何度もこのブログをはじめ、
医療関係者の書いたブログで、
このまま行ったら、日本の医療は崩壊する。
と声を上げているのですが。
そんな声は届かず。
安倍首相は、更に医療費などの社会保障費を削れ
って声を上げているんですよね。
5年間で、1.6兆円も減らせって言ってます。
三重医師会が、すばらしいフラッシュを
ネット上で公開していたので。
その要約を、ここで書いていきますね。
はっきり言って、素晴らしいです。
データーが平成11年くらいと、ちょっと古いのですが。
非常にわかりやすくまとまっていますので。
是非、本物も見てみて下さいね!
青地がDr. Iの補足です。
日本の医療が崩壊する
(三重医師会)
「三重医師会」
世界の医療制度と比較しながら、日本の医療が
かかえる問題を語ったフラッシュです。
○日本の医療は世界でもトップレベルです。
WHO(世界保健機構)が認めています。
日本は、世界で最高の医療を行っています。
○健康寿命も世界一
1,日本 74.5歳
2,オーストラリア 73.2歳
3,フランス 73.1歳
4,スウェーデン 73.0歳
5,スペイン 72.8歳
(ただの寿命も世界一ですよね、ご存じの通り。)
○日本の医療費30兆円
これは、税金(国庫、地方)+国民(保険料・患者負担)
+事業主(保険料)から成り立っています。
○日本の医療費は、国際的にはこんなに低い
1人当たりの医療費(GDP比、%)
1,アメリカ 14.0
2,ドイツ 10.5
3,スイス 10.2
19、日本 7.2
20、チェコ 7.2
1人当たりの金額でも、世界7位
GDP比にすると、第19位になります。
(これも、ご存じですよね。
アメリカの約半分です。
先進国の中では、最低になります。)
ところが、このすばらしい日本の医療が
国の経済(財政再建)優先政策によって、脅かされています。
○日本の医療費負担の推移
昭和55年:家計の負担 40%、 国庫負担 30%
平成11年:家計の負担 45%、 国庫負担 25%
(国の負担を減らした分が、そのまま患者負担の増加に
つながっています。
国は、自分たちの事しか考えてませんから。)
○社会保障給付費の国際比較(1993年)
医療費+年金+その他の金額
スウェーデン 53.4%
フランス 33.7%
イギリス 27.2%
アメリカ 18.7%
日本 15.2%
○先進国の中で、日本だけが社会保障費よりも、
公共事業費の方が多くなっています。
社会保障費/公共事業費
日本:0.5倍
イギリス:9倍
ドイツ:7倍
フランス:3倍
アメリカ2.5倍
(日本の公共事業費が高い、って事は皆さんご存じでしょうが。
先進7か国で、ただ一番ってだけじゃなくって、
比率からいったら、他の先進国の5~20倍位使ってます。
日本以外の先進7カ国の公共事業費を全部足した金額が、
日本の公共事業費と同じくらいですから。
べらぼーに高いです。
これが、日本が借金大国になった、一番の原因とも言われてます。)
○これから高齢化社会が来て医療費が増えるって
言われていますが、その予測って正しいの?
政府の予測は平成12年の医療費は、38兆円でした。
しかし、実際は29.1兆円にとどまっています。
(厚生労働省は、自分に都合の良い予測というか、
何の根拠もない数字をいつも出しますよね。
予算を獲得するために。
まあ、公共事業を行うための収支予測とか、
利用者数とか、そういう数字もそうなので。
他の省も同じ様なもんなんでしょうが。)
○平成11年の病院の収支状況
公的病院の収支調査では、H10年の医業収支率は92.7%
(しかし、つい最近のデーターでは、確か98%か99%位でしたよね。
これって商売で言うと、100円のパンを売っても、
1円か2円位しか儲からないって事ですから。
かなり厳しい状況と言えます。
ちなみに後に出てくる日本の製薬会社の場合は、
一説によると、約80%と言われていますから。
病院の10倍くらい効率良く儲かっているって事になります。)
○何故病院は、そんなに儲かってないの
△新薬の値段が日本は、ずばぬけて高いから
薬価の国際比較(1994年)
同じ薬の値段(トリルダン 60mg)
日本 171円
アメリカ 107円
ドイツ 50円
イギリス 15円
△医療機器が高い
医療機器の値段(1995年)
ペースメーカー PTCDカテーテル
日本 160万円 25.7万円
アメリカ 60万円 7.1万円
イギリス 30万円 6.0万円
ドイツ 40万円 6.0万円
原因は、値段の64%をしめている「マージン」にあります。
(要は、病院には入らないで、それを売る製薬会社や
それらを扱っている業者が儲けているって事っすよ。)
○低い技術料
日本の医師の技術料は、アメリカの約20%程度。
日米の技術料の比較
日本(円) アメリカ(円)
初診料 2110 9560
心電図 1500 3570
心エコー 8000 25500
冠動脈造影 12000 76500
私たち(医師、看護師)は、患者の為に働いてるのに、
働けば働くほど、製薬会社や医療機器会社を
儲けさせる仕組みになっています。
また、日本では国民皆保険制度により誰もが
病院で診療を受ける事ができます。
そのため、欧米に比べ、外来・入院ともに、
約2倍の患者がいます。
アメリカと比べると10倍です。
(ここには出てきませんでしたが。
日本の医師数は、欧米に比べ、約2/3~半分位ですから。
1人の医者は、約3倍働いているって事になりますよね。)
医師や看護師は安い単価で毎日忙しく働いていますが、
医師、看護師の数が少なく患者を待たせる事もあります。
また、こうした環境の為、医療ミスが起こる事もあります。
○患者の負担だけを増やす事による医療改革
病院経営の悪化や経済的な破綻
このままでは、確実に日本医療の崩壊につながります。
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このまま行ったら、日本の医療は崩壊する。
と声を上げているのですが。
そんな声は届かず。
安倍首相は、更に医療費などの社会保障費を削れ
って声を上げているんですよね。
5年間で、1.6兆円も減らせって言ってます。
三重医師会が、すばらしいフラッシュを
ネット上で公開していたので。
その要約を、ここで書いていきますね。
はっきり言って、素晴らしいです。
データーが平成11年くらいと、ちょっと古いのですが。
非常にわかりやすくまとまっていますので。
是非、本物も見てみて下さいね!
