麻生首相って、医療なんてどうでもいい、
って思っているんでしょうねー。
自分は金持ちで苦労なんかした事ない人だから、
一般人や医者の事を見下して。
普通の国民の事なんか、全く考えた事もないんでしょうねー。
訂正すれば、なんでもオーケーだと思ってるのかな。
今までは、何の苦労もなく、
周りがそれを許していたんでしょうか。
失言というか、完全に「本音」が出ていますね。
麻生首相「何もしない人の金を何でわたしが」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081127-00000003-cbn-soci
麻生太郎首相が11月20日に開かれた
経済財政諮問会議の席上、社会保障の効率化をめぐって、
「たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金(医療費)を
何でわたしが払うんだ」などと発言していたことが、
11月26日に公表された議事要旨で明らかになった。
議事要旨によると、首相は「67、68歳になって同窓会に行くと、
よぼよぼしている、医者にやたらにかかっている者がいる。
彼らは、学生時代はとても元気だったが、今になると、
こちらの方がはるかに医療費が掛かってない。
それは毎朝歩いたり何かしているからである」と発言。
その上で、「わたしの方が税金を払っている。
たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金(医療費)を
何でわたしが払うんだ」などと述べ、
努力して健康を保った人に対して何らかの
インセンティブを与えるなどして病気の予防に努めれば、
医療費抑制につながるとの見方を示した。
首相は11月19日に開かれた全国知事会議で、
地方の医師不足に関連して
「社会的常識が欠落している人(医師)が多い」などと発言し、
翌20日にこれを撤回、陳謝したばかり。
「2008年11月27日:yahooニュース」
私は、以前から予防医療に力をいれてきましたから。
麻生首相よりも、ずーっと、ずーっと、
予防医療の大切さを知っています。
予防医療というのは、もちろん非常に重要な事なんですが。
病気というのは、100%予防できるものではありません。
タバコを吸わなければ、心筋梗塞や脳梗塞になる確率は、
1/2とか1/3にはなりますから。
タバコを吸わない、もしくは禁煙する。
という事は、予防医療では非常に重要です。
運動をする人が、心筋梗塞になりにくい。
高血圧や糖尿病にもなりにくい。
という事も事実ですから。
もちろん、予防医療では運動も非常に大事です。
でも、運動をしていても、タバコを吸ってなくても、
病気になっちゃう人はいるんですよ。
病気になった人は全て、
「たらたら飲んで、食べて、何もしない人」
と思っているなら、大きな間違いですよ、それは。
しかも、麻生首相のようにお金持ちで。
周りに下々の医者がたくさんいて。
何不自由なく生きている人は、病気になっても
すぐに病院や医者にかかる事ができるし。
そういう人と、一般人を単純には比較できませんよ。
一般の人は、67,8歳になれば、
病気になりやすくなるもんなんですよ。
麻生首相が健康なのは、必ずしも
「毎朝歩いているから」
という要因だけではなく。
お金を持っているから。
とか、政治家だから、とか。
そういう別の要因もあるんですよ。
そのくらいの年齢になると、年金位しか収入がなく。
その日に食べる物にも苦労している人だっているんですよ。
麻生首相には、創造すら出来ないかもしれませんけどね。
小泉元首相が、自民党が日本という国の、
格差を広げてしまってからは、特にそうです。
そういった事を一切考えずに、
またこういう発言が出てしまった事は残念です。
ただ、
>努力して健康を保った人に対して何らかの
インセンティブを与えるなどして病気の予防に努めれば、
医療費抑制につながるとの見方を示した。
これには、賛成です。
以前、このブログに、ちらっとだけ書いたかな。
コメント欄だったかもしれませんけど。
タバコを吸っている人は、医療費の自己負担は
今よりも1割アップ。
肥満の人も、更に1割アップ。
具体的には、サラリーマンのように、
医療費の自己負担が3割の人の場合。
タバコを吸っていたら、4割負担。
タバコを吸っていて、かつ肥満だったら、5割負担。
というように、自己負担を増やす仕組み、
みたいのがあっても良いんじゃないか。
というのが、私の持論なので。
そういう意味では、インセンティブを与える医療費抑制の仕組み
という麻生首相が、言い訳で言った事とは
似ているのかな、とは思いますね。
ただ、今回の発言に関しては、
マスコミの「言葉狩り」、「麻生叩き」という気もしますので。
正直、あまり賛成はしませんね。
医療や医療訴訟について知りたい人はこれを読んでね!
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→ 医療の限界
小松 秀樹 (著)
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って思っているんでしょうねー。
自分は金持ちで苦労なんかした事ない人だから、
一般人や医者の事を見下して。
普通の国民の事なんか、全く考えた事もないんでしょうねー。
訂正すれば、なんでもオーケーだと思ってるのかな。
今までは、何の苦労もなく、
周りがそれを許していたんでしょうか。
失言というか、完全に「本音」が出ていますね。
麻生首相「何もしない人の金を何でわたしが」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081127-00000003-cbn-soci
麻生太郎首相が11月20日に開かれた
経済財政諮問会議の席上、社会保障の効率化をめぐって、
「たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金(医療費)を
何でわたしが払うんだ」などと発言していたことが、
11月26日に公表された議事要旨で明らかになった。
議事要旨によると、首相は「67、68歳になって同窓会に行くと、
よぼよぼしている、医者にやたらにかかっている者がいる。
彼らは、学生時代はとても元気だったが、今になると、
こちらの方がはるかに医療費が掛かってない。
それは毎朝歩いたり何かしているからである」と発言。
その上で、「わたしの方が税金を払っている。
たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金(医療費)を
何でわたしが払うんだ」などと述べ、
努力して健康を保った人に対して何らかの
インセンティブを与えるなどして病気の予防に努めれば、
医療費抑制につながるとの見方を示した。
首相は11月19日に開かれた全国知事会議で、
地方の医師不足に関連して
「社会的常識が欠落している人(医師)が多い」などと発言し、
翌20日にこれを撤回、陳謝したばかり。
「2008年11月27日:yahooニュース」
私は、以前から予防医療に力をいれてきましたから。
麻生首相よりも、ずーっと、ずーっと、
予防医療の大切さを知っています。
予防医療というのは、もちろん非常に重要な事なんですが。
病気というのは、100%予防できるものではありません。
タバコを吸わなければ、心筋梗塞や脳梗塞になる確率は、
1/2とか1/3にはなりますから。
タバコを吸わない、もしくは禁煙する。
という事は、予防医療では非常に重要です。
運動をする人が、心筋梗塞になりにくい。
高血圧や糖尿病にもなりにくい。
という事も事実ですから。
もちろん、予防医療では運動も非常に大事です。
でも、運動をしていても、タバコを吸ってなくても、
病気になっちゃう人はいるんですよ。
病気になった人は全て、
「たらたら飲んで、食べて、何もしない人」
と思っているなら、大きな間違いですよ、それは。
しかも、麻生首相のようにお金持ちで。
周りに下々の医者がたくさんいて。
何不自由なく生きている人は、病気になっても
すぐに病院や医者にかかる事ができるし。
そういう人と、一般人を単純には比較できませんよ。
一般の人は、67,8歳になれば、
病気になりやすくなるもんなんですよ。
麻生首相が健康なのは、必ずしも
「毎朝歩いているから」
という要因だけではなく。
お金を持っているから。
とか、政治家だから、とか。
そういう別の要因もあるんですよ。
そのくらいの年齢になると、年金位しか収入がなく。
その日に食べる物にも苦労している人だっているんですよ。
麻生首相には、創造すら出来ないかもしれませんけどね。
小泉元首相が、自民党が日本という国の、
格差を広げてしまってからは、特にそうです。
そういった事を一切考えずに、
またこういう発言が出てしまった事は残念です。
ただ、
>努力して健康を保った人に対して何らかの
インセンティブを与えるなどして病気の予防に努めれば、
医療費抑制につながるとの見方を示した。
これには、賛成です。
以前、このブログに、ちらっとだけ書いたかな。
コメント欄だったかもしれませんけど。
タバコを吸っている人は、医療費の自己負担は
今よりも1割アップ。
肥満の人も、更に1割アップ。
具体的には、サラリーマンのように、
医療費の自己負担が3割の人の場合。
タバコを吸っていたら、4割負担。
タバコを吸っていて、かつ肥満だったら、5割負担。
というように、自己負担を増やす仕組み、
みたいのがあっても良いんじゃないか。
というのが、私の持論なので。
そういう意味では、インセンティブを与える医療費抑制の仕組み
という麻生首相が、言い訳で言った事とは
似ているのかな、とは思いますね。
ただ、今回の発言に関しては、
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「阪南市立病院で医師退職、簡単な経過」
の記事に書いたように。
市長が一方的に、
「医者になんか高い給料払う必要なんかない。
医者の給料なんか、4割カットだ。」
って発言をして。
そんな、医療現場の事もわからない政治家の
不用意な発言によって、医師が立ち去り。
その地域の医療が崩壊する、という事が、
日本各地で実際には起こっています。
阪南市長は、後から慌てて発言を撤回して。
「医者の給料を、今すぐ引き下げるとは言っていない」
とは言っていますけど。
結局、ほとんどの医者は給料が戻っても、
その病院には戻る気がないんですよ。
それって、医者は金だけでは動かない。
っていう事の良い例ですよね。
まあ、金だけで動かない、っていうのは
別に医者に限った事ではないですけど。
個人的には、給料とかお金っていうのは、
非常に大事な事だと思いますよ、当然。
プロ野球選手で考えれば、わかりやすいかな。
プロ野球選手っていうのは、野球のプロなんだから。
その評価は、基本的には「年俸」でされますよ。
フリーエージェント(FA)宣言して、
自由契約になった選手っているでしょ。
今年なら、巨人の上原投手とか。
横浜の三浦投手とか。
FAになったプロ野球選手って、
いろんな球団から、その選手の評価を聞きます。
その選手を雇うために、いくらの年俸を出すのか。
それに、年数を掛ければ、総額になりますね。
それが「その選手の価値」っていう事になります。
その選手の価値を高く認めている球団に行きたい。
っていうのは、選手としては当然ですよね。
それ以外に、
メジャーリーグに行って、
もっと高いレベルで野球をやってみたいとか。
優勝争いの出来るチームで野球をやりたい、とか。
ピッチャーなら、中継ぎ、抑えではなく、
先発投手っていう条件でやりたい、とか。
練習環境が良いのが条件、とか。
そういった、もろもろの要素を考慮して、
ぜーんぶひっくるめて、どこの球団に行くのか。
っていう事を決めますよね。
それって、金だけではない。
っていう事になりますよね。
近鉄バファローズが消滅した時に、
球団といろいろごたごたがあって。
この球団ではプレーしたくない、
って選手もいましたよね。
それ以外にも、球団に不信感を持って、
年俸が下がるのに、他の球団に行った選手もいます。
メジャーリーグに行くっていう夢を叶える為に、
日本にいれば、大金が稼げるのにアメリカに行った
プロ野球選手、いますよね。
新庄選手が有名かな。
医者だけじゃなくて、プロ野球選手とか。
他の職業の人達も、金だけじゃないんですよ。
医者だって同じです。
医者の待遇って言った時。
給料、年収というのは、もちろん重要な要素です。
それ以外にも。
症例が豊富で、勉強になるのか。
学会とか、勉強に行ける環境にあるのか。
当直がたくさんあるのか。
それは、寝る暇がないくらい忙しいのか。
くだらない事務仕事が多いのか。
子供がいる人なら、子供の教育環境がきちんとしているか。
それに、地方であれば、都会までどの位の距離なのか。
とか。
まあ、いろんな要素があるわけですよ。
最近は、医療訴訟とかも多いですから。
もし、トラブルがあった時に、病院が守ってくれるか。
というような事も重要になりますかね。
あと、抽象的ですけど、
「医者が働きやすい環境にあるのか。」という事は、
医師が働く上で、一番目か二番目くらいに大事な事
だと思いますよ、私は。
阪南市立病院の場合。
給料に関しては、結構良いと思います。
下がったけど、元に戻ったとしたら。
でも、この病院のトップがこんな事言う人なら、
この人の下で働きたいと思う医者は少ないでしょうね。
とりあえず、今は給料下げなかったけど、
いつ契約を一方的に破られるかわかんないから。
信用できないでしょ、この新市長。
完全に医者を見下してるし。
はっきり言って、最悪でしょう。
そんな訳で、辞意を表明している8人のうち、
6人が戻る気も話す気もない。
って言っているのだと思います。
そいで、やっと本題。
この話が書きたくて、前回から阪南市立病院の話を
書いてきたんだけど。
今度の話は、一応、フィクションです。
阪南市だけの問題ではなく、
医者は金だけでは働かない、っていう話です。
某所で、ある先生に許可を頂いて
ここに掲載させていただく事になりました。
ありがとうございます。
10年程前のこと、
当町に隣接してK村というのがありました。
隣接しているが、山があるので中心部に行くには
ひどく遠回りしなければなりませんでした。
そこには診療所がありました、
もちろん手術などできません。
手術がしたい盛りの外科医は赴任などしたくありませんし、
外勤などしていると自分の病棟がおろそかになるわけです。
そこにはK村長がみえました。
村長は診療所に毎日医者が来るようにすることを
公約にして当選されました。
それから、村長はとにかく一生懸命やられました。
診療所の給与は大したことはなかったのですが、
医師が帰るときはお礼の挨拶におとづれ、
花火大会など事あるごとにバーベキューに招待し
・・・官官接待といって批判されるかもしれませんが、
