m3.comに編集部のブログっていうのが、
m3.comのDoctors Blogにできたんですけど。
その、人気ブロガーアンケートってやつで、
取り上げて貰いましたよー!
こちらです。
→ 『人気ブロガーアンケート vol.2』
しかーも。
第二回って事っすから。
あの、akagama師匠の次に取り上げて頂きました。
ありがたいことです。
m3.comにDoctors Blogってやつができたのは、
約2年前の2006年4月頃だったと思うんだけど。
私がブログを始めたのは、約2年半前。
2005年の12月だったかな。
FC2ブログで
「健康、病気なし、医者いらず」
を始めたのは。
当時はまだ、一回の記事も短くて(笑)
医療に関しての話も入ってはいたのですが。
医療報道とかの話が出てくるのは、もっと後の事でした。
そいで、その頃にメールマガジン
「やぶ医師のひとりごと」も、ほぼ同時に初めて。
こっちの方も、おかげさまで。
読者約1万3000人。
まぐまぐ大賞も、2年連続で入賞させていただいて。
まぐまぐの殿堂入りもさせていたただきました。
ホントにありがたいことです。
m3.comのDoctors Blogでブログ
『「やぶ医師のつぶやき」〜
健康、病気なし、医者いらずを目指して』
をはじめたのは、約2年前の5月初旬だから。
m3.comのDoctors Blogが始まったのと、ほぼ同時でしたね。
当時は、まだ医師ブログっていうジャンルがない時代で。
ブログ書いている医者も100人いるかいないかくらいだったかな。
今よりも全然アクセス数とかも少なかったので。
おかげさまで、約半年間、m3.comのDoctors Blogで
月間アクセスランキング1位だったような気がします。
その後、「東京日和」とか「産科医療のこれから」とか、
akagama師匠とか、なな先生なんかが出てきて。
そこそこのブログ、になっちゃいましたけどね。
そんな私のブログが、人気ブログって事で、
2番目に紹介していただいて、非常に光栄です。
そいじゃあ、前置きが長くなったけど。
アンケート、いってみよー!
『「やぶ医師のつぶやき」〜
健康、病気なし、医者いらずを目指して』
Dr. I先生
Q.1ブログをはじめたきっかけは?
医療現場を一般の人たちに知って貰いたい。
っていう事と、マスコミの医療報道は
結構いい加減な事も多いので。
正しい知識を一般の人に知って貰いたい、と思って。
Q.2ブログに費やす時間は1日当たり平均何分程度ですか?
ブログの更新頻度は週2、3回で、
1回記事を書くのに、ネタ探し、
内容が正しいかどうかを調べて、
記事を書いて校正、色付けまでしたら、
2−3時間はかかりますので。
平均すると、1日1時間位でしょうか。
Q.3最も頻繁に取り上げるテーマは?
医療訴訟か医療行政の話が多いと思います。
Q.4これまでに一番反響が高かった記事は?
『加古川AMI。衝撃の事実』でしょうかね。
循環器が専門なので、心タンポナーデとか、
心筋梗塞とか。
心臓関係の話は、結構反響が大きいです。
「トンデモ訴訟」の代表とも言える、
「加古川心筋梗塞事件」関係の話は、
どれも反響が大きかったのですが。
特に、詳細な内部情報(民事裁判にもなった話ですので、
守秘義務には反しません)が入った
「加古川AMI。衝撃の事実」は、
かなり反響が大きく、他の医師ブログや
ネットでも多数引用されました。
Q.5周囲のドクターに、
ブログを書いていることを公表していますか?
公にはしていませんが、
もう2年以上になってしまったので。
知ってる人も結構います。
Q.6ドクターズ・ブログ内の
他のドクターのブログを読んでいますか?
読んでいます。
昔は、ほとんど全部読んでるかな、
っていうくらいたくさん読んでいたのですが。
最近は、絞っていますけどね。
有名なやつは、だいたい読んでいます。
Q.7ブログをはじめて、本業(医療)に
何か影響がありましたか?
私のブログは一般の人向けに、
記事を書いていますので。
わかりやすく、っていう事に重点を置いています。
ブログを書いたおかげで、以前よりも
患者さんにわかりやすく説明する事が
できるようになった、と自分では思います。
Q.8ブログを通じて広がった交友関係がありますか?
ブログを始めてから、かなり人脈が広がりました。
実際に会った人だけでも、医師だけで数十人か
100人近くいると思います。
ネット上で連絡を取れる仲間はそれ以上います。
私のブログは、医師ブログとしては珍しく、
マスコミとは敵対せずに、むしろ上手くやろう、
という方向なんですけど。
マスコミ関係者とも、10人以上の方と会って、
実際に話を聞く事ができました。
Q.9これからもブログを続けていきたいと思いますか?
本業に影響しない範囲で、続けていきたいと思います。
Q.10今後ブログで取り上げてみたいことは?
医師ブログだけでなく、マスコミ、議員等、
いろんな方達を交えて、医療崩壊を阻止する
取り組みを行っていきたいです。
医師だけに通じる話ではなく、
一般の人向けのわかりやすい解説、
っていうスタイルはそのまま続けていきたいと思ってます。
〔簡単プロフィール〕
診療科:循環器内科
開業医or勤務医か?:勤務医
何歳代?:30代、男性
ブログ歴:2年半。m3は2年。
趣味、好きなもの 等:麻雀、読書。
Dr. Iのメルマガもよろしくね!
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しかーも。
第二回って事っすから。
あの、akagama師匠の次に取り上げて頂きました。
ありがたいことです。
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約2年前の2006年4月頃だったと思うんだけど。
私がブログを始めたのは、約2年半前。
2005年の12月だったかな。
FC2ブログで
「健康、病気なし、医者いらず」
を始めたのは。
当時はまだ、一回の記事も短くて(笑)
医療に関しての話も入ってはいたのですが。
医療報道とかの話が出てくるのは、もっと後の事でした。
そいで、その頃にメールマガジン
「やぶ医師のひとりごと」も、ほぼ同時に初めて。
こっちの方も、おかげさまで。
読者約1万3000人。
まぐまぐ大賞も、2年連続で入賞させていただいて。
まぐまぐの殿堂入りもさせていたただきました。
ホントにありがたいことです。
m3.comのDoctors Blogでブログ
『「やぶ医師のつぶやき」〜
健康、病気なし、医者いらずを目指して』
をはじめたのは、約2年前の5月初旬だから。
m3.comのDoctors Blogが始まったのと、ほぼ同時でしたね。
当時は、まだ医師ブログっていうジャンルがない時代で。
ブログ書いている医者も100人いるかいないかくらいだったかな。
今よりも全然アクセス数とかも少なかったので。
おかげさまで、約半年間、m3.comのDoctors Blogで
月間アクセスランキング1位だったような気がします。
その後、「東京日和」とか「産科医療のこれから」とか、
akagama師匠とか、なな先生なんかが出てきて。
そこそこのブログ、になっちゃいましたけどね。
そんな私のブログが、人気ブログって事で、
2番目に紹介していただいて、非常に光栄です。
そいじゃあ、前置きが長くなったけど。
アンケート、いってみよー!
『「やぶ医師のつぶやき」〜
健康、病気なし、医者いらずを目指して』
Dr. I先生
Q.1ブログをはじめたきっかけは?
医療現場を一般の人たちに知って貰いたい。
っていう事と、マスコミの医療報道は
結構いい加減な事も多いので。
正しい知識を一般の人に知って貰いたい、と思って。
Q.2ブログに費やす時間は1日当たり平均何分程度ですか?
ブログの更新頻度は週2、3回で、
1回記事を書くのに、ネタ探し、
内容が正しいかどうかを調べて、
記事を書いて校正、色付けまでしたら、
2−3時間はかかりますので。
平均すると、1日1時間位でしょうか。
Q.3最も頻繁に取り上げるテーマは?
医療訴訟か医療行政の話が多いと思います。
Q.4これまでに一番反響が高かった記事は?
『加古川AMI。衝撃の事実』でしょうかね。
循環器が専門なので、心タンポナーデとか、
心筋梗塞とか。
心臓関係の話は、結構反響が大きいです。
「トンデモ訴訟」の代表とも言える、
「加古川心筋梗塞事件」関係の話は、
どれも反響が大きかったのですが。
特に、詳細な内部情報(民事裁判にもなった話ですので、
守秘義務には反しません)が入った
「加古川AMI。衝撃の事実」は、
かなり反響が大きく、他の医師ブログや
ネットでも多数引用されました。
Q.5周囲のドクターに、
ブログを書いていることを公表していますか?
公にはしていませんが、
もう2年以上になってしまったので。
知ってる人も結構います。
Q.6ドクターズ・ブログ内の
他のドクターのブログを読んでいますか?
読んでいます。
昔は、ほとんど全部読んでるかな、
っていうくらいたくさん読んでいたのですが。
最近は、絞っていますけどね。
有名なやつは、だいたい読んでいます。
Q.7ブログをはじめて、本業(医療)に
何か影響がありましたか?
私のブログは一般の人向けに、
記事を書いていますので。
わかりやすく、っていう事に重点を置いています。
ブログを書いたおかげで、以前よりも
患者さんにわかりやすく説明する事が
できるようになった、と自分では思います。
Q.8ブログを通じて広がった交友関係がありますか?
ブログを始めてから、かなり人脈が広がりました。
実際に会った人だけでも、医師だけで数十人か
100人近くいると思います。
ネット上で連絡を取れる仲間はそれ以上います。
私のブログは、医師ブログとしては珍しく、
マスコミとは敵対せずに、むしろ上手くやろう、
という方向なんですけど。
マスコミ関係者とも、10人以上の方と会って、
実際に話を聞く事ができました。
Q.9これからもブログを続けていきたいと思いますか?
本業に影響しない範囲で、続けていきたいと思います。
Q.10今後ブログで取り上げてみたいことは?
医師ブログだけでなく、マスコミ、議員等、
いろんな方達を交えて、医療崩壊を阻止する
取り組みを行っていきたいです。
医師だけに通じる話ではなく、
一般の人向けのわかりやすい解説、
っていうスタイルはそのまま続けていきたいと思ってます。
〔簡単プロフィール〕
診療科:循環器内科
開業医or勤務医か?:勤務医
何歳代?:30代、男性
ブログ歴:2年半。m3は2年。
趣味、好きなもの 等:麻雀、読書。
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最近は「後期高齢者医療制度」の話ばっかりで、
忘れ去られつつあったかもしれませんが。
政府は、医療費削減政策の為に、
入院ベッドの中でも「療養病床」を大幅に削減して。
家に帰るのが困難な入院患者も、
無理矢理帰して、大量の医療難民を
作ろうとしていましたけど。
「療養病床」の削減に関しては、
ついに断念したようですね。
<療養病床>削減を断念「25万床維持必要」
厚労省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080524-00000045-mai-pol
長期入院する慢性病の高齢者向け施設である
医療型「療養病床」(25万床)を11年度末までに
4割減らす計画について、厚生労働省は削減を断念し、
現状維持する方針に転換した。
都道府県ごとに需要を調査した結果、
25万床前後の確保が必要と判断した。
厚労省は療養病床削減により医療給付費を
3000億円削減する方針だったが、
今回の計画断念で高齢者の医療費抑制政策全般にも
影響を与えることは必至だ。
政府は06年2月、「入院している人の半分は治療の必要がない」
として、当時38万床あった病床のうち
介護型療養病床(13万床)を全廃し、
医療型療養病床を4割減らして15万床にする方針を決定。
達成に向け、「医療の必要度が低い」と判定された人の
入院費を減額し、そうした入院患者を多く抱えていた場合は
病院経営が成り立たなくなるようにした。
しかし一連の病床削減策は、入院先を求めて
住み慣れた地域をやむなく離れたり、自宅にお年寄りを
引き取った家族が介護に悲鳴を上げるケースなどを生んだ。
「患者追い出しを誘導し、行き場のない医療難民を大量に生む」
との強い批判も招いた。
このため厚労省は07年4月、医療型療養病床のうち
回復期リハビリ病棟(2万床)を削減対象から外したうえで、
都道府県を通じて実情調査。
必要とする療養病床数を積み上げたところ、
当初計画を7万床上回る約22万床に達することが判明した。
一方で削減対象から外したリハビリ病棟は
今後少なくともいまの1.5倍、3万床程度は
必要になるとみられている。
需要数を合わせると現状と同じ25万床前後となり、
削減計画の見直しに追い込まれた。
【吉田啓志】
【ことば】療養病床
慢性病の高齢者向け長期入院施設。
ピーク時の06年2月には、医療保険が適用される
医療型(25万床)、介護保険適用の介護型(13万床)の
計38万床あった。
双方の入院患者や施設の実態に違いはないと指摘される。
厚労省は、医療の必要性がない社会的入院の受け皿と
なっているとみて、高齢者の医療費抑制のため
削減する考えだった。
参照:『2008年5月24日:毎日新聞』
言い方は悪いけど、医療の必要性のない
「社会的入院」をしている高齢者。
これは、たしかにいます。
ただ、こういう人達は、介護する家族がいないとか。
そういう事情で、家に帰ることが
できない人達がほとんどです。
私は「療養病床を削減する」事自体が、絶対に悪いことだ。
とは思いません。
1年以上前にも書いた事だけど。
療養型のベッドを減らすなら、
その受け皿となる介護施設をきちんと確保した後。
それと同時に、介護をするヘルパーとか。
在宅で、高齢者を受け入れる事ができる
