現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
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加古川、心筋梗塞事件。衝撃の事実
「加古川、心筋梗塞事件」
「加古川、心筋梗塞事件2」の続きです。
まだ読んでいない人は、こちらを先に読んでね!

最初の記事のコメント欄に、
ある内部関係者の方から事件当日の話が届いて。
あまりに酷い話だったので、それが、
ネット上でいろいろ紹介されたようです。

非常に真実味のある話だと思ったので、
その方とコンタクトを取って、
更に詳しい話を聞くことができましたので。
今回は、その話を紹介させて頂きます。


まずは、前の記事までの復習。

ある日曜日に、患者が歩いて来たんです。
で、いろいろ検査して、心筋梗塞だろう、と判断した。
その病院では、最新のカテーテル治療
(経皮的冠動脈再建術:PCI)
ができないので。
それができる専門の病院に搬送しようと思ったのですが。
それまでに、70分の時間がかかって、
残念ながら、患者は亡くなってしまったんです。

それで、患者が医療裁判を起こした。
で、神戸地裁では、70分搬送が遅れて、
それで亡くなったのだから、医療ミスだ

って事で、医師側が敗訴した、という事件です。


70分搬送が遅れた、って裁判官は言っていますが。
その70分の間に、医師がどんな事をしていたか。
そのどこに過失があったのか。
これを読んで、皆さんで考えてみて欲しいです。



まず、電話で「胸が苦しく気分が悪い」というような
内容の訴えと受診依頼があり、すぐに受けた。
何回か加古川市民病院の受診歴はあるものの、
定期通院をしている方ではなかった。
確か64歳の男性。

奥さんと一緒に歩いて来院され、
診察室に入ったのは昼の12時過ぎ。
二次救急の日ではなかった。
小児の患者さんは数人おられ、
小児科医師が対応していた。

たまたまアルバイトで来ていた内科医師
(前回の記事で、循環器ではない医師って書きましたが、
循環器内科医だと思われます。すいません)は、
すぐに患者さんをベッドに寝かせ
アナムネ(患者の症状とかの話)を聴取しつつ
心電図をとり、モニターを付け、採血をした。
ただちに心筋梗塞を疑っての処置です。

採血にはトロポニンTも含まれており、
その陽性と心電図でAMI(急性心筋梗塞)と診断した。
トロポニンTが出てすぐ。
時間は「12時40分位かなぁ・・」
と、言っていましたがはっきりしていません。

診断後すぐにミリスロールとリドカイン開始(点滴治療)。
すぐ家族にカテ(カテーテル治療、経皮的冠動脈再建術:PCI)
のできる施設に転送の必要ありと
ムンテラ(患者、患者の家族への説明)をし、
すぐ転送先を探す電話をし始めた。
本当に診断後、即、だそうです。

まず神鋼加古川に電話。
しかし、神鋼の当直医師も循環器医師
連絡して確認しないといけません。
一旦電話を切ってその返事待ちです。
結果は受け入れ出来ない、との事。

その後同じ事を繰り返しました。
一件につき10分~15分はかかります。

高砂市民病院、姫路循環器病センター、
三木市民病院、神戸大学病院にあたりましたが全てダメ。

結局、高砂市民病院(神鋼加古川?記憶があいまい)
に転院する事になったそうです。

搬送先が決まり、救急車を要請。
救急隊がストレッチャーに乗せようとした瞬間。
おそらく報道の14時30分「容態悪化」
の事だと思いますが全身性の痙攀がおきた。
その後、心マ(心臓マッサージ)、
挿管(気管内挿管)を行っていますが
全く無理な状態だったそうです。

容態悪化の14時半から死亡確認の15時半までは
蘇生治療をしていたと思われます。

小児科の看護師さんも含め、麻酔科の医師
皆総出で頑張ったけれど、もう痙攀の時点で
ほぼ頓死に近かっただろう、との事。



という事です。
医学用語があったので、( )で私が補足をしていますが、
いただいた原文ほぼそのままです。

トロポニンTっていうのは、心筋梗塞になった時に
上がる酵素の一種です。
トロポニンTの採血は、簡易キットっていうのがあって。
普通の採血だと、結果が出るのに30分~1時間位
時間がかかるんですけど。
このキットを使えば、陽性か、陰性か
ってのが15分位でわかります。

診断精度は、教科書的には90%近いんですが。
擬陽性(本当は陽性じゃないのに、陽性になること)
も結構あるので、実際は80%位ではないでしょうか。


ここからわかる事は。
当直医の診断、処置は非常に早く、
そして、処置そのものものも適切であった。


そして、最も大事な事。

70分って時間のほとんどは、
他の病院に搬送先を決めるために
電話をかけたり、待っていたりした時間。


って事です。

新聞記事では、

>担当医師は同0時40分ごろ、急性心筋梗塞
診断して点滴を始めたが、症状が変わらないため、
同1時50分ごろ、効果があるとされる
経皮的冠動脈再建術(PCI)が可能な
同県高砂市の病院への転送を要請した。



って書いていますけど。
実際は、「点滴をして症状が変わらない為」、
ではなく、診断した「直後」に搬送しようとして
いろんな病院に電話をした。

しかし、いろんな病院に電話したけど。
受け入れることが難しい、って事で
最終的に70分の時間がかかった。

という事が真相です。

搬送先にいろいろ電話をして。
全部断られて、一巡してもう一度、高砂市民病院
(神鋼加古川?)
2回目搬送要請の電話をしたのが、
13:50という事です。

そして多分一旦電話を切るか保留されて返事待ちでしょう。
ようやくOKが出たらそれから救急隊を呼びます。
この時点で少なくとも14時は回っているでしょう。
救急隊が14時15分に着いたとして、
ストレッチャーに乗せる14時半頃から痙攣、頓死

