「こどもの医療費無料」っていっている自治体って、
非常に多いですよね。
というか、ほとんど全部かな。
小学生未満とか、中学生までとか。
年齢は、地方自治体によって違うようですけど。
でも、この制度のせいで、
勤務医、特に小児科医は、
ものすごーく疲弊しているんですよー。
「こどもの医療費無料」っていうと、
少子化対策にもなるし。
子供のいる親にも受けが良いし。
反対する人はあんまりいないし、
手っ取り早く選挙対策にもなるから。
安易にやる都市って多いんですよ。
こどもの医療費無料化の運動ってのは、
1968年以降全国各地で起きて。
1972年に栃木県が初めて、
ゼロ歳児医療費を無料にしそうです。
その後、こどもの医療費無料化の
年齢を引き上げる自治体とかも増えて。
1999年2月に行った政府が行った調査では、
入院患者は全ての市区町村が実施していて、
通院でも2自治体を除くすべてで、
乳幼児医療費への助成が実施されていたようです。
参照:「岡村恵子のHP」
「弱者」って言葉、いろんな意味があるから。
あんまり安易に使いたくないんだけど。
「こども」って、いろんな意味で弱者だから。
こどもの医療費無料なんかは、典型的な
「弱者を守る」為の政策ですよね。
だから反対意見も少ないし、
選挙対策として住民受けも良いから。
結局、いろんな都市で実施されているんですよ。
私は、「いつでも、こどもの医療費は無料」
っていう制度には反対です。
何故なら、「無料なら、病院に来よう」
っていう人が多くなるからです。
薬屋で、薬とポカリスエットを買ったら2000円。
でも、病院に行って専門家である医者に診てもらって。
それで薬までもらっても、0円。
だったら、時間外でも、病院に来よう。
って思う親が多いのは、当たり前です。
時間外に軽症なのに病院の救急外来に来るのって、
「コンビニ救急」とかって呼ばれているのですけど。
これって、患者(こども)とか、その親が
いわゆる「モンスターペイシェント」だから起こる、
っていうよりは、「こどもの医療費無料」
っていう制度がおかしいから起こっているのですよ。
もちろん、大人の場合と一緒で「不安だから」、
っていう原因も大きいですけどね。
こどもの場合でも。
無料じゃなくても、日本の医療費っていうのは、
世界の国々と比べるとめちゃくちゃ安いですから。
不安だ、ってだけで時間外に病院に来る
患者が多いのは、子供も大人も一緒です。
その結果、小児科医は疲弊して、
小児科が崩壊しかけていますから。
だったら、「こどもの医療費無料」っていう、
制度を変えれば良いと思います。
こう言うと必ず
「弱者切り捨てだ」
って言う人が出るんですよね。
でも、私が言っているのは
「こどもの医療費は、いつでもどこでも無料」
っていう制度がおかしい。
って言っているだけですからね。
そこは勘違いしないで下さいよ。
こどもの医療費無料って、
全部まとめて言っていますけど。
もう少し細かく分けると。
1,入院しているこどもの医療費。
2,持病があって、定期的に通院しているこどもの医療費。
3,持病はなく、風邪をひいたとかで、
病院の受付時間内に来るこどもの医療費。
4,持病はなく、風邪などで、
時間外に病院に来るこどもの医療費。
おおざっぱに、この4つに分けられると思います。
それぞれに関して、見ていきましょうか。
1,入院しているこどもの医療費。
これに関しては、無料で良いと思いますよ、私は。
それは、あんまり異論がないのではないでしょうか。
2,持病があって、定期的に通院しているこどもの医療費。
これも無料で良いと思いますね、個人的には。
じゃあ、今までと同じじゃないか、
って思うかもしれませんが。
ここからが違います。
3,持病はなく、風邪をひいたとかで、
病院の受付時間内に来るこどもの医療費。
これ、普通にお金取って良いんじゃないですかね。
まあ、少し割り引きしても良いと思いますけど。
いろいろあると、話がややこしくなるので。
持病なしで、時間内に来るこどもは通常料金、