準備ができた後であれば、
療養病床を減らす事自体は構わない、
と、私は思います。
ただ、その減らすベッド数の根拠は、
社会的入院をしている患者の数は何人いるのか。
そのうち、病院じゃなくて、施設なら暮らせるけど、
家で暮らすのは無理な人が何人くらいいるのか。
家で暮らせるけど、ヘルパーが必要な人は
何人いるのか。
そのヘルパーは、何人くらい必要なのか。
今後高齢者が増えるんだから、
そうなった場合でも、大丈夫なのか。
そういった事をきちんと調べて。
その結果、療養病床をこの位減らしても、
施設はこれだけ増やす。
ヘルパーの数はこれだけ増やす。
介護関係の予算はこれだけ増やす。
それであれば、高齢者が病院を追い出されて、
医療難民になる事はないだろう。
っていう事が確認できれば、療養病床を
減らす事自体は悪い事ではないと思います。
日本では、病院が介護施設の替わりをしてきた。
っていう事は、事実ですから。
それを、病院から介護施設の方に戻す。
という方向自体は間違ってはいないと思います。
でも、
2011年にプライマリーバランスをゼロにする。
っていう目標を、政府が作っちゃったから。
実態の調査もせずに、療養病床を23万床削減する。
って事を決めたんですわ。
「高齢者いじめだ」、とか
「うば捨て山だ」、とか。
「医療難民」、「介護難民」とか。
世間でもそういう事が言われて、
やっと重い腰を上げて実態調査をしてみたら。
やっぱ、必要な数は今と同じくらいです。
って。
一体、何を考えているんでしょうかねー。
ヨーロッパ諸国やアメリカなど、他の先進国でも、
家で暮らす事が困難な高齢者はもちろんいます。
施設や病院などに入っている高齢者というのは、
だいたい10%位です。
日本は、他の先進国に比べて、
高齢化社会が進んでいますから。
それよりも多いのは当たり前なんですが。
今までの政府の試算どおり、療養病床を削減したら。
8%位になっちゃうんですよ。
そしたら、足りなくなるの当たり前なのよ。
そんな事、実態調査なんかしなくても、
だいたいの予測はつくんだわ。
病院の数とベッドの数。
介護施設の数と高齢者を受け入れる事ができる数。
こんなのは、前から把握しているんですから。
実態調査をするのは当たり前なんですけど。
それをする前の段階でさえ、
ある程度は予測できる事なんですがねー。
そんな事もしないで、
国の赤字を減らす、医療費を減らす為に、
療養病床を減らします。
減らす数には、根拠はありません。
っていう事なんですよ。
今までの政策は。
介護施設やヘルパーなどの在宅介護の
準備ができもしないのに、療養病床を削減する。
っていう事には、私は反対です。
ただ、入院の必要のない高齢者が、
それなりの数、病院にいる事も事実です。
病院に入院する理由が。
「施設よりも、病院の方が安いから」
っていう理由で入院している人も、結構います。
これは、はっきり言って、「医療費の無駄」
だと思いますので。
これに関しては、どうにかした方が良いと思います。
具体的には、制度を変えなきゃ駄目じゃないかな。
この記事にも書いてありますけど。
今やっている制度っていうのは、
>「医療の必要度が低い」と判定された人の
入院費を減額し、そうした入院患者を多く抱えていた場合は
病院経営が成り立たなくなるようにした。
こういうやり方です。
入院費を減らす、っていう事は。
逆に言うと、医療費が安い、って事ですから。
患者側の自己負担も安い、って事です。
だから、施設じゃなくて、病院に置いて欲しい。
という家族がいて。
それを言われると、病院側も断れない。
というジレンマがあります。
いろいろ問題があった患者を強制退院させて、
公園に置き去りにして、医療関係者が
ぼろくそに叩かれた事が、ありましたよね、以前。
これを見てもわかるとおり、
患者本人や患者の家族が同意しない限り、
患者を病院から退院させる事はできないんですよ。
もちろん、患者を公園に置き去りにする、
って事自体は許される事ではありませんので。
この行為を擁護するつもりは、全くありませんけど。
でも、今の制度では患者を無理矢理退院させる、
っていう事はできないんですよ。
そもそも、病院っていうのは、
医療のプロである、医者とか看護師がたくさんいて。
薬剤師や検査技師とかもいて、
検査の機械とかもたくさんあります。
人件費も設備投資も、介護施設よりも
たくさんかかっているんですよ。
それなのに、介護施設にいるよりも、
病院にいる方が安い。
って、それって制度がおかしいでしょ。
>病院経営が成り立たなくなるようにした。
っていう制度を作ったけど。
これやって、損するのは病院。
いろいろ難癖つけてでも、病院に居残る患者は、
今まで通り、施設よりも安い金額で、
病院に入院したままでいる。
ってことになっちゃうんですわ。
「社会的入院」=医療費増大の原因
とかって言ってるけど。
そもそも社会的入院が増えたのは、
そういう制度を作ったからなんですよ。
これ、やっぱ、制度がおかしいので。
制度自体を変える必要があると思います。
政府の医療費の見込みとか。
全然信用できない、って事も多いのですけど。
仮に、政府が言う、医療費が増えている原因として、
「社会的入院」と、「外来にかかる回数が多い」
という事が事実だとしましょうか。
それに対して、具体的に今行っている方法は。
「社会的入院」に関しては、
>「医療の必要度が低い」と判定された人の
入院費を減額し、そうした入院患者を多く抱えていた場合は
病院経営が成り立たなくなるようにした。
「外来にかかる回数が多い」という事に関しては、
大きな病院の再診料を下げて、
経営が成り立たないようにした。
って事なんです。
両方とも、医療費を下げて、
病院の経営が苦しくなるようにした。
っていうやり方をしています。
このやり方で、今までに失敗している、
っていう事が事実なんで。
このやり方では駄目なんですよ。
こういうのは、「医療」の話だけじゃなく、
他の商売で考えた方がわかりやすいので。
ちょっと、話を変えてみますね。
患者が多すぎて、医療費が上がって困っている。
っていうのは、商売で例えると。
客が多すぎて、売り上げが多すぎて困っている。
って事ですわ。
じゃあ、客を減らす為にはどうしたら良いのか。
って話ですけど。
売れない店を考えたらわかるでしょ。
レストランとか定食屋を例に出すと。
食べ物がまずい。
サービスが悪い。
値段が高い。
遠い。
まあ、ここら辺でしょうかねー。
客が来ない原因は。
細かいのをあげたらきりがないので、
大きな原因はこんな感じでしょう。
これをやったら、客が減るって事ですから。
これを医療で考えてみると。
>食べ物がまずい。
サービスが悪い。
これは、医療の質の低下。
>値段が高い。
これは、医療費が高い。
>遠い。
これは、アクセスの問題。
って事になりますね。
医療っていうのは、人間の命を扱いますから。
医療の質を、わざと低下させる。
っていう事は、人道的に問題があるでしょう。
病院の場所を変えるのも大変でしょう。
まあ、アクセス制限をかける方法っていうのは、
場所を変える以外にもありますけどね。
ここでは、それには触れないで。
もう一つは、医療費です。
患者を減らすには、医療費を上げれば良いんですよ。
商売で考えたら。
社会的入院が多い原因は、簡単に言うと。
病院に入院していた方が、施設より安いから。
っていう事と、
介護施設の数が足りないから。
この2つです。
もちろん、家で見るのは難しい患者がいる、
って事が前提になるんですけどね。
介護施設の数が足りない、っていうのは、
介護施設をもっとたくさん造る
って事しかないのですが。
病院に入院していた方が、施設より安いから。
っていう事で病院にいるのであれば、
これを解決する方法はあります。
入院の必要がないのに、長く入院している人の、
医療費を上げれば良いのですよ。
今の制度は、長く入院していれば、
だんだん医療費が安くなりますから。
今と全く逆のやり方、って事になりますね。
ただ、これをやると、
退院できる人を、無理して入院させて。
儲けよう、って思う病院が出てくるので。
これをやるだけでは解決にはなりません。
だったら、医療費はそんなに上げないで、
自己負担だけ増やす。
って事にすれば良いんじゃないかな、
って個人的には思います。
患者の自己負担を増やす、って言うと、
またいろいろ問題が出てくるとは思うし。
世間受けも、あまり良くないとは思いますけどね。
私は、時間外に来る軽症の患者とか、
入院の必要がないのに
本人や家族の希望で入院している患者からは、
もっとお金を取っても良いと思います。
その分、本当に医療が必要な人で、
お金のない人からは、あまりお金を取らない、
っていう制度が望ましいと思います。
病院、大学病院について知りたい人は、こちらから!
→ 「大学病院のうそ」
〜現役医師(Dr. I)が暴露する、大学病院の秘密
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忘れ去られつつあったかもしれませんが。
政府は、医療費削減政策の為に、
入院ベッドの中でも「療養病床」を大幅に削減して。
家に帰るのが困難な入院患者も、
無理矢理帰して、大量の医療難民を
作ろうとしていましたけど。
「療養病床」の削減に関しては、
ついに断念したようですね。
<療養病床>削減を断念「25万床維持必要」
厚労省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080524-00000045-mai-pol
長期入院する慢性病の高齢者向け施設である
医療型「療養病床」(25万床)を11年度末までに
4割減らす計画について、厚生労働省は削減を断念し、
現状維持する方針に転換した。
都道府県ごとに需要を調査した結果、
25万床前後の確保が必要と判断した。
厚労省は療養病床削減により医療給付費を
3000億円削減する方針だったが、
今回の計画断念で高齢者の医療費抑制政策全般にも
影響を与えることは必至だ。
政府は06年2月、「入院している人の半分は治療の必要がない」
として、当時38万床あった病床のうち
介護型療養病床(13万床)を全廃し、
医療型療養病床を4割減らして15万床にする方針を決定。
達成に向け、「医療の必要度が低い」と判定された人の
入院費を減額し、そうした入院患者を多く抱えていた場合は
病院経営が成り立たなくなるようにした。
しかし一連の病床削減策は、入院先を求めて
住み慣れた地域をやむなく離れたり、自宅にお年寄りを
引き取った家族が介護に悲鳴を上げるケースなどを生んだ。
「患者追い出しを誘導し、行き場のない医療難民を大量に生む」
との強い批判も招いた。
このため厚労省は07年4月、医療型療養病床のうち
回復期リハビリ病棟(2万床)を削減対象から外したうえで、
都道府県を通じて実情調査。
必要とする療養病床数を積み上げたところ、
当初計画を7万床上回る約22万床に達することが判明した。
一方で削減対象から外したリハビリ病棟は
今後少なくともいまの1.5倍、3万床程度は
必要になるとみられている。
需要数を合わせると現状と同じ25万床前後となり、
削減計画の見直しに追い込まれた。
【吉田啓志】
【ことば】療養病床
慢性病の高齢者向け長期入院施設。
ピーク時の06年2月には、医療保険が適用される
医療型(25万床)、介護保険適用の介護型(13万床)の
計38万床あった。
双方の入院患者や施設の実態に違いはないと指摘される。
厚労省は、医療の必要性がない社会的入院の受け皿と
なっているとみて、高齢者の医療費抑制のため
削減する考えだった。
参照:『2008年5月24日:毎日新聞』
言い方は悪いけど、医療の必要性のない
「社会的入院」をしている高齢者。
これは、たしかにいます。
ただ、こういう人達は、介護する家族がいないとか。
そういう事情で、家に帰ることが
できない人達がほとんどです。
私は「療養病床を削減する」事自体が、絶対に悪いことだ。
とは思いません。
1年以上前にも書いた事だけど。
療養型のベッドを減らすなら、
その受け皿となる介護施設をきちんと確保した後。
それと同時に、介護をするヘルパーとか。
在宅で、高齢者を受け入れる事ができる
準備ができた後であれば、
療養病床を減らす事自体は構わない、
と、私は思います。
ただ、その減らすベッド数の根拠は、
社会的入院をしている患者の数は何人いるのか。
そのうち、病院じゃなくて、施設なら暮らせるけど、
家で暮らすのは無理な人が何人くらいいるのか。
家で暮らせるけど、ヘルパーが必要な人は
何人いるのか。
そのヘルパーは、何人くらい必要なのか。
今後高齢者が増えるんだから、
そうなった場合でも、大丈夫なのか。
そういった事をきちんと調べて。
その結果、療養病床をこの位減らしても、
施設はこれだけ増やす。
ヘルパーの数はこれだけ増やす。
介護関係の予算はこれだけ増やす。
それであれば、高齢者が病院を追い出されて、
医療難民になる事はないだろう。
っていう事が確認できれば、療養病床を
減らす事自体は悪い事ではないと思います。
日本では、病院が介護施設の替わりをしてきた。
っていう事は、事実ですから。
それを、病院から介護施設の方に戻す。
という方向自体は間違ってはいないと思います。
でも、
2011年にプライマリーバランスをゼロにする。
っていう目標を、政府が作っちゃったから。
実態の調査もせずに、療養病床を23万床削減する。
って事を決めたんですわ。
「高齢者いじめだ」、とか
「うば捨て山だ」、とか。
「医療難民」、「介護難民」とか。
世間でもそういう事が言われて、
やっと重い腰を上げて実態調査をしてみたら。
やっぱ、必要な数は今と同じくらいです。
って。
一体、何を考えているんでしょうかねー。
ヨーロッパ諸国やアメリカなど、他の先進国でも、
家で暮らす事が困難な高齢者はもちろんいます。
施設や病院などに入っている高齢者というのは、