真実はそういう事ですよ、おそらく。


他の病院に断られて、結果的に時間がかかっても、
それは、全部現場で働いている医師の責任。


そういう事ですか、この判決。

全く納得がいきません。
どこに過失があるか、この裁判長には
きちんと説明して欲しいですね。


残念ながら、家族にどんな説明をして
何時何分にどこに転送要請をした。
という医師(看護師)のカルテ記載が
全くなかった
ようですので。
それで、裁判で負けた、って事なんだと思います。

あえて言えば、この医師過失は、
カルテに記載をしなかった事」、という所でしょうか。

緊急で何よりも患者を搬送する事を優先して、
カルテの記載がなかった。


そしたら、処置そのものは適切でも、
結果が悪かったら訴えられて、
負ける世の中になってしまいましたね。

残念です。


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この記事へのコメント
Feasibility ?
えー、これ以上どうせーっちゅーのちゃー…アプッ。ちゃんとやる事やってテキパキ電話もして、患者さんを想うあまり時間短縮の為にカルテ記載はしょったのでしょうにクスン(/_・、)
アメリカではThe American Heart AssociationとThe American College of Cardiologyによるキャンペーンで、心筋梗塞の場合の救急と専門医の連携のシステムが確立されつつあり、連携先への要請は医師個人ではなく病院がするらしいですが訴訟対策にも万全な気がしますよね。90分以内にPCI出来るみたいです。
裁判て実行可能性を考えたりしないのかちら…。これ以上うまいこと出来るわけないやろー!
エビ[URL] 2007/04/24(火) 23:38 [EDIT]
初めまして。
以前、妊婦さんが急なお産で、病院たらいまわしされて亡くなった事件がありましたね。
現在の救急医療体制の不備は、行政側に責任があるのでしょう。自分も、昔、追突事故で赤ん坊を救急外来に連れていって、担当してくれた医者の対応に腹をたてた経験がありますが、医者ばかり責めても解決しない問題だということがわかります。
ドラマ「ER]をみているので、救急医療はアメリカのほうがすぐれているのかな、と漠然と思ってます。
hara-takashi[URL] 2007/04/24(火) 23:52 [EDIT]
奈良事件に似ています
こんばんは
Dr.I先生

LMnet経由で最初にみせていただきました。また、コメント、トラックバックありがとうございました。

由々しき事態です!もしコレが真実ならば、奈良事件の二の舞ですね...。奈良事件は起訴されなかったけれど、本件は起訴されてなおかつ敗訴した。ということでしょう。医療者として本当に許せない事件である。と思います。

続報を待ちます。
いなか小児科医[URL] 2007/04/25(水) 00:02 [EDIT]
>エビさん
アメリカは、医師以外のスタッフの数も多いですからね。
アメリカでPCIできる施設は少ないですから。
厳密に言うと、点滴の薬を使って、血栓を溶かす治療だと思いますよ。
Dr. I[URL] 2007/04/25(水) 00:27 [EDIT]
>hara-takashiさん
はじめまして。
あえて犯人探しをするなら、医師が不足してる、ってわかっているのに、決してそれを認めない行政って事になるんでしょうかね。

でも、この方の場合は、単に病気って事だと思いますよ。
アメリカのERは、金持ちは行きませんし。
普通の病院なら、何百万円も金かかりますから。
アメリカの方が上、って事もないような気がしますね、正直。
Dr. I[URL] 2007/04/25(水) 00:29 [EDIT]
>いなか小児科医先生
そうなんですよ。
奈良の事件に、そっくりなんですよ。

なんとか力になりたいので。
もう少し、アプローチしてみますね。
Dr. I[URL] 2007/04/25(水) 00:30 [EDIT]
責任追及の方法が……
Dr.I様

 やはり、今回の事件、「責任の過剰な追及」のようですね。

>他の病院に断られて、結果的に時間がかかっても、
>それは、全部現場で働いている医師の責任。

 というのでは、やはり「救急医療や日曜診療はやらないほうが得」ということになりますよね。
 裁判官には「正確な知識」に基づいた「公平な裁判」を求めたい……ところですが、「知識不足を補う手段がない」のでしょうか……そのあたり、早急な体制整備を行うと共に、「現実に対処しうる」法の整備も課題になってきますね。

エビ様

>裁判て実行可能性を考えたりしないのかちら…。これ以
>上うまいこと出来るわけないやろー!

 まあ、裁判所では「対処できる可能性」よりも「法的整合性」重視ですからね(苦笑)(まあ、「可能性を無視している」わけでもないようですが……)



hara-takashi様

>現在の救急医療体制の不備は、行政側に責任がある
>のでしょう。自分も、昔、追突事故で赤ん坊を救急外
>来に連れていって、担当してくれた医者の対応に腹をた
>てた経験がありますが、医者ばかり責めても解決しない
>問題だということがわかります。

 本当にそうですね。
 もはや、「現場に責任を押し付ける」ことでは対処できないレベルに達していることを、厚生労働省は認識して欲しいですよね。

>ドラマ「ER]をみているので、救急医療はアメリカのほう
>がすぐれているのかな、と漠然と思ってます。

 技術的・体制的にはそうですが、しかしアメリカでは「支払い能力がない患者はそもそも救ってもらえない」ですから、そのあたりは微妙ですが(日本では「支払い能力がない」ことを理由に診療拒否をすることが法律で禁止されています)。

