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現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
産科医不当逮捕事件、検察へ異議あり
産科医が不当に逮捕された、福島の大野病院の件。
この裁判は、単なる医師とか、産科だけでなく、
今後の日本の医療の将来を左右する一大事件と考えていますので。
これからも、しつこく取り上げて行きたいと思います。

そいで、いろんな方のブログなんかを拝見したんですが。
こんな記事を見つけました。

ある産婦人科医のひとりごと」ってブログなんですがね。
これ、今回の大野病院での産科医不当逮捕事件に関して、
おそらく日本で一番詳しく書いたブログなんで。
ご存じの方も多いとは思いますけど。

その中の、2007.1.28の記事
「県立大野病院事件、初公判の翌日の報道」
の下の方、コメント(私見)ってところに書いてあった事が、
非常に気になりました。

>また、検察のいうところの専門書とは、『STEP』という
学生がよく持っている医師国家試験対策本のことを
言っているようですが、『STEP』は国試対策として、
産婦人科について何も知らない学生が、
試験直前に最低限の試験用の知識として
一夜漬けで丸暗記するための学習参考書で、
専門書とは到底言いがたい本です。

国試に合格して医師になったら誰も見ません。
そういう本が存在するということも、
この事件の報道で初めて知りました。
『STEP』が証拠として採用されて、
臨床医が読んでいるちゃんとした専門書や文献が
証拠として採用されなかったとすれば、
非常に由々しき事態だと思われます。


これが本当かどうかわかりませんし。
この記事の情報ソースも、
「S.Y.' Blog」
ってブログだそうですから。
はっきりした事は言えないんですけどね。
これがホントだとしたら、とんでもない事ですよ。

STEPって言うのは、いわゆる医師国家試験対策用の本です。
どんな本かって言うと、これもこの記事のコメントから抜粋。

>この本の前書きに書いてあるのですが、
これは産婦人科医が執筆したものではありません。
監修者の先生は、(ご存じのように)婦人科内視鏡の専門家で
産科専門家ではありません。

>ソースは不明ですがどうもSTEPの中には医師
執筆していないものすら混じっているらしいです。
つまり国家試験に落ちて医師国家試験予備校に通っている人に
お願いして一部を書いてもらい、
それを監修の先生がチェックして出版と、
考えようによっては文字どうり‘国試対策本’ということです



まだ一般の人には、わかりにくいですかね。
ちょっと、もう少しわかりやすい例を出してみましょうか。

司法試験を受ける、法学部の学生とかそういう人達向けの本。

猿でも受かる、司法試験!刑事事件編

みたいな、本ですよ。
司法試験で言えば。

その本を書いているのは、本物の弁護士も中にはいるけど。
予備校生がバイトで書いたりとか、内容はかなり怪しい。
で、しかもこの本の監修は、一応弁護士だけど、
専門は民事で、離婚が得意。

そんな感じでしょうかねー。

今後の日本の司法、弁護士の将来を決める。」
みたいな一大事件が、ある裁判で起こって。
その時に司法の専門書として検事が出した本が、
どこの馬の骨が書いたか、よくわからない、
学生向けの、受験用のマニュアル本
しかも、監修は専門外の人間の

猿でも受かる、司法試験!刑事事件編

だったら、笑えませんか。
検事の人達。
日本中の弁護士は、反対するでしょ、絶対。
で、いろんな弁護士が、本物の専門書をいっぱい出したのに、
それらは全部「不採用」。

それと同じですよ。
この件に関しては、日本中の医師が反対しています。

そんな物は、「専門書」とは言いません。
どこの世界でも一緒です。


ま、それはあくまで噂で、情報が確かかはっきりしないので。
その件は置いておいて。

一般の人達から見たら、「産婦人科」ってひとくくりだけど。
産科」と「婦人科」っていうのは、全く別の科です。
どっちも女性を扱う科なので、両方やっている医師が多いですが。
実際は、「全く別の学問」です。


前回の記事「速報:産科医不当逮捕事件、公判生の声」
でも書いてますけど。

今回の事件は、自然科学分野で高度に専門化した領域なんです。
だから検察官は、周産期医療の専門家産科医
に頼まなきゃ駄目なんですよ。
できれば、「胎盤病理医」「子宮病理医」に
鑑定結果の証拠として求めるべきです。
今回、検察官は「産科」の専門家ではなく、
婦人科」の専門家の意見を証拠として取り上げているんです。

この方「婦人科の腫瘍の専門医」って事だから。
腫瘍に関しては、日本で有数の人なのかもしれませんがね。
だとしたら、逆に婦人科、腫瘍ばっかりやって、
産科」はあまりやっていない可能性が高いですね。
時間には限りがありますから。
何かの分野でトップになるには、
他の事は捨てないと、普通は無理ですから。

今回の事件で問題になったのは、「癒着胎盤」っていうのは、
数千例に一人しかいない、希な症例ですから。
下手したら、この鑑定人。
癒着胎盤」を一回も見た事がないかもしれませんよ
胎盤剥離の経験も一回もないかもしれませんよ

誰が鑑定人で、どの位の産科の経験がある人か知らないので、
あんまりはっきりとは言えませんけどね。
でも、そんな人が「鑑定人」かもしれませんよ。


検事が医学に関して素人なのはわかるけど。
素人だったら、何やっても良いって事にはならんでしょ。

野球の審判」を頼むのに、同じスポーツだからって、
サッカーの審判員」に頼むようなものですよ。
で、弁護側がたくさんの野球の審判員の意見出したら、
それらは全て「不採用」。

あくまで、「鑑定人」ですから。
絶対に、「その道の専門家」に頼むべきなんですよ。

鑑定の仕方もおかしいですし。
もっとおかしいのは、証拠の採用に関してです。

>泉谷P「調書は開示している。証拠の不同意は問題ない。
  それを証拠隠しとは不法であるかのような言い方では誤解される。」
主任B「(興奮気味に)教科書や鑑定書の証拠を隠して、
  不同意にしたのは事実だ。黒塗りも事実だ」
泉谷P「(湯気がでている)前代未聞とは言い過ぎだろう。
  誤解が生じる。」


って事は、逆に言うと。
前代未聞じゃない、って事ですから。
「都合の悪い証拠を採用しないのは、いつもやってる事。」って事ですかねー。
ホント、あきれちゃいますね、日本の検察には。

起訴されたら日本の場合、99%は有罪になるんで。
世界的にも「おかしい、異常だ」って言われているんですが。
やっぱ、「自分たちに都合の悪い証拠は採用しない
って事を、しょっちゅうやってる、って事なんでしょうねー。

裁判、っていうのは「真実を明らかにする所
だと思っていたんですが。
なんか、日本の場合は違うみたいですねー。
残念です。


もし、今回の事件で、鑑定人が誰で、
その人の「お産」の経験はこの位。
という事を知っている方がいらっしゃったら、
教えて頂ければ幸いです。
よろしくお願いします。

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速報:産科医不当逮捕事件、公判生の声
な、なんと。
産科医が不当に逮捕された、福島の大野病院の件。
この公判を傍聴した方の、生の声をブログで見る事ができるんです。
いわゆる、傍聴記ってやつなんですがね。

しかも、これを書いたのは、東京女子医大で、
こいつが人工心肺の使い方をミスしたせいで患者が死んだ
と、不当に起訴された、先生。
無罪なのに逮捕された、という点では、この産科医の先生と、
境遇は非常に似通っていますね。

この先生が、26/349という、高倍率の傍聴券を、
抽選で引き当てて、傍聴した手記です。

必見です。
かなり長いですが、皆さんには是非読んでいただければ、
と思います。

検察の証拠の採用の仕方とか、非常におかしい点が多いですし、
ちょっとこれに関しても言いたい事が多いんですが。
長くなっちゃうんで、また今度って事で。
今日は、この先生のブログのダイジェストのみで。

本文は、こちらから!
「紫色の顔の友達を助けたい:速報 大野病院初公判傍聴記」

目次

「証拠隠しの検察官―専門家と国民の注目を無視」
はじめに
1.傍聴の決意
2.傍聴券とロシアンルーレット
3.モナリザのクリアファイルと「349分の26」のPC抽選
4.開廷直前の動いたら負け
5.涙でかすむ立ち姿―人定質問
6.いきなり臍帯を「ジンタイ」と読んだ起訴事実
7.裁判長による黙秘権の通知
8.被告人の罪状認否
9.主任弁護人の補足
10.検察官の腕まくりパフォーマンス―冒頭陳述
11.モナリザの微笑み
12.弁護側の冒頭陳述-合法だが卑怯な証拠隠し
13.憲法38条と医師法21条
14.国民的注目を無視
15.遺族の心情
16.K先生と弁護団の昼休み
17.一点の医学的疑問
18.福島駅行き女性タクシー運転手は全前置胎盤分娩経験者
19.最後に


ダイジェスト版

6.いきなり臍帯を「ジンタイ」と読んだ起訴状の公訴事実
弁護団には当然手元に「起訴状」がある。
主任弁護人から「今、検察官がジンタイと読んだのは、
臍帯(サイタイ)の読み間違えではないですか。」旨の主張。
起訴は10ヶ月も前にされた。
臍帯血が治療に使用されていることは、
小学4年生の私の甥っ子でも知っている。
産婦人科専門医を被告人にしている裁判の公判担当検事が
「臍帯」を正確に読むことが出来ないことは、
検察官の基本的な不勉強を露呈しているというより馬鹿にしている。

8.被告人の罪状認否
・術前の超音波検査やカラードップラーによる診断を繰り返し行った。
・(全前置胎盤の手術としてという前提?)手術前の準備血は、
  テキスト通りに1000mlの充分な量を準備した。
・開腹後に子宮に直接超音波検査をおこない
 カラードップラーも使用して通常以上に慎重に診断した。
・ 用手的に胎盤を剥離できる部分がかなりあった。
・ 出血を止めるためには、胎盤を剥がす必要があった。
・ 経膣分娩でクーパーを用いると盲目的な操作になるが、
  充分な視野が得られている帝王切開においては
  可及的にクーパーを用いて剥離すべきであると判断した。
・ 胎盤を摘出した後、剥離面の圧迫止血や薬剤投与により
  止血を試みたが困難であった。
患者さんは「もう1人子どもが欲しい」ということで、
  子宮温存の希望があったが、子宮摘出の可能性も手術前に説明し、
  子宮摘出を決断した。
・ 追加の輸血が到着して血圧が上昇してから子宮を摘出した。
子宮摘出後は損傷した膀胱(またはその付属の組織?)
  を縫合しているときに安定していた血圧が突然血圧が低下した。
・ 心室頻拍(メモではVfとありましたが記憶ではVT)となったため、
  心肺蘇生を麻酔科医とともにおこなったが死亡した。
・ 輸血後は血圧が安定していた。
病院長に死亡までの経緯を他の医師とともに話し、
  医療過誤でないので、届け出はしないと判断された。
・ 1人の医師として自分を信頼してくれた患者を亡くしたことは
  非常に残念で、心からご冥福をお祈りします。
  切迫した状況で、冷静にできる限りのことをやったことを
  ご理解いただきたい。
・ 信頼してくれた患者さんが亡くなったことに関しては
  心からご冥福をお祈りいたします。

9.主任弁護人の補足
・事実関係は概ね被告人が罪状認否した通り。
・ 手術前に予見義務はない。術前に後壁の胎盤癒着は診断が不可能である。
・ 用手剥離しようとして胎盤が剥離できないからといって
  癒着は診断できない。
・ 胎盤を剥離しないと止血はできない。
・ 癒着胎盤と診断したからといって子宮摘出が全てに適応されない。
・ すでに出血しているので、剥離を進めて止血するべき。
・ 臓器摘出は最終手段。
患者にとって臓器摘出は侵襲。
・ 死因は出血死以外に羊水塞栓症の可能性がある。
・ 異常死にはあたらない。疾患に起因する死亡。
病院長が届け出を行うものである。
医師法21条は何が異常死かが曖昧。
・ 本件の真相を明らかにするように。

