やっと新型インフルエンザの話題が
マスコミから減ってきましたね。
WHOが世界的大流行を意味する
「パンデミック(Pandemic)」を
宣言して、警戒水準をフェーズ6に
引き上げたんですけど。
軽症の患者が多くて、
日本では死者もいなかったんで。
もう、マスコミ的には流行じゃなくなった、
って事なんでしょうね。
結果的に、軽症(弱毒性)だったから、
今回はなんとかなったのですが。
日本の対応が、これで良かったのか。
きちんとした反省が必要だと思います。
やっと新型インフルエンザは、
今は南半球で流行っているんだけど。
来年の冬に北半球にまた北半球でも
流行る可能性が高いです。
その時も弱毒性だ、っていう根拠は
全くないですからね。
堅い話はここまでにして。
Yosyan先生のブログに、
新型インフルエンザに関するコントが
投稿されていたようなので。
そのまま引用させていただきますね。
私には笑いのセンスがないので、
今日は引用だけで勘弁を。
『新型インフルエンザみたいなコント』
その更に基のネタは、こちらだそうです。
『新型インフルエンザなコントin 博多』
第0部:
厚労官僚A:
「やっとガイドラインができた。
毎度の事ながらあの連中の
お付き合いは大変だよ」
厚労官僚B:「ごくろうさん。ほいで、
なんか積み残しはありまっか?」
厚労官僚A:「これも毎度の事ながら
裏付けの予算だよ。
会議では玉虫色に
しておいたのだが・・・」
厚労官僚B:「それやったら、
いつもの手でどうだっか」
厚労官僚A:「じゃ、そうしとくか」
第0部は、コメントからの引用です。
■第一部:発端編
厚労官僚:「メキシコで
新型のインフルエンザが
発生したとWHOが確認したようです」
厚労大臣:「なに!、
オールジャポンで水際作戦だ!!
発熱外来だ!!!」
前線医師:「補償と対策費用は?」
厚労官僚:「オールジャポンだからありません」
■第二部:疑い例発見編
厚労官僚:「横浜で疑い例が出た
との情報があります」
厚労大臣:「すぐに情報を回せと伝えろ」
横浜市長:「診断確認まで待ってください」
厚労大臣:「オールジャポンだから
待てるわけが無い!
直ちに記者会見だ!!」
マスコミ:2ch情報を聞きつけて、
ヘリまで飛ばしての大取材陣で御出動
校長 :深夜の吊るし上げ記者会見に涙目
■第三部:神戸・大阪発見編
厚労官僚:「神戸で国内発生
第1号が確認されました」
厚労大臣:「なに、ただちに
オールジャポンで封じ込めろ」
厚労官僚:「感染ルートも不明で、
続々と発見されています。
あっ、大阪からも
発見されたの報告が・・・」
厚労大臣:「ハラホレヒレハレ
・・・現地の事は現地に
オールジャポンで丸投げにする。
後はオールジャポンでヨロシク♪」
厚労官僚:「御意、我々で善処いたします」
■第四部:国内発見後対策検討会議編
厚労官僚A:「えらい増えちまったな」
厚労官僚B:「まったく医者は
クソ真面目で困りまんな。
ほいでも、ただのインフルエンザみたいでっせ」
厚労官僚A:「でも感染対策は第二段階を死守せよみたいだから、
封じ込め対策を考えないといけない」
厚労官僚B:「ほなら、発見せえへんちゅうのはどうだっか」
厚労官僚A:「なるほど、それは妙案だ。
ばれずに合法的になるように事務連絡と通達をばら撒こう」
■第五部:新封じ込め対策現場編
前線医師:「インフルエンザA型陽性です。
新型確認のためにPCR検査お願いします」
保健所 :「メキシコ、カナダ、アメリカの渡航歴はありますか?」
前線医師:「ありません」
保健所 :「では季節性だから検査は不要です」
前線医師:「インフルエンザA型陽性です。
新型確認のためにPCR検査お願いします」
保健所 :「メキシコ、カナダ、アメリカの渡航歴はありますか?」
前線医師:「渡航歴はありませんが、
他にも同じ学校の発熱患者が2人います」
保健所 :「3人じゃないから検査は不要です」
厚労官僚:「新型患者の発生が急速に減ってきています」
厚労大臣:「これこそオールジャポンの底力だ」
■第六部:博多騒動編
福岡で新型インフルエンザが発見され、
感染拡大防止のために発見患者の行動経路を
福岡市は極めて詳細に発表。
前線医師:「ありゃ~、インフルエンザA型陽性だよ~。
PCR検査しなくちゃ~」
発熱患者:「ぇえ~。わし博多やけん、
新型だったら街歩けの~なるぅ。
たのむから、PCR検査はやめてくんさい」