お店など使わずに、自宅で自分で汗を流して
ウナギをとって御馳走してくれたわけです。
皆、次第に、この村長をほうっておけなくなりました。
そして、外科小児科も含めて毎日医師が詰める
この規模としては夢のような診療体制が実現したのです。
しかし、それが実現したころ、
この村長は亡くなってしまわれました。
大学からは教授クラスが葬儀に参列しました。
それから数年間、この診療所は続きました。
皆つらかったのですが、村長の事を忘れていなかったのです。
さて合併で、K村はS市になりました。
ある日、事務員がやってきて、
医者にお昼の弁当出すのはおかしいから有料にする
と通告しました。
あたりに店がないので、
前村長はお弁当をだしていたのです。
皆、それは確かにそうですね
・・・と言って同意しました。
その次の年度替わりの時に
一斉にすべての科が診療所撤退を通告しました。
どんなに条件をあげても皆、絶対にいきませんでした。
自分も嫌でした。
これは、食い物の恨みだろうか
・・・そう思うと情けないですが、
どこかなにか違う感覚があったのです。
今ならわかります。
自分たちがこの診療所で診療していたのは、
お金のためでもなんでもなかったのです。
もっと大切なものを受け取っていたからなのです。
事務員が弁当代をケチった時、
皆をつないでいた糸がプツリ・・・と
切れてしまったのです。
この事務員、診療所から医師がいなくなったのは、
新臨床研修医制度のためだと思いこんでいるらしく、
確かにその影響ゼロではないのですが。
少なくとも、あの時点で診療所から
医師がいなくなった直接の理由は違います。
(もちろん、バスにのって行けば、
ここの住民はS市の大病院までいける
ということもあります。)
「食い物のうらみ」のような話に見えますけど、
実は違ったんですよ。
わかりますよね、この意味。
阪南市の市長や麻生総理大臣は、
これを読んだらどう思うんでしょうかねー。
もし、これを読んで、
弁当のせいで医者がいなくなった。
なんてけちな医者だ。
と思うような方でしたら、
医者を集める人間としては失格だと思いますよ。
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市長が一方的に、
「医者になんか高い給料払う必要なんかない。
医者の給料なんか、4割カットだ。」
って発言をして。
そんな、医療現場の事もわからない政治家の
不用意な発言によって、医師が立ち去り。
その地域の医療が崩壊する、という事が、
日本各地で実際には起こっています。
阪南市長は、後から慌てて発言を撤回して。
「医者の給料を、今すぐ引き下げるとは言っていない」
とは言っていますけど。
結局、ほとんどの医者は給料が戻っても、
その病院には戻る気がないんですよ。
それって、医者は金だけでは動かない。
っていう事の良い例ですよね。
まあ、金だけで動かない、っていうのは
別に医者に限った事ではないですけど。
個人的には、給料とかお金っていうのは、
非常に大事な事だと思いますよ、当然。
プロ野球選手で考えれば、わかりやすいかな。
プロ野球選手っていうのは、野球のプロなんだから。
その評価は、基本的には「年俸」でされますよ。
フリーエージェント(FA)宣言して、
自由契約になった選手っているでしょ。
今年なら、巨人の上原投手とか。
横浜の三浦投手とか。
FAになったプロ野球選手って、
いろんな球団から、その選手の評価を聞きます。
その選手を雇うために、いくらの年俸を出すのか。
それに、年数を掛ければ、総額になりますね。
それが「その選手の価値」っていう事になります。
その選手の価値を高く認めている球団に行きたい。
っていうのは、選手としては当然ですよね。
それ以外に、
メジャーリーグに行って、
もっと高いレベルで野球をやってみたいとか。
優勝争いの出来るチームで野球をやりたい、とか。
ピッチャーなら、中継ぎ、抑えではなく、
先発投手っていう条件でやりたい、とか。
練習環境が良いのが条件、とか。
そういった、もろもろの要素を考慮して、
ぜーんぶひっくるめて、どこの球団に行くのか。
っていう事を決めますよね。
それって、金だけではない。
っていう事になりますよね。
近鉄バファローズが消滅した時に、
球団といろいろごたごたがあって。
この球団ではプレーしたくない、
って選手もいましたよね。
それ以外にも、球団に不信感を持って、
年俸が下がるのに、他の球団に行った選手もいます。
メジャーリーグに行くっていう夢を叶える為に、
日本にいれば、大金が稼げるのにアメリカに行った
プロ野球選手、いますよね。
新庄選手が有名かな。
医者だけじゃなくて、プロ野球選手とか。
他の職業の人達も、金だけじゃないんですよ。
医者だって同じです。
医者の待遇って言った時。
給料、年収というのは、もちろん重要な要素です。
それ以外にも。
症例が豊富で、勉強になるのか。
学会とか、勉強に行ける環境にあるのか。
当直がたくさんあるのか。
それは、寝る暇がないくらい忙しいのか。
くだらない事務仕事が多いのか。
子供がいる人なら、子供の教育環境がきちんとしているか。
それに、地方であれば、都会までどの位の距離なのか。
とか。
まあ、いろんな要素があるわけですよ。
最近は、医療訴訟とかも多いですから。
もし、トラブルがあった時に、病院が守ってくれるか。
というような事も重要になりますかね。
あと、抽象的ですけど、
「医者が働きやすい環境にあるのか。」という事は、
医師が働く上で、一番目か二番目くらいに大事な事
だと思いますよ、私は。
阪南市立病院の場合。
給料に関しては、結構良いと思います。
下がったけど、元に戻ったとしたら。
でも、この病院のトップがこんな事言う人なら、
この人の下で働きたいと思う医者は少ないでしょうね。
とりあえず、今は給料下げなかったけど、
いつ契約を一方的に破られるかわかんないから。
信用できないでしょ、この新市長。
完全に医者を見下してるし。
はっきり言って、最悪でしょう。
そんな訳で、辞意を表明している8人のうち、
6人が戻る気も話す気もない。
って言っているのだと思います。
そいで、やっと本題。
この話が書きたくて、前回から阪南市立病院の話を
書いてきたんだけど。
今度の話は、一応、フィクションです。
阪南市だけの問題ではなく、
医者は金だけでは働かない、っていう話です。
某所で、ある先生に許可を頂いて
ここに掲載させていただく事になりました。
ありがとうございます。
10年程前のこと、
当町に隣接してK村というのがありました。
隣接しているが、山があるので中心部に行くには
ひどく遠回りしなければなりませんでした。
そこには診療所がありました、
もちろん手術などできません。
手術がしたい盛りの外科医は赴任などしたくありませんし、
外勤などしていると自分の病棟がおろそかになるわけです。
そこにはK村長がみえました。
村長は診療所に毎日医者が来るようにすることを
公約にして当選されました。
それから、村長はとにかく一生懸命やられました。
診療所の給与は大したことはなかったのですが、
医師が帰るときはお礼の挨拶におとづれ、
花火大会など事あるごとにバーベキューに招待し
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お店など使わずに、自宅で自分で汗を流して
ウナギをとって御馳走してくれたわけです。
皆、次第に、この村長をほうっておけなくなりました。
そして、外科小児科も含めて毎日医師が詰める
この規模としては夢のような診療体制が実現したのです。
しかし、それが実現したころ、
この村長は亡くなってしまわれました。
大学からは教授クラスが葬儀に参列しました。
それから数年間、この診療所は続きました。
皆つらかったのですが、村長の事を忘れていなかったのです。
さて合併で、K村はS市になりました。
ある日、事務員がやってきて、
医者にお昼の弁当出すのはおかしいから有料にする
と通告しました。
あたりに店がないので、
前村長はお弁当をだしていたのです。
皆、それは確かにそうですね
・・・と言って同意しました。
その次の年度替わりの時に
一斉にすべての科が診療所撤退を通告しました。
どんなに条件をあげても皆、絶対にいきませんでした。
自分も嫌でした。
これは、食い物の恨みだろうか
・・・そう思うと情けないですが、
どこかなにか違う感覚があったのです。
今ならわかります。
自分たちがこの診療所で診療していたのは、
お金のためでもなんでもなかったのです。
もっと大切なものを受け取っていたからなのです。
事務員が弁当代をケチった時、
皆をつないでいた糸がプツリ・・・と
切れてしまったのです。
この事務員、診療所から医師がいなくなったのは、
新臨床研修医制度のためだと思いこんでいるらしく、
確かにその影響ゼロではないのですが。
少なくとも、あの時点で診療所から
医師がいなくなった直接の理由は違います。
(もちろん、バスにのって行けば、
ここの住民はS市の大病院までいける
ということもあります。)
「食い物のうらみ」のような話に見えますけど、
実は違ったんですよ。
わかりますよね、この意味。
阪南市の市長や麻生総理大臣は、
これを読んだらどう思うんでしょうかねー。
もし、これを読んで、
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なんてけちな医者だ。
と思うような方でしたら、
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大阪の阪南市立病院で、新市長が突然、
「一方的に医師の給料を大幅に減らす。」
って言ったもんだから。
当然の事ながら、大勢の医師が退職する、
と言っています。
いろんな医師ブログで話題になっていますねー。
医者は金だけでは動かないんだけど。
わからないんだろーなー。
阪南市の市長とか、総理大臣には。
最近、ブログ更新の頻度が落ちて。
大臣等の暴言が続いていたから、
このブログでも取り上げ損ねていました。
前から書こうとは思っていたんだけど。
まずは、どういう問題なのか。
簡単にまとめますね。
2007年6月
大阪府阪南市の阪南市立病院で、
9人いた内科医が一斉退職。
阪南市立病院の内科閉鎖。
2008年4月
他の科の患者も激減。
阪南市立病院の入院受け入れを全面休止。
2008年5月
医師の給料に歩合制を導入して、年収は
約1200万円から約2000万円に大幅アップ。
2008年9月
内科の常勤医2人、非常勤医1人が新たに就任。
内科の外来と入院が再開。
2008年10月26日
阪南市の市長選で、福山敏博氏が当選。
新市長が
「(歩合給制度は)公立病院になじまない」
と発言。
2008年10月31日
内科医ら医師8人が辞意を表明。
2008年11月13日
大阪府阪南市の新市長が方針転換。
「今すぐ引き下げるとは言っていない」と釈明。
2008年11月22日
辞意表明の8人のうち、常勤を含む6人の医師と
話し合いがまだ行われていない
これが、今日11/22までの経過ですね。
もうちょっと詳しく説明していきましょうか。
>2007年6月
大阪府阪南市の阪南市立病院で、
9人いた内科医が一斉退職。
阪南市立病院の内科閉鎖。
内科医が全員いなくなって、
替わりの医師が来ないんだから。
当然、内科は閉鎖になります。
病院の売り上げが20億円のうちの、7億円以上。
1/3以上を内科で稼いでいたので。
内科医が全員いなくなっちゃうと、
病院そのものの死活問題になります。
病院会計とリンクする、阪南市自体も、夕張市のように
財政再建団体に転落する恐れが出てきました。
>2008年4月
他の科の患者も激減。
阪南市立病院の入院受け入れを全面休止。
9人いた内科医が一斉退職し、内科診療を全面休止。
その後も他の科の診療は続けてきたんだけど。
入院患者数が前年の約3割にまで激減しました。
病院の柱とも言える「内科」がなくなったら。
他の科は今まで通り続ける、って言っても。
言ってみれば、患者が来る「入り口」が
なくなるようなもんですからね。
患者の数が激減するのは当たり前です。
当然の事ながら、阪南市立病院でも、
他の科の患者も減って、病院存続の危機がおとずれます。
更に追い打ちをかけて、
11人いる常勤医師のうち
7人が3月末で退職する見通しになりました。
そこで、
>2008年5月
医師を呼び込むために、医師の給与に歩合制を導入。
医師の年収は、現状で約1200万円から、
2000万円くらいまで、大幅アップを打ち出しました。
もっと具体的に言うと。
現状の年900万~1300万円程度の基本給とは別に、
患者数に応じた能率給を導入。
入院1人につき1800円程度、
外来1人で470円程度をそれぞれ支給。
1日平均で入院7人、外来20人を診ると、
歩合給が年800万円強になる計算ですから。
医師の年収は、2000万円位になります。
んで。
>2008年9月
内科の常勤医2人、非常勤医1人が新たに就任。
内科の外来と入院が再開。
普通だったら、めでたし、めでたし。
で終わる話なんですが。
>2008年10月26日
阪南市の市長選挙があって。
元副市長の、福山敏博氏が当選したんですよ。
この方、選挙の公約に
「阪南市立病院の建て直し」と言って、
「阪南市立病院を立て直さなければ、毎日赤字が増えていく。
招へいした医師が辞めてしまえばまた同じことの繰り返しだ。」
と言っていた方なんですけどね。
この新市長が、突然。
「(歩合給制度は)公立病院になじまない」
という事を言いました。
簡単に言うと、医師と行った「年収約2000万円」
という契約を一方的に破棄して。
「年収1200万円に減らす」って事ですわ。
年収2000万円の契約を、勝手に破ったのは
新市長なんですから。
契約を破られた方が辞めても、
おかしくはないですよね。
どう考えても、悪いのは一方的に
勝手に契約を破棄した新市長なんですから。
医者の場合は、医師免許があって。
それなりに腕があるのであれば、
他の病院に行っても、それなりの給料は貰えますし。
別の地域に行っても、診療をして
患者を助ける事はできますから。
そんな事を一方的に言うような病院にいる必要は
全くありませんからね。
当然、「辞める」という医者がでてきます。
>2008年10月31日
内科医ら医師8人が辞意を表明。
最初は5人、って報道されていたんですが。
すぐに8人に増えたようですね。
一般的な社会常識で考えれば、
年収2000万円で雇われた社員が、
何も悪いことをしたわけではないのに
一方的に年収1200万円にされる。
と言われたら、辞める人間がでる。
っていう事に気が付きそうなもんなんですが。
全くそんな事は思っていなかったのでしょうか。
あわてて、
>2008年11月13日
大阪府阪南市の新市長が方針転換。
「今すぐ引き下げるとは言っていない」と釈明。
じゃあ、給料が同じなら辞めなくても良いか。
って、万事解決すると思いますか?