いなか小児科医様

>由々しき事態です!もしコレが真実ならば、奈良事件
>の二の舞ですね...。奈良事件は起訴されなかったけれ
>ど、本件は起訴されてなおかつ敗訴した。ということでしょ
>う。医療者として本当に許せない事件である。と思いま
>す。

 今の「医師に責任を押し付ける」裁判のあり方が続く限り、この先もこうした判決は続くでしょう。厚生労働省も「現場の実態に即した」法案提出を進めて欲しいものですが、
今の「無責任体制」では難しいでしょうか(嘆息)
Lich[URL] 2007/04/25(水) 00:36 [EDIT]
情報ありがとうございます
 どうして無駄に時間を使っているわけがないと分かって貰えないのでしょうか。医者というのは、患者が死のうが生きようが関係ないと考えていると思われているようですね。

 拙ブログでも紹介させて頂きました。また、トラックバックさせて頂きました。
bamboo[URL] 2007/04/25(水) 09:49 [EDIT]
裁判所の事実認定は?
初めてコメントします。内科勤務医です。

大変興味深く読ませていただきました。
「診断から転送まで」の実情はたぶん書かれている通りだと思うのですが、以下のことが知りたく思います。
もし、判決本文お持ちでしたら(関係者の方から手にはいるのでしたら)、またご教示のほどよろしくお願いします。
1 原告の事実認識および主張 「上記のような事情とわかってそれでもいけない」と主張しているのか それとも、「上記のような転送に向けての措置はとられていない、とったというのは虚偽の主張」だと言っているのか
2 裁判所の事実認定 「上記のような事情を事実と認定し、それでもこれは過失だ」と裁判所が認定したのか それとも「カルテ記載がないことなどを理由に、上記のような転送対策をとったという主張を認めない、何もしていなかったと事実認定した、よって過失ありと判断した」と判決は言っているのでしょうか。

後つまらぬ事ですが、いなか小児科医様、この裁判は「民事」ですので、起訴は関係ないと思います。
falcon171[URL] 2007/04/25(水) 10:26 [EDIT]
医療訴訟で。。。
お早うございます
日本では東京23区でも、ほんとうの意味の『ER』の数はごくわずかですよね・・・たしか
後は、救急指定病院だったと思います。
指定病院のレベルはマチマチ
つまり、かなりお粗末な現状。。。
***
今の日本の医療訴訟って、何のためにあるのでしょか。
もちろん、どの業界でもとんでもない奴はいるわけで、
そういう人間(病院・医療機器企業)がおこした医療事故は、しっかりと刑事・賠償責任を求める必要があると思います。
でも、そ言う分類に入れられないものは、刑事罰をかしても意味はないと思います。
民事の賠償は、適切な保険で対応するしかないでしょう。
(日本の医師は、どれくらい補償額の保険に加入しているでしょうか。。。って、もちろんありますよね?)
100%完璧ミスのない人間なんていないのですから。。。
ミスが起こる時は、何かの歯車が狂う時。
その狂いを知る事が一番のはずすよね
。。。でなければ、現場は何も変わらない、患者に何のメリットも無い。
改善も進歩も無い。。。悲涙
haremi[URL] 2007/04/25(水) 10:29 [EDIT]
裁判所は……
bamboo様

>どうして無駄に時間を使っているわけがないと分かって貰
>えないのでしょうか。医者というのは、患者が死のうが生
>きようが関係ないと考えていると思われているようです
>ね。

 どちらかというと、裁判所は、全ての医師がテレビドラマに出てくるような「奇跡を起こす」存在であることを「前提」にして判決を下しているのだと思います。いかにも「法律は知っているけど世間は知らない」裁判官らしいといえばそれまでですが……。

haremi様

>今の日本の医療訴訟って、何のためにあるのでしょか。

 基本的に江戸時代の「お白洲」と同じで、「神のごとき裁判官」が「正義の鉄槌を下す」場所になっているんでしょうね。そういう「大岡越前シンドローム」をなくさないと、それこそおっしゃるとおり、「現場は何も変わらない、患者に何のメリットも無い。改善も進歩も無い」訳なのですが……「それは裁判所の仕事ではない」といわれそうですね(嘆息)
Lich[URL] 2007/04/25(水) 10:42 [EDIT]
非常に興味深い話ではありますが、実に怖いですね。
うちの病院の周りの医療圏も循環器の救急が弱い地域なので、この患者さんが見えた時のことを考えるとゾっとするばかりです。。

しかし受け入れ依頼病院。。PCIを売りにしている名だたる病院名もあるのにねぇ。
ちょっとガッカリです。
のりくろ。[URL] 2007/04/25(水) 11:51 [EDIT]
行政側もだけど、この方のご家族はどう思っているんだろう。なんでそこまでして対応した医師に対して、そんなことができるのでしょうか。
K[URL] 2007/04/25(水) 15:20 [EDIT]
それは……
のりくろ。様

>非常に興味深い話ではありますが、実に怖いですね。
>うちの病院の周りの医療圏も循環器の救急が弱い地
>域なので、この患者さんが見えた時のことを考えるとゾっ
>とするばかりです。。

