現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
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救急の輪番、8割が厳しい
日本の医療崩壊の最先端は、産科、小児科、救急だ。
って話は、このブログでも何回も書いていますが。
公明党が全国の病院に対して行った調査でも、
救急の現場が相当厳しい事が明らかになりましたね。

Yahooのトップページに出ていましたよ。


救急の輪番、8割が「厳しい」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080130-00000002-cbn-soci

救急スタッフの勤務ローテーションの状況
救急医療体制の整備が求められている中、
救急スタッフの勤務ローテーションの状況について
8割以上の病院が「厳しい」と感じていることが
1月30日までに、公明党の調査で明らかになった。

また、救急医療病院経営にとって
「重荷である」と回答した病院
約7割に上ことなども分かり、
救急医療の厳しい実態が浮き彫りになった。

調査は、公明党の「救急医療対策推進本部」
(総合本部長=木庭健太郎参議院)が
救急医療の実態を把握するため、
入院が必要な患者を受け入れる全国の二次救急病院
1、140を対象に昨年11月から12月にかけて実施。

結果によると、救急当番に毎日就いている勤務医は
54.2%、週に数日就いているのは38.1%だった。

また、不足しているスタッフを尋ねたところ、
病院の75.9%で医師が足りず、
看護師についても62.5%が不足と回答。
医師については10人~15人不足しているとした病院
14.1%にも上った。

これに伴い、救急スタッフの勤務ローテーションに
関する質問では、57.0%が「厳しい」、
27.4%が「極めて厳しい」と答えたほか、
66.0%の病院病院経営の視点からも救急医療
「重荷である」と感じているなど、
現場の厳しい実態が明らかになった。

このような状況の中、救急医療向上のために
必要なこととして、「診療報酬の引き上げ」81.3%、
医療スタッフ不足の解消」75.5%、
「公的支援の強化」66.3%などが挙がった。

その一方で、病院の33.6%が空きベッド情報を
消防に提供するシステムがないことも露呈。

調査と同時期に医師会や消防本部などの
関係団体を対象に行ったヒアリングでは、
「空きベッド数をリアルタイムに
チェックできるようなシステムが必要」
「消防署として医療機関の受け入れは把握が不十分」
などの基盤整備を求める声があった。

公明党は昨年11月、診察の可否や手術準備の
有無に関する表示システムを持つ
救急中央情報センター(仮称)」の創設などを
盛り込んだ要望書を舛添要一厚生労働大臣と
増田寛也総務大臣宛てに提出。

さらに、今通常国会中には、自民党と協議した上、
救急医療対策推進法(仮称)」の法案提出を目指している。


『2007年1月30日:yahooニュース』


私も、今までずーっと救急のある病院で働いていますけど。
やっぱり、かなり厳しいと思いますよ。

老人病院とかで働いている人以外は、ほとんどの医師が、
そう思っているんじゃないですかねー。


救急外来っていうのは、
「入院が必要な重症患者は、時間外でも特別に診る」
っていうのが本来の主旨です。

コンビニみたいに、店員が交代制で
働いているわけではないのですから。

夜でも明け方でも、病気は起こりうる。
そういう時間に、命に関わる事があったら大変だから、
特別に重症の患者は診ても良いですよ。
っていうのが、時間外の救急ですよ。

でも、一部か多くかわかんないけど。
患者が勘違いして、病院は夜も開いているもんだと思って、
時間外にも軽症患者が押し寄せて来て、
病院や勤務医は大変なんですよ。

もちろん、看護師なんかのスタッフもです。

だから、軽症患者に対する一定のアクセス制限は必要だ、
って個人的には思います。

そこら辺の詳しい話は、この記事
『時間外重症患者割引制度』に書いたので、見て頂くとして。


これは、あくまで「病院」に送ったアンケートだから。
多分、答えたのは事務長とか、事務員なんですよ。
医師ではありません。

実際に働いていない事務員ですら、

救急の輪番、8割が「厳しい」

っていうのが現状です。

現場で実際に働いている医師だったら、
もっと高い割合でしょう。

それと、病院に送ったアンケートだから。
経営的に厳しいか、って事も入っています。

>66.0%の病院病院経営の視点からも救急医療
 「重荷である」と感じている


当たり前ですね。

救急外来をやるって事は、
患者10人来ても、1人も来なくても
医師や看護師、技師などのスタッフを
一日中朝まで病院に拘束
するんですから。

当然、それだけの人件費がかかります。
それ以外に、光熱費とかもかかります。

お金は間違いなくかかるけど、
収入はいくら入るかわからない。

診療報酬でも、時間外に来た外来患者の料金が
すごく高いってわけではないですから。
やればやるほど赤字、っていう病院も多いんですよ。


その事に関しては、非常に良い記事だと思います。

しかし、この結論はなんなんでしょうか。

>調査と同時期に医師会や消防本部などの
関係団体を対象に行ったヒアリングでは、
「空きベッド数をリアルタイムに
チェックできるようなシステムが必要」
「消防署として医療機関の受け入れは把握が不十分」
などの基盤整備を求める声があった。

公明党は昨年11月、診察の可否や手術準備の
有無に関する表示システムを持つ
救急中央情報センター(仮称)」の創設などを
盛り込んだ要望書を舛添要一厚生労働大臣と
増田寛也総務大臣宛てに提出。

さらに、今通常国会中には、自民党と協議した上、
救急医療対策推進法(仮称)」の法案提出を目指している。



アンケートとは直接関係ない人の意見を書いて。
そして、だから公明党がこういう法案を出しました。
って。
全く、アンケートの意味がないんですが。

そもそも、救急患者を受け入れられない原因は、
病院側のシステムだけではない
んですよ。

医師の数が足りない。
診療報酬が不当に安いから
、ベッドを満床に
近くしないと病院が赤字になるから。
だから、満床で患者を受け入れる事ができない。

っていう原因の方が大きいんですが。


Yosyan先生が例えていた例がわかりやすいんで、
引用させて貰いますけど。

部屋が狭くて、物を収納できない。
だから、収納名人を連れてくる。
っていうのが、コーディネーターを置いたり、
空きベッドがリアルタイムにわかるシステムを作る。
って事です。

それ自体は悪い事ではないんですけど。
そもそも、部屋が狭いんだから。
どんなに収納を工夫したって、限界があるんですよ。

限界を超えたら、部屋を広くするしか
方法がない
んですよ。

以前にも言っていた、原因に対する治療ではなく、
対症療法を行っても、病気は治らない。

って事と似ていますね。

公明党がアンケートを吟味した素晴らしい法案を出しました、
っていう記事が書きたいのかもしれませんけど。

そもそも、このアンケートと今回の公明党の案は、
全然関係ありませんねー。

>救急スタッフの勤務ローテーションの状況について
 8割以上の病院が「厳しい」と感じている


これって、医師看護師の数が足りないから
ローテーションが厳しいって事なんじゃないですか。


>不足しているスタッフを尋ねたところ、
 病院の75.9%で医師が足りず、
 看護師についても62.5%が不足と回答。


って言っているんでしょ。

だったら、医師の数を増やす。
看護師の数を増やす。
っていう法案
を出して下さいよ、公明党は。


救急医療の現場が大変だ、って事を書いてくれた
のはありがたいんですけどねー。


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主治医が見つかる診療所2
2008年1月7日、午後七時からテレビ東京で放送された、
主治医が見つかる診療所」って番組を見ました。

随分時間が経ってしまいましたが。
『主治医が見つかる診療所1』の記事の続きです。

主治医が見つかる診療所』のHPはこれっすね。
『主治医が見つかる診療所』


2008年1月7日,「主治医が見つかる診療所
番組内容のダイジェスト2



主治医制度(GP制度)の話の後、デーブスペクターが
「神の手を持つ男」脳外科医福島孝徳先生に質問して。
アメリカの医療の話をするんだけど。


「神の手を持つ男」脳外科医福島孝徳先生が、
日本の大学の医師月給10万―30万円
日本の勤務医の待遇は最低
韓国や中国よりも給料は低い。
日本の医師の待遇をもっと良くすべきだ
って話をしてくれたのは良かったですね。

ただ福島孝徳先生は、日本の医師数自体は足りている
って話を根拠なくしていたのが残念でしたね。

脳外科医の数は

アメリカ  3800人
ドイツ   1500人
フランス   400人
ノルゥエー   50人
イギリス   120人
日本    7000人


だから、日本は多すぎる。
っていう話をしてましたけど。

まあ、日本の脳外科医が、他の国より多い。
っていう話は、私も1年以上前にしてますけど。

ちなみに、その時に書いた記事は、これ。
『新人脳外科医2割減少』

他の国のように、脳外科医が脳の手術ばっかり
特化してやっている訳ではないんで。
日本の場合。

それ以上に、全体の医師を比べないと。
脳外科医の数だけみて、日本全体の医師の数が不足してない
っていう根拠にはならないんですよ。

それに関しては、「ゴッドハンド」脳外科医、上山博康先生
人口当たりの医師数では、日本は先進国最低だ
っていうデーターを出して。
いい加減な事言わないでって、怒っていましたよ。


まあ、その後に福島孝徳先生が言っていた、
「大病院に患者が行くっていうバランスが悪いんだ。
システムを法制化するより、患者の指導が悪いんだ。」

っていう、良い話もしていましたけどね。


序盤の番組の結論として、

「日本医療の長所 フリーアクセスを守るために、
私たち患者の意識改革が必要」


っていう事で、まとまっていました。

すごくまともな結論を出していますね。
今まで、医師叩きばっかして、医者や病院のせいに
ばっかりしてきたのに。
かなりの進歩が見られるようです



「神の手を持つ男」脳外科医福島孝徳先生の提言。

人間の人生で大事なのは、金、名誉、地位ではなく。
健康である。
日本の医療の一番の問題点は、
世界でも医療費が最も少ない事。

イギリスでは1990年代にサッチャーが、
政府の財源確保の為、医療費削減して大失敗。
現在の日本は、その頃のイギリスに似ている。

って話の後、VTRが流れます。


「ゆりかごから墓場まで。」といわれる
平等に提供されていた、医療サービス。
それを支えていたのは、NHS(ナショナルヘルスサービス)
と呼ばれる、国営の保険制度。
世界で最も優秀な医療システムとして、以前は支持されていた。

1980年代以降、財政赤字を立て直すために
医療費削減政策を進める。
医療崩壊がその後起こった。


問題1,

医師不足

低賃金で長時間の労働。
現場の医師のやる気が低下。
医師が条件の良い国外に流出。

イギリスの新規医師

1995年 1万1000人
2000年   8700人

にまで減少


問題2

入院待ち

医師不足の結果、入院待ち患者が100万人以上。
手術をするまでに、一年待ちが当たり前。
手術を待っている患者が死亡する事も。


問題3

医療事故

医師不足を補うため、過酷な労働となり医師は疲弊。
医療事故が年間84万件。


このブログでも良く出しているデーター。
日本の医療費は、先進国中最下位って表も出ていました。


医療費の国際比較(対GDP比)
2007年、OECDヘルスデーター

アメリカ     15.3%
フランス     11.1%
ドイツ      10.7%
カナダ       9.8%
イタリア      9.0%
イギリス      8.3%
日本        8.0%



いろんな所で、病院が閉鎖。
医師も足りない。
現実に日本で起きている事と同じ。

イギリスは医療だけでなく、他の分野に
市場原理を導入して失敗だったから。
日本も同じ徹を踏みつつある。
だから、それを直さないといけない。

って話を、自民党の平沢議員がしていましたけど。

全く、そんな気配はないんですがねー。
多分、今の自民党の政権では無理でしょう。


そいで、その後にまた、
「神の手を持つ男」脳外科医福島孝徳先生の話

医療費の削減は、医療の質の低下と
医療従事者の困窮をもたらす。
ひいては、患者さんがみんな困る。
だから、医療費は維持していなきゃいけない。
今の厚労省のシステムでは、日本の病院は
全て破産する。

ブレアになってから、医療費を50%上げた。
イギリスの医療が見事復活した。
だから、私はブレアを尊敬している。
日本の医療の問題は、医療費が先進国で一番低い事。



医療費の話は良いのですけど。
ブレアは医師数も50%増やす、って言ってるんだけど。
医療費を上げる医師の数を増やす
っていう事を両方やって、イギリス医療
なんとかまし
になったんですが。
ここでも、医師の数は無視ですか。

医師数の事以外は、良い事言うんだけどなー。
福島孝徳先生
なんで、その話はしないんだろう。
VTRでも、イギリスの医師の数も減った
ってやっていたんだけどねー。


序盤から中盤までは、福島孝徳先生の独壇場でしたね。
内容も、日本の医師数は足りている
って根拠なく言っている以外は、かなり良かったです。

特に、日本の医療費は少ない。
日本では医師の待遇も最低だ

って事をきちんと言ってくれたのが良かったです。


長くなってしまいましたが、その後は、
後期高齢者制度について、「ゴッドハンド」上山博康先生
独壇場が続きます。

上山先生の話に関しては、m3とかでも、
多くの医師から絶賛されていたようですよ。


ゴッドハンドはいないけど。
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医師もワーキングプアになるかも
医療崩壊」という言葉が、毎日のように
マスコミで報道されているようですが。
医療よりも先に崩壊した歯科医療の、
お寒い実態が明らかになりましたね。


歯科医に広がるワーキングプア
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080123-00000002-cbn-soci

産科・小児科・救急医療を中心に「医療崩壊」が
各地で社会問題化する中、歯科医療
より危機的な状況にあえいでいる。

2000年以降の相次ぐ診療報酬のマイナス改定で
医療機関の経営が全体的に悪化したばかりでなく、
歯科では73項目にわたる保険点数が
20年間も据え置かれていることが影響している。

歯科医師や歯科技工士らに支払われる診療報酬は
先進国に比べ極めて低く、
歯科医師の5人に1人が年収300万円以下、
歯科技工士の3人に1人が200万円以下の
ワーキングプア状態に置かれているという。

歯科医療に対する患者の要望】
http://news.cabrain.net/article.do?newsId=14151

歯科の保険点数の据え置きについては、
小池晃・参議院議員(共産党)の質問主意書に対する
昨年12月の政府答弁で明らかになった。

答弁によると、1986年4月時点と
同じ保険点数だったのは73項目で、
エックス線画像診断・各種検査・フッ素塗布・
歯周治療・鋳造歯冠修復など、
ほとんどの歯科医療の基本的技術が含まれていた。

20年の間には消費者物価が1.5~2倍になり、
国民生活も様変わりしている。
にもかかわらず、歯科医療の根幹となる
保険診療の基本的技術料が変化していないことに関して、
小池氏は「20年間も(保険点数の)
引き上げが行われていないことは、
この間の物価・人件費の伸びなどと比べても、
明らかに均衡を欠く」と追及。

