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現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
事故米、医療施設でも
事故米事故米って、テレビや新聞でも
最近その話題ばっかですけど。
どうやら、医療施設福祉施設
給食にも使われていたようですね。



大阪、京都、和歌山 
給食業者に汚染流通か、中国産もち
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080911-00000086-san-soci


 ■医療・高齢者施設へ

粉加工販売会社「三笠フーズ
(大阪市北区)による汚染
不正転売問題で、同社が販売した
事故米の中国産もちが食用として
大阪市内の高齢者福祉施設や
医療施設に配食している13の給食業者に
流通していたことが11日、わかった。

また京都、和歌山の府県の福祉施設など、
少なくとも13カ所に事故米
納入されていた可能性があることが判明。
和歌山県内の施設では
もちとして食べられていたという。

事故米はこれまで焼酎メーカーなどへの販売が
確認されているが、三笠フーズ
給食業者にも納入されていたことで、
汚染の被害がさらに広がる恐れが出てきた。

三笠フーズの九州工場(福岡県)から、
各地に出荷された事故米
追跡調査している同県が調査を要請していた。

大阪市などによると、福岡県にある
三笠フーズの事務所が事故米として購入した
中国産もちが大阪府内の食品流通業者に
売却され、この段階で30キロの袋に分けられた。

その後、大阪市内の穀流通業者が、
このもち約3000キロを購入、
このうち5~7月にかけて約700キロを
大阪府内の業務用食品流通業者に販売。
この業者は1キロのパックに詰め替え
複数の給食業者に販売、このうち大阪市内では
13業者に供給されていた。

給食業者は、市内の医療施設や老人保健施設に、
食事を配食する業務をしており、
購入した量はいずれも数パック単位。
すでに消費されている可能性が高いが、
これまでに健康被害の報告はないという。

一方、和歌山県内に供給した給食業者は
調理施設を借りる形で事業展開していた。
那智勝浦町の老人保健施設では、
今年6月から今月6日までに
計4キロのもちを、もちの材料として使用。
和歌山市内の2施設でも
給食事業を行っていたという。

県食品・生活衛生課によると、この給食業者
は特定の問屋を通じてやもちを仕入れており、
問屋への販売元に三笠フーズが含まれていた。

県はもちが残されていた場合は
使用しないように、施設に通達するとともに、
関係業者からの聴取を進め、
もちの流通ルートの全容解明を急いでいる。

また、京都市では、民間の給食施設など
少なくとも10カ所に三笠フーズ
納入された可能性があり、
各保健所が確認を急いでいる。

市生活衛生課では「一般消費者が
直接購入していた可能性は
今のところ確認されていない。
実際に消費されているかも含め、
調査を迅速に進めたい」と話している。


『2008年9月11日:産経新聞』


焼酎なんかに、農薬カビが混入した
事故米が入っていた。
というのも、非常にまずい事だと思いますけど。

医療施設とか福祉施設の給食にも、
この事故米が使われていた、って事は
それ以上にまずいですよね。

直接、を食べてる訳だし。
しかも、それを食べたのは、
高齢者とか病人とか、体の弱い人達ですからね。

けしからん話だと思います。


事故米は全て破棄しろ。」
って野田消費者行政担当大臣
言っているようですけど。

そもそも、この事故米を買ったのは、
日本政府
なんですよ。

日本は、国内の農家を保護するために、
に、べらぼーに高い関税をかけている
から。
替わりに、海外から「ミニマムアクセス」っていうのを
購入することが義務付けられています。

の自由化って事で、一時期話題になりましたよね。
1年間の日本人のの消費量の8%は、
海外から輸入しなければいけないことになっています。

んで、どんなを買うか、って事が
具体的に決まってる訳じゃないし。
を買う政府農林水産省も、
使うお金は「国民の税金」ですから。

自分たちの金じゃないんですよ。
役人にとっては。

だから、いい加減。

ろくに検査もしないで、海外からおを買ってる。
きちんと検査しないで、高いお金を払って、
中国やベトナムから、おを買っているんですよ。


もしかしたら、そういう事を相手の国もわかっていて。
足下見られて、他の商社には買って貰えないような、
残留農薬やカビが入った、くず事故米
わざと日本政府に売っているのかもしれませんね。


そいで、日本の政府農林水産省が、
買った後に検査してみたら、
農薬とかカビがたくさんついてるから。
こりゃ、事故米だ、って事で。
買った金の1/10とか、べらぼーに安いお金で、
ただみたいな額で、他の業者に買って貰っています。