って事にします。
4,持病はなく、風邪などで、
時間外に病院に来るこどもの医療費。
医療崩壊が最も進んでいる科は、
産科、小児科、救急ですけど。
時間外に病院に来るこどもが多い、っていうのが
小児科医が減って、小児科が崩壊している
一番の原因です。
これは、「こどもの医療費無料」っていう制度が
大きく関係していますから。
変えた方が良いと、私は思っています。
時間外に来る患者の半分くらいは、「こども」です。
小児科医が1人の病院とか、病院にもよるのですけどね。
夜に子供が来たら、当直医がまずは診て。
それで、当直医では対処できない、
って判断した時に、はじめて小児科医の先生を呼ぶ。
っていう病院もあるんですけど。
子供が来たら、夜中だろうが明け方だろうが、
最初から小児科医を呼ぶ。
っていう病院も、結構多いんですよ。
時間外に来る患者の半分くらいが子供ですから。
こういう病院だと、子供が来るたびに、
小児科医が毎回病院に呼ばれちゃいますので。
小児科の先生は非常に大変です。
病院っていうのは、基本的には
土日、祝日は休み(土曜は半日の所もある)で。
平日も9時~5時までしかやってないんですけど。
でも、患者っていうのは、
病院がやっていないときにも病気になることもあるので。
そういう時の為に、その科毎に「当番、待機」
の医師っていうのを決めておきます。
で、時間外に患者が来て、専門的な判断が必要だ、
って当直医とか、他の先生が判断したら。
その科に関する事だったら、ますはその科の当番、待機
の医師が呼ばれるようなシステムになっています。
そうじゃないと、やってられないですよね。
だいたい、どこの病院でも下っ端と偉い先生がいるけど。
当番が決まっていなかったら、いっつも呼びやすい
若い先生とかが呼ばれちゃいますからね、たいてい。
毎日のように病院から呼ばれまくってたら、
その先生、体が持ちませんよね。
医者だって、人間なんだから。
例えば、
小児科医3人の病院の場合。
小児科はA先生、B先生、C先生という
3人の先生がいる時。
3月の当番表の例)
3/1 2 3 4 5 6 7 8 9
土 日 月 火 水 木 金 土 日
A A B B C C B B B
こんな感じでしょうかね。
3/1の週末はA先生が当番。
で、3/8の週末はB先生、みたいな。
平日は、交互とかでも良いんだけど。
週末、金、土、日とかは、
同じ先生がやる場合が多いでしょうかね。
当番とか、待機っていうのは。
「今週は俺、待機じゃないから、
少し遠くに行ってくるから、週末よろしく。」
みたいな感じで、月に一回か二回とか、
休みをもらえる事が多いのですけど。
重症患者がいたら、どっかに旅行に行くとか、
そういうのは難しいですから。
実際には、なかなか休みは取れません。
もちろん、自分が当番、待機の時には
いつ病院に呼ばれるかわからないので。
病院の近くで待機していなければいけません。
そいで、本題に戻って。
時間外に病院にかかる、こどもの医療費について。
ですけど。
私は普通に料金を払うべきだと思います。
というか、「時間外重症患者割引制度」のように、
重症患者以外は、加算した料金を払えば良いと思います。
時間外に大量に、軽症のこどもが押し寄せてきて。
もう小児科医は疲弊して、小児科は崩壊寸前ですから。
小児科を崩壊させないためには、
軽症の患者(こども)が時間外に来るのを、
制限する必要があると思います。
ただ、普通の料金を取るだけでは、
時間外の患者の数を減らす事は難しいと思いますので。
だったらむしろ、今は医療費無料の子供からも、大人と同じ。
正規の料金+できれば時間外加算料金
も取って、時間外に病院に来る患者(こども)を
減らすべきだと思います。
仮にこの制度を
「入院、通院しているこどもの医療費無料制度」
としますか。
この制度に関しては、重症患者は料金が割り引かれるし。
入院したら、こどもは医療費無料になるんですから。
「弱者切り捨て」、って事にはならないと思います。