今まで、年収1200万円だった病院で、
医師の給料が、急に2000万円に上がった。
という事は、それだけ本気で医師を集めたいんだ。
その地域の病院がなくなって、住民が困ったら大変だ。
って思ったから、この病院に応募してきた医師もいるんでしょ。
実際そうなんだと思いますよ。
でも、新市長が勝手に
「医者なんかに高い給料払う必要なんてない。」
って言い出す。
んで、医師が大量に辞める、と知ると
「一時的に給料は戻してやるから、
帰ってくるんだろ、お前ら。」
っていう話をするような人の下で、
医者が働くと思いますか?
「どうせお前ら、給料減ったから辞める。
って言っているんだろうから。
給料は一時的に減らさないでやるから、
今まで通り働け。」
そう言ってるんですよね、この福山市長。
でも、医者は金の為だけに働いている訳ではないから。
「もう戻りませんよ」
って言っている医師も多い。
という話ですわ。
辞意の医師半分以上と面会できず
大阪・阪南市立病院
医師8人が辞表を提出し、再び危機的な
状況に陥っている阪南市立病院問題で、
市議会の病院関連特別委員会が11月21日開かれた。
市側が辞表を提出している医師の大半と
まだ話し合いができていないことが判明。
また一部の医師にも歩み寄りの姿勢がないこともわかり、
双方の対応に批判が集まりそうだ。
委員会では、現在の医師の慰留を最優先すべき
との意見が相次ぎ、「慰留を第一」とする方向で意見が一致した。
しかし、福山敏博市長と病院側の説明では、
辞意表明の8人のうち、常勤を含む6人の医師と
話し合いがまだ行われていないことが報告され、
市側の対応の遅さが判明した。
また医師一人については
「会うのは市長の公式の場の発言を見極めてから」
としているといい、一部の医師側にも
歩み寄りの姿勢がみられないという。
このため、早急な話し合いが難しいとしている。
「2008.11.22:産経ニュース」
>一部の医師にも歩み寄りの姿勢がないこともわかり、
双方の対応に批判が集まりそうだ。
それを、こういう報道するのもどうなんでしょうかね。
明らかに、一方的に新市長が悪いんだけど。
医者は金の為だけに働いているんだから。
給料は戻してやったんだから、戻らないのは医師が悪い。
って思っているのでしょうねー。
本当に書きたかった事は他にあるんですが。
ちょっと長くなったので、この記事はこれで終わりますか。
阪南市立病院の件に関しては、「ぐり研ブログ」
が非常に詳しく書いていますので。
もっと詳しく知りたい人は、これも読んでね!
参照:『ぐり研ブログ 2008/11/4』
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「一方的に医師の給料を大幅に減らす。」
って言ったもんだから。
当然の事ながら、大勢の医師が退職する、
と言っています。
いろんな医師ブログで話題になっていますねー。
医者は金だけでは動かないんだけど。
わからないんだろーなー。
阪南市の市長とか、総理大臣には。
最近、ブログ更新の頻度が落ちて。
大臣等の暴言が続いていたから、
このブログでも取り上げ損ねていました。
前から書こうとは思っていたんだけど。
まずは、どういう問題なのか。
簡単にまとめますね。
2007年6月
大阪府阪南市の阪南市立病院で、
9人いた内科医が一斉退職。
阪南市立病院の内科閉鎖。
2008年4月
他の科の患者も激減。
阪南市立病院の入院受け入れを全面休止。
2008年5月
医師の給料に歩合制を導入して、年収は
約1200万円から約2000万円に大幅アップ。
2008年9月
内科の常勤医2人、非常勤医1人が新たに就任。
内科の外来と入院が再開。
2008年10月26日
阪南市の市長選で、福山敏博氏が当選。
新市長が
「(歩合給制度は)公立病院になじまない」
と発言。
2008年10月31日
内科医ら医師8人が辞意を表明。
2008年11月13日
大阪府阪南市の新市長が方針転換。
「今すぐ引き下げるとは言っていない」と釈明。
2008年11月22日
辞意表明の8人のうち、常勤を含む6人の医師と
話し合いがまだ行われていない
これが、今日11/22までの経過ですね。
もうちょっと詳しく説明していきましょうか。
>2007年6月
大阪府阪南市の阪南市立病院で、
9人いた内科医が一斉退職。
阪南市立病院の内科閉鎖。
内科医が全員いなくなって、
替わりの医師が来ないんだから。
当然、内科は閉鎖になります。
病院の売り上げが20億円のうちの、7億円以上。
1/3以上を内科で稼いでいたので。
内科医が全員いなくなっちゃうと、
病院そのものの死活問題になります。
病院会計とリンクする、阪南市自体も、夕張市のように
財政再建団体に転落する恐れが出てきました。
>2008年4月
他の科の患者も激減。
阪南市立病院の入院受け入れを全面休止。
9人いた内科医が一斉退職し、内科診療を全面休止。
その後も他の科の診療は続けてきたんだけど。
入院患者数が前年の約3割にまで激減しました。
病院の柱とも言える「内科」がなくなったら。
他の科は今まで通り続ける、って言っても。
言ってみれば、患者が来る「入り口」が
なくなるようなもんですからね。
患者の数が激減するのは当たり前です。
当然の事ながら、阪南市立病院でも、
他の科の患者も減って、病院存続の危機がおとずれます。
更に追い打ちをかけて、
11人いる常勤医師のうち
7人が3月末で退職する見通しになりました。
そこで、
>2008年5月
医師を呼び込むために、医師の給与に歩合制を導入。
医師の年収は、現状で約1200万円から、
2000万円くらいまで、大幅アップを打ち出しました。
もっと具体的に言うと。
現状の年900万~1300万円程度の基本給とは別に、
患者数に応じた能率給を導入。
入院1人につき1800円程度、
外来1人で470円程度をそれぞれ支給。
1日平均で入院7人、外来20人を診ると、
歩合給が年800万円強になる計算ですから。
医師の年収は、2000万円位になります。
んで。
>2008年9月
内科の常勤医2人、非常勤医1人が新たに就任。
内科の外来と入院が再開。
普通だったら、めでたし、めでたし。
で終わる話なんですが。
>2008年10月26日
阪南市の市長選挙があって。
元副市長の、福山敏博氏が当選したんですよ。
この方、選挙の公約に
「阪南市立病院の建て直し」と言って、
「阪南市立病院を立て直さなければ、毎日赤字が増えていく。
招へいした医師が辞めてしまえばまた同じことの繰り返しだ。」
と言っていた方なんですけどね。
この新市長が、突然。
「(歩合給制度は)公立病院になじまない」
という事を言いました。
簡単に言うと、医師と行った「年収約2000万円」
という契約を一方的に破棄して。
「年収1200万円に減らす」って事ですわ。
年収2000万円の契約を、勝手に破ったのは
新市長なんですから。
契約を破られた方が辞めても、
おかしくはないですよね。
どう考えても、悪いのは一方的に
勝手に契約を破棄した新市長なんですから。
医者の場合は、医師免許があって。
それなりに腕があるのであれば、
他の病院に行っても、それなりの給料は貰えますし。
別の地域に行っても、診療をして
患者を助ける事はできますから。
そんな事を一方的に言うような病院にいる必要は
全くありませんからね。
当然、「辞める」という医者がでてきます。
>2008年10月31日
内科医ら医師8人が辞意を表明。
最初は5人、って報道されていたんですが。
すぐに8人に増えたようですね。
一般的な社会常識で考えれば、
年収2000万円で雇われた社員が、
何も悪いことをしたわけではないのに
一方的に年収1200万円にされる。
と言われたら、辞める人間がでる。
っていう事に気が付きそうなもんなんですが。
全くそんな事は思っていなかったのでしょうか。
あわてて、
>2008年11月13日
大阪府阪南市の新市長が方針転換。
「今すぐ引き下げるとは言っていない」と釈明。
じゃあ、給料が同じなら辞めなくても良いか。
って、万事解決すると思いますか?
今まで、年収1200万円だった病院で、
医師の給料が、急に2000万円に上がった。
という事は、それだけ本気で医師を集めたいんだ。
その地域の病院がなくなって、住民が困ったら大変だ。
って思ったから、この病院に応募してきた医師もいるんでしょ。
実際そうなんだと思いますよ。
でも、新市長が勝手に
「医者なんかに高い給料払う必要なんてない。」
って言い出す。
んで、医師が大量に辞める、と知ると
「一時的に給料は戻してやるから、
帰ってくるんだろ、お前ら。」
っていう話をするような人の下で、
医者が働くと思いますか?
「どうせお前ら、給料減ったから辞める。
って言っているんだろうから。
給料は一時的に減らさないでやるから、
今まで通り働け。」
そう言ってるんですよね、この福山市長。
でも、医者は金の為だけに働いている訳ではないから。
「もう戻りませんよ」
って言っている医師も多い。
という話ですわ。
辞意の医師半分以上と面会できず
大阪・阪南市立病院
医師8人が辞表を提出し、再び危機的な
状況に陥っている阪南市立病院問題で、
市議会の病院関連特別委員会が11月21日開かれた。
市側が辞表を提出している医師の大半と
まだ話し合いができていないことが判明。
また一部の医師にも歩み寄りの姿勢がないこともわかり、
双方の対応に批判が集まりそうだ。
委員会では、現在の医師の慰留を最優先すべき
との意見が相次ぎ、「慰留を第一」とする方向で意見が一致した。
しかし、福山敏博市長と病院側の説明では、
辞意表明の8人のうち、常勤を含む6人の医師と
話し合いがまだ行われていないことが報告され、
市側の対応の遅さが判明した。
また医師一人については
「会うのは市長の公式の場の発言を見極めてから」
としているといい、一部の医師側にも
歩み寄りの姿勢がみられないという。
このため、早急な話し合いが難しいとしている。
「2008.11.22:産経ニュース」
>一部の医師にも歩み寄りの姿勢がないこともわかり、
双方の対応に批判が集まりそうだ。
それを、こういう報道するのもどうなんでしょうかね。
明らかに、一方的に新市長が悪いんだけど。
医者は金の為だけに働いているんだから。
給料は戻してやったんだから、戻らないのは医師が悪い。
って思っているのでしょうねー。
本当に書きたかった事は他にあるんですが。
ちょっと長くなったので、この記事はこれで終わりますか。
阪南市立病院の件に関しては、「ぐり研ブログ」
が非常に詳しく書いていますので。
もっと詳しく知りたい人は、これも読んでね!
