「モンスターペイシェント」に関して、
いろんな方達から、たくさんの意見を頂きました。
貴重なご意見ありがとうございました。
「モンスターペイシェント2」の記事に関して。
コメントが長くなったから、記事にした。
って事もあるんですけどね。
口調はともかく、多かれ少なかれ、彼と同じ様な
事を考えている一般の人達もいるだろうな。
って思って、敢えて記事にしたんですよ。
少し、コメント欄が荒れてしまいましたけど。
もっと建設的な意見が交換出来れば良いな。
って思っています。
そいで、本文やコメント欄で書いていた、
8/20読売新聞の記事。
これも、「モンスターペイシェント」関係なんですけどね。
これについて、私の意見を書いていきますね。
モラルを問う
暴力封じへ 病院一計
入院時に誓約書/警察OB配置
一部の患者からの暴力や暴言が増えている問題で、
全国各地の病院が、医師や看護師を守るための
対策に取り組み始めた。
非常警報ベルの設置などハード面の整備に加え、
暴力に及んだ場合には退院を約束する
誓約を患者側と交わしたり、
警察OBに危機管理を委ねたりする所も。
一方で、職員が不適切な言葉遣いを
していないかどうか、点検する病院もあり、
識者は「病院側も患者側の不満を受け止め、
信頼関係を築く努力が必要」と指摘している。
医療問題に詳しい飯田英男弁護士(68)の話
「暴力に対し、ただちに警察に通報するような
対策はもちろん必要だが、
それだけでは問題は解決しない。
医療過誤や病院の不十分な説明に対する不信が
患者側に蓄積し、暴力や暴言を引き起こしている。
病院側は、患者本位の医療は何なのかを
見つめ直し、情報公開を進めて誠実な
医療を行うことで、患者側のモラル向上を
促すことができるのではないか」
読売新聞、2007年8月20日から抜粋
以前の記事にも書いたように。
「モンスターペイシェント」って言葉は、
まだ一般には認知されていませんけど。
理不尽なクレームをつけたり、暴言、暴行を
行ったりする患者や患者の家族の事です。
ここで問題になるのは。
「モンスターペイシェント」が出るのは、
病院や医者が悪いからだ。
って論調です。
この読売新聞の記事でも、
識者とか、医療問題に詳しい弁護士とかを出して。
モンスターペイシェントのモラル低下は、
病院側の責任だ。
みたいな論調で書いていますけど。
医療問題に詳しいんだかなんだか知りませんけど。
少なくとも、医療現場の事は全然知らないであろう、
弁護士が、知った風な事を言って。
>医療過誤や病院の不十分な説明に対する不信が
患者側に蓄積し、暴力や暴言を引き起こしている。
って言っていますけどね。
本当に、これ、病院側が悪いんでしょうか。
マスコミが医療ミスじゃない、合併症とかを、
医療ミスだ、医者が悪い、って偏見で
新聞記事を書いたり、テレビで報道したりして。
そいで、患者側が病院や医者に対する不信感を
持っているのではないですか。
もちろん、病院側の説明不足や医療過誤も、
ないわけではないですから。
全部が間違っている、って訳ではないのですけど。
でも、もっと大きいのは、明らかに
マスコミの偏見報道の影響だと思いますけど。
それと、今回の記事では出ませんでしたけど。
その前の読売新聞には、こう書いてありましたね。
待ち時間が長いから、患者も怒る。
みたいな事を。
待ち時間が長いのは、本当に病院のせいですか?
日本の人口当たりの医師数は、先進国中最下位。
そいで、患者の数は約5倍いるんですから。
日本の医者は、他の先進国の
7~10倍くらいの患者を診ているんですよ。
そんなに患者診たら、少し待ったっとしても
やむを得ない面はありませんかね。
待ち時間が長い、って言ったって。
予約も何もせず、軽症の患者でも。
1~2時間位ですよね。
イギリスとか、他の国でも。
何日も、何週間も。
下手したら、何ヶ月待ち、って事だってあるんですよ。
先進国で、医者の数も日本より多くって。
患者の数も少ない国でさえ。
それでも、病院が悪いんですか?
医者の数が少ないのは、
政府が医師数削減政策をとっているからですが。
それは、病院が悪いんですか。
それとも、医者のせいですか?
説明不足に関してもそうです。
内科外来って、患者50人とか来るんですよ。
朝9時から午後1時までの、午前の枠で。
30分に6人で、4時間で48人ですよ。
そしたら、1人当たり平均5分です。
それも、患者が入ってきて、服を脱いで。
今度の予約を取ったりとか。
診察と関係ない時間を合わせて5分です。
待合室に呼びに行って、いない患者とか
そういうのがいたら、もっと時間かかるんですよ。
実質3分って所ですよ。
外来の診察時間。
これで、説明不足、って。
それは、医者の責任ですか。
30分かければ、できますけど。
そしたら、他の患者は5、6時間待ち。
とかになりますけど。
それでも良いのですか。
アメリカみたいに、一時間で4人とか。
そういう予約制にしますか?