そんな農薬とかカビが入ってるなんか、
みんな買いたがらないんだけど。
三笠フーズって会社だけ、やたら積極的に
いろんなとこから、
この事故米を買いあさっていた、と。

政府は、余った事故米の処理に困っているところに、
三笠フーズが、大量に買ってくれた。
しかも、相場よりもちょこっと高い。

そうなると、政府もちょっとだけ、
赤字が減りますから。
検査をする、って言っても手心が加わって、
いつ検査しますよ、とか教えてしまう。


そういう、体質があったから、
この事件が起こった、とも言えるんですよ。


一番悪いのは、農薬やカビが混ざった事故米を、
そうではないだ、と偽って売った「三笠フーズ」。

これは、間違いのないところなんですけどね。

そもそも、その原因となったのは、
政府が海外から、おを買う時に、
きちんと検査をしていなかったから。


という事なんですよね。

三笠フーズ」に対して、
ずさんな検査しかしてなかったから。
政府農林水産省も悪い。
とう論調もありますけど。

中国から輸入された、「メタミドホス餃子
の時もそうなんだけどね。
そもそも、末端まで行った全ての物や食品を検査する、
って事はできなんですよ。

検査したら、その食品や物品は
使えなくなっちゃいますからね。

だから、そういう不正が行われないような、
「システムを作る」という事が非常に重要です。

もちろん、不正は絶対にゼロにはなりませんけど。
不正の行いにくいような、システムを作る。
という事は、非常に重要です。

BSEが流行った時の、牛肉
(ハンナンだったかな)の時もそうですけど。
はっきり言って、不正が簡単に行えるような、
システムっていうのが、非常に多いんですよね。
日本は。

現場を知らない官僚や役人が
システムを作っているからでしょうかね。


まあ、それは置いておいて。

メタミドホスのような、毒とかが入った事故米を、
大量に安い金で買い付けて。
それを、そうではないだ、と偽って売った
三笠フーズは、もちろん悪い事をしたのですから。
これは、厳しく罰せられても、当然です。

マスコミとかの論調では、
抜き打ちで検査しなかった農林水産省政府)も、
けしからん
、って言ってもいますけど。

たしかに、政府農林水産省が、
抜き打ち検査をしなかったのも悪いけど。

それ以上に、
「ろくに検査もしないで、
海外から事故米を買っていた。」

という事が、悪いと思いますよ、私は。

事故米を海外から買ったのも、政府農林水産省)。
事故米三笠フーズに売ったのも、政府農林水産省)。

これは、事実ですから。

まずは、その事について、政府農林水産省)は、
きちんと悪かった、という事を謝って。

その後に、それに対しての対策を練るべきだと思います。


医療の場合でも、いつもそうなんですけど。
いつも、政府(厚生労働省)は、何かあったら、
末端の病院とか、医者のせいにする
んですよね。

私が大嫌いな言葉「たらい回し」でも。
療養のベッドが減ったり、長期入院だと
診療報酬が減るから、3ヶ月で患者に退院してもらう。
とか、そういうのも、「政策」のせいなんですけど。

いつも、現場の病院とか医者のせいにするんですよね。
政府は。

今回の件でも、元はと言えば、
政府農林水産省)が、海外からろくに検査もしないで、
(ミニマムアクセス)を買って。
それが、汚染されていたからって、
政府が三笠フーズ事故米を売ったのが原因
ですから。

そんなもん、海外からおを買う前に政府が
検査すりゃ良かった
、ってだけの話なんですよ。

それをやらなかったから、
今回の事件が起こったんです。

今回の事を「三笠フーズ」という、
末端の会社が勝手に行った、一つの事件
という事で、お茶を濁して終わらないで。

元はと言えば、政府農林水産省)が悪いんだ。
という事は、はっきりさせるべきだと思います。

マスコミも、三笠フーズに対する検査が甘かった、
っていう事だけでなくって。
政府が海外からおを買う前に、検査しなかったから、
こんな事になったんだ。

って事も、もっと報道していくべきだと思います。


この後に及んで、太田誠一農相
「メタミドホスの濃度はたいした事ない」とか言っているんで。
全く、期待できませんかねー。

<事故米転売>太田農相、事態軽視?
「じたばた騒いでない」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080912-00000118-mai-soci

『2008年9月12日:毎日新聞』


『「大学病院のうそ」 ~現役医師(Dr. I)が暴露する、大学病院の秘密』

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