これに対し厚生労働省は「歯科診療報酬については、
物価、賃金等の動向、経営状況、医療保険財政の
状況等を総合的に勘案し、(中略)、
必要な事項については重点的に評価し、
適切に設定している」と答えている。

全国保険医団体連合会(保団連)によると、
かつては医療費全体の12%あった歯科医療費が
06年度は7.7%にまで下落。
歯科医師歯科技工士・歯科衛生士らに支払われる
診療報酬は先進国に比べ極めて低く抑えられている。

昨年10月に保団連主催で開かれた
「歯は命 歯科医療危機突破10.28決起集会」などでは、
歯科医師の5人に1人が年収300万円以下、
歯科技工士の3人に1人が200万円以下と報告。

保団連は「日曜日や深夜まで診療している
歯科が増えたのは、(開業時に医療機器等を
導入するために負った)借金を返すために
寝る時間を削って働かざるを得ない実態がある」
と訴えるなど、歯科医業の収支は、
歯科医師数の需給バランスの悪化も影響して、
全体的に悪化の一途をたどっている。

患者と歯科医療担当者で構成する
「保険で良い歯科医療を」全国連絡会の06年の調査では、
歯科医療に対する患者の要望は
「保険のきく範囲を広げてほしい」が00年調査より
8ポイント上回って約8割にも達している。

保団連は「新しい技術や安全性が確保されている
技術を速やかに保険導入すること、
臨床の実態に即したものを導入するよう
要求することは当然」と指摘。

「政府の歯科医療軽視政策のもとで、
患者・国民の要求に十分にこたえきれず、
歯科医師をはじめ歯科医療従事者が苦悩している。

先進国の中で日本は虫歯や歯周病の状況は最悪で、
長期にわたり改定が据え置かれた項目をはじめ、
歯科の診療報酬について適切な診療を
確保するための十分な評価が行われるべき」
と強調している。


『2008年1月23日:yahooニュース』


医療崩壊」ばっか、マスコミでは報道されてますけど。
歯科医療は、もう既に崩壊していたんですね。


>歯科医師の5人に1人が年収300万円以下

これ、普通に考えたら考えにくいかもしれませんが。
医者でも、いるんですよ、たくさん。

今のところ、常勤の医師もしくは開業医で、
年収300万円以下って人は、
ほとんどいないとは思いますが。

でも、今でも、医師の10人に1人とか、
それよりは少ないかもしれませんけど。
結構な数いるんですよ。


具体的には、大学院生研究生のように、
無給もしくは大学に薄給で雇われている医師です。


例えば、この間、私が参加した「全国医師連盟
このメンバーの構成比率を見ると。
「全国医師連盟HP」

会員構成(2007年12月10日現在)

平均年齢 42歳、
公立病院勤務医27%、
民間病院勤務医37%、
研究医14%、
開業医20%


この「研究医」っていうのが、そうです。
大学院生の場合は、年間五十数万円とか、
その位の授業料を払って、給料はゼロって事が多いです。

「全国医師連盟、総決起集会参加」
の記事に詳しく書いた事ですけど。

研究医っていうのは、大学病院で働く医師
って事です、ほとんどの場合は。

大学病院で働く医師の中でも、
助教(助手)、講師、準教授(助教授)、教授
っていう、いわゆる「スタッフ」と言われる、
大学から正式に雇われる人はほんのわずかで。

それ以外の研究生っていうのは、
大学で研究をする医師なんですけど。
正職員ではなく「日雇いの臨時職員」。
で、日給は数千円。
高いところでも、一万ちょっと。
もしくは、無給の大学院生ですね。

日雇いなので、土日の分は貰えないので。
大学病院からもらう給料ってのは、
税金や保険、年金込みで200万円に満たない位です。


研究もそこそこに、アルバイトに行けば、
もっとたくさんバイト代は貰いますけど。
一生懸命研究をしている医師や、
大学病院でたくさん患者を診て、
アルバイトに行く暇がない医師は、
今でも「ワーキングプア」並です。

全国医師連盟の会員のうち14%研究医ですから。
全員がワーキングプアって事はないと思いますが。
そのうちの何割かは、ワーキングプアなのかもしれませんね。
研究や臨床に熱心な医師であれば。

まあ、いくらなんでも5人に1人、
って事はないと思いますけどね。


>20年の間には消費者物価が1.5~2倍になり、
国民生活も様変わりしている。
にもかかわらず、歯科医療の根幹となる
保険診療の基本的技術料が変化していないことに関して、
小池氏は「20年間も(保険点数の)
引き上げが行われていないことは、
この間の物価・人件費の伸びなどと比べても、
明らかに均衡を欠く」


医療に関しては、20年とまではいかないですけど。
8年続けて、下がっていますね。
診療報酬は。

>診療報酬は先進国に比べ極めて低く抑えられている。

これは、医療でも全く同じです。

このまま、医療費抑制政策が続けば、
歯科医師のように医師ワーキングプア
になる人が続出するかもしれませんね。


歯科っていうのは、混合診療が可能なんですけど。
その影響もあるんでしょうねー。
以前、歯科医の先生からもらったコメントが、
将来の医師医療を見ているようだったので。

歯科医の先生から、「混合診療に関する私見」
の記事の時にもらったコメントを
引用させてもらいますよ。



歯科から~

混合診療が認められて久しい歯科医療者から、少々一言。

前レスで「歯科は混合診療が認められているのに、大丈夫だ。
医科だってそうだろう」のような意見もございましたし、
日々の診療の中で、保険と自費、そのメリットとデメリット、
金額などを日常的に説明していたりするわけですが
(別に全く他の保険治療と異なるリスクとかがなくとも。
つか、リスク高かったら金額負担の大きい自費は
かえって薦めないですね。
お金のことは度外視するほど希望の強い方でない限り)。

私的に、混合診療の一番のデメリットは、
「何時までたっても保険適用にならないっ!」
ということだと感じます。

この20年以上、歯科で新しく保険適用になった治療法、
多分ひとつもないですよ。
まあ、審美領域の話は、この際さておいて
(といっても今の世の中小臼歯までは
前装冠認めて欲しいですが・・・
保険だと銀歯になります(しかしものすごく目立つ)、
自費だったら白くできるんですが~」というのは辛い。

しかも、こっちの収入に違いができるわけでもない^^;)
インプラントとか、新しい(といっても自費では
10年以上使われてる)材料の認可すら
まったくないのが現状です。
これは機能的にも非常に異なってきます。

たとえば医科で混合診療が解禁になったら、
この先出てくる画期的な、もしくは有用な治療法が
保険認可されることはあるのだろうか、
と憂慮してしまいます。

それどころか風邪なども保険からはずす
という話すら出てきてる有様だというのに…
「早期発見・早期治療」のスローガンはどこにいったのでしょう。
歯科の検診すら、治療じゃないから
「自費」が原則な世の中です・・・。

混合診療がないからこそ、実効性が証明された
治療法があるのに使えないのはおかしい、
という認可への圧力になると思いますし、
それがなければ何時までたっても自費のまま、
経済力のない方には一生縁のない話で
終わってしまうとは思いませんか?



私は、現在のまま混合診療が解禁されたら、反対。
条件付き賛成の立場ですけど。
まあ、私がつける条件は、今混合診療解禁を
推進している人達には飲めない条件なので。
実質反対に近いのかもしれませんけど。

医療も、歯科医療のように、崩壊への道
ものすごい速度で進んでいるようですね。


2008年度の診療報酬改定で、開業医の再診料が
引き下げられそうですけど。
これは、開業医の5人に1人は「ワーキングプア
への第一歩かもしれませんね。


勤務医を続けたら、過労死。
開業医になったら、ワーキングプア


そんな日も近いのかもしれませんね。


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医療崩壊、対症療法じゃ駄目だ
最近は、ほとんど毎日のように「医師不足」「医療崩壊」とか、
そういう話題がテレビでも新聞でも出てきますよね。
特に、日本の医療崩壊で著しいのは、
産科、小児科、救急です。
当然、産科医、小児科医、救急の医師は不足しています。

たらい回し」っていう言葉。
使い方が不適切なんで、大嫌いなんですけど。
この「たらい回し」でも、一番問題になっているのが
妊婦のたらい回し」ですよね。

日本の人口当たりの医師先進国中最下位です。
でも、ほんのわずかに、医師の数自体は増えているんですよ。

まあ、他の国々に比べたら、増え方が少ないので。
あと10数年したら、韓国やメキシコにも抜かれて、
先進国だけでなく、OECD(経済協力開発機構)30カ国中でも、
最下位
になりそうなんですけどね。

それでも、ほんのわずかですけど、医師の数自体は増えています
でも、産科医の数っていうのは、実数で減っているんですよ。
そして、それ以上にお産ができる病院の数は減っていますから

日本で最も医療崩壊が進んでいるのが、「産科」で、
医師不足が最も著明なのが「産科医」とも言えます。

更に、都会と比べたら、地方の医師不足、
産科医不足
は、もっと酷いです。

その日本で最も医療崩壊医師不足が顕著な
地方の産科医不足について、1/19に厚生労働大臣と市民(長野)、
そして『ある産婦人科医のひとりごと』の管理人先生なんかの
話し合いがもたれたようですね。

こちらに、その時の様子が載っていました。
『大臣と語る 希望と安心の国づくり』

そこから、新聞記事を引用させて貰いますね。
いつもお世話になっております。



産科医増員へ追加対策 厚労相「次の手、首相と協議」

舛添厚生労働相は19日、長野県飯田市内で記者会見し、
産科医不足が深刻化している問題について、
「全国のどの地域でも産科医の不足が極めて深刻だ。
優先順位を付ければ、まず産科医対策だ。
来年度予算で医師不足対応の予算を倍増するが、
次の手が打てるかどうか首相、官房長官と協議したい」
と述べた。

政府は来年度予算案に産科のある病院への
財政支援などを盛り込んでおり、産科医の増員に
重点を置いた追加対策を検討する考えを表明したものだ。

その上で、厚労相は
「政府全体で、極論すれば『緊急事態だ』
という認識を持ってもらう」と強調した。

追加対策は、厚労省の有識者会議
「安心と希望の医療確保ビジョン」や、
福田首相主導で今月中にも開かれる
「社会保障に関する国民会議」などで議論される見通しだ。

厚労省の医療確保ビジョンは4月にも
産科医確保策など中長期的な目標をとりまとめる方針だ。

   
『読売新聞 2008年1月20日』



こちらは、NHKのニュースです。

医師不足で厚労相と懇談

舛添厚生労働大臣は、飯田市で、
地域医療をテーマにした国民との対話集会に出席し、
産科医師不足に対応するため、政府として
緊急の対策を検討したいという考えを示しました。

飯田市の市立病院では、産科医師が減ったため、
ほかの地域に住んでいる人や里帰りをして
出産する人の受け入れを、ことし4月から
原則として取りやめる方針です。

舛添厚生労働大臣はこうした地域が抱える
深刻な医師不足の問題についてみずから出向いて
住民と話し合おうと、19日、飯田市の市立病院を
視察した後、市民との対話集会に臨みました。

集会には市民など120人あまりが出席し、
舛添厚生労働大臣と「地域医療の充実」
をテーマに意見を交わしました。

出席した人からは、
「この地域で出産ができなくなったら、本当に悲しい」
といった不安の声が相次いだほか、病院関係者からも
医師が確保できないと病院はつぶれる。
医師の配置を、国はもっと真剣に考えるべきだ」
という意見が出されました。

これに対し舛添大臣は、
「国民の目線に立つことがいちばん大事なことだ
と認識している。
産科の医師不足については、対策のスピードを
上げる必要があり、政府全体として取り組む体制を
早急に考えたい」と述べ、
政府として緊急の対策を検討したいという考えを示しました。

(NHKニュース信州、2008年1月19日)




