現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
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教育予算は増える?医療費は?
安倍首相直属の「教育再生会議」ってのがあって、
そこで、「日本の教育予算はもっと増やすべきだ。」
って結論になったみたいですね。

教育にお金をかけるって事に、私は賛成ですけど。
全く同じ事が医療でも言えると思うんですけどねー。
まずは、読売新聞の記事を読んでみて下さい。


大学交付金、削減見直し…教育再生会議

安倍首相直属の教育再生会議(野依良治座長)は
5月の第2次報告で、国立大への運営費交付金を
削減する政府方針の見直しなど、
教育予算の大幅な拡充を提言する方針を固めた。

特に、大学・大学院での高等教育に重点を置いた
財政措置を求める考えだ。
安倍政権が、最重要課題と位置づける教育再生と
財政再建とをどう両立させるか、2008年度予算でも
大きな課題となりそうだ。

会議がまとめた提言の素案は、日本の教育予算
国際的に見て「極めて低い」と指摘し、
教育再生に必要な政策にはメリハリをつけた特別
の財政措置が必要だ」として
高等教育予算の充実を求める内容だ。

国立大への運営費交付金削減については、
「最低限の光熱水費や設備のランニングコストは
一定額を措置すべきだ。(政府方針を)見直す必要がある」
としている。
その上で、「教員数と学生数を前提とした
一律的な配分ではなく、評価に基づく配分が必要だ」とし、
研究に対して与えられる「特別教育研究経費」
をはじめとする交付金のあり方に関し、研究内容を評価し、
それに基づいて配分する新たな仕組みを求めている。

再生会議は第2次報告で、教育予算を拡充する
具体的な方策にも言及したい考えだ。
これまでに、
〈1〉海外の研究者の招待にODA(政府開発援助)予算を使うなど、
  文部科学省以外の予算を回す
〈2〉消費税の一部を教育目的に使う
――などの意見が出ている。

日本の教育予算は、国内総生産(GDP)に占める
公教育の支出の割合が3・7%で、
フランス(5・9%)や米国(5・7%)などより低い。

しかし、小泉政権は歳出削減を重視し、
昨年7月に閣議決定した経済財政運営と
構造改革に関する基本方針(骨太の方針)に、
国立大への運営費交付金を07年度から5年間、
年1%ずつ削減する方針を盛り込んだ。
同交付金は2007年度予算で1兆2043億円だが、
人件費などが多くを占め、特別教育研究経費は
約7%にとどまっている。
再生会議としては、研究内容に沿った重点化という
予算の「質」の見直しと同時に、
「量」の確保も求めることになり、
財務省などの反発も予想される。


(2007年4月16日:読売新聞)


これを医療に置き換えてみると。

日本の教育予算は、国内総生産(GDP)に占める
公教育の支出の割合が3・7%で、
フランス(5・9%)や米国(5・7%)などより低い。


日本の社会福祉予算は、国内総生産(GDP)に占める
医療費の割合が7.9%で、
フランス(9・9%)や米国(14.4%)などより低い。


全く同じ事が言えると思うんですけど。
なんか、安倍首相からは、医療費削減
って言葉しか出てきませんねー。
一体、何が違うんでしょうかね。

今度の参議院選でも、国民の争点は、
憲法改正とか、教育ではないですよ。
医療、福祉などの社会保障や、景気ですよ。

自分の得意分野を選挙の争点にしたくて、
マスコミを総動員してるみたいですけど。
なかなかうまくいってないみたいですねー。


日本の教育予算は国際的に見て「極めて低い」と指摘し、
教育再生に必要な政策にはメリハリをつけた特別
の財政措置が必要だ」


日本の医療費は国際的に見て「極めて低い」と指摘し、
医療に必要な政策にはメリハリをつけた特別
の財政措置が必要だ」


も、全く同じですね。
いっぱいこういう会議があると思うんですけど。
なんで、こういう結論にならないんでしょうかねー。

首相の意向で、最初に結論ありき、
って議論しかしていないんでしょうね。
こういう会議では。

日本の医療は世界の先進国と比較して安い
とか、医師も世界と比較して非常に少ない
って事は、私たち医者ブログでは
ずーっと言ってる事なんですけどねー。

何故か、政府はこの数字を使わないで、
日本の医師足りている、偏在だ
日本の医療は高い。
って言ってるんですよ。

一体、どういう事なんでしょうかねー。


あ、なんか最近批判ばかりになってますね。
政治の話をブログに書くのは、あまり好きじゃないんですが。
次はちょっと専門的な話をする予定ですので。
今日の所は勘弁して下さいね!