前線医師:「それもそうだが・・・いや、やはり地域の
感染対策のためPCRはしないといけない。
保健所に連絡しますよ、いいですね」
発熱患者:「殺生な・・・」
前線医師:「PCR検査をお願いします」
保健所 :「メキシコ、カナダ、アメリカへの渡航歴、
もしくは関西への旅行歴、もしくは
博多区板付中学校校区のうろつき歴はありますか?」
前線医師:「ないようです」
保健所 :「季節性インフルエンザですから、検査は不要です」
厚労官僚:「福岡の集団感染も早期に終息する見通しです」
厚労大臣:「ウム、やはりオールジャポンで対応すれば終息は早い」
厚労官僚:「WHOがフェーズを6に上げましたが?」
厚労大臣:「オールジャポンで対応している
日本の対策に変更は不要だ!!」
■第七部:博多後の対策検討会議編
厚労官僚A:「発見封じ込め作戦は、
すこしやりすぎだったかな?」
厚労官僚B:「まったく、役人連中ときたら
融通がきかへんから困りまんな」
厚労官僚A:「下手すると我々に責任問題が
飛び火しかねない状態だよ」
厚労官僚B:「ちょびっと緩めまひょか」
厚労官僚A:「そうだな、発熱相談センターの壁を潜り抜けたのと、
定点医療機関ぐらいは緩和するか」
厚労官僚B:「もう夏やし、少々緩めても、
よろしおまんやろ。
マスコミも飽きてきたみたいでっさかい」
かくしてコントはまだまだ続くのであった。
チャンチャン♪
なんと、それだけではなく、
コメントにもたくさんコントが投稿されていたので。
ここでは、一気に全部紹介しちゃいますね。
厚労官僚:「大臣、修学旅行中止で宿泊施設が
打撃を受けているとマスコミが騒いでいます」
厚労大臣:「なに!、選挙も近いことだし、すぐに補償せよ!!!」
厚労官僚:「医療機関の補償はどうしましょう?」
厚労大臣:「オールジャポンだからありません」
医師:「新型インフルエンザ患者発見しましたので報告します」
役所:「では休診汁」
医師:「え!? 私症状出てませんよ」
役所:「アンタのせいで感染拡大したらどうするんだ!」
マスコミA:「守銭奴医者が休業による収入減を嫌がっています」
マスコミB:「インフル拡大の原因となり議論を呼びそうです」
医師:「んじゃ休業します」
住民:「ゲホゲホ、あれ? いつもの先生閉まってる」
マスコミA:「チキン医者が休業による診療拒否をしています」
マスコミB:「インフル拡大の原因となり議論を呼びそうです」
医師:「もうやだこの国」
厚労官僚:「大臣、新型インフルエンザ発生に備えて、
対策マニュアルをつくりましょう」
厚労大臣:「よきにはからえ」
会議室での悪戦苦闘の何ヵ月後、
ようやく分厚いガイドラインが完成。
厚労官僚A:「やっとおわった。
これと同じものを各都道府県につくらせよう」
厚労官僚B:「そうでんな。都道府県でつくってしまえば、
現場のクレームは、都道府県や保健所で処理できまんな」
厚労大臣:「私が陣頭指揮している姿がテレビにうつるのは、
いつの段階が効果的なのか考えておいてくれたまえ」
厚労官僚A:「○○市の件は、こっちに
火の手が上がりそうなのだが。」
厚労官僚B:「その件やったら大丈夫ですわ。
医療機関における新型インフルエンザ診断の流れ
(H21.5.24版)に書いときましたがな、
「臨床的に新型インフルエンザ感染が
強く疑われる状態」とは、
新型インフルエンザに特徴的な所見等を勘案し、
医師が判断する。
これで、増えたらあかんから、
当該感染症にかかっていると疑うに
足りる正当な理」とは、
都道府県等において検討する。
どうですか。
地方自治を盾に、抜け目なくですわ。」
厚労官僚A:「理論武装は完璧に先手必勝、玉虫色表現」
厚労官僚B:「こっちは、丸投げで逃げ切れるかもしれへんけど。
旧労働省から火の手があがってもうたがな、
初期消火でけへんかったから、全焼やがな」
研究者A:「今回、新型インフルが関西で
流行ったのはなぜだったんだろう
研究者B:「俺は興味深い事実を確認したよ。
流行地ではマスクをするひとが増えるようだ。
ということは、今後、感染拡大のマーカーとして、
人口に対するマスクの装着率を
モニタリングしていけばいいと
思うんだがどうだろう?」
研究者A:「なるほど、しかし、それは関西で広がった
事実の説明にはならないね」
研究者B:「それについては、一つ仮説を持っている。
関西人ってのは、ほら、ひとがボケると、
かならず突っ込みで返すだろう?