日本で医療崩壊が進んでいる原因は、
たくさんありますけど。
もっとも大きな原因は、医師の数が不足しているから、
って事と、医療費が不足しているから。

それらは、医師数削減政策、医療費削減政策
によるものだから、医療崩壊というよりは、
医療破壊という言葉の方が適していると、
個人的には思うのですけどね。

いずれにせよ、医師不足、医療費不足
日本の医療崩壊(医療破壊)の大きな原因です。


そして、その中でも最も弱いところである、
産科、小児科、救急では「目に見える形」で、
実際に弊害が起こっています。

それが、お産の制限とか、救急の患者をいろんな病院で
受け入れることが出来無くって、マスコミで言う
たらい回し」が起きているんです。



少し、話が逸れますけど。

病院に来る人(患者)っていうのは、
基本的にはなんか症状があって。
そいでよくわかんないけど
良くならないからって事で、病院に来るんですよ。

まあ、中には健康診断で異常がある、
って言われて来る人もいますけどね。

そういう人以外は、みんな「症状」があるんですよ。
なんらかの。


例えば、肺炎という病気。

肺炎っていう病気は、肺にばい菌が入って、
肺がやられてしまう病気です。

そして肺炎になると症状として、
が出たり、高熱が出るんです。
そして、もっと酷くなると、息が苦しくなります。


肺にばい菌が入った。
そしたら、人間の体ってばい菌を殺そうとして、
頑張るんですよ。
こういう感染防御機構のことを、
免疫って言います。

体の中にばい菌が入ってくると、
白血球(リンパ球、好中球)とか、いろんなサイトカイン
っていうのが頑張って。
ばい菌をやっつけてくれるんです。

そいで、ばい菌をやっつけたりするのには、
体温が高い方が、都合が良いんですよ


温度が高い方が、白血球とかサイトカイン
っていうやつは、良く働くんです。
だから、ばい菌がたくさんいればいるほど、
熱も高くなる場合が多いんです。

まあ、単純に比例はしませんけどね。


そして、人間の体は、ばい菌とかを殺した死骸を、
にして体の外に出そうとします。


っていうのは、気管支やのどが刺激された時
にも出るんですけどね。

皆さんも経験あるかもしれませんけど。
を出す時には、をした方が出しやすいんですよ。

そんな感じで、肺炎になった場合。
人間の体が、自分で肺炎を治そうとして
が出たり、が出るんですよ。

症状がある場合には、基本的には原因となる病気があって、
人間の体がそれを治そうとして「結果として
症状が出るって場合が多いんですよ。


肺炎だったら、咳、痰、高熱
そういった症状です。

重症の肺炎になれば、広範囲で肺がやられちゃうから。
十分に酸素を取り込むことができなくなって、
息が苦しくなる、って症状もでますけどね。

いずれにせよ、肺炎という「原因」があって、
咳、痰、熱、呼吸苦、っていう「症状」が出るんですよ。


熱が出たら、熱冷まし。
咳が出たら、咳止め。


こういう症状をとる治療の事を「対症療法」って言います。

まあ、高熱が出てつらい、とか。
が出てつらい、って事もあるので。
こういう治療が悪いって訳ではないのですけど。

対症療法しかしなかったら、病気は治りません。

人間の体には自然治癒力っていうのがあるから。
症状を和らげてあげて、人間の自然治癒力に任せる。
っていう方法もあるんですけど。

その話は、今はおいといて。
基本的には対症療法だけでは、病気は治りません。


肺炎であれば、肺にばい菌が入る病気なので。
そのばい菌を殺す治療をします。
これが、「病気の原因に対する治療」です。

具体的には、抗生物質っていう薬を使います。
そして、ばい菌やばい菌の死骸がから出るから、
そのを出しやすくする治療なんかもします。

また、高熱が続けば、汗もたくさんかくので、
水分も足りなくなるから。
水分を補充してあげたりもします。

酸素が足りないようであれば、酸素を流します。

そして、対症療法として、
咳を止める薬を使ったり、熱を下げたりします。


肺炎の治療っていうのは、そんな感じでやるんですけど。
決して、「対症療法だけ」では、良くならないんですよ。

熱が出たら、熱冷まし。
咳が出たら、咳止め。


これだけでは、駄目なんですよ。
病気の原因に対する治療」をしていないから。
肺に入ったばい菌を殺さないと、肺炎は治らないんですよ。

熱がものすごく高くなったら、熱冷ましの量を増やす。
普通の咳止めじゃ効かないから、
麻薬の咳止めを使いましょう。


でも、ばい菌を殺す抗生物質の治療はしません。

って事では、どんなに強い咳止めや熱冷ましを使っても、
肺炎っていう病気は治らない
んですよ。

最初に使った抗生物質が効かなかったら、
痰の培養っていうのをやって。
どの抗生物質が効くかの検査をして、
そのばい菌に効果がある抗生物質に変更する。

そういう「病気の原因に対する治療」っていうのを
行わないで、「対症療法」だけ行っていては、
肺炎という病気は治らないんです。


肺のばい菌を殺す、っていう「病気の原因に対する治療
を行って、その上で、咳を止めたり、熱を下げたりっていう
対症療法を行わないと、肺炎は治りません。



話は戻って。

日本の医療崩壊病気に例えると。

医師不足、医療費不足っていうのが病気の原因
お産や患者の制限、たらい回し(病院での患者受け入れ不可能)
っていうのが、症状のようなもんです。

日本の医療崩壊」という病気を治す為には、
医師の数を増やす、医療費を増やす
っていう事をしなければ、決して治りません。

病気の原因に対する治療です。

小手先の対症療法
産科医を増やすために、他の科の医師産科医にするとか、
救急患者に対応する為に、コーディネーターを置くとか。
そういうのが、駄目とは言いませんけど。

それだけでは、治らないんですよ。

他の科の医師産科医にしたら、
他の科の医師は不足しますよ。


産科医が足りない地方に、別の地域から産科医を呼べば、
また別の地域で産科医の数が足りなくなりますよ

コーディネーターを何人増やしたって、
患者を受け入れる病院やベッド、そしてそれを治療する
医師の数が足りなければ、何の解決にもなりませんよ。


今やっているのは、所詮、病気の原因に対する治療ではなく、
対症療法しかやってないので。
そんな事では、日本の医療崩壊という病気を
治す事は出来ないんですよ



医師不足対応の予算を倍増

これ一見、医療費を増やすように思いますけど。
日本の医療費っていうのは、30兆数兆円
日本の医療費を他の先進国並にするには、
あと10兆円くらい必要なんですよ。

医師不足対応の予算って、何十億円ですか。
そんな、はした金だけ倍にしたって、
必要な医療費の1%位にも満たないですよ。
そんな少ししかお金使わないで、治るわけないでしょ。

肺炎の治療の抗生物質を1/00だけ使いました。
そんなちんけな量で、ばい菌を殺せるわけないでしょ。
適正な量を使わないと、ばい菌は死なないから、
肺炎って病気は治らないんですよ。


医師の数を200人増やします。

って、日本の医師数を先進国並にするには、
最低でもあと12万人から14万人必要なんですよ。
200人ずつ医師を増やしたって、500年以上かかりますよ。

そんな小手先の対症療法だけしたって、駄目なんですよ。



悪いのは厚生労働省や大臣だけではありません。

>「医師が確保できないと病院はつぶれる。
 医師の配置を、国はもっと真剣に考えるべきだ」


これ、当事者である病院関係者の発言ですけど。
まあ、言っている事自体は間違ってはいないけど。

所詮、「医師の配置を換える」ってだけでは駄目なんですよ。
医師の数を増やさなければ。
他の地域とか、科の医師が不足するだけですから。


医師の数を増やすのは、すぐには無理だから。
とりあえず出来ることを、って事で
言っているのかもしれませんけどね。

対症療法だけでは、治らないんですよ。
医療崩壊っていう病気は。

医師の配置を換えるんじゃなくて、
医師の数を増やさないと。


残念ながら、医療現場にいる人間でも、
医師は不足ではなくて、偏在が問題だ。
って思っている人もいるのが現状なので。
現時点では、相当難しいかな、って思います。

この発言した医療関係者も、
医師確保とかって言葉使ってるしね。

犯罪者じゃないんだから。
医師を確保する、って言ってる病院に、
行きたいと思う医者がいるわけないでしょ。

自分たちのせいで、医師が病院に来ないっていう面もあるのに、
それを棚に上げて国のせいにしている。
っていう、無責任の構図がここでも見られます。



肺炎っていう病気を診断する為には、
とかとか、があるとか、症状を聞く。
っていう事も大切なのですけど。

胸のレントゲンやCTを撮ったり、
炎症の程度を見るために、採血とかの検査も必要です。

そういう検査とかをして、肺炎って診断する
そういう、正しい診断ができないと、
病気の原因となる治療はできませんから。


今、最も必要なのは、日本は医療崩壊っていう病気に
かかっている、ってしく診断することです。

日本では、医師の数がほんのわずかに増えているから。
だから医師は不足ではなく偏在だ。

とか言っていたら、駄目なんですよ。

医療費がどんどん増えているから減らさなきゃ
っていうのは間違いなんですよ。
他の先進国と比べたら、医療費は10兆円くらい、
足りないんですよ、本当は。

そして、原因は医師不足、医療費不足だ、
って事をきちんと認識する

それは政策によるものだから、医師数削減政策、
医療費抑制政策を変更する事
です。

それで、原因に対する治療を行いながら、
対症療法行う、って事をしないと。

正しい診断をせずに、対症療法しかしなければ、
日本という国は、医療崩壊という病気で、
死んでしまうかもしれませんよ



正しい診断をするために。
こういう本も読んで下さいね!


→ 誰が日本の医療を殺すのか―「医療崩壊」の知られざる真実

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医療事故調、第二次試案について
1/13の「全国医師連盟」の総決起集会で、
小松秀樹先生が反対、って言っていた、
医療安全査委員会医療事故調)の第二次試案」。

これについては、私も以前、
このブログで取り上げていますけど。
やはり、中身を知ると、ほとんどの医師は、
この「医療事故調第二次試案」には反対のようですね。

医師の中でも、国会議員の方達に、
医療事故調反対」のメールを送っている人もいるようです。

実は私は医療安全査委員会医療事故調)」そのものには、
賛成の立場なんですよ。

他の医師がどう思っているのか知りませんので、
私が医師の中では特殊なのかもしれませんけどね。
私は、「医療安全査委員会医療事故調)」自体には賛成です。

ただ、勘違いして欲しくないのは、
今の厚労省や自民党が考えている(厳密には違う物ですが)
医療安全査委員会医療事故調)」の「第二次試案
には反対です。


最近、「医療崩壊」って言葉は、マスコミでも
良く話題になっていますよね。
私は「医療崩壊」ではなく敢えて「医療破壊
っていう言葉を使っていますけどね。
まあ、似たようなもんです。

日本の医療崩壊(医療破壊)の一番大きな原因は、
医師不足医療費不足ですけど。
それ以外の原因として、医師の過労医療訴訟とか、
患者のモラル低下とか、そういう要因があります。

医師の過労っていうのは、医師の数が少ない、
っていうのが一番の原因なので。
医師不足と分ける事が正しいかどうかは、
わかりませんけどね。

そんで、マスコミとかでも「医療訴訟」の話題も、
ここ数年、ものすごく多いです。

民事訴訟の場合は、誰もが訴訟を起こす権利を
持っていますから。
医療訴訟の場合だけ、それを禁止する、
って事は不可能なんですけど。

医師の側から見たら、医療ミスではない
病気で患者が亡くなったり、合併症で亡くなったのに、
医療ミスだ」って言って、マスコミが大きく報道する。

そして、医療訴訟でも判決を言い渡すのは、
医療に関しては素人の裁判官だから。
医者から見たら、「どう考えてもおかしいだろ」
っていう、いわゆる「とんでも判決」が出されて、
何千万円とか、何億円とかっていう
法外な賠償金を医師個人が払わされる。

そういう事が、何回もあって。
医療の萎縮が起こっているんですよ、現在の日本では。
別名「防衛医療」とも言います。


そもそも、人間の死亡率は100%なんですよ。
長生きの人は、今だったら100歳まで生きるけど。
150歳まで生きる人はいないんですよ、絶対。
もっと早く、人間は間違いなく死ぬんです。

それは、誰もが認める所です。

そして、人間は病気になります。
病気になって、死ぬんです。

もちろん、事故でも死にますけどね。

病気になった患者が、病院に来た瞬間、
死亡率が0%って事は、あり得ないんですよ。


文章にしたら、当たり前の事なんですけど。
残念ながら、それを理解している人が少なくなった、
としか思えません。


例えば)

重い病気になった人がいて、
死亡率は、このまま治療をしなかったら90%
すぐに病院に来て、専門ではない医者が
治療をしたら、死亡率は70%。
すぐに設備の整った病院に来て、
専門医が適切な治療を行ったら死亡率は50%


こういう患者がいたとします。

今までだったら、何も考えず医師はこの患者を
治療していたんですよ。
専門が違ってもね。
何もしないよりは、専門が違っても
治療をした方が、助かる可能性が高いですから

まあ、今でも目の前の患者がそういう状況だったら、
何も考えず体が動いているとは思いますがね。

そいで医師が一生懸命治療しても、
専門医でなくて、設備が整っていない病院であれば、
死亡率は70%だから。
7割の患者は、死ぬんですよ
残念な事なんですけど、それは事実です。

でも、放っておいたら、10人のうち9人が死ぬのに、
専門家ではない医師でも治療したら、
10人のうち死ぬのは7人になるんだから。
10人のうちの2人は助けた、って事になるんですよ。

でも、病気のせいで患者が亡くなって、
医師は一生懸命に治療したのに、
「医者のせいで、患者が亡くなったんだ。
医療ミスだ、賠償金よこせ。」

って事を言われるようになったんです。
今の日本では。

ただ、遺族が一時的に感情的になって、
そう言うだけならまだましなんだけど。
そんな、難癖つけるような医療訴訟が起きて、
それで実際に医師賠償金を払う場合があるんです。

お金だけで済むなら、まだましかもしれませんけど。
刑事事件で、逮捕される事まであるんですよ。

そしたら、
自分が治療をしたら、死亡率70%、
そのまま治療しなかったら、死亡率90%。
こういう患者がいたら、
もっと設備の整った施設で治療をしてもらう
っていう選択肢が出てきても不思議はありません。

専門医のいる設備の整った病院に、その患者が
搬送されるまでに、どのくらいかかるかわかりませんけど。
仮に「すぐに」大病院に行けば、死亡率50%なんだから。
それを選ぶ事は、悪い選択肢ではありません。

専門ではない医師が、すぐに治療したら死亡率は70%でも、
専門家がしばらくして治療したら、死亡率80%
って事も、実際はたくさんあります。
もっと時間が経てば、死亡率は更に上がります。

一刻も早く」治療を始める、って事が、
何よりも大事な事もありますからね。

心肺停止とか、そういう時は特にそうです。

専門医ではないけど、この病院ですぐに
その患者を受け入れたら、死亡率は70%
でも、どんどん時間が経てば、死亡率が上がる
ってわかっていたら、今までだったら、
専門医ではなくても、患者を受け入れていたんです。

でも、今だったら。
救急車から、そういう重症の患者がいる、
って事で連絡が来て。
患者を助けようと思って、すぐにその患者を受け入れたら、
「専門医だったら、50%は助かったはずなのに、
医者が悪かったから患者が死んだんだ。」

って訴えられる事もあるんですよ。

そういう事があるから、「専門医がいないから、
救急車の患者を受け入れられない」

っていう場合があるんですよ、たくさん。

「たらい回し」、「受け入れ拒否」って言葉は、
不適切なので大嫌いですけど。
「専門医がいないので、患者を受け入れる事はできません」
っていう事が増えています。


もちろん、医療費削減政策で、ベッドを満床に
近くしていなきゃ、病院が赤字になるから、
受け入れる為のベッドが足りない、とか。
医師数削減政策のせいで、手が空いている
医師がいない、って事も多いですけどね。



今のは、あくまでも例え話ですけど。

医療訴訟」の問題がクリアできれば、
医師の側も、医療がしやすいし。
もちろん、患者の方もこの場合のような患者なら、
死亡率が下がるんだから
患者の側にとっても、メリットは大きいですよね。


でも、民事訴訟そのものを、制限する。
って事は、不可能ですから。
だったら、素人の裁判官ではなく、
専門の医師が、その治療が適切だったかを
判断してくれる組織を作る

という事ができれば、医師の側も、
萎縮しないで治療ができる。

もし、医療事故が起きた場合でも、
専門家がきちんと原因を調べてくれて、
その対策を取る事によって、今後は
同様の医療事故が起きる確率が減る。

という事であれば、医師にとっても、
患者にとっても、良い事ですから。

そういう、「専門家が医療事故を調査するような委員会」
を作る事自体には、私は賛成です。


ただ、今出来つつある医療安全査委員会
医療事故調)の第二次試案
っていうのは。
私が考えている物とは、全く別の物です。


こういう調査委員会を作る一番の目的は、
「同様の事故を二度と起こさない」って事ですから。

一番大切なのは、
「何が起こったのかを、正しく把握する」っていう事です。
原因を正しく把握しなければ、対策は練れませんからね。

その為には、その場にいた、医師とか看護師など、
当事者から事実を聞く、って事が大事です。

人間の体、病気っていうのは、千差万別ですから。
完璧な治療、100点満点の医療っていうのは、
存在しないんですよ、残念ながら。

後から考えたら、100点満点ではなくって80点。
そういう治療ばかりなんですよ。
でも、60点以上が合格点だとして、
80点の治療なら、合格でしょ。

だけど、80点って事は、20点減点って事だから。
100点満点じゃないから、医療ミスだ。
って事で、医療訴訟になるかもしれない。

そういう事になったら、真実を話さない
という事も起こりえます。
訴訟の場合、自分に都合の悪い事を話す必要はない、
っていう事は、憲法で保障された権利
ですから。
それが悪い、って事ではないのですけど。