参照:『ぐり研ブログ 2008/11/4』
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二階産経大臣の「医者のモラル」発言に続いて。
今度は麻生太郎首相が「社会的常識欠けた医者多い」
という暴言を吐かれたようですね。
yahooのトップニュースにも早速出ていましたよ。」
「社会的常識欠けた医者多い」
=麻生首相、全国知事会で発言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000129-jij-pol
麻生太郎首相は19日、首相官邸で開かれた全国知事会議で、
地方の医師不足問題に関連し、
「地方病院での医者の確保は、自分で
病院経営しているから言うわけじゃないが大変だ。
社会的常識がかなり欠落している人(医者)が多い。
とにかくものすごく価値観が違う」と述べた。
首相の発言は、地方病院の勤務医不足を問題視したものだが、
今後波紋を呼びそうだ。
日本医師会などが反発する可能性もある。
また、首相は「小児科、婦人科が猛烈に問題だ。
急患が多いところは皆、(医師の)人がいなくなる」と指摘。
産婦人科などに対する診療報酬加算などの
対応が不十分であるとの認識を示した。
「2008年11月19日:時事通信」
我々、下々の勤務医は、いつ患者さんが急変しても良いように、
医局の自分の机にカップラーメンを常備したり。
常に、下着を何着か準備して、
いつでも病院に泊まり込みができる体制を
取っている人が多いんですけどねー。
だから、カップラーメンが400円位とか。
そういう、「社会的常識がかなり欠落している人」
は、少ないと思います。
ちなみに、NHKでは、もうちょっと詳しいですね。
麻生総理大臣は、総理大臣官邸で開かれた
全国知事会との会合に出席し、
地方が抱える医師不足の問題について、
みずからの考え方を示した際、医師のことを
「社会的な常識がかなり欠落している人が多い」
と発言しました。
これは、会合の中で出席した知事から
「地方が抱える医師不足の問題についてどう考えるか」
という質問が出たのに対し、麻生総理大臣が、
みずからの考え方を述べた際に発言したものです。
この中で麻生総理大臣は、医師不足の問題に関連して
「自分で病院を経営しているから言うわけではないが、
はっきり言って、社会的な常識が
かなり欠落している人が多いと思われる。
とにかく、ものすごく価値判断が違う。
それはそれで、そういう方をどうするかという話を
真剣にやらないといけない」と述べました。
また、麻生総理大臣は
「急患が多い診療科は、皆、医者は引く。
だとしたら、そういう診療科だけ診療報酬を引き上げるなど、
変えてみたらどうか。
正直、これだけ医師不足が激しくなってくれば、
責任は医師の側にあるのではないか。
ただ、目先のことをどうするかというところで、
医師不足の声をしんしに受け止めなければならない」
と述べました。
これについて日本医師会の中川俊男常任理事は、
定例の記者会見で
「麻生総理大臣がそのような発言をするとは、とても信じられない。
事実関係を確認したい」と述べました。
日本医師会では、麻生総理大臣の発言について、
真意を確認したうえで今後の対応を検討することにしています。
麻生総理大臣は19日夜、総理大臣官邸で記者団に対し
「おれの友達にも医者がいっぱいいるが、
なんとなく話をしても、ふだん、
おれとは波長が合わない人が多いと思った。
まともな医者が不快な思いをしたというのであれば、
それは申し訳ない」
と述べました。
「2008年11月19日:NHKニュース」
なるほど。
爆弾発言は、それだけではないんですか。
>急患が多い診療科は、皆、医者は引く。
確かに、それは間違ってはいませんが。
多分、「社会的常識欠けた医者多い」
なんて事を言っている病院のトップがいれば、
そんな病院には医者はいきません。
そっちの方が、はるかに問題がありますからね。
自分で病院を経営しているのに、
医者が集まらない原因が、わかっておられないのでしょうね。
>正直、これだけ医師不足が激しくなってくれば、
責任は医師の側にあるのではないか。
そう言っている根拠が、私には全くわかりません。
これだけ「医療崩壊」、っていう事が
社会問題になっているにも関わらず。
今だに、そんな事を言っている政治家が
まだたくさんいるのが、一番の問題ですよ。
自民党の医療費抑制政策、医師数抑制政策のせいで、
こんなに日本の医療崩壊が進んだのに。
まだ、病院や医者に、責任を丸投げするんですか。
選挙対策の為に、2兆円もの大金をばらまいて、
それを地方自治体に、「丸投げ」しただけでなく。
医療崩壊に関しても、責任は現場の医者や病院に丸投げですか。
>「おれの友達にも医者がいっぱいいるが、
なんとなく話をしても、ふだん、
おれとは波長が合わない人が多いと思った。
「それは、ご自身の社会的な常識が欠落しているから」
という可能性は、一切考えず。
全部、人のせいにする、という事ですね。
一般常識がある方は、
頻繁(ひんぱん)を「はんざつ」と読んだり、
踏襲(とうしゅう)を「ふしゅう」と読んだり。
カップラーメンが400円位と言ったり。
そういう事はないんじゃなですかねー。
>日本医師会の中川俊男常任理事は、
定例の記者会見で
「麻生総理大臣がそのような発言をするとは、とても信じられない。
とおっしゃっておりますが。
いや、思いっきり予想通りですよ。
そんな事、今更言われても。
って感じですがねー。
それでも、まだ自民党を応援なさるつもりでしょうか。
日本医師会は。
正直言って、総理大臣がカップラーメンの値段を知らなくても、
漢字をうまく読めなくても、多少ならば問題はない、と思いますが。
自民党の政策のせいで医療崩壊が進んだにも関わらず、
自分たちの事は棚に上げて、人のせいにするだけ。
という態度には、かなり問題があると思います。
医者のホンネが知りたい人は、こちらから!
→ 『医者のホンネが丸わかり!(改)』
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今度は麻生太郎首相が「社会的常識欠けた医者多い」
という暴言を吐かれたようですね。
yahooのトップニュースにも早速出ていましたよ。」
「社会的常識欠けた医者多い」
=麻生首相、全国知事会で発言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000129-jij-pol
麻生太郎首相は19日、首相官邸で開かれた全国知事会議で、
地方の医師不足問題に関連し、
「地方病院での医者の確保は、自分で
病院経営しているから言うわけじゃないが大変だ。
社会的常識がかなり欠落している人(医者)が多い。
とにかくものすごく価値観が違う」と述べた。
首相の発言は、地方病院の勤務医不足を問題視したものだが、
今後波紋を呼びそうだ。
日本医師会などが反発する可能性もある。
また、首相は「小児科、婦人科が猛烈に問題だ。
急患が多いところは皆、(医師の)人がいなくなる」と指摘。
産婦人科などに対する診療報酬加算などの
対応が不十分であるとの認識を示した。
「2008年11月19日:時事通信」
我々、下々の勤務医は、いつ患者さんが急変しても良いように、
医局の自分の机にカップラーメンを常備したり。
常に、下着を何着か準備して、
いつでも病院に泊まり込みができる体制を
取っている人が多いんですけどねー。
だから、カップラーメンが400円位とか。
そういう、「社会的常識がかなり欠落している人」
は、少ないと思います。
ちなみに、NHKでは、もうちょっと詳しいですね。
麻生総理大臣は、総理大臣官邸で開かれた
全国知事会との会合に出席し、
地方が抱える医師不足の問題について、
みずからの考え方を示した際、医師のことを
「社会的な常識がかなり欠落している人が多い」
と発言しました。
これは、会合の中で出席した知事から
「地方が抱える医師不足の問題についてどう考えるか」
という質問が出たのに対し、麻生総理大臣が、
みずからの考え方を述べた際に発言したものです。
この中で麻生総理大臣は、医師不足の問題に関連して
「自分で病院を経営しているから言うわけではないが、
はっきり言って、社会的な常識が
かなり欠落している人が多いと思われる。
とにかく、ものすごく価値判断が違う。
それはそれで、そういう方をどうするかという話を
真剣にやらないといけない」と述べました。
また、麻生総理大臣は
「急患が多い診療科は、皆、医者は引く。
だとしたら、そういう診療科だけ診療報酬を引き上げるなど、
変えてみたらどうか。
正直、これだけ医師不足が激しくなってくれば、
責任は医師の側にあるのではないか。
ただ、目先のことをどうするかというところで、
医師不足の声をしんしに受け止めなければならない」
と述べました。
これについて日本医師会の中川俊男常任理事は、
定例の記者会見で
「麻生総理大臣がそのような発言をするとは、とても信じられない。
事実関係を確認したい」と述べました。
日本医師会では、麻生総理大臣の発言について、
真意を確認したうえで今後の対応を検討することにしています。
麻生総理大臣は19日夜、総理大臣官邸で記者団に対し
「おれの友達にも医者がいっぱいいるが、
なんとなく話をしても、ふだん、
おれとは波長が合わない人が多いと思った。
まともな医者が不快な思いをしたというのであれば、
それは申し訳ない」
と述べました。
「2008年11月19日:NHKニュース」
なるほど。
爆弾発言は、それだけではないんですか。
>急患が多い診療科は、皆、医者は引く。
確かに、それは間違ってはいませんが。
多分、「社会的常識欠けた医者多い」
なんて事を言っている病院のトップがいれば、
そんな病院には医者はいきません。
そっちの方が、はるかに問題がありますからね。
自分で病院を経営しているのに、
医者が集まらない原因が、わかっておられないのでしょうね。
>正直、これだけ医師不足が激しくなってくれば、
責任は医師の側にあるのではないか。
そう言っている根拠が、私には全くわかりません。
これだけ「医療崩壊」、っていう事が
社会問題になっているにも関わらず。
今だに、そんな事を言っている政治家が
まだたくさんいるのが、一番の問題ですよ。
自民党の医療費抑制政策、医師数抑制政策のせいで、
こんなに日本の医療崩壊が進んだのに。
まだ、病院や医者に、責任を丸投げするんですか。
選挙対策の為に、2兆円もの大金をばらまいて、
それを地方自治体に、「丸投げ」しただけでなく。
医療崩壊に関しても、責任は現場の医者や病院に丸投げですか。
>「おれの友達にも医者がいっぱいいるが、
なんとなく話をしても、ふだん、
おれとは波長が合わない人が多いと思った。
「それは、ご自身の社会的な常識が欠落しているから」
という可能性は、一切考えず。
全部、人のせいにする、という事ですね。
一般常識がある方は、
頻繁(ひんぱん)を「はんざつ」と読んだり、
踏襲(とうしゅう)を「ふしゅう」と読んだり。
カップラーメンが400円位と言ったり。
そういう事はないんじゃなですかねー。
>日本医師会の中川俊男常任理事は、
定例の記者会見で
「麻生総理大臣がそのような発言をするとは、とても信じられない。
とおっしゃっておりますが。
いや、思いっきり予想通りですよ。
そんな事、今更言われても。
って感じですがねー。
それでも、まだ自民党を応援なさるつもりでしょうか。
日本医師会は。
正直言って、総理大臣がカップラーメンの値段を知らなくても、
漢字をうまく読めなくても、多少ならば問題はない、と思いますが。
自民党の政策のせいで医療崩壊が進んだにも関わらず、
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「まぐまぐ大賞2008」が、今年も始まりましたよー!
日本一のメールマガジンを決める「まぐまぐ大賞」。
これ毎年、年末になると行われているんですが。
私、Dr. Iのメルマガ、
「やぶ医師のひとりごと」
は、昨年の「まぐまぐ大賞2007」で、
生活情報部門の第3位に入賞したんですよー。
でも、
『新小児科医のつぶやき』
のYosyan先生は、
アルファ・ブロガー・アワード2007に選出されたし。
Bermuda先生のブログ、『産婦人科残酷物語 Ⅱ』、
現在は
『毒舌ドクターBermudaの三角形な気持ち』
は、ジャパンブログアワード(JBA)2008の
「趣味・暮らし部門」のグランプリを受賞してますから。
私も、今年こそは1位を目指しているんですよー。
これは、読者の皆さんの推薦で決まるものなので。
皆さんに、是非投票してもらいたいんです。
「まぐまぐ大賞2008」の
具体的な投票方法は、
前回の記事で書いた方法でも、もちろん可能だけど。
もっと簡単な方法があったんです。
「まぐまぐ大賞2008」の
「やぶ医師のひとりごと」を直接推薦するページ
→ 『「やぶ医師のひとりごと」推薦』
これをクリックして。
推薦する理由と、読者の皆さんの
メールアドレスを入れていただいて。
「推薦する」をクリックするだけで、完了です。
これなら、数十秒で終わりますねw
もちろん、前に書いたやり方。
▼ まぐまぐ大賞2008 ▼のページ
→ 「まぐまぐ大賞2008」
このページに入ってもらって。
真ん中より下のとこ。
「みなさんの、今年最もおもしろかったメルマガを教えてください」
って書いてある所の左下。
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でも、大丈夫です。
上のやり方でうまくいかない人は、
こっちからお願いしますね!