東京人は、無視するか、薄笑いで
聞き流すだけだと思うんだ。
俺は、豚インフルてのは、この、
ボケに対するツッコミのときに、
飛沫感染するんじゃないかと思うね。」
研究者A:「なるほど、それなら、
関西で広がった理由になるね。と
いうことは、豚インフルを食い止めるためには、
突っ込み禁止令を出せばいいというわけか
・・関西人に守れるかなあ。」
研究者B:「名古屋で感染者少ないのも
うなづけるというものだ。
お笑い文化不毛の地だからね。
何度吉本が進出しようとして挫折したことか・・
福岡で当初覆い隠されたのは、
「関西のお笑いネタがなんぼのもんたい!」
と強がって認めなかったんだろう。
負けん気強い土地柄だからね。
研究者A:「そうすると、日本各地で関西芸人が
コントをやっている、あれは、
かなり危険なんじゃないですかね?」
研究者B:「厚労省の担当官は、マジック芸人の
副業がある関係で、吉本とかに
頭があがらないんだな。
福岡で、感染ひきおこしたのは、
外国人だってことになってるけど、真相は、
某関西芸人コンビが撒き散らしたらしい。」
研究者A:「対策はどうすればいいんですかね?」
研究者B:「芸人同士コントするときは、
1m以上間隔をあけることだな。
もちろん、どつき漫才は禁止だ。
それから、マスクだね。
麦谷眞里事務局長は、こんど
「マスクマジック」という本を出すそうだ。
マスクから、ハトというか鳥を出すんだな。
あと、通達マジックってのも執筆中で、
次から次へと、読むたびに内容が
変わって目が回って面白いってのだけど・・
さすが、東京っぽいシニカルな笑いを
狙ってるわけだが、関西でうけるかどうか、
そこに新型インフル対策の
成否がかかってると言えるね。」
H1:「ちわーす、H1でーす」
N1:「N1でーす」
H1N1:「二人合わせてH1N1でーす」
H1:「しかし何やな、わてら、
昔からおったんやけど、ちょっと豚の格好して
イメージチェンジしただけで、
えらい売れ出しましたなー」
N1:「ほんまや、日本きたときなんか
大変やったでー、空港で厚労省の
検疫官さんとか出迎えてくれはりましてなー」
H1「まあ、ほんとは、その前に、
関空からちょこっと先回りで入ってたんやけどな」
N1:「それいうたら、あかんて、
言われてますやろー。
黙ってるかわりに、中学校やら高校で、
羽伸ばさせてもらってるんやんか」
H1:「そやそや、皆さん、
やっぱり若い子はええでっせ。
わてらウイルスいうたかて、
爺さん婆さん相手はつまりません。
若くてピチピチした子がよろしい。
こないだの博多の高校生らは良かったなー」
N1:「高校生といえば、こないだ聞かれましてん。
あんたら豚インフルやろ?
なんでpigやのうて、swineやの?
高校でswineなんて単語習うてへん、やて」
H1:「ああ、それはやなー、pigゆうのは、
家畜の豚で、野生の猪(hog)まで含めると、
swineなんやね。
ちなみに雄豚はboar、雌豚はsow、
ああ、そう、なんちゃって。」
N1:「寒い洒落言いなんな。
相方のわて、突っ込みするのに
引きつるやんけ。
しかし、何やな。豚とか鳥とか、
ほかの生き物さんの名前、
それも適当に借りて、名乗ってるけど、
こんなことでええんやろか?