これは、当たり前の話である。
私の弁護人も同様のことを最終弁論で陳述している。
すなわち、
「本件は、医師がその業務として行った手術が、
刑法の業務上過失致死に当たるかが争われている事件である。
・・・被告人・弁護人は、裁判所に対し、
2つの点、すなわち、判決にあたっては、
 ・事案の真相を明らかにするべきこと
 ・医学水準に立脚した認定を行うべきこと
を特に要望しておきたい。」
 実際何が起きたのか。それを曖昧な言葉でごまかしてはいけない。

12.弁護側の冒頭陳述-合法だが卑怯な証拠隠し
・ A.検察官は困難な疾患をもつ患者への施術の是非が問題なのに、
  弁護士が提出した教科書や専門家の鑑定書や解明に
  不可欠な弁護側の証拠隠しをして「不同意」としている。
・ B.検察官調書の一部から被告人に有利な記載部分を
  黒塗りにして証拠請求している。
・ C.このようなことは前代未聞である。

今回の事件では検察官は自分たちが作文した「検察調書」のうち、
被告人に有利な部分を黒塗りにして、
裁判官に読めないようにして証拠請求したというのです。
自分達が作成した調書をまるで、
戦前の共産党関係の出版物のようなものにしたのでしょう。
一般人からみればこの「証拠隠し」は「卑怯」以外の何者でもない。

泉谷P「調書は開示している。証拠の不同意は問題ない。
  それを証拠隠しとは不法であるかのような言い方では誤解される。」
主任B「(興奮気味に)教科書や鑑定書の証拠を隠して、
  不同意にしたのは事実だ。黒塗りも事実だ」
泉谷P「(湯気がでている)前代未聞とは言い過ぎだろう。誤解が生じる。」

場内騒然、「合法でも卑怯だろう。国民は納得しないよ。」

14.国民的注目を無視
・ 本件は明らかに自然科学分野で高度に専門化した領域である。
・ 検察官は、その分野の専門家である「胎盤病理医」
  「子宮病理医」の鑑定結果の証拠として求めるべきであるのに、
  それ以外の鑑定医に依拠している。
・ 検察官の過失は唯一「子宮摘出を・・」と主張しているが
  その意見を婦人科の腫瘍の専門医の意見に依拠している
・ 周産期医療の専門家に意見を求めるのが、
  高度に専門化した医療では相当である
・ 検察官は(任務を?)尽くしていない。放棄している
医療行為は患者にとっては、投薬であれ手術であれ
  身体への侵襲をともなう行為
・ 法医学会でも医療行為は常に侵襲により死につながる・・・
・ 裁判官も検察官も弁護士も医学は素人
・ 真摯に専門家の意見を重要視すべきであり、・・

・ 専門家の意見を尊重すべきところ、検察官は弁護側の提出した教科書、
  参考書、鑑定書に同意しないとは、
・ 今後の医療事故防止に役立たせるという観点からもこの裁判・・・

19.最後に
報道に接した者が最初に抱いた印象は簡単に消えるものではない。
それどころか、最初に抱いた印象を基準にして判断し、
逆に公判廷で明らかにされた方が間違っているのではないか
との不信感を持つ者がいないとも限らない。
そうした誤解や不信を避けるためには、
まず公判廷での批判に耐えた確かな証拠によってはっきりした事実と、
報道はされたが遂に証拠の裏付けがなく、
いわば憶測でしかなかった事実とを区別して判示し、
その結果、証拠に基づいた事実関係の見直しを可能にすることの重要性が痛感される。」
(東京高等裁判所平成10年07月01日判決・高等裁判所刑事判例集 第51巻2号129頁 


という事で、今日は速報って事で、ダイジェスト版のみでした。
検察には、「起訴したんだから、なんとか有罪に」
とか、そういう面子の為でなく、
事実を明らかに」して欲しいですね。
不利な証拠を採用しない、とかそういう卑劣な手を使わないで。

この件が有罪になったら、日本の医療も司法も終わりだと思います
女性は子ども産む機械!
柳沢伯夫厚生労働相やってくれちゃいましたねー。
この発言。

前に金融担当大臣になって、自由競争を推進して、
強者にべったりの人間ですから。
この人が厚生労働大臣になったときから、
日本の医療の未来は暗いなー、とは思っていたんですが。
強者の味方だっただけでなく、差別主義者でもあったんですね。


「女性は子ども産む機械」柳沢厚労相少子化巡り発言

柳沢厚生労働相が27日、松江市で開かれた自民県議の
後援会の集会で、女性を子どもを産む機械や装置に
例えた発言をしていたことが分かった。

集会に出席した複数の関係者によると、
柳沢厚労相は年金や福祉、医療の展望について約30分間講演。
その中で少子化問題についてふれた際、
「機械と言って申し訳ないけど」「機械と言ってごめんなさいね」
などの言葉を入れながら、
「15~50歳の女性の数は決まっている。産む機械、
装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」
などと述べたという。

会場では発言について異論はなく、
主催者からの訂正などもなかったという。


asahi.com:2007年1月28日

後から慌てて訂正してるみたいだけど。
ぽろっと本音が出ちゃったんでしょうね。

>安倍首相が力を入れている少子化対策の担当閣僚だけに、
29日から本格化する国会論戦で追及を強めるのは確実だ。


だそうですよ、朝日新聞の別の記事によれば。

でも、安倍首相が少子化対策に力を入れてる
ってのは、初めて知りました。
どう考えても、弱者に厳しい政策を取っていたので。
ま、ポーズなんでしょうけど。

こんな人の下で、少子化が止まるわけないでしょ。
社民党や民主党も、大臣の辞任を要求してるみたいだけど。
結局、揚げ足とりしてるだけだからねー。

辞めりゃあ良いって問題でもないんでしょうが。
また、あいまいなまま終わるんでしょうねー、これも。

ま、厚生労働大臣が替わったからって、日本の医療費削減政策や、
医師数削減政策が急に変わるって事はないんでしょうが。
でも、この人が大臣だったら、いつまで経っても、
弱者に厳しく、強者に優しい政策が続くのは間違いないから。
誰がなっても、彼よりは、ましですかねー。

自民党は不祥事続きで、今度の参議院選で、
自民党が大負けしそうな気もするんですが。
民主党も政治資金の問題でも、50歩100歩だからねー。
一体どうなるんでしょうかねー。

でも、
>柳沢厚労相は年金や福祉、医療の展望について約30分間講演。

って、あなたが厚生労働大臣やっていて、
今のままの厚生労働省だったら、相当暗いと思いますけどねー。
日本の医療や年金、福祉の展望。

一体何を話したんでしょうねー。
ちょっと気になりますけどね、実は。
ま、人ごとのように、とんちんかんな事言ってるんでしょうけど(笑)
福島産科医不当逮捕事件、初公判
はーっ。
今日も疲れたー。
昨日当直で、夜中までメルマガ書いていて、
明け方呼ばれてあんまり眠れなかったし。
先週末は忙しかったから、今日は早く帰って寝るぞー、って思ってたのに。
今日も当直明けの日の夜に、重患が来てしまいました(涙)
そいで、さっき帰ってきて、ブログ書いてまーす。

ま、でも今日(もう昨日ですが)の話題は、当然これ!
医療関係者にとっては、2006年で一番大きな事件だったかもしれない。
福島の産科医、不当逮捕事件
これの初公判が、本日行われましたね。


被告は無罪主張/福島県立大野病院医療過誤事件の初公判

福島県大熊町の県立大野病院医療過誤事件で、
業務上過失致死と医師法違反の罪に問われた
産婦人科医K被告(39)
の初公判は26日、福島地裁で開かれ、
K被告は起訴事実を否認し、無罪を主張した。

K被告は同病院に勤務していたことなどを認めたうえで、
「(手術前に)検査をしたうえ、血液も十分に用意した。
普段より慎重に医療行為をした。
冷静にできる限りのことを精いっぱいやった」などと述べた。
患者が死亡したことについては
「じくじたる思い。患者のめい福を祈っている」と語った。

起訴状によると、K被告は平成16年12月17日、
楢葉町の女性=当時(29)=の出産で帝王切開手術を執刀し、
癒着した胎盤をはがし大量出血で女性を死亡させた。
女性が異状死だったのに24時間以内に警察署に届けなかった。

公判では数千例に1例といわれる癒着胎盤という症例に対する
措置の是非が大きな争点になっている。
医師法21条の異状死についても
事件をきっかけに学問的な議論が生じている。

多くの医療団体が捜査に抗議するなど全国的な話題を呼んだ事件は、
発生から約2年を経て本格的な法廷論争に入った。

初公判には一般傍聴席26席に、349人の傍聴希望者が列をつくった。


「2007.1.26,福島民報」


この事件。
まさに医療崩壊元年と言っても良い2006年
その医療崩壊が始まった、元になった事件と言っても過言ではない事件です。

この医療事故医療ミスと叫んで、逃亡の恐れも、証拠隠滅の恐れも
ないのに善良な医師を公衆の面前で逮捕したおかけで。
全国で、お産ができる病院が激減したとも言えるでしょう。
だって、一人でお産をしていたら、いつ刑事事件で訴えられて、
逮捕されるかわからないんですからね。
まあ、当然とも言えるでしょう。

>「(手術前に)検査をしたうえ、血液も十分に用意した。
普段より慎重に医療行為をした。
冷静にできる限りのことを精いっぱいやった」


これでも、結果的に不幸にも患者が亡くなったら、逮捕
こんな世の中では、医療をする人間が減っていくのは当然です。


そうならないために、私はブログ上で、
マスコミが言っているおかしな点を指摘する。
医療現場での過酷な労働条件を記載する。
世界の他の先進国と比較して、日本の医療は少ないとか、
医師が少ないとか。
そういった事実を書いているんですよ。

それで、少しでも多くの人が事実を知って、
世論を形成できれば、マスコミ政府も動く。
そしたら、今の間違った医療費削減政策。
医師削減政策。

マスコミの医師叩きの傾向を変える事ができるかもしれない。

可能性はわずかですが、そう思って書いているんです。


で、長―い目で見て行う事はそれで良いとして。
それが仮に叶っても、後数年後数十年後でしょうから。
それまでに、自分が訴えられているかもしれないので。
やっぱり自己防衛はしなきゃならないんですね、今の世の中。
残念な事なんですけどね。

そいで、私が必ずやっている事は、
「起こるかもしれない危険な事は、事前に患者や家族に言う。」
という事です。

ま、当たり前の事なんですけどね。
でも、私ほど、きつい事を言う人は
少ないんじゃないかなーって思います。

具体例)

患者(特に老人)が入院してきたら。
まず、何故入院になったか、患者や家族に説明します。
これは、当然なんですが。
そいで、どういった治療を行うかって事も説明して。

その時に、患者及び患者の家族に、必ず釘を刺しておきます。
どんな事を言うかと言うと。

「入院して治療をします。
今は、この病気で入院して、その治療をしますが、
治療をしていて、合併症が出る場合もあります。」

と言って、個々の合併症治療をした時に起こる、
避けられない不具合、とか病気の事)の説明をします。

ま、ここまでは、みんなやりますよね。
治療に関する合併症を最初に説明していない医師は、
このご時世、まずいと思いますよ、正直。
もし、説明していないのであれば、
最低限、それは行った方が良いと思いますよ。

で、その後が、ちょっと厳しい言い方になります。

「また、その病気と関係ない病気にかかる場合もあります。
それは、入院していても避けられない事です。
例えば、寝たきりになると、誤嚥性肺炎になりやすくなります。
老人で誤嚥性肺炎になると、命を落とす場合もあります。
年を取ったら、心筋梗塞や脳梗塞、
肺梗塞などの病気になる事もあります。
これらは、一度なってしまうと、
命を落とすかもしれない病気です。

病院にいれば、そういった病気になっても、家にいるよりも
早く気づいて、早く治療ができるかもしれませんが。
入院したからといって、病気にならないわけではありません。
病院には、看護師がいて、必ず当直医もいますけど。
心臓が止まったら、5分位で脳は死にますから。
病院の中にいても、間に合わない場合もあります。」