だいたい10%位です。
日本は、他の先進国に比べて、
高齢化社会が進んでいますから。
それよりも多いのは当たり前なんですが。
今までの政府の試算どおり、療養病床を削減したら。
8%位になっちゃうんですよ。
そしたら、足りなくなるの当たり前なのよ。
そんな事、実態調査なんかしなくても、
だいたいの予測はつくんだわ。
病院の数とベッドの数。
介護施設の数と高齢者を受け入れる事ができる数。
こんなのは、前から把握しているんですから。
実態調査をするのは当たり前なんですけど。
それをする前の段階でさえ、
ある程度は予測できる事なんですがねー。
そんな事もしないで、
国の赤字を減らす、医療費を減らす為に、
療養病床を減らします。
減らす数には、根拠はありません。
っていう事なんですよ。
今までの政策は。
介護施設やヘルパーなどの在宅介護の
準備ができもしないのに、療養病床を削減する。
っていう事には、私は反対です。
ただ、入院の必要のない高齢者が、
それなりの数、病院にいる事も事実です。
病院に入院する理由が。
「施設よりも、病院の方が安いから」
っていう理由で入院している人も、結構います。
これは、はっきり言って、「医療費の無駄」
だと思いますので。
これに関しては、どうにかした方が良いと思います。
具体的には、制度を変えなきゃ駄目じゃないかな。
この記事にも書いてありますけど。
今やっている制度っていうのは、
>「医療の必要度が低い」と判定された人の
入院費を減額し、そうした入院患者を多く抱えていた場合は
病院経営が成り立たなくなるようにした。
こういうやり方です。
入院費を減らす、っていう事は。
逆に言うと、医療費が安い、って事ですから。
患者側の自己負担も安い、って事です。
だから、施設じゃなくて、病院に置いて欲しい。
という家族がいて。
それを言われると、病院側も断れない。
というジレンマがあります。
いろいろ問題があった患者を強制退院させて、
公園に置き去りにして、医療関係者が
ぼろくそに叩かれた事が、ありましたよね、以前。
これを見てもわかるとおり、
患者本人や患者の家族が同意しない限り、
患者を病院から退院させる事はできないんですよ。
もちろん、患者を公園に置き去りにする、
って事自体は許される事ではありませんので。
この行為を擁護するつもりは、全くありませんけど。
でも、今の制度では患者を無理矢理退院させる、
っていう事はできないんですよ。
そもそも、病院っていうのは、
医療のプロである、医者とか看護師がたくさんいて。
薬剤師や検査技師とかもいて、
検査の機械とかもたくさんあります。
人件費も設備投資も、介護施設よりも
たくさんかかっているんですよ。
それなのに、介護施設にいるよりも、
病院にいる方が安い。
って、それって制度がおかしいでしょ。
>病院経営が成り立たなくなるようにした。
っていう制度を作ったけど。
これやって、損するのは病院。
いろいろ難癖つけてでも、病院に居残る患者は、
今まで通り、施設よりも安い金額で、
病院に入院したままでいる。
ってことになっちゃうんですわ。
「社会的入院」=医療費増大の原因
とかって言ってるけど。
そもそも社会的入院が増えたのは、
そういう制度を作ったからなんですよ。
これ、やっぱ、制度がおかしいので。
制度自体を変える必要があると思います。
政府の医療費の見込みとか。
全然信用できない、って事も多いのですけど。
仮に、政府が言う、医療費が増えている原因として、
「社会的入院」と、「外来にかかる回数が多い」
という事が事実だとしましょうか。
それに対して、具体的に今行っている方法は。
「社会的入院」に関しては、
>「医療の必要度が低い」と判定された人の
入院費を減額し、そうした入院患者を多く抱えていた場合は
病院経営が成り立たなくなるようにした。
「外来にかかる回数が多い」という事に関しては、
大きな病院の再診料を下げて、
経営が成り立たないようにした。
って事なんです。
両方とも、医療費を下げて、
病院の経営が苦しくなるようにした。
っていうやり方をしています。
このやり方で、今までに失敗している、
っていう事が事実なんで。
このやり方では駄目なんですよ。
こういうのは、「医療」の話だけじゃなく、
他の商売で考えた方がわかりやすいので。
ちょっと、話を変えてみますね。
患者が多すぎて、医療費が上がって困っている。
っていうのは、商売で例えると。
客が多すぎて、売り上げが多すぎて困っている。
って事ですわ。
じゃあ、客を減らす為にはどうしたら良いのか。
って話ですけど。
売れない店を考えたらわかるでしょ。
レストランとか定食屋を例に出すと。
食べ物がまずい。
サービスが悪い。
値段が高い。
遠い。
まあ、ここら辺でしょうかねー。
客が来ない原因は。
細かいのをあげたらきりがないので、
大きな原因はこんな感じでしょう。
これをやったら、客が減るって事ですから。
これを医療で考えてみると。
>食べ物がまずい。
サービスが悪い。
これは、医療の質の低下。
>値段が高い。
これは、医療費が高い。
>遠い。
これは、アクセスの問題。
って事になりますね。
医療っていうのは、人間の命を扱いますから。
医療の質を、わざと低下させる。
っていう事は、人道的に問題があるでしょう。
病院の場所を変えるのも大変でしょう。
まあ、アクセス制限をかける方法っていうのは、
場所を変える以外にもありますけどね。
ここでは、それには触れないで。
もう一つは、医療費です。
患者を減らすには、医療費を上げれば良いんですよ。
商売で考えたら。
社会的入院が多い原因は、簡単に言うと。
病院に入院していた方が、施設より安いから。
っていう事と、
介護施設の数が足りないから。
この2つです。
もちろん、家で見るのは難しい患者がいる、
って事が前提になるんですけどね。
介護施設の数が足りない、っていうのは、
介護施設をもっとたくさん造る
って事しかないのですが。
病院に入院していた方が、施設より安いから。
っていう事で病院にいるのであれば、
これを解決する方法はあります。
入院の必要がないのに、長く入院している人の、
医療費を上げれば良いのですよ。
今の制度は、長く入院していれば、
だんだん医療費が安くなりますから。
今と全く逆のやり方、って事になりますね。
ただ、これをやると、
退院できる人を、無理して入院させて。
儲けよう、って思う病院が出てくるので。
これをやるだけでは解決にはなりません。
だったら、医療費はそんなに上げないで、
自己負担だけ増やす。
って事にすれば良いんじゃないかな、
って個人的には思います。
患者の自己負担を増やす、って言うと、
またいろいろ問題が出てくるとは思うし。
世間受けも、あまり良くないとは思いますけどね。
私は、時間外に来る軽症の患者とか、
入院の必要がないのに
本人や家族の希望で入院している患者からは、
もっとお金を取っても良いと思います。
その分、本当に医療が必要な人で、
お金のない人からは、あまりお金を取らない、
っていう制度が望ましいと思います。
病院、大学病院について知りたい人は、こちらから!
→ 「大学病院のうそ」
〜現役医師(Dr. I)が暴露する、大学病院の秘密
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医療崩壊の最前線である、産科医療に関しては、
ほとんど毎日のようにテレビや新聞などの
マスコミでも報道されていますよね。
「福島大野病院事件」に関しては、
このブログでもかなり力を入れて報道してきました。
日本の医療崩壊をなんとかしよう。
特に、産科医療の崩壊を止めよう。
という事で、医師ブロガーのカリスマ、
「新小児科医のつぶやき」のYosyan先生が中心になって、
ボールペン作戦が始まりましたよ!
その名も
「産科医サポータープロジェクト
〜ボールペンで福島大野事件を支援します」
『福島事件支援プロジェクト』
の記事が元になって、「新小児科医のつぶやき」の
常連コメンテーターでもある、moto-tclinic 先生が
もう実際にボールペンを作っているようですね。
しかも、実名でキャリアブレインの記事になってるし(汗)
ボールペン作戦で「医師の刑事免責確立を」
「医師として善意で患者のために一生懸命やったのに、
手錠を掛けられるようになっては委縮医療が進む。
加藤医師は無罪と信じる。
この事件をきっかけに、
医師の刑事免責確立を呼び掛けたい」―。
福島県立大野病院事件で現在公判中(5月16日に結審)の
加藤克彦被告への支援の輪を広げて
医師の刑事免責確立を実現しようと、
インターネット上に集まった医師らを中心にした活動
「ボールペン作戦」が展開されている。
活動に携わる医師の一人、深谷元継さんは
「ボールペンという日常的に使うものを通して、
自分たちがお互いにつながっているという意識を
共有でき、皆が頑張っているという励ましになる。
善意や思いを共有していきたい」と話し、
運動の輪が医師の刑事免責確立につながってほしい
と願っている。
ボールペン作戦は、5月10日にネット上で
趣旨に賛同した医師らが準備を始め、
5月18日に開始された。
趣旨に賛同した人が「我々は福島大野病院事件で
逮捕された産婦人科医の無罪を信じ支援します」
との文言が書かれたボールペンを使用し、
周りの人たちと事件などの話題を共有することで、
医師の刑事免責についての理解を深めていく活動だ。
現時点で100本のボールペンが用意されている。
1本目は無料で配布するが、2本目以降は
製作費用として一本につき90円以上の
寄付金を納めてもらう。
100本の配布が終わったら、集まった寄付金で
さらに100本を製作して活動を広げていく。
既に4万円の寄付が集まっているが、
次の100本を製作する費用がなくなった場合は、
残金を福島県産婦人科医会内の
「加藤克彦先生を支える会」に寄付する。
深谷さんは「8月20日の判決がタイムリミットなので、
それまでになるべく多くの人に支援の輪を広げたい。
医師が善意でやったことが刑事事件として
逮捕されては委縮医療を招く。
『刑事免責』と言っても、言葉が抽象的で
心に訴え掛けないが、加藤先生の
具体的な話があればなじみやすいのでは」と語る。
福島県立大野病院事件は、2004年12月、
帝王切開手術中の女性を、子宮に癒着した胎盤の
剥離(はくり)による大量出血で失血死させたとして、
当時の産婦人科医長、加藤克彦被告が
業務上過失致死などの罪に問われて
06年に逮捕・起訴された事件。
今年8月20日に判決が言い渡される。
公判では、剥離を続けた判断の妥当性などが争点となり、
弁護側は加藤被告の無罪を主張している。
現場の医師からは、「産婦人科医が一生に一度、
遭遇するかしないかと言われるまれな症例で、
医学的にみても治療に誤りはなかった」
との声が上がっているが、訴訟リスクを懸念する
医師らが臨床現場を離れ、重症患者を
引き受けなくなる委縮医療を招いている。
『2008/05/19:キャリアブレイン 』
とりあえず最初は100本って事だったので。
あんまりたくさん買ったら迷惑かな、
と思って、数本注文しようとしたら。
記事では4万円、ってなっていたのに。
昨日見たら34万円になってるし。
ちょっと前に見たら、もう45万円も
寄付が集まっているようですね。
100本とか、500本とかって
言ってる人もいるようですし。
滑り出しは好調のようですね。
はじめは、インターネットから派生していますけど。
これを、リアルの世界に広げる、っていう事が
非常に大事な事だと思いますよ。
このブログを以前から読んで頂いている読者の方は、
もう既に「福島大野病院事件」って言ったら、
どんな事件か、とか。
だいたい理解されているとは思いますが。
はっきり言って、世間では少数派ですからね。
医師ならば、そこそこ知っているかもしれませんが。
医療従事者と言っても、看護師とか薬剤師であれば、
知らない人もかなり多いですよ。
この間、研修医に聞いたけど、
あんまりよくわかっていなかったみたいだし。
日頃から、インターネットや医師ブログを読んで、
医療の情報を収集している人は、もう良い。
って言ったら失礼だけど。
そういう人は当然として。
それ以外の、あんまり今まで興味なかった人にも、
「このボールペン、何?」
「福島大野病院事件って何?」
というように、興味を持っていただいて、
その後に、こういう事件があったんだ。
その結果、日本では産科医1人の病院では、
お産ができなくなりつつあって、
産科医療が崩壊しつつある、とか。
萎縮医療が進んで、「患者受け入れ不可能」なのに、
「患者受け入れ拒否」とか「たらい回し」だって、
現場の医師がマスコミに叩かれたりしているんだ。
とか、っていう話を周りの人達にしてもらって。
1人でも多くの人達に「福島大野病院事件」とか、
産科医療についてとか、医療訴訟、医療崩壊について、
知って貰えれば良いな、って思っています。
それにしても。
Yosyan先生は、すごいねー。
尊敬しちゃいますわ。
実際にボールペンを申し込みたい人は。
ボールペンの申し込みは、120円切手を張った
返信用封筒(住所、氏名記載)に赤字で
「ボールペン希望」と明記の上、
「〒460−0012 名古屋市中区千代田5-20-6
フクヤビル1F 鶴舞公園クリニック 深谷元継」まで。
ボールペンを複数希望する場合は、
振込予定日と額、振込者名を書いた紙も同封し、
返信用封筒に切手を張る
(2本=120円、3−5本=140円、6−7本=200円、
8−12本=240円、13−25本=390円)。
宅配便希望の場合はその旨も記載する。
寄付金の送り先は、銀行振り込みの場合は
「三菱東京UFJ銀行 鶴舞(つるまい)支店
普通1203866(ふかや もとつぐ)」まで。
インターネット決済の「Paypal」の場合は
pen@tclinic.jpに送金する。
詳細については、
→『ボールペン作戦メインサイト』
医療を崩壊させないためには、これも読んでね!