 まず確実に「リスクが大きいから受け入れ拒否する」病院だらけになりそうですね。困ったものです……ではすまない恐怖ですね(大汗)。

>しかし受け入れ依頼病院。。PCIを売りにしている名だ
>たる病院名もあるのにねぇ。
>ちょっとガッカリです。

 結局、どこの病院も「受け入れ態勢を維持するコスト」に耐え切れなくなっているのでしょうね。こうしたコスト、誰が負担するべきなのか議論が必要ですね。

K様>

>行政側もだけど、この方のご家族はどう思っているんだろ
>う。なんでそこまでして対応した医師に対して、そんなこと
>ができるのでしょうか。

 結局、「医療不信」が下敷きになって「家族を失った悲しみ」を「医師が悪かったんだ!」という「納得できる原因」を作ることで癒したかったのでしょう。それプラス、「こんな医師は許しておけない!」という「見当違いの正義感」もあったのでしょうが。
 こうした事例に対し、裁判所が「適切な判断」を下せない現状には、暗澹たる気分になりますね。
Lich[URL] 2007/04/25(水) 19:21 [EDIT]
これは…
ほんとうに、ひどい話ですね。
こんなことが続くと、リスクのある患者を受け入れる病院や医師は存続(存在)できなくなってしまうじゃないですか。
患者さんのご家族の気持ちも理解できますが、少し時間が経って落ち着いて考えたら、医師たちができることは一生懸命にすべてやってくれていたことがわかってもよさそうなのに…と思ってしまいます。
裁判所の判断は、なぜこのようなものになってしまうのでしょうか。残念です。
syakuyaku[URL] 2007/04/25(水) 20:58 [EDIT]
>Lichさん
残念ですけど、リスクを避けるために、救急患者は診ないって方法しかないんでしょうかねー。
Dr. I[URL] 2007/04/25(水) 21:33 [EDIT]
>bamboo先生
裁判官も医者は悪者って思っているんでしょうかねー。
この裁判官は、悪名高い人みたいだから。
きっと個人的に、医者に恨みか何かあるんじゃないですかね。
Dr. I[URL] 2007/04/25(水) 21:35 [EDIT]
本当ですね
syakuyaku様

>ほんとうに、ひどい話ですね。
>こんなことが続くと、リスクのある患者を受け入れる病院
>や医師は存続(存在)できなくなってしまうじゃないです
>か。

 本当にそうですね。このまま「理不尽な判決」が続くと、医師が過度に「リスク回避的」になり、「ぎりぎりの医療」が失われてしまいますよね。そのあたり、どうなのでしょうか。

>患者さんのご家族の気持ちも理解できますが、少し時
>間が経って落ち着いて考えたら、医師たちができることは
>一生懸命にすべてやってくれていたことがわかってもよさそ>うなのに…と思ってしまいます。

 一度不信を持ってしまうと、「味噌もクソも一緒に」思えてしまうのだと思います。事実、「とんでもない医師」が居るのも事実なのですが、そうした「一部の不心得者」のせいで多くの「良心的医師」が迷惑を蒙る(経済学で言うところの「悪貨は良貨を駆逐する」とか「レモン市場」とか言われる「情報の非対称性の問題」ですね)のは避けなければいけないのですが……「情報化社会」といわれながら「本当に必要な情報が不足している」現状では、難しいでしょうか。

>裁判所の判断は、なぜこのようなものになってしまうので
>しょうか。残念です。

 結局、日本の「悪しき完ぺき主義」が災いしているのでしょう。さらに言うと、大企業の行為であるならば「叩けばしっぺ返しがくる」わけですが、圧力団体がない(日本医師会は圧力団体とは言いがたいですよね)一個人である医師は「叩いても痛くもかゆくもない」のも原因かも知れません(これは、マスコミも同様だと思います。
 行政を監視する最後の砦である司法がこの体たらくでは、全くもって「お先真っ暗」ですよね(嘆息)。
Lich[URL] 2007/04/25(水) 21:36 [EDIT]
>falcon171先生
はじめまして。
残念ながら、判決文は持っていないんですよ、私。
新聞記事と、内部の関係者の情報のみなので。
偏った情報なのかもしれませんけどね。
でも、行った事に関しては、おそらく当たっていると思います。

事実認定は、どうなんでしょうかねー。
私も知りたい所ですね。

Dr. I[URL] 2007/04/25(水) 21:38 [EDIT]
>haremiさん
ほんとに、何のために医療訴訟ってあるんでしょうかねー。
アメリカでは、こういう事件は訴訟にすらならないんですよね。

医者の保険ってありますよ。
多分、ほとんどの医者が入っているとは思いますが。
でも、それに入ってるからって、お金は一応保証されますが。
マスコミには犯罪者扱いされますし。
刑事事件で逮捕される事もありますからね。
今の世の中。
Dr. I[URL] 2007/04/25(水) 21:42 [EDIT]
>のりくろ。さん
やっぱ、有名な病院もあるんですねー。
日曜日だからといって、そういう病院でも断るのは、やっぱがっかりですよね。

ホントに怖い世の中になってしまいました。
Dr. I[URL] 2007/04/25(水) 21:44 [EDIT]
>Kさん
一緒に来た妻は、全然訴訟って感じじゃなかったから。
訴えられた、って聞いて驚いたそうですよ。
きっと遠い家族とかなんじゃないですかねー。
わかんないですけど。
Dr. I[URL] 2007/04/25(水) 21:46 [EDIT]
>syakuyakuさん
本当に酷い話ですよ。
リスクをなくすには、患者を診ない。
こうなってしまうんですかねー、結局。

家族っていっても、おそらく遠い家族だと思いますよ。
裁判官は、悪名高き裁判官で。
何考えてるか、わかりません。
Dr. I[URL] 2007/04/25(水) 21:49 [EDIT]
う~ん……
Dr.I様