医者は、大歓迎ですよ。
そしたら、1~2時間待ちじゃなくって。
何日か何週間か待ちますけどね、患者は。
患者の待ち時間が長いとか。
医者の説明不足とか。
全部とはいわないけど。
ほとんど医者や病院のせいにする論調は、
おかしくないですか。
はっきり言って。
モンスターペイシェント問題で。
一番の原因は、患者のモラル低下です。
患者側の要因です。
その原因で大きいのは、教育の問題。
それと、マスコミの偏見報道による
患者側の勘違いですよ。
待ち時間に関しては。
一番大きいのは、政府の医師数削減政策。
そして、医療費削減政策をする事によって、
病院の数も減らそうとしていますから。
ベッド数は、実際、減っていますし。
政府が悪いんですよ。
患者の待ち時間が長かったり、
医者が説明する時間が短いのは。
病院側が出来る対策も、
全くないわけではないですので。
できる範囲ではやるべきなので。
もちろん、多少は病院側にも問題ありますけど。
割合としては、かなり小さいと思いますよ。
それと、もう一つ。
金払っているんだから、患者は客だ。
医療はサービス業なんだから、
客の言うことを聞くのは当然だろ。
って態度ですよね。
モンスターペイシェントは。
モンスターペイシェントまではいかなくても、
ちょっとしたクレームとか言う患者や。
クレームはつけないけど、
そう思っている人も多いですよね。
マスコミの論調もそうですけど。
でも、これ間違っています。
マスコミや患者が勘違いしている事として。
医療はサービス業だ。
って事に関してなんですけど。
これは、間違いだと思いますよ。
Q、病院は、どちらに近いですか。
A,警察、消防
B,映画館、デパート
Aって答えるでしょ、皆さん。
病院っていうのは、警察や消防なんかと同じ。
国民が生活する上で、
なくてはならないものなんですよ。
医者や看護師の愛想が悪い。
とかって、言う人いますけど。
確かに、他のサービス業の、デパートの定員とか、
そういう人達に比べたら、愛想悪いかもしれませんけど。
警察官や消防隊員より、愛想悪いですか?
私には、そうは思えないんですけど。
総務省のHPにも書いてありますけど。
参照:「総務省HP,日本標準産業分類」
日本標準産業分類(平成14年3月改訂)
日本標準産業分類の変遷と第11回改訂の概要
2) 「医療,福祉」及び「教育,学習支援業」
L-サービス業は,全産業の事業所数,
従業者数の約4分の1を占め,
各種経済活動が混在していることから,
産業の実態をより明確にするため,
医療,福祉に関する分野は,
介護福祉に係る新産業の出現・多様化等に伴い,
産業規模が拡大していることから,
L-サービス業から分離して,大分類を新設。
総務省も医療福祉に関する分野。
要は、病院はサービス業じゃない。
って言っているんですよ。
残念ながら、平成14年の改訂でそうなったので。
その前までは、医療はサービス業
って言っていたのですけどね。
政府、及び総務省は。
だから、国民やマスコミが今でも勘違いしている
一番の原因は、政府なんですけどね。
でも、病院や医療はサービス業じゃありません。
今は、政府、総務省もそれを認めていますから。
もし、知らなかったのであれば、
これからは、きちんと認識するべきですよ。
そんな訳で。
モンスターペイシェントに関して。
病院や医者、看護師側にも全く責任がない。
とは、言いませんよ、私は。
だから、できる範囲で改善すべき点は、改善すべきです。
しかし、割合としては多くないですから。
全部改善されたとしても、おそらくモンスターペイシェントの
問題は解決しないでしょう。
でも、それをほとんど病院や医者の責任だ。
って言うマスコミの論調は、
間違っていると思います。
前回のコメントにも頂きましたけど。
>信頼関係が増せば、クレームも減るのではないでしょうか。
これは、全くその通りです。
しかし、1人の患者に対して3分しかなければ、
それは非常に難しくないですか?
3分でも信頼関係が築ける人もいますけど。
多くは、時間がかかると思いますよ。
学校でのモンスターペアレント問題では。
学校や教師のせいにする論調は少ないのに。
モンスターペイシェント問題で、
患者のモラル低下は、医者や病院のせい。
って論調は、偏見が入っていませんかね。
それよりも、マスコミが間違った報道を
した事によって、患者が勘違いしている。
って事の方が、大きいと思います。
マスコミは、それを自覚して報道すべきです。
医者のホンネを知りたい人は、これを読んでね!
