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現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
労働者酷使法2(ホワイトカラー・イグゼンプション2)
『労働者酷使法(ホワイトカラー・イグゼンプション)』
の記事を書いた後、
同じ様な事を書いている人がいないか、ちょっと調べたんですがね。

やっぱり、ブログで「ホワイトカラー・イグゼンプション」について
書いている人は、何人もいたんですが。

予想通り、年収400万円なら安すぎて反対だが、
1000万円なら良いんじゃないか。
みたいな意見が多かったんですよ。
見事に厚生労働省策略に嵌っていますね、残念ながら。

『労働者酷使法(ホワイトカラー・イグゼンプション)』の記事で書いたように、
これに関しては、適用される用件は、「年収」ではなくて、
裁量労働」ができる仕事でないと、
絶対に許されないと思います。

裁量労働制」っていうのは、1987年の労働基準法改正で認められた
専門業務型裁量労働制」(労基法38条の3)によると。

専門業務型裁量労働制が認められるのは、以下の業種です。

(1)新商品若しくは新技術の研究開発又は人文科学・
   自然科学に関する研究の業務
(2)情報処理システム(電子計算機を使用して行う情報処理を目的として
   複数の要素が組み合わされた体系であってプログラムの設計の
   基本となるものをいう。)の分析又は設計の業務
(3)新聞・出版事業の記事の取材・編集の業務、
   又は放送番組制作のための取材編集の業務
(4)衣服、室内装飾、工業製品、広告等の新たなデザインの考案の業務
(5)放送番組、映画等の制作の事業におけるプロデューサー
   又はディレクターの業務
(6)コピーライター、公認会計士、弁護士、一級建築士、
   不動産鑑定士、弁理士の業務
(7)情報処理システム活用のコンサルティングの業務
(8)建築物内の照明器具、家具等の配置のコンサルティングの業務
(9)ゲームソフト創作の業務
(10)証券アナリストの業務
(11)金融工学等の知識を用いる金融商品の開発の業務
(12)二級建築士又は木造建築士の業務
(13)税理士の業務
(14)中小企業診断士の業務


参考:『専門業務裁量労働制』

はい、これには「医師」は入っていませんね。
当たり前ですね。
時間外に来る患者や、夜中急変する患者に関して、
医師裁量労働できるはずがありませんから。

『厚生労働省:今後の労働時間制度に関する研究会報告書(概要)』
を見ても

裁量労働制
業務の遂行手段や時間配分について裁量性の高い業務について、
労使であらかじめ定めた時間を働いたものとする制度

管理監督者
企業経営上の必要から事業経営の管理者的立場等にある者は、
労働時間規制を適用除外している制度(深夜業に関する規定は適用)



新しい自律的な労働時間制度
より自由で弾力的に働くことにより、自らの能力を十分に発揮できると
納得する場合に、労働時間規制に関わらず、
働くことができることを選択することができる制度。

裁量労働制は制度及び運用の改善を検討。
管理監督者については要件の明確化や適正化を図るとともに、
深夜業に関する規定の適用除外の可否も検討。

【対象者の具体的なイメージ】
(1) 中堅の幹部候補者で管理監督者の手前に位置する者
(2) 研究開発部門のプロジェクトチームのリーダー

という事ですから。

年収要件の設定に当たって厚労省は、
労基法で有期契約労働の期間の上限を
通常の3年より長い5年としている
「高度で専門的な知識等を有する者」の基準に着目。


って、どこから出てきたんでしょうかねー。

医者を「労働者酷使法(ホワイトカラー・イグゼンプション)」の
対象にしたいから。
医者の多くは「年収1000万円以上」だし。
で、医者は「高度で専門的な知識等を有する者」なので、
って事で、後からこういう用件をつけただけのような気がするんですが。

まさに、医者ねらい打ちの悪法だと思うのは、私の考えすぎでしょうか。


厚生労働省は、実際に役に立つ仕事は全く出来ないくせに。
悪知恵だけは働くようで。

まず、「ホワイトカラー・イグゼンプション」って横文字にして、
わざと意味がわからない様にして、制度をごまかして

経済界は、400万円以上と言っているのに、
1000万円以上妥協したように見せかけて。
論点をずらして、「労働者酷使法(ホワイトカラー・イグゼンプション)」を導入。
最初は年収1000万円以上という、労働者の4.8%しか
いない層をターゲットにして、国民の反対を最小限に抑え
同時に、医者をねらい打ち。

そして、その後年収1000万円の用件を800万円
600万円400万円と下げて、ほとんどの
日本の労働者に適用させて、企業が残業代を払わなくて
済むようにさせる、という作戦ですかね。

ホント、何重にも罠をしかけた、悪どいやり方ですね。

アメリカの例を見ると。

ただの平社員でも、部下が1人か2人いれば、
○○長とかって役職にして、
名前だけは管理職にして残業代を払わない。
という事が行われているようですから。

日本も、こういう悪い所は真似すると思いますよ。

医者弁護士にしか、関係ない。
なーんて思った人。
甘すぎますよ、考えが。

小泉―安倍内閣になって。
企業側の政策ばかりが通っていますから。
このままいったら、この悪法が通っちゃいますよ、ホント。

これを阻止する為には、世論が反対しなければ、絶対に無理です。
百歩譲って、これが通ったとしても、
名ばかりの管理職にされて、労働者の正当な労働の対価である、
時間外労働手当がカットされるという自体を避ける為に。
「裁量労働の範囲をきちっと決める。」
「年収は関係ない。」

という事を言わないと、大変な事になりますよ。


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