なんや、偽名みたいでおかしくないの?」
H1:「これでええの、なんせHとNやからな」
N1:「それ何で?」
H1:「二人合わせてハンドル(H)ネーム(N)やがな」
おあとがよろしいようでm(_ _)m。
インフル興業にて:
社長:「何やお前ら、ちっともウケへんやないけ」
H1:「そんな事ないですよ社長、
ウチら新人の割に結構頑張ってまっせ」
N1:「そやそや。もう世界中で150人は殺ってまんがな」
社長:「お前らな、そんな小さな事でどないすんのや。
H1N1ゆうたらな、伝統ある大名跡なんやで。
初代のスペイン師匠はな、
デビューわずか1年で世界中にウケよってな、
軽く5000万人は殺ってんねんで。」
H1:「スペイン師匠は別格でっせ。
今はそんな時代やあらへん」
N1:「そやそや。ウチら少なくとも
先代のソ連兄さんよりは広くウケましたで」
社長:「こら。芸歴30年未だ現役の
先輩つかまえて何を言いよるんや。
お前らがウケたのは実力やない。
飛行機の御蔭や。こ
の演芸評論読んでみぃ」
H1:「どれどれ。何やこれ、俺らん事
“若いモンにしかウケへん、毒が弱い”
って書いてあるがな」
N1:「“鳴り物入りで登場した3代目H1N1は
とんだ評判倒れだった。
出身地メキシコではそこそこ殺ったようだが、
世界では通用しない。
妊婦や弱い者にしか通じない芸風”って、
こりゃあんまりや」
社長:「それが世間様の評価や。
東京進出にも失敗したやないか」
H1:「あいつら無視しよるんや。
本当は結構ウケてまっせ。」
N1:「東京モンはお高いよって、
なかなか新人を認めようとせぇへんのや。」
社長:「やかましい。もうええ。
コンビ解散や。中国からH5を呼んで
N1と組ませる。これで最強コンビや」
H1:「待ってくださいよ社長。
ほんならわしはお払い箱でっか?」
N1:「そうですよ。うちらまだデビュー2ヶ月でっせ。
もう少し時間を下さい」
社長:「いつまでもは待てへんで」
H1:「なぁN1、これからは南半球や。
南半球行って、武者修行積んでこようぜ」
N1:「そやな。見とれ。冬までには化けたる。」
H1N1:「殺ったるでぇ~」
コントみたいな医者の本が
読みたい人は、これを読んでね!
→ 産婦人科医バミュの「小悪魔日記」
マスコミから減ってきましたね。
WHOが世界的大流行を意味する
「パンデミック(Pandemic)」を
宣言して、警戒水準をフェーズ6に
引き上げたんですけど。
軽症の患者が多くて、
日本では死者もいなかったんで。
もう、マスコミ的には流行じゃなくなった、
って事なんでしょうね。
結果的に、軽症(弱毒性)だったから、
今回はなんとかなったのですが。
日本の対応が、これで良かったのか。
きちんとした反省が必要だと思います。
やっと新型インフルエンザは、
今は南半球で流行っているんだけど。
来年の冬に北半球にまた北半球でも
流行る可能性が高いです。
その時も弱毒性だ、っていう根拠は
全くないですからね。
堅い話はここまでにして。
Yosyan先生のブログに、
新型インフルエンザに関するコントが
投稿されていたようなので。
そのまま引用させていただきますね。
私には笑いのセンスがないので、
今日は引用だけで勘弁を。
『新型インフルエンザみたいなコント』
その更に基のネタは、こちらだそうです。
『新型インフルエンザなコントin 博多』
第0部:
厚労官僚A:
「やっとガイドラインができた。
毎度の事ながらあの連中の
お付き合いは大変だよ」
厚労官僚B:「ごくろうさん。ほいで、
なんか積み残しはありまっか?」
厚労官僚A:「これも毎度の事ながら
裏付けの予算だよ。
会議では玉虫色に
しておいたのだが・・・」
厚労官僚B:「それやったら、
いつもの手でどうだっか」
厚労官僚A:「じゃ、そうしとくか」
第0部は、コメントからの引用です。
■第一部:発端編
厚労官僚:「メキシコで
新型のインフルエンザが
発生したとWHOが確認したようです」
厚労大臣:「なに!、
オールジャポンで水際作戦だ!!
発熱外来だ!!!」
前線医師:「補償と対策費用は?」
厚労官僚:「オールジャポンだからありません」
■第二部:疑い例発見編
厚労官僚:「横浜で疑い例が出た
との情報があります」
厚労大臣:「すぐに情報を回せと伝えろ」
横浜市長:「診断確認まで待ってください」
厚労大臣:「オールジャポンだから
待てるわけが無い!