→ 医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か
小松 秀樹 (著)
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「福島大野病院事件」に関しては、
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特に、産科医療の崩壊を止めよう。
という事で、医師ブロガーのカリスマ、
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もう実際にボールペンを作っているようですね。
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ボールペン作戦で「医師の刑事免責確立を」
「医師として善意で患者のために一生懸命やったのに、
手錠を掛けられるようになっては委縮医療が進む。
加藤医師は無罪と信じる。
この事件をきっかけに、
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福島県立大野病院事件で現在公判中(5月16日に結審)の
加藤克彦被告への支援の輪を広げて
医師の刑事免責確立を実現しようと、
インターネット上に集まった医師らを中心にした活動
「ボールペン作戦」が展開されている。
活動に携わる医師の一人、深谷元継さんは
「ボールペンという日常的に使うものを通して、
自分たちがお互いにつながっているという意識を
共有でき、皆が頑張っているという励ましになる。
善意や思いを共有していきたい」と話し、
運動の輪が医師の刑事免責確立につながってほしい
と願っている。
ボールペン作戦は、5月10日にネット上で
趣旨に賛同した医師らが準備を始め、
5月18日に開始された。
趣旨に賛同した人が「我々は福島大野病院事件で
逮捕された産婦人科医の無罪を信じ支援します」
との文言が書かれたボールペンを使用し、
周りの人たちと事件などの話題を共有することで、
医師の刑事免責についての理解を深めていく活動だ。
現時点で100本のボールペンが用意されている。
1本目は無料で配布するが、2本目以降は
製作費用として一本につき90円以上の
寄付金を納めてもらう。
100本の配布が終わったら、集まった寄付金で
さらに100本を製作して活動を広げていく。
既に4万円の寄付が集まっているが、
次の100本を製作する費用がなくなった場合は、
残金を福島県産婦人科医会内の
「加藤克彦先生を支える会」に寄付する。
深谷さんは「8月20日の判決がタイムリミットなので、
それまでになるべく多くの人に支援の輪を広げたい。
医師が善意でやったことが刑事事件として
逮捕されては委縮医療を招く。
『刑事免責』と言っても、言葉が抽象的で
心に訴え掛けないが、加藤先生の
具体的な話があればなじみやすいのでは」と語る。
福島県立大野病院事件は、2004年12月、
帝王切開手術中の女性を、子宮に癒着した胎盤の
剥離(はくり)による大量出血で失血死させたとして、
当時の産婦人科医長、加藤克彦被告が
業務上過失致死などの罪に問われて
06年に逮捕・起訴された事件。
今年8月20日に判決が言い渡される。
公判では、剥離を続けた判断の妥当性などが争点となり、
弁護側は加藤被告の無罪を主張している。
現場の医師からは、「産婦人科医が一生に一度、
遭遇するかしないかと言われるまれな症例で、
医学的にみても治療に誤りはなかった」
との声が上がっているが、訴訟リスクを懸念する
医師らが臨床現場を離れ、重症患者を
引き受けなくなる委縮医療を招いている。
『2008/05/19:キャリアブレイン 』
とりあえず最初は100本って事だったので。
あんまりたくさん買ったら迷惑かな、
と思って、数本注文しようとしたら。
記事では4万円、ってなっていたのに。
昨日見たら34万円になってるし。
ちょっと前に見たら、もう45万円も
寄付が集まっているようですね。
100本とか、500本とかって
言ってる人もいるようですし。
滑り出しは好調のようですね。
はじめは、インターネットから派生していますけど。
これを、リアルの世界に広げる、っていう事が
非常に大事な事だと思いますよ。
このブログを以前から読んで頂いている読者の方は、
もう既に「福島大野病院事件」って言ったら、
どんな事件か、とか。
だいたい理解されているとは思いますが。
はっきり言って、世間では少数派ですからね。
医師ならば、そこそこ知っているかもしれませんが。
医療従事者と言っても、看護師とか薬剤師であれば、
知らない人もかなり多いですよ。
この間、研修医に聞いたけど、
あんまりよくわかっていなかったみたいだし。
日頃から、インターネットや医師ブログを読んで、
医療の情報を収集している人は、もう良い。
って言ったら失礼だけど。
そういう人は当然として。
それ以外の、あんまり今まで興味なかった人にも、
「このボールペン、何?」
「福島大野病院事件って何?」
というように、興味を持っていただいて、
その後に、こういう事件があったんだ。
その結果、日本では産科医1人の病院では、
お産ができなくなりつつあって、
産科医療が崩壊しつつある、とか。
萎縮医療が進んで、「患者受け入れ不可能」なのに、
「患者受け入れ拒否」とか「たらい回し」だって、
現場の医師がマスコミに叩かれたりしているんだ。
とか、っていう話を周りの人達にしてもらって。
1人でも多くの人達に「福島大野病院事件」とか、
産科医療についてとか、医療訴訟、医療崩壊について、
知って貰えれば良いな、って思っています。
それにしても。
Yosyan先生は、すごいねー。
尊敬しちゃいますわ。
実際にボールペンを申し込みたい人は。
ボールペンの申し込みは、120円切手を張った
返信用封筒(住所、氏名記載)に赤字で
「ボールペン希望」と明記の上、
「〒460−0012 名古屋市中区千代田5-20-6
フクヤビル1F 鶴舞公園クリニック 深谷元継」まで。
ボールペンを複数希望する場合は、
振込予定日と額、振込者名を書いた紙も同封し、
返信用封筒に切手を張る
(2本=120円、3−5本=140円、6−7本=200円、
8−12本=240円、13−25本=390円)。
宅配便希望の場合はその旨も記載する。
寄付金の送り先は、銀行振り込みの場合は
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普通1203866(ふかや もとつぐ)」まで。
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当たり前の事なんですけど。
患者を中傷する事はいけない事です。
それと同じ様に、
医者を中傷する事もいけない事です。
患者への中傷だけ問題になって、
医者への中傷に関しては全く取り上げない、
っていうのはどうなんでしょうかねー。
ネットで横行、患者中傷
医療事故被害者が標的に
医療事故で亡くなった患者や家族らを
中傷する内容の書き込みが
インターネット上で横行しているとして、
事故被害者の遺族らが十八日までに、
実態把握や防止策の検討に乗り出した。
悪質な事例については、刑事告訴も辞さない方針だ。
遺族らは「偏見に満ちた書き込みが、
医師専用の掲示板や医師を名乗る
人物によるブログに多い。
悲しみの中で事故の再発防止を願う患者や
遺族の思いを踏みにじる行為で、
許し難い」と指摘。
厚生労働省も情報を入手しており、
悪質なケースで医師の関与が確認された場合は、
医道審議会で行政処分を検討する。
中傷を受けた遺族や支援する弁護士ら
約二十人は四月、大阪で対策協議会を開催。
日弁連人権擁護委員の弁護士も出席した。
会場では被害報告が続出し、今後も情報交換を続け、
対応を検討することを確認した。
メンバーの一人で高校教諭勝村久司
かつむら・ひさしさん(46)=京都府=によると、
中傷は「事故の責任は医師にはなく、悪いのは患者」
といった趣旨が多い。
二〇〇四年に福島県立大野病院で
帝王切開手術を受けた女性=当時(29)=が
死亡した事故で、〇六年二月に産婦人科医(40)が
逮捕された直後から目立ち始めたという。
対策協議会が集めた資料によると、
この事故をめぐっては今年一月、医師専用の掲示板に、
被害者の家族を攻撃する書き込みがあった。
この掲示板は医師を対象とした会員制。
〇六年十月にも、奈良県内の病院で同年八月に起きた
医療事故により死亡した妊婦=当時(32)=の
夫への悪質な中傷が載った。
県警は書き込んだ医師を特定。
奈良区検が侮辱罪でこの医師を略式起訴し、
昨年九月に奈良簡裁が科料九千円の略式命令を出した。
掲示板の運営会社(東京)は
「奈良の事件後、すべての書き込みをチェックし、
不適切と判断したものを削除するなどの
対策を取っている」としている。
『中国新聞 2008.5.18』
はっきり言って、私は「医師専用の掲示板」
という限定された場でも、患者を中傷する医師を
擁護する気は全くありません。
医師ブログはたくさんありますし、
医師といってもたくさんいますから。
掲示板だけでなく、2ちゃんねるやブログに、
患者に対する中傷を行う医師もいるかもしれません。
まあ、自称医師っていうだけで、
その人が本当に医師かどうかはわかりませんけどね。
私はそういう人達を擁護する気は全くありません。
ただ、
>中傷は「事故の責任は医師にはなく、悪いのは患者」
といった趣旨が多い。
これは、今でもそうなんでしょうかね。
私は、医師専用の掲示板というのは、
ほとんど見ないのですけど。
「大淀病院事件」の頃まではたしかに、
見られたようですね。
ただ、その後、m3.comが検閲するようになって、
そういうコメントは減ったのではないでしょうかね。
検閲が入った直後は、コメント削除ばっかりになって。
多くの医師が失望して、コメント数が激減した。
っていう事はあったようですけど。
私は、その後に関しては知りません。
マスコミの報道も、一時は医者が悪い、病院が悪い。
医療ミスだ、っていう論調のものが多かったし。
医師叩きのくだらない番組も多かったですけど。
ここ半年くらいは、マスコミの論調も変わりつつあります。
今はやっているのは「医療崩壊もの」ですからね。
まあ、こういうくだらない記事もあるようですけど(笑)
限定された掲示板でも、侮辱罪や名誉毀損に当たる。
っていう事が医師達の間で認識されたので。
それ以降は減っていると思うんですけどねー、
患者を中傷するようなコメントは。
どうなんでしょうか。
ちなみに、限定された場でも、
数十人が見る事ができれば、
名誉毀損や侮辱罪に当たりますから。
注意した方が良いですよ。
私は、結構いろんな医師ブログを見ているつもりですけど。
私が読んでいるような医師ブログは、少なくとも
>「事故の責任は医師にはなく、悪いのは患者」
という書き方はしていません。
「患者が亡くなったのは医者のせいではなく、悪いのは病気」
とか、
「医療ミスではなく合併症だ」
という書き方がほとんどだと思います。
もちろん、私もそういう書き方をします。
むしろ
「患者が亡くなったのは医者のせいだ」
っていう書き方をしているのは、
一部のマスコミとか、それを信じた一般の人達、
という事の方が多いのではないでしょうか。
最近は、まともな新聞は、
そういう書き方はしなくなってるようですけど。
医師が患者を中傷するのは許されません。
それは、患者や一般の人達が
医師を中傷するのが許されない、
っていう事も同じだと思います。
もちろん、新聞や雑誌の記事を書く記者や、
テレビ番組を造る人間が、医者も患者も
中傷してはいけない、っていう事も同じはずです。
医療訴訟では、医学的にみたら明らかに合併症とか。
全然医療ミスなんてない事でも、
「医療ミスだ」とか、「医者のせいで患者が死んだ」
というような報道が行われたり。
そういったネット上への書き込みも見られます。
医療訴訟で訴えられているのは「医者」です。
医者には守秘義務がありますから。
本当はこうじゃないんだよ、っていう事を
説明する機会がないまま、
マスコミに言いたい放題に言われている。
っていう事もあるようです。
こうなると、医者は弱者です。
>悪質な事例については、刑事告訴も辞さない方針だ。
>中傷を受けた遺族や支援する弁護士ら
約二十人は四月、大阪で対策協議会を開催。
日弁連人権擁護委員の弁護士も出席した。
会場では被害報告が続出し、今後も情報交換を続け、
対応を検討することを確認した。
これに関しては、遺族だけでなく、
中傷を受けた医者に対しても支援してもらいたいし。
医師ブログだけでなく、一般の人のブログとか。
既存のマスコミに関しても、医師ブログや
医師専用掲示板と同じように対応してもらいたいです。
今回のニュースに関しては、
敢えてスルーする医師ブログが多いと思うのですが。
非常に大事な事だと思ったので、
いろんな反響がある事を覚悟で、
敢えて記事を書かせて頂きました。
医者のホンネが知りたい人は、こちらから!
→ 『医者のホンネが丸わかり!(改)』
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患者を中傷する事はいけない事です。
それと同じ様に、
医者を中傷する事もいけない事です。
患者への中傷だけ問題になって、
医者への中傷に関しては全く取り上げない、
っていうのはどうなんでしょうかねー。
ネットで横行、患者中傷
医療事故被害者が標的に
医療事故で亡くなった患者や家族らを
中傷する内容の書き込みが
インターネット上で横行しているとして、
事故被害者の遺族らが十八日までに、
実態把握や防止策の検討に乗り出した。
悪質な事例については、刑事告訴も辞さない方針だ。
遺族らは「偏見に満ちた書き込みが、
医師専用の掲示板や医師を名乗る
人物によるブログに多い。
悲しみの中で事故の再発防止を願う患者や
遺族の思いを踏みにじる行為で、
許し難い」と指摘。
厚生労働省も情報を入手しており、
悪質なケースで医師の関与が確認された場合は、
医道審議会で行政処分を検討する。
中傷を受けた遺族や支援する弁護士ら
約二十人は四月、大阪で対策協議会を開催。
日弁連人権擁護委員の弁護士も出席した。
会場では被害報告が続出し、今後も情報交換を続け、
対応を検討することを確認した。
メンバーの一人で高校教諭勝村久司
かつむら・ひさしさん(46)=京都府=によると、
中傷は「事故の責任は医師にはなく、悪いのは患者」
といった趣旨が多い。
二〇〇四年に福島県立大野病院で
帝王切開手術を受けた女性=当時(29)=が
死亡した事故で、〇六年二月に産婦人科医(40)が
逮捕された直後から目立ち始めたという。
対策協議会が集めた資料によると、
この事故をめぐっては今年一月、医師専用の掲示板に、
被害者の家族を攻撃する書き込みがあった。
この掲示板は医師を対象とした会員制。
〇六年十月にも、奈良県内の病院で同年八月に起きた
医療事故により死亡した妊婦=当時(32)=の
夫への悪質な中傷が載った。
県警は書き込んだ医師を特定。
奈良区検が侮辱罪でこの医師を略式起訴し、
昨年九月に奈良簡裁が科料九千円の略式命令を出した。
掲示板の運営会社(東京)は
「奈良の事件後、すべての書き込みをチェックし、
不適切と判断したものを削除するなどの
対策を取っている」としている。
『中国新聞 2008.5.18』
はっきり言って、私は「医師専用の掲示板」
という限定された場でも、患者を中傷する医師を
擁護する気は全くありません。
医師ブログはたくさんありますし、
医師といってもたくさんいますから。
掲示板だけでなく、2ちゃんねるやブログに、
患者に対する中傷を行う医師もいるかもしれません。
まあ、自称医師っていうだけで、
その人が本当に医師かどうかはわかりませんけどね。
私はそういう人達を擁護する気は全くありません。
ただ、
>中傷は「事故の責任は医師にはなく、悪いのは患者」
といった趣旨が多い。
これは、今でもそうなんでしょうかね。
私は、医師専用の掲示板というのは、
ほとんど見ないのですけど。
「大淀病院事件」の頃まではたしかに、
見られたようですね。
ただ、その後、m3.comが検閲するようになって、
そういうコメントは減ったのではないでしょうかね。
検閲が入った直後は、コメント削除ばっかりになって。
多くの医師が失望して、コメント数が激減した。
っていう事はあったようですけど。
私は、その後に関しては知りません。
マスコミの報道も、一時は医者が悪い、病院が悪い。
医療ミスだ、っていう論調のものが多かったし。
医師叩きのくだらない番組も多かったですけど。
ここ半年くらいは、マスコミの論調も変わりつつあります。
今はやっているのは「医療崩壊もの」ですからね。
まあ、こういうくだらない記事もあるようですけど(笑)
限定された掲示板でも、侮辱罪や名誉毀損に当たる。
っていう事が医師達の間で認識されたので。
それ以降は減っていると思うんですけどねー、
患者を中傷するようなコメントは。
どうなんでしょうか。
ちなみに、限定された場でも、
数十人が見る事ができれば、
名誉毀損や侮辱罪に当たりますから。
注意した方が良いですよ。
私は、結構いろんな医師ブログを見ているつもりですけど。
私が読んでいるような医師ブログは、少なくとも
>「事故の責任は医師にはなく、悪いのは患者」
という書き方はしていません。
「患者が亡くなったのは医者のせいではなく、悪いのは病気」
とか、
「医療ミスではなく合併症だ」
という書き方がほとんどだと思います。
もちろん、私もそういう書き方をします。
むしろ
「患者が亡くなったのは医者のせいだ」
っていう書き方をしているのは、
一部のマスコミとか、それを信じた一般の人達、
という事の方が多いのではないでしょうか。
最近は、まともな新聞は、
そういう書き方はしなくなってるようですけど。
医師が患者を中傷するのは許されません。
それは、患者や一般の人達が
医師を中傷するのが許されない、
っていう事も同じだと思います。
もちろん、新聞や雑誌の記事を書く記者や、
テレビ番組を造る人間が、医者も患者も
中傷してはいけない、っていう事も同じはずです。
医療訴訟では、医学的にみたら明らかに合併症とか。
全然医療ミスなんてない事でも、
「医療ミスだ」とか、「医者のせいで患者が死んだ」
というような報道が行われたり。
そういったネット上への書き込みも見られます。
医療訴訟で訴えられているのは「医者」です。
医者には守秘義務がありますから。
本当はこうじゃないんだよ、っていう事を
説明する機会がないまま、
マスコミに言いたい放題に言われている。
っていう事もあるようです。
こうなると、医者は弱者です。
>悪質な事例については、刑事告訴も辞さない方針だ。
>中傷を受けた遺族や支援する弁護士ら
約二十人は四月、大阪で対策協議会を開催。
日弁連人権擁護委員の弁護士も出席した。
会場では被害報告が続出し、今後も情報交換を続け、
対応を検討することを確認した。
これに関しては、遺族だけでなく、
中傷を受けた医者に対しても支援してもらいたいし。
医師ブログだけでなく、一般の人のブログとか。
既存のマスコミに関しても、医師ブログや
医師専用掲示板と同じように対応してもらいたいです。
今回のニュースに関しては、
敢えてスルーする医師ブログが多いと思うのですが。
非常に大事な事だと思ったので、
いろんな反響がある事を覚悟で、
敢えて記事を書かせて頂きました。
医者のホンネが知りたい人は、こちらから!