と、いうような感じです。
医療訴訟のほとんどは患者や家族が思ってもみなかった
事が突然起こって、それで家族が納得がいかなくて訴える

という事だと思うので。
事前に最悪の事態もある、ってわかっていれば、
患者の家族も感情的になって訴える事は
少ないんじゃないかなー、って思っています。

良くあるパターンとしては、
「元気に歩いて病院に来たのに、なんでこうなるんだー。」
みたいなパターンです。

万が一の事でも、事前に言っておけば、
不幸にもそうなってしまった患者がいた場合に、
家族に説明しても、納得して貰える確率は高いと思いますので。

後からいくら説明しても、「単にいい訳を言っている
と思われたら、何回説明しても聞いてくれない事も多いですし。

後から10回言うよりも、事前に1回言う方が
効果があるって事もありますので。
時間がない場合でも、ベッドサイドでも良いから、
簡単には説明しますね、私は。

後、訴訟対策って事に関しては、
患者に説明する時に、看護師に一緒に付いてもらって、
その説明内容を、カルテと看護記録に書くって事っすかね。

これは基本だと思いますが。
看護師も忙しいから、付いてくれない時もあるし。
メモには書いても、看護記録には書かない。
って所もありますので。
注意した方が良いですよ、医師の方々は。

カルテへの記載でも、時間が無いときでも、最低限、
合併症とか、そういう悪い方の事柄を説明した、
って一言だけでも書くようにしています。



今日も結局気管内挿管をして、レスピ(人工呼吸器)
ついた私の患者が2人並んでます(汗)

先週末は私が当番で、今週は少し休めるかなー、
って思っていたんですが。
あっさり、その小さな幸せが吹き飛んでしまいました(涙)
フジテレビ、番組ねつ造?2
いやー、最近忙しくって。
あんまり時間がかからない、ちょっといつもと違う感じの記事を書いたら。
思ったよりも、反響が大きいですねー。

前回の記事「フジテレビ、また番組ねつ造?」

いっつも、一つの記事を書くのに、最低でも3時間
5時間位考えたり、一晩考えてやっぱり次の日に変更して、
2日がかりとかって時も、よくあったんですが。

やっつけで書いた、こんな記事の方が、反響が大きいんですねー。
ま、良いんですけどね、どうでも。

で、調子に乗っていろんな所にメールをしようかなー
って思っていたんですけどね。
お弟子さんも、コメントで、こう言ってるし。

個々は(弱小)テレ東あたりを狙って

こういうのは他系列のテレビ局に
「日本テレワーク制作の医療番組で……」
とたれ込む方が効果的ではないだろうか。
ただフジテレビの反応を楽しむ意味では
DrIさんの方法もなかなか。


で、他のテレビ局新聞社、雑誌社等に
メールを送る事を考えていたんですが。

こんなコメントもいただきました。

はじめまして、いつも楽しく読んでいます。
が、今回の記事に関しては ??? と思います。

普通に考えれば「再現ドラマの出演者」じゃないのでしょうか?
実際に番組はごらんになったのでしょうか?

事実を把握せずに、こういう影響の大きなことを書くことは、
ご自身が批判しているTVの手法と同じととられかねないと思いますよ。



た、確かにそうですねー。
ちょっと反省

よく考えたら、私、この番組の事よく知らんわ(笑)

でもね。
番組のタイトルが、
「今、日本がおかしい!!現役ドクター大告発!命を救う病院教えます」
なんですよ。

普通に考えたら、現役の医師が出てきて、そこで本物がしゃべる。
と、視聴者は思いますよね。
当然、匿名で顔や声は替えるでしょうけどね。

例えば、この映像イメージです。
とか、フィクションです。
とか、再現映像です。
とか、そういうコメント字幕が入っていれば、
もちろん良いですけどね。

でも、そういうの、ありましたか?

なかったら、タイトルから言っても、番組の流れからいっても。
視聴者は、本物の医師だと誤解しますよね、普通。


そこで、読者の皆さんにお願い。

12月12日・火曜日19時からフジテレビ系列で放送された
「今、日本がおかしい!!現役ドクター大告発!命を救う病院教えます」

この番組内で、医者?が出てきた時に、
この映像はイメージですとか、あくまで偽物ですとか。
そういったコメント、もしくは字幕が入っていましたか?
できれば、この番組の録画を持っている方がいらっしゃったら、
それを再度見て検証していただいて、教えて頂ければ。
と思います。

それで、やっぱりそういったコメントや字幕がなく、
明らかに視聴者から見たら、これは本物の医者だろう。
と思わせる構成であれば、再度他のメディア等にメール
してみようと思っています。

読者の皆さん。
よろしくお願い致します。



ちなみに、あるある2,カスペを作成したのは、

「テレ東「教えて! ウルトラ実験隊」虚偽で打ち切り」
「はてなダイアリー、ウルトラ実験隊」
に書いてある通り、
2005年1月25日放送分における花粉症治療実験が「ねつ造」と発覚したため、
翌々週(2月8日)放送分で打ち切られた。
日本テレワーク です。
ま、「リピーター」って事っすね。
その、「ねつ造」常習犯を使い続ける、関西テレビ、
フジテレビ
も共犯って事で同罪だと思うんですが。

とかげのしっぽ切りのように
日本テレワークの社長を辞めさせて、
関西テレビの幹部の給料をちょっと減らして、
うやむやにして幕引きにしようってのが、みえみえですねー。

しっかし、フジテレビ
あるあるの件で、今の段階で抗議9200件ですかー。
こりゃあ、メールの返事は期待できませんかねー。

フジテレビ、また番組ねつ造?
いやー、金曜日は徹夜で、土曜日は超忙しい当直
そいで、日曜日も夜の11時までずーっと働いて。
夜中、この後呼ばれなきゃ良いなー、って思っていたんですが。

結局夜の12時ちょっと過ぎに、違う患者で呼ばれて。
そいで、気になって前の患者も病棟に見に行ったら。
やっぱり、すごーく悪くなっていて。
結局朝6時までかかっちゃいました(汗)

3日間で2日はほぼ睡眠ゼロ(涙)
で、昨日は爆睡して、今日はちょっと時間があったので。
前から書こうと思っていた、「あるある」の
納豆ダイエットねつ造ネタを書いて。
その後、久しぶりにいろんな人のブログを見ていたんですが。

大変な事を発見してしまいましたよー。


元ネタはSky Team先生の「マスゴミ]捏造された健康番組」
って記事のコメントからなんですがね。

12月12日・火曜日19時からフジテレビ系列で放送された、
今、日本がおかしい!!現役ドクター大告発!命を救う病院教えます
って番組。

最凶さんのブログ「出もの腫れもの処嫌わず」で、
2006年、「発表!!「輝け!ワースト医療番組大賞」」に選ばれた、
最悪の番組なんですけどね。

この中で、明らかに番組の構成上「医師」と思われる方が出て、
なんか言いたい放題しゃべっていたようんですが。

その自称「医師」に偽物疑惑が出てきました。
こちらです。
ひょうたんさん、って俳優の方が医師だったそうですが。
その本人が書いたブログです。

ひょうろくの因果律:「ひるこた」

はてさて
昨日は「ひるこた!」という番組の撮影に行ってきやしたぜ!

祝・初ひるこた!!

「ひるこた!」っつーのは
通常朝放送しているこたちょとは違って
金曜だけ14時05分から放送してる番組なのさ!
で、昨日撮影に行ったらさ
こたちょで何度もお世話になってるD(監督さん)が撮ってた!
そして、出演メムバーも知ってる人たちが大勢いた!

いやー、人見知りで緊張しぃのひょうろくなんでね
かなりの安心感でしたぜ!!

そんな知っているスタッフさんに囲まれつつも
やっぱりダメなひょうろくがそこにはいてね

口元が何度かケイレンしてたっ!!

もうね、口元がビクビクっ!と勝手に動きやがんの!
いやー、情けないことこの上なしっ!!

と、そんな感じで撮影してきたひるこたは
12月15日・金曜
14時05分からフジテレビ系列で放送予定!
時間のある方は見てくだちい

ちなみに明日
12月12日・火曜日
19時からフジテレビ系列で
「今、日本がおかしい!!現役ドクター大告発!命を救う病院教えます」
も放送予定!
ひょうろくが医者役で普段言いなれない医学用語なんぞを
言ったり言ってなかったりするんで
カットされてないことを祈りつつ
こちらも時間があったら見てくだちい!


この方が、カスペで、男なのに、女物の白衣を着て、
医者の振りをして話をしていた人」なんですかねー。

これは、立派な「やらせ」になるんじゃないですかねー。
これも、「ねつ造」ですよねー。
またですか、フジテレビ

で、この件に関してフジテレビにメールしてみました。
「フジテレビHP」

ま、もちろん匿名なんですけどね。
全く信用してないんで、マスコミ
NHKの取材でも匿名でしたが。
フジテレビなら、ますますですよね(笑)

これが、私が送ったメールの内容です。

はじめまして。
循環器内科医のDr. Iと申します。
私は現役の医師で、
ブログ:健康、病気なし、医者いらず
URL:http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/

「やぶ医師のつぶやき」~健康、病気なし、医者いらずを目指して
URL:http://blog.m3.com/yabuishitubuyaki/
を書いている者です。

ブログの内容は、主に医学的根拠のないマスコミの報道などを、
医学的におかしい、とかそういった事を論理的に、筋道立てて解説していくものです。

12月12日・火曜日19時からフジテレビ系列で
「今、日本がおかしい!!現役ドクター大告発!命を救う病院教えます」
という番組が放送されましたが。
この中で番組の中で、医師が見たら明らかに医者の格好をした
偽物と思われる人物が、いたのですが。
この人物に関して質問です。

この方は本物の医師でしょうか。
番組の構成上、視聴者から見たら明らかに本物と思われる構成でしたが、
この人が医師でなければ、また「ねつ造」「でっちあげ」になりますが。

この件に関して、答えて頂ければ、幸いです。
ちなみに、こちらのブログに書いてある事は本当でしょうか?

http://tinyurl.com/2sq8fy

ひょうろくさんという方が、この番組で、医者役をしているというものですが。

この件に関して、返答頂ければ、幸いです。

なお、このやりとりに関しては、私のブログ上で報告致しますので、ご了承下さい。


うーん、返答が楽しみです。
返事が来たら、ブログでもアップしますね!
「あるある」ねつ造番組
ご存じの方も多いと思いますが。
1月7日にフジテレビ系で全国放送したテレビ番組
発掘!あるある大事典2」の、納豆ダイエットに関する報道で、
ねつ造が明らかになりましたね。

ねつ造がはっきりしている点は、次の5点

(1)被験者がやせたことを示すのに別人の写真を使用
(2)米の大学教授の発言の日本語訳の一部をねつ造
(3)被験者の一部の中性脂肪値が正常値になったとしたが、測定せず
(4)納豆を朝2パックまとめて食べた場合と、
朝晩1パックずつ食べた場合の比較で、
被験者の血中イソフラボン濃度の結果をねつ造
(5)被験者の血中のDHEA(ホルモンの一種)量検査のデータをねつ造、
また、許可を得ずグラフを引用

ま、正直言うと、医学的根拠もないのに、
さも医学的な根拠があるかの様な報道をしたり。
都合の良い点だけを強調したりと、いろいろ問題は前からあったんですが。
バラエティ番組なら許容範囲かな、って所もあったんですけどね。
民放のただの一番組とはいえ、番組が放送で取り上げた食材は、
次の日のスーパーですぐ売り切れになるとか、いつもの何倍も売れたとか、
影響力の大きい番組ですからねー。

今回の件は、明らかに誰の目からみても、「ねつ造」ってものが、
5つもあったから、たまたま問題になった、ってだけで。
はっきり言って氷山の一角ですからねー、こんなの。

で、総務省は今回の件で厳重注意を科すそうですねー。


<番組ねつ造>関西テレビの幹部から聴取 総務省通信局

関西テレビ(大阪市北区)制作のテレビ番組
「発掘!あるある大事典2」のねつ造問題で、
総務省近畿総合通信局は22日午前、
関西テレビ幹部から事実関係について聴取した。
放送法に抵触すると判断された場合は、
厳重注意処分を科すなどして再発防止を求める。