「予備投票」は、メールアドレスを複数持っていれば、
複数回投票できるシステムなので。
いくつかメルアドを持っている人であれば、
何回も投票していただけると、更にうれしいです。
推薦・本投票にご協力くださった方には抽選で、
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第一次選抜の締め切りは、11/18までです。
1分もかからない事で、
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皆さん、応援よろしくお願いしまーす!
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興味ある人は、読んでみてね。
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二階俊博経済産業大臣が、
「医者のモラル発言」を撤回しましたよー。
『医者のモラルの問題!』
の記事に書いたように。
二階俊博経済産業大臣は、
「政治の立場で申し上げるなら、
何よりも医者のモラルの問題だと思いますよ。
忙しいだの、人が足りないだのというのは言い訳にすぎない」
という、勘違いもはなはだしい発言をしていました。
その発言に対し、最初に抗議したのは、
「全国医師連盟」ですね。
一応、私も一会員ではあるのですが。
ちょっと、腰が重いな、と思った事もあるのですが。
今回に関しては、最初に抗議文を出したし。
内容もしっかりしたものでもありますので、
ちょっと見直しました。
『全国医師連盟 11月12日』
全医連に続いて、「周産期医療の崩壊をくい止める会」
「茨城県産婦人科医会」も抗議文を出していますけど。
「周産期医療の崩壊をくい止める会」
「茨城県産婦人科医会」
この人達は、みんな医者ですからね。
医師以外の人間が、「医者のモラルの問題」発言に
疑問を投げかけた、っていうのが
個人的には一番嬉しかったですね。
「兵庫県立柏原病院の小児科を守る会」
「兵庫県立柏原病院の小児科を守る会」の丹生裕子代表。
ここでも頑張っていますねー。
そして、それを受けて、民主党の足立信也議員が、
本日11月13日の参議院の厚生労働委員会で質問し、
二階俊博経済産業大臣は以下のように回答
(経産省の商務情報政策局長が文書を代読)し、
発言を撤回しました。
「私の発言の趣旨は、あくまでも今回のような
悲しい出来事を二度と起こしてはならない、
そのためには厚生労働省と経済産業省挙げて、
IT技術などを活用して情報システムを構築するので、
医師の方々に専門的立場から全面的に協力していただきたい
というものであります。
私の発言が医療に携わる皆様に誤解を与えたことに
お詫び申し上げ、発言を撤回いたします」
民主党の足立信也議員、GJです。
この話。
yahooニュースにもやっと出ましたね。
妊婦拒否は「医者のモラル」=経産相が発言撤回し謝罪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081113-00000193-jij-pol
相次ぐ妊婦受け入れ拒否問題について、
二階俊博経済産業相が「医者のモラルの問題」と発言し、
医師や市民の団体から抗議を受けていたことが13日、分かった。
二階氏は発言を撤回し謝罪の意向を示したという。
同日の参院厚生労働委員会で明らかにされた。
民主党の足立信也参院議員によると、二階氏は10日、
患者の容体などに関する情報伝達システムについて
舛添要一厚生労働相と協議。
その際、「政治の立場で申し上げるなら、
何よりも医者のモラルの問題。忙しいだの、
人が足りないだのと言うのは、言い訳にすぎない」
と発言した。
経産省幹部は答弁で、二階氏が発言を撤回した上で
「今回の発言が医療関係の皆さんに
不愉快な思いをさせたとすればおわび申し上げる」
と話していることを明らかにした。
「2008/11/13:yahooニュース、時事通信」
局長に文書を代読させるんじゃなくて、
やはり二階俊博経済産業大臣、
本人が直接謝るべき事だとは思いますけどね。
そこら辺は、やっぱり医者を舐めているんだな、この人。
とは思いますが。
発言を撤回しただけ、まあ、良しとしましょうか。
ちなみに、足立信也議員が質問している画像は、
こちらから見る事ができますよ!
→ 「11/13,厚生労働委員会(参議院):足立信也」
いよいよ今年も「まぐまぐ大賞」の季節がやってきましたー!
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これ毎年、年末になると行われているんですが。
Dr. Iのメルマガ、「やぶ医師のひとりごと」は、
昨年の「まぐまぐ大賞2007」で、
生活情報部門の第3位に入賞したんですよー。
今年こそは、1位を目指しています。
読者の皆さんの推薦で決まるものなので。
皆さんに、是非投票してもらいたいんです。
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「医者のモラル発言」を撤回しましたよー。
『医者のモラルの問題!』
の記事に書いたように。
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全医連に続いて、「周産期医療の崩壊をくい止める会」
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本日11月13日の参議院の厚生労働委員会で質問し、
二階俊博経済産業大臣は以下のように回答
(経産省の商務情報政策局長が文書を代読)し、
発言を撤回しました。
「私の発言の趣旨は、あくまでも今回のような
悲しい出来事を二度と起こしてはならない、
そのためには厚生労働省と経済産業省挙げて、
IT技術などを活用して情報システムを構築するので、
医師の方々に専門的立場から全面的に協力していただきたい
というものであります。
私の発言が医療に携わる皆様に誤解を与えたことに
お詫び申し上げ、発言を撤回いたします」
民主党の足立信也議員、GJです。
この話。
yahooニュースにもやっと出ましたね。
妊婦拒否は「医者のモラル」=経産相が発言撤回し謝罪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081113-00000193-jij-pol
相次ぐ妊婦受け入れ拒否問題について、
二階俊博経済産業相が「医者のモラルの問題」と発言し、
医師や市民の団体から抗議を受けていたことが13日、分かった。
二階氏は発言を撤回し謝罪の意向を示したという。
同日の参院厚生労働委員会で明らかにされた。
民主党の足立信也参院議員によると、二階氏は10日、
患者の容体などに関する情報伝達システムについて
舛添要一厚生労働相と協議。
その際、「政治の立場で申し上げるなら、
何よりも医者のモラルの問題。忙しいだの、
人が足りないだのと言うのは、言い訳にすぎない」
と発言した。
経産省幹部は答弁で、二階氏が発言を撤回した上で
「今回の発言が医療関係の皆さんに
不愉快な思いをさせたとすればおわび申し上げる」
と話していることを明らかにした。
「2008/11/13:yahooニュース、時事通信」
局長に文書を代読させるんじゃなくて、
やはり二階俊博経済産業大臣、
本人が直接謝るべき事だとは思いますけどね。
そこら辺は、やっぱり医者を舐めているんだな、この人。
とは思いますが。
発言を撤回しただけ、まあ、良しとしましょうか。
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これ毎年、年末になると行われているんですが。
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昨年の「まぐまぐ大賞2007」で、
生活情報部門の第3位に入賞したんですよー。
今年こそは、1位を目指しています。
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皆さんに、是非投票してもらいたいんです。
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いやー、ちょっとびっくりしてしまいましたわ。
医者のモラルの問題で、妊婦さんが亡くなった。
って、言っている人がいるんですよ。
医者にモラルがあれば、分身の術が使えて、
医師不足が改善されるとか。
1日が48時間になる。
とか思っているんでしょうかねー。
二階俊博氏は、8回も当選して国会議員になっていて。
現在、経済産業大臣っていう、すごーく偉い人だと思うんですけど。
今時、こういう事を言っていて良いんでしょうかねー。
大都会東京でさえ、妊婦さんが脳出血になれば
残念ながら亡くなられる事もある。
これは、非常に残念な事ですけど、事実なんですよ。
医療には限界があるし。
医者だって人間なんですから。
出来る事と出来ない事があるんです。
医者のモラルとか、そういう問題ではないんですよ。
そもそも、日本で医療崩壊が起こったのは、
政府与党である自民党が、
医療費抑制政策と医師数削減政策をとったからですよ。
その自民党の議員である人間が、
人の事を棚に上げて、何を言っているんでしょうか。
妊婦受け入れ拒否、夫が再発防止訴え
東京都内で相次いで明らかになった、妊婦の受け入れ拒否。
三鷹市の杏林病院から受け入れを拒否された妊婦の夫が
インタビューにこたえ、
「二度とこうしたことが起きてはならない」と訴えました。
先週金曜日。
東京の都立墨東病院には、意識不明となっている
妻を見舞う男性の姿がありました。
「心配ですし、会いたいので来てるんですけど。
『うん』とか言ってくれればうれしいが、(返事は)まだない・・・」
(搬送拒否された妊婦の夫)
出産を間近に控えた男性の妻(32)が、異変を訴えたのは
9月23日午前0時過ぎ。
突然、嘔吐や右半身が動かなくなるなどの症状が出たといいます。
「(妻の体の)右側が全部、動かないような感じになってきていた。
(医師は)脳の障害の可能性があると言っていた」
(搬送拒否された妊婦の夫)
入院していた調布市の飯野病院の医師は
脳出血の疑いがあると判断、午前3時ごろ、
三鷹市の杏林大学病院に救急搬送を要請しました。
しかし、杏林大学病院は産科医が手術中だったことなどを
理由に、受け入れを拒否。
女性はその後、都内の5つの病院からも
受け入れを断られ、4時間後、ようやくおよそ25キロも離れた
都立墨東病院に搬送されました。
「(救急車の中では)早く着いてくれ、早く着いてくれと。
体がなんとかもってくれと思っているだけでした。
とにかく長く感じました。(病院に)着くまでは」
(搬送拒否された妊婦の夫)
妻は病院で男の子を出産、その後、
脳の手術を受けましたが、現在も意識が戻っていません。
「(妻に)一番最初に(息子を)抱かせてやりたかった。
頑張った本人にはね」(搬送拒否された妊婦の夫)
今回のケースでは、最初に搬送を断った
杏林大学病院側が「切迫感が伝わってこなかった」
としているのに対し、飯野病院側は
「脳障害であることは伝えており、切迫感は伝わっていた」
と病院間での言い分が食い違っています。
また先月4日、墨東病院など都内の8つの病院に
搬送を断られた36歳の妊婦が死亡したケースでも、
病院の間で言い分が食い違っています。
病院同士の主張が食い違う今回の問題。
舛添大臣はコミュニケーションがうまくいかない現状を、
IT技術を駆使して解決できないかと、
二階経済産業大臣と急遽、会談しました。
「お医者さん同士のコミュニケーションがうまくいっていない。
IT技術を活用した形で、両省で協力しながら
国民のためになる仕事をしたい」
(舛添要一厚労相)
「政治の立場で申し上げるなら、
何よりも医者のモラルの問題だと思いますよ。
忙しいだの、人が足りないだのというのは言い訳にすぎない」
(二階俊博経産相)
2人の大臣はIT技術者にアイデアを出してもらい、
大学病院で実験を行うことで一致しました。
「1日も早く(行政が)行動に移してほしい」
(搬送拒否された妊婦の夫)
「2008.1.11 yahooニュース(魚拓)」
二階俊博氏が、「医者のモラルの問題」発言をして、
1日も経たないうちに、Wikipediaではすでに、
この発言が追加されていますねー。
さすがです。
フリー百科事典、Wikipediaより
「フリー百科事典、Wikipedia: 二階俊博」
二階俊博(にかい としひろ、1939年2月17日 - )は、
日本の政治家。衆議院議員(8期)。
経済産業大臣。
~
医師のモラル低下説
2008年9月22日晩から23日明け方にかけて東京で急変した
妊婦の受け入れ先が見つからなかった事件に関連して、
「政治の立場で申し上げるなら、
何よりも医者のモラルの問題だと思いますよ。
忙しいだの、人が足りないだのというのは言い訳にすぎない」
という立場を表明した。
これに対し、全国平均月295時間の労働をしている
産科医やその窮状を知るものからは
強い反発の声が上がっている。
そりゃあ、強い反発の声が上がりますよ。
平均で、月300時間近くですからね。
若手なら、もっともっと働いていますよ。
一ヶ月のうちの半分位を病院で過ごす医師なんて。
若手の産科医なら、なんぼでもいますよ。
それだけ働いている医者に向かって、
忙しくても、人が足りなくても、
全てモラルの問題。
という事なんでしょうか。
Wikipediaに書いてある事が、
全て事実かどうか知りませんけど。
グリーンピア南紀とか、二階バイパスとか。
献金問題だとか。
こういう事をする人間には、モラルがあるんでしょうねー。
きっと。
2008.11.11のyahooニュースにも載ったのですが。
1日も経たないうちに、速効で削除されてしまいましたね。
本物がないので、Yosyan先生のとこから魚拓を借りてきました。
『2008-11-12 小さな怪現象』
この文章を分けてみると、
1.患者妊婦の夫
2.舛添厚生労働大臣