そもそも、軽症なら次の日に来れば、
時間外加算料金は取られないわけですからね。
「入院、通院しているこどもの医療費無料制度」
が導入されると。
現在は、全てのこどもの医療費無料だけど、
入院しているこども
+持病があって通院しているこどもの医療費は
無料のままだけど。
時間内に風邪とかで受診するこどもの医療費と、
時間外に風邪とかで受診するこどもの医療費。
が、余るって事になりますよね。
そしたら、余った分は、こどものいる家庭に、均等に分配
すれば良いと思いますよ。
例えば、
こども1万人の都市。
こどもの医療費を無料にしている為に、
予算を10億円使っているとします。
その内訳は、
入院したこどもの医療費 6億円
持病で通院しているこどもの医療費 2億円
時間内に風邪等で、病院に来るこどもの医療費 1億円
時間外に風邪等で、病院に来るこどもの医療費 1億円
だとします。
「入院、通院しているこどもの医療費無料制度」の場合。
その都市の予算を見ると、
入院したこどもの医療費 6億円
持病で通院しているこどもの医療費 2億円
これは、そのままです。
で、
時間内に風邪等で、病院に来るこどもの医療費 1億円
時間外に風邪等で、病院に来るこどもの医療費 1億円
これはゼロになるわけですから。
2億円の財源が余る訳ですよ。
この2億円は、借金の返済に使うとか。
どっかの無駄な道路を造るとか。
そういうのではなく。
こどものいる家庭で分けます。
その都市には子供が1万人いるんですから。
2億円を1万人で分けると、
1人当たり2万円になります。
子供が3人いる家族なら、6万円入る。
って事になりますよね、この制度。
しかも、新たな財源はゼロ。
少子化対策としても、良いんじゃないですか。
この政策。
軽症なのに、無料だと思って時間外なのに、
何回も平気で病院に来て、小児科医を疲弊させる
親にばっかり、お金をあげて。
そいで、まじめに小児科医や病院の事まで考えて、
次の日まで待って病院に来るとか。
病院にかからないで、売薬で済ませている親には、
お金を補助しない。
そっちの今の制度の方が、むしろおかしい
と思いますよ、私は。
こども1人につき2万円をあげて。
そのお金で、美味しい物を食べて病気を予防するとか。
そのお金を習い事に使うでも、ゲームを買ってあげるでも、
何に使っても良いと思いますよ。
心配だったら、時間外に時間外加算料金を払って、
病院にかかる、っていう選択肢を取る人も
いるかもしれませんね。
お勧めはしませんけど。
「全てのこどもの医療費無料制度」だと、
無駄にたくさん病院にかかっている人にばっかり、
お金を補助する形になって、逆に不公平なんだけど。
「入院、通院しているこどもの医療費無料制度」では、
重症患者は無料のまま。
軽症患者に関しては、自己負担をしてもらって、
その分は、みんなで分けましょう。
っていう政策ですからね。
むしろ、公平のような気がするんですが。
そしたら、時間外に軽症で病院に来る子供も減って、
小児科医の疲弊も軽減するし。
その結果、小児科を崩壊から救えるかもしれないし。
子供を病気にさせない親は、お金も入るし。
政治家は、少子化対策としても票になるし。
良いことばっかりの様な気がするんですけどねー。
どうして、誰もこういう制度を作らないのでしょうか。
もっとも、これは各地方自治体ではなく、
国がやるべき制度だと思いますけどね、ホントは。
あ、一応、元々持病があって、
それが悪くなって時間外に病院にかかった子供の場合。
とりあえずは、いったん時間外加算も含め、
お金を払って貰って。
定期的に通院しているのですから。
前回は、時間外に持病が悪化したって事であれば、
その時にお金を返す。
っていう形で良いのではないか、って思っています。
それなら、実質無料だし。
時間外に来た時に、持病の悪化かどうかによって、
自己負担額が変わるとかっていう、
余計な手間なんかもかからないしね。
医者のホンネが知りたい人は、こちらから!