直ちに記者会見だ!!」
マスコミ:2ch情報を聞きつけて、
ヘリまで飛ばしての大取材陣で御出動
校長 :深夜の吊るし上げ記者会見に涙目
■第三部:神戸・大阪発見編
厚労官僚:「神戸で国内発生
第1号が確認されました」
厚労大臣:「なに、ただちに
オールジャポンで封じ込めろ」
厚労官僚:「感染ルートも不明で、
続々と発見されています。
あっ、大阪からも
発見されたの報告が・・・」
厚労大臣:「ハラホレヒレハレ
・・・現地の事は現地に
オールジャポンで丸投げにする。
後はオールジャポンでヨロシク♪」
厚労官僚:「御意、我々で善処いたします」
■第四部:国内発見後対策検討会議編
厚労官僚A:「えらい増えちまったな」
厚労官僚B:「まったく医者は
クソ真面目で困りまんな。
ほいでも、ただのインフルエンザみたいでっせ」
厚労官僚A:「でも感染対策は第二段階を死守せよみたいだから、
封じ込め対策を考えないといけない」
厚労官僚B:「ほなら、発見せえへんちゅうのはどうだっか」
厚労官僚A:「なるほど、それは妙案だ。
ばれずに合法的になるように事務連絡と通達をばら撒こう」
■第五部:新封じ込め対策現場編
前線医師:「インフルエンザA型陽性です。
新型確認のためにPCR検査お願いします」
保健所 :「メキシコ、カナダ、アメリカの渡航歴はありますか?」
前線医師:「ありません」
保健所 :「では季節性だから検査は不要です」
前線医師:「インフルエンザA型陽性です。
新型確認のためにPCR検査お願いします」
保健所 :「メキシコ、カナダ、アメリカの渡航歴はありますか?」
前線医師:「渡航歴はありませんが、
他にも同じ学校の発熱患者が2人います」
保健所 :「3人じゃないから検査は不要です」
厚労官僚:「新型患者の発生が急速に減ってきています」
厚労大臣:「これこそオールジャポンの底力だ」
■第六部:博多騒動編
福岡で新型インフルエンザが発見され、
感染拡大防止のために発見患者の行動経路を
福岡市は極めて詳細に発表。
前線医師:「ありゃ~、インフルエンザA型陽性だよ~。
PCR検査しなくちゃ~」
発熱患者:「ぇえ~。わし博多やけん、
新型だったら街歩けの~なるぅ。
たのむから、PCR検査はやめてくんさい」
前線医師:「それもそうだが・・・いや、やはり地域の
感染対策のためPCRはしないといけない。
保健所に連絡しますよ、いいですね」
発熱患者:「殺生な・・・」
前線医師:「PCR検査をお願いします」
保健所 :「メキシコ、カナダ、アメリカへの渡航歴、
もしくは関西への旅行歴、もしくは
博多区板付中学校校区のうろつき歴はありますか?」
前線医師:「ないようです」
保健所 :「季節性インフルエンザですから、検査は不要です」
厚労官僚:「福岡の集団感染も早期に終息する見通しです」
厚労大臣:「ウム、やはりオールジャポンで対応すれば終息は早い」
厚労官僚:「WHOがフェーズを6に上げましたが?」
厚労大臣:「オールジャポンで対応している
日本の対策に変更は不要だ!!」
■第七部:博多後の対策検討会議編
厚労官僚A:「発見封じ込め作戦は、
すこしやりすぎだったかな?」
厚労官僚B:「まったく、役人連中ときたら
融通がきかへんから困りまんな」
厚労官僚A:「下手すると我々に責任問題が
飛び火しかねない状態だよ」
厚労官僚B:「ちょびっと緩めまひょか」
厚労官僚A:「そうだな、発熱相談センターの壁を潜り抜けたのと、
定点医療機関ぐらいは緩和するか」
厚労官僚B:「もう夏やし、少々緩めても、
よろしおまんやろ。
マスコミも飽きてきたみたいでっさかい」
かくしてコントはまだまだ続くのであった。
チャンチャン♪
なんと、それだけではなく、
コメントにもたくさんコントが投稿されていたので。
ここでは、一気に全部紹介しちゃいますね。
厚労官僚:「大臣、修学旅行中止で宿泊施設が
打撃を受けているとマスコミが騒いでいます」
厚労大臣:「なに!、選挙も近いことだし、すぐに補償せよ!!!」
厚労官僚:「医療機関の補償はどうしましょう?」
厚労大臣:「オールジャポンだからありません」