3.二階経済産業大臣
になりますけど。
この中で、1,2に関しては、
削除に値する事は何もないですから。
3の二階俊博経済産業大臣の発言がyahooに不適切だ。
と判断された、という事なんですよねー。
現場で働く医師に対する侮辱そのものだと思うんですが、これ。
正式な釈明なり謝罪なり、そういうものはないようですね。
今のところ。
11/13、民主党の足立信也先生(消化器外科医)が
二階俊博大臣への質問をしてくださる、
という情報が入りました。
この方は、20年外科医をやっておられた先生です。
足立信也氏のサイトによると、
”明日(11/13)参議院厚生労働委員会で、
「社会保障及び労働問題等に関する調査」
足立が質問に立ちます。
質疑予定時間11:45~12:30”
参照:『足立信也HP』
明日の足立議員の質問に期待しましょうか。
それにしても、
「民主が医師の労基法違反追求」
の記事で紹介したように、
山井議員とか、鈴木寛議員とか。
他にも、自民党なら、橋本岳議員とか。
共産党の小池議員とか。
医療に関しては、非常に理解のある議員もいるのですが。
同じ議員でも、ここまで違うものなんですねー。
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医者のモラルの問題で、妊婦さんが亡くなった。
って、言っている人がいるんですよ。
医者にモラルがあれば、分身の術が使えて、
医師不足が改善されるとか。
1日が48時間になる。
とか思っているんでしょうかねー。
二階俊博氏は、8回も当選して国会議員になっていて。
現在、経済産業大臣っていう、すごーく偉い人だと思うんですけど。
今時、こういう事を言っていて良いんでしょうかねー。
大都会東京でさえ、妊婦さんが脳出血になれば
残念ながら亡くなられる事もある。
これは、非常に残念な事ですけど、事実なんですよ。
医療には限界があるし。
医者だって人間なんですから。
出来る事と出来ない事があるんです。
医者のモラルとか、そういう問題ではないんですよ。
そもそも、日本で医療崩壊が起こったのは、
政府与党である自民党が、
医療費抑制政策と医師数削減政策をとったからですよ。
その自民党の議員である人間が、
人の事を棚に上げて、何を言っているんでしょうか。
妊婦受け入れ拒否、夫が再発防止訴え
東京都内で相次いで明らかになった、妊婦の受け入れ拒否。
三鷹市の杏林病院から受け入れを拒否された妊婦の夫が
インタビューにこたえ、
「二度とこうしたことが起きてはならない」と訴えました。
先週金曜日。
東京の都立墨東病院には、意識不明となっている
妻を見舞う男性の姿がありました。
「心配ですし、会いたいので来てるんですけど。
『うん』とか言ってくれればうれしいが、(返事は)まだない・・・」
(搬送拒否された妊婦の夫)
出産を間近に控えた男性の妻(32)が、異変を訴えたのは
9月23日午前0時過ぎ。
突然、嘔吐や右半身が動かなくなるなどの症状が出たといいます。
「(妻の体の)右側が全部、動かないような感じになってきていた。
(医師は)脳の障害の可能性があると言っていた」
(搬送拒否された妊婦の夫)
入院していた調布市の飯野病院の医師は
脳出血の疑いがあると判断、午前3時ごろ、
三鷹市の杏林大学病院に救急搬送を要請しました。
しかし、杏林大学病院は産科医が手術中だったことなどを
理由に、受け入れを拒否。
女性はその後、都内の5つの病院からも
受け入れを断られ、4時間後、ようやくおよそ25キロも離れた
都立墨東病院に搬送されました。
「(救急車の中では)早く着いてくれ、早く着いてくれと。
体がなんとかもってくれと思っているだけでした。
とにかく長く感じました。(病院に)着くまでは」
(搬送拒否された妊婦の夫)
妻は病院で男の子を出産、その後、
脳の手術を受けましたが、現在も意識が戻っていません。
「(妻に)一番最初に(息子を)抱かせてやりたかった。
頑張った本人にはね」(搬送拒否された妊婦の夫)
今回のケースでは、最初に搬送を断った
杏林大学病院側が「切迫感が伝わってこなかった」
としているのに対し、飯野病院側は
「脳障害であることは伝えており、切迫感は伝わっていた」
と病院間での言い分が食い違っています。
また先月4日、墨東病院など都内の8つの病院に
搬送を断られた36歳の妊婦が死亡したケースでも、
病院の間で言い分が食い違っています。
病院同士の主張が食い違う今回の問題。
舛添大臣はコミュニケーションがうまくいかない現状を、
IT技術を駆使して解決できないかと、
二階経済産業大臣と急遽、会談しました。
「お医者さん同士のコミュニケーションがうまくいっていない。
IT技術を活用した形で、両省で協力しながら
国民のためになる仕事をしたい」
(舛添要一厚労相)
「政治の立場で申し上げるなら、
何よりも医者のモラルの問題だと思いますよ。
忙しいだの、人が足りないだのというのは言い訳にすぎない」
(二階俊博経産相)
2人の大臣はIT技術者にアイデアを出してもらい、
大学病院で実験を行うことで一致しました。
「1日も早く(行政が)行動に移してほしい」
(搬送拒否された妊婦の夫)
「2008.1.11 yahooニュース(魚拓)」
二階俊博氏が、「医者のモラルの問題」発言をして、
1日も経たないうちに、Wikipediaではすでに、
この発言が追加されていますねー。
さすがです。
フリー百科事典、Wikipediaより
「フリー百科事典、Wikipedia: 二階俊博」
二階俊博(にかい としひろ、1939年2月17日 - )は、
日本の政治家。衆議院議員(8期)。
経済産業大臣。
~
医師のモラル低下説
2008年9月22日晩から23日明け方にかけて東京で急変した
妊婦の受け入れ先が見つからなかった事件に関連して、
「政治の立場で申し上げるなら、
何よりも医者のモラルの問題だと思いますよ。
忙しいだの、人が足りないだのというのは言い訳にすぎない」
という立場を表明した。
これに対し、全国平均月295時間の労働をしている
産科医やその窮状を知るものからは
強い反発の声が上がっている。
そりゃあ、強い反発の声が上がりますよ。
平均で、月300時間近くですからね。
若手なら、もっともっと働いていますよ。
一ヶ月のうちの半分位を病院で過ごす医師なんて。
若手の産科医なら、なんぼでもいますよ。
それだけ働いている医者に向かって、
忙しくても、人が足りなくても、
全てモラルの問題。
という事なんでしょうか。
Wikipediaに書いてある事が、
全て事実かどうか知りませんけど。
グリーンピア南紀とか、二階バイパスとか。
献金問題だとか。
こういう事をする人間には、モラルがあるんでしょうねー。
きっと。
2008.11.11のyahooニュースにも載ったのですが。
1日も経たないうちに、速効で削除されてしまいましたね。
本物がないので、Yosyan先生のとこから魚拓を借りてきました。
『2008-11-12 小さな怪現象』
この文章を分けてみると、
1.患者妊婦の夫
2.舛添厚生労働大臣
3.二階経済産業大臣
になりますけど。
この中で、1,2に関しては、
削除に値する事は何もないですから。
3の二階俊博経済産業大臣の発言がyahooに不適切だ。
と判断された、という事なんですよねー。
現場で働く医師に対する侮辱そのものだと思うんですが、これ。
正式な釈明なり謝罪なり、そういうものはないようですね。
今のところ。
11/13、民主党の足立信也先生(消化器外科医)が
二階俊博大臣への質問をしてくださる、
という情報が入りました。
この方は、20年外科医をやっておられた先生です。
足立信也氏のサイトによると、
”明日(11/13)参議院厚生労働委員会で、
「社会保障及び労働問題等に関する調査」
足立が質問に立ちます。
質疑予定時間11:45~12:30”
参照:『足立信也HP』
明日の足立議員の質問に期待しましょうか。
それにしても、
「民主が医師の労基法違反追求」
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山井議員とか、鈴木寛議員とか。
他にも、自民党なら、橋本岳議員とか。
共産党の小池議員とか。
医療に関しては、非常に理解のある議員もいるのですが。
同じ議員でも、ここまで違うものなんですねー。
正直、がっかりです。
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医師の多くが労働基準法でいう、
過労死の基準を満たすくらい、たくさん働いている。
医師の当直の多くが労働基準法違反だ。
という事は、このブログを含め、
医師ブログでは1,2年前から言っていた事なんですが。
民主党の議員が、医師の当直は労働基準法違反だ。
という事を、厚労省に追求しましたねー。
ネタ元は、Yosyan先生の「新小児科医のつぶやき」
『民主党も勉強したのかな』です。
いつもお世話になっております。
厚労省が「労基法違反を黙認」と追及―民主
民主党の「厚生労働部門会議」が11月7日に開かれ、
東京都内で妊婦が8病院に
受け入れを断られた問題を取り上げた。
同党の議員らは、医師不足の現実を直視して
対応策を取っていれば、今回の問題は起きなかった
との認識を示し、
「厚生労働省が、医療現場での
労働基準法違反を黙認してきたせいだ」
などと、厚労省の責任を厳しく追及した。
東京都は8病院が受け入れを断った理由について、
8病院から聞き取り調査した。
それによると、当日の当直体制は2病院が1人、
3病院が2人、3病院が3人だった。
また、8病院のうち4病院のNICUと1病院の
MFICUが満床だったという。
NICUのベッド不足は以前から問題になっているが、
増床すると小児科医と産科医も増員しなければならないため、
増床は容易ではないとされている。
同会議で厚労省の担当者は、
「最終的な(受け入れ)病院に行くまでのシステム
(救急医療情報システム)の問題が指摘されているので、
改善していかなければならない」と述べた。
これに対し、蓮舫参院議員らは
「いくらシステムをつくっても、
現場の情報を入力する人がいない」
「受け入れる人(医師)も足りないし、
(NICUが)ずっと満床だったら
(この問題は)解消しようがない」などと追及した。
山井和則衆院議員は、
「医師の多くは労基法を守っていないが、
患者に迷惑を掛けないようにと黙って隠し続けてきた」
と述べ、多くの医師の「善意」によって
医療現場が支えられている現状を訴えた。
原口一博衆院議員は「厚労省は医療を管理する一方で、
医療者を守るという責務もある」と強調し、
医療現場で労基法の順守を徹底するよう求めた。
足立信也参院議員は、多くの医療機関が建前では
「宿直」と称して医師に「夜勤(時間外労働)」を
させている実態について取り上げた。
足立議員によると、3年ほど前に多くの医療機関に
労働基準監督署が立ち入り、医師の宿直を
「これは時間外勤務だ」と指摘し、
過去にさかのぼって追徴課税した。
追徴課税された病院は、医師の「夜勤」を
黙認しておきながら、報酬も「宿直」の分しか
払っていなかったという。
議の最後に、鈴木寛参院議員は
「次回は労基法の担当者からヒアリングして、
(医療者向けに)新しい(労働基準の)ガイドラインや
スタンダードをつくることなども検討していきたい」
と述べた。
【NICU】
新生児集中治療管理室。
身体の機能が未熟なまま生まれた新生児や、
先天性の障害などにより集中治療を必要とする
新生児のための施設。
保育器、人工呼吸器、微量輸血ポンプ、
呼吸循環モニター、経皮酸素分圧モニターなどの
機器を備えており、新生児を専門とする
医療スタッフが24時間体制で治療を行う。
【MFICU】
母体・胎児集中治療管理室。
ハイリスク妊娠に対応するため、主に産科のスタッフが
24時間体制で治療を行う施設。
分娩監視装置、呼吸循環モニター、超音波診断装置、
人工呼吸器などの機器がそろっている。
『2008/11/07 18: キャリアブレイン』
医師の当直は労働基準法違反だ。
って事を大手マスコミで、最初に書いたのは、
私の知る限り、「読売新聞」ですね。
2007年12月13日に読売新聞が
>医師 増える過労死 「当直」違法状態
というタイトルで取り上げています。
その時に書いた記事が、これ。
『医師の当直は労働基準法違反』
この記事を書いたのは、社会部の小林篤子さん、
っていう記者で、私が最も信頼している記者の1人です。
この前後くらいから、医療崩壊系のネタが、
既存のマスコミでも流行って。
医師の過労とか医療現場が大変だ、
って事は、周知の事実になったのですけど。
それでも、労働者を管理する立場である、
厚生労働省は、医師の労働基準法違反を放置
していたんですよ。
それに関して、今更って気もしますけど。
民主党の議員が、追求しているのは、
良い事だとは思います。
まあ、追求した内容は、
>いくらシステムをつくっても、
現場の情報を入力する人がいない
>受け入れる人(医師)も足りないし、
(NICUが)ずっと満床だったら解消しようがない
>医師の多くは労基法を守っていないが、
患者に迷惑を掛けないようにと黙って隠し続けてきた
>厚労省は医療を管理する一方で、
医療者を守るという責務もある
>「宿直」と称して医師に「夜勤(時間外労働)」を
させている実態について取り上げた。
って事ですから。
医師ブログが、ここ1,2年で書いてきた内容。
ですよね、全部。
医師ブログ単独では、影響力はそんなに大きくないけど。
マスコミや議員が、医師ブログを読んで。
そして、それを既存のマスコミで報道して、
一般の人に知って貰ったり。
国会議員が質問して、改善する方向に行く。
っていう事ができれば、
日本の医療は、もう少し良い方向に
行くかもしれませんねー。
期待して良いのかな。
あ、ちなみにこの山井議員は、
平成18年4月14日の衆議院厚生労働委員会でも、
医師の労働基準法違反について質問しているので。
とても良く勉強している議員みたいっすよ。
医者のホンネが知りたい人は、こちらから!