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「うば捨て山」制度とも言われている、
「後期高齢者医療制度」。
私のブログも含め、医師ブログでは昨年から、
こんな制度はけしからん。
って、さんざんブログでは書いてきましたけど。
4月になって、後期高齢者医療制度が施行されて、
やっとマスコミや政治家も動き出してきましたね。
与党ですら、あまりの評判の悪さに、
これはまずい、って思ったのか。
小手先の見直し案が提案されているようですね。
低所得者の申請あれば減免
後期高齢者医療制度見直し案
75歳以上が対象の後期高齢者医療制度で、
低所得者層の保険料を減額・免除する
厚生労働省の負担軽減案が
明らかになった。
新制度に移行後、相当数の低所得者が
負担増になったと批判されているが、
法改正など制度の抜本的見直しはせず、
新制度にある仕組みを活用する。
減免を受けるには
高齢者本人が申請する。
新制度を運用する各都道府県の
広域連合は、保険料徴収の方法などを
条例で定めている。
加入者が災害に遭ったり、
病気になったりして収入が激減するなど
特別の事情がある場合は、
本人からの申請を受けて
保険料を減免する規定がある。
この規定を拡大解釈し、低所得者も
「特別の事情」に該当すると見なす。
どのような人が対象となるか、
国が大枠の基準を示す。
対象者は、近く調べる各市区町村ごとの
保険料負担の変化をもとに決めるが、
基礎年金(年額79万円)以下の収入で、
生活保護とほぼ同じかそれに満たない
所得水準の人たちが含まれる可能性がある。
軽減に伴って保険料収入が減り、
広域連合の財政難につながることから、
国が交付金を支給することなども検討する。
収入が基礎年金以下の低所得者
二百数十万人の保険料(月額平均千円)を
全額免除すれば、300億円程度の
財源が必要となる見通し。
本人の申請を待たずに、広域連合が
職権で減免する方法もあるが、
法改正が必要で、保険料徴収の
システム改修に時間がかかる。
広域連合の条例の規定を用いれば、
現場の運用で対応が可能だ。
厚労省は「条例減免によらざるを
得ないのではないか」としている。
ただし、高齢者本人の申請が必要なため、
対象者への周知が不可欠。
病気などで申請が困難な人も多いとみられ、
運用上の課題もある。
政府は制度の廃止や抜本見直しは
否定する一方で、「必要があれば運用を改善する」
としており、厚労省案が見直し案の
たたき台となる見通し。
ただ、6月中に見直し案をまとめる
与党内では年金天引きの見直しや、
保険料ゼロだったサラリーマンの
被扶養者らの負担軽減拡大など、
厚労省案より踏み込んだ対応を求める
声が強く、調整が難航する可能性がある。
『2008年05月15日:朝日新聞』
野党は当然の事ながら、ここぞとばかりに、
「反対」の大合唱ですね。
野党4党、新医療制度廃止へ調整に着手
民主、共産、社民、国民新の野党4党は
5月13日、後期高齢者医療制度の
廃止法案を参院に提出する協議を始めた。
年金からの保険料天引きや制度設計の
問題点を浮き彫りにする一方、
同制度に代わる対案づくりを
模索する動きも出ている。
この日の協議では、民主党が
廃止法案骨子案を示し、3党に意見を求めた。
年金天引きや被扶養者の新規保険料負担などを
順次廃止して来年3月末に
制度を全廃する内容で、施行は来年4月1日。
各党からは廃止までの経過措置として
低所得者の保険料免除を盛り込む意見が出た。
4党が力を入れるのは、制度の矛盾点の洗い出しだ。
7年後に保険料が平均で約4割増える
といった試算をもとに「自ら首がしまるようにして
医療費を抑制する制度」と批判。
終末期医療で医療機関が患者や
家族の意向を文書などに残せば、
医療機関に診療報酬が支払われる
新たな仕組みも問題視していく方針だ。
民主党が代替案を示さないため、
与党は「無責任だ」と批判している。
民主党内では、地域単位の健康保険に
一元化して全年齢で支え合う対案も
検討されているが、野党共闘を優先して
今月末にも廃止法案を提出する方針だ。
『2008年05月13日:朝日新聞』
以前から書いている通り、
私は「後期高齢者医療制度」には大反対です。
理由としては、大きく2つ。
1)、年齢によって、人の命を差別する制度だから。
もう1つの理由は、
2)、リスクの高い人達ばかりを集めているので、
制度そのものがもたないと思うから。
この2つですわ。
それぞれについて解説すると。
1)、年齢によって、人の命を差別する制度だから。
これに関しては、以前から言っている事ですけど。
75歳っていっても、いろいろいるんですよ。
75歳でも、ばりばり現役で働いていて。
病気らしい病気もなくって、
あと20年位は生きられそうな人もいますし。
75歳で寝たきりで、病気もたくさんあって。
何回も肺炎とか心不全になって、
入退院を繰り返しているって人もいます。
でも、この制度では、同じ75歳以上だから、
っていって、医療費に制限をかける制度なんですよ。
「後期高齢者医療制度」っていう制度は。
今のところ、基本的には「診療所の外来患者」と、
長期入院の患者にしか関係ない制度なんだけど。
こんなの時間の問題で、枠が広がっていって、
結局は、高齢者の医療に制限をかけるんですから。
だって、「後期高齢者医療制度」の目的って、
「高齢者の医療費を削減する」事ですからね。
「社会的入院」が医療費増大の原因だ。
って言っている人もいますけど。
今の「後期高齢者医療制度」だと、
社会的入院は関係ないから。
とりあえず、「後期高齢者医療制度」を導入して。
75歳以上の高齢者に関しては、「診療所での外来通院」
から包括医療を導入して。
そいで、病院、入院にまで全部広げて、
包括医療にしてしまう。
っていう魂胆ですよ、政府は。
包括医療そのものには、良い面と悪い面があるんですけど。
75歳以上だったら、一ヶ月にいくらまでしか、
医療費はかけられません。
って事になったら、1人当たりの医療費の上限が決まるから。
政府としては、国が出す医療費が制限されるんですわ。
今、大学病院とか、大きな急性期病院で行っている
DPC(包括医療制度)、っていうのは。
病気の内容によって、医療費を決める。
ってやり方ですから。
重い病気の人には高額の医療費が払われる、
っていう仕組みなので。
これ、そのものが全部悪い、とは言いません。
ただ、「後期高齢者医療制度」で包括医療を導入すると、
病気が重かろうがなんだろうが、
医療費は一ヶ月にいくらまで。
っていう、制限をつける事になるでしょう。
そうじゃないと、医療費削減にならないからね。
それって、要は「命を金で買う」というか、
金で制限する、っていう制度なので。
私は反対です。
2)、リスクの高い人達ばかりを集めているので、
制度そのものがもたないと思うから。
「後期高齢者医療制度」っていうのは、
75歳以上の全ての高齢者を対象に
創設される新たな保険制度です。
今のところ、全国で1300万人が対象です。
そもそも、「医療保険」の意義っていうのは。
健康な人でも、一度病気になっちゃったら、
医療費としてたくさんのお金が必要になるかもしれない。
そうなったら、たくさん貯金のある人は良いけど、
そうでない人は困っちゃいます。
だから、健康なうちに、
たくさん稼いでいる人はたくさん。
そうでない人も、それなりにお金をみんなで貯めて。
病気になった人に分けてあげる、っていう制度です。
自分が病気になったときは、自分も含めて
みんなで積み立てたお金を使わせて貰うから。
そのかわり、別な人が病気になったら、
自分が積み立てたお金を使って貰う。
そういう制度なんですよ。
病気になりやすい人ばっかりだったら、
使うお金がたくさんになりすぎて、
制度が成り立たないんですよ。
健康な人も病気がちな人も、
全部合わせて制度を作るから、
リスクが分散されるわけですよ。
75歳以上っていうのは、高齢者ですから。
体も弱って、病気にもなりやすいし。
一回病気になったら、治りにくいんです。
これに関しては、
『主治医が見つかる診療所3』
の記事で、共産党の小池議員も言っていましたね。
>75歳以上は病気になりやすいし、治りにくい。
しかも、年金収入しかないのだから、
破綻するのは目に見えている。
「後期高齢者医療制度」の一番大きな問題点は、
この2点だと思いますよ、私は。
でも、政治家っていうのは、選挙の事しか考えてないのか。
制度の事を知らないだけなのか。
なんか、ちょっと論点がずれているような気がします。
マスコミの報道の仕方もですけどね。
今、テレビとかでよくやっているのは、
「年金から保険料天引き」の問題ですよね。
社会保険庁は、年金もうやむやにして、
ちゃんと正しく払えないのに。
天引きするなんて、何事だ。
みたいな論調もありますけど。
でも、「天引き」ってそんなに悪い事ですか?
年金の支払いがややこしくなった一番の原因は、
紙からオンライン化する時に、いい加減なやり方をして。
それをわかっていたのに、今まで何十年も放置していた。
っていう事だとは思いますが。
それ以外にも、年金を払って貰うって言って、
職員が年金を貰ったはずなんだけど。
そのままちょろまかした、とか。
そういう事もありますよね。
でも、これって「年金天引き」だったら、
起きていない事もあるんですよ。
銀行で給料から「天引き」されていたら、
仮に社会保険庁の方のシステムがおかしかったとしても、
銀行の通帳とか、銀行には証拠が残りますから。
場合によっては、助かっていたかもしれませんし。
職員がちょろまかした、って事はおこりませんからね。
それに、職員がわざわざお金を貰いに行く。
っていう事は、その為だけに、無駄な職員を
雇わなければいけないんですよ。
きっと、この職員は厚労省の天下り先かなんかでしょうね。
そんな無駄な人件費をかけて、天下り先の職員とか雇って、
国民の金をちょろまかされるリスクを負うくらいなら、
確実に「天引き」にすれば良いんじゃないですか。
正直、なんでこんなに騒ぐのかわかりません。
ただ、「保険料を滞納すると保険証が取り上げられる」
という事には問題があると思います。
これも、金で命の差別をする、って事ですから。
これには反対ですけどね、私。
でも、これは直接「天引き」とは関係ありませんから。
私は「後期高齢者医療制度」そのものには大反対ですが、
「天引き」だけに関しては、別に反対はしません。
それと、高齢者の負担が増える、って事に関してですけど。
個人的には、高齢者でもお金をたくさん貰ってている人からは、
もっとたくさん払って貰っても良いと思っています。
例えば、高級官僚になった後に、
天下り先を何カ所も渡り歩いて。
退職金を何千万円ももらっていて。
しかも、75歳以上になっても、ろくに仕事しないのに、
年収1000万円以上の人、とか。
そういう人は、75歳以上でも、経済的には豊かですからね。
「高齢者から、たくさん金取るのはけしからん。」
っていう論調はちょっと違うかな、って思います。
それと、日本では1973年に老人医療費が無料になって。
その後から、老人は病院にかかりすぎなんですよ。
その習慣が今でも続いているから。
日本では、外来受診回数が、他の国の数倍も多いです。
さすがに、それじゃあ国がやってられなくなって、
ちょっとずつ老人の医療費が増えてきていますけど。
元々が「無料」で、その後もかなり安かったから。
高齢者の医療費が上がっているからって、けしからん。
とは言えないと思いますよ。
少しずつ上がってはいるけど、まだ安いかもしれないんだから。
公共事業費だって、無駄な道路とかダムとか、
まだいっぱい造っていますけど。
一応、公共事業費は、年々削減されているんですよ。
でも、まだ多いと思いませんか?
年々減っているんだから、これ以上減らしたらけしからん。
って思いますか?