→ 『医者のホンネが丸わかり!(改)』
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非常に多いですよね。
というか、ほとんど全部かな。
小学生未満とか、中学生までとか。
年齢は、地方自治体によって違うようですけど。
でも、この制度のせいで、
勤務医、特に小児科医は、
ものすごーく疲弊しているんですよー。
「こどもの医療費無料」っていうと、
少子化対策にもなるし。
子供のいる親にも受けが良いし。
反対する人はあんまりいないし、
手っ取り早く選挙対策にもなるから。
安易にやる都市って多いんですよ。
こどもの医療費無料化の運動ってのは、
1968年以降全国各地で起きて。
1972年に栃木県が初めて、
ゼロ歳児医療費を無料にしそうです。
その後、こどもの医療費無料化の
年齢を引き上げる自治体とかも増えて。
1999年2月に行った政府が行った調査では、
入院患者は全ての市区町村が実施していて、
通院でも2自治体を除くすべてで、
乳幼児医療費への助成が実施されていたようです。
参照:「岡村恵子のHP」
「弱者」って言葉、いろんな意味があるから。
あんまり安易に使いたくないんだけど。
「こども」って、いろんな意味で弱者だから。
こどもの医療費無料なんかは、典型的な
「弱者を守る」為の政策ですよね。
だから反対意見も少ないし、
選挙対策として住民受けも良いから。
結局、いろんな都市で実施されているんですよ。
私は、「いつでも、こどもの医療費は無料」
っていう制度には反対です。
何故なら、「無料なら、病院に来よう」
っていう人が多くなるからです。
薬屋で、薬とポカリスエットを買ったら2000円。
でも、病院に行って専門家である医者に診てもらって。
それで薬までもらっても、0円。
だったら、時間外でも、病院に来よう。
って思う親が多いのは、当たり前です。
時間外に軽症なのに病院の救急外来に来るのって、
「コンビニ救急」とかって呼ばれているのですけど。
これって、患者(こども)とか、その親が
いわゆる「モンスターペイシェント」だから起こる、
っていうよりは、「こどもの医療費無料」
っていう制度がおかしいから起こっているのですよ。
もちろん、大人の場合と一緒で「不安だから」、
っていう原因も大きいですけどね。
こどもの場合でも。
無料じゃなくても、日本の医療費っていうのは、
世界の国々と比べるとめちゃくちゃ安いですから。
不安だ、ってだけで時間外に病院に来る
患者が多いのは、子供も大人も一緒です。
その結果、小児科医は疲弊して、
小児科が崩壊しかけていますから。
だったら、「こどもの医療費無料」っていう、
制度を変えれば良いと思います。
こう言うと必ず
「弱者切り捨てだ」
って言う人が出るんですよね。
でも、私が言っているのは
「こどもの医療費は、いつでもどこでも無料」
っていう制度がおかしい。
って言っているだけですからね。
そこは勘違いしないで下さいよ。
こどもの医療費無料って、
全部まとめて言っていますけど。
もう少し細かく分けると。
1,入院しているこどもの医療費。
2,持病があって、定期的に通院しているこどもの医療費。
3,持病はなく、風邪をひいたとかで、
病院の受付時間内に来るこどもの医療費。
4,持病はなく、風邪などで、
時間外に病院に来るこどもの医療費。
おおざっぱに、この4つに分けられると思います。
それぞれに関して、見ていきましょうか。
1,入院しているこどもの医療費。
これに関しては、無料で良いと思いますよ、私は。
それは、あんまり異論がないのではないでしょうか。
2,持病があって、定期的に通院しているこどもの医療費。
これも無料で良いと思いますね、個人的には。
じゃあ、今までと同じじゃないか、
って思うかもしれませんが。
ここからが違います。
3,持病はなく、風邪をひいたとかで、
病院の受付時間内に来るこどもの医療費。
これ、普通にお金取って良いんじゃないですかね。
まあ、少し割り引きしても良いと思いますけど。
いろいろあると、話がややこしくなるので。
持病なしで、時間内に来るこどもは通常料金、
って事にします。
4,持病はなく、風邪などで、
時間外に病院に来るこどもの医療費。
医療崩壊が最も進んでいる科は、
産科、小児科、救急ですけど。
時間外に病院に来るこどもが多い、っていうのが
小児科医が減って、小児科が崩壊している
一番の原因です。
これは、「こどもの医療費無料」っていう制度が