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いろんな方達から、たくさんの意見を頂きました。
貴重なご意見ありがとうございました。
「モンスターペイシェント2」の記事に関して。
コメントが長くなったから、記事にした。
って事もあるんですけどね。
口調はともかく、多かれ少なかれ、彼と同じ様な
事を考えている一般の人達もいるだろうな。
って思って、敢えて記事にしたんですよ。
少し、コメント欄が荒れてしまいましたけど。
もっと建設的な意見が交換出来れば良いな。
って思っています。
そいで、本文やコメント欄で書いていた、
8/20読売新聞の記事。
これも、「モンスターペイシェント」関係なんですけどね。
これについて、私の意見を書いていきますね。
モラルを問う
暴力封じへ 病院一計
入院時に誓約書/警察OB配置
一部の患者からの暴力や暴言が増えている問題で、
全国各地の病院が、医師や看護師を守るための
対策に取り組み始めた。
非常警報ベルの設置などハード面の整備に加え、
暴力に及んだ場合には退院を約束する
誓約を患者側と交わしたり、
警察OBに危機管理を委ねたりする所も。
一方で、職員が不適切な言葉遣いを
していないかどうか、点検する病院もあり、
識者は「病院側も患者側の不満を受け止め、
信頼関係を築く努力が必要」と指摘している。
医療問題に詳しい飯田英男弁護士(68)の話
「暴力に対し、ただちに警察に通報するような
対策はもちろん必要だが、
それだけでは問題は解決しない。
医療過誤や病院の不十分な説明に対する不信が
患者側に蓄積し、暴力や暴言を引き起こしている。
病院側は、患者本位の医療は何なのかを
見つめ直し、情報公開を進めて誠実な
医療を行うことで、患者側のモラル向上を
促すことができるのではないか」
読売新聞、2007年8月20日から抜粋
以前の記事にも書いたように。
「モンスターペイシェント」って言葉は、
まだ一般には認知されていませんけど。
理不尽なクレームをつけたり、暴言、暴行を
行ったりする患者や患者の家族の事です。
ここで問題になるのは。
「モンスターペイシェント」が出るのは、
病院や医者が悪いからだ。
って論調です。
この読売新聞の記事でも、
識者とか、医療問題に詳しい弁護士とかを出して。
モンスターペイシェントのモラル低下は、
病院側の責任だ。
みたいな論調で書いていますけど。
医療問題に詳しいんだかなんだか知りませんけど。
少なくとも、医療現場の事は全然知らないであろう、
弁護士が、知った風な事を言って。
>医療過誤や病院の不十分な説明に対する不信が
患者側に蓄積し、暴力や暴言を引き起こしている。
って言っていますけどね。
本当に、これ、病院側が悪いんでしょうか。
マスコミが医療ミスじゃない、合併症とかを、
医療ミスだ、医者が悪い、って偏見で
新聞記事を書いたり、テレビで報道したりして。
そいで、患者側が病院や医者に対する不信感を
持っているのではないですか。
もちろん、病院側の説明不足や医療過誤も、
ないわけではないですから。
全部が間違っている、って訳ではないのですけど。
でも、もっと大きいのは、明らかに
マスコミの偏見報道の影響だと思いますけど。
それと、今回の記事では出ませんでしたけど。
その前の読売新聞には、こう書いてありましたね。
待ち時間が長いから、患者も怒る。
みたいな事を。
待ち時間が長いのは、本当に病院のせいですか?
日本の人口当たりの医師数は、先進国中最下位。
そいで、患者の数は約5倍いるんですから。
日本の医者は、他の先進国の
7~10倍くらいの患者を診ているんですよ。
そんなに患者診たら、少し待ったっとしても
やむを得ない面はありませんかね。
待ち時間が長い、って言ったって。
予約も何もせず、軽症の患者でも。
1~2時間位ですよね。
イギリスとか、他の国でも。
何日も、何週間も。
下手したら、何ヶ月待ち、って事だってあるんですよ。
先進国で、医者の数も日本より多くって。
患者の数も少ない国でさえ。
それでも、病院が悪いんですか?
医者の数が少ないのは、
政府が医師数削減政策をとっているからですが。
それは、病院が悪いんですか。
それとも、医者のせいですか?
説明不足に関してもそうです。
内科外来って、患者50人とか来るんですよ。
朝9時から午後1時までの、午前の枠で。
30分に6人で、4時間で48人ですよ。
そしたら、1人当たり平均5分です。
それも、患者が入ってきて、服を脱いで。
今度の予約を取ったりとか。
診察と関係ない時間を合わせて5分です。
待合室に呼びに行って、いない患者とか
そういうのがいたら、もっと時間かかるんですよ。
実質3分って所ですよ。
外来の診察時間。
これで、説明不足、って。
それは、医者の責任ですか。
30分かければ、できますけど。
そしたら、他の患者は5、6時間待ち。
とかになりますけど。
それでも良いのですか。
アメリカみたいに、一時間で4人とか。
そういう予約制にしますか?
