FC2ブログ
現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
  • 04«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »06
慢性疲労症候群
ご無沙汰しております。
一ヶ月以上、ブログ更新できず、すいません。

いわゆる「燃え尽き症候群」というか、
慢性疲労症候群」というか。
精神的にも肉体的にもまいってしまって。
他の医師ブログを読んだりとか、
SNSに入る頻度も極端に落ちてしまいました。

医師慢性疲労症候群の人は、
私を含め、かなり大勢いると思いますが。
看護師でも多いようですね。

新聞に出ていたので、ちょっと引用します。



看護職員:過酷な労働環境 
薬の常用6割、切迫流産3割
--医労連調査

病院や診療所などで働く看護職員の
約7割が慢性疲労を訴え、鎮痛剤や睡眠剤など
何らかの薬を常用している割合は約6割に上り、
妊娠者のうち3人に1人は流産の前兆である
切迫流産を経験していたことが
日本医療労働組合連合会(医労連
の調査で分かった。

医労連は「慢性的な人手不足による
過重労働が原因とみられる。
不当なサービス残業も横行しており、
法令順守を関係機関に徹底させたい」
としている。

09年11月~10年1月に看護師
看護師、保健師、助産師の4職種を対象に
アンケートを実施、約2万7000人から回答を得た。

「疲れが翌日に残る」など慢性疲労の症状を
訴える人は73・5%に達し、
20年前の調査から7ポイント増加した。

疲れやストレスなどから薬を常用する割合は、
多い順に鎮痛剤(29%)、ビタミン剤(19%)、
胃腸薬(17・6%)など。

睡眠剤(6・9%)や安定剤(4・3%)の常用者もいた。
「常用してない」は40・5%にとどまった。
また、06年4月以降に妊娠した
約3500人のうち34・3%が切迫流産を
経験しており、20年前より10ポイント増。

07年に全国労働組合総連合が一般事務職員を
対象に行った調査時の17・1%を大きく上回った。
逆に「順調」との回答は8ポイント減って
22・4%だった。
【佐々木洋】


『毎日新聞 2010/4/27』


読売新聞は、こちら。


【新潟】看護職員7割「慢性疲労」、
「業務負担が増えた」6割 医労連調査

新潟県医療労働組合連合会(県医労連)は4月26日、
県内の看護職員の労働実態調査について発表した。

医労連に加盟する30病院の看護職員805人から
回答があり、6割が「業務負担が増えた」、
7割が「慢性疲労」と感じるなど、
過酷な勤務の実態が改めて浮き彫りとなった。

調査は、日本医労連が2009年末~10年1月に実施した。
それによると、「最近、看護業務量が増えた」
との回答が62・4%。
1時間以上の残業をしている職員は4割近くで、
年次有給休暇の取得は「年間5日未満」が過半数を占めた。

「十分な看護が提供できている」と答えた職員は8・1%。
「この3年間でミスをしたり、しそうになったことがある」
が90・6%に上り、8割近くが「人員不足」
「業務過密」だとしている。

健康問題も深刻で、65・9%が「健康不安」、
72・3%が「慢性疲労」を感じている。
妊娠時に「切迫流産」の症状があった女性職員は
30・4%に上った。

医労連は「看護職員の繁忙感は増しており、
命を削りながら医療が支えられている状況」とし、
近く県に働きやすい環境作りなどを訴えるという。


『読売新聞 2010/4/27』



医労連は「慢性的な人手不足による
過重労働が原因とみられる。
不当なサービス残業も横行しており、
法令順守を関係機関に徹底させたい」


これ、医師でもそうですよね。
医師を残業させておいて、時間外手当を払わない
っていうのは明らかに違法なんですけど。

他の病院でもやっている、とか。
そういうのは、何の言い訳にもならないんですが。
是非、他の病院にもしっかり監査に入って、
きちんとした対処をしていただきたいです。

医労連、頑張って欲しいものですね。


ところで、慢性疲労症候群の治療なんですが。
結局は休むしかないようですね。

在宅リハビリ・カウンセリングでは、
慢性疲労症候群の症状を改善しない

っていう論文もあったので。
一応、ここでも載せときますね。



在宅リハビリ・カウンセリング、
慢性疲労症候群の症状を改善せず

2010年04月30日 ソース:BMJ
カテゴリ: 神経内科疾患(関連論文)

文献:Wearden AJ et al. Nurse led, home based
self help treatment for patients in primary care
with chronic fatigue syndrome:
randomised controlled trial. BMJ. 2010;340:c1777

慢性疲労症候群・筋痛性脳脊髄炎患者296名を対象に、
在宅でのリハビリと非指示的カウンセリングの
有効性を単盲検無作為化比較試験で検討。

治療開始から20週目にリハビリ群で疲労の
有意な改善が得られたものの、1年後には
疲労・身体機能の改善は見られず、
またカウンセリング群では試験を通して効果が見られなかった。


「m3.com:医療ニュース&ジャーナル 2004.4.30」

『原文、BMJ 2010;340:c1777』


まあ、20週までは改善する、って事なので。
やらないよりはまし、って事なのでしょうかねー。

やっぱ、仕事のせいで慢性疲労症候群になってるなら、
仕事を休むか変えるしかないんでしょうかね。

スポンサーサイト



Copyright © 2005 健康、病気なし、医者いらず. all rights reserved.
Add to Google My Yahoo!に追加 健康、病気なし、医者いらず