私のブログを含め、いくつかの医師が書いたブログが、
条例違反(秘密漏示)の可能性がある、と言われていますね。
読売新聞に出てしまいました(汗)
転院断られ死亡の妊婦、詳細な診療情報がネットに流出
奈良県大淀町の町立大淀病院で昨年8月、
Tさん(当時32歳)が出産時に脳内出血を起こし、
19病院に転院受け入れを断られた後、死亡した問題で、
Tさんの診療経過など極めて詳細な個人情報が
インターネット上に流出していることがわかった。
情報は医師専用の掲示板に、関係者らしい人物が
書き込んだとみられ、「転載して結構です」としていたため、
同じ内容が、医師や弁護士など、
かなりの数のブログに転載されている。
遺族側の石川寛俊弁護士が28日、大阪市内で開かれた
産科医療をめぐる市民団体のシンポジウムで明らかにした。
石川弁護士は、個人情報保護条例に基づく
対処を町に要請した。
遺族は条例違反(秘密漏示)などでの
刑事告訴も検討している。
書き込みは、昨年10月に問題が報道された
翌日から始まった。
仮名で「ソース(情報源)が確実なきょう聞いた話」
「この文章はカルテのコピーを見ながらまとめました」
などとして、最終月経の日付から妊娠中の経過、
8月7日に入院して意識不明になるまでの
身体状況や検査値、会話など、
カルテや看護記録とほぼ同じ内容を
複数回に分けて克明に書き込んでいた。
この中には、入院前の記録など、当時、
遺族が入手していなかった内容や、
医師の勤務状況など病院関係者しか
知らない内容も含まれていた。
石川弁護士は「主治医と家族のやりとりを
近くで聞いていた人物としか思えない書き込みもある。
許しがたい」と批判している。
遺族は「あまりに個人的な内容で驚いた。
患者の情報が断りもなく第三者に伝わるなら、
診察室で何も言えない」と話している。
大淀病院の横沢一二三事務局長は
「Tさんが入院した日に病院にいた職員を
対象に聞き取りをした。
全員が『情報を漏らしたことはない』と答えたので
調査を終えたが、遺族の弁護士には伝えていない。
掲示板の運営事業者への照会などは
思いつかなかった。再度検討する」と話している。
『2007年4月29日:読売新聞』
奈良、大淀病院の話に関しては、他の方達が
ブログに出したのを確認して、それでも一応
掲示板に書き込んだ人に直接許可を頂いてから、
自分のブログに書いたのですが。
さすがに、「遺族の許可」を直接もらっている
というわけはないんですよね。
おそらく、問題となった記事はこちら。
今回の件で、現場で起こった、カルテのコピーを元にして書いた、
「奈良の産科医 詳細2」
それと、初めて来られた方も多いようなので。
奈良、大淀病院の事件に関する私のスタンスはこちらです。
→ 「奈良の産科医 私見」
でも、もう少し、新聞記事には書かれていない
事実、経過を書かせて下さい。
この件に関しては、事件が合った後
「遺族が自分の意志で、マスコミにカルテのコピー
を公開しているんですよ。」
記者会見かなんかの場でね。
ま、これもその情報源の方が言っていた事なんで、
詳しい事は知らないんですけどね。
それで、この情報をブログに載せる事が、
個人情報保護法違反、秘密漏示にならないか。
そういった事を、情報を頂いた方と検討したんです。
で、遺族が自分の意志でカルテのコピーを
マスコミに配った。
それを元に、それをまとめた内容を書くだけなので、
個人情報保護法違反、秘密漏示には当たらないだろう。
そういった判断でまとまったので、
その方の許可を頂いて、ブログに載せたんですよ。
だから、この奈良の大淀病院の件に関しては、
ちょっと事情が別だと思います。
カルテのコピーがマスコミに流れた。
それを、医学の専門知識のある医師が一度分析して、
それを新聞等のマスコミで報道する。
ってのが、マスコミの正しいあり方だと思うんですが。
カルテのコピーが出回っているのに、
それをろくに検証もせず。
医学の素人である、遺族に誘導尋問をして、
いかにも医療ミスのように書くマスコミはおかしい。
そういう経緯があって、あくまでマスコミにコピーが
出回ったカルテを詳細に検討しただけの内容。
中身は、全く同じ。
ただ、素人が都合の良いように解釈した内容か。
専門家が詳細に分析した内容か。
違いはそれだけです。
あくまで、その前に、カルテのコピーは、
遺族の意志で出回っていた。
というのが、事実です。
>遺族は「あまりに個人的な内容で驚いた。
患者の情報が断りもなく第三者に伝わるなら、
診察室で何も言えない」と話している。
と新聞には書いておりますが。
今回の場合、出回った内容は、マスコミにも公開した
カルテのコピーを医者が分析した結果です。
ブログに載ったのは、
「元々、公開されていたカルテの内容」です。
ただ、医学の専門家である医師が、一般の人にも
わかりやすいように、解説した。
というだけですから。
いかにも、病院内の秘密のやりとりが、
ネット上で流出した、というような記事は、
間違っています。
個人的には、奈良大淀病院の事件に関しては。
最初は医者が悪い、たらい回しだ。
って世間やマスコミは騒いでいたのに。
内部情報を詳細に検討したものが、
ブログ上で出回ってから、
マスコミや世間の風潮が変わったような気がします。
悪いのは、医者個人ではなく、
搬送先がない、というシステムだ。
という様な流れが出来。
結局、福島の大野病院のように逮捕はされず。
起訴もされなかったようですし。
しかし、それはあくまで私個人の考えなので。
条例違反(秘密漏示)という可能性も
否定はできないのかもしれません。
ちょっと法律に詳しい方の意見も
聞いてみる事にしてみます。
追記
某巨大掲示板で紹介されて、ちょっとなー、って思ったので。
一番最初の書き出しの表現を変更致しました。
この件に関して、次の記事に私のスタンスをまとめました。