放送法では、「報道は事実をまげないでする」としているが、
明確な罰則規定などはない。

関西テレビによると、ねつ造があったのは今月7日にフジテレビ系で
全国放送した番組で、「納豆を食べるとダイエットができる」
との内容だったが、
(1)被験者がやせたことを示すのに別人の写真を使用
(2)米の大学教授の発言の日本語訳を一部ねつ造
(3)被験者の一部の中性脂肪値が正常値になったとしたが、測定せず
――など事実と異なる内容が含まれていた。


参考:2006.1.22 毎日新聞

フジテレビは、民放の中でも特に医師叩きの激しい局だったし。
総務省が厳重注意したって、私は構わないんですけどね。
どうして、フジテレビのこの番組だけなんでしょうかねー。

放送法では、「報道は事実をまげないでする

って、まあテレビ番組の事だけなのかもしれませんが。
新聞なんかは良いんですかねー。

奈良の大淀病院産科医の先生の件では。

適切な処置をして、一生懸命搬送先を探したが、
非常に重症で夜中だった為に、搬送先を探すのに
一時間二十分の時間がかかった。

そして、重症の脳出血で誰が処置をしても
助けられなかった患者なのに、
「6時間放置したから、この医師が患者を殺した。」
という印象を読者や視聴者に与えましたよね。
報道番組である、ニュースや新聞で。


大淀病院、分娩中止。マスコミを訴えろ!の記事でも書きましたが。

そいで、こういう報道のせいで、奈良の南部では、
お産が出来なくなっちゃいましたよね。

ダイエットで効果がなくても、実害はないですが。
奈良の件では、実際に迷惑している人もたくさんいるんですが。

こういう新聞とか、テレビ番組の時も、厳重注意をして欲しいですねー。

ダイエットの番組で、視聴者からのクレームが多くって、
しかも明らかなねつ造5つ見つかったからってのもあるんでしょうが。

奈良の大淀病院産科医の先生がマスコミにぼろくそに叩かれた件でも。
私を始め、専門家である医師を筆頭に医療関係者が、
公開されたコピーを基に、詳細に医療現場の検証をして、
そいで新聞やテレビの報道は「だ」
って明らかになったんですけどねー。

こういうのには、厳重注意はいかないんですかねー。

今回のフジテレビは、一応謝罪はしていますが。
特に最初にスクープだって報道した毎日新聞は、
謝罪どころか、第11回新聞労連ジャーナリスト大賞で、特別賞
まで貰っていますからねー。

参考:第11回新聞労連ジャーナリスト大賞、疋田桂一郎賞他決まる!

一体どうなっちゃってるんでしょうかねー、日本のマスコミや政府。

でも、まあ今回の謝罪放送を見ても、全く反省している
気配はありませんけどね、関西テレビフジテレビも。

私はこの謝罪放送は見ていませんけど。
この事について書いた記事にはこう書いていますよね。

1月7日(日)に放送された番組の内容で、
架空のデータやウソの写真を使用するなどし、
21日(日)の放送を休止した『発掘!あるある大辞典2』について
同日夜、制作するフジテレビ系の関西テレビが、
同番組が放送されるよる9時より5分間、謝罪番組を放送した。

冒頭で「今回の番組の放送内容に関して、ご説明とお詫び致します」
とコメントした関西テレビ、毛利八郎アナウンサーは
「事実と異なる内容を番組で放送しました。
番組スタッフが、私的にデータを変えていました」と謝罪。


>番組スタッフが、私的にデータを変えていました

って、明らかに現場の個人責任にしようとしてますよね、これ。
不二家の件でも、雪印の件でもそうですけど。
結局企業は、何の反省もせず、現場の個人責任にするんですよね。

で、フジテレビは「発掘!あるある大事典2」は人気番組だから、
なんとか休止でお茶を濁そうと思っていたんでしょうが。
スポンサーの花王が降りたから、さすがに放送を中止せざるを
得なくなったみたいですねー。
ま、当然ですがね。

しっかし、なんか責任があったら、現場のせいにする、
ってのは企業もそうですけど、他でも一緒ですよねー。
政治家は秘書のせいにするし。
医療事故があっても、厚労省とか政府の責任でなっても、
現場の病院医師のせいにするし。
病院は、自分の責任逃れの為に、主治医のせいにするし。

はーっ。
どこでも、同じなんですねー。

単なる一番組の一スタッフのねつ造って事ではなく、
今回の件の根はもっと深くにあると思いますよ。

全然関係ないんですが。
このフジテレビねつ造の件で検索していたら、
一番たくさん記事をアップしていたのが、毎日新聞だったのが笑えました。
自分の事は棚に上げて、人の揚げ足取るのは好きみたいですねー。
徹夜明けで当直
はーっ。
やっぱ、この年で徹夜明けの当直は、きついわー。

一昨日、4人で中国語の勉強会をしていたんだけどね(笑)
次の日、私が当直って言ってはいたんですけど。
一人がエスカレートして、結局朝まで徹マン。

で、一睡もせずにそのまま当直
暇な当直なら、昼寝できたんだけど。
救急車も4~5台来るし、入院も5人、他院搬送も2人いて、
軽症患者も20人くらい絶え間なく来て、
結局夜12時くらいまで、寝れませんでした。

ま、夜中患者が来なかったんで、朝までは眠れたから良かったんですが。
昼過ぎ、3日ぶりに家に帰って、ちょっとPCやって昼寝していたら、また呼ばれて。
重症患者がいて入院
ちょうどその時に、他科で重症の別の患者がいて、そっちもコンサルトされて。
胸痛の患者も来て。
で、いろいろやって。
日曜日なのに、やっと今(11時)病院から帰ってきました。

一人は呼吸もかなりやばいから、ブログ書いている最中にまた呼ばれて、
挿管、人工呼吸器にってならなければ良いんですが。

当直徹夜はしょうがないけど、徹夜後当直は、絶対駄目だねー。
やっぱ、無理っす。
20代の頃はなんとかなったんですけどねー。

当直に×つけるの忘れたのが敗因ですね、明らかに。

本当は、あるある大辞典の、納豆ダイエットの話とか、
いっぱい書こうと思っていたネタはあるんですが。
なんか、本業が忙しくて、まともな記事が書けませんねー。

ま、次回以降って事で。
すいません。
過労の末に~ある産婦人科医の最期
これは、現実にあった、ある産婦人科医の話なのですが。
はっきり言って、これは産婦人科医だけでなく、
医療現場で働く全ての勤務医に起こりうる話です。
本当に、人ごとではありません

たしかに、ここまで働く方は、そんなには多くはないのかもしれませんが。
これに近い位働いている勤務医は、たくさんいます。
今後、このまま患者は増え続け、医療訴訟が増え、
医師の負担が増え続けているのに、現場の医師が増えなければ、
近い将来、こういった事が全国各地、全ての科で起こりうるのです。


****** 河北新報、2007年1月14日
お産SOS 東北の現場より (上)

崩壊の瀬戸際/減る産科医 忙殺の連鎖

「安心して産みたい」。妊産婦の叫びが聞こえる。
東北各地で産婦人科を閉じる病院が相次ぐ。
出生数がわずかながらも上向き、
少子化にかすかな明かりが差す一方で、
肝心の産む場が地域の中でなくなっている。
お産過疎」の進行は、全国的にも東北が特に深刻だ。
医師不足、過酷な勤務、訴訟リスク…。
産科医療を取り巻く厳しさは、都市も郡部も、
大病院も開業医も変わりはない。
さまよう妊産婦、悪条件の中で踏ん張る医師
東北に交錯する「SOS」の発信地をたどり、
窮状打開の道を探る。(「お産SOS」取材班)

「5日と2時間」。通知書類には直前の9カ月半に取った
わずかな休日数が記されていた。

東北の公立病院に勤めていた産婦人科医
2004年、過労死の認定を受けた。
亡くなったのは01年暮れ。自ら命を絶った。
53歳だった。
「僕が地域のお産を支えているんだよ」。
家族に誇らしげに語っていた。

亡くなる半年前、医師5人だった産婦人科で1人が辞めた。
後任は見つからない。帰宅は連日、夜の10時すぎ。
昼食のおにぎりに手を付けられない日が増えた。

床に就いても電話が鳴る。「急変した。診てもらえないか」。
地元の開業医や近隣の病院からだった。
「患者さんのためだから」。
嫌な顔一つせず、職場へ舞い戻った。

心身の負担は限界に達しつつあった。
ようやく取った遅い夏休み。
1人の患者が亡くなった。
「自分がいたら、助けられたかもしれない」。
食は細り、笑顔も消えた。

「つらいなら、辞めてもいいよ」。
見かねた妻が言った。
「自分しかできない手術がずっと先まで入っている」。
そんな責任感の強い医師が死の前日、同僚に漏らした。

「もう頑張れない」

家族あてとは別に、「市民の皆様へ」という遺書もあった。
お別れの言葉をしたためていた。
「仕事が大好きで、仕事に生きた人だった。
そんな人が頑張りきれないところまで追いつめられた」。
妻は先立った夫の心中をこう思いやる。

本年度、東北の6大学医学部・
医大で産婦人科医局の新人はたった8人。
東北大と弘前大は1人もいない。
学生が産婦人科医になりたがらない。

この10年で全国の医師は約4万人増えた。
それなのに、産婦人科医は約900人減った。
24時間、365日の激務。
母子2人の命を守るプレッシャーがのしかかる。

出産をめぐるトラブルや訴訟の多さも、なり手をためらわせる。
06年2月には福島県立大野病院(大熊町)の医師が、
帝王切開手術で妊婦を失血死させたとして逮捕された。
医師1人体制で、年間約200件の出産を扱っていた。

会津若松市の病院で働く産婦人科医曽我賢次さん(57)は言う。
「限られた体制で命を救おうとした医師が結果を問われ、
刑事罰まで受けるのでは、産科のなり手は減るばかりだ」

10年前から、曽我さんはお産の扱いをやめた。
今は内科と婦人科で働く。
きっかけは後輩の突然死。
「熱心で優秀な医師だった。夜中に呼び出され、
病院へ向かおうとして倒れたと聞いた。
やりがいだけで長く続けられる仕事ではない」。
大学の同期5人のうち3人は内科などに移った。

鉄の街として栄えた釜石市。
04年、釜石市民病院はお産をやめた。
隣の遠野市の岩手県立遠野病院は5年前から休診中。
分娩(ぶんべん)を扱う開業医はいない。

地域でお産ができるのは県立釜石病院だけ。
「1時間以上かけ、市外から山道を越えてくる妊婦さんも多い」。
産婦人科医師小笠原敏浩さん(46)は言う。

04年春、医師は1人から2人になった。
もっと忙しくなった。
それ以上に患者が殺到したからだ。
入院患者は以前に比べて倍増した。
出産は本年度、約500件に達する見通し。
2人が手術に掛かりきりのとき、診察室は空っぽになる。

分娩の数を制限すれば楽にはなるが、
「行き場を失う人は出したくない」と小笠原さん。
産婦人科は大変なだけじゃない。
面白さを若手に伝えるのも、僕の使命」

生命の誕生に立ち会う喜びと誇り。
重圧と真正面から向き合う医師たちが今、
瀬戸際で踏みとどまっている。


(河北新報、2007年1月14日)


立ち去り型サボタージュ」という言葉が、去年はやりましたが。
結局、責任感が強く、真面目で、「患者を置いて立ち去れない。」
という真面目な医師が、最後に行き場を失って、
過労でうつ病になる。
そして、最後には自ら命を絶つ
ぼろぞうきんの様に使い捨てられて、過労死する。

今、政府が行っている医師削減、医療費抑制政策を続けたら、
そういう医師が増えていく事が予測されます。

しかし、いくらブログ地方紙で声を上げても、
大手マスコミ国民には現場の声は届いていないようです。

この記事の最後にはこう書いてあります。

>重圧と真正面から向き合う医師たちが今、
瀬戸際で踏みとどまっている。


今はなんとか踏みとどまっていますが。
これからいつまでも、ずーっと踏みとどまる事は、
不可能なのかもしれませんね。

まぐまぐ新人賞2/3

看護師は不足してない?
日本医師は、日本では医師不足であると、
はっきり認めているのですが。
どうやら、日本看護協会は違うみたいですねー。
そんな事よりも、看護師の待遇改善にしか興味がないみたいですね。