ま、厳密に言うと、
*憲法第38条1項 何人も、自己に不利益な供述を強要されない。

この「不利益な」とは、刑事訴訟において
有罪判決を受けるという意味に解されていますけどね。

でも、それやったら、
真実を究明して
っていう事ができなくなるんですよ。

なのに、「医療事故調第二次試案」は、
調査を訴訟で使う場合もある。
って言っていますから。
「真実を究明する」という目的と反対になっちゃいます。

それ以外にも、

そもそも、医療事故が何か、って事の定義すら
あやふやなのに、届け出義務を課すとか。

第三者機関って言っているのに、当時者である
遺族の関係者を入れる、とか。


もう、めちゃくちゃなのですよ。

一説によれば、社会保険庁が解体されることによって
生じる余剰公務員の受け皿、又は、
年金官僚の受け皿であるとも言われていますしね。


そんな案には、私は大反対です。
それは、他の医師と一緒です。


防衛医療、萎縮医療をなくすために。
専門家が医療ミスなのか、合併症とか病気のせいなのか、
きちんと判断してくれる。
医療事故が起きた場合、同じ様な事故が起こらないよう、
適切な解決策を見つける。

という事は、医師にとっても患者にとっても良い事なのですが、
今の制度では無理なので。
医療安全査委員会医療事故調)」のような、
組織を作る必要はある
と思います。


ただ、今の時点で、対案が出ていないのに
医療調査委員会医療事故調=医療安全調査委員会)反対
って言っても、
医師は自分が訴えられるのが嫌だから反対なんだろ」
って思われて、説得力がないかな。
って、個人的には思うし。
反対、反対。って言うだけなの、私は嫌いなので。
私はこの事で、議員の方達にメールを送る事はしていません。


ただ、考え方として、

>とにかく潰すことが目的です。
 対案というか事故調査システム自体が拙速であり、
 もっともっときちんとした議論がなされるべきなのです。
 今の時点で対案がある必要は全く無いと思います。
 もちろん対案があることにはこしたことは無いですが。


という意見や

>法案が不十分だから、とにかく今期での成立反対!

 (反対しない行為は、賛成と同等にとられるのが、
 残念ながら日本の風潮です。
 「異議ありませんか?ありませんね。
 では、賛成多数で法律成立」みたいな)

 参加することに意義があります。


とか

>対案はあった方が理想的ですが、
 そう簡単に作れれば誰も苦労しません。
 また対案が無ければ「反対をしてはならない」
 でもないと思います。

 反対運動は出来てから潰すより、
 出来る前に潰す方がまだ容易です。
 可能性は高いとは言えませんが、
 現時点では事故調に明らかな利権が
 議員にあるとは思えませんから、
 推進派議員も「選挙対策でそうせい」
 と言われているだけのような気もします。
 とくにリーダー役で旗振っている某議員なんて
 その筆頭の様な気がします。


なんて意見もあるし。
それぞれ、なるほどな、とは思いますので。

一般の人でも、医師でも、「厚労省、自民党」の
医療安全査委員会医療事故調)の第二次試案」には反対
という方で、賛同される方は、
議員の方達にメールしてみてはいかがでしょうか。

全国医師連盟」のHPでも、署名や意見を募集しています。
→ 『全国医師連盟HP,医療安全調査委員会新設への意見』

議員のメーリングリストに関しては、
『産科医療のこれから』
を見てね!

ちなみに、私は医療調査委員会
医療事故調=医療安全調査委員会)」
そのものには賛成。
の立場なんで、署名していませんけどねw

医療調査委員会医療事故調=医療安全調査委員会)」
第二次試案」には反対、って書いてくれれば良いのに。

私は、対案が出てから、どうするか決めます。


医療や医療訴訟について知りたい人はこれを読んでね!
クリックすると、アマゾンに飛びます。

→ 医療の限界
小松 秀樹 (著)

定番もどうぞ!
→ 医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か
小松 秀樹 (著)


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全国医師連盟、総決起集会参加
1/13に全国医師連盟 設立準備委員会 総決起集会」
があったので、それに参加してきましたー!

全国医師連盟」っていうのは、
「全国医師連盟」設立へ
の記事でも書いたとおり、
患者の事を一番よくわかっているのは、現場の医師だ。
患者最高の治療をする為には、
医師の状態も良くなくては無理だ。
という考えを元に、現場の医師が中心になって、
現場の声を届ける団体を作ろう。
という事で、新しくできた団体が、
全国医師連盟」です。


まあ、今の所「全国医師連盟 設立準備委員会
って事で、単なる準備委員会なんで。
正式に発足したわけではないんですけどね。
その前に、総決起集会をやるって事で、
参加してきました。

椅子席が100席くらいあって、それは全部埋まって。
そいで、30人位立ち見の人がいたから。
大盛況でしたよ。
マスコミ関係者も20人位いたかな。

全国医師連盟 設立準備委員会 総決起集会
には小松秀樹先生と、本田宏先生
この世界では二大巨頭とも言うべき2人を迎えて、
2人とも熱く語ってくれましたよ。


私は小松先生の話を聞くのは始めてなんですが。
いつもは読み原稿だけなのに、今日はスライドも用意して、
相当気合い入っていた、との事で。
話も、すごくおもしろかったです。

内容は、このブログでも書いたと思うけど、
「医療事故調査委員会の第二次試案」の話が中心でした。

こんな、新たな厚労省の天下り先作ったって。
厚労省に医療費の決定に関わる権限に加えて、
調査権と処分権
まで与えるだけなんで。
益々、厚労省の権力が強くなって
現場の意見なんか聞かなくなっちゃいますよ。

医療事故を今後起こさない、って事が目的なら、
事実を医師に隠さず話して貰って、
それを今後に生かす、って事が大事なんですが。

その内容を処分に使うって事になったら、
事実を話す事は難しくなりますよ。

そんなバカな案が通ったら、
医師は、ますます医療をやりにくくなるし、
今後の医療事故を防ぐって事にもならないんで、
全く患者の為にもなりません
だから、そんなのやめましょうよ、って話でした。


私は本田宏先生の話を聞くのは、二回目。
しかも、本まで読んでいるので、
だいたい話の内容はわかっているのですが。

会場の反応も良かったためか、いつもより
更にヒートアップしているようで、
非常におもしろかったです。

いつもの通り、日本の医療費や医師
その海外との比較データーとか。
実際のアメリカの医療はどうだ、とか。

医師警察官、自衛官の数の比較や、
医療費パチンコ産業、葬儀産業との比較など。
正しい知識を、わかりやすく教えて頂きました。

小松先生講演の原稿と、
本田先生スライドはここから
ダウンロードできるんで。
欲しい人は、ここからダウンロードしてね!

本田先生のスライドは、スリムにしても
43MBあるんで、超重いです。
→ 「設立準備委員会 総決起集会 DVD」


私は当日、本田先生のPCから、
USBにもらおうと思ったのですが。
たまたま小さいやつしか持っていってなくて、
断念しました(涙)


そんで、最後に全国医師連盟設立準備委員会世話役の
黒川衛医師(元長崎大学医学部神経解剖学准教授、
長崎県真珠園療養所医師)の
「準備委員会からの報告と、行動提起」が行われました。

日本や諸外国の医師団体の歴史的経緯などを示し、
今の日本医師のあり方が続くのであれば、
勤務医のための団体が必要であること。
日本の医療が正しい方向へ向かい始めるための
行動がしたいとか、そんな話でした。

ちょっと盛りだくさん過ぎた印象はありましたけどね。
個人的には、以前にブログで書いた、
「全国医師連盟」設立へ
こんな感じの事を、もっとシンプルに、
熱く語ってくれたら、もっとみんなに熱気が伝わったのにー。
って、ちょっと思いました。

盛りだくさんな内容だったので、
あっという間に時間が経って、
全国医師連盟 設立準備委員会 総決起集」は
成功だったと思います。

ただ、所詮は「全国医師連盟
の「設立準備委員会」なので。
早急に、本当に「全国医師連盟」を設立する。
って事が大事だと思います。

はっきり言って、今が旬というか。
勢いがありますからね。
医療崩壊とか、そういう事が、特に最近マスコミでも、
たくさん報道されているし。

ここが勝負どころなので、是非頑張って貰いたい所です。

まあ、名称は変わる可能性ありますけどね。


マスメディアも今のところ、おおよそ
好意的に書いているようですね。
産経新聞以外は。


全国医師連盟の創設に向け決起集会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?b=20080114-00000000-cbn-soci

医師の労働環境改善などを目指す
新たな団体を立ち上げようと、
全国医師連盟設立準備委員会」(黒川衛代表世話人)は
1月13日、東京都内で総決起集会を開いた。

全国医師連盟(仮称)の設立は、
医師不足による病院閉鎖など医療崩壊が叫ばれる中、
医師が誇りを持てる労働環境を創設して
医療の質向上につなげることが狙い。
当日の集会には全国から約110人の関係者が駆けつけた。

全国医師連盟設立準備委員会は、
代表世話人の黒川さんらが中心になり、
昨年8月に発足させた。

ことし1月時点で全国の勤務医や研究医、開業医ら
約420人が会員登録しているという。
日本医師会に比べて勤務医が全体の15~16%と多く、
平均年齢も43歳と若いのが特徴だ。
設立準備委員会は、早ければ5月ごろにも
連盟を発足させたい考え。

連盟の設立後は、医師の労働環境改善を目指して
労働組合(ドクターズユニオン)を創設させるとともに、
医療費抑制策への反対キャンペーンを実施するなど
厚生行政へも働きかける方針。

さらに、啓発活動の一環として医療事案に関する
無料解説を担う部署を立ち上げたり、
医療過誤冤罪の発生を防ぐため支援活動を
展開するなどの構想もある。
詳しくは設立準備委員会のホームページで。

13日に会見した黒川さんは、
「人を助けたいという初心を医師が発揮できて、
誇りを持って働ける環境を取り戻したい」
医師、患者、国民が連携して新時代を迎えたい」
などと意気込みを語った。

また日本医師会との関係について同委員会は、
「見習うべきことは見習い、批判すべきことは批判する。
基本的には是々非々」と説明した。

総決起集会では埼玉県済生会栗橋病院副院長の
本田宏さんが講演し「日本では60歳を超えた
病院の院長が当直している。
こんな状況を放置していいのか」などと問題提起した。
会場からは、問題解決に向けてすぐにも
連盟を発足させるよう求める声も挙がった。


「2008/01/13   キャリアブレイン」


キャリアブレインは、かなり好意的に書いてくれています。

ちなみに、

>勤務医が全体の15~16%と多く、

って、これじゃ全然勤務医多くないし(汗)
50~60%の間違いではないでしょうか。

ちょっと、全国医師連盟設立準備委員会
会員構成を見てみましょうか。

会員構成っていうのは、会員が増えれば
どんどん変わっていくから。
流動性のあるものなんだけど。


「全国医師連盟 設立準備委員会HP」によると、
全国医師連盟 設立準備委員会
(2007年12月10日現在)の会員構成は、

公立病院勤務医27%、
民間病院勤務医37%、
研究医14%、
開業医20%


研究医っていうのは、大学病院で働く医師
って事です、ほとんどの場合は。

助教(助手)、講師、準教授(助教授)、教授
っていう、いわゆる「スタッフ」と言われる、
大学から正式に雇われる人は。
大学の教員」として、学校の先生と
同じ給料
を、正式にもらえます。

学校の先生と同じだから、
他の医師よりはかなり安いです。

そして、それ以外の研究生っていうのは、
大学で研究をする医師なんですけど。
正職員ではなく「日雇いの臨時職員」。
で、日給は数千円
高いところでも、一万ちょっと。

土日にどんなに働いても、研究しても、
当然その分の給料がもらえるわけないから。
月給は十数万円
しかもそれだけだと、食っていくのも
大変だから、それ以外にアルバイトに行きます。

日給」なので、アルバイトに行った日は、
大学では働いていないって事になるので。
その分の給料は、きっちり減らされます

大学院生は、年間50数万円の授業料を払って、
ほとんどの大学では無給です。

そういうのが、研究医っていう人です。

詳しく知らないけど。
大学に正式に雇われている、いわゆる「スタッフ
って人は、かなり少ないと思いますよ。

あ、これを見ると、勤務医64%っすね(笑)
15~16%じゃなくって。
1/13の段階では、50~60%だと思います。


そんで、平均43歳っていうのは、
医者の平均年齢と同じくらいか、ちょっと若い位。

医者って、大学の医学部6年だし。
半分くらいは、浪人しているとか、
他の大学出てから医学部入り直したとか。
社会人経験してから、医学部に入ったとか。
そんな人が多いので。

だいたい、医学部の卒業時の平均年齢は25歳くらい
そんで、本田先生の講演でも出ていたけど。
日本って、医者が80歳になっても、
90歳になっても働いている国なんですよ。

当然、年をとったら、医療ミスとかも増えるから。
他の先進国では、定年にしているんだけどね。
医者の数が少ないから、その年になっても、
引退できないんですよ、日本では。

だから、平均年齢43歳っていうのは、
比較的若い、って事です。


朝日新聞の報道は、もっとシンプル。


勤務医中心の医師会設立へ 
過重労働などで問題提起

病院の勤務医を中心にした医師
全国医師連盟」(仮称)が、今年夏までに誕生する。

13日、東京都内で開かれた
総決起集会で設立を決めた。
全国的な医師不足と勤務医の過重労働が
社会問題になる中、開業医が中心の
日本医師会とは異なる立場から問題提起していく考えだ。

総決起集会には医師約110人が参加した。
参加を表明しているのは全国各地の約420人。
勤務医や研究医が約8割を占め、平均年齢は43歳。
医療現場で労働基準法が守られるよう、
連盟を母体に個人で加入できる労働組合をつくる。
国民への医療情報の発信、医療紛争の解決に向けた
取り組みなども検討していく。


「2008年01月14日:朝日新聞」

やっぱりというか、何というか。
やはり、一番大事な「理念」が、
正確に伝わっていないかな、という気がします。

これじゃあ、単に「勤務医の為の新しい団体」。
っていう感じに思われていますよね。
勤務医が自分たちの待遇を改善する為の団体
って思われていませんかねー、この書き方。
悪意があるわけではないのかもしれませんが。

でも、こう思われても不思議はないので。
ちょっと、もう少し考えなきゃいけないと思いますよ。
マスコミへの伝え方を。




全国医師連盟 設立準備委員会」の
理念」っていうのは、これ。


宣言 患者医師が病と闘う最善の医療環境を目指します。

人間は十人十色、千差万別です。
そんな人間が病気になれば同じ病名でも
多彩な症状が表れます。
そんな人々を診察し治療するのが医師です。
医師が診療を行なうのに欠かせない条件に
集中力が挙げられます。
患者の病態を診断し、正しい治療を行なうためには
高度の集中力が必要となります。

