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現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
大淀病院、分娩中止。マスコミを訴えろ!
前にこのブログでも取り上げて、
非常に反響の大きかった、奈良大淀病院で、
分娩が中止になるそうですね。
ブログ上で、「時間の問題でこの病院
お産ができなくなるだろう」、と
私が予測した通りになっちゃいましたね。
残念ながら。
奈良南部、奈良の6割の地域
お産を一手に引き受けていた病院だったのにね。


奈良・大淀病院分娩対応中止へ 
県南部のお産の場消える

奈良県大淀町の町立大淀病院で8月、
重体になった妊婦(当時32)が計19病院に
搬送の受け入れを断られた末、
大阪府内の病院で死亡した問題で、
病院が来年3月で分娩(ぶんべん)の取り扱いを
休止することがわかった。

病院の産婦人科にはこの妊婦を担当した常勤の
男性医師(59)しかおらず、
長年にわたる激務や妊婦死亡をめぐる対応で心労が
重なったほか、別の産科医確保の見通しが
立たないことなどが理由とみられる。

県などによると、同病院は来年3月末で産科診療を休止し、
その後は婦人科外来のみ続ける方針。
スタッフの拡充を検討したが、
県内の公立病院に産科医を派遣してきた
奈良県立医大の医師不足などから、
新たに医師が確保できず、
分娩対応の継続ができないと判断した。

男性医師は県立医大から非常勤医師の応援を得ながら、
年間150件以上のお産を扱っていた。
宿直勤務は週3回以上で、妊婦が死亡した後、
「ここで20年以上頑張ってきたが、
精神的にも体力的にも限界」と周囲に漏らしていたという。


「asahi.com:2006.12.22」

はっきり言って、原因はマスコミ
適切な処置をして、一生懸命搬送先を探した、
この産科の先生60歳以上だと前に書いたんですが、59歳
だったみたいです、すいません)
を「殺人犯扱い」した、誤報のせいですよね。
間違いなく。

一生懸命に正しいことをやったのに、
袋だたきに合ったら、当然体力的よりも、
精神的につらかったでしょうね。
59歳と、普通だったら定年間近の年なのに、
労働基準法で決められた当直回数(週一回)の
約3倍の当直をこなして1人で頑張って来たこの医師に対して、
そんな仕打ちをしたら当然ですよね。

この産科医の先生マスコミ
名誉毀損で訴えたら良いんじゃないですかね。
お金、うんぬんよりも、今後同じ様な事が起きないように、
マスコミに対するいましめとして。

名誉毀損に関しては、こんな判例が最近でましたよね。


やしきさんと毎日放送に賠償命令 
「番組で名誉棄損」

タレントのやしきたかじんさん(57)が出演した
深夜番組をめぐり、女性タレントと離婚した
近畿地方の50代男性が
「うその発言で名誉を傷つけられた」として、
やしきさんと毎日放送(MBS、大阪市)に慰謝料など
2200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、
大阪地裁であった。

瀧華聡之裁判長は
「発言に公益性はなく、男性のプライバシーに
配慮せずに興味本位に取り上げており名誉を棄損した」
と判断。
毎日放送に対しては「編集のうえ意図的に放送した」
として共同不法行為責任を認め、
同社とやしきさんに連帯して330万円を支払うよう命じた。

判決によると、男性は89年に女性タレントと結婚し、
99年に離婚した。
やしきさんはこの離婚について、
05年10月18日深夜に毎日放送が放送した
公開収録の娯楽番組「たかじんONE MAN」で、
「別れるときは大変やった。最高裁までいった」
「男が絶対別れへん言うた」などと発言。

判決は、「番組を見た視聴者に発言が真実であり、
男性が円満な交際や家庭生活に不向きな人物
という印象を抱かせた」と述べ、
男性の社会的評価を低下させたことを認めた。

被告側は、「フィクションや脚色などを加えて面白く見せる
娯楽番組での発言は、報道番組と違って
名誉棄損の許容範囲は広い」と主張した。
これに対し、判決は「視聴者が娯楽番組の内容のすべてを
虚偽だとは考えていない」として退け、
番組を編集して放送した毎日放送の共同責任も認定した。

男性の代理人弁護士は「判決は、視聴率のためなら
何を言ってもいいという傾向がある娯楽番組に
歯止めをかけるのではないか」と話している。


「asahi.com:2006.12.22」

>フィクションや脚色などを加えて面白く見せる
娯楽番組での発言は、報道番組と違って
名誉棄損の許容範囲は広い。


って事は、新聞ニュースなどの報道番組は、
名誉毀損許容範囲は狭いって事ですよね。

適切な処置をして、一生懸命搬送先を探したが、
非常に重症で夜中だった為に、搬送先を探すのに
一時間二十分の時間がかかった。

そして、重症の脳出血で誰が処置をしても
助けられなかった患者なのに、
6時間放置したから、この医師患者を殺した。」
という印象を読者や視聴者に与えましたよね。
報道番組である、ニュース新聞で。

立派に名誉毀損になるんじゃないですかね。

同じasahi.comの12/23に
「asahi.com:2006.12.23」

ある局のバラエティー番組制作経験もあるプロデューサーは
「プライバシーが尊重される今、今回の判決は仕方ないと感じる。
際どいところを狙う番組なので、
(こんな事態が)いつか来ると思っていた。」
問題となった番組が生放送ではなく
収録だったことから、
「たとえ面白い場面だったとしても、
放送しない勇気が放送局に求められる。
難しい判断になるだろうが」


と、話しているそうですよ。
バラエティー番組でさえ、こういう意識なんですが。

ニュース新聞で、しかも人の命を扱う記事で。
2ヶ月も経ってからの記事なのに、たいした検証もせず、
この産科医を「人殺し」扱いした大手新聞社や、
テレビ局は、一体どういう意識なんでしょうかね。
訴えられて当然だと思いますよ。

しかも、結果的にこの報道のせいで、
奈良県の南部では、お産ができなくなったんですよ。
マスコミには責任を取ってもらいたいですね。


>男性が円満な交際や家庭生活に不向きな人物
という印象を抱かせた

という事で、毎日放送一社で330万円ですから。

各新聞社、テレビ局それぞれに、
人殺し」扱いされたんですから。
数千万円は取れるんじゃないですか、この産科医の先生。
一生懸命、何十年も奈良県南部のお産を1人で一手に引き受けて、
人殺し」扱いされたんですから。
退職金替わりに、いい加減なマスコミからこのくらいの金額を貰っても、
ばちは当たらないんじゃないですかね。


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ニュースも新聞も、たいして信用できませんが。
ま、同じテレビや情報源って事で、今日はこれ!


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