引き抜き恐れる中小病院 大病院は「総動員」で募集

「7対1」看護
昨年4月の診療報酬改定で、最高水準の看護配置として、
入院患者7人に対して看護師1人という基準が新たに導入された。
昼夜を問わず忙しい急性期の病棟に看護師を増やして
看護の質を高め、看護師の労働環境も改善しようという狙いだった。

一般病棟で「7対1」の場合、入院基本料は入院患者1人当たり
1555点(1点10円)。改定前の最高基準「10対1」
(1209点)と比べ、格段に高い。
「10対1」より配置が薄いと、逆に減算になることもある。

大幅な採用増
導入した厚労省にとって想定外だったのは、
病院看護師確保になりふり構わず走ったことだ。

東大付属病院は昨年6月、「看護師確保対策本部」を設置、
「7対1」実現のために300人の採用増を打ち出した。
見込まれる収入増は約9億7000万円。

厚労省の昨年末の調査では、全国の大学病院128施設だけでも、
今年度の看護職員の募集数は1万3816人で、
昨年度と比べ4184人も増加。
診療報酬改定の影響がはっきり出ている。

仏料理付き説明会 
病院に対抗して、看護師を確保しようという動きもある。
金沢脳神経外科病院(石川県野々市町、一般病床60床)は昨年8月、
ホテルでフランス料理のフルコース付きの就職説明会を3回開いた。
東大病院が石川県内の看護学校にも勧誘に来たと聞いて
危機感を持ったためだった。
看護師を15人増やせば「7対1」を満たすことができ、
人件費を差し引いても約1500万円の収入増となる。

中医協でも「7対1」導入による混乱が議題に上っている。
昨年末の会合では、日本医師会などが「地域医療が崩壊する」として、
看護の必要度の高い病棟だけに限るなど、
条件をもっと厳しくするよう求めた。

これに対し、
日本看護協会は、
看護師が不足しているという一部の声が強調され過ぎだ。
現場からは、丁寧な看護ができるようになったという声が上がっている」
と反論。
古橋美智子副会長は「条件のいい病院に看護師が動くのは当然。
働きやすい環境整備をするのが先決」と主張する。


日医は病院3098施設、看護学校1388校を対象に、
看護師の需給実態を調べており、今月17日の中医協に報告する。
厚労省保険局は「中医協の意見によっては、
見直しが必要かどうか検討する」としている。

高い離職率、再就職促進が課題
毎年、約5万人が看護学校などを卒業し、
新たに看護職員になっているが、1年以内の離職率
病院間の移動も含む)は、9・3%(04年)に上る。
背景にあるのは、過酷な労働実態だ。
日本看護協会は「労働環境を改善して、離職率を1%減らすだけで、
年間8000人を確保できる」と強調する。
資格を持ちながら、現在は働いていない看護職員は、
全国で約55万人といわれる。
厚労省は医療機関への再就職促進が看護師確保のカギとみており、
看護師の就職あっせんをするナースセンター事業などを続けている。

患者第一に現状分析を
看護師の手厚い配置は、忙し過ぎて思うような看護ができずにいた
看護師たちの強い願いだった。
うまくいけば、患者にも、病院経営者にも利益をもたらす
「7対1」基準に、真っ向から反対を唱える動きはない。

しかし、結果的に一部の病院が、患者に十分な看護
提供できない事態が起きている。
看護師を確保できないのは、個々の病院の努力が足りないのか、
基準の定め方に欠陥があるのか、見極めが必要だ。

17日の中医協には、日本医師会や日本看護協会が
独自に集計した看護師の需給調査や
「7対1」導入の影響調査の結果が提出される。
まずは現状を冷静に分析し、最も患者のためになる
手立てを探らなくてはならない。


参照:(2007年1月14日:読売新聞)抜粋


>日本看護協会は、
看護師が不足しているという一部の声が強調され過ぎだ。
現場からは、丁寧な看護ができるようになったという声が上がっている」
と反論。
古橋美智子副会長は「条件のいい病院看護師が動くのは当然。
働きやすい環境整備をするのが先決」と主張する。


って事は、日本看護協会は、
看護師は不足してない
っていう立場なんですよね、きっと。
そんな事よりも、「看護師の待遇改善」にしか興味がないみたいですね。

昔の医師は、医者の数が増えたら自分たちのライバルが増えて、
今おいしい思いをしている自分たちが困る。
って事で、医者の増員には反対だったんですが。
今は、さすがにそんな事も言っていられなくなって、
医師不足を認めざるを得なくなったんですが。

看護師の場合は、まだ看護師不足よりも、
自分たちの待遇にしか興味がないみたいですねー。
昔の日本医師をみているようですね。
今は、政治的には医師よりも看護協会の方が力ありますしね。

ま、お偉いさんが言ってる事と、現場の人間は違う、
っていうのは看護師医師も似たようなもんなんでしょうがね。

それにしても、前にも書いたけど、厚生労働省の役人の見込み
っていうのはひどいよねー。

>導入した厚労省にとって想定外だったのは、
病院看護師確保になりふり構わず走ったことだ。


って、誰がどう考えたって、そうなるに決まってるでしょ。

厚労省は、病院は「サービス業」という商売
レストラン映画館なんかと一緒って立場なんですよね、確か。
だって、赤字病院切り捨てるし
赤字部門産科小児科救急切り捨てようとしてるんだから。

資本主義社会なんだから。
「7:1」看護にすれば、収益が上がるシステムになれば。
それを追求するのは、当然でしょ。
資本主義社会ってのは、いわば「弱肉強食」の世界ですから。
ブランドのある病院には人が集まって、益々収益が上がって、
小さい病院からは、人がいなくなって廃れていく。
というのは、むしろ当然。

今の政府は「格差拡大主義」のようですから。
「想定外」っていうのは、あくまでも「建前」で、
本音は「弱い病院は潰れろ」、って事でしょうよ、絶対。

>「7対1」基準に、真っ向から反対を唱える動きはない。

って。
弱い所は、反対の声を上げてるに決まってるでしょ、そんなの。
全国どこの病院でも、小さい病院の人達はみんな反対してますよ。
それを、力が弱いからって、無視してるだけでしょ。

>結果的に一部の病院が、患者に十分な看護
提供できない事態が起きている。
看護師を確保できないのは、個々の病院の努力が足りないのか、
基準の定め方に欠陥があるのか、見極めが必要だ。


弱者が結果を残さなかったら、「努力が足りない
の一言で終わりですか。
いかにも強者の理論ですよね。

いつからこんなんなっちゃったんでしょうね、日本って国は。

日本看護協会は、自分たちの待遇改善ばかり。
政府、厚生労働省医療費削減
マスコミ医師叩きばかり。

どこにも患者の事を考える人はいないみたいですね。

現場の医師看護師は考えてると思うんですが。
医者はマスコミに叩かれ。
現場の看護師看護師不足を唱えても、
看護協会には届いてないみたいっすね。
読者の皆様からの、応援メッセージ
去年の年末に行われた、一年のうち最も優れた、
メルマガ、ブログを決定する「まぐまぐ大賞2006」
先日お伝えした通り、私のメルマガ「やぶ医師のひとりごと」が
読者の皆さんの応援のおかげで、
新人賞第3位に入賞する事ができたのですが。

その皆さんからの、応援メッセージが私の所に届いたので、
それをブログで紹介しますね!

誰からメッセージが、どれってのは、教えて頂けないので。
私にはわからないのですけどね。

でも、これらの熱―いメッセージを読んで、
これからも、ブログ、メルマガを続けていこうと決意しました。


ところで、この中で、「検索番組で出ていた」
という感想が2件あるんですが。
その事に関して、ご存じの方がいらっしゃったら、
教えて頂けるとありがたいです。

朝日新聞、yahoo、goo、ライブドアニュース
ブログが載ったって事は、知っているんですが。
(ちなみに、全て無断です)
検索番組」って位ですから、テレビなんですよね。

以前NHKのプロディューサーから取材があって、
NHKでブログが紹介されそうにはなったんですが。
結局それは、直前になってボツになっちゃったし。

ブログメルマガかわかんないけど、
テレビに出たってのは、初耳なんですよね、私。

前に、「くるくるドカン」って番組で紹介される為に、
ある企画をした事があるんですが。
その次の週には残念ながら出ることはできなかったんですが。
それの事でしょうかねー。

ちなみにその時のブログ(2006.4.23)の記事はこちら!
テレビでブログ紹介?


では、応援メッセージ、いってみましょー!!!

"毎回深い洞察に導かれた味わい深い記事を拝見できる。
特に、医療問題の裏側に巣食う者たちの深層心理をついていて、
大変興味深い。"

"医療の裏側を鋭く指摘、解説。とても興味深い内容でした。"

"患者への深い愛情と医学への強い熱情ー
それを持っ者だけに赦される、しなやかに人を魅きつける
ある種のチャーミングな高慢さと、
相反する孤高の気高さを併せ持つ、特別な存在Dr.I。
Webから唯一リアルに発せられるTRUTHがそこに、在ります。"

"病気に対する説明と予防法を素人にも
分かりやすく解説してくれます。"

非常に詳細に医学を説いてくれて、勉強になるから。

医学知識をわかりやすくコンパクトに教えていただける。

"健康の事だけではなく、関連の時事情報まで
詳しく知ることが出来、とても勉強になります。
多くの方に読んで頂きたいと推薦致します。"

分かりやすく勉強になる。

"同じ医師として、日ごろ思っていることを的確に、
しかも客観的に発信してくれている。
現場を知らないマスコミの人たちにも是非見てもらいたい。"

"実際の医療現場の報告がわかりやすく書いてあるので。"

内容がわかりやすいので。

"実体験を元に、知らない事をたくさん書いてくれてるので。
検索番組にもでてたみたいなので。"

"健康を保つためにためになる記事が
現役循環器専門医師によって連載されています。
特に生活習慣病循環器病との関係が詳しく、
しかも素人にもわかるように平易に解説されています。
是非とも購読しましょう。"

"分かりやすい。語り口が親しみを持てる。
且つ面白い。"

"健康なときは病気のことって気にしないんですけど、
病気にいざなると大変・・・
このメルマガは、予防・早期発見を主眼に、一般の人
にわかりやすく書かれているので、オススメです!"

"病気の話が、非常にわかりやすく解説されていて、
為になる。"

"医学の専門的な知識が必要なのに、それを非常にわか
りやすく解説
してくれて、ためになります。"

"しっかりとした医療知識を基にした
わかりやすい解説がとても良いと思う
以前、このメルマガから出版まで言った抗生物質のや
つと比較してもどっこいどっこいのレベルではないで
しょうか(対象がより一般に近いだけで)"

"すっごい、わかりやすくって、ものすごくおもしろい。"

"Dr.Iさんの鋭い観点からの風評、
いつも心待ちにしております☆"

医者の裏側ってなかなか暴露する人いないですから。

非常にわかりやすくて面白い!