集中力を高め保ち続けるためには、
心身ともに十全である必要があります。
しかし現状は、多くの医師
寝不足でもうろう状態であるとか、
積み重なる仕事でに疲労が蓄積しており、
この様な状態では望ましい診療は行なえません。

これは医師にとって望ましくないだけではなく、
医療を受ける患者にとっても望ましいものではありません。
我々は、この悪化した医療環境の状態の改善を目指します。

「全国医師連盟、檄文と理念」


これを、もっと全面に出して行かないと
良い事書いているんだから、
一番大事な事を、HPの下の方に書いたら、
やっぱり正しく理解されませんよ。

患者の為に。
患者に良い治療をする為には、
医師が最高のパフォーマンスを保たないと
それができないんだ。
っていう、前提があって。

その為に医師の労働環境を改善する、とか。
政府の医療費削減政策には反対する、とか。
正しい情報を発信して、国民の皆さんにも
医療現場とか病気の事を知って貰う
、とか。

あくまでも、最初にあるのは「患者の為に
っていう事なんですよ。
理念は。

その為には、具体的医師の環境なども改善が必要だ、
っていう事なんですが。

朝日新聞産経新聞を見ると、やはり
少し間違った解釈をされているようです。
好意的なキャリアブレインでさえ、
弱冠ずれているような感じに見えます。

そこら辺の修正は必要なのかな、って思いました。


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→ 医療の限界
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→ 医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か
小松 秀樹 (著)

誰が日本の医療を殺すのか―「医療崩壊」の知られざる真実
本田 宏 (著)
時間外重症患者割引制度
医療崩壊という言葉が、昨年くらいから、
一般のマスコミでも大きく取り上げられ。
その原因として、最も大きいのは医師不足医療費不足
それらは、政策で決められたことだから、
医療崩壊というよりは政策による「医療破壊」。
と言った方がふさわしいのではないのか。
って話は、このブログでも良く書いていますけど。

正直言うと、今のままでは根本的な解決策が
取られる事はないような気がします。

本来であれば、医師数を増やす、医療費を増やす
という事を、政策で決定する
でも、医学部の定員を大幅に増やしても、
彼らが医者になるまでには後10年くらいかかる。
医療費も、急には増えない

だから、それまでの間
今ある資源、人材をいかに効率よく使うか。
って事が、医療崩壊医療破壊)から日本を守る
唯一の手段
だと思うのですが。
残念ながら、小手先の対症療法ばかりで
一向に改善される気配がありません。

ただ、
政策が変わらなきゃなにも出来ない。
法律が変わらなきゃ何も出来ない。
マスコミの医療報道はけしからん。
軽症患者が時間外に来たり、
文句ばっか言うのはけしからん。


って愚痴ばっかり言っていても、
何の解決にもならないので。
単にマスコミ批判、政策批判をするのではなく、
その替わりになる方法や、抜本的な解決策など、
建設的な意見を中心に書いていこう。

っていうのが、このブログの基本的なスタンスです。


医師数削減政策、医療費抑制政策
変更して欲しいのですが、
とりあえず今できる事として、
限りある人材、資材を有効に使うために
一つ、提案をしていきます。


医療崩壊医療破壊の原因の一つに、
医師の疲弊」という事がよく言われますね。

日本の人口当たりの医師数は先進国中最下位。
そして、外来患者の数は他の先進国の数倍
ですから。
当たり前です。

単純に考えると、この解決策は2つ。

 1.医師の数を増やす。
 2,患者の数を減らす。


これしかありません。
医師の数を増やす為には、医学部の定員を増やすか、
外国から医師を連れてくるか

どっちかしかないのですけど。
今の日本では、どちらも政治的な力が必要ですから。
ここでは、今はスルーするとして。

現実にできる可能性がある、
2の患者を減らす、って事について書いていきます。


患者っていうのは、病気の人の事ですから。
病気、病人自体をなくす事ができれば良いのですが。
現実問題として、それは不可能です。

予防医学っていうのもありますけど。
まあ、予防医学が重要だって事は、私のメールマガジン
「やぶ医師のひとりごと」
でもよく書いている事ですから。
非常に大事な事ではありますけど。
残念ながら、病気をなくす事はできません
病気になる確率を下げる事はできますから。
もちろん、非常に重要な事だと思いますね。

しかし、医療崩壊医療破壊で問題になっているのは、
「病院に来る」患者が多い、って事です。

重症の患者が病院に来るのは、しょうがないですけど。
来る必要のない患者まで、病院に来る。
特に、時間外に軽症で病院に来る患者が多い事が、
医師を疲弊させている大きな要因
になっています。

病院っていうのは、他のお店と同じように、
朝9時から夕方の5時まで。
っていう、時間が決まっていますからね、本来は。

ただ、病人や病気は夜や明け方など、
時間外にもなる事もあるので。
そういう「緊急の場合は特別に」、
時間外でも患者を診る、っていうのが「救急外来」です。

だから、
「軽症患者は時間外に病院に来ないで下さい。」
っていう事を、患者の側に啓蒙する事も大事です。
ただ、これだけでは限界があります。


薬局に行って風邪薬を買うよりも、病院に行って
医者に診て貰って、風邪薬を貰った方が安い
もしくは、値段がほとんど変わらない
という事であれば、時間外でも病院に行きたい。
って思う人が多いのは当然です。

だったら、これを変えれば良いんですよ。

簡単に言えば、時間外の患者は
値段を高く設定すれば良いんです



例えば、時間外の患者は、診察や処置料以外に、
時間外加算料として、5000円とか。

薬局に行って風邪薬やポカリスエットとか、
暖かいお茶とかを買っても、1000円位。
病院に来ても、同じくらいの値段だったら病院に来ても。
薬局なら1000円病院なら6000円
だったら、病院に行くのは控えようか
って思う人は多いと思いますからね。

単純に、時間外に受診した患者の料金を上げれば、
時間外に来る外来患者は確実に減ります。



実際に時間外に来た患者の料金を上げた。
っていう病院は、まだほとんどないのですけど。
未収金対策として、時間外に来た患者から、
五千円とか一万円とかを、先に預かる
その後、後日病院に来て貰って、精算して、
余った分があれば、その分のお金は返す。
足りない分は貰う。
というシステムにした病院っていうのは、
結構たくさんあります。

何人かの医師に聞いたところ、多くの病院で
時間外に来た患者から一時金を徴収した病院では、
時間外に来る患者は減ったようです。


ただ、同じ5千円でも、都会だったらあんまり高いと
感じないためか、あまり患者は減らないけど、
田舎だったら大幅に患者が減った。
とかっていう事もあるようなので。
一時徴収する金額をいくらに設定するか
っていう問題はあるようです。


一時金の場合は、料金を先に一時的に預かるだけ、
ですから問題はないのですけど。
「時間外の患者は一律に料金を値上げする。」
っていう事になると、
「重症なのにお金がなくて
病院に来られない人がいたらどうするんだ。」

って話になるんですよ、必ず。

それに対して、埼玉医大では、
時間外に来た患者では、軽症患者からのみ
一律8400円を追加で頂く。

っていう事にしましたね。

軽症患者からだけだから、
重症患者を切り捨てるって事にはならないので
案としては良いと思います。

ちなみに、これは、一年近く前に、
私がブログで書いた案と、だいたい同じ内容です。

この案を考えた時は、これは素晴らしい案だ、
って自画自賛(笑)していたんですが。
実は、このシステムにも問題があります。


どういう事かっていうと、
軽症患者だけ値段が高い、って事になると、
「何で俺が軽症なんだ。
俺は重症だから安くしろ。」

って言って、ごねる患者が出るって事です。

これを時間外にやられると、時間外に対応した
医師の医療以外の負担が増えちゃいます
からね。
こういう輩に対応しなきゃならなくなって、
医師の負担がますます増えちゃいますので。
単純に、この案だけでは駄目だと思います。

埼玉医大は、まだこのシステムを導入していなくって。
結局、マスコミを通して
「時間外に軽症患者が来たら高いよ」
って事を、患者の側に広める事によって、
アナウンス効果だけで、軽症患者が救急外来に来るのを
抑制する効果
があったようですから。
それはそれで、良い使い方だったのかな、
とは思いますけどね。

でも、実際に運用するとなると、欠点が出る可能性があります。
今でも、かなりのクレームが来ているようです。


そこで、その案に更に追加したのが、これです。

時間外重症患者割引制度

時間外に来た患者には、まずは全員
5000円の時間外加算料金
をいただきます。
ま、5000円っていう値段は、あくまで一例ですけどね。

ただし、重症者は割り引くっていう制度です。

軽症患者から割増料金を取るシステムと、
どこが違うんだ、って思う人もいると思いますが。

軽症、重症の判断は、病状とか
現場の医師の判断で決まるのではなく、
単純に、医療費(自己負担の分)だけで決まる。
っていうシステムです。

機械的医療費だけで決まるので、これをやると、
現場の医師とか事務員の労力も減るし、
これにより現場でクレームをつけられる事も
減ると思われます。


具体的にはこんな感じです。

患者時間外に救急外来を受診したら、
時間外加算料として5000円を上乗せする。

本当は、単純に医療費の自己負担が1万円以上なら、
5000円の時間外加算料なし
って事にすると楽なんですけどね。

それだと、元々の医療費の自己負担分が9500円なら、
9500+5000=14500円

10500円だと
10500+0=10500円

とか、って逆に安くなる事があるので。
「だったら、あと一種類、余計に薬を処方してくれ。」
とか、って言われると面倒くさいので。

医療費自己負担が1万円以上は、
1万円を超える分の半分だけ、
時間外加算料を割り引くって制度
が良いかなと思います。


元々の医療費の自己負担分2000円なら、
2000+5000=7000円

自己負担1万5千円なら 
1万5千+5000−(15000―10000)/2=17500円

2万円なら   
2万+5000ー(20000-10000)/2=2万円

こんな感じ。
医療費の自己負担額が2万円以上なら、
時間外加算料は実質「無料」になります。

時間外加算料に関しては。
一泊でも入院したら、医療費の自己負担額は
2万円以上になる場合が多い
ですから。

「時間外患者は、緊急性のある患者のみ」
っていう本来の主旨と大きくは変わらないような気がします。

救急車は更に5000円としても、
医療費の自己負担額が3万円以上なら、
時間外加算料も救急車の料金もただになる計算です。


時間外重症患者割引制度であれば、重症患者に関しては、
時間外加算料(救急車の料金)は無料になりますから。
重症なのに、お金がなくて病院を受診できない。
という事はなくなると思います。


5000円というのは、あくまでも一例ですので。
未収金対策の5000円で効果がない地域もあるし、
そこら辺の料金に関しては
地域差があっても良いと思います。


実はこの時間外重症患者割引制度
これに関しては、今の日本の医療制度でも、
やる気になればできるんですよ。

選定療養」っていう制度がありますからね。

選定療養」っていうのは、どういう事かっていうのを
厚労省のHPから見てみると


○厚生労働大臣の定める「評価療養」及び「選定療養」とは

健康保険法の一部を改正する法律
(平成18年法律第83号)において、平成18年10月1日より、
従前の特定療養費制度が見直しされ、
保険給付の対象とすべきものであるか
否かについて適正な医療の効率的な
提供を図る観点から評価を行うことが必要な
「評価療養」と、特別の病室の提供など
被保険者の選定に係る「選定療養」とに再編成されました。

この「評価療養」及び「選定療養」を受けたときには、
療養全体にかかる費用のうち基礎的部分については
保険給付をし、特別料金部分については
全額自己負担とすることによって
患者の選択の幅を広げようとするものです。


<選定療養>
・ 特別の療養環境の提供
・ 予約診療
・ 時間外診療
・ 200床以上の病院の未紹介患者の初診
・ 200床以上の病院の再診
・ 制限回数を超える医療行為
・ 180日を超える入院
・ 前歯部の材料差額
・ 金属床総義歯
・ 小児う蝕の治療後の継続管理


参照:「厚生労働省:先進医療の概要について」


以前、私は勘違いしていたのですが。
選定療養では、紹介状なしの初診料以外にも、
時間外診療、200床以上の病院の再診料
等も、
病院の判断で決める事ができますから。

特に法改正をしなくても、病院が独自に
時間外診療の加算料金を取る事は可能
です。

救急車の有料化に関しては、法律や地方自治体、
消防とのからみ
もあるので。
また、別問題になりますけどね。


本当は、根本的な医療崩壊医療破壊の原因である、
医師不足、医療費削減政策を変更する。
でも、それまでに時間がかかるから、それまでの
つなぎ」として、今ある資源、人材を有効利用する。

っていうのが、日本を医療崩壊医療破壊から救う
唯一の方法だとは思いますが。

とりあえず、現場で出来る事して、今の医療制度でも
選定療養」を使って、「時間外重症患者割引制度
等を取り入れて、時間外に来る患者の数を減らして、
現場の医師の負担を軽減する病院が
あっても良いのではないでしょうか。

どこか一つの病院だけでもやってくれて、効果があれば
他の病院も続く可能性があると思いますよ。

そしたら、医師の過労や医師の疲弊
軽くなるかもしれないのになー。

21病院で受け入れ拒否=70歳男性、10日後に死亡-救急車内で心肺停止・大阪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?b=20080112-00000064-jij-soci
『2008.1.12時事通信』

こういうのも、軽症で救急車呼んだり、する人が多くて、
結局受け入れられる病院が少ないから起こるんですわ。
ま、早く病院に着いても、助からない人は助からないので。
この患者の場合は、なんとも言えませんけどね。


皆さんは、軽症なのに救急車を呼んじゃ駄目ですよ。
救急車を呼ぶ基準は、これを参考にしてみてね!

→ 『3分でわかる救急車の上手な使い方』

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主治医が見つかる診療所1
2008年1月7日、午後七時からテレビ東京で放送された、
主治医が見つかる診療所」って番組を見てみました。

基本的に、私は家でほとんどテレビを見ないのですが。
病院で新聞を見たら、ちょっとおもしろそうだったので。
家に帰って、この番組を見てみましたよ!

