が言っていたので、
まずはそれを引用します。
「経験について言えば、誰もが最初は初心者。
経験がないから代表に招集しないのでは、
いつまで経っても経験は得られない。」
よく言ったー、オシムーーーーー。
これ、俺が前から思っていた事と、全く同じ内容。
しかも、俺より遙かにうまい表現を使っているので、
そのまま引用しました。
さすがオシム語録を出すだけはありますね。
例えがうまい。
ちなみにオシム語録はこちら。
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で、本題。
基本的に今までは、その病院毎というか、医者の裁量で、
誰が手術をするか(執刀医)を決めていたんです。
ま、これからも基本的にはそうだと思うんですが。
いきなり研修医に胃ガンの手術とか、心臓の手術とか、
大きな手術の執刀医をさせるって事はないんですよ。
私は循環器内科医ですから。
手術っていうのは、外科が専門なので、
あんまり詳しくはないんですけどね。
まずは、教科書で勉強して、
糸結びとか、基本的な手技を身につけてもらって。
いろいろな手術を見学したり、第一、第二助手として、
手術に入って経験して。
そして比較的難易度の低い手術を、ベテランの医者と一緒に
執刀医として技術を習得する。
そして、何年かそういう手術をしているのを、
経験豊富な外科医の先生が見て。
「あ、こいつは大丈夫だ」
と判断して、はじめて難易度の比較的高い手術を
ベテランの外科医と一緒に、執刀医として手術する。
そういう課程を踏んで、やっと手術をさせて貰っている。
そういう感じですね、実際の医療現場は。
まあ、どこの科でも似たようなものでしょう。
極端な話、未熟か未熟じゃないかって判断は、
現場の医師(ベテラン医師)がするって事ですね。
もちろん、その人達は専門家ですから。
はっきり言って、医学に関しては素人であるマスコミの人間や、
現場の事を知らない役人達の判断よりも
正しい事の方が、圧倒的に多いでしょう。
今までは、そういうやり方で、ほぼ全ての科、医者、病院
がやってきて、それが容認されてきました。
でも最近マスコミなんかが、医療ミスだ、医療事故だ、
って騒いでいる中で、よく問題になっているのは。
「これは医者の技術が未熟だったからだ。
医者の経験不足が原因だ。」
って論調ですね。
医学に関して「素人」が未熟とか、経験が少ないとか、
そういう判断をしているって事です。
たしかに、個別の症例毎に見ていけば、それが原因の事もあるので、
全て間違っているとは言いませんが。
医者=悪
のように、単なる合併症なのに、
ちょっとでも問題のある症例があれば、
原因=医者の経験不足
のような構図が出来上がっていませんかね、最近。
医学的には素人で、無責任な事を後から言ってくる人達の判断と、
人の命を扱っていて、経験豊富なベテラン医師の判断と、
どちらが正しい事が多いか、って事はとりあえず置いておいて。
最近の新聞やテレビなどのマスコミの書き方だと、
「未熟な医者には手術はやらせるな。」
こういう事でしょうかね。
そりゃあ自分の命がかかっているんだから、
手術をやってもらうなら経験豊富な
医者の方が良いですよ、誰でも。
当たり前ですね。
じゃあ、経験の少ない医者は、絶対に手術を
やってはいけないんですか?
今どんなにベテランで、何千例の手術をした。
とか、手術の死亡率が、普通の施設の1/10の医者でも、
神の手、とかって言われて世界的に有名な医師でも。
最初から、ベテランで、手術がうまかった訳ではないんですよ。
オシム監督も言っていますが、
「どんな人でも、最初は初心者」
なんですよ。
仮にマスコミが言っているように、
「経験豊富な医者しか手術ができない。」
という事にしたらどうなりますか?