ついに復活。
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この記事へのコメント
He is a sorting machine.
教育再生会議自体に関してはエビは「きなくちゃ!」と思ってますっ。
タブーだった家庭環境・所得と学力の相関関係を国会で取り上げたり。
教育再生会議など安部首相の志向は学校選択性、習熟度別授業、教育バウチャーなど優勝劣負、選別がベースです。現場の先生は可愛い教え子の選択助長を危惧し憂いています。
その実現の為に予算がというのは眉をひそめまちゅ。父が学校の先生だったので教育問題は熱くなっちゃってごめんなさいでちゅ…。
お医者さんが足りてたら私のかかってる先生が眠そうだったりお昼食べそこなったりするのはなんで?と聞きたいですよねプー。(I先生もそうと思うけど…)患者さんは具合悪そーにみんなじっと待ってるし。
きな臭い予算みんな医療と福祉に回せとエビは言いたい。
エビ[URL] 2007/04/18(水) 01:17 [EDIT]
mistake!
あ、興奮し過ぎて間違えた。
教え子の選択助長じゃなく、選別助長ね。イエスマン候補選ぶなってこと。
エビ[URL] 2007/04/18(水) 01:23 [EDIT]
医療は票にならない
 結局、少なくとも今までは医療は「票」にならなかった
からって事なんでしょうか。
 大体、マスコミの質が酷すぎますからね、正確な情報が
国民に伝わらない。

 でも、首相にはちゃんと理解しといてもらわないと困ります!!
 困るどころか、産科なんかもう崩壊しちゃったけど・・・。

ようた[URL] 2007/04/18(水) 01:48 [EDIT]
医療、福祉は後回しですね
 先日、市議会選に、無所属新人で出る方に会う機会画あり、選挙事務所でお話をさせてもらったのですが。
 その方のHPでも、具体的にどんなことをやりたいのかが、書かれていなかったので、聞いてみたのですが。

 まあ、新人でマニフェストを出すのもどうかと思うので書きませんでした、ということでした。

 実際何をしたいのか聞いてみると、財政の建て直し、教育の建て直しということでした。

 私は、身体障害者になってから、福祉についての不満、福祉が以外に充実してないこと、本当に困っている人に、何もされていないこと、など色々と話しましたが、とりあえず財政を立て直すためには、出て行くお金を減らさないと出来ないですからだと・・・

 この市は、公務員削減のときに、一番多くの公務員を再雇用した市です。

 役所に行くたびに、喫煙所で時間をつぶしている職員、近くのマクドで時間をつぶしている職員・・・

 必要な人員に削減するだけでも、福祉にお金は回せる、どんな企業でも、一番お金がかかるのが人件費、それは民間ではない役所にしても同じこと、政治家、公務員、普通の人より頭がいいなら、そんなところに頭を使えよと思う今日この頃です・・・
よしごろう[URL] 2007/04/18(水) 02:37 [EDIT]
うちは内科が逝きます
 すでに何人も内科医が辞めて、残った内科医では当直も組めない事態になってきました。崩壊目前です。

 産科をやめても小児科をやめても病院は病院だと思いますが、内科をやめたら病院と言えるのだろうか。
bamboo[URL] 2007/04/18(水) 06:32 [EDIT]
医療費は……
Dr.I様