結論から言うと、このブログで1,2年前から言ってきた事を、
国会議員テレビで有名な医師が話し合う、
って感じの内容なんでしたね。

テレビのゴールデンタイムで、医師不足医療費不足
日本の勤務医の過酷な現状とか、
乳母捨て山制度とも言える、後期高齢者制度について
きちんとした形で放送されたことは、評価できると思います。

昨年までは、医師叩きのくだらない番組が多かったけど、
去年の後半位から、メジャー系のマスコミは、
少しは勉強したのか、医師不足医療費不足
勤務医の現状等について、
本当の事を放送するようになったような気がします。


2008年1月7日,「主治医が見つかる診療所
番組内容のダイジェスト

いつもは一時間の番組らしいですけど。
今回は特番だったらしく、3時間くらい放送していました。

夜の7時からの放送って事で、最初の方は
見逃しちゃったのですけど。
HPを見ながら、わかる範囲で解説していきますね。
主治医が見つかる診療所』のHPはこれっすね。
『主治医が見つかる診療所』


議題1 外国人は見た!日本医療の不思議とは?

■スタジオに日本に住む外国人をゲストに招き、
 自国の医療事情と比べて日本の医療に対する
 疑問点を述べてもらいました。

◆日本の医療に対する外国人の意見◆

 ・多い患者
 ・長い待ち時間
 ・短い診察


日本では、病院に行っても3時間くらい待たされる。
それなのに、診察は3分くらいしかしてくれない。
っていう不満を、外国人が言っていました。

その原因として、日本ではフリーアクセスだから。
患者がどんな病気かに関わらず、
好きな病院に自分の意志で行けるから
より専門的な安心を求めて、患者が診療所ではなく、
大きな病院に集中するから

そして、1人当たりが病院にかかる回数が、
日本人は、他の先進国に比べて2倍
くらいだ。
だから、患者が多くて、病院患者が集中するから、
待ち時間が長いんだ
、って話が出ていました。


○ある病院のアンケート調査

医師が1人で1日に診る患者は平均で45人。
診察時間を5.5時間とすると、
1人当たり7分
って計算だ、って話も出ていました。

医師カルテに書く時間も入れて7分だから短い、
っていう事を番組ではやっていましたけど。
はっきり言って、甘いですね、その勘定


どんだけ甘い見込みか、具体的に医師の外来の仕事
っていうのを、ざっとあげてみましょうか。


 医師の外来の仕事

まず、患者を診察するのに患者の名前を呼びます。
患者の名前を呼んで、いなかったらまた時間かかるし。
患者が名前を呼ばれたら、診察室に入ったら、
その後椅子に座って、まずは名前をフルネームで確認

老人が多いから、診察室に入るのもゆっくりの人が多いし、
車いすの人も多いですからね。
移動の時間だけで、相当かかります。

で、患者の話を聞く前に、医師はカルテを見て、
この患者がどんな病気か、どんな治療をしているか確認します。
だって、何百人もいる患者とか、全部頭の中で
把握できるわけないでしょ。
患者の病気や治療内容、薬に関してはカルテに書いてあるので、
患者を診察する前に、それを確認するのが基本です。

実際は、時間がないので、患者が診察室に入ってくる時の移動時間
または、患者話を聞きながら、平行してカルテを読む、
っていう事をしなきゃならないのですけどね。

勉強熱心な医師は、前の日に「予習」って事で、
予約された外来患者のカルテを見る人もいます。


そいで、患者が椅子に座ったら、話を聞いて。
内科なら血圧を測って、胸の音とか背中の音とか聞いて、
その他の診察もします。

耳の遠い老人も多いですからねー。
話を聞いて貰うのも、聞くのも一苦労です。

冬の場合は、たくさん着込んでくる患者も多いから。
服を脱ぐだけでも大変です。


循環器内科の場合、高血圧患者も多いから。
そういう人は、できるだけ家庭での血圧を測ってもらって、
血圧手帳」に家庭血圧を書いて貰います。
そいで、血圧手帳に書いてある血圧の値を
カルテにまとめて、場合によっては薬を調節します。

私の場合だと、1日の外来患者は平均で50人位
その内、高血圧患者20人くらいですかねー。
半分くらいは、血圧測ってないとか、血圧手帳忘れたとか。
そういう患者が多いので。
1日に10人くらいでしょうかね。
実際に血圧手帳を見るのは。


話はそれてしまいましたけど。
そして、患者の診察の他に、検査があったら、
検査データーを確認して、その所見をカルテに記載。

検査データーは、ただ見るってだけではなく、
それが正常なのか異常なのか。
以前のデーターと比べて、上がっているのか下がっているのか
それとも変わりないのか
変化があっても、それは経過観察のままでよいのか。
それとも、更なる検査や治療が必要なのか。
他の科の専門医の受診が必要なのか否か。
それらを、その場で判断するわけですから。
一定の時間はかかりますよ、当然。

そして患者に、その検査結果の説明をします。

ちなみに私の場合、循環器内科なので。
糖尿病患者もたくさんいます。
だいたい2割くらいの印象ですね。
50人の2割だから、1日に10人くらいでしょうか。

糖尿病患者は、毎回採血、尿検査をして、血糖値
HbA1cといって、約一ヶ月の血糖の平均値を見る検査をしますから。
最低でも、10人くらいは検査の患者がいます。

また、外来に通院している患者っていうのは、
全員病人ですからね、当たり前ですけど。
定期的に、採血やレントゲン、心電図などの検査をします。

病人じゃない人でも、一年に一回くらい健康診断で、
そういう検査をするでしょ。
だから、特に変わりがない人でも、最低でも年一回は
定期的な検査
は必要だと思います。

もちろん、年一回じゃ足りないから年に何回も、とか、
糖尿病以外でも毎回採血などの検査が必要な患者もいます。
もちろん、それ以外に心エコーとか、CTとか。
別の検査が必要な人もいます。


そして、次回の外来をいつにするか、予約を入れて、
今度の外来でどんな検査が必要なのかを判断して。
必要なら、次回外来で検査を入れます。

もちろん、緊急性があると判断した場合は、
その日のうちに検査をします。

次回は一ヶ月後とか二ヶ月後とかって、適当に入れていると、
前の週の次の月が祝日とかだったりすると、
下手したら1日に60人とか70人とか。
ものすごい数の患者の予約が入って大変な事に
なる場合もあるので。
そこら辺も計算して、予約を入れなければなりません。

病院によっては、事務がやってくれるので。
そういう病院は助かるのですけどねー。
残念ながら、私の今の病院は全部自分で予約を入れています。


医師外来の仕事の流れっていうのは、そんな感じなんですけど。
それ全部含めて、診察の時間に加えて、患者の移動、
検査データーを見て判断する時間、患者への説明、
カルテへの記載、次回外来、検査の予約


全部合わせて、平均で7分ですからね。

正味、5分はないのじゃないですかね。
残念ながら。


そいで、話は元に戻って。

患者の待ち時間が長い。
その問題を『GP制度』というシステムを
取り入れて解消している国もあるって話が出ます。


■『GP制度』とは? 
…『ジェネラル ・プラクティショナー制度』
= GP制度(主治医制度)

国民一人一人にGP、つまり主治医がいる、という制度です。
患者はどんな病気でも、
まずは決められたGP(主治医)にかかります。

診察・治療の結果、さらに専門的な治療が必要な場合は、
GP(主治医)が適切な専門病院
患者に紹介する制度です。


イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、
イギリス、カナダで取り入れられているけど、
日本では取り入れられていませんね、この制度。

そいで、国会議員に聞いたら民主党2人だけ賛成。
自民党2人、共産党、社民党は反対でした。

医療崩壊の先進国イギリスでは、
GP(主治医)を受診するのに時間かかるし。
そのGP(主治医)から専門医を紹介されるのに、
また時間かかりますからね。
結局は、もっと時間がかかりますよ。(自民党平沢議員)

他の外国では、すぐになんか診てもらえませんからね。

かかりつけ医のような信頼できる主治医がいて、
何でも診ることができる医者がいる。
って事は賛成だけど。
GP(主治医)制度っていう制度ができて、
そのGP(主治医)を通さないと、専門医を受診できない。
というGP(主治医)制度そのものには反対。
っていう、共産党の小池議員のまともな意見も出ていました。

自分が納得できる医療が受けられるっていうのが、
一番患者に取っては大事だ。
合わないときにどうするか、っていうのがないので
今の段階ではGP(主治医)制度は反対。
っていうのが、社民党の福島議員の意見。

GP(主治医)制度でも、海外では
一度GP(主治医)を決めてしまったら、一生その先生
とか、GP(主治医)1人が患者1000人とか、ってを決めたら、
人気がある医者は他の患者が死ぬか他の所に行くまで、
その先生には診てもらえない、っていう制度もあります。

でも、こういうのではなくって、GP(主治医)グループ
のようなものを作って、GP(主治医)グループに一度
診てもらって、専門医の受診が必要だ、って判断してもらったら、
病院を紹介する、っていう制度が良いんじゃないか。
っていう意見は、内科の秋津先生から出ていました。

そしたら、大学病院風邪で来る、
とかって人がいなくなりますからね。


ここで問題になるのはGP(主治医)っていうものと、
GP(主治医)制度、っていう制度は全く別物なんですよね。
でも、そこら辺がごっちゃになっているんですよねー。
一部の国会議員やテレビで有名な医師は。
だから、話がややこしくなるというか。

自民党とか厚労省とか、やたら総合医とか、
家庭医、主治医っていうのを最近出していますけど。
そういう医者がいるのは、良い事だと思いますよ。

残念ながら、日本ではそういう「システム」「教育」が、
整っていない事は事実です。

でも、今回の番組でも民主党の山田議員が言っていたけど。
医者になってすぐ、3年間くらい研修を受ければ。
とか、って。
厚労省でも、そんな感じの事を言っていますよね。

だけど、医者歴が全くなくって、研修のみ3年の医師と、
医者歴30年でいろんな患者を診た医師
どっちが患者の事を総合的に判断できる医師ですか?

絶対医者歴30年の医師にはかないませんよ。
30年医者やって、それなりに地方の小さい病院とか、
いろんな病院でいろんな患者を診ているんだから。
自分の専門以外の患者だって、かなり診る事ができますよ。
医者歴30年のベテラン医師なら。

GP(主治医)のような医者を作るなら、逆に
医者になってすぐじゃなくって、医者歴5年とか10年とか。
それ以上くらいやって、それなりに専門ができるようになって。
最前線の病院でばりばり、専門ばっかやるより、
いろんな患者を診たいな

っていう医者を、3年くらいかけて育てて行った方が、
良いGP(主治医)になると思いますけどねー。
個人的には。


まとめると。

■GP制度の利点

本当に治療が必要な患者だけが専門病院に行くことになり、
日本のように待合室が混み合うということはなく、
一人の患者にかける診察時間も長くなるといいます。


討論テーマ1 日本でもGP制度を導入すべき?   
 
<日本にGP制度を導入する場合の問題点>
1.主治医となるべき医師の不足
2.患者が自由に病院を選べなくなるという弊害
3.医学教育の見直しが必要
  →例えばGP制度を取り入れているイギリスでは、
   GPになる為に専門的な資格が必要。



国会議員もテレビに出ている有名な医師も。
党とかによらず、だいたい考えている事は変わらないんですよ。
基本的には。

病院に軽症患者がたくさん押し寄せて、
患者の待ち時間が長くなるのは反対。

っていうのは、みんな同じです。

ただ、GP(主治医)制度っていう制度を導入しちゃうと、
アクセスに制限がかかるんです。

だから、制度としては反対と賛成に分かれるんですよ。

だったら、制度は変えないで病院に来る
軽症患者を減らす事が出来ればよいんです



このテレビでGP(主治医)制度を導入できれば、
それがなくなるかも、って事でメインの話題にしていましたけどね。

でも、今の制度でも、ある程度は可能ですよ。
軽症患者大学病院とか、病院から減らすのは。


答えは、これ!

大学病院や大病院の診察料を上げれば良いんですよ。

今の日本の診察代っていうのは、診療報酬で、
国で決まっています。

具体的には、これに書きましたね、つい最近。
『日米医療報酬比較』の記事に書いた通り。

日本の診察料

 ○初診料

研修医でも専門医でも 2700円

 ○再診料

200床未満の病院 570円
200床以上の病院 700円
診療所        710円


前にも書いた事なのですけどね。
よーく診て欲しいのですけど。

診療所病院だったら、
診療所の方が、再診料が高いんですよ

日本医師会っていう、
開業医中心の団体が、昔は力が強かったから
それで、診療所の再診料が病院よりも高くなっているのかな
と、思ったら。
ちょっと事情が違ったようですね。
すいません。

以下、元ライダー先生のコメントからの引用です。

10年位前(もっと前かも?)、病院は入院、
診療所は外来と役割分担することで、
待ち時間の緩和、医療費抑制
(外来は病院の診療単価が高かった)に
貢献するものとして厚生省(当時)が政策を考えた。

病院の外来診療料をペイしないところまで下げれば
病院は逆紹介の促進などで外来診療リストラをするだろう。
さらに病院が診察料に上乗せ料金を徴収することまで認めよう。
そうすれば患者の自己負担は病院>診療所となり、
患者を診療所に誘導することもできる。」官僚はこう考えた。

つまり
上乗せ料金徴収せず→病院外来赤字だろう
これを避けるために
上乗せ料金徴収→病院外来縮小
を狙った。

ところがほとんどの病院
「上乗せ料金徴収せず→外来赤字だろう」を選んだ。
結果、病院と診療所の診察料格差だけが残った。
そして、今に至る。
本来は患者行動を直接コントロールする
制度変更にすべきであったのに、
供給側をコントロールすることによって
間接的に患者行動をコントロールしようとした。
しかし思ったように供給側が動かなかった。
ズバリ官僚の読み違えです。


って事だそうですよ。


専門医がいて、最新の設備があって、
他の科もたくさんあって、安心できる病院
それと、普通の診療所

しかも値段は大病院の方が安い

だったら、病院患者が行くのは当たり前でしょ。
診療所の再診料を下げる、って話が
今度の診療報酬改定で出ましたけど。

大幅に、大病院の再診料を上げれば良いんですよ
そしたら、病院に行く患者は減るから。

まあでも、数百円上げたくらいでは、
自己負担3割とか1割だから。
実際の患者負担は数十円とか、100円とか。
ほとんど患者の受診抑制効果はないと思うので。

再診料っていうのを、病院毎に
自由に設定できるようにすれば良いんですよ。


実際、今でも紹介状なしの初診料っていうのは、
病院の裁量でいくらにでも設定できますから。
今の制度の根本をいじらなくても、
そのくらいはできるんです。

もちろん、その分は自己負担になりますからね。
患者にとっては、負担が大きくなりますけど。
だからこそ、軽症患者で安心の為だけに、
大学病院とか病院にかかる、って患者は減ると思います。

こっちの話も。
もう制度的にはできるそうです。
完全に私の勉強不足でした。
これも、元ライダー先生からのコメントです。

今でもできるようになっている(選定療養)のに、
病院管理者がそうしないんですよ。
勤務医の激務緩和に役立つのになあ。


うわっ。
今回、勉強不足ばっかで恥ずかしー。
すいませんでした。

病院はそれぞれでも、まとまってでも良いけど、
病院受診時の再診料を、上げちゃえば良いんですけどねー。
そしたら、勤務医の疲弊を軽減するだけでなく、
病院経営的にも良くなる可能性があります。