医師:「新型インフルエンザ患者発見しましたので報告します」
役所:「では休診汁」
医師:「え!? 私症状出てませんよ」
役所:「アンタのせいで感染拡大したらどうするんだ!」
マスコミA:「守銭奴医者が休業による収入減を嫌がっています」
マスコミB:「インフル拡大の原因となり議論を呼びそうです」
医師:「んじゃ休業します」
住民:「ゲホゲホ、あれ? いつもの先生閉まってる」
マスコミA:「チキン医者が休業による診療拒否をしています」
マスコミB:「インフル拡大の原因となり議論を呼びそうです」
医師:「もうやだこの国」
厚労官僚:「大臣、新型インフルエンザ発生に備えて、
対策マニュアルをつくりましょう」
厚労大臣:「よきにはからえ」
会議室での悪戦苦闘の何ヵ月後、
ようやく分厚いガイドラインが完成。
厚労官僚A:「やっとおわった。
これと同じものを各都道府県につくらせよう」
厚労官僚B:「そうでんな。都道府県でつくってしまえば、
現場のクレームは、都道府県や保健所で処理できまんな」
厚労大臣:「私が陣頭指揮している姿がテレビにうつるのは、
いつの段階が効果的なのか考えておいてくれたまえ」
厚労官僚A:「○○市の件は、こっちに
火の手が上がりそうなのだが。」
厚労官僚B:「その件やったら大丈夫ですわ。
医療機関における新型インフルエンザ診断の流れ
(H21.5.24版)に書いときましたがな、
「臨床的に新型インフルエンザ感染が
強く疑われる状態」とは、
新型インフルエンザに特徴的な所見等を勘案し、
医師が判断する。
これで、増えたらあかんから、
当該感染症にかかっていると疑うに
足りる正当な理」とは、
都道府県等において検討する。
どうですか。
地方自治を盾に、抜け目なくですわ。」
厚労官僚A:「理論武装は完璧に先手必勝、玉虫色表現」
厚労官僚B:「こっちは、丸投げで逃げ切れるかもしれへんけど。
旧労働省から火の手があがってもうたがな、
初期消火でけへんかったから、全焼やがな」
研究者A:「今回、新型インフルが関西で
流行ったのはなぜだったんだろう
研究者B:「俺は興味深い事実を確認したよ。
流行地ではマスクをするひとが増えるようだ。
ということは、今後、感染拡大のマーカーとして、
人口に対するマスクの装着率を
モニタリングしていけばいいと
思うんだがどうだろう?」
研究者A:「なるほど、しかし、それは関西で広がった
事実の説明にはならないね」
研究者B:「それについては、一つ仮説を持っている。
関西人ってのは、ほら、ひとがボケると、
かならず突っ込みで返すだろう?
東京人は、無視するか、薄笑いで
聞き流すだけだと思うんだ。
俺は、豚インフルてのは、この、
ボケに対するツッコミのときに、
飛沫感染するんじゃないかと思うね。」
研究者A:「なるほど、それなら、
関西で広がった理由になるね。と
いうことは、豚インフルを食い止めるためには、
突っ込み禁止令を出せばいいというわけか
・・関西人に守れるかなあ。」
研究者B:「名古屋で感染者少ないのも
うなづけるというものだ。
お笑い文化不毛の地だからね。
何度吉本が進出しようとして挫折したことか・・
福岡で当初覆い隠されたのは、
「関西のお笑いネタがなんぼのもんたい!」
と強がって認めなかったんだろう。
負けん気強い土地柄だからね。
研究者A:「そうすると、日本各地で関西芸人が
コントをやっている、あれは、
かなり危険なんじゃないですかね?」
研究者B:「厚労省の担当官は、マジック芸人の
副業がある関係で、吉本とかに
頭があがらないんだな。
福岡で、感染ひきおこしたのは、
外国人だってことになってるけど、真相は、
某関西芸人コンビが撒き散らしたらしい。」
研究者A:「対策はどうすればいいんですかね?」
研究者B:「芸人同士コントするときは、
1m以上間隔をあけることだな。
もちろん、どつき漫才は禁止だ。
それから、マスクだね。
麦谷眞里事務局長は、こんど
「マスクマジック」という本を出すそうだ。
マスクから、ハトというか鳥を出すんだな。
あと、通達マジックってのも執筆中で、
次から次へと、読むたびに内容が
変わって目が回って面白いってのだけど・・