読んでいてためになるから

" いつもタイムリーに 医療事情を 
私たちのような素人にもわかりやすく説明してくれます
また、メディア等では 意見が操作されやすい
(素人からはわかりずらい)中、また、
著者の立場でありながら、一方的な意見を
おしつけるようなこもありません。
私たちが考えさせられるのです
問題だ、問題だ、と人ごとのように
つぶやいていてもはじまりません。
これを読んでいると、それらが自分の
身近なことなんだなと思わざるを得ないでしょう
そういった点でも、ぜひ、みなさまに一読いただける
と、全くの素人や医療関係の方々の視点・意見やその
ギャップを埋めるのに役立ってくれるのではないでしょうか。"

"よく耳にする成人病などを中心に、
現役の医師がとても分かりやすく教えてくれています!
読みやすい工夫もなされていて、goodですね。
ためになる!おもしろい♪といえば、コレで決まりでしょう。"

"医者ではない一般人ですが、医療問題だけでなく
その時々リアルタイムでおきた社会問題にも対応した、
医者ならではの考え方が良くわかる非常に良い
メルマガ・ブログであります。
これからも医者を守り加えて一般庶民を守るために
このブログがもっと広まっていくことを希望しています。"

"私は医師関係者ではまったくありませんが、
漠然とこの方と同じ意見を持っていました。
このメルマガに出会って、やっぱり現実は自分の
想像してたとおりだったな、と納得しました。
アホメディア、身のない法律、、
意見が医者寄りじゃねーか、というアホ読者もいると思います。
分かってない人間はいろんなところにいますが、
メディアにおどらされていないちゃんとした
一般ピープルもいると思います。
一般人なんて声をあげないひきょう者とも言えるでしょうが。
でも、勇気を持って今後も続けていってほしいと思います。"

共感できる文章が多いので

素人でもわかりやすくておもしろい

判り易い。親しみ易い。役に立つ。

"医療の最前線からの意見を聞ける貴重なブログ。
こういう方が現場を支えていることに
もっと光が当たればよいと思う。"

とっても為になる

"自分も中年真っ只中で、日常的に健康に注意しなけれ
ばならないので、とても役立っています。"

分かりやすく、ためになる。読み易い。

一般の人に分かりやすい家庭の医学です。

"わかりやすく病気を説明してくれます。
そして今、話題になっている医療問題医師としても
視点で解説、とてもためになるし、考えさせられます。"

"難しい病気医療について簡潔にとても解りやすく
書かれていてすごくためになります!! 
また、文章も気取った感じがなくて読みやすいし
親近感を覚えます。
毎週楽しみにしているメルマガです♪"

"医師からのメッセージとして誰にでも分かりやすい説明で
その上毎回まとめを短くしている点や前回までの復習を
最初にしてくださっているのが,とてもいいと思います。"

事実を検証して伝えようとする姿勢がいいです。

"健康ほど大切なものはないので、毎日の生活の注意に
また将来何か起きたときのために役に立ちます。
有り難いメルマガです1"

"「やぶ医者」なんてついているけれど、実はとってもわ
かりやすく医学知識を説明してくれるメルマガです。"

" 病気に対する説明がとてもわかり易く
懇切丁寧に書かれている。"

ためになる!

"若手現役医師として、医学な話はもちろんですが、
医学をはじめとする社会全般についての幅広い内容について、
独自の視点で鋭く切り込んでおり、
とても読み応えがあります。
ここまでしっかりした内容のメルマガ・ブログは
珍しいのでは・・と思います。"

"健康について非常にわかりやすく解説があり、
いつも参考にしています。"

解りやすく楽しかった。

"すごくためになるのでいつも楽しみにしています。
いや~、難しいことが書いてあるんだけど分かりやす
くて
毎週楽しみなんですよね(^^)。応援してます!"

為になる情報を知ることが出来るので

"実用的な題材(日常生活に起こるであろう
病気などの疾患についての対処法)をわかりやすく、
かつ普通の人の目線で解説してくれているところが
すばらしいと思います。"

"ものすごーく医師のホンネと病院の事情がよくわか
り、納得のいくメルマガだからですw"

わかりやすく面白い

"マスコミが報道しない、真の医療現場
(従事者のホンネ)が見え、大変参考になる。"

"お医者さんの裏情報が知ることができて、
納得したので。"

検索番組で見て、おもしろいなと思ったので。

"やはりどこの組織でもがあるので、
それを知る事が出来て満足したので。"

わかりやすい

医療のことが解りやすく解説。

健康に関する記事で重宝して居ます。

病気についてわかりやすく説明しているから

"様々な医療事故・医療問題が話題になる中、
医療が本来目指すべき、病気の予防・早期発見の情報を、
一般の人にわかりやすいことばで説明してくれます。
意外と予防について知る機会が少ないので、
毎回楽しみにしています。"

"とにかく循環器系の専門医の方による、
循環器系の病気の原因、発症の仕組み、予防、
治療方法が、素人にも分かりやすく書いていて
非常に参考になります。
また現在の医療制度の問題とか、
将来私たち患者に直接関わる経済的な負担
などについても、現場の立場から"

疎遠な「医療」を身近に感じるような文章力が良い

大変よくわかり、参考になる。

"医療の問題点や医療社会の歪みといったものを、
じつにわかりやすく解説している。"

医療ミスを叩かれる側からの視点で解説してあり面白い

"忙しいお医者様なのに読者の健康を考えた
メールマガジンがとてもうれしく思います。"

"医療に関係する社会問題に関して、医者として、
社会人として、大人としての多角的な視点から
意見を発信しているので、読みごたえがあり
とても勉強になる。"

医療わかりやすくかいている

"健康病気に対して、非常に詳しく書いてあり、
役に立つ。"

"医療問題について、国や社会に対し痛烈な指摘を行い、
医師の立場を援護することに併せ、我々一般庶民にも十
分励みになる話の展開をしていただけるので、
非常に嬉しいです。"

"プロヴァンス地方を旅していた私は、一人の男と出会う。
男は人里離れた山で一人、荒れ地を蘇らせるため、
見返りを求めず、静かに木を植え続ける。
大地は、緑の森へと再生する。
ジャン・ジオノ『木を植えた男』は私の大好きな絵本です。
21世紀、荒ぶこのJPNにも木を植えた男が、います"

"メルマガの内容が、とてもためになるからです。
また、ブログも、興味深い内容ばかりで、
読むのが楽しみになっています。"

"難しい事を優しく解説するのは、とても難しいこと。
それを行ってくれているのが、このメルマガです。
健康という、私達にとって最も大切なもののひとつを
分かりやすく提供してくれるからです。"

自分も読者ですが楽しいです。

病気の説明がわかりやすく、役に立つ

"一般人にはわからない情報や裏話がおもしろく語られて
いて、とても楽しく読ませていただいています。"

斬新で興味深い内容。

"私は医療ですが医療の立場だけでなく360度の視点で
わかりやすく解説してくれています
読み出したらとまりません!"

楽しくてためになる情報が満載です。

ためになる

すごーくためになる

ものすごく、役に立つ

"臨床で活躍するお医者さんが私たちにもわかりやすく
最新の気になる情報から、疑問などに伝えてくれます
やぶなんて言っていますが、
こんな謙虚な先生がやぶなはずがありませんね
その熱心さと誠実さが伝わってきます"

"とにかく内容の充実ぶりに驚嘆。
やっぱりお医者さんとして体系だって勉強してきた
裏づけがあるからこそ、ここまで書けるのだと思う。
信頼できる内容で、とってもためになるメルマガだから。"

"今、話題の生活習慣病などを、
とてもわかりやすく教えてくれるメルマガ!!
読みやすい工夫もされていて良いですよね♪
読むだけで、健康に?!
なぁんて感じさえあるんです。。。コレが!"

"医療の最前線の実感に基づく問題点が
はっきり理解できる。
マスメディアの情報よりよほど信頼性は高い。"

"年とともに健康問題に興味が湧いておりますが、
このメルマガは、なかなか読みやすくて
ためになると思っています。"

わかりやすい

健康に関わる役立つ情報を載せてくれていると思います。

"日常の医療情報をわかりやすく解説してくれる
メルマガ。わかりやすくためになる。"

病気の説明が丁寧に、分かりやすいのがいい

説明が良く分かります

"普通の人にもわかりやすく説明してある。
非常に解りやすい。"

ためになるから

健康に役に立つので。 分かりやすく ためになる

日本の医師の現状がわかりやすく書いてある

"医学部の大学生として、実際の医療現場が想像以上に
大変なことになっていると聞き、かなりの衝撃だった。
自分の医療に対する考え方が50度ぐらい
変わったように思う。
現役の先生から、こういう話を出してくださるのは
将来医師を目指す自分にとってとても参考になる"

"メルマガの内容がとても充実しています。
また、メルマガ発行人の方が現役のお医者さん
ということもあり、信頼できるとともにとても勉強になります。
また、メルマガ発行人の方がおもしろいので、
配信を毎回楽しみにしています。"

"健康には関心があっても日ごろ目をそらしがちな
病気」についてわかりやすく解説しているところ"

わかりやすい

日々参考になる解説の詳報を読んで、
大変解りやすく 為になる 医学用語
知りたいことをやさしく解説してある

"自分の体調で気になっている箇所をタイムリーに
ご教授いただける為。痒い所に手が届く感じ。"

"素人にもわかりやすく、その日のまとめが
書いてあるのがとても良いと思います。"

病気の事がわかり易く細かく説明している

自分に関係のある人の症状を適切にアドバイスできる

毎回待ちどうしい

・生活の上で役立つから。

身近で楽しい

自分の知らないことが、沢山あり勉強になる。

自分の年齢では大きな関心事であります。

難しい医学わかりやすく説明されている。

健康の味方として頼りになりそう。

"役立つ医学情報を素人にもわかり易く且つ面白かったから。
「ありがとう」と感謝のエールを贈りたい。"

難しい病気の知識をわかりやすく解説していると思います。

"専門的なないようを分かりやすく解説している。
地域のケアマネをしていますが、医師で偉そうな方が
多い中、謙虚で親しみがあり、好感が持てます。"

"医療わかりやすく解説している"

"身近な病気に関してとても上手にまとめられていると
思います。
毎号集めて印刷して本棚に並べたいメルマガです。"

"医師が専門的知識を持って、
詳しく面白く情報提供してくれるのが良い。"

"やさしい言葉で、わかりやすく伝えてくれています。
毎号ファイルにとじて、保管させていただいています。
永く続けていただきたいし、
また多くの方に知ってほしいと思っています。"

"いつもきょうみを持って読んでいる。
医学のことで、大変役にたっている。"


あ、これ私のだー。
って、思った方。
こっそりほくそえんで下さいね!

キーワードは、メルマガに関しては「わかりやすい」ですね!

一般の人が読んでもわかるように、わかりやすくって事を重視して
今までに書いてきたので。
そこを評価していただけたので、非常にありがたいです。

しっかし、これだけ応援していただいて、
それでも、部門別ではランク外ですかー。
他の人達は、もっとすごいんでしょうねー。

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労働者酷使法3(ホワイトカラー・イグゼンプション3)
いやー、なんとかホワイトカラー・イグゼンプション
法案提出が、延期されそうですねー。

労働者酷使法(ホワイトカラー・イグゼンプション)
労働者酷使法2(ホワイトカラー・イグゼンプション2)
の記事でも書きましたが。
ホワイトカラー・イグゼンプション労働者酷使法ですからね。
しかし、政府の考えは違うみたいですよー。


<中川自民幹事長>残業代不払い制の法案提出は時期尚早

自民党の中川秀直幹事長は7日午前、NHKの討論番組に出演し、
一部のホワイトカラー残業代を支払い対象から外す
「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション制度」の導入について、
「法案提出の前にサラリーマンのためになるということが
国民に理解されないといけない。
そのための説明責任(を果たすこと)が経営者も政府もまだ十分ではない」
と述べ、現段階での関連法案提出は尚早との考えを示した。


「ヤフーニュース 2007.1.7」

労働運動総合研究所の試算によると、ホワイトカラー・イグゼンプション
年収400万円以上労働者に適用すると、総額11兆6000億円
ホワイトカラー労働者1人当たり年114万円もの残業代
消え失せてしまうんですよ。
年間11兆6000億円ですよー。
で、このお金がどこへ行くかっていうと、
全て「企業」が得をするんですよ。
労働者をこき使ってその分は、労働者を雇っている
企業」が得をする法案なんです、これ。

そして労働者は、「自分で労働時間を管理しなければいけない」ため、
働き過ぎで過労死をしても会社に使用者責任を問うことは、
できなくなるんですよー。
どんなに労働者を酷使して働かせても、労働者が「勝手に」働いた。
その結果、労働者が死んだとしても、「自己責任」。
企業は全く悪くありません。
って法案なんですよ、これ。
過労死させても、企業は責任を問われないんですよー。
こういう意味でも、得をするのは「企業」です。

残業代は、大幅に削減できるし。
過労死させても、訴えられる事はなくなるし。
まさに、「企業」にとっては、ウハウハの法案です。
参照:「日経ビジネスオンライン 2006.12.1」