やっぱ、どこも保守的だから、最初にやるって人はいないのかなー。


そこら辺の話が一切出ないで、GP(主治医)制度の話だけで
終わったのは、ちょっとがっかりでした。


そんなわけで、今回は「主治医が見つかる診療所」の
前半部分の内容と、私の私見でした。


大学病院について詳しく知りたいっていう人は、
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 大学病院の秘密



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勤務医9割、事務が重荷
『医師(勤務医)の仕事』の記事で書いたように。
医者(勤務医の仕事っていうと、おおざっぱにこんな感じです。

勤務医の仕事

外来
入院患者の回診
検査
手術
当直
当番
書類書き
後輩医師の指導
医学の勉強
地域の学校への検診
往診
くだらない会議
看護学校、看護師等への教育


患者を診察するとか、特殊な検査とか、
専門的な技術や知識がいる事は、
医者にしかできない仕事だから。
それを医者がやるのは当然なんですけど。

専門的な知識や技術も必要ない、医者じゃなくても
できる仕事っていうのがあるんですよね。
今は、医者勤務医がやっている仕事には。

その一つに、書類書きなどの、事務的な仕事があります。
書類っていっても、いろんな種類があるから。
医者にしか書けない物もあるんですよ。

例えば、どういう経過で入院して、どういう治療をした
とか。
そういうのは、治療をした医師以外が書くのは、
ちょっと難しいですよ。
そういう書類医師勤務医が書くのは、
しょうがないかな、って思います。

ただ、ほとんどの書類は、前回とほとんど同じ内容
それで、日付だけ違う
っていう書類なんですよ。

リハビリの書類とか。
生活保護の書類とか。
労災で慢性的に通院している人の書類とか。
介護保険の書類とか。

そういう書類は、前回書いた書類を出してもらって、
日付以外の部分は、前の書類を写して書く。
っていう事が多いんですよ、実際。
その中の書類9割くらいかな。

それだったら、医者以外の人間でもできるでしょ。
でも、残念ながら、今はほとんどの病院で、
そういうくだらない、同じ内容を書く仕事も、
医者勤務医でも開業医でも)が書いています。

そういう事務的な仕事が、ここ数年、
更に多くなっているような印象がありますけど。
そういう事思っているのは、私だけじゃないようですよ。
複数の医師からも、コメントいただいたし。
実は、新聞の記事にもなっていました。



勤務医9割、事務が重荷 
「医療事務員の導入急務」/全社連調査

病院勤務医の約9割は、本来の診察以外の
事務作業の多さに負担を感じていることが、
全国の社会保険病院の常勤医を対象にした調査で分かった。

中でも、大きな負担となっているのは、
診断書や紹介状などの書類作成、
電子カルテのデータ入力といった作業。

調査を行った全国社会保険協会連合会(東京)は、
医師が本来の業務に専念出来ずに疲弊している。
欧米などで導入されている医療クラーク(事務員)の活用など、
業務分担が急務だ」と指摘している。

調査は今年8月、全国52の社会保険病院のうち、
250床以上を中心とした31病院の
常勤医1406人にアンケート方式で行い、
931人から回答を得た。

4年前と今とで負担の増減を診療と
診療以外に分けて聞いたところ、「両方増加した」
と回答した人が58%に上った。
「診療以外の業務のみ増加」も合わせると、
診療以外の業務の負担増を感じている人
が約9割に達していることになる。

診療以外の業務を14種に分けて負担感を尋ねたところ、
「大変負担」「負担」とする回答が多いのは、
 〈1〉民間の医療保険書類の記入(70%)
 〈2〉薬や検査などを指示する伝票整理(61%)
 〈3〉診断書(60%)
 〈4〉他病院への紹介状(59%)
 〈5〉患者・家族への説明(54%)
の順だった。

医療保険書類や診断書は患者側から
作成を依頼されることが多い。

これらの業務のうち、
「事務職や看護師など、他職種に分担してもらえる」
という回答が7割を超えたのは、
 〈1〉伝票整理
 〈2〉検査や処置の予約
 〈3〉民間保険書類の記入など。

逆に、「すべて医師が行うべきだ」との回答が多かったのは、
カルテ記載や患者・家族への説明などだった。

本来医師の業務ではない業務がどの程度あるか聞いたところ、
約4割が「10~20%」と答えた。

自由回答欄では、
「最近、診断書や紹介状などの作成依頼が増加。
ささいなことまで説明書、承諾書などの書類が必要になった」
「IT化でコンピューター入力業務が増え、
予約まで医師が取っている」
などの意見が多く聞かれた。
             

 〈医療クラーク
医師の仕事を補助する事務職員で、
医師が診察に専念できるようにするのが役目。
国家資格はないが、一定の医療知識や
事務処理能力が求められる。
欧米の病院では一般的だが、
日本で導入している病院はまだ少ない。
国は来年度から医療クラーク制度を導入する方針で、
診療報酬改定で人件費がつく見通し。

参照:2007年12月27日、読売新聞、夕刊



やっぱ、私やコメントしてくれた医師だけでなく、
勤務医9割は、事務仕事が負担だそうですよ。

書類っていっても、例えば患者の紹介状
これは、患者がどういう病気で、どういう理由で紹介したい
とか、そういう内容なので。
これは、医者以外の人間が書くのは難しいでしょうけど。

ただ、前の書類を写すだけとか。
保険会社の診断書
でも、最初のやつを書くのは
医者以外では無理でしょうけど。
何枚も、同じ様な書類を持ってきた人がいたら、
2枚目以降は、同じ事書けば良いだけですからね。

こういう書類とかを、医療秘書〈医療クラーク
やってもらえると非常にありがたいですね。
9割くらいは、そのまま使えますから。
オーケーなら、医師はそれにサインだけで済むし。
残りの1割は、微調整というか修正すれば良いのですよ。
最初から全部医者が書く手間に比べたら、
はるかに医者の手間が少なくなりますよ。


今でも、先進的な民間病院では、医療秘書〈医療クラーク
を取り入れている病院ってありますから。
これから、日本でも民間病院だけでなく、
公立病院とかでも取り入れていくべきだと思いますよ。


ちなみに、アメリカ人口当たりの医師は、
日本の約2倍いるんですけど。
病院に勤めている医療関係者は、
日本の10倍くらいいるんですよ。

医療秘書(医療クラークはもちろん、
患者搬送を専門に行う人とか。
朝から晩まで、点滴のルートを取っている人とか。
患者や家族に病気や病状、合併症の説明をする人とか。

そういう、いろんな専門家がいます。

患者っていうのは、病気の人ですから。
搬送する時に、何かがあるかもしれないので。
ただの助手さんとか、何の資格もない人だけだと、
ちょっと不安ですけど。

アメリカの患者搬送係は、救命士の資格持っていますからね。
あんまり細かい事は、私も知りませんけど。
日本でも、BLSとか、心肺蘇生法とかそういう訓練をした、
専門の患者搬送係とかがいると、非常に助かると思いますよ。



地方自治体病院事務員が余っている所が多いので。
新たに外部委託をして、医療秘書(医療クラーク
雇うのではなく、余っている事務員
医療秘書(医療クラークとして使ったら、
人件費削減にもなって良いと思うんですけどねー。


アメリカの医療に関しては、この本に詳しく書いていますよ!
→ 誰が日本の医療を殺すのか―「医療崩壊」の知られざる真実
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医師(勤務医)の仕事
医師不足、特に勤務医が日本では不足している。
というのは、他の先進国と比べて、日本では
人口当たりの医師が少ないので。
まあ、当たり前といえば当たり前で。
その事が、医療崩壊医療破壊の原因の一つです。

医療崩壊という言葉は、最近よくマスコミとかでも
使われるようになってきましたけど。
医師数抑制政策、医療費抑制政策というのは、
政府の政策ですから。
医療崩壊というよりは、医療破壊の方がふさわしい。
というのは、以前に書いた通りです。

医療崩壊医療破壊の原因として、大きいのは、
医師不足医療費不足の二つなんですけど。
その他にも、医療崩壊医療破壊の原因はあります。

これも、最近よくマスコミでも取り上げられている、
医師勤務医の過労です。

医師の数が少ないから、過労になるのは当たり前、
といえば当たり前なんですけど。
そもそも、

医師勤務医)の仕事って何よ?

って思いませんか。
医療関係者以外は、医者の仕事っていうのが
どんな事か知らない人も多いでしょうから。
ざっと、ここで医師勤務医の仕事を書いてみましょうか。


勤務医の仕事

外来
入院患者の回診
検査
手術
当直
当番
書類書き
後輩医師の指導
医学の勉強
地域の学校への検診
往診
くだらない会議
看護学校、看護師等への教育


とりあえず、ざっと思いつくだけ上げてみました。
それぞれについて、解説していきましょうかね。


○外来

外来、っていうのは循環器内科であれば、高血圧とか
狭心症とか糖尿病とか心不全とか。
そういう、持病で定期的に病院に通院している患者
診察する仕事です。

まあ、持病はないけど、風邪とか動悸がするとか、
そういう患者も診るんですけどね。

ほとんどの一般的な方がイメージしている医師の仕事
っていうのが、いわゆる「外来」の業務の事です。


○入院患者の回診

入院している患者の診察です。
外来に通院するだけでは、治療が難しい。
という人が、基本的には入院するので。
入院患者っていうのは、基本的には重症です。

明日、明後日にでも退院できる人もいるし、
いわゆる社会的入院の人もいますから。
全員が重症というわけではないのですけどね。

基本的には、入院患者っていうのは、重症患者です。


入院患者そのものを診察、治療する。
っていうのが、もちろん一番の仕事なんですけど。
重症の患者ですから。
一定の危険性が伴う、検査とか治療、それから輸血とか、
そういう医療行為も行う事が多いんですよ。

そんな時には、患者の家族に説明をしなければいけません。

アメリカ等の国だと、患者への説明は専門のスタッフが行う、
というところもあるようですけど。
日本では、全て医師が行います。

まあ、補足を看護師が行う事もあるとは思いますけど。
基本的には100%医者の仕事です。

今の時代、「説明義務違反」って事で、
裁判で何千万円も支払わされる事もあるので。
大変手間のかかる仕事です。

でも、どんなに丁寧に患者や家族への説明を行っても、
医者には一円も入らないんですよ

はっきり言って、これはおかしいと思います。
説明義務違反」とか言っておいて、裁判では
大金を支払わされる事もあるのに。
その対価はゼロ

これは、やっぱりおかしいのではないでしょうか。


○検査

循環器内科だと、心エコーとか、心臓カテーテル検査とか、
運動負荷試験とか、そういう検査です。

他の科だと、胃カメラとか、眼底検査とか、
そういう検査の事です。

エコーとかだと、忙しい病院だと検査技師が中心になって、
検査をする病院も多いのですけど。

危険性の伴う検査の場合は、基本的に全て医師が行います。


○手術

手術をするのは、基本的には外科系の医師で、
内科系の医師はほとんど手術は行わないのですけど。
循環器内科だと、ペースメーカーを植え込む手術とか、
心臓の表面の血管(冠動脈)を広げる、血管内手術
という手術は行います。

心臓カテーテル検査をやって、すごく血管が狭いとか、
詰まっているという時は、その場で血管内手術をやるし。
胃カメラ
をやって、大量に血が出ていればその場で、
止血する治療をやりますから。

内科の場合は、手術と検査、っていうように、
完全に分ける事は難しい場合もあります。


○当直

いわゆる「病院」というところには、
夜でも病院内に医師が待機していなければならないので。
当直という業務が当たります。

年齢が一定以上の医師とか、地位が高い医師では、
免除される場合もあるのですけど。
まあ、だいたいある程度以下の年齢の医師は全員、
当直という業務をやります。

本当は、入院患者に何かあった場合にのみ備えるもので、
患者を診察した場合は、当直料とは別に残業代を貰える
そして、外来に来た患者は診る義務はない
というのが、労働基準法という法律で決まっているのですけど。

ほとんどの病院では、これが守られていません。

夜から朝まで、当直でびっちり働いて、
その次の日も普通に朝から、通常業務。

という事も多々あるので、それが医療ミスの原因にもなります。

問題なのは、そういうシステムなのですけど、
違法状態は放置
されており、一向に改善の気配はありません。


○当番

待機」っていう言葉も使われます。
夜だろうが明け方だろうが、病気が悪くなる人はいるし、
病院に来る患者もいます。

そういう時は、まず当直医が診察するのですが。
(本来であれば、当直医に時間外の患者を診る義務はないですけど)
自分の手には負えない、これは専門医の判断が必要だ。
という時には、その科のその日の当番の医師が呼ばれます。

当然、時間外に呼ばれる事が多くなります。
大きくて忙しい病院だと、夜中に呼ばれる回数も多いので、
非常に大変です。


○書類書き

入院したら、入院した患者、家族への書類。
退院の時も書類。
検査をするにも、治療、輸血、血液製剤を使うにも、
患者に説明をして、その都度書類を書かなければなりません。

保険会社への診断書とか、生活保護、リハビリの書類
大量にあります。

これらの書類のほとんどは、病気によって
パターンが決まっていますから。
医師以外も書くことは可能なんですけど。
今のところ、ほとんどの病院では、
全て医師の仕事
になっています。


○後輩医師の指導

大学病院じゃなくても、医者が複数いれば、
たいていは上下関係がありますからね。

医者15年目20年目とか、
両方が一人前だとそういう事はないのかもしれませんが。

2,3年目とか5年目位だと、まだ医師として
一人前ではありませんから。
それより上の医師は、若手医師の指導をする事になります。
もちろん、研修医への指導も含みます。

研修医への指導は、ほとんど義務ですけど。
それ以外の若手医師への指導は、
個人によるところが多いかな。


○医学の勉強

医療というのは、非常に猛スピードで進歩しているので。
仮に一人前の医師だとしても、常に医師には勉強が必要です。

患者や病気の事は全てわかる。
なんて医者は、いないんですよ。
医者神様じゃないんだから

だから、わからない事があったら、当然本やネットで調べたり、
他の医師に聞いたりします。

でも、医学の勉強っていうのは、厚労省に言わせれば、
医師の仕事ではない」らしいですよ。

個人が勝手にやる事らしいです。

役人や政治家が答弁の為の書類を作ったり、勉強するのは
役人や政治家の仕事ではない
っていう事なんでしょうかねー。


○地域の学校への検診

病院にもよるし、季節にもよりますけど。
春なんかだと、地元の学校検診医師がかり出される事も
結構あります。

ちゃんとした病院だと、きちんと報酬が出るのですけど。
地方自治体病院だと「公務員の副業は認めない」って事で、
ただ働き」させられる事もあります。


○往診

これも、病院や医師にもよりますけど。
病院に来られない患者の家に行ったり、
老健施設なんかに往診にいく医師もいます。


○くだらない会議

ある程度以上のキャリアの医師になると、
くだらない会議のメンバーにされますね、たいてい。
まあ、他の職業でも一緒なのかもしれませんけど。
医師でも、そういうのはあります。