そう言っているのは、利権がからんでる人だけでしょ。
だから、高齢者が払う医療費(保険料)は年々上がっている、
とはいえ、それが高すぎるって事とは、また別の問題です。
高齢者が直接お金を出さなかったとしても、
高齢者が病気になって、病院にかかれば、
当然の事ながら医療費はかかります。
高齢者はあんまりお金を払わないで、その分は国が払え。
って言っても良いですけど。
「国の金」、って言い方を変えれば、
「我々の税金」ですからね。
税金を払っているのは、若くて働いている人ですから。
高齢者の医療費を、若者が出す、って事です。
福田首相が、この間の補選で、
「高齢者がもっとお金を出しても良いでしょ」
って言って、大ひんしゅくを買って、
結局自民党は負けましたけど。
それはけしからん、っていう事であれば、
高齢者の医療費は、若い人が負担する。
って事で良いんですね。
全部を高齢者が負担するって事は不可能だし。
昔のように無料にする、って訳にもいかないでしょうから。
高齢者の医療費を誰がどの位負担するのか、
っていう国民的な議論が必要だと思います。
ただ感情的に、「天引きはけしからん」とか、
「今よりも高齢者の負担が増えるのはけしからん」
とか言っているだけでは駄目だと思いますよ。
個人的には、「後期高齢者医療制度」は、
見直しではなく、廃止すべきだと思います。
代替案っていうか、
別の制度は必要ないと思いますけどねー。
ただ、今のままでは、国保が持たないので。
「後期高齢者医療制度」のような、
高齢者だけを集めた制度を作るんではなくって。
今の制度で、もう少し高齢者、
特に、たくさん稼いでいる高齢者からはたくさん取る。
という制度にすれば、十分なんじゃないかなー。
って思っています。
それと、これも何回も言っていますけど、
アクセスを制限するなら、
年齢ではなくって、軽症患者を制限する、
っていう方向に行くべきだと思っています。
参照:後期高齢者医療制度、保険料を最大9割軽減…与党方針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080516-00000007-yom-pol
『2008年05月16日:読売新聞』
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「後期高齢者医療制度」。
私のブログも含め、医師ブログでは昨年から、
こんな制度はけしからん。
って、さんざんブログでは書いてきましたけど。
4月になって、後期高齢者医療制度が施行されて、
やっとマスコミや政治家も動き出してきましたね。
与党ですら、あまりの評判の悪さに、
これはまずい、って思ったのか。
小手先の見直し案が提案されているようですね。
低所得者の申請あれば減免
後期高齢者医療制度見直し案
75歳以上が対象の後期高齢者医療制度で、
低所得者層の保険料を減額・免除する
厚生労働省の負担軽減案が
明らかになった。
新制度に移行後、相当数の低所得者が
負担増になったと批判されているが、
法改正など制度の抜本的見直しはせず、
新制度にある仕組みを活用する。
減免を受けるには
高齢者本人が申請する。
新制度を運用する各都道府県の
広域連合は、保険料徴収の方法などを
条例で定めている。
加入者が災害に遭ったり、
病気になったりして収入が激減するなど
特別の事情がある場合は、
本人からの申請を受けて
保険料を減免する規定がある。
この規定を拡大解釈し、低所得者も
「特別の事情」に該当すると見なす。
どのような人が対象となるか、
国が大枠の基準を示す。
対象者は、近く調べる各市区町村ごとの
保険料負担の変化をもとに決めるが、
基礎年金(年額79万円)以下の収入で、
生活保護とほぼ同じかそれに満たない
所得水準の人たちが含まれる可能性がある。
軽減に伴って保険料収入が減り、
広域連合の財政難につながることから、
国が交付金を支給することなども検討する。
収入が基礎年金以下の低所得者
二百数十万人の保険料(月額平均千円)を
全額免除すれば、300億円程度の
財源が必要となる見通し。
本人の申請を待たずに、広域連合が
職権で減免する方法もあるが、
法改正が必要で、保険料徴収の
システム改修に時間がかかる。
広域連合の条例の規定を用いれば、
現場の運用で対応が可能だ。
厚労省は「条例減免によらざるを
得ないのではないか」としている。
ただし、高齢者本人の申請が必要なため、
対象者への周知が不可欠。
病気などで申請が困難な人も多いとみられ、
運用上の課題もある。
政府は制度の廃止や抜本見直しは
否定する一方で、「必要があれば運用を改善する」
としており、厚労省案が見直し案の
たたき台となる見通し。
ただ、6月中に見直し案をまとめる
与党内では年金天引きの見直しや、
保険料ゼロだったサラリーマンの
被扶養者らの負担軽減拡大など、
厚労省案より踏み込んだ対応を求める
声が強く、調整が難航する可能性がある。
『2008年05月15日:朝日新聞』
野党は当然の事ながら、ここぞとばかりに、
「反対」の大合唱ですね。
野党4党、新医療制度廃止へ調整に着手
民主、共産、社民、国民新の野党4党は
5月13日、後期高齢者医療制度の
廃止法案を参院に提出する協議を始めた。
年金からの保険料天引きや制度設計の
問題点を浮き彫りにする一方、
同制度に代わる対案づくりを
模索する動きも出ている。
この日の協議では、民主党が
廃止法案骨子案を示し、3党に意見を求めた。
年金天引きや被扶養者の新規保険料負担などを
順次廃止して来年3月末に
制度を全廃する内容で、施行は来年4月1日。
各党からは廃止までの経過措置として
低所得者の保険料免除を盛り込む意見が出た。
4党が力を入れるのは、制度の矛盾点の洗い出しだ。
7年後に保険料が平均で約4割増える
といった試算をもとに「自ら首がしまるようにして
医療費を抑制する制度」と批判。
終末期医療で医療機関が患者や
家族の意向を文書などに残せば、
医療機関に診療報酬が支払われる
新たな仕組みも問題視していく方針だ。
民主党が代替案を示さないため、
与党は「無責任だ」と批判している。
民主党内では、地域単位の健康保険に
一元化して全年齢で支え合う対案も
検討されているが、野党共闘を優先して
今月末にも廃止法案を提出する方針だ。
『2008年05月13日:朝日新聞』
以前から書いている通り、
私は「後期高齢者医療制度」には大反対です。
理由としては、大きく2つ。
1)、年齢によって、人の命を差別する制度だから。
もう1つの理由は、
2)、リスクの高い人達ばかりを集めているので、
制度そのものがもたないと思うから。
この2つですわ。
それぞれについて解説すると。
1)、年齢によって、人の命を差別する制度だから。
これに関しては、以前から言っている事ですけど。
75歳っていっても、いろいろいるんですよ。
75歳でも、ばりばり現役で働いていて。
病気らしい病気もなくって、
あと20年位は生きられそうな人もいますし。
75歳で寝たきりで、病気もたくさんあって。
何回も肺炎とか心不全になって、
入退院を繰り返しているって人もいます。
でも、この制度では、同じ75歳以上だから、
っていって、医療費に制限をかける制度なんですよ。
「後期高齢者医療制度」っていう制度は。
今のところ、基本的には「診療所の外来患者」と、
長期入院の患者にしか関係ない制度なんだけど。
こんなの時間の問題で、枠が広がっていって、
結局は、高齢者の医療に制限をかけるんですから。
だって、「後期高齢者医療制度」の目的って、
「高齢者の医療費を削減する」事ですからね。
「社会的入院」が医療費増大の原因だ。
って言っている人もいますけど。
今の「後期高齢者医療制度」だと、
社会的入院は関係ないから。
とりあえず、「後期高齢者医療制度」を導入して。
75歳以上の高齢者に関しては、「診療所での外来通院」
から包括医療を導入して。
そいで、病院、入院にまで全部広げて、
包括医療にしてしまう。
っていう魂胆ですよ、政府は。
包括医療そのものには、良い面と悪い面があるんですけど。
75歳以上だったら、一ヶ月にいくらまでしか、
医療費はかけられません。
って事になったら、1人当たりの医療費の上限が決まるから。
政府としては、国が出す医療費が制限されるんですわ。
今、大学病院とか、大きな急性期病院で行っている
DPC(包括医療制度)、っていうのは。
病気の内容によって、医療費を決める。
ってやり方ですから。
重い病気の人には高額の医療費が払われる、
っていう仕組みなので。
これ、そのものが全部悪い、とは言いません。
ただ、「後期高齢者医療制度」で包括医療を導入すると、
病気が重かろうがなんだろうが、
医療費は一ヶ月にいくらまで。
っていう、制限をつける事になるでしょう。
そうじゃないと、医療費削減にならないからね。
それって、要は「命を金で買う」というか、
金で制限する、っていう制度なので。
私は反対です。
2)、リスクの高い人達ばかりを集めているので、
制度そのものがもたないと思うから。
「後期高齢者医療制度」っていうのは、
75歳以上の全ての高齢者を対象に
創設される新たな保険制度です。
今のところ、全国で1300万人が対象です。
そもそも、「医療保険」の意義っていうのは。
健康な人でも、一度病気になっちゃったら、
医療費としてたくさんのお金が必要になるかもしれない。
そうなったら、たくさん貯金のある人は良いけど、
そうでない人は困っちゃいます。
だから、健康なうちに、
たくさん稼いでいる人はたくさん。
そうでない人も、それなりにお金をみんなで貯めて。
病気になった人に分けてあげる、っていう制度です。
自分が病気になったときは、自分も含めて
みんなで積み立てたお金を使わせて貰うから。
そのかわり、別な人が病気になったら、
自分が積み立てたお金を使って貰う。
そういう制度なんですよ。
病気になりやすい人ばっかりだったら、
使うお金がたくさんになりすぎて、
制度が成り立たないんですよ。
健康な人も病気がちな人も、
全部合わせて制度を作るから、
リスクが分散されるわけですよ。
75歳以上っていうのは、高齢者ですから。
体も弱って、病気にもなりやすいし。
一回病気になったら、治りにくいんです。
これに関しては、
『主治医が見つかる診療所3』
の記事で、共産党の小池議員も言っていましたね。
>75歳以上は病気になりやすいし、治りにくい。
しかも、年金収入しかないのだから、
破綻するのは目に見えている。
「後期高齢者医療制度」の一番大きな問題点は、
この2点だと思いますよ、私は。
でも、政治家っていうのは、選挙の事しか考えてないのか。
制度の事を知らないだけなのか。
なんか、ちょっと論点がずれているような気がします。
マスコミの報道の仕方もですけどね。
今、テレビとかでよくやっているのは、
「年金から保険料天引き」の問題ですよね。
社会保険庁は、年金もうやむやにして、
ちゃんと正しく払えないのに。
天引きするなんて、何事だ。
みたいな論調もありますけど。
でも、「天引き」ってそんなに悪い事ですか?
年金の支払いがややこしくなった一番の原因は、
紙からオンライン化する時に、いい加減なやり方をして。
それをわかっていたのに、今まで何十年も放置していた。
っていう事だとは思いますが。
それ以外にも、年金を払って貰うって言って、
職員が年金を貰ったはずなんだけど。
そのままちょろまかした、とか。
そういう事もありますよね。
でも、これって「年金天引き」だったら、
起きていない事もあるんですよ。
銀行で給料から「天引き」されていたら、
仮に社会保険庁の方のシステムがおかしかったとしても、
銀行の通帳とか、銀行には証拠が残りますから。
場合によっては、助かっていたかもしれませんし。
職員がちょろまかした、って事はおこりませんからね。
それに、職員がわざわざお金を貰いに行く。
っていう事は、その為だけに、無駄な職員を
雇わなければいけないんですよ。
きっと、この職員は厚労省の天下り先かなんかでしょうね。
そんな無駄な人件費をかけて、天下り先の職員とか雇って、
国民の金をちょろまかされるリスクを負うくらいなら、
確実に「天引き」にすれば良いんじゃないですか。
正直、なんでこんなに騒ぐのかわかりません。
ただ、「保険料を滞納すると保険証が取り上げられる」
という事には問題があると思います。
これも、金で命の差別をする、って事ですから。
これには反対ですけどね、私。
でも、これは直接「天引き」とは関係ありませんから。
私は「後期高齢者医療制度」そのものには大反対ですが、
「天引き」だけに関しては、別に反対はしません。
それと、高齢者の負担が増える、って事に関してですけど。
個人的には、高齢者でもお金をたくさん貰ってている人からは、
もっとたくさん払って貰っても良いと思っています。
例えば、高級官僚になった後に、
天下り先を何カ所も渡り歩いて。
退職金を何千万円ももらっていて。
しかも、75歳以上になっても、ろくに仕事しないのに、
年収1000万円以上の人、とか。
そういう人は、75歳以上でも、経済的には豊かですからね。
「高齢者から、たくさん金取るのはけしからん。」
っていう論調はちょっと違うかな、って思います。
それと、日本では1973年に老人医療費が無料になって。
その後から、老人は病院にかかりすぎなんですよ。
その習慣が今でも続いているから。
日本では、外来受診回数が、他の国の数倍も多いです。
さすがに、それじゃあ国がやってられなくなって、
ちょっとずつ老人の医療費が増えてきていますけど。
元々が「無料」で、その後もかなり安かったから。
高齢者の医療費が上がっているからって、けしからん。
とは言えないと思いますよ。
少しずつ上がってはいるけど、まだ安いかもしれないんだから。
公共事業費だって、無駄な道路とかダムとか、
まだいっぱい造っていますけど。
一応、公共事業費は、年々削減されているんですよ。
でも、まだ多いと思いませんか?
年々減っているんだから、これ以上減らしたらけしからん。
って思いますか?
そう言っているのは、利権がからんでる人だけでしょ。
だから、高齢者が払う医療費(保険料)は年々上がっている、
とはいえ、それが高すぎるって事とは、また別の問題です。
高齢者が直接お金を出さなかったとしても、
高齢者が病気になって、病院にかかれば、
当然の事ながら医療費はかかります。
高齢者はあんまりお金を払わないで、その分は国が払え。
って言っても良いですけど。
「国の金」、って言い方を変えれば、
「我々の税金」ですからね。
税金を払っているのは、若くて働いている人ですから。
高齢者の医療費を、若者が出す、って事です。
福田首相が、この間の補選で、
「高齢者がもっとお金を出しても良いでしょ」
って言って、大ひんしゅくを買って、
結局自民党は負けましたけど。
それはけしからん、っていう事であれば、
高齢者の医療費は、若い人が負担する。
って事で良いんですね。
全部を高齢者が負担するって事は不可能だし。
昔のように無料にする、って訳にもいかないでしょうから。
高齢者の医療費を誰がどの位負担するのか、
っていう国民的な議論が必要だと思います。
ただ感情的に、「天引きはけしからん」とか、
「今よりも高齢者の負担が増えるのはけしからん」
とか言っているだけでは駄目だと思いますよ。
個人的には、「後期高齢者医療制度」は、
見直しではなく、廃止すべきだと思います。
代替案っていうか、
別の制度は必要ないと思いますけどねー。
ただ、今のままでは、国保が持たないので。
「後期高齢者医療制度」のような、
高齢者だけを集めた制度を作るんではなくって。
今の制度で、もう少し高齢者、
特に、たくさん稼いでいる高齢者からはたくさん取る。
という制度にすれば、十分なんじゃないかなー。
って思っています。
それと、これも何回も言っていますけど、
アクセスを制限するなら、
年齢ではなくって、軽症患者を制限する、
っていう方向に行くべきだと思っています。
参照:後期高齢者医療制度、保険料を最大9割軽減…与党方針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080516-00000007-yom-pol
『2008年05月16日:読売新聞』
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『医療崩壊と医師ブログ』
の記事で紹介した、
「農家こうめのワイン」
を書かれているkoumeさんが。
また、新しいコンテンツを作ってくれましたよ!