さすが、東京っぽいシニカルな笑いを
狙ってるわけだが、関西でうけるかどうか、
そこに新型インフル対策の
成否がかかってると言えるね。」
H1:「ちわーす、H1でーす」
N1:「N1でーす」
H1N1:「二人合わせてH1N1でーす」
H1:「しかし何やな、わてら、
昔からおったんやけど、ちょっと豚の格好して
イメージチェンジしただけで、
えらい売れ出しましたなー」
N1:「ほんまや、日本きたときなんか
大変やったでー、空港で厚労省の
検疫官さんとか出迎えてくれはりましてなー」
H1「まあ、ほんとは、その前に、
関空からちょこっと先回りで入ってたんやけどな」
N1:「それいうたら、あかんて、
言われてますやろー。
黙ってるかわりに、中学校やら高校で、
羽伸ばさせてもらってるんやんか」
H1:「そやそや、皆さん、
やっぱり若い子はええでっせ。
わてらウイルスいうたかて、
爺さん婆さん相手はつまりません。
若くてピチピチした子がよろしい。
こないだの博多の高校生らは良かったなー」
N1:「高校生といえば、こないだ聞かれましてん。
あんたら豚インフルやろ?
なんでpigやのうて、swineやの?
高校でswineなんて単語習うてへん、やて」
H1:「ああ、それはやなー、pigゆうのは、
家畜の豚で、野生の猪(hog)まで含めると、
swineなんやね。
ちなみに雄豚はboar、雌豚はsow、
ああ、そう、なんちゃって。」
N1:「寒い洒落言いなんな。
相方のわて、突っ込みするのに
引きつるやんけ。
しかし、何やな。豚とか鳥とか、
ほかの生き物さんの名前、
それも適当に借りて、名乗ってるけど、
こんなことでええんやろか?
なんや、偽名みたいでおかしくないの?」
H1:「これでええの、なんせHとNやからな」
N1:「それ何で?」
H1:「二人合わせてハンドル(H)ネーム(N)やがな」
おあとがよろしいようでm(_ _)m。
インフル興業にて:
社長:「何やお前ら、ちっともウケへんやないけ」
H1:「そんな事ないですよ社長、
ウチら新人の割に結構頑張ってまっせ」
N1:「そやそや。もう世界中で150人は殺ってまんがな」
社長:「お前らな、そんな小さな事でどないすんのや。
H1N1ゆうたらな、伝統ある大名跡なんやで。
初代のスペイン師匠はな、
デビューわずか1年で世界中にウケよってな、
軽く5000万人は殺ってんねんで。」
H1:「スペイン師匠は別格でっせ。
今はそんな時代やあらへん」
N1:「そやそや。ウチら少なくとも
先代のソ連兄さんよりは広くウケましたで」
社長:「こら。芸歴30年未だ現役の
先輩つかまえて何を言いよるんや。
お前らがウケたのは実力やない。
飛行機の御蔭や。こ
の演芸評論読んでみぃ」
H1:「どれどれ。何やこれ、俺らん事
“若いモンにしかウケへん、毒が弱い”
って書いてあるがな」
N1:「“鳴り物入りで登場した3代目H1N1は
とんだ評判倒れだった。
出身地メキシコではそこそこ殺ったようだが、
世界では通用しない。
妊婦や弱い者にしか通じない芸風”って、
こりゃあんまりや」
社長:「それが世間様の評価や。
東京進出にも失敗したやないか」
H1:「あいつら無視しよるんや。
本当は結構ウケてまっせ。」
N1:「東京モンはお高いよって、
なかなか新人を認めようとせぇへんのや。」
社長:「やかましい。もうええ。
コンビ解散や。中国からH5を呼んで
N1と組ませる。これで最強コンビや」
H1:「待ってくださいよ社長。
ほんならわしはお払い箱でっか?」
N1:「そうですよ。うちらまだデビュー2ヶ月でっせ。
もう少し時間を下さい」
社長:「いつまでもは待てへんで」
H1:「なぁN1、これからは南半球や。
南半球行って、武者修行積んでこようぜ」
N1:「そやな。見とれ。冬までには化けたる。」
H1N1:「殺ったるでぇ~」
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→ 産婦人科医バミュの「小悪魔日記」
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