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現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
道路より医療を!
やっと国会でも「医療」が争点になりそうですね。

後期高齢者医療制度」は、別名「うば捨て山制度
とも言われている最悪の制度で。
このブログでも、かなり力を入れて
取り上げてきたつもりです。

参照: 『後期高齢者医療制度(うば捨て山制度)1』
『主治医が見つかる診療所3』


今更って気もしますが。
ここにきて、ようやく国会でも争点になりそうですね。



日銀…道路の後は「医療制度」が火種ね 
福田内閣正念場

「日銀総裁人事」「道路特定財源」に続く
新たな与野党争点に、医療制度改革法案が
急浮上してきた。

民主党が反対姿勢をみせるのは、
4月から始まる後期高齢者医療制度と、
政府管掌健康保険(政管健保)の
国庫負担の一部を健康保険組合などに
肩代わりさせる健康保険特例措置法案。

もともと社会保障費を毎年2200億円削減する
政府方針には与党内にも反対論があり、
社会保障財源をめぐる路線対立も根深い。
民主党は、論戦が与党分裂を誘うとみて攻勢を強める。


 ■高齢者医療制度

「『道路より命』との考えで、
この制度をぜひ廃止にしたい」。
18日の民主党厚労部門会議で、山田正彦
「次の内閣」厚労担当は気勢を上げた。

4月の運用開始直前になって、民主党が
後期高齢者医療制度の廃止を主張し始めたのは、
全国からの後押しを受けたためだ。

全国地方議会の4分の1、約500議会
が厚生労働省に意見書を提出。

うち約150議会は制度自体の廃止や
凍結を求める強硬意見だ。

岐阜県大垣市議会では、廃止意見書に
自民会派も加わった。
平成20年度分は凍結されるが、
70-74歳の窓口負担率が引き上げられるため、
世論の逆風は強いと、民主党は読む。

これに年金が絡み、事態を複雑にする。
4月15日から後期高齢者医療制度
保険料が年金から天引きされるためだ。
「正しい年金額を払わないのに、取るものだけ取るのか」
との批判が予想され、民主党の長妻昭政調会長代理は
「4・15ショックが起こる」と話す。


 ■与党内対立煽る

高齢者医療と並んで民主党が問題視するのが、
政府が20年度予算の関連法案として提出した
健康保険特例措置法案だ。

政府の社会保障費抑制方針達成のため、
政管健保の国庫負担の一部を
健保組合などに肩代わりさせる。

ただ、サラリーマンには保険料負担増となるため
世論の批判は強く、民主党は
「特別会計の無駄遣いを減らせば
財源は確保できる」(幹部)と、
道路に続き、無駄遣い批判で攻め込む。

法案不成立は予算修正につながるため、
政府・与党は衆院再議決を視野に入れる。
ただ「道路で税金の無駄遣いが次々発覚する中、
負担増を求める法案の再議決はやりづらい」
(自民党中堅)との本音も漏れる。

民主党が本丸として狙うのは、
政府が掲げる社会保障費の年2200億円削減方針だ。

医師不足や療養病床削減による
“介護難民”懸念もあり、与党内ですら
「骨太の方針」の転換を求める動きが顕在化した。

財務省は一歩も引かないが、法案の国会審議と、
「骨太の方針」のとりまとめ時期は重なりそうで、
民主党は「与党内の路線対立激化で
混乱を引き出せる」(幹部)と狙う。

与党内からは「法案を次期国会に先送りし、
補正予算で帳尻を合わせるしかない」
(自民党中堅)と悲観論も出始めた。
福田政権の先行きに明るい材料は見当たらないようだ。


参照:『産経新聞 2008年3月20日』


たしかに、道路も大事かもしれませんよ。
日銀の総裁も、イージス艦も、
どうでも良いとは言いませんよ。

でも、医療とどっちが大事ですか?
今、「医療崩壊」って、マスコミでも騒いでいるし。
世間でも、相当困っている人が多いんですよ。

道路を造れなくて困っているのは、
土建会社とかそれに群がる政治家とか。
ほんの一部の人じゃないんですか。

そんな一部の人だけの利益よりも、
国民全員に関係があって、にも関係がある
医療」の方が大事なんじゃないですかねー。


日銀の総裁が決まらなかったら、福田総理の
リーダーシップがない、って事で日本売りが始まる。
って。

まあ、確かにそうかもしれませんが。
そんなの、もうとっくにわかってるから、みんな。
今に始まった事じゃないからね、それ。


時間も無限で、金も無限だったら良いんですけど。
そうではないんでしょ。
だったら、優先順位を考えて欲しいですねー。


それって、医療にも言える事なんですよ、実は。

最近、このブログでも、時間外の軽症患者が多くて、
医師が疲弊して、救急医療を中心に医療崩壊が進んでいる。
っていう話を、何回かしていますけど。

これも、同じです。

無限に医療があって、医者も無限にいて。
時間も無限にあれば、そんな心配はいらないんですよ。

時間も金もかけて、最高の医療をすれば良いんです。

でも、違うでしょ、現実は。

医師の数も少ない。
医療も少ない。
そして、患者も多い。
時間も限られているから、医師が1人の患者
かけられる時間が限られている。

だから、軽症患者は遠慮してね。
特に時間外は。

って話ですよ。

どうしても病院に来るのであれば、
それは相応の料金を取る必要がありますよ。

っていうのは、優先順位をつけているからです。

そうじゃないと、重症の患者を助けられないから。

この場合は、重症の患者の優先度が高い、って事です。
当たり前ですけどね。


政治家や財務省も、金は有限だ。
って事はわかっているんですよ。

だから、国の支出を減らしたい。
って思っています。

でも、国が出す金を減らす為に、
国民の命とか健康をおろそかにして良い

って訳はないでしょ。

使う金を減らすなら、まずは優先順位をつけないと。

日本だけですよ、世界中で。
公共事業の額が、医療よりも多い国は。

最近は、公共事業費も減ってきているけど。
やっぱり、まだまだ多いですよ。
無駄な道路も、まだまだ造るって言ってるし。


金も時間も有限なんだから。
どうやって使うか、何に使うか。

もっときちんと考えて欲しいです。
政治家の人達にも。
もちろん、国民全員に言えるのですがね。


医療費削減、医師数削減政策のせいで、
日本の医療崩壊は進んだ、というか、
もう破壊されかけているんですから。

結論は明らかだと思いますよ。


医者のホンネが知りたい人は、これ読んでね!
→ 『医者のホンネが丸わかり!(改)』

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