それを、中川秀直幹事長は、何って言ってるんでしたっけ。

>サラリーマンのためになるということが
国民に理解されないといけない。


どこをどう解釈したら、そうなるんだか。
言ってる意味がわかりませんが。

サラリーマンってどんな人なのか、わかってないんじゃないですか、この人。
明らかに、この法案は「企業」に有利になる法案で、
サラリーマン(労働者」にとっては、百害あって一利なしですよ。
こんなもの。

政府の金持ち優遇策、弱者切り捨て政策、
格差拡大政策
の一環ですよ、これも。

ちなみに金持ち、っていうのは「たくさん給料を貰ってる人」。
みたいなイメージを持つ人も多いと思いますが。
それは、間違いですよ。

ホリエモンとか村上ファンドの村上とかを想像してもらえると、
わかりやすいと思いますけどね。
彼らは、たくさん給料を貰っているわけではないんですよ。
起業して、会社を大きくして、株が値上がりした、とか。
なんかをやりとりして、そのお金が莫大だ、って事です。
他にも、親の遺産が莫大で、その資産を運用して、
たくさんお金を儲けている人もいますけどね。

自分で働いて稼いでいる人。
例えば、メジャーリーグに行った松坂投手とかは、
あくまで「労働者」ですから。
こういう人は、自分の力でそれだけの額を稼いでいるんですから、
それはそれで別に良いと思いますよ。

話がそれちゃいましたけど。
日本で一番金持っているのは、実は「企業」です。
で、企業はたくさんの法人税を国に払っていますよね。

政府としては、
貧乏人を優遇したって、たいして税金も入らないし。
だったら、企業を優遇して、たくさん法人税を貰った方が良いや。
企業からは、たくさん政治献金ももらえすしね
。」
って考えで、ホワイトカラー・イグゼンプション労働者酷使法
を導入しようとしたり、法人税減税をしようとしているんですよ。

>そのための説明責任(を果たすこと)が
経営者も政府もまだ十分ではない


ってのは、いくら貧乏人でも、選挙権はあるから。
この法案を今、出して反対されたら、選挙に負けるから
参議院選の前はさすがにまずいだろー、って考えて。
得意の「先送り」をしようとしているんですよ。
で、参議院選が終わったら、「国民の理解は得られた」
とか何とか言って、なし崩し的に法案を通そうとしてるんです。
これも、先送りと同様、得意技ですよね。

ホワイトカラー・イグゼンプション労働者酷使法)に関しては、
一部ブログ小さなメディアが取り上げて、
「こんな法案は、けしからん」って叫んで。
それを大手メディアが追従して、やっと政府が重い腰を上げた、
って感じですから。
それでも、まだこの制度を理解していない人が大半だそうですから。
みなさんも、きちんと勉強して、反対していかないと駄目ですよ。
国民の声が大きくなれば、「先送り」ではなくて、この法案そのものが
廃止」になる可能性も、十分ありますからね。

過労になって、脱水になったら、エコノミークラス症候群
なっちゃうかもしれませんよ。
それは、嫌だって人はこのレポートを読んで、予防してね!

→ 「気をつけて!死んじゃうかも!フライトの旅行で注意すべき病気!」
→ 『飛行機旅行で腰痛・ぎっくり腰・寝違い・エコノミーシート症候群を防ぐために』


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75歳以上切り捨て
ホントは、去年の年末に書こうと思っていたんですけど。
書く機会を逸して、他の方達がブログで書いていたから、
まっ、いっか、って思ってスルーしようかとも思ったんですけどね。
でも、誰も指摘していない事があったので。
敢えてこの事について触れてみました。

75歳以上の外来医療、「定額制」を導入へ 厚労省

厚生労働省は28日、75歳以上のお年寄りの外来診療について、
医師の治療を1カ月に何回受けても医療機関に支払われる診療報酬を
一定にする「定額制」を導入する方針を固めた。

寝たきりの在宅患者への往診など、
高齢者向け医療の一部ではすでに定額制が導入されている。
厚労省はこれを外来医療へと拡大して医療費の抑制を図る考えだ。

高齢者に対して、必要度の高くない医療
過剰に行われているとされる現状を改善する狙いだが、
患者の受診機会の制限につながる可能性や、
医療機関がコストを下げようと必要な医療まで行わなくなる危険もあり、
今後、適用する疾病の範囲や条件を慎重に検討する。

06年の医療改革で、75歳以上を対象にした新しい保険制度を
08年に創設することが決まっている。
厚労省は来年3月までに、ここに盛り込む独自の診療報酬体系の
基本方針を出す予定で、外来診療の定額制導入は、その柱となる。

社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の特別部会で
1月から本格的に検討を始める。
患者は、高血圧や心臓病、関節障害など、
特定の慢性疾患の医療機関をあらかじめ選ぶ。
そこで一定回数以上受診すると、それ以上は何回受診して
投薬や検査を受けても医療機関が健保組合から
受け取る報酬は定額とする方法などが検討される見込みだ。

現在の診療報酬は、個別の診察や検査、
投薬について細かく料金が設定され、それを積み上げて
治療費が決まる「出来高払い」が基本。
患者に多くの治療を行うほど医療機関の収入が上がる仕組みで、
高齢者の外来医療では「過剰な診療で、
医療費の増加や病院・診療所のサロン化を招いている」との指摘もある。

75歳以上の医療費(04年度)は9兆214億円で、
医療費全体の28%を占める。
患部を温める簡単な治療を受けるため患者が1カ月に
20回以上診療所に通うなどのケースもある。

厚労省は、医療の質を保ちつつ定額制を導入することは可能とみるが、
患者は選んだ医療機関に一定期間は通い続けることが求められ、
いつでもどの医療機関でも受診できる自由が一部制限される。
受けられる治療の回数が減ったりすることも考えられ、反発が予想される。
また、同じ病気について患者が同時期に複数の医療機関を受診すれば、
逆に医療費がふくらむ恐れもあり、重複受診を防ぐ仕組みも必要となりそうだ。


asahi.com:2006年12月29日


はーっ、政府の基本方針である、「弱者切り捨て」。
まずは、これに納得がいかないのは、
皆さんと同じなんですけどね。

今回の75歳以上外来受診を制限して、医療費を削減する、
っていう根拠も本当は、「でたらめ」なんですよー。
この事について、誰も指摘していなかったので、
敢えて触れてみますね。

朝日新聞に出ていたこのデーター

高齢者医療費1


を取れば、病気にかかりやすくなるから。
年齢が上がれば医療費が高くなるのは当たり前なんですがね。

45歳以下の大人が一年間で医療費25万円
65歳以上66万円
75歳以上だと81万円

というのは、事実だとは思いますが。
これは、あくまでも、「入院医療費」と「外来医療費」と
両方合わせた額なんですよ。

今まで、厚生労働省は「社会的入院」が諸悪の根元。
入院の必要がない高齢者入院させているから、
医療費が高騰するから、これを減らすんだ。
だから、療養病棟とか、ベッド数も削減して。
老人受け入れ先もないのに追い出そうとしているんでした。

私は、社会的入院を減らす事、そのものには反対はしません。
正直言って、病院じゃなくて、介護施設などで暮らせる老人
結構いらっしゃいますし。
そういう方の為に医療費をたくさん使う事には賛成できません。

しかし、家で看る事ができなくって、介護施設もないから、
やむなく病院入院している老人が多い事も事実です。
ですから、まず介護施設、老健施設等の「受け入れ先
を十分に確保する。
在宅を勧める、というのであれば、十分な数の「ヘルパー
を用意する。
そして、十分な数が確保された後徐々に社会的入院の数を減らす。
そういう方法であれば、反対はしません。

ちょっと話はそれましたけど。
さっきの表に戻ると。

これってあくまで、年齢別一人当たりの医療費ですから。
外来」と「入院」をごちゃまぜにしているんですよ。

入院した人と外来通院のみの人であれば、
当然医療費数倍~数十倍の差がつきます。
単純に、65歳以上だと寝たきりやそれに近くて、
家で看る事ができないから入院している、いわゆる
社会的入院」をしている患者の数も多いんですよ。

そういった社会的入院をしている人達と、元気に外来
通っているお年寄りと、両方合わせて「老人医療費は高い
って叫んで、それで老人の「外来」通院を制限
しようとしているんですよ、厚生労働省は。

間違いなく、外来患者だけの医療費を年齢別に見ても、
高齢者の方が医療費は高いですよ。
当然ですね、病気にかかりやすいんだから。
でも、この表を見ると65歳未満65歳以上、
75歳以上
を見ると、医療費2~3倍に見えていますが。

でも、ホントは外来患者だけを見たら、1.2倍とか、1.5倍とか
せいぜいその位だと思いますよ、せいぜい。
詳しいデーターはわかんないですけどね。
わざと厚労省が出していないからでしょうかね。
もっと細かくネットで調べれば出てくるかもしれませんが。
今のところ、見つけられませんでした。


他にも、
>個別の診察や検査、
投薬について細かく料金が設定され、それを積み上げて
治療費が決まる「出来高払い」が基本。
患者に多くの治療を行うほど医療機関の収入が上がる仕組みで、
高齢者の外来医療では「過剰な診療で、
医療費の増加や病院・診療所のサロン化を招いている」との指摘もある。



と言っていますがね。
ちなみに、日本ではこの「出来高払い」で今までやってきて、
GDP比でいくと、先進国の中で「世界一医療費が安い国」です。
しかも、「日本の医療の質は世界一」とWHOが認めています。
なのに、この「出来高払い」が諸悪の根元。
この方法のおかげで、医療費がかさんでいる、という根拠がわかりません。

むしろ、一回の受診で同じ額を取る「定額制」でも、
逆に検査もなにもしないで、お金だけ取る。
という可能性もあるんですが。
その事については、一切言及していません。
外来が制限されるから、患者は不便になる
これは、間違いありません。

しかし、医療費減るって補償もないですし、
医療の質が下がらない、という補償もない。

そういった制度を、根拠なく取り入れて
高齢者を見捨てようとしているんですよ
厚生労働省は。

駄目ですか、外来医療費1.2倍とか、1.5倍じゃ。
75歳まで一生懸命働いて、国の為に尽くしてきて。
今までに、たくさん税金や年金、保険料を払ってきて。
それで、最後の10年外来医療費1.5倍になったら駄目ですか?
10年くらいしか生きられないんですよ、平均寿命からいったら。
75歳以上の方達は。

45歳の人達はあと40年生きるでしょうけど。
75歳の人達は後10年位なんですよ。
そこまで頑張って生きてきた人に、最後の最後で、
行きたい病院にも行けないようにしなきゃ駄目ですか?
たった、1.2倍1.5倍ですよ。
10年だから、40年に比べたら、総額は安いですよ。

切り捨てだから、しょうがないんですかね。

最終的には、平均寿命が下がれば、年金の給付が減るから
社会保障費が減ってラッキー」と思っているんでしょうかねー。

2006年、まぐまぐ大賞新人賞3位の、バナーが出来ましたー。
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救急外来
はーっ、疲れた。
先日書いた通り1/2当直(厳密には昼間のみの日直)だったんです。
昨年一年間で一番救急患者の来た日が、1月2日で、
1日80人だったらしいんですが。
午後6時までに、既に80人オーバー
このペースだと、100人は越えるんじゃないですかね。

まあ、外科小児科の先生に頑張って頂いたおかげで、
私が診たのは、そのうち40人ちょっとだとは思いますが。
朝9時からぶっ通しで患者を診て、結局一息ついたのが、午後5時半
で、やっと昼ご飯食べようと思って、電子レンジで温めたら。
「先生、入院患者が胸苦しいて言っていて、
サチュレーション(酸素飽和度)80%です。」
って看護師からコール。

レントゲン撮ったら、気胸(肺がしぼんでしまう病気)で、
即トラカールっていう管を胸に入れて、肺を膨らます処置をして、
その後もいろいろあって、結局午後8時までかかっちゃいました(汗)