もう既に、第4弾。
→ 『☆医療問題を注視しる!その4 加古川事件とJBM☆』
いやー、医者でもないのに、
これだけ医療の事を理解をしてくれて。
しかも、すごくわかりやーすく、
医療訴訟に関して説明してくれていますよ。
ホント、こういう人がいてくれて、助かります。
私だけでなく、医師でもファンは多いと思いますよ。
もちろん、一般の方でも多いと思いますが。
今回は、「加古川心筋梗塞事件」に代表される、
医療訴訟についてです。
「加古川心筋梗塞事件」っていうのは、
このブログでも何回も書いていますけど。
心筋梗塞の患者が、病院に来て。
心筋梗塞って診断して、内科的な治療をして。
すぐに転送先の病院を探そうと思って、
いろんな病院を探していたら、70分かかっちゃって。
結局、心筋梗塞で患者が亡くなったんだけど。
すぐに、もっと高度な治療(心臓カテーテル治療;PCI)
が出来る病院に搬送したら助かったはずだから。
3900万円払え、っていう事件です。
すぐに転送先の病院を見つけようと思って、
いろんな病院に電話をかけまくって。
でも、なかなか転送先の病院が決まらなくって。
結局、70分かかった。
心筋梗塞という診断も、すぐに行って。
その間にできる内科的な治療も、
ほとんど完璧に行った。
相手の病院が、満床とか処置中とかで、
搬送先の病院が決まるのに時間がかかっただけなのに。
すぐに搬送できなかったのは、病院の責任だ。
って事で、3900万円払え。
っていう事件です。
テレパシーか魔法を使える医者以外は、
民事訴訟で負けちゃうっていう事かな。
この判決。
これは、非常に有名なトンデモ判決の一例です。
私、循環器内科医なんで、心筋梗塞は専門なので。
「加古川心筋梗塞事件」に関しては、
このブログでも相当詳しく書いています。
おそらく、日本で一、二を争う位だと思っています。
私が、自分のブログを売り込んだ、
っていうのもあるんですけど(笑)
紹介して頂きましたよ。
加古川心筋梗塞事件に関しての細かい話は、
「加古川、心筋梗塞事件」
「加古川、心筋梗塞事件2」
「加古川、心筋梗塞事件。衝撃の事実」
「加古川心筋梗塞事件、判決文」
「加古川心筋梗塞事件、判決文2」
「加古川心筋梗塞事件、判決文3」
「加古川心筋梗塞事件、判決文4」
に書いてあるので、そちらも参考にしてね!
☆医療問題を注視しる!その4
加古川事件とJBM☆
「ま、だからこそトンデモ訴訟
とか言われるわけだがな。
もともと理不尽でない、合理的な判断で
訴訟が行われているなら
JBMって言葉が出来るわけも無いしな。」
「えっ、JBMって何?」
「トンデモ訴訟は医療者の
モチベーションを大いに損ないます。
けど、医療訴訟にはそれとは別にもう一つ、
大きな問題点があるんです。」
「それがJBMの確立だ。
こちらは医学そのものに影響を与えている。」
「JBMとはJudgement Based Medicineの略で、
判例に基づいた医療のことです。
EBM・・・Evidence Based Medicine
(医学的根拠に基づいた医療)のもじりで、
2ちゃんねるで作られた造語だそうです。」
「判例に基づいた医療?何それ?」
「判例主義って知ってるか?」
「訴訟で、過去の判例や裁判例を
根拠にして判断するって事でしょ?」
「過去の判例と違う判決を出すと、
過去に判決を受け取った原告・被告に対して
不公平が出る可能性がありますからね。」
「俺は以前あれだけ賠償したのに、
同じような事をしたこいつは何故これだけなんだ?
ってことになるのね。」
「このあたり、英米法がどうとか大陸法が
どうとかの議論もあるようだが、
作者はよく分からないし関係もないから避けておくぞ。
で、JBMの話に戻るんだが、
ある医療訴訟で医師側敗訴確定となって、
その判決事由に
「○○の症例に△△の治療法を選んだから」
なんて出たら、
今後○○の治療に△△は出来なくなる。」
「あそうか、もし今後同じことをやって
不幸な結果になったら、裁判されたら
ほとんど負けちゃうのね。」
「もちろん判例が覆ることも無くは無いんだが、
よほどのことをしない限り覆らないからな。
それだったら最初から裁判の火種になりそうな
治療法は避けるんだ。」
「なので、判例に基づいた医療
なんていわれるわけですね。」
「・・・てことは事実上、裁判官が
治療の方法を決めちゃうって事?」
「そうだ。医療の素人の裁判官が
法的な拘束力のある
ケーススタディ集を作るようなもんだ。
その中でも医学の常識から外れたものや
守ることが現実的に非常に困難なもの、
守ろうとすると患者に不利益を
及ぼすようなものが特にJBMと呼ばれている。」
「つまりこの加古川訴訟の場合、
PCIの出来ない病院で心筋梗塞疑いの患者を
受けてはならない・・・
突き詰めると最高度の設備が整っていない
施設で患者を受けてはならない、
というJBMが出来たわけです。」
「ひぇ〜。じゃあ例えば加古川訴訟以外の
JBMにはどういうのがあるの?」
「一般的なのは・・・そうですね。
以前、医師や病院を批判する
医療バラエティ番組がよくありましたが、
「病院は金儲けのために、無駄な検査をいっぱいやる」
とか
「どんな手術であっても書類をたくさん渡されて
契約書みたいにサインさせられ、不快だ」
なんての、見たことありますか?」
「ああ、そういうのあったわね。」
「ほかの超ド級といわれるJBMと比べれば
軽いかもしれないし、必ずしも先に挙げた
定義どおりとはいえませんが、
あれが典型的なJBMじゃないでしょうか。」
「えっ、そうなの?」
「過去にこんなやりとりがあったんだよ。」
遺族 「ハラボジ(じいちゃん)が死んだのは、医者のせいニダ!」
医師 「通常必要な検査はしましたよ?
けど1000人に一人の稀な病気だったんです。」
裁判官 「ふむ。しかしそれ向けの検査をすれば
診断は可能だったんだろう。
ミスだな。原告の請求を認める。
被告は原告にアタマ下げろ。」
医師 「えっ!?」
「・・・なんで私がこんな役になってるニダ・・・」
「や、こういう役が似合うのはやはりリューシーかなと。
・・・というわけで一見無駄な検査も
行われるようになった。
批判もあるが、実は患者側の要望なんだ。」
「いや、これってつまり訴訟対策でしょ?
病院の都合を患者に押し付けてるんじゃないの?」
「実際、検査の網を細かくすれば
稀な疾患も見つけられる可能性が
高くなるって効果もあるんだがな。」
「けど、なんだか納得しにくいわ〜。」
「じゃあ、どうしたら納得してくれるんだ?
と思うんだが・・・。
現在は、無駄な検査をするリスクを背負って、
そのぶん精度の高い医療を提供しているわけだ。
無駄な検査はするな!
と言うのはいいが、だったら稀な疾患は
見逃してもしょうがないと言う
コンセンサスが無いとな。」
「検査などせず、しかしごく稀な疾患も見つける、
ってそんなの神様でもなければ
両立できませんね。
もっとも疾患を100%確定できる検査
と言うのも存在しませんし、
そういう意味でも神業レベルですけど。」
「実際、無駄と言うなら
病院側にとっても無駄だ。
特に検査で儲かってるわけでもないし、
激務に拍車をかけてるだけだからな。
それでもやはり、少しでも多くの
患者を助けられるなら、と言う思いで
こちらを選択してるんだろう。」
「手術前に患者の同意を得るために
ムンテラ(治療法やリスクについてなどの説明)を
長々とやってサインをもらう、
というのも同じですね。」
遺族 「ハルモニ(ばあちゃん)が死んだのは、
医者の説明が足りなかったせいニダ!」
医師 「ちゃんと治療前に説明はしました!」
裁判官 「ふむ、当時のカルテには
ちゃんと説明したなんて記録はないな。
原告の請求を認める。
被告は原告にカネ払え。」
医師 「そんなっ!?」
〜その後〜
遺族 「アボジ(父ちゃん)が死んだのは、
医者の説明が足りなかったせいニダ!」
医師 「ちゃんと治療前に説明はしたし、
カルテにも記載しました!」
裁判官 「ふむ、確かにカルテには記載があるようだが・・・
患者が理解できるまで説明すべきだったろう。
説明不足、請求認容。
とっとと賠償しろ。」
医師 「ええっ!?」
〜その後〜
遺族 「オモニ(母ちゃん)が死んだのは、医者のせいニダ!」
医師 「ちゃんと治療前に説明して、
カルテに記載して、しかもわかりやすく
丁寧に納得いくまで説明したんです!」
遺族 「あの場では納得したような気がしましたが、
やっぱり説明不足だったんですよ。」
裁判官 「そうだな。
患者が納得したと言う証拠が無い。
原告の言い分を認めるから
被告はカネを出せ。」
医師 「くぁwせdrftgyふじこlp」
「また私がクレーマー役に・・・」
「ほんとにこんな事あったの?」
「日常茶飯事だ。
そしてこんな事例でも慰謝料は
数千万円になることもある。
病院側が神経質になるのも理解できるだろう。」
「しかも・・・一部ですが、医療ミスは
医師の責任であるとして、慰謝料は
医師個人に払わせ、病院としては関知しない、
と言った病院幹部までいたそうです。」
「そ、それはやる気なくなるわね。」
「もちろん、そんな病院から医師は
蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。」
「おい、まだ裁判ネタは続きがあるぞ。」
遺族 「ナムドンセン(弟)が死んだのは、医者のせいニダ!」
医師 「ちゃんと治療前に説明して、
カルテに記載して、しかもわかりやすく丁寧に
納得いくまで説明したのに、
治療を患者さんが断ったんです!」
裁判官 「断られても、それでも治療を
受けてもらえるように治療の重要性を
もっともっと説明すべきだったんだ。
やはり請求認容だな。」
医師 「・・・。」
〜その後〜
遺族 「ヨドンセン(妹)が死んだのは、医者のせいニダ!」
医師 「ちゃんと治療前に説明して、
カルテに記載して、しかもわかりやすく
丁寧に納得いくまで、薬の副作用も
何もかも全部伝えたのに
患者さんが勝手に病院に来なくなって、
薬を中止したおかげで
副作用が出て亡くなったんです!」
裁判官 「なんで、患者が来なくなった時点で
連絡を取らなかったんだ?
努力不足だ。謝罪と賠償をしる。」
医師 「・・・もう殺す・・・」
「なんでこんな訴訟が起きちゃうのかしらね?」
「ま、クレーマーに関しては元々の人柄が
影響してる部分も大いにあると思うが・・・
個人的な考えだが、
医師には患者を治す義務がある、
と広く誤解されている点が
大きく悪影響があると思う。
こういう思い込みがあるから、
治らなかったときは訴訟に走っちゃうんだろうな。」
「・・・ちょっと待って。
医師には患者を治す義務があると誤解されてる、
ってそういう義務はほんとにあるんじゃなかった?」
「ん?もしかして応召義務のことか?
だとしたら誤解だぞ。」
医師法第19条
診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には
正当な事由がなければ、これを拒んではならない。
「この19条のことを応召義務と言うが、
ここにある通り
治療する義務はあるが
治す義務は無い。」
「ってちょっと待ってよ!
治療するって事は治すんじゃないの?」
「治療しても治るとは限らないだろう。
どんな病気でも治せるとしたら神様だけだ。
末期ガンの患者を治せなければ義務違反だ、
なんて言われたら全ての医師が逃げ出すぞ。」
「もちろん、いい加減な治療をしてもいい
という意味ではありませんよ。」
「そ、それはそうよね。」
「患者は医師に対して疾患の治療を
任せるわけですが、このときは
準委任契約と言う形になります。
これは、最善の治療を行うよう努力する
義務はありますが、
結果についてまでは責任を求められません。」
後半の、遺族、医師、裁判官のやりとり。
これが、非常にわかりやすかったですね。
細かい例を挙げたら、きりがないのですが。
全部これ、実例あるんですよ。
非常に良く勉強してると思いました。
それと、医師の応召義務に関しても良いですね。
医師法19条、応召義務っていうのは、
医師には患者を治療する義務はあるが、
治す義務は無い。
って事っすよ。
そりゃあ、そうですよ。
病気が治った方が、患者さんだけでなく、
医者も嬉しいんですけど。
最高の治療をしたって、
治らない病気だってあるんですから。
医師と患者の契約も、
「準委任契約」っていうものなんですが。
なぜか、医師にだけは、
それ以上の義務を果たさないといけない。
っていう様な判決が多いような気がします。
こういう、いわゆる「トンデモ判決」が続くと、
医師の側は萎縮医療を行わざるを得ないし。
加古川心筋梗塞事件の例を見たら、
心筋梗塞が疑われる患者は、
最初から高度の治療(心臓カテーテル治療:PCI)が
出来る病院に行ってもらう。
って事しかできませんからね。
医療崩壊の原因として、医療訴訟が占める割合、
っていうのも、かなり大きいと思いますので。
これも、なんとかして欲しいなー、って思います。
訴訟大国のアメリカでさえ、
加古川心筋梗塞事件のような例で、
医師、病院側が負ける、って事はないんですけどねー。
日本も、医療訴訟の問題をなんとかしないと、
更に医療崩壊が進む事になると思いますよ。
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の記事で紹介した、
「農家こうめのワイン」
を書かれているkoumeさんが。
また、新しいコンテンツを作ってくれましたよ!