今は良いかもしれませんが。
ま、経験豊富な医者の所に、今の何倍も患者が来る、
って事が良いかどうかはわかりませんが。
今は全員がベテランの医者に手術をしてもらって。
経験の少ない医者は、一例も手術ができない。
そしたら、何十年後には、みんな年とって引退して。
でも、新しく手術ができる医者は1人も育たない。
って事になりますが。
そしたら誰も手術ができる医者がいなくなってしまいますが。
それでも良いっていう事ですかね。
ちょっと無責任すぎませんかね言っている事が。
私は、「医学に関して素人が口出しするな。」
って言っている訳ではないんですよ。
確かに医者同士は身内だから、同じ医者の事をかばうような
論調になる事もあると思いますよ。
私が言いたい事は、
医者=悪
原因=医者の経験不足
のように、わかってもいないのに、
そういう構図に当てはめるのは、おかしいんじゃないか
って言っているんですよ。
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7/31の読売新聞に,延命処置の実態についての
アンケート結果が出ていましたね。
抜粋)
調査は国立保健医療科学院の協力を得て、
2006年5〜6月、全国の病院(約600施設)に
大学など特定機能病院を加えた計685病院に対し、
「延命処置の実態」に関するアンケートを送付。
有効回答を寄せた240病院について分析した。
この結果、134病院(56%)が
「延命処置の中止・差し控えを行った」と回答した。
中止・差し控えを行った医療行為で最も多かったのが
「人工呼吸器の未装着、取り外し」で71%。
設問からは取り外し単独の数字は不明だが、
自由記述などで「取り外したことがある」とした病院も多く、
人工呼吸器を取り外した射水市民病院のケースは
例外ではないことがわかる。
呼吸器以外では、「昇圧剤や抗生物質などの薬剤投与」
の中止・減量が70%。
「輸血など血液循環」「人工透析」の中止はそれぞれ
35%、34%で、様々な方法で延命処置の
中止・差し控えが行われていた。
2006年7月31日読売新聞
これ、ちょっと疑問に思ったんですけどねー。
最近、かなり問題になっているから、
こういうアンケートを採ったりして、
現場の意見を聞くってのは、すごく良い事だと思うんっすよね。
でも、なんかせっかくやったのに、もったいないっていうか。
中途半端って言うか。
まあ、質問の詳細がわかんないから、
なんとも言えないんっすけどね。
どういう事かっていうと。
>134病院(56%)が
「延命処置の中止・差し控えを行った」と回答した。
設問からは取り外し単独の数字は不明
って事は、設問は
「延命処置の中止・差し控えを行った事があるか?」
って設問なんですよね、きっと。
「延命処置の中止」と
「延命処置の差し控え」
って全く別のものだと思うんですけどね、私。
「延命処置の差し控え」をした事がないっていうのは、
どういう事なんでしょうかねー。
人間死ぬ時は、心臓も呼吸も止まるんですが。
延命処置をしないっていうのは、心臓マッサージや
気管内挿管をして人工呼吸器につなげない
って事だと思うんですが。
「延命処置の差し控え」をした事がないって人は、
どんな患者さんでも、心臓や呼吸が止まりかけたら、
全員に心臓マッサージや気管内挿管をして、
人工呼吸器をつけるって事なんでしょうかねー。
安らかに永眠しかかっている、100歳近い老人にも、
全員、心臓マッサージや気管内挿管をして、
人工呼吸器をつけるって事なんでしょうかねー。
そんな医者いますかね。
「延命処置の差し控え」ってのは、
どういう意味なんでしょうかねー。
ちょっと詳しい設問を見てみたいですねー。
もし、設問が
「延命処置の中止・差し控えを行った事があるか?」
って事しか書いていないんであれば、
説明不足も甚だしいですね。
その質問に対するイメージが、人によって
全く違うものになってしまうと思うので。
「延命処置の中止・差し控えを行った事があるか?」
という設問がどのくらい不適切かという例を出すと。
例)
「人を殺した事がありますか。
または人を殺そうと思った事はありますか。」
って質問くらいの設問ですね。
人を殺した事のある人は、めったにいないでしょうが。
人を殺そうと思うっていうのは、どのくらい
殺意を抱いたかって問題があります。
人間ですから、好きな人もいれば、嫌いな人もいるでしょう。
嫌いな人から、理不尽な事を言われたり、怒られたりすれば、
人間誰しも、「殺してやる、こいつ」
くらい思った事ありませんかね。
このくらいの、軽い殺意に似た感情を持ったことは、
長い人生を生きていれば、一回や二回くらい
あるんじゃないですかね、普通。
次の日には忘れる位の、軽い殺意でもよければね。
具体的に人を殺す為に、包丁を買ったり、
首を絞める為のロープを用意したり、
電話で呼び出してその直前まで行く。
って殺意まで、いろいろありますよね。
「人を殺そうと思った事がありますか」
って質問では。
人によって解釈が違いすぎますよね。
それと同じように、
「100歳の老人がいても、あなたは
心臓マッサージや気管内挿管をして、
人工呼吸器をつけますか」
って質問だと、とらえる人もいるでしょうし。
「延命処置をすれば助かる可能性が高い、
若い人がいたけど、でも、あえてそういう処置をしなかった。」
と、とらえる人もいるでしょうし。
ちょっと幅が広すぎて、
統計にならないんじゃないですかねー。
ちなみに「抗生物質などの薬剤投与の中止、減量」
って書いてありますが。
これは、普通の治療で延命処置じゃないような
気がするのは、私だけでしょうか。
ちょっと気になったので書いてみました。
詳細は8/4の朝刊で書かれるそうなので、
それを待ってみましょうかね。
だったら書くなー、って言わないでね!
だって思っちゃったんだもん。
すごい所発見しちゃいましたよ!