 医療費は、今まで医師の方々が「減らされても我慢してきた」ために、「もっと減らしても大丈夫だろう」と思われているのだと思います。さらにいえば、教育問題でいうと、「いじめ自殺」等の「象徴的な」事例があり社会で認められますし、「躾は親の責任」という観念が定着していますから、国民側が「自分たちにも責任がある」と考えますが、医療の問題では、「専門的でわからない」と最初からあきらめている上に、「すべて医師の責任」になってしまって、誰も真剣に考えていないのだと思います。
 医師の方々も我慢をやめる(そうすると即「医療崩壊」ですから、難しいですが……)とともに、国民に対して、マスコミを通さない「直接アピール」が必要なのかもしれないと思いますが、いかがでしょうか。
Lich[URL] 2007/04/18(水) 07:54 [EDIT]
Lich さん の言う通り
「教育」は身近な問題ですけど(義務教育がありますし)
「医療」というのはどこか難しく遠い印象を世間一般に持たれている気がします。
とても身近で深刻な問題なのに、現状を見ていない人には
「じゃあ医者の給料減らせば医療費浮くじゃん」
程度にしか映らないと思います。

食べるだけで精一杯の医者がいる事も、
高齢化が問題になっているにもかかわらず脳外科医が足りない事も、
そもそもどの科もスタッフ不足だという事も、
労働基準法無視で働かざるを得ないと言う事も、
残念ながら“産婦人科・小児科が危ない”程度にしか伝わっていない――伝えようとされていない――のだと思います。

マスコミがちゃんと伝えようとするのは、“もっと大きな問題”が発生した時でしょう。
でも“もっと大きな問題”が起きてからでは遅いはずです。
犠牲になるのは一般の方々です。

何故こうなっているのかを、
このままだとどうなるのかを、
だれかの耳に届くまで叫び続けるしかないようです。
ba-m-bi[URL] 2007/04/18(水) 10:20 [EDIT]
>エビさん
たしかに、きな臭いですよね、この会議。
くだらない会議やる金があるなら、少しでも医療費に回して欲しいですね。
Dr. I[URL] 2007/04/18(水) 22:10 [EDIT]
>ようたさん
高齢化社会なんだから。
高齢の方は、自民党のこんな医療政策なら、票をいれないぞ。
ってみんなが言ってやれば良いんですけどねー。
なかなか、そうしないんですよね、みんな。

産科、小児科は、ほぼ崩壊。
他も、かなり時間の問題ですね。
Dr. I[URL] 2007/04/18(水) 22:11 [EDIT]
>よしごろうさん
医療、福祉は後回しですか。
無駄な公務員とか、そういうのを雇う余裕があれば、医療とか福祉に使えば良いんですけど。
票にならないと、やらないんですね、政治家は。

Dr. I[URL] 2007/04/18(水) 22:13 [EDIT]
>bamboo先生
内科は、病院の柱ですからね、ほとんど。
なくなったら、どうなっちゃうんでしょうかね。
事務員しかいなくなっても、雇用を守るとか言ってそうですね。
公立病院なら。
Dr. I[URL] 2007/04/18(水) 22:16 [EDIT]
>Lichさん
我慢するのを止めて、声は上げてるんですが。
結局、目の前に患者が来たら、助けてしまうんですよね。
なかなか、日本の医療全体の為に、目の前の患者は見捨ててって事はできないので。
それに甘えてるんですよね、みんな。
Dr. I[URL] 2007/04/18(水) 22:17 [EDIT]
>ba-m-biさん
>「じゃあ医者の給料減らせば医療費浮くじゃん」
そんな感じで、人ごとなんですよね、みんな。

実際に問題が起こった時は、もう手遅れなんですがね。
Dr. I[URL] 2007/04/18(水) 22:19 [EDIT]
いっそ・・・・・・
Dr.I様

>我慢するのを止めて、声は上げてるんですが。
>結局、目の前に患者が来たら、助けてしまうんですよね。

 いっそ、ゼネスト(ゼネラルストライキ)でもすればちったー目も覚めるかもしれないですが・・・・・・余計に叩かれて終わりそうですねえ(涙)

>なかなか、日本の医療全体の為に、目の前の患者は見
>捨ててって事はできないので。
>それに甘えてるんですよね、みんな。

 日本人は昔から「水と安全はタダ」な考え方の人間が多いっすからねぇ。「安全」の一部である「医療」も「あって当然」と思ってるんでしょうねぇ。
 その辺「転ばぬ先の杖「」ってことわざをかみ締めて欲しいんですが……無理ですかねぇ(涙)