もう既に、第4弾。
→ 『☆医療問題を注視しる!その4 加古川事件とJBM☆』
いやー、医者でもないのに、
これだけ医療の事を理解をしてくれて。
しかも、すごくわかりやーすく、
医療訴訟に関して説明してくれていますよ。
ホント、こういう人がいてくれて、助かります。
私だけでなく、医師でもファンは多いと思いますよ。
もちろん、一般の方でも多いと思いますが。
今回は、「加古川心筋梗塞事件」に代表される、
医療訴訟についてです。
「加古川心筋梗塞事件」っていうのは、
このブログでも何回も書いていますけど。
心筋梗塞の患者が、病院に来て。
心筋梗塞って診断して、内科的な治療をして。
すぐに転送先の病院を探そうと思って、
いろんな病院を探していたら、70分かかっちゃって。
結局、心筋梗塞で患者が亡くなったんだけど。
すぐに、もっと高度な治療(心臓カテーテル治療;PCI)
が出来る病院に搬送したら助かったはずだから。
3900万円払え、っていう事件です。
すぐに転送先の病院を見つけようと思って、
いろんな病院に電話をかけまくって。
でも、なかなか転送先の病院が決まらなくって。
結局、70分かかった。
心筋梗塞という診断も、すぐに行って。
その間にできる内科的な治療も、
ほとんど完璧に行った。
相手の病院が、満床とか処置中とかで、
搬送先の病院が決まるのに時間がかかっただけなのに。
すぐに搬送できなかったのは、病院の責任だ。
って事で、3900万円払え。
っていう事件です。
テレパシーか魔法を使える医者以外は、
民事訴訟で負けちゃうっていう事かな。
この判決。
これは、非常に有名なトンデモ判決の一例です。
私、循環器内科医なんで、心筋梗塞は専門なので。
「加古川心筋梗塞事件」に関しては、
このブログでも相当詳しく書いています。
おそらく、日本で一、二を争う位だと思っています。
私が、自分のブログを売り込んだ、
っていうのもあるんですけど(笑)
紹介して頂きましたよ。
加古川心筋梗塞事件に関しての細かい話は、
「加古川、心筋梗塞事件」
「加古川、心筋梗塞事件2」
「加古川、心筋梗塞事件。衝撃の事実」
「加古川心筋梗塞事件、判決文」
「加古川心筋梗塞事件、判決文2」
「加古川心筋梗塞事件、判決文3」
「加古川心筋梗塞事件、判決文4」
に書いてあるので、そちらも参考にしてね!
☆医療問題を注視しる!その4
加古川事件とJBM☆
「ま、だからこそトンデモ訴訟
とか言われるわけだがな。
もともと理不尽でない、合理的な判断で
訴訟が行われているなら
JBMって言葉が出来るわけも無いしな。」
「えっ、JBMって何?」
「トンデモ訴訟は医療者の
モチベーションを大いに損ないます。
けど、医療訴訟にはそれとは別にもう一つ、
大きな問題点があるんです。」
「それがJBMの確立だ。
こちらは医学そのものに影響を与えている。」
「JBMとはJudgement Based Medicineの略で、
判例に基づいた医療のことです。
EBM・・・Evidence Based Medicine
(医学的根拠に基づいた医療)のもじりで、
2ちゃんねるで作られた造語だそうです。」
「判例に基づいた医療?何それ?」
「判例主義って知ってるか?」
「訴訟で、過去の判例や裁判例を
根拠にして判断するって事でしょ?」
「過去の判例と違う判決を出すと、
過去に判決を受け取った原告・被告に対して
不公平が出る可能性がありますからね。」
「俺は以前あれだけ賠償したのに、
同じような事をしたこいつは何故これだけなんだ?
ってことになるのね。」
「このあたり、英米法がどうとか大陸法が
どうとかの議論もあるようだが、
作者はよく分からないし関係もないから避けておくぞ。
で、JBMの話に戻るんだが、
ある医療訴訟で医師側敗訴確定となって、
その判決事由に
「○○の症例に△△の治療法を選んだから」
なんて出たら、
今後○○の治療に△△は出来なくなる。」
「あそうか、もし今後同じことをやって
不幸な結果になったら、裁判されたら
ほとんど負けちゃうのね。」
「もちろん判例が覆ることも無くは無いんだが、
よほどのことをしない限り覆らないからな。
それだったら最初から裁判の火種になりそうな
治療法は避けるんだ。」
「なので、判例に基づいた医療
なんていわれるわけですね。」
「・・・てことは事実上、裁判官が
治療の方法を決めちゃうって事?」
「そうだ。医療の素人の裁判官が
法的な拘束力のある
ケーススタディ集を作るようなもんだ。
その中でも医学の常識から外れたものや
守ることが現実的に非常に困難なもの、
守ろうとすると患者に不利益を
及ぼすようなものが特にJBMと呼ばれている。」
「つまりこの加古川訴訟の場合、
PCIの出来ない病院で心筋梗塞疑いの患者を
受けてはならない・・・
突き詰めると最高度の設備が整っていない
施設で患者を受けてはならない、
というJBMが出来たわけです。」
「ひぇ〜。じゃあ例えば加古川訴訟以外の
JBMにはどういうのがあるの?」
「一般的なのは・・・そうですね。
以前、医師や病院を批判する
医療バラエティ番組がよくありましたが、
「病院は金儲けのために、無駄な検査をいっぱいやる」
とか
「どんな手術であっても書類をたくさん渡されて
契約書みたいにサインさせられ、不快だ」
なんての、見たことありますか?」
「ああ、そういうのあったわね。」
「ほかの超ド級といわれるJBMと比べれば
軽いかもしれないし、必ずしも先に挙げた
定義どおりとはいえませんが、
あれが典型的なJBMじゃないでしょうか。」
「えっ、そうなの?」
「過去にこんなやりとりがあったんだよ。」
遺族 「ハラボジ(じいちゃん)が死んだのは、医者のせいニダ!」
医師 「通常必要な検査はしましたよ?
けど1000人に一人の稀な病気だったんです。」
裁判官 「ふむ。しかしそれ向けの検査をすれば
診断は可能だったんだろう。
ミスだな。原告の請求を認める。
被告は原告にアタマ下げろ。」
医師 「えっ!?」
「・・・なんで私がこんな役になってるニダ・・・」
「や、こういう役が似合うのはやはりリューシーかなと。
・・・というわけで一見無駄な検査も
行われるようになった。
批判もあるが、実は患者側の要望なんだ。」
「いや、これってつまり訴訟対策でしょ?
病院の都合を患者に押し付けてるんじゃないの?」
「実際、検査の網を細かくすれば
稀な疾患も見つけられる可能性が
高くなるって効果もあるんだがな。」
「けど、なんだか納得しにくいわ〜。」
「じゃあ、どうしたら納得してくれるんだ?
と思うんだが・・・。
現在は、無駄な検査をするリスクを背負って、
そのぶん精度の高い医療を提供しているわけだ。
無駄な検査はするな!
と言うのはいいが、だったら稀な疾患は
見逃してもしょうがないと言う
コンセンサスが無いとな。」
「検査などせず、しかしごく稀な疾患も見つける、
ってそんなの神様でもなければ
両立できませんね。
もっとも疾患を100%確定できる検査
と言うのも存在しませんし、
そういう意味でも神業レベルですけど。」
「実際、無駄と言うなら
病院側にとっても無駄だ。
特に検査で儲かってるわけでもないし、
激務に拍車をかけてるだけだからな。
それでもやはり、少しでも多くの
患者を助けられるなら、と言う思いで
こちらを選択してるんだろう。」
「手術前に患者の同意を得るために
ムンテラ(治療法やリスクについてなどの説明)を
長々とやってサインをもらう、
というのも同じですね。」
遺族 「ハルモニ(ばあちゃん)が死んだのは、
医者の説明が足りなかったせいニダ!」
医師 「ちゃんと治療前に説明はしました!」
裁判官 「ふむ、当時のカルテには
ちゃんと説明したなんて記録はないな。
原告の請求を認める。
被告は原告にカネ払え。」
医師 「そんなっ!?」
〜その後〜
遺族 「アボジ(父ちゃん)が死んだのは、
医者の説明が足りなかったせいニダ!」
医師 「ちゃんと治療前に説明はしたし、
カルテにも記載しました!」
裁判官 「ふむ、確かにカルテには記載があるようだが・・・
患者が理解できるまで説明すべきだったろう。
説明不足、請求認容。
とっとと賠償しろ。」
医師 「ええっ!?」
〜その後〜
遺族 「オモニ(母ちゃん)が死んだのは、医者のせいニダ!」
医師 「ちゃんと治療前に説明して、
カルテに記載して、しかもわかりやすく
丁寧に納得いくまで説明したんです!」
遺族 「あの場では納得したような気がしましたが、
やっぱり説明不足だったんですよ。」
裁判官 「そうだな。
患者が納得したと言う証拠が無い。
原告の言い分を認めるから
被告はカネを出せ。」
医師 「くぁwせdrftgyふじこlp」
「また私がクレーマー役に・・・」
「ほんとにこんな事あったの?」
「日常茶飯事だ。
そしてこんな事例でも慰謝料は
数千万円になることもある。
病院側が神経質になるのも理解できるだろう。」
「しかも・・・一部ですが、医療ミスは
医師の責任であるとして、慰謝料は
医師個人に払わせ、病院としては関知しない、
と言った病院幹部までいたそうです。」
「そ、それはやる気なくなるわね。」
「もちろん、そんな病院から医師は
蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。」
「おい、まだ裁判ネタは続きがあるぞ。」
遺族 「ナムドンセン(弟)が死んだのは、医者のせいニダ!」
医師 「ちゃんと治療前に説明して、
カルテに記載して、しかもわかりやすく丁寧に
納得いくまで説明したのに、
治療を患者さんが断ったんです!」
裁判官 「断られても、それでも治療を
受けてもらえるように治療の重要性を
もっともっと説明すべきだったんだ。
やはり請求認容だな。」
医師 「・・・。」
〜その後〜
遺族 「ヨドンセン(妹)が死んだのは、医者のせいニダ!」
医師 「ちゃんと治療前に説明して、
カルテに記載して、しかもわかりやすく
丁寧に納得いくまで、薬の副作用も
何もかも全部伝えたのに
患者さんが勝手に病院に来なくなって、
薬を中止したおかげで
副作用が出て亡くなったんです!」
裁判官 「なんで、患者が来なくなった時点で
連絡を取らなかったんだ?
努力不足だ。謝罪と賠償をしる。」
医師 「・・・もう殺す・・・」
「なんでこんな訴訟が起きちゃうのかしらね?」
「ま、クレーマーに関しては元々の人柄が
影響してる部分も大いにあると思うが・・・
個人的な考えだが、
医師には患者を治す義務がある、
と広く誤解されている点が
大きく悪影響があると思う。
こういう思い込みがあるから、
治らなかったときは訴訟に走っちゃうんだろうな。」
「・・・ちょっと待って。
医師には患者を治す義務があると誤解されてる、
ってそういう義務はほんとにあるんじゃなかった?」
「ん?もしかして応召義務のことか?
だとしたら誤解だぞ。」
医師法第19条
診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には
正当な事由がなければ、これを拒んではならない。
「この19条のことを応召義務と言うが、
ここにある通り
治療する義務はあるが
治す義務は無い。」
「ってちょっと待ってよ!
治療するって事は治すんじゃないの?」
「治療しても治るとは限らないだろう。
どんな病気でも治せるとしたら神様だけだ。
末期ガンの患者を治せなければ義務違反だ、
なんて言われたら全ての医師が逃げ出すぞ。」
「もちろん、いい加減な治療をしてもいい
という意味ではありませんよ。」
「そ、それはそうよね。」
「患者は医師に対して疾患の治療を
任せるわけですが、このときは
準委任契約と言う形になります。
これは、最善の治療を行うよう努力する
義務はありますが、
結果についてまでは責任を求められません。」
後半の、遺族、医師、裁判官のやりとり。
これが、非常にわかりやすかったですね。
細かい例を挙げたら、きりがないのですが。
全部これ、実例あるんですよ。
非常に良く勉強してると思いました。
それと、医師の応召義務に関しても良いですね。
医師法19条、応召義務っていうのは、
医師には患者を治療する義務はあるが、
治す義務は無い。
って事っすよ。
そりゃあ、そうですよ。
病気が治った方が、患者さんだけでなく、
医者も嬉しいんですけど。
最高の治療をしたって、
治らない病気だってあるんですから。
医師と患者の契約も、
「準委任契約」っていうものなんですが。
なぜか、医師にだけは、
それ以上の義務を果たさないといけない。
っていう様な判決が多いような気がします。
こういう、いわゆる「トンデモ判決」が続くと、
医師の側は萎縮医療を行わざるを得ないし。
加古川心筋梗塞事件の例を見たら、
心筋梗塞が疑われる患者は、
最初から高度の治療(心臓カテーテル治療:PCI)が
出来る病院に行ってもらう。
って事しかできませんからね。
医療崩壊の原因として、医療訴訟が占める割合、
っていうのも、かなり大きいと思いますので。
これも、なんとかして欲しいなー、って思います。
訴訟大国のアメリカでさえ、
加古川心筋梗塞事件のような例で、
医師、病院側が負ける、って事はないんですけどねー。
日本も、医療訴訟の問題をなんとかしないと、
更に医療崩壊が進む事になると思いますよ。
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110番でも、モラルの低下は著しいようですねー。
このブログでは、「モンスターペイシェント」の話や、
時間外に来る軽症患者の話など。
結構、患者の側にも厳しい事を言っています。
参照:「モンスターペイシェント」
「時間外重症患者割引制度」
まあ、大学病院とか日本医師会とかに対しても、
厳しい事言ってるから。
どっちに甘いとか、厳しいっていうつもりはないのですが。
救急車を呼ぶ119
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時間外に来る軽症患者の話など。
結構、患者の側にも厳しい事を言っています。
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「時間外重症患者割引制度」
まあ、大学病院とか日本医師会とかに対しても、
厳しい事言ってるから。
どっちに甘いとか、厳しいっていうつもりはないのですが。
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