青地がDr. Iの補足です。
日本の医療が崩壊する
(三重医師会)
「三重医師会」
世界の医療制度と比較しながら、日本の医療が
かかえる問題を語ったフラッシュです。
○日本の医療は世界でもトップレベルです。
WHO(世界保健機構)が認めています。
日本は、世界で最高の医療を行っています。
○健康寿命も世界一
1,日本 74.5歳
2,オーストラリア 73.2歳
3,フランス 73.1歳
4,スウェーデン 73.0歳
5,スペイン 72.8歳
(ただの寿命も世界一ですよね、ご存じの通り。)
○日本の医療費30兆円
これは、税金(国庫、地方)+国民(保険料・患者負担)
+事業主(保険料)から成り立っています。
○日本の医療費は、国際的にはこんなに低い
1人当たりの医療費(GDP比、%)
1,アメリカ 14.0
2,ドイツ 10.5
3,スイス 10.2
19、日本 7.2
20、チェコ 7.2
1人当たりの金額でも、世界7位
GDP比にすると、第19位になります。
(これも、ご存じですよね。
アメリカの約半分です。
先進国の中では、最低になります。)
ところが、このすばらしい日本の医療が
国の経済(財政再建)優先政策によって、脅かされています。
○日本の医療費負担の推移
昭和55年:家計の負担 40%、 国庫負担 30%
平成11年:家計の負担 45%、 国庫負担 25%
(国の負担を減らした分が、そのまま患者負担の増加に
つながっています。
国は、自分たちの事しか考えてませんから。)
○社会保障給付費の国際比較(1993年)
医療費+年金+その他の金額
スウェーデン 53.4%
フランス 33.7%
イギリス 27.2%
アメリカ 18.7%
日本 15.2%
○先進国の中で、日本だけが社会保障費よりも、
公共事業費の方が多くなっています。
社会保障費/公共事業費
日本:0.5倍
イギリス:9倍
ドイツ:7倍
フランス:3倍
アメリカ2.5倍
(日本の公共事業費が高い、って事は皆さんご存じでしょうが。
先進7か国で、ただ一番ってだけじゃなくって、
比率からいったら、他の先進国の5~20倍位使ってます。
日本以外の先進7カ国の公共事業費を全部足した金額が、
日本の公共事業費と同じくらいですから。
べらぼーに高いです。
これが、日本が借金大国になった、一番の原因とも言われてます。)
○これから高齢化社会が来て医療費が増えるって
言われていますが、その予測って正しいの?
政府の予測は平成12年の医療費は、38兆円でした。
しかし、実際は29.1兆円にとどまっています。
(厚生労働省は、自分に都合の良い予測というか、
何の根拠もない数字をいつも出しますよね。
予算を獲得するために。
まあ、公共事業を行うための収支予測とか、
利用者数とか、そういう数字もそうなので。
他の省も同じ様なもんなんでしょうが。)
○平成11年の病院の収支状況
公的病院の収支調査では、H10年の医業収支率は92.7%
(しかし、つい最近のデーターでは、確か98%か99%位でしたよね。
これって商売で言うと、100円のパンを売っても、
1円か2円位しか儲からないって事ですから。
かなり厳しい状況と言えます。
ちなみに後に出てくる日本の製薬会社の場合は、
一説によると、約80%と言われていますから。
病院の10倍くらい効率良く儲かっているって事になります。)
○何故病院は、そんなに儲かってないの
△新薬の値段が日本は、ずばぬけて高いから
薬価の国際比較(1994年)
同じ薬の値段(トリルダン 60mg)
日本 171円
アメリカ 107円
ドイツ 50円
イギリス 15円
△医療機器が高い
医療機器の値段(1995年)
ペースメーカー PTCDカテーテル
日本 160万円 25.7万円
アメリカ 60万円 7.1万円
イギリス 30万円 6.0万円
ドイツ 40万円 6.0万円
原因は、値段の64%をしめている「マージン」にあります。
(要は、病院には入らないで、それを売る製薬会社や
それらを扱っている業者が儲けているって事っすよ。)
○低い技術料
日本の医師の技術料は、アメリカの約20%程度。
日米の技術料の比較
日本(円) アメリカ(円)
初診料 2110 9560
心電図 1500 3570
心エコー 8000 25500
冠動脈造影 12000 76500
私たち(医師、看護師)は、患者の為に働いてるのに、
働けば働くほど、製薬会社や医療機器会社を
儲けさせる仕組みになっています。
また、日本では国民皆保険制度により誰もが
病院で診療を受ける事ができます。
そのため、欧米に比べ、外来・入院ともに、
約2倍の患者がいます。
アメリカと比べると10倍です。
(ここには出てきませんでしたが。
日本の医師数は、欧米に比べ、約2/3~半分位ですから。
1人の医者は、約3倍働いているって事になりますよね。)
医師や看護師は安い単価で毎日忙しく働いていますが、
医師、看護師の数が少なく患者を待たせる事もあります。
また、こうした環境の為、医療ミスが起こる事もあります。
○患者の負担だけを増やす事による医療改革
病院経営の悪化や経済的な破綻
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