>残念ですけど、リスクを避けるために、救急患者は診な
>いって方法しかないんでしょうかねー。

 現状が続くか限りは、それしか仕方がないと思います。それで「医者が命を見捨てるのか!」といわれたとしても、「我々にはどうしようもありません」と言うしかないでしょうね(嘆息)。

>ほんとに、何のために医療訴訟ってあるんでしょうかね
>ー。
>アメリカでは、こういう事件は訴訟にすらならないんですよ
>ね。

 そうっすよねぇ、アメリカでは「刑事責任は明白な過誤か重大な過失が無い限り問わない」こと徹底してるっすからねぇ。ただし「ごろつきみたいな弁護士」がめったやたらと噛み付いてくることは日本に比べて多い(医療訴訟の数自体が日本の数倍~数十倍ありますからね)みたいですが(苦笑)

>医者の保険ってありますよ。
>多分、ほとんどの医者が入っているとは思いますが。

 日本はアメリカに比べて「訴訟件数も賠償額も小さい」ですから、保険料はアメリカより安いらしいですが、それにしても「お金の心配が無い」だけではどうにもならないですよね。なにせ、

>でも、それに入ってるからって、お金は一応保証されます>が。
>マスコミには犯罪者扱いされますし。
>刑事事件で逮捕される事もありますからね。
>今の世の中。

 といった、「アメリカでは考えられない『社会的リスク』」がはなはだ大きいですからねぇ。それこそ「社会的信用」が「ゼロになる」どころか「マイナスになる」くらいですからね(嘆息)。

>やっぱ、有名な病院もあるんですねー。
>日曜日だからといって、そういう病院でも断るのは、やっぱ
>がっかりですよね。

>ホントに怖い世の中になってしまいました。

 結局、「過剰な要求を突きつる」一方で「価格を無理矢理低く抑える」ことをすれば「コストとリスクが過大になりすぎて供給がなくなる」という「市場経済の常識」がごく普通に成立してるだけなのが悲しいですよね(嘆息)

>本当に酷い話ですよ。
>リスクをなくすには、患者を診ない。
>こうなってしまうんですかねー、結局。

 政府が「市場原理主義」に基づいた「合理性」を追求する一方で「コストやリスクに見合わない報酬しか渡さない」ことをしているのですから、こうならない方がむしろ不思議だと思います(嘆息)。

>家族っていっても、おそらく遠い家族だと思いますよ。

 これは、判決文の原告を確認するしかないですから、憶測は控えられたほうがよろしいかと。

>裁判官は、悪名高き裁判官で。
>何考えてるか、わかりません。

 う~ん、「トンデモ裁判官」なんですね~、どうにもならないですね(嘆息)
Lich[URL] 2007/04/25(水) 22:55 [EDIT]
ひどい裁判ですね
訴えるべきは、
システムをうまく確立できない、
そのように誘導できない、
医療にお金を出さない
無能な行政なのでは?と思います。
脳外科見習い[URL] 2007/04/26(木) 10:13 [EDIT]
まったくひどい話ですね。まだ、当直に内科がいただけマシという気がします。私が当直だったらどうするんでしょう。すぐにECG、採血(もちろんトロポTも)、モニターつけて、ルート確保して、ミリスロール入れて、循環器内科がその病院にあればコールして、なければ、近隣のカテができる施設にあたると同じことすると思います。循環器医師と違って、ECGは国家試験に出るくらいSTがぐーんとあがっててくれない微妙なのは見逃す恐れが十分あると思いますが・・・。
アメリカは、確かに返済能力の無い人は診ませんよね。それに医師の待遇も、能力の応じてですが、給与を支払われ、夏休みなどのロングバケーションもありですよね。家庭医にでもならなければ、かなり日本の医師と比べて待遇がよいと思われます。
りん[URL] 2007/04/26(木) 12:23 [EDIT]
うわああああ・・・相変わらず、内容が濃いですね(・・,)
ichinosemoe[URL] 2007/04/26(木) 12:48 [EDIT]
>Lichさん
たしかに、憶測で物を言うべきではないんですが。
でも、近くにいた人は、納得していたんですからねー。

Dr. I[URL] 2007/04/26(木) 22:23 [EDIT]
>脳外科見習い先生
そうなんですよね。
搬送先が見つからなかったのは、国の政策による医師不足のせいですから。
Dr. I[URL] 2007/04/26(木) 22:24 [EDIT]
>りん先生
循環器内科医で、この処置で訴えられて負けていますから。
他の科の先生なら、どうなる事やら。

アメリカは専門医になれば、3000万や5000万の世界ですからね、医者の給料。
Dr. I[URL] 2007/04/26(木) 22:26 [EDIT]
>ichinosemoeさん
お久しぶりです。

ま、今回のネタは特に濃いんですけどね。
Dr. I[URL] 2007/04/26(木) 22:26 [EDIT]
困ったものですね……
脳外科見習い様

>訴えるべきは、システムをうまく確立できない、
>そのように誘導できない、医療にお金を出さない
>無能な行政なのでは?と思います。

 その通りだと思いますが、訴えても裁判所は行政の裁量権を最大限に認めますから、医師を訴えるのと比べると「勝率」の面で遺族は訴えにくいと思います(嘆息)。

りん様

>アメリカは、確かに返済能力の無い人は診ませんよね。

 そういう社会にはなってほしくない……のですが、このまま「リスクを病院側に押し付ける」制度が続くと、「手に余りそうならたらいまわしにして死なせてしまう」という例が増えそうで困りますね(嘆息)。