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アンケート結果が出ていましたね。
抜粋)
調査は国立保健医療科学院の協力を得て、
2006年5〜6月、全国の病院(約600施設)に
大学など特定機能病院を加えた計685病院に対し、
「延命処置の実態」に関するアンケートを送付。
有効回答を寄せた240病院について分析した。
この結果、134病院(56%)が
「延命処置の中止・差し控えを行った」と回答した。
中止・差し控えを行った医療行為で最も多かったのが
「人工呼吸器の未装着、取り外し」で71%。
設問からは取り外し単独の数字は不明だが、
自由記述などで「取り外したことがある」とした病院も多く、
人工呼吸器を取り外した射水市民病院のケースは
例外ではないことがわかる。
呼吸器以外では、「昇圧剤や抗生物質などの薬剤投与」
の中止・減量が70%。
「輸血など血液循環」「人工透析」の中止はそれぞれ
35%、34%で、様々な方法で延命処置の
中止・差し控えが行われていた。
2006年7月31日読売新聞
これ、ちょっと疑問に思ったんですけどねー。
最近、かなり問題になっているから、
こういうアンケートを採ったりして、
現場の意見を聞くってのは、すごく良い事だと思うんっすよね。
でも、なんかせっかくやったのに、もったいないっていうか。
中途半端って言うか。
まあ、質問の詳細がわかんないから、
なんとも言えないんっすけどね。
どういう事かっていうと。
>134病院(56%)が
「延命処置の中止・差し控えを行った」と回答した。
設問からは取り外し単独の数字は不明
って事は、設問は
「延命処置の中止・差し控えを行った事があるか?」
って設問なんですよね、きっと。
「延命処置の中止」と
「延命処置の差し控え」
って全く別のものだと思うんですけどね、私。
「延命処置の差し控え」をした事がないっていうのは、
どういう事なんでしょうかねー。
人間死ぬ時は、心臓も呼吸も止まるんですが。
延命処置をしないっていうのは、心臓マッサージや
気管内挿管をして人工呼吸器につなげない
って事だと思うんですが。
「延命処置の差し控え」をした事がないって人は、
どんな患者さんでも、心臓や呼吸が止まりかけたら、
全員に心臓マッサージや気管内挿管をして、
人工呼吸器をつけるって事なんでしょうかねー。
安らかに永眠しかかっている、100歳近い老人にも、
全員、心臓マッサージや気管内挿管をして、
人工呼吸器をつけるって事なんでしょうかねー。
そんな医者いますかね。
「延命処置の差し控え」ってのは、
どういう意味なんでしょうかねー。
ちょっと詳しい設問を見てみたいですねー。
もし、設問が
「延命処置の中止・差し控えを行った事があるか?」
って事しか書いていないんであれば、
説明不足も甚だしいですね。
その質問に対するイメージが、人によって
全く違うものになってしまうと思うので。
「延命処置の中止・差し控えを行った事があるか?」
という設問がどのくらい不適切かという例を出すと。
例)
「人を殺した事がありますか。
または人を殺そうと思った事はありますか。」
って質問くらいの設問ですね。
人を殺した事のある人は、めったにいないでしょうが。
人を殺そうと思うっていうのは、どのくらい
殺意を抱いたかって問題があります。
人間ですから、好きな人もいれば、嫌いな人もいるでしょう。
嫌いな人から、理不尽な事を言われたり、怒られたりすれば、
人間誰しも、「殺してやる、こいつ」
くらい思った事ありませんかね。
このくらいの、軽い殺意に似た感情を持ったことは、
長い人生を生きていれば、一回や二回くらい
あるんじゃないですかね、普通。
次の日には忘れる位の、軽い殺意でもよければね。
具体的に人を殺す為に、包丁を買ったり、
首を絞める為のロープを用意したり、
電話で呼び出してその直前まで行く。
って殺意まで、いろいろありますよね。
「人を殺そうと思った事がありますか」
って質問では。
人によって解釈が違いすぎますよね。
それと同じように、
「100歳の老人がいても、あなたは
心臓マッサージや気管内挿管をして、
人工呼吸器をつけますか」
って質問だと、とらえる人もいるでしょうし。
「延命処置をすれば助かる可能性が高い、
若い人がいたけど、でも、あえてそういう処置をしなかった。」
と、とらえる人もいるでしょうし。
ちょっと幅が広すぎて、
統計にならないんじゃないですかねー。
ちなみに「抗生物質などの薬剤投与の中止、減量」
って書いてありますが。
これは、普通の治療で延命処置じゃないような
気がするのは、私だけでしょうか。
ちょっと気になったので書いてみました。
詳細は8/4の朝刊で書かれるそうなので、
それを待ってみましょうかね。
だったら書くなー、って言わないでね!
だって思っちゃったんだもん。
すごい所発見しちゃいましたよ!
何がすごいかって言うと、役に立つレポート集が全部「ただ」で
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