大きく関係していますから。
変えた方が良いと、私は思っています。
時間外に来る患者の半分くらいは、「こども」です。
小児科医が1人の病院とか、病院にもよるのですけどね。
夜に子供が来たら、当直医がまずは診て。
それで、当直医では対処できない、
って判断した時に、はじめて小児科医の先生を呼ぶ。
っていう病院もあるんですけど。
子供が来たら、夜中だろうが明け方だろうが、
最初から小児科医を呼ぶ。
っていう病院も、結構多いんですよ。
時間外に来る患者の半分くらいが子供ですから。
こういう病院だと、子供が来るたびに、
小児科医が毎回病院に呼ばれちゃいますので。
小児科の先生は非常に大変です。
病院っていうのは、基本的には
土日、祝日は休み(土曜は半日の所もある)で。
平日も9時~5時までしかやってないんですけど。
でも、患者っていうのは、
病院がやっていないときにも病気になることもあるので。
そういう時の為に、その科毎に「当番、待機」
の医師っていうのを決めておきます。
で、時間外に患者が来て、専門的な判断が必要だ、
って当直医とか、他の先生が判断したら。
その科に関する事だったら、ますはその科の当番、待機
の医師が呼ばれるようなシステムになっています。
そうじゃないと、やってられないですよね。
だいたい、どこの病院でも下っ端と偉い先生がいるけど。
当番が決まっていなかったら、いっつも呼びやすい
若い先生とかが呼ばれちゃいますからね、たいてい。
毎日のように病院から呼ばれまくってたら、
その先生、体が持ちませんよね。
医者だって、人間なんだから。
例えば、
小児科医3人の病院の場合。
小児科はA先生、B先生、C先生という
3人の先生がいる時。
3月の当番表の例)
3/1 2 3 4 5 6 7 8 9
土 日 月 火 水 木 金 土 日
A A B B C C B B B
こんな感じでしょうかね。
3/1の週末はA先生が当番。
で、3/8の週末はB先生、みたいな。
平日は、交互とかでも良いんだけど。
週末、金、土、日とかは、
同じ先生がやる場合が多いでしょうかね。
当番とか、待機っていうのは。
「今週は俺、待機じゃないから、
少し遠くに行ってくるから、週末よろしく。」
みたいな感じで、月に一回か二回とか、
休みをもらえる事が多いのですけど。
重症患者がいたら、どっかに旅行に行くとか、
そういうのは難しいですから。
実際には、なかなか休みは取れません。
もちろん、自分が当番、待機の時には
いつ病院に呼ばれるかわからないので。
病院の近くで待機していなければいけません。
そいで、本題に戻って。
時間外に病院にかかる、こどもの医療費について。
ですけど。
私は普通に料金を払うべきだと思います。
というか、「時間外重症患者割引制度」のように、
重症患者以外は、加算した料金を払えば良いと思います。
時間外に大量に、軽症のこどもが押し寄せてきて。
もう小児科医は疲弊して、小児科は崩壊寸前ですから。
小児科を崩壊させないためには、
軽症の患者(こども)が時間外に来るのを、
制限する必要があると思います。
ただ、普通の料金を取るだけでは、
時間外の患者の数を減らす事は難しいと思いますので。
だったらむしろ、今は医療費無料の子供からも、大人と同じ。
正規の料金+できれば時間外加算料金
も取って、時間外に病院に来る患者(こども)を
減らすべきだと思います。
仮にこの制度を
「入院、通院しているこどもの医療費無料制度」
としますか。
この制度に関しては、重症患者は料金が割り引かれるし。
入院したら、こどもは医療費無料になるんですから。
「弱者切り捨て」、って事にはならないと思います。
そもそも、軽症なら次の日に来れば、
時間外加算料金は取られないわけですからね。
「入院、通院しているこどもの医療費無料制度」
が導入されると。
現在は、全てのこどもの医療費無料だけど、
入院しているこども
+持病があって通院しているこどもの医療費は
無料のままだけど。
時間内に風邪とかで受診するこどもの医療費と、
時間外に風邪とかで受診するこどもの医療費。
が、余るって事になりますよね。
そしたら、余った分は、こどものいる家庭に、均等に分配
すれば良いと思いますよ。
例えば、
こども1万人の都市。
こどもの医療費を無料にしている為に、
予算を10億円使っているとします。
その内訳は、
入院したこどもの医療費 6億円
持病で通院しているこどもの医療費 2億円
時間内に風邪等で、病院に来るこどもの医療費 1億円