>それに医師の待遇も、能力の応じてですが、給与を支
>払われ、夏休みなどのロングバケーションもありですよ
>ね。家庭医にでもならなければ、かなり日本の医師と比
>べて待遇がよいと思われます。

 アメリカは、「リスクを負うものはそれにふさわしい報酬を得る」という意味で「ハイリスクハイリターン」ですが、日本は「リスクを持ってがんばる者は報われずにさらにがんばることを強要される」という「ハイリスクローリターン」社会ですからねえ。困ったものです(嘆息)。

ichinosemoe様

>うわああああ・・・相変わらず、内容が濃いですね(・・,)

 素人の私ではついていけないレベルです(大汗)

Dr.I様

>たしかに、憶測で物を言うべきではないんですが。
>でも、近くにいた人は、納得していたんですからねー。

 多分、遺族の近くに「どうしようもない事例」を「医師を叩くことで遺族感情を満足させる」ために利用する「正義の味方シンドローム」患者がいたんじゃないでしょうか。なまじ「善意の仮面」をかぶってるだけに、そういう人ほど始末に終えいんでよね(嘆息)。

>そうなんですよね。
>搬送先が見つからなかったのは、国の政策による医師不
>足のせいですから。

 その辺、国は「現場のがんばり」でなんとかできると考えているあたり、「大本営」の時代と変わらないんですよね(嘆息)。

>循環器内科医で、この処置で訴えられて負けています
>から。
>他の科の先生なら、どうなる事やら。

 それこそ、「二度と立ち直れない」状態にされると思います(嘆息)。

>アメリカは専門医になれば、3000万や5000万の世界
>ですからね、医者の給料。

 そうなんですよねぇ。そういう状況ですから、実力ある人ほど、アメリカに行きたくなりますよねぇ、普通。我が国はそのあたりどう思ってるでしょう……って、お偉いさんは金にあかせてアメリカ行くから気にしないんですかね(苦笑)。
Lich[URL] 2007/04/27(金) 20:00 [EDIT]
>Lich産
英語さえできれば、アメリカに行った方がよいかもしれませんね。
Dr. I[URL] 2007/04/28(土) 00:19 [EDIT]
えーっと・・・・・・
Dr.I様

>英語さえできれば、アメリカに行った方がよいかもしれませ
>んね。

 えーっと、医学用語って、昔はドイツ語主体だったのが今は英語主体だって聞いたことあったんで、お医者さんなら誰でも大体できるものだと思ってたんですが……やっぱ、会話能力になると別なんすかね?
Lich[URL] 2007/04/28(土) 12:31 [EDIT]
>Lichさん
今は、ほとんどの文献が英語です。
英語ができるかは、全く別問題ですねw
ちょこっと、英語の論文は読めますけど。

カルテもドイツ語で書いてる人は、60歳近い人位です。

Dr. I[URL] 2007/04/29(日) 12:07 [EDIT]
そうなんですか……
Dr.I様

>今は、ほとんどの文献が英語です。
>英語ができるかは、全く別問題ですねw
>ちょこっと、英語の論文は読めますけど。

 う、日本の「『読む』のと『会話する』のは別」という「受験英語」のあり方だと、そうなってしまうんですね(^^;)
 私も、「英語の経済学文献」は読めても「英会話は出来ない」ので、それと同じことですか(苦笑)

>カルテもドイツ語で書いてる人は、60歳近い人位です。

 やっぱりそうなんですね。
 時代は変わりますね。
Lich[URL] 2007/04/29(日) 20:44 [EDIT]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[] 2007/04/30(月) 01:06 [EDIT]
「裁判所の事実認定は」(falcon171先生)について
 来院後、直ぐに心筋梗塞と診断し、神鋼加古川、高砂市民病院、姫路循環器病センター、三木市民病院、神戸大学病院にあたりましたが全てダメ、その結果、転医が遅れたという事実経過があるのであれば、訴訟において、医師側の弁護士が上記の事実経過について、主張立証しなかったということはあり得ないと思います。
 そして、この事実経過について、主張立証がなされたのであれば、おそらく本件の最重要争点でしょうから、裁判所がこの事実経過の有無について、判断しないということもありえません。
 裁判所が上記の事実経過を認定したのであれば、(医師に対してでも)不可能を要求することは出来ませんので、その判断は、診察に当たった内科の医師の過失はないというものになったと思います。
弁護士[URL] 2007/04/30(月) 14:03 [EDIT]
弁護士さんへ
《裁判所が上記の事実経過を認定したのであれば、(医師に対してでも)不可能を要求することは出来ませんので、その判断は、診察に当たった内科の医師の過失はないというものになったと思います。》

つまり裁判所は、上記の事実認定をしなかったから、過失ありとして病院敗訴となったわけでしょうか。カルテに記載していなかったから、上記の行動はしていなかったもの、とされたということですか?
冬眠中[URL] 2007/04/30(月) 20:27 [EDIT]
冬眠中さんへ
 判決文が、まだ、裁判所のホームページにも掲載しされていないので、正確なことは分かりませんが、私は裁判所が上記事実経過を認定しなかった可能性が高いと思っています。
 但し、たとえカルテに記載がなかったとしても、市民病院という大きな組織なので電話の発信記録などはNTTから取り寄せて保管しているでしょうし(医師が個人の携帯電話で電話をしたのであれば医師が個人の発信記録を保管していたか否かが問題となりますが)、神鋼加古川病院などの受信者の記録・陳述書などを集めることにより、立証は可能だったのではないかと思います。
弁護士[URL] 2007/04/30(月) 21:15 [EDIT]
>弁護士さん、冬眠中さんへ
判決文がないと、なんとも言えないと思いますけど。
ブログの記事には書かなかったのですが。
病院側の弁護士が、カルテに記載がなかったから駄目だった。
のような事を言っていたらしいので。
おそらく、病院側は主張はしたと思うのですが、裁判所が認定しなかったという事なのだと思います。