本来は、医療ミスをなくそうとか、
経営を良くしようとか、っていう意義があるんですけど。
とりあえず、会議を行うのが目的になっている、
って場合が多いですね、正直。

平均時給3000円医師看護士、技師10人集めて、
一ヶ月に一回、一時間の会議を行うと、一年間で

3000x10x1x12=36万円

のコストがかかるんですよ、本来は。
週一回だと130万円くらいですか。

36万円の価値がない会議であれば、損だから会議を止める
という意識を病院の経営者側には持ってもらいたいものです。

一時間くだらない会議に出たら、
一時間患者を診察する時間が減るしね。


○看護学校、看護師等への教育

地方自治体の病院とか、医師会関係の病院だと、
関連の看護学校を持っている病院も多いです。
そういう病院に勤めると、看護学校の講師をやらされます。
テスト作ったりしなきゃならなくて、結構面倒くさいっす。

たいてい、雀の涙ほどの給料は出ますけどね。
正直言って、ないようなもんです。

他に、病院にいる看護師とかに頼まれて、
勉強会をやって欲しいとか、って言われる事も多いです。

こっちは、完全にボランティアですね。



ざっと思いつくままに上げてみましたが、
医者の仕事ってのは、こんなもんです。

もっと偉い先生になると、講演もあるようですけどね。


医療関係者以外には、医者の仕事ってわからないだろう。
というように、冒頭では書きましたけど。
厳密に言うと、看護師とか検査技師とか、
医者と一緒に働いている人達でも。
医者の仕事の全部はわかっていないと思いますよ。

入院病棟の看護師は、医者外来や夜中に呼ばれる
当番の業務
とかは、あんまり知らないでしょうし。
外来なら、入院の事は知らないでしょうからね。

医局の中で、地道に書類書いているなんて、
医者以外は誰も知らない事ですしね。


開業医っていうのは同じ医者でも、
いわゆる中小企業の社長ですから。
経営とか、そういう事務仕事がもっと多いのでしょうね。
私には、詳しい事はわかりませんけど。

そのかわり、手術や検査が減ったり入院患者がいない
クリニックだと、入院患者はいないし
当番とか、そういうのもなくなるんでしょう。


まあ、そんな感じで、今後医師不足の話とか、
そんな話はたくさん出てくると思うんですけど。
その際に、参考にしてみて下さいね!


医者のホンネが知りたい人は、こちらから!
→ 『医者のホンネが丸わかり!(改)』

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まぐまぐ大賞2007,読者の声
あけましておめでとうございまーす。

いやー、早いもので。
ブログメルマガを初めてから、もう2年経っちゃいました。
もう、2008年ですよ。

医者でキャリア2年って言ったら、
まだ研修医レベルで、キャリア2年だったら、ひよっ子なんですけど。
医師ブロガーで、キャリア2年だと
ベテラン」とかって言われちゃいますからねー。

リアルだと、ありえないっすから。

麻雀歴25年位だから、ベテランかな(笑)


2007年は、ブログは読売新聞に載るし。
メルマガやぶ医師のひとりごと」も、
まぐまぐ大賞2007で、生活情報部門3位に入賞したし。

実際の世界でも、ブログメルマガ等、
ネットを通して知り合った人達と
たくさんお会いできたし。
本当に最高の年でしたよ!

2008年は、もっと良い年になるように、
頑張っていきますね!


日本という国を見てみれば。
医療崩壊って言われて久しいですけど。
本当は、行政による「医療破壊」なんです。

この医療破壊から、日本を守るために。
少しでも医療現場の事を、ブログを通して発信して、
一般の人達にも広くしってもらいたいです。


まぐまぐ大賞2007」から、
読者の皆さんが推薦してくれたコメントが届きましたよ。
誰がどのコメントをくれたのか、
私にはわからないのですけど。
本当にたくさんの応援、ありがとうございました。

メルマガの中では書ききれないので、
ブログに掲載させていただきますね。

まぐまぐ大賞2006では、新人賞3位
入賞したのですけど。
その時のコメントは、実はブログに関するコメントが
多かったんですよー。

まあ、どっちも私が書いているものだから、
嬉しいのはたしかなんですけどね。
去年は、ブログメルマガの力で入賞したけど。
今年の感想は、ほとんど「やぶ医師のひとりごと」という
メルマガの内容に関してだったので。
逆にそれが嬉しかったですよ。



やぶ医師のひとりごと
まぐまぐ大賞2007,読者の声



わかりやすくて、為になるから。

読んでいて楽しく、また、勉強になります。

わかりやすい

"医療関係ではメジャーです.
内容も示唆に富むものが多いのが推薦の理由です."

素人に対してわかりやすいです。

医療の世界の真実が垣間見えて、大変興味深い。

現役医師による、わかりやすい
医療についての解説がいいです。
語り口は丁寧ですし、患者さんでない人でも
わかるように工夫してあります。

医療系ねたが面白い。

分かり易くて いい

"普通に生活の中でも役に立ちますが、
何よりも年老いた父母がいるので、
知っているのといないのとでは、
何かあったときの心構えが違います。
ある程度は知っている病気のことが、
細かく解かり易く説明されているので、
読みやすく、理解がしやすいです。
届くのが一番楽しみなメルマガです。"

自分の健康を見直すことが出来ます。 
以前体調が悪かったときの原因がわかりました。 
その他の雑情報もためになることばかりで、
本当にありがたいメルマガです

医者に具体的に質問し易くなった。

"体のことが良くわかる。
とても面白い。次が届くのが楽しみです。"

わかり易く面白い

"知人にも知らせて即刻大いに役立っています
実用性の高いマガジンです"

暮らしに役立つメルマガです。

わかりやすくて、とても参考になります

 わかりやすい。専門家(医師も)感心。

ためになるメルマガです。

"専門医の話が、とてもわかりやすく書いている。"

身近な医学を教えてくれ、結構参考になる。

循環器の疾病について勉強になります。

知的好奇心を刺激される内容だから。

興味深い内容とつい読みたくなってしまう冒頭の文章

医師の立場から客観的な目線で書かれていらっしゃします。
とても共感を覚えます。

"毎回楽しみに読ませて頂いております。とても為になる
ことが毎回書いてありますので、ありがたく思っています。"

専門的なことを素人にもわかりやすく解説している。
また、今日的な課題が多く、取り付きやすい。

健康に役立ちそうだから。

おもしろい。わかりやすい。
本業の忙しい中で、よくこれだけのことを書いてくれます。

とても分かりやすく健康や病気のことについて書かれてあり、
とても勉強になっています。

役に立つ

わかりやすくてためになります。

医療の丁寧で分かりやすい解説がとっても役立ちます。

"素人にはわかり難い種々の病気について、その発症の
基、症状、今後の対応策 などを平易に解説されている"

"体の機能を判りやすく説明してくれているので、
とっても判りやすい!!!"


毎回、病気・状態についてわかりやすく
解説してくれるので勉強になります。

難しい専門的な話しも素人に分かり易く解説してくれている。
最近、年も年なので、健康については随分意識してきているので、
このメルマガは非常にためになります。
病気や医療についてわかりやすくまた面白く
解説しているので何時も読むのが楽しみです。

健康/病気のことについてわかりやすく解説してくれる。

人の臓器の機能や働きのメカニズム、
病気の症状や現象等を医学用語を少なくして、
判りやすい言葉に置き換えて解説されていて参考になる
私は医学的な知識の無い一高齢者ですが、
解説がとても分かり易くて面白くて本当にためになる、
有難いメルマガです。
2006年半ばから欠かさず愛読しております。
今後とも御多忙でしょうが頑張って続行して下さることを
熱望いたします。
このメールマガジンに出会って本当に良かったです。
ありがとう。

"ーわかりやすい説明
ー役に立っています。"

いつも楽しく見てます

"いつも愛読しております
ためになる 解り易い 完結明瞭
今後も是非続けてほしい"

ためになる

"ためになる、分りやすい"

good job

シャープな切り口で医療を解説しておられ、
いつも感心のみさせられています。

難しい医学の話を噛み砕いた言葉で説明しているので、
読みやすいです。

病気等についてとてもわかりやすく解説されているので!!

面白くて分かりやすく、ためになる!!!

"現代医療の問題点をわかりやすく提起していて、
とても参考になる。
一般人は、とかくマスコミの言い分を
鵜呑みにしてしまいがちなので、
医師側の考えを知ることができ、
マスコミに踊らされるのを防ぐことができる。"

"例え話を混ぜながら説明してあり、
とても解り易い。"

わかりやすい。

医療のことが分かり為になります。

"いつも興味深く読ませてもらっています。
娘婿が新米の医者であるということも影響しているのでしょう。"

"「このメールマガジンが現役の医師Dr.I氏により、
皆と一緒に病気の事を勉強し、出来ることなら予防しょう
という事を目的に書かれている。」
との姿勢が一貫しており、素人の我々でも分かりやすく、
大変参考になっている。
現代の忙しいDr,の中にあって、
メルマガを休まず続けられていることに敬意を表して、推薦したい。"

とても面白いです。

" 分りやすくて参考になることが多くて毎回楽しみにしています。"

わかりやすいです。

わかりやすい、自分の身体の勉強になる。

病気について判りやすく説明されているので。

わかりやすくて、おもしろい。

ためになるし、おもしろくって、役に立つ。

"健康に関してとっても勉強になりますよ~!!
絶対にお薦めです。知っておいて
為になり予防の大切さが身にしみます。"

関心のある成人病のことを、
素人にも判り易い言葉で解説してくれる。
おかげで生活習慣が改善された。
とてもわかりやすく症例についての説明があって
素人にはありがたいメルマガです。

"循環器の病気をとても分かりやすい言葉で
書いてくれています。"

病気のことが、医学的に分かりやすく書かれていて、
面白くためになります。

わかりやすい

わかりやすくて、おもしろい。

"身近な病気を分かりやすく解説してあるから。
病気の原因、種類、治療法など、
とっつきやすい語り口調で教えてくれます。
なのでお勧め。"

面白いし タメになる

"心臓病一族として、勉強になることが多い。"

"加齢と共に健康は一番気になります。
このメルマガは身体に関する事で、
解りやすくためになるし、毎週楽しみにしています。"

病気の症状をわかりやすく解説してくれているので。

解説がわかりやすい。

医学的に非常に為になる内容であり、
実の弟が頭を強打する事故に遭い、
幸い大事にはいたらなかったものの入院中は心配でしたが、
『脳出血・脳梗塞・くも膜下出血』では知識が得られて
精神的に助かりましたので推薦いたします。

" いい年になっていますので とても解かりやすく
参考になるので 興味深く読ませて頂いています"

"病気をわかりやすく解説してくださっているので、
なるほどと思って拝読しています。
先生はやぶ医師ではないですよ。
とてもよいお医者さまだと思います。"

わかりやすい

面白く、丁寧でわかりやすい

わかりやすく、ためになります。

"健康に役立つ、医学のガイドが分かり易い。
小難しい話じゃないのがいい。"

ためになっておもしろいから

仕事柄役に立ちます。

自分の病気の予防に役立てています。

内容が専門的であるにも関わらず、
素人にもわかりやすく大切なことを報せてくれる
とてもよいメールマガジンだと思っています。

専門的な内容をわかりやすく説明している。

医学のお話で難しいかと想いましたが、
簡単明瞭なので大変分かりやすいです。

わかりやすく医療問題を解説している

"判りやすくて口調に親しみがある"

わかりやすくて、ためになる。
こういうメルマガは、知識となるので嬉しいかぎりです。

"参考になる実践的な情報マガジンだと思います。
平易な表現なので、本当に医者かと思うくらい理解しやすい
マガジンなので、推薦しました。"

おもしろいです。

私も医師ですが、情報が正確なので。

専門家の知識を、専門的じゃない言葉、
または専門用語も必ず解説して伝えてくれる。
日常生活でできるチェックもついていて、実用的です。
私としては、ブログで伝わる、
医療現場の実態もとっても面白い、
というか、重要情報です。

"兎に角説明が分かりやすい。
かかりつけ医なんて問題じゃないよ。
馬鹿にされたと思って購買してみて!"

素人にわかりやすく病気のことを説明してくれている。

勉強になります。

販売を目的としたマガジンが多い中で、
子供でも理解できる様に病気を解説してくれて居る、
多分、循環器科のお医者さんです。

医療問題をわかりやすく取り上げている。

役立ってます。

すご~くためになります!
Dr.I先生、超多忙そうなのに
毎週決まってちゃんと配信されてくるところも魅力。
難しいところを分かりやすく順序だてて
教えてくれるのも助かります。
是非多くの人に読んで欲しいです。
プチ病からちょびっと健康になれそうです♪
応援していますー!!

為になる

本文の病気などに関する知識部分が
ためになるのはもちろん、巻末のプチ日記みたいなもので、
お医者さんの仕事とはどういうものなのか?
ということが垣間見えるところが面白いです。

"わかりやすくてためになる。"

"病院等の裏事情とか、病気についての説明が
ユーモアをまじえて書かれており、
居ながらにしてわかるのがいい。
忙しい研修医のかたわら、
メルマガを発行してくださる気持ちが伝わります。"

医療界の本音が見えてたのしい

まじめ

とても為になるし。すごくおもしろいから。

役に立つ

ためになる

"気になる病気を、専門用語等は、使わないで、
素人にもわかりやすく丁寧に説明してくださって、
本当に面白いです。
きっと、いつも患者さんの気持ちを
大切にしていらっしゃる先生なのでしょう。
病院でこれほど丁寧に説明していただけるのは、
不可能ですから、本当に助かります。"

とても為になるし。すごくおもしろいから。

ためになる!

おもしろくってためになるから。

"戦時中から長野県で地域医療、農村医療に邁進され、
昨年亡くなられた若月俊一先生は「予防は治療に勝る」
とおっしゃられ、予防医学の大切さを広められました。
Dr.I先生のメルマガ「やぶ医師のひとりごと」もまた、
予防医学に重点を於かれ、たくさんの人々が
病気の正しい知識を身につけ健康に暮らせるよう、
楽しくわかりやすく解説されているものです。
地位でも名誉でもなく、共通してお2人を突き動かす力は、
患者のためを想う医師としての優しい気持ちです。
国が率先して行うべき予防医療を医師と医師との
見えないリレーが時をつないでactualにしていく。
高い意識でありながら「一緒に勉強していきましょう」
と笑って誘いかけてくれる、No.1メールマガジンです。"

大変、ためになります。


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