時間外に風邪等で、病院に来るこどもの医療費 1億円
だとします。
「入院、通院しているこどもの医療費無料制度」の場合。
その都市の予算を見ると、
入院したこどもの医療費 6億円
持病で通院しているこどもの医療費 2億円
これは、そのままです。
で、
時間内に風邪等で、病院に来るこどもの医療費 1億円
時間外に風邪等で、病院に来るこどもの医療費 1億円
これはゼロになるわけですから。
2億円の財源が余る訳ですよ。
この2億円は、借金の返済に使うとか。
どっかの無駄な道路を造るとか。
そういうのではなく。
こどものいる家庭で分けます。
その都市には子供が1万人いるんですから。
2億円を1万人で分けると、
1人当たり2万円になります。
子供が3人いる家族なら、6万円入る。
って事になりますよね、この制度。
しかも、新たな財源はゼロ。
少子化対策としても、良いんじゃないですか。
この政策。
軽症なのに、無料だと思って時間外なのに、
何回も平気で病院に来て、小児科医を疲弊させる
親にばっかり、お金をあげて。
そいで、まじめに小児科医や病院の事まで考えて、
次の日まで待って病院に来るとか。
病院にかからないで、売薬で済ませている親には、
お金を補助しない。
そっちの今の制度の方が、むしろおかしい
と思いますよ、私は。
こども1人につき2万円をあげて。
そのお金で、美味しい物を食べて病気を予防するとか。
そのお金を習い事に使うでも、ゲームを買ってあげるでも、
何に使っても良いと思いますよ。
心配だったら、時間外に時間外加算料金を払って、
病院にかかる、っていう選択肢を取る人も
いるかもしれませんね。
お勧めはしませんけど。
「全てのこどもの医療費無料制度」だと、
無駄にたくさん病院にかかっている人にばっかり、
お金を補助する形になって、逆に不公平なんだけど。
「入院、通院しているこどもの医療費無料制度」では、
重症患者は無料のまま。
軽症患者に関しては、自己負担をしてもらって、
その分は、みんなで分けましょう。
っていう政策ですからね。
むしろ、公平のような気がするんですが。
そしたら、時間外に軽症で病院に来る子供も減って、
小児科医の疲弊も軽減するし。
その結果、小児科を崩壊から救えるかもしれないし。
子供を病気にさせない親は、お金も入るし。
政治家は、少子化対策としても票になるし。
良いことばっかりの様な気がするんですけどねー。
どうして、誰もこういう制度を作らないのでしょうか。
もっとも、これは各地方自治体ではなく、
国がやるべき制度だと思いますけどね、ホントは。
あ、一応、元々持病があって、
それが悪くなって時間外に病院にかかった子供の場合。
とりあえずは、いったん時間外加算も含め、
お金を払って貰って。
定期的に通院しているのですから。
前回は、時間外に持病が悪化したって事であれば、
その時にお金を返す。
っていう形で良いのではないか、って思っています。
それなら、実質無料だし。
時間外に来た時に、持病の悪化かどうかによって、
自己負担額が変わるとかっていう、
余計な手間なんかもかからないしね。
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はじめまして。「こどもの医療費無料」について、読ませていただきました。
・・・ちょっと確認しておきたいのですが、「こどもの医療費無料」というのは、「ほんとに無料」なのですか?それとも「有料なんだけど、子どもの家族のかわりに地方自治体(または国)が立て替える」ということなんでしょうか?
前者だったら、医療の皆さんに対する一方的ないじめなので、後者なんでしょうね、実際は。後者の場合、地方自治体の財政がどれくらい持つんでしょうね。日本の多くの地方自治体は赤字のところが多い。阪南病院の例を見てもわかるように、自治体の財政難から病院の維持が難しくなっている。だったらなおさら、「こどもの医療費無料」というのが問題になってきますよね。「病院維持費」と「こどもの医療費」が自治体の財政を食っているわけです。
かといって、地元の議員さんが「こどもの医療費無料」を縮小・廃止することも出来ない。そうなると、誰かが「日本の医療費は安いよ」「患者負担をもっと上げないと」と言わないといけないんでしょうが・・・みんな、「いい子」でいたいからね。こうして、破局になるまで日本の医療は転がり落ちていく・・・なんてことにならなければいいのですが。
駄文、長文失礼いたしました。
・・・ちょっと確認