Lich[URL] 2007/04/19(木) 14:17 [EDIT]
>Lichさん
医者のストライキは、日本では認められないでしょうね、きっと。
可能性があるのは、4/1に記事にした、医者の残業手当を求める、一斉訴訟くらいでしょうかね。

Dr. I[URL] 2007/04/19(木) 20:25 [EDIT]
 教育畑の方から意見を出させてもらうと。
 教育は一般市民に身近ではありません。
 まず、教育に文句があっても、お金持ちは関係ないです。私立にやればいいですから。
 第2に、自分とこの子どもが卒業するまでこらえればいいので、3年とか6年、兄弟がいればプラスアルファありますが。とにかく、人質を取られている間だけです。だから身近ではない。
 教育の方が、身近な点は、しいて挙げれば、まず、みな、教育については評論できるって点でしょうか。
 二つ目に、学校の先生たちの方が、病院の先生たちよりは、自分たちのレベルに近い、というか、自分たちよりも下のレベル、みたいな面はあるかな、と思います。
 ですから、学校よりも、病院・医院の方が、一般の方々にとっては身近だと思います。

 話題になるかどうか、は、要するに人柱が立つかどうか。何人の人が死ぬかです。マスコミっていうのは。地震だって、都会で起こればたくさん死ぬ、話題になる。長い期間、話題になる。たくさん死なないと、すぐに話題から消える。
 ちょうど、安倍政権ができるころに自殺が続いたことと、それと、ちょうど安倍政権ができるころに、国家の品格が売れたってことだと思います。教育に話題がいきやすい原因は。
 それと、「美しい日本」についても、「国家の品格」の出版のおかげだし、その後の教育論争だってそう。教育再生会議の動向なんて、現場では全然期待してないです。ただ、この動向によって、良くも悪くも現場や文科省等の方針が影響を受けることには目を向けておく必要があるとは思っています。
 医療・福祉・教育分野のやせてる国って、ちっとも幸せでないですよね。これで、美しい国になるのでしょうか。ただ、安倍さんのおかげで「美しい(ものにしか目を向けない)日本」は着実にできつつあるとは思いますが。
 
pafy[URL] 2007/04/21(土) 23:35 [EDIT]
幸せな国は……
pafy様

 教育関係者の方のご意見、重みがありますね。

>医療・福祉・教育分野のやせてる国って、ちっとも幸せで
>ないですよね。これで、美しい国になるのでしょうか

 そうですよね。
 江戸時代には世界的に見て「教育」「福祉」「医療」が充実している(当時の「識字率」「寺子屋等の数」「救貧精度の充実度」「医師の人口比の数」等は世界全体で見ても相当優れていたそうです)国であったのが、「経済大国」になってからは世界全体を見渡してみると「劣っている」部類に入ってしまうというのは、悲しいことですよね。「美しい国」の定義、改めて見直した方がいいのではないかと思います。
Lich[URL] 2007/04/21(土) 23:54 [EDIT]
>pafyさん
教育に関しては、おっしゃる通りですね。

>「美しい(ものにしか目を向けない)日本」
って、非常に良い例えですね、ホントその通りですよ。

Dr. I[URL] 2007/04/22(日) 15:54 [EDIT]
>Lichさん
経済大国っていうのは、一部の人間が大金を持ってる。
っていうだけですからね。
ほとんどの人間には関係ないですからねー。

悲しいですね。
Dr. I[URL] 2007/04/22(日) 15:55 [EDIT]
豊かな国は……
Dr.I様

>経済大国っていうのは、一部の人間が大金を持ってる。
>っていうだけですからね。
>ほとんどの人間には関係ないですからねー。

 日本は、「社会主義国」と揶揄されながらも「格差」を解消してきたんっすが、政策が変わって、それもおじゃんっすからねぇ(嘆息)

>悲しいですね。

 本当ですね(;;)
Lich[URL] 2007/04/22(日) 20:58 [EDIT]
>Lichさん
本当に残念です。
Dr. I[URL] 2007/04/22(日) 23:17 [EDIT]

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