『大淀病院事件、ネットで詳細に2』
よろしければ、こちらも読んで下さい。
ついに復活。
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条例違反(秘密漏示)の可能性がある、と言われていますね。
読売新聞に出てしまいました(汗)
転院断られ死亡の妊婦、詳細な診療情報がネットに流出
奈良県大淀町の町立大淀病院で昨年8月、
Tさん(当時32歳)が出産時に脳内出血を起こし、
19病院に転院受け入れを断られた後、死亡した問題で、
Tさんの診療経過など極めて詳細な個人情報が
インターネット上に流出していることがわかった。
情報は医師専用の掲示板に、関係者らしい人物が
書き込んだとみられ、「転載して結構です」としていたため、
同じ内容が、医師や弁護士など、
かなりの数のブログに転載されている。
遺族側の石川寛俊弁護士が28日、大阪市内で開かれた
産科医療をめぐる市民団体のシンポジウムで明らかにした。
石川弁護士は、個人情報保護条例に基づく
対処を町に要請した。
遺族は条例違反(秘密漏示)などでの
刑事告訴も検討している。
書き込みは、昨年10月に問題が報道された
翌日から始まった。
仮名で「ソース(情報源)が確実なきょう聞いた話」
「この文章はカルテのコピーを見ながらまとめました」
などとして、最終月経の日付から妊娠中の経過、
8月7日に入院して意識不明になるまでの
身体状況や検査値、会話など、
カルテや看護記録とほぼ同じ内容を
複数回に分けて克明に書き込んでいた。
この中には、入院前の記録など、当時、
遺族が入手していなかった内容や、
医師の勤務状況など病院関係者しか
知らない内容も含まれていた。
石川弁護士は「主治医と家族のやりとりを
近くで聞いていた人物としか思えない書き込みもある。
許しがたい」と批判している。
遺族は「あまりに個人的な内容で驚いた。
患者の情報が断りもなく第三者に伝わるなら、
診察室で何も言えない」と話している。
大淀病院の横沢一二三事務局長は
「Tさんが入院した日に病院にいた職員を
対象に聞き取りをした。
全員が『情報を漏らしたことはない』と答えたので
調査を終えたが、遺族の弁護士には伝えていない。
掲示板の運営事業者への照会などは
思いつかなかった。再度検討する」と話している。
『2007年4月29日:読売新聞』
奈良、大淀病院の話に関しては、他の方達が
ブログに出したのを確認して、それでも一応
掲示板に書き込んだ人に直接許可を頂いてから、
自分のブログに書いたのですが。
さすがに、「遺族の許可」を直接もらっている
というわけはないんですよね。
おそらく、問題となった記事はこちら。
今回の件で、現場で起こった、カルテのコピーを元にして書いた、
「奈良の産科医 詳細2」
それと、初めて来られた方も多いようなので。
奈良、大淀病院の事件に関する私のスタンスはこちらです。
→ 「奈良の産科医 私見」
でも、もう少し、新聞記事には書かれていない
事実、経過を書かせて下さい。
この件に関しては、事件が合った後
「遺族が自分の意志で、マスコミにカルテのコピー
を公開しているんですよ。」
記者会見かなんかの場でね。
ま、これもその情報源の方が言っていた事なんで、
詳しい事は知らないんですけどね。
それで、この情報をブログに載せる事が、
個人情報保護法違反、秘密漏示にならないか。
そういった事を、情報を頂いた方と検討したんです。
で、遺族が自分の意志でカルテのコピーを
マスコミに配った。
それを元に、それをまとめた内容を書くだけなので、
個人情報保護法違反、秘密漏示には当たらないだろう。
そういった判断でまとまったので、
その方の許可を頂いて、ブログに載せたんですよ。
だから、この奈良の大淀病院の件に関しては、
ちょっと事情が別だと思います。
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遺族の意志で出回っていた。
というのが、事実です。
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と新聞には書いておりますが。
今回の場合、出回った内容は、マスコミにも公開した
カルテのコピーを医者が分析した結果です。
ブログに載ったのは、
「元々、公開されていたカルテの内容」です。
ただ、医学の専門家である医師が、一般の人にも
わかりやすいように、解説した。
というだけですから。
いかにも、病院内の秘密のやりとりが、
ネット上で流出した、というような記事は、
間違っています。
個人的には、奈良大淀病院の事件に関しては。
最初は医者が悪い、たらい回しだ。
って世間やマスコミは騒いでいたのに。
内部情報を詳細に検討したものが、
ブログ上で出回ってから、
マスコミや世間の風潮が変わったような気がします。
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搬送先がない、というシステムだ。
という様な流れが出来。
結局、福島の大野病院のように逮捕はされず。
起訴もされなかったようですし。
しかし、それはあくまで私個人の考えなので。
条例違反(秘密漏示)という可能性も
否定はできないのかもしれません。
ちょっと法律に詳しい方の意見も
聞いてみる事にしてみます。
追記
某巨大掲示板で紹介されて、ちょっとなー、って思ったので。
一番最初の書き出しの表現を変更致しました。
この件に関して、次の記事に私のスタンスをまとめました。
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よろしければ、こちらも読んで下さい。
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