電話の通話記録って何年間保存されるんでしょうかねー。
4年なら、まだあるんでしょうか。

ちなみに、新たなネタが入ったらブログに書こうと思ったんですが。
ちょっとここで言ってしまいますが。

転送を依頼した5つの病院に、電話してみたんですよ、私。
具体的に、どこがどう、って事は言えないんですけど。
いくつかの病院は、個人情報って事で教えて貰えなかったんですが。
いくつかは、教えて貰えたんですよ。

でも、救急外来にかけたんですが、結局看護記録、もしくは搬送以来の記録は、残念ながら残っていなくて。

Dr. I[URL] 2007/04/30(月) 22:11 [EDIT]
病院の記録も……
Dr.I様

 病院も「全ての情報を保存する」というわけにはいかないようですね。
 このままでは「記録が残っていないが故に敗訴する」ケースが多発しかねない状況ですが、何か良い解決策はないでしょうか……。
Lich[URL] 2007/04/30(月) 23:07 [EDIT]
>Lichさん
逆に、時間が経ってからわざと訴えたって戦略だったりして。
よくわかりませんが。
Dr. I[URL] 2007/05/01(火) 01:31 [EDIT]
それは……
Dr.I様

>逆に、時間が経ってからわざと訴えたって戦略だったりし
>て。
>よくわかりませんが。

 それはうがちすぎではないかと(^^;)
Lich[URL] 2007/05/01(火) 06:57 [EDIT]
判決は確定しましたでしょうか?
「弁護士」さん (あまりに一般名詞なので「」付けました)
コメントありがとうございます。おっしゃるように、誰が考えても、ここが最重要点だと思うのですが、どうして、記事はしっかり双方の主張、裁判所の認定、とわけて書いてくれないのでしょうね。

で、実は先週、ちょっと時間が出来たので、実地体験がてら、神戸地裁へ行ってまいりました。閲覧しようと、はい。
「判決番号? 訴訟番号? 判りませんが、4月10日の民事第六部の判決の閲覧お願いしたいです」
「4月10日ですか、1か月たたないと記録部?へ判決おろされませんから、まだ無いです。控訴されてませんか、最長14日の控訴期間有るので、それから1か月見て頂いた法がよいでしょう。控訴されると書類一式高裁へ行ってしまうので、(高裁または最高裁で判決確定するまで)見れません」
ダメージを隠しながら「高裁で確定すると大阪高裁に記録が保存されるんでしょうか」
「高裁で確定しても、原裁判所に記録は戻されるので、こちらです」

為になりました。法の専門家からみるとお遊戯ですが。

で、すいません、管理人様(さんでは、なんとなくめぞん一刻の管理人さんのような感じで)、もし判決確定しているならご教示お願い出来ませんでしょうか。確定しているならまた今月末でも行ってみます。
「弁護士」さん、もしよろしければ、閲覧時に、PC持ち込んでワードに入力できるか教えて頂けませんでしょうか?(コピーは許可制で関係者でないと無理と聞いたと思います。)
falcon171[URL] 2007/05/02(水) 07:23 [EDIT]
>>Lichさま
>「正義の味方シンドローム」

正義の仮面をかぶっていることに無自覚な患者(と周りの人)も多いでしょうね。自分は被害者・治せない医者は悪。私はアトピーで苦しんだことがありますが、そのときも似たような状態になっていたように思います。
何かの本で見たんですが、

 「悪意なんて無く、自分は被害者だと思っている。
  周りの人間も自分を助けてくれると考えている。
  だがそれこそが悪より悪い『最悪』と呼ばれるものだ。
  他人を不幸に巻き込んで道連れにする『真の邪悪』だ」

というセリフを思い出します。
通りすがりです。[URL] 2007/05/02(水) 09:03 [EDIT]
本当ですね
通りすがりです。
Lich[URL] 2007/05/02(水) 09:20 [EDIT]
本当ですね
通りすがりです。様

>正義の仮面をかぶっていることに無自覚な患者(と周り
>の人)も多いでしょうね。自分は被害者・治せない医者
>は悪。私はアトピーで苦しんだことがありますが、そのとき>も似たような状態になっていたように思います。

 患者・遺族の方々がそういった心理状態になるのは無理がないことなのですが、それを「社会正義」であるかのごとく主張するのはおかしいですし、ましてやそうした感情を利用して自己の主張を世間に広めようとしたり自己の金銭的利益のために先導するのは許されないと思います。

>何かの本で見たんですが、

>「悪意なんて無く、自分は被害者だと思っている。
> 周りの人間も自分を助けてくれると考えている。
>だがそれこそが悪より悪い『最悪』と呼ばれるものだ。
>他人を不幸に巻き込んで道連れにする『真の邪悪』
>だ」

 概ね同感です。
 無論、不幸な人間が「他者に助けを求める」ことも「被害を訴える」ことも間違いではなく正当な行為だと思いますが、「自分の不幸を他人のせいにする」のも「自分の不幸に他人を巻き込む」ことも許されないと思います。