医者は、大歓迎ですよ。
そしたら、1~2時間待ちじゃなくって。
何日か何週間か待ちますけどね、患者は。
患者の待ち時間が長いとか。
医者の説明不足とか。
全部とはいわないけど。
ほとんど医者や病院のせいにする論調は、
おかしくないですか。
はっきり言って。
モンスターペイシェント問題で。
一番の原因は、患者のモラル低下です。
患者側の要因です。
その原因で大きいのは、教育の問題。
それと、マスコミの偏見報道による
患者側の勘違いですよ。
待ち時間に関しては。
一番大きいのは、政府の医師数削減政策。
そして、医療費削減政策をする事によって、
病院の数も減らそうとしていますから。
ベッド数は、実際、減っていますし。
政府が悪いんですよ。
患者の待ち時間が長かったり、
医者が説明する時間が短いのは。
病院側が出来る対策も、
全くないわけではないですので。
できる範囲ではやるべきなので。
もちろん、多少は病院側にも問題ありますけど。
割合としては、かなり小さいと思いますよ。
それと、もう一つ。
金払っているんだから、患者は客だ。
医療はサービス業なんだから、
客の言うことを聞くのは当然だろ。
って態度ですよね。
モンスターペイシェントは。
モンスターペイシェントまではいかなくても、
ちょっとしたクレームとか言う患者や。
クレームはつけないけど、
そう思っている人も多いですよね。
マスコミの論調もそうですけど。
でも、これ間違っています。
マスコミや患者が勘違いしている事として。
医療はサービス業だ。
って事に関してなんですけど。
これは、間違いだと思いますよ。
Q、病院は、どちらに近いですか。
A,警察、消防
B,映画館、デパート
Aって答えるでしょ、皆さん。
病院っていうのは、警察や消防なんかと同じ。
国民が生活する上で、
なくてはならないものなんですよ。
医者や看護師の愛想が悪い。
とかって、言う人いますけど。
確かに、他のサービス業の、デパートの定員とか、
そういう人達に比べたら、愛想悪いかもしれませんけど。
警察官や消防隊員より、愛想悪いですか?
私には、そうは思えないんですけど。
総務省のHPにも書いてありますけど。
参照:「総務省HP,日本標準産業分類」
日本標準産業分類(平成14年3月改訂)
日本標準産業分類の変遷と第11回改訂の概要
2) 「医療,福祉」及び「教育,学習支援業」
L-サービス業は,全産業の事業所数,
従業者数の約4分の1を占め,
各種経済活動が混在していることから,
産業の実態をより明確にするため,
医療,福祉に関する分野は,
介護福祉に係る新産業の出現・多様化等に伴い,
産業規模が拡大していることから,
L-サービス業から分離して,大分類を新設。
総務省も医療福祉に関する分野。
要は、病院はサービス業じゃない。
って言っているんですよ。
残念ながら、平成14年の改訂でそうなったので。
その前までは、医療はサービス業
って言っていたのですけどね。
政府、及び総務省は。
だから、国民やマスコミが今でも勘違いしている
一番の原因は、政府なんですけどね。
でも、病院や医療はサービス業じゃありません。
今は、政府、総務省もそれを認めていますから。
もし、知らなかったのであれば、
これからは、きちんと認識するべきですよ。
そんな訳で。
モンスターペイシェントに関して。
病院や医者、看護師側にも全く責任がない。
とは、言いませんよ、私は。
だから、できる範囲で改善すべき点は、改善すべきです。
しかし、割合としては多くないですから。
全部改善されたとしても、おそらくモンスターペイシェントの
問題は解決しないでしょう。
でも、それをほとんど病院や医者の責任だ。
って言うマスコミの論調は、
間違っていると思います。
前回のコメントにも頂きましたけど。
>信頼関係が増せば、クレームも減るのではないでしょうか。
これは、全くその通りです。
しかし、1人の患者に対して3分しかなければ、
それは非常に難しくないですか?
3分でも信頼関係が築ける人もいますけど。
多くは、時間がかかると思いますよ。
学校でのモンスターペアレント問題では。
学校や教師のせいにする論調は少ないのに。
モンスターペイシェント問題で、
患者のモラル低下は、医者や病院のせい。
って論調は、偏見が入っていませんかね。
それよりも、マスコミが間違った報道を
した事によって、患者が勘違いしている。
って事の方が、大きいと思います。
マスコミは、それを自覚して報道すべきです。
医者のホンネを知りたい人は、これを読んでね!
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