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過労死の基準を満たすくらい、たくさん働いている。
医師の当直の多くが労働基準法違反だ。
という事は、このブログを含め、
医師ブログでは1,2年前から言っていた事なんですが。
民主党の議員が、医師の当直は労働基準法違反だ。
という事を、厚労省に追求しましたねー。
ネタ元は、Yosyan先生の「新小児科医のつぶやき」
『民主党も勉強したのかな』です。
いつもお世話になっております。
厚労省が「労基法違反を黙認」と追及―民主
民主党の「厚生労働部門会議」が11月7日に開かれ、
東京都内で妊婦が8病院に
受け入れを断られた問題を取り上げた。
同党の議員らは、医師不足の現実を直視して
対応策を取っていれば、今回の問題は起きなかった
との認識を示し、
「厚生労働省が、医療現場での
労働基準法違反を黙認してきたせいだ」
などと、厚労省の責任を厳しく追及した。
東京都は8病院が受け入れを断った理由について、
8病院から聞き取り調査した。
それによると、当日の当直体制は2病院が1人、
3病院が2人、3病院が3人だった。
また、8病院のうち4病院のNICUと1病院の
MFICUが満床だったという。
NICUのベッド不足は以前から問題になっているが、
増床すると小児科医と産科医も増員しなければならないため、
増床は容易ではないとされている。
同会議で厚労省の担当者は、
「最終的な(受け入れ)病院に行くまでのシステム
(救急医療情報システム)の問題が指摘されているので、
改善していかなければならない」と述べた。
これに対し、蓮舫参院議員らは
「いくらシステムをつくっても、
現場の情報を入力する人がいない」
「受け入れる人(医師)も足りないし、
(NICUが)ずっと満床だったら
(この問題は)解消しようがない」などと追及した。
山井和則衆院議員は、
「医師の多くは労基法を守っていないが、
患者に迷惑を掛けないようにと黙って隠し続けてきた」
と述べ、多くの医師の「善意」によって
医療現場が支えられている現状を訴えた。
原口一博衆院議員は「厚労省は医療を管理する一方で、
医療者を守るという責務もある」と強調し、
医療現場で労基法の順守を徹底するよう求めた。
足立信也参院議員は、多くの医療機関が建前では
「宿直」と称して医師に「夜勤(時間外労働)」を
させている実態について取り上げた。
足立議員によると、3年ほど前に多くの医療機関に
労働基準監督署が立ち入り、医師の宿直を
「これは時間外勤務だ」と指摘し、
過去にさかのぼって追徴課税した。
追徴課税された病院は、医師の「夜勤」を
黙認しておきながら、報酬も「宿直」の分しか
払っていなかったという。
議の最後に、鈴木寛参院議員は
「次回は労基法の担当者からヒアリングして、
(医療者向けに)新しい(労働基準の)ガイドラインや
スタンダードをつくることなども検討していきたい」
と述べた。
【NICU】
新生児集中治療管理室。
身体の機能が未熟なまま生まれた新生児や、
先天性の障害などにより集中治療を必要とする
新生児のための施設。
保育器、人工呼吸器、微量輸血ポンプ、
呼吸循環モニター、経皮酸素分圧モニターなどの
機器を備えており、新生児を専門とする
医療スタッフが24時間体制で治療を行う。
【MFICU】
母体・胎児集中治療管理室。
ハイリスク妊娠に対応するため、主に産科のスタッフが
24時間体制で治療を行う施設。
分娩監視装置、呼吸循環モニター、超音波診断装置、
人工呼吸器などの機器がそろっている。
『2008/11/07 18: キャリアブレイン』
医師の当直は労働基準法違反だ。
って事を大手マスコミで、最初に書いたのは、
私の知る限り、「読売新聞」ですね。
2007年12月13日に読売新聞が
>医師 増える過労死 「当直」違法状態
というタイトルで取り上げています。
その時に書いた記事が、これ。
『医師の当直は労働基準法違反』
この記事を書いたのは、社会部の小林篤子さん、
っていう記者で、私が最も信頼している記者の1人です。
この前後くらいから、医療崩壊系のネタが、
既存のマスコミでも流行って。
医師の過労とか医療現場が大変だ、
って事は、周知の事実になったのですけど。
それでも、労働者を管理する立場である、
厚生労働省は、医師の労働基準法違反を放置
していたんですよ。
それに関して、今更って気もしますけど。
民主党の議員が、追求しているのは、
良い事だとは思います。
まあ、追求した内容は、
>いくらシステムをつくっても、
現場の情報を入力する人がいない
>受け入れる人(医師)も足りないし、
(NICUが)ずっと満床だったら解消しようがない
>医師の多くは労基法を守っていないが、
患者に迷惑を掛けないようにと黙って隠し続けてきた
>厚労省は医療を管理する一方で、
医療者を守るという責務もある
>「宿直」と称して医師に「夜勤(時間外労働)」を
させている実態について取り上げた。
って事ですから。
医師ブログが、ここ1,2年で書いてきた内容。
ですよね、全部。
医師ブログ単独では、影響力はそんなに大きくないけど。
マスコミや議員が、医師ブログを読んで。
そして、それを既存のマスコミで報道して、
一般の人に知って貰ったり。
国会議員が質問して、改善する方向に行く。
っていう事ができれば、
日本の医療は、もう少し良い方向に
行くかもしれませんねー。
期待して良いのかな。
あ、ちなみにこの山井議員は、
平成18年4月14日の衆議院厚生労働委員会でも、
医師の労働基準法違反について質問しているので。
とても良く勉強している議員みたいっすよ。
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医療ミス、医療ミスってマスコミは書くくせに。
自分たちのが行った「報道」に関しては、
「報道ミス」って言い方はしないんですよねー。
マスコミは。
俗に言う「誤報」ってやつですね。
ここ一年くらいで、医療に関するマスコミの報道は
良い方向に行きつつあると思っていたんですが。
東京で脳出血の妊婦さんが、残念ながら亡くなった件で、
マスコミ報道の本当の姿がわかっちゃいましたかね。
医療でも、時間があるときであれば、
適切な医療、治療ができる場合も多いんだけど。
緊急とか、時間のない時だとその医師の腕の差、
っていうのが出てしまうんですよね。
報道でも、じっくり時間をかけて報道する事ができれば、
そこそこの内容を書けても。
他社に負けまい、と一刻を争って報道する場合は、
はっきり言って、質が落ちます。
医療に関しては、私などの医師ブロガーは専門家ですから。
その差が、はっきりわかります。
でも、一部にはそういう時でもしっかりした報道をする
マスメディアがある、っていうのは救いですけどね。
それと、以前にやった報道の内容について、
後から反省する、っていう人達が出てきたのも、
改善した点の一つでしょうか。
日本の医療崩壊の一番の原因は、
医療費抑制、医師数削減という「医療政策」
だと、私は思っていますが。
その次くらいに、「医療報道」がある、
と私は思っています。
そのマスコミの報道姿勢に対して、
大手ではないけど、マスコミの中の
「日経ビジネス」から反省の言葉が出てきたのは
良い方向に行っている、って思って良いのでしょうか。
医療の「テレビドラマ」は増えてます。
でも、「報道」が日本医療をダメにしている?
日経ビジネス オンライン 2008年10月30日
脳内出血を起こした東京都内の妊婦が、
緊急時の受け入れ先になっている7つの病院を
たらい回しにされて出産後に死亡した問題は、
東京でも深刻な“産科医不足”が、
起きていることを浮き彫りにしました。
■東京都内、7つの病院を
たらい回しにされて死んだ
この“産科医不足”は、今の日本の医療制度が抱える
大きな問題点を象徴しています。
昼夜を問わぬ分娩に立ち会わねばならない
産婦人科医の労働条件は非常に過酷です。
激務のうえに高い訴訟率、少ない診療報酬、
医学生の産婦人科離れなどの要因が重なり、
慢性的な医師不足に陥っているのが現状です。
■圧倒的に足りないのに
訴訟が多い産婦人科医
産科医師数は医師全体の約5%であるにもかかわらず、
訴訟件数は約12%を占めています。
示談・民事の損害賠償額は高額で、
医師賠償責任保険を圧迫していると言われていて、
病院内で起きた事故の賠償については、
病院の責任において保険金で支払うことになりますが、
個人の医師が訴えられることもあります。
帝王切開手術中に妊婦を死亡させたとして、
手術を執刀した医師が業務上過失致死の疑いで
2006年に逮捕された“福島県立大野病院産科医逮捕事件”は
今年無罪判決が出ましたが、地域に
“新幹線の駅があっても分娩施設が無い”という現状で、
産婦人科医不在地域の予備軍は現在も沢山あり、
この事件の影響で産科医が逃げ出してしまう
という事態はさらに深刻化しました。
■小児救急医療のコンビニ化
小児科開業医師の職住分離が進み、
夜間時間外は診てもらえないことが多いため、
大学病院に、夜間に救急の患者さんが
押し寄せてきている“小児救急医療のコンビニ化
(24時間、気楽に受診できる)”が急速に進み、
重症患者の診療に支障を来したり、
過重労働から辞めていく小児科医が増加するという
深刻な事態を引き起こしています。
■正しく報道している?
このような、私たちの日々の暮らしに
とても密接に関係する医療問題の本質については、
メディアも正しく報道していく必要があると思うのですが、
例えば“福島県立大野病院産科医逮捕事件”
についての新聞の見出しは、以下のようなものでした。
「帝王切開のミスで死亡、医師逮捕
福島の県立病院」(産経新聞)
今年出た判決によると、医師側に過失は無く
“帝王切開のミス”ではなかったということになります。
2006年に逮捕された時点では“帝王切開のミス”
の可能性はあったかもしれませんが、
この断定的な見出しからするとそれは
“誤報”ということになります。
そして、この“誤報”が社会にもたらす
大きな影響をメディアは認識していたのでしょうか?
この事件の報道のトーンにより多くの医学生に、
産婦人科は非常にリスクが高いとの
イメージを持たせてしまった可能性は大いにあります。
実際に、この年の産科医の志望者は4割も減りました。
■正義の味方になりたがってないですか
また、この事件がきっかけで多くの病院で、
重篤患者に対する“たらい回し”が起こる傾向が強まり、
今回の脳内出血を起こした東京都内の妊婦の
死亡問題に繋がっているとも考えられます。
医療現場における事故を、個人の責任に
帰着させるようなメディアの報道姿勢は確かに
“医療ミス”としてスキャンダルが大好きな読者、
視聴者の関心を煽るには効果的かもしれません。
“悪徳医師を断罪する正義の味方”になりたがるのが、
日本のメディアの本質でもあります。
しかし、その一方で、現場で必死に頑張っている
医療従事者の方々に、医療事故のリスクを
必要以上に恐怖訴求することになり、結果、人材不足、
施設不足などを引き起こし、最後に不利益を被るのは
我々国民一人ひとりなのです。
また、患者側も医療が高度化し、患者側の選択肢が
増えている以上、インフォームドコンセントに基づき、
患者自身、その家族はきちんと説明を受けて
納得したうえで治療を受けることが必要となってきています。
■スキャンダルは要らないです
ワイドショーでスキャンダラスに騒ぎ立てるのでななく、
“事件の本質は何だったのか?
その事件が起こった背景は何だったのか?”