Dr.I様

 上のコメント、誤投稿です(パスの設定前にエンターを押してしまいました)ので、削除お願いします。お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
Lich[URL] 2007/05/02(水) 09:27 [EDIT]
DrIさん、falcon171さんへ
 電話の発信記録の照会ですが、NTTが回答してくれるのは、照会書到着日前の3ヶ月間だったと思います。携帯電話会社への発信記録の照会は、回答を拒否されます。
 従って、NTTや携帯電話会社との契約時に、毎月の発信記録を送ってもらうように手続きをしたうえ、送られてきた発信記録を保管していなければ証拠として提出できないのですが、加古川市民病院などの大きな病院であれば、発信記録を保管しているのではないでしょか。
 患者の受け入れの要請を受けた神鋼加古川病院や高砂市民病院などは、電話の受信簿などはないのですか。高砂市民病院は最終的には患者を受け入れたわけですから、同病院の診療録には、70分前に受け入れの打診をうけたが、そのときは断ったという記述がないのでしょうか。さらに受け入れの要請をうけた各病院が経皮的冠動脈再建術を行う医師に対応可能か否かを電話で問い合わせたのであればNTTから送られてきたその発信記録などを各病院は保管していないのでしょうか。
 閲覧時に、PC持ち込んでワードに入力できるかですが、メモの一種なので、恐らく可能と思います。
 
弁護士[URL] 2007/05/02(水) 18:25 [EDIT]
閲覧時に、PC持ち込んでワードに入力できるか(補足)
PCを取り出した時点で、裁判所の書記官に「判決全部を丸写しにするようなことは困る」と言われるかも知れません。その時は「必要箇所をメモするだけだ」と答えてください。
弁護士[URL] 2007/05/02(水) 18:34 [EDIT]
「弁護士」さん どうもありがとうございます。
「必要箇所をメモするだけです」100回練習してから行きます。
厚かましくついでにお聞きしますが、判決には、鑑定書や法廷のやりとりを速記した速記録も一式記録としてついてくるのでしょうか?
デジカメでパシャはだめですよね(音出さなくとも)?
ICレコーダー持ち込んでぶつぶつお経の如く唱えるのもだめでしょうね。


後は愛機のバッテリーどこまで持つかですね、電源は貸してくれないだろうし。
falcon171[URL] 2007/05/02(水) 21:06 [EDIT]
falcon171さんへ
鑑定書や速記録(証人又は本人尋問調書)を閲覧したいときは「○○事件の判決」ということで閲覧申請をするのではなく、「○○事件の一件記録」ということで閲覧申請をして下さい。
 デジカメでパシャは「謄写だからダメだ」と言われる可能性が高いと思います。もっとも、我々弁護士は、登記所では、謄写はダメとされている登記申請書などを閲覧の一種だという理由でデジカメでパシャとしてくることは日常茶飯事なので、閲覧の一種だと言えないこともないと思うのですが。
 「ICレコーダー持ち込んでぶつぶつお経の如く唱える」については、閲覧に当たり声を出してはいけないという規定はないので、「私は声を出さないと本を読めないのだ」と言えば、大丈夫という気もしますが、「うるさい」と言われる可能性があります。
 PCの電源ですが、PCの使用が許可されれば、電源くらいは貸してくれると思います。但し、延長コードは持って行った方がいいと思います。
弁護士[URL] 2007/05/02(水) 21:57 [EDIT]
控訴されたかな?
「弁護士」さん 本当にご親切にありがとうございました。

管理人さま その後控訴されたかどうか情報入っていましたら、お教え頂けると幸いです。
falcon171[URL] 2007/05/08(火) 02:22 [EDIT]
>弁護士さん
いろいろ教えて頂いて、ありがとうございます。
Dr. I[URL] 2007/05/08(火) 19:18 [EDIT]
>falcon171さん
あ、すいません。
まだわからないんですよ。
ちょっと調べてみますね、わかるかどうかは微妙ですけど。
Dr. I[URL] 2007/05/08(火) 19:19 [EDIT]
この判決には、内科当直をするものとして、絶対に納得いきません。この裁判官を、懲戒請求しませんか。あまりにひどすぎる。
[URL] 2008/03/09(日) 00:35 [EDIT]
>falcon171さん
思いっきり遅れた返信ですが。
もうご存知だとは思いますけどね。
結局、控訴されなかったんですよ。
Dr.I[URL] 2008/03/09(日) 15:32 [EDIT]
>名無しさん
判決も納得いかないですし、裁判官もひどいと思うのですが。
どうやら、病院とか弁護士側にも、かなり問題ありそうなんですよね。
あんまり詳しいことは知らないのですけど。
Dr.I[URL] 2008/03/09(日) 15:34 [EDIT]
判決を読んで
古い話にコメントするのもなんですが、判決によれば、心筋梗塞であると診断していながら、血液検査の結果が出るまで転送先に連絡すらしていなかったということらしいですね。
真実はわかりませんが、電話すらしないというのはのんびりし過ぎなのではないでしょうか。
よく判決も読まずに雰囲気で判断するのはよくないのではないでしょうか。
プロ弁[URL] 2011/10/01(土) 02:05 [EDIT]
>プロ弁さん
たしかに、判決が出る前の記事なんで。
判決に、全てが出るわけではないとは思いますが。
私の聴いた限りでは、地域のルールとかがあるようで、それが裁判で論点になっていないのか、判決文になっていないだけなのか、という事もわからないんですけどね、残念ながら。
Dr. I[URL] 2011/10/24(月) 22:37 [EDIT]

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