当直(日直)の場合は、時間外手当が出ないって、
労働基準法に違反したルールが病院内にあるので、
結局全部ただ働きっすかね、俺。


そいで、本題。

救急外来」、って言うのは、本来「救急」だから、
緊急性のある患者を診るところなんですよ。

本来病院というのは、土、日、祝日は休みなんですが。
でも、人の命がかかっていたり、ものすごく苦しんでいたりして、
緊急性がある患者は、土、日、祝日とか関係なくいるので。
そういう人がいた場合に、特別に診る
という意味で、「救急外来」っていうのがあるんですよ。

でもね。
最近どこの病院でもそうだと思うんですが。
患者の中には、そう思っていない人達が多いんですよ。

朝6時に、仕事があるから、その前に来たとか。
仕事があって、平日の昼には来られないから、夜に来た、とか。
薬が切れたから、日曜日に来た、とか。
夜中、ちょっと咳が出て心配だから来た、とか。
子供が一回下痢して、心配だから来た、とか。
はっきり言って、救急ではなく、患者自己都合、自己満足です。

ごくたまーにそういう患者が来るなら、まだ良いんですがね。
多分、救急外来に来る患者5~8割くらいのが、
緊急性のない患者なのではないですかね、正直。
もちろん、病院地域にもよるとは思うんですが。

でも、多分ほとんどの病院で、次の日の外来まで待てる、
緊急性のない患者半分を超えると思います。


医療崩壊、医師不足っていうのが、最近顕著になっているのは、
前からこのブログでも言っていますし、
マスコミなんかでも騒がれていますが。
細かく言うと、によって崩壊、不足具合が違うんですよ。
具体的に、最も医師不足、医療崩壊が進んでいるというのは。

産科、小児科→救急→内科、外科→マイナー科(眼科、耳鼻科等)

って順番なんじゃないかなー。
細かい順番は、人によって違うと言うかもしれませんが。

最も医師不足、医療崩壊が進んでいる科は、
産科、小児科、救急って事には、ほとんどの人は、
異論がないと思われます。

で、なんでこの3科医師不足が進んで、なり手がいない。
多くの医者が辞めているのか、っていうと。
共通するのは、「時間外の患者が多い」って事なんですよ。

産科は、言わずと知れた、「お産」。
これは、時間に関係なく来ますよね。

そして、「小児科」。
子供の数自体は、「少子化」の影響で、少なくなっているのですが。
逆に少子化の影響で、初めての子供だから心配
という理由で、夜中に親が軽症でも病院に連れて来たり。
昔なら、おじいちゃんやおばあちゃんがいて、
明日病院に行けば良いよ、って言ってくれたのに。
核家族化」が進んで、そういう事を言ってくれる人が
いなくなった、って影響が大きいのかもしれませんね。

そして、「救急」。
さっきも言ったように、本来「緊急性」のある患者を診る。
というのが、救急の目的だったんですが。
年々、時間外でも、いつでもやってる「コンビニ」と勘違いして、
軽症なのに時間外に来る患者が多くなった。
という事が考えられると思います。

ま、他に「訴訟」の問題もあるんですけどね。
一番大きいのは、「時間外労働の過酷さ」だと思います。

これらのでは、一般的な「時間内の業務」の大変さは、
他のとそんなに大差ないと、私は思いますので。
逆に言えば、時間外に来る患者を減らす事ができれば、
これらのでの医師不足、医療崩壊を幾分か解消でき、
医師全体に関しても医師不足、医療崩壊が解消できる可能性
があるのではないかと思います。

医療訴訟」に関しては、今までもいろいろ書いてきましたが。
それは、また今度に、って事で。
今日は、時間外に来る患者を減らす方法について、
ちょっとしたアイディアを書いていきます。

良くも悪くも、日本の診療報酬、要は医療費の個別の値段
って言うのは、日本の政府が決めています。
具体的には、厚生労働省ですね。

この手術をしたら、いくら、とか。
このはいくら、とか。
○○指導料はいくら、とか。

ほとんど全ての値段が、厚生労働省の独断と偏見で
決められているのですが。
数は少ないんですけど、病院側が決められる医療費の値段
というのがあるんですよ。
それは、「紹介状なしでの大病院への初診料」です。
普通の初診料っていうのは、時間帯とか、
年齢によって決められているんです。
具体的には、こちら。
→ 「医療費」

病気になった時、どの医療機関を受診するかは受診者の自由なんですがね。
国の方針としては医療費の高騰による保険医療制度の問題、
医療資源(高額機器や人員)の有効利用の観点から、
かかりつけ医」を持つことを勧めているんですよ。

まず、近くの診療所を受診し、そこで扱えないような
検査・手術・入院の場合に病院紹介してもらって、
退院後に元の診療所へ戻るようなシステムです。

国はこれを勧める観点から紹介状は保険扱いとして、
紹介状なしでの大病院(200床以上の病院、緊急時は除く)への初診は、
保険の初診料とは別に保険外負担を認めているんですよ。
要は、「紹介状なしの大病院への初診料」は、
各病院が「自由に」決められるって事なんですよ。

一時、病院紹介状なしで行ったら高いよ、って
テレビなんかでも良くやっていましたよね。
覚えている人いますかね。

それと同じように、「時間外の紹介状なしの大病院への受診
というのも、病院が「自由に」決められる事にすれば良いんですよ。

これをやると、患者負担が増えるとか、弱者切り捨てとか
言う人がいるんですがね。
でも、「軽症」の患者は、わざわざ「時間外」に
病院」に来る必要はないんですよ。
次の日の普通の外来を受診するか。
その日にかかりたければ、当番病院診療所で良いんですよ。
まず、そういう診療所病院に行って、それ以上の治療が必要なら、
紹介状をもらって、病院を受診するわけですから。
このシステムを作ったからと言って、重症の患者
切り捨てるわけではないんですよ。

現在の日本では、医師不足の中でも特に、「勤務医不足
が叫ばれています。
この、勤務医というのは、ほとんどは大病院中堅病院
ばりばり一線級で働く医師が不足しているんですよ。

国はかかりつけ医診療所と、大病院役割分担
勧めているわけですから。
これって、国の方針とも合致した、良い制度だと思うんですよね。
医師時間外労働を減らして、医師不足解消する
って観点からもね。


夜中や休日に風邪引いて。
薬局風邪薬を買っても1500円
保険が効いて、医療が専門の医者に診てもらって、
病院でしか貰えないも貰って2000円
だったら、病院に行く人も多いですよね。

でも、1500円と、5000円だったら、
ちょっと考える人も出ますよね。
特に軽症の場合は。

この制度では、軽症だと自分で思ったら、
次の日まで待つか、本来最初に行くべき
当番病院や、当番の診療所に行けばよいんですから、単に。
別に弱者切り捨てではありません

今までは、本来最初に行くべき当番病院、診療所
行かないで、不安だから、心配だから大病院に。
って言う、患者側の勝手な都合に、「善意」で病院が対処し、
病院に勤める医師が診療していたのですが。
どうしても、自分のわがままで、最初に大病院
時間外に診てもらいたい、というのであれば、
相応の報酬を払えば良い
という、ごく自然な考えから来たシステムです。

大事なのは、これには生活保護や、地方自治体から補助金を貰って、
医療費がただの、子供も含むって事です。

ただ」だから、時間外でも軽症でも、
なんでも病院に来るって人が非常に多いので。
そういう人達も含むって事が重要です。

そういう弱者を切り捨てるって意味ではありません。
そういう人達も、時間外病気になれば、
救急当番病院、診療所に、まずいけば良いんですから。


例えば、
「時間外の紹介状なしの大病院への受診」
ある病院で、
救急当番の日: 1000円
救急当番日以外の日: 3000円

とか、くらいでしょうかね。
不必要な時間外の受診が減れば、総医療費も減りますし
医師の負担も、相当減るので。
医師不足が少しは解消できると思うんですけどねー。

今、地方の中堅病院救急医療撤退して、
大変な騒ぎになっていますよね。
今のシステムだと、救急医療を「やる」か「やらない」か、
の2択しかないので、医師不足の為、やむを得ず撤退する病院が出ていますが。
このシステムを使えば、「時間外の紹介状なしの大病院への受診料」を上げて、
救急患者数を抑制して、救急医療継続する事も可能になりますから。
医師不足の顕著な地方にとっても、かなり良いシステムだと思いますよ。


こういった、個別の医療費というのは、
厚生労働省が勝手に決められる事なので。
最も簡単にできて、かつ即効性のある医師不足対策だと思いますよ。

今から、医学部の定員を増やしたって、その医者が一人前になるまでに、
最低でも後10年はかかりますからね。

少なくとも、一律で75歳以上患者外来回数を制限する、
とか弱者を狙い打ちして、制限をかけるよりも、
軽症患者の大病院の不必要な受診を制限した方が、
効果はあると思いますよ、私は。

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元日から病院で通常勤務
あけまして、おめでとうございまーす。
今年もよろしくお願いしまーす。


いやー、早いものですねー。
あっ、という間に、2006年が終わって、
もう2007年になっちゃいましたよ。

思えば、私にとって2006年は特別な年でした。

医者としては、新しい職場に移ったのですが。
これも、医者になってから、6回目か7回目で。
ほぼ毎年異動していますから。
たいして新しい事ではないんですが。

2006年は、私がブログ、メルマガを始めた年なんですよー。
ネットデビューとでも、言いましょうかね。
ちょっとちがうか(笑)

ま、厳密に言えばこのブログ健康、病気なし、医者いらず」は、
始めたのは2005年の12月なんですがね。
でも、本格的に始めたのは2006年になってからだし。
もう一つのm3.comのブログやぶ医師のつぶやき」は、
2006年の5月ですし。

やぶ医師のつぶやき」の方のブログは、5/22に
朝日新聞、asahi.com、yahoo、gooで紹介され、
一気に読者が増えましたし。
健康、病気なし、医者いらず」の方は、11/17に、
別の記事でライブドアニュースで紹介されるし。

メールマガジンやぶ医師のひとりごと」は、5/10に
日本一発行部数の多いメルマガ「ウィークリーまぐまぐ総合版」で、
紹介され。
そして、なんと言ってもつい最近の出来事。
まぐまぐ大賞2006で、新人賞第3位入賞

ちなみに、後でわかったんですがね。
私のメルマガのまぐまぐIDは、0000180417(18万417)
で、一番新しいメルマガのIDは22万番台ですから。
一年間で約4万ものメルマガが、「まぐまぐ」に発行申請をして、
その中の第3位に選ばれたんですよね、実は。
いやー、びっくりしたー。
日本にメールマガジンって約3万あるっていうから。
せいぜい数千くらいかと思っていたんですが。
約4万ですかー。
ま、そのうち、半分以上はメルマガ発行すらできないって
事はあるんですけどね。
それにしても、すごい数です。

これも全て、読者の皆様のおかげです。
ブログ、メルマガを始めて、新しく知り合えた人も、
数多くいますし。
ホント、感謝、感謝です。

ちなみに、1/1っていうのは、世間では元日で休みですが。
病院には「入院患者」がいる限りは、正月もないんですよ。
ま、通常の検査外来手術なんかは、もちろんないですけどね。
でも、必ずどこの病院でも、当直医はいて。
各科、それぞれ当番医者はスタンバっているんですよ!

私は、12/28~31まで3日間お休みを頂いたので。
年末年始は、1/1~3勤務なんですよ。
今日(もう昨日ですが)、ちょっと前に実家から帰ってきて。
悪い患者がいないかなー、って思ってちょっと病院に寄ってみたら、
案の定、悪い患者がいて。
結局、今年も年越しは病院になっちゃいましたけどね。

私の病院では、循環器内科医透析もやっているので。
1/1でも、朝8時半から、夕の5時まで
ずーっと病院にいないと駄目なんですわ、これが。
そして、1/2当直
去年は1/280人くらい患者が来たそうですから。
今から、ちょっとブルーです。
ま、救急当番日なので、内科外科と2人でやるので、
ちょっとは、ましだと思うんですけどね。

ま、そういうわけで。
本業に差し障りのない程度に。
できるだけ更新していこうと思っていますので。

皆さん、今年もよろしくお願いいたしまーす。

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