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現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
看護師は不足してない?
日本医師は、日本では医師不足であると、
はっきり認めているのですが。
どうやら、日本看護協会は違うみたいですねー。
そんな事よりも、看護師の待遇改善にしか興味がないみたいですね。


引き抜き恐れる中小病院 大病院は「総動員」で募集

「7対1」看護
昨年4月の診療報酬改定で、最高水準の看護配置として、
入院患者7人に対して看護師1人という基準が新たに導入された。
昼夜を問わず忙しい急性期の病棟に看護師を増やして
看護の質を高め、看護師の労働環境も改善しようという狙いだった。

一般病棟で「7対1」の場合、入院基本料は入院患者1人当たり
1555点(1点10円)。改定前の最高基準「10対1」
(1209点)と比べ、格段に高い。
「10対1」より配置が薄いと、逆に減算になることもある。

大幅な採用増
導入した厚労省にとって想定外だったのは、
病院看護師確保になりふり構わず走ったことだ。

東大付属病院は昨年6月、「看護師確保対策本部」を設置、
「7対1」実現のために300人の採用増を打ち出した。
見込まれる収入増は約9億7000万円。

厚労省の昨年末の調査では、全国の大学病院128施設だけでも、
今年度の看護職員の募集数は1万3816人で、
昨年度と比べ4184人も増加。
診療報酬改定の影響がはっきり出ている。

仏料理付き説明会 
病院に対抗して、看護師を確保しようという動きもある。
金沢脳神経外科病院(石川県野々市町、一般病床60床)は昨年8月、
ホテルでフランス料理のフルコース付きの就職説明会を3回開いた。
東大病院が石川県内の看護学校にも勧誘に来たと聞いて
危機感を持ったためだった。
看護師を15人増やせば「7対1」を満たすことができ、
人件費を差し引いても約1500万円の収入増となる。

中医協でも「7対1」導入による混乱が議題に上っている。
昨年末の会合では、日本医師会などが「地域医療が崩壊する」として、
看護の必要度の高い病棟だけに限るなど、
条件をもっと厳しくするよう求めた。

これに対し、
日本看護協会は、
看護師が不足しているという一部の声が強調され過ぎだ。
現場からは、丁寧な看護ができるようになったという声が上がっている」
と反論。
古橋美智子副会長は「条件のいい病院に看護師が動くのは当然。
働きやすい環境整備をするのが先決」と主張する。


日医は病院3098施設、看護学校1388校を対象に、
看護師の需給実態を調べており、今月17日の中医協に報告する。
厚労省保険局は「中医協の意見によっては、
見直しが必要かどうか検討する」としている。

高い離職率、再就職促進が課題
毎年、約5万人が看護学校などを卒業し、
新たに看護職員になっているが、1年以内の離職率
病院間の移動も含む)は、9・3%(04年)に上る。
背景にあるのは、過酷な労働実態だ。
日本看護協会は「労働環境を改善して、離職率を1%減らすだけで、
年間8000人を確保できる」と強調する。
資格を持ちながら、現在は働いていない看護職員は、
全国で約55万人といわれる。
厚労省は医療機関への再就職促進が看護師確保のカギとみており、
看護師の就職あっせんをするナースセンター事業などを続けている。

患者第一に現状分析を
看護師の手厚い配置は、忙し過ぎて思うような看護ができずにいた
看護師たちの強い願いだった。
うまくいけば、患者にも、病院経営者にも利益をもたらす
「7対1」基準に、真っ向から反対を唱える動きはない。

しかし、結果的に一部の病院が、患者に十分な看護
提供できない事態が起きている。
看護師を確保できないのは、個々の病院の努力が足りないのか、
基準の定め方に欠陥があるのか、見極めが必要だ。

17日の中医協には、日本医師会や日本看護協会が
独自に集計した看護師の需給調査や
「7対1」導入の影響調査の結果が提出される。
まずは現状を冷静に分析し、最も患者のためになる
手立てを探らなくてはならない。


参照:(2007年1月14日:読売新聞)抜粋


>日本看護協会は、
看護師が不足しているという一部の声が強調され過ぎだ。
現場からは、丁寧な看護ができるようになったという声が上がっている」
と反論。
古橋美智子副会長は「条件のいい病院看護師が動くのは当然。
働きやすい環境整備をするのが先決」と主張する。


って事は、日本看護協会は、
看護師は不足してない
っていう立場なんですよね、きっと。
そんな事よりも、「看護師の待遇改善」にしか興味がないみたいですね。

昔の医師は、医者の数が増えたら自分たちのライバルが増えて、
今おいしい思いをしている自分たちが困る。
って事で、医者の増員には反対だったんですが。
今は、さすがにそんな事も言っていられなくなって、
医師不足を認めざるを得なくなったんですが。

看護師の場合は、まだ看護師不足よりも、
自分たちの待遇にしか興味がないみたいですねー。
昔の日本医師をみているようですね。
今は、政治的には医師よりも看護協会の方が力ありますしね。

ま、お偉いさんが言ってる事と、現場の人間は違う、
っていうのは看護師医師も似たようなもんなんでしょうがね。

それにしても、前にも書いたけど、厚生労働省の役人の見込み
っていうのはひどいよねー。

>導入した厚労省にとって想定外だったのは、
病院看護師確保になりふり構わず走ったことだ。


って、誰がどう考えたって、そうなるに決まってるでしょ。

厚労省は、病院は「サービス業」という商売
レストラン映画館なんかと一緒って立場なんですよね、確か。
だって、赤字病院切り捨てるし
赤字部門産科小児科救急切り捨てようとしてるんだから。

資本主義社会なんだから。
「7:1」看護にすれば、収益が上がるシステムになれば。
それを追求するのは、当然でしょ。
資本主義社会ってのは、いわば「弱肉強食」の世界ですから。
ブランドのある病院には人が集まって、益々収益が上がって、
小さい病院からは、人がいなくなって廃れていく。
というのは、むしろ当然。

今の政府は「格差拡大主義」のようですから。
「想定外」っていうのは、あくまでも「建前」で、
本音は「弱い病院は潰れろ」、って事でしょうよ、絶対。

>「7対1」基準に、真っ向から反対を唱える動きはない。

って。
弱い所は、反対の声を上げてるに決まってるでしょ、そんなの。
全国どこの病院でも、小さい病院の人達はみんな反対してますよ。
それを、力が弱いからって、無視してるだけでしょ。

>結果的に一部の病院が、患者に十分な看護
提供できない事態が起きている。
看護師を確保できないのは、個々の病院の努力が足りないのか、
基準の定め方に欠陥があるのか、見極めが必要だ。


弱者が結果を残さなかったら、「努力が足りない
の一言で終わりですか。
いかにも強者の理論ですよね。

いつからこんなんなっちゃったんでしょうね、日本って国は。

日本看護協会は、自分たちの待遇改善ばかり。
政府、厚生労働省医療費削減
マスコミ医師叩きばかり。

どこにも患者の事を考える人はいないみたいですね。

現場の医師看護師は考えてると思うんですが。
医者はマスコミに叩かれ。
現場の看護師看護師不足を唱えても、
看護協会には届いてないみたいっすね。
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