現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
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72%の病院が違法
平成15~16年にかけて厚生労働省労働基準局監督課が、
医師宿日直業務に関しての調査を行ったんですがね。
その調査では72.1%病院労働基準法等関係法令違反だったんですよ。

元ネタはこちらです。
「医師の宿日直勤務と労働基準法」

(1)監督実施件数 596(100%)
(2)何らかの法違反 430(72.1%)
(3)三二条違反<宿日直時> 17(2.9%)
(4)三七条違反<宿日直時> 101(16.9%)
(5)三七条違反<許可のある医師の宿日直時> 50(8.4%)
(6)許可のある医師の宿日直 348(58.4%)
 (7)専用指導文書交付 249(41.8%)
  (8)宿日直勤務が通常の勤務時間の拘束から、完全に
    解放された後のものとなっていないこと 53(8.9%)
(9)夜間休日に従事する業務について 、昼間と同態様の労働に
    従事することが稀でないこと  195(32.9%)
  (10)宿直の回数が週一回の原則を超えていること 105(17.6%)
  (11)日直の回数が月一回の原則を超えていること 81(13.6%)


(1),実施時期は、平成15年度第4四半期~平成16年度第1四半期。
  実施地域は、全国。
(2),596機関のうち、何らかの労働基準法等関係法令違反が
  認められたもの。
(3),労働基準法第32条〔法定労働時間〕違反件数
  (態様:36協定の未締結、通常勤務時の法定時間外労働が
  限度時間超、宿日直勤務時の「通常の労働」等の法定時間外労働が
  限度時間超)のうち、宿日直勤務時の「通常の労働」等による
  法定時間外労働が限度時間超などにより法違法となっているもの。
(4),労働基準法第37条〔割増賃金〕違反
  (態様:通常勤務時の法定時間外労働等に対する
  法定割増賃金の未払(全部又は一部、以下同じ。)、
  宿日直勤務時の「通常の労働」等による法定時間外労働等に
  対する法定割増賃金の未払)のうち、
  宿日直勤務時の「通常の労働」による法定時間外労働等に対する
  法定割増賃金の未払が法違反となっているもの。
(5),(4)のうち、許可のある医師の宿日直勤務時に関するもので、
  その「通常の労働」による法定時間外労働等に対する
  法定割増賃金の未払が法違反となっているもの。
(7),許可のある医師の宿日直勤務を行っている医療機関に
  対する専用指導文書の交付件数
(8)~(11),(7)の専用指導文書の交付理由
  (交付理由が複数にわたる医療機関あり。)


全国の72%病院違法、って言ったら多いなー、って最初は思ったけど。
内容をきちんと見たら、これでもかなり遠慮した数字ですね。

というのはね、多分これは「全国の病院」が対象、ってなっていますから。
老人病院」とか、そういう病院とかもたくさん含まれているって事っすよ。

はっきり言って、今問題になっているような、いわゆる「一般病院
特に「地方の中堅クラス病院」は、ほぼ100%違法ですよ、きっと。

「医者の当直2」の記事でも書いてますけどね。

だって、例えば
 (8)宿日直勤務が通常の勤務時間の拘束から、完全に
   解放された後のものとなっていないこと 53(8.9%)


って、なっいてますけど。
これをきちんと守るには、本当は平日の業務が5時までに終わって、
一回家に帰って、それから病院に来て5時から当直業務をしなければ、
これを守った事にならないんですよ。

ま、家に帰るかどうかは別として、5時までには完全に業務が
終わっていなければ
ならないんですけどね。

ま、無理ですよ、普通。
たまたま調査した日が、すごい暇だったってだけか、
きちんと調査してないかどっちかなんじゃないですかね。
少なくとも、普通の病院でほとんどの医師は、5時までに
全ての業務を終えてはいませんからね。
8.9%って事はないですよ。

ま、百歩譲って、この結果が老人病院とかを含んで、
正しいとしても、それでも72.1%病院労働基準法違反なんですが。

この検査したの、2年前なんだけど。
今まで、厚生労働省は何やってきたんだかねー。
これでも、まだ医師偏在化で、不足ではないって言ってるんだもんねー。

一体何がやりたいか、さっぱりわかりませんねー。



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この記事へのコメント
by any standard.
医師を守る為というより形骸化したStandard(逃げ道)を保つ為に”一応調べて、一応監督指導、一応改善命令出した”という実績をあげる為に必要な調査だったのかしら?
命を預かる緊張の疲れも自覚される以上にあると思います。ドキドキ手当て(?)とかもあったら良いですよね。
ドキドキ禁止みたいのはアメリカの通訳にはあり、移民の方が受診時に必要な通訳も15歳以下は担ってはいけません。病気の事を喋るのは人の事でも相当なストレスだからという理由です。
ストレスマネージメントがきちんと出来る医師だって守られるべきとエビは思います。
エビ[URL] 2006/12/18(月) 23:31 [EDIT]
>エビさん
そんなところなのかもしれませんねー。
医師も守って欲しいっすよ、ホント。
Dr. I[URL] 2006/12/19(火) 00:44 [EDIT]
はじめまして…

勉強になります。
いつも楽しみにしています。
思わずコメントしていまい、
失礼いたしましたm(__)m
ssd-clinic[URL] 2006/12/20(水) 09:02 [EDIT]
>ssd-clinicさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。

いえいえ、いつでもコメント待ってますよ!
Dr. I[URL] 2006/12/21(木) 01:07 [EDIT]

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