をつき詰めて、正しい情報を提供していくことこそが、
メディアの役割として重要なのです。
今医療現場で重大な問題になっている
“モンスターペイシェント”もメディアが医療事故を
大きく扱うようになり、患者の権利が声高に叫ばれ、
病院で患者が“患者様”と呼ばれるようになった
時期から増え始めたと言われています。
このような患者の存在が、過酷な労働環境の下、
疲弊している医師をさらに追い詰め、結果として
医師偏在や医師不足の原因となっていることを
患者は認識すべきであり、患者サイドとしては
求める医療サービスの限界を知る節度と、
医療機関を選ぶ知恵が求められていることを知るべきです。
■「チーム・バチスタの栄光」
「小児救命」「風のガーデン」
医療という公共性の高い領域では、
メディアの果たす役割は非常に大きいと言わざるを得ません。
そんな中で最近非常に気になるのが、
病院を舞台としたテレビドラマが増えているという現象です。
この秋のクールでも「チーム・バチスタの栄光」
「小児救命」「風のガーデン」と3つもあります。
夏のクールも「コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命」
「Tomorrow」がありいずれも高視聴率でした。
中でもこのクールの「小児救命」は、小西真奈美扮する
小児科医・青山宇宙が24時間体制の
“青空こどもクリニック”を開業する物語で、
番組のHPでも今の小児科医不足の現状を訴えています。
しかし、このドラマが、視聴者に
どんな影響を与えるかは未知数です。
例えばこのドラマを見た医学生が“やっぱり小児科は
大変だからやめておこう”と考えるのか
“こんな深刻な状況を自分が変えてやろう!”
と思うのかは分かりません。
小さい子供を持つお母さんたちの“
24時間開いてる病院はやっぱり便利よね”
という安易な期待が高まってしまう可能性もあるでしょう。
ドラマという領域では、マスメディアであるテレビの持つ
大きな影響力は、まだまだ健在です。
そんな中今まさに医療の分野におけるマスメディアが
果たすべき本来の役割を考える時期にきています。
参照:『日経ビジネス オンライン 2008年10月30日(1)』
『日経ビジネス オンライン 2008年10月30日(2)』
ここ数年でインターネットが普及して。
医療に関しては、特に「医師ブログ」の影響は
大きくなったとは思いますが。
所詮、既存のマスコミとは読者、視聴者数が違いますからね。
医師ブログで書いた内容を半年、一年後に
テレビや新聞で報道する。
という形で、より多くの人達に医療現場の事が伝わるのなら、
まあ良いのかな、と私は思っていますが。
スクープっていうか、事件等が発生してから、
あまり時間がかからない段階で報道される場合。
やっぱり、今でもひどい内容が多いですよね。
「たらい回し」っていう言葉は、もう使われなくなったかな。
と思っていた時期もあったんですが。
また復活してしまいましたしね。
福島大野病院事件に関しては、
医師の99%が医療ミスではない、と言っている。
裁判でも、医師の無罪は確定した。
という事なのですから。
その時に「医療ミス」と報道したマスコミは、
間違っていたのですから。
「報道ミス」「誤報」なんですよ。
医療ミスではない事例に対して、
医療ミス、医療ミス、って報道ばかりして。
自分たちが行った「報道ミス」に関しては無関心。
というのは、やはりおかしいですよ。
日本の医療崩壊を進めた一因であるのが、
「医療報道」である。
っていう事は、もうはっきりしているんですから。
医療に関する「報道ミス」に関しても、
マスコミには謙虚に反省して欲しいものですね。
医者のホンネが知りたい人は、こちらから!
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自分たちのが行った「報道」に関しては、
「報道ミス」って言い方はしないんですよねー。
マスコミは。
俗に言う「誤報」ってやつですね。
ここ一年くらいで、医療に関するマスコミの報道は
良い方向に行きつつあると思っていたんですが。
東京で脳出血の妊婦さんが、残念ながら亡くなった件で、
マスコミ報道の本当の姿がわかっちゃいましたかね。
医療でも、時間があるときであれば、
適切な医療、治療ができる場合も多いんだけど。
緊急とか、時間のない時だとその医師の腕の差、
っていうのが出てしまうんですよね。
報道でも、じっくり時間をかけて報道する事ができれば、
そこそこの内容を書けても。
他社に負けまい、と一刻を争って報道する場合は、
はっきり言って、質が落ちます。
医療に関しては、私などの医師ブロガーは専門家ですから。
その差が、はっきりわかります。
でも、一部にはそういう時でもしっかりした報道をする
マスメディアがある、っていうのは救いですけどね。
それと、以前にやった報道の内容について、
後から反省する、っていう人達が出てきたのも、
改善した点の一つでしょうか。
日本の医療崩壊の一番の原因は、
医療費抑制、医師数削減という「医療政策」
だと、私は思っていますが。
その次くらいに、「医療報道」がある、
と私は思っています。
そのマスコミの報道姿勢に対して、
大手ではないけど、マスコミの中の
「日経ビジネス」から反省の言葉が出てきたのは
良い方向に行っている、って思って良いのでしょうか。
医療の「テレビドラマ」は増えてます。
でも、「報道」が日本医療をダメにしている?
日経ビジネス オンライン 2008年10月30日
脳内出血を起こした東京都内の妊婦が、
緊急時の受け入れ先になっている7つの病院を
たらい回しにされて出産後に死亡した問題は、
東京でも深刻な“産科医不足”が、
起きていることを浮き彫りにしました。
■東京都内、7つの病院を
たらい回しにされて死んだ
この“産科医不足”は、今の日本の医療制度が抱える
大きな問題点を象徴しています。
昼夜を問わぬ分娩に立ち会わねばならない
産婦人科医の労働条件は非常に過酷です。
激務のうえに高い訴訟率、少ない診療報酬、
医学生の産婦人科離れなどの要因が重なり、
慢性的な医師不足に陥っているのが現状です。
■圧倒的に足りないのに
訴訟が多い産婦人科医
産科医師数は医師全体の約5%であるにもかかわらず、
訴訟件数は約12%を占めています。
示談・民事の損害賠償額は高額で、
医師賠償責任保険を圧迫していると言われていて、
病院内で起きた事故の賠償については、
病院の責任において保険金で支払うことになりますが、
個人の医師が訴えられることもあります。
帝王切開手術中に妊婦を死亡させたとして、
手術を執刀した医師が業務上過失致死の疑いで
2006年に逮捕された“福島県立大野病院産科医逮捕事件”は
今年無罪判決が出ましたが、地域に
“新幹線の駅があっても分娩施設が無い”という現状で、
産婦人科医不在地域の予備軍は現在も沢山あり、
この事件の影響で産科医が逃げ出してしまう
という事態はさらに深刻化しました。
■小児救急医療のコンビニ化
小児科開業医師の職住分離が進み、
夜間時間外は診てもらえないことが多いため、
大学病院に、夜間に救急の患者さんが
押し寄せてきている“小児救急医療のコンビニ化
(24時間、気楽に受診できる)”が急速に進み、
重症患者の診療に支障を来したり、
過重労働から辞めていく小児科医が増加するという
深刻な事態を引き起こしています。
■正しく報道している?
このような、私たちの日々の暮らしに
とても密接に関係する医療問題の本質については、
メディアも正しく報道していく必要があると思うのですが、
例えば“福島県立大野病院産科医逮捕事件”
についての新聞の見出しは、以下のようなものでした。
「帝王切開のミスで死亡、医師逮捕
福島の県立病院」(産経新聞)
今年出た判決によると、医師側に過失は無く
“帝王切開のミス”ではなかったということになります。
2006年に逮捕された時点では“帝王切開のミス”
の可能性はあったかもしれませんが、
この断定的な見出しからするとそれは
“誤報”ということになります。
そして、この“誤報”が社会にもたらす
大きな影響をメディアは認識していたのでしょうか?
この事件の報道のトーンにより多くの医学生に、
産婦人科は非常にリスクが高いとの
イメージを持たせてしまった可能性は大いにあります。
実際に、この年の産科医の志望者は4割も減りました。
■正義の味方になりたがってないですか
また、この事件がきっかけで多くの病院で、
重篤患者に対する“たらい回し”が起こる傾向が強まり、
今回の脳内出血を起こした東京都内の妊婦の
死亡問題に繋がっているとも考えられます。
医療現場における事故を、個人の責任に
帰着させるようなメディアの報道姿勢は確かに
“医療ミス”としてスキャンダルが大好きな読者、
視聴者の関心を煽るには効果的かもしれません。
“悪徳医師を断罪する正義の味方”になりたがるのが、
日本のメディアの本質でもあります。
しかし、その一方で、現場で必死に頑張っている
医療従事者の方々に、医療事故のリスクを
必要以上に恐怖訴求することになり、結果、人材不足、
施設不足などを引き起こし、最後に不利益を被るのは
我々国民一人ひとりなのです。
また、患者側も医療が高度化し、患者側の選択肢が
増えている以上、インフォームドコンセントに基づき、
患者自身、その家族はきちんと説明を受けて
納得したうえで治療を受けることが必要となってきています。
■スキャンダルは要らないです
ワイドショーでスキャンダラスに騒ぎ立てるのでななく、
“事件の本質は何だったのか?
その事件が起こった背景は何だったのか?”
をつき詰めて、正しい情報を提供していくことこそが、
メディアの役割として重要なのです。
今医療現場で重大な問題になっている
“モンスターペイシェント”もメディアが医療事故を
大きく扱うようになり、患者の権利が声高に叫ばれ、
病院で患者が“患者様”と呼ばれるようになった
時期から増え始めたと言われています。
このような患者の存在が、過酷な労働環境の下、
疲弊している医師をさらに追い詰め、結果として
医師偏在や医師不足の原因となっていることを
患者は認識すべきであり、患者サイドとしては
求める医療サービスの限界を知る節度と、
医療機関を選ぶ知恵が求められていることを知るべきです。
■「チーム・バチスタの栄光」
「小児救命」「風のガーデン」
医療という公共性の高い領域では、
メディアの果たす役割は非常に大きいと言わざるを得ません。
そんな中で最近非常に気になるのが、
病院を舞台としたテレビドラマが増えているという現象です。
この秋のクールでも「チーム・バチスタの栄光」
「小児救命」「風のガーデン」と3つもあります。
夏のクールも「コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命」
「Tomorrow」がありいずれも高視聴率でした。
中でもこのクールの「小児救命」は、小西真奈美扮する
小児科医・青山宇宙が24時間体制の
“青空こどもクリニック”を開業する物語で、
番組のHPでも今の小児科医不足の現状を訴えています。
しかし、このドラマが、視聴者に
どんな影響を与えるかは未知数です。
例えばこのドラマを見た医学生が“やっぱり小児科は
大変だからやめておこう”と考えるのか
“こんな深刻な状況を自分が変えてやろう!”
と思うのかは分かりません。
小さい子供を持つお母さんたちの“
24時間開いてる病院はやっぱり便利よね”
という安易な期待が高まってしまう可能性もあるでしょう。
ドラマという領域では、マスメディアであるテレビの持つ
大きな影響力は、まだまだ健在です。
そんな中今まさに医療の分野におけるマスメディアが
果たすべき本来の役割を考える時期にきています。
参照:『日経ビジネス オンライン 2008年10月30日(1)』
『日経ビジネス オンライン 2008年10月30日(2)』
ここ数年でインターネットが普及して。
医療に関しては、特に「医師ブログ」の影響は
大きくなったとは思いますが。
所詮、既存のマスコミとは読者、視聴者数が違いますからね。
医師ブログで書いた内容を半年、一年後に
テレビや新聞で報道する。
という形で、より多くの人達に医療現場の事が伝わるのなら、
まあ良いのかな、と私は思っていますが。
スクープっていうか、事件等が発生してから、
あまり時間がかからない段階で報道される場合。
やっぱり、今でもひどい内容が多いですよね。
「たらい回し」っていう言葉は、もう使われなくなったかな。
と思っていた時期もあったんですが。
また復活してしまいましたしね。
福島大野病院事件に関しては、
医師の99%が医療ミスではない、と言っている。
裁判でも、医師の無罪は確定した。
という事なのですから。
その時に「医療ミス」と報道したマスコミは、
間違っていたのですから。
「報道ミス」「誤報」なんですよ。
医療ミスではない事例に対して、
医療ミス、医療ミス、って報道ばかりして。
自分たちが行った「報道ミス」に関しては無関心。
というのは、やはりおかしいですよ。
日本の医療崩壊を進めた一因であるのが、
「医療報道」である。
っていう事は、もうはっきりしているんですから。
医療に関する「報道ミス」に関しても、
マスコミには謙虚に反省して欲しいものですね。
医者のホンネが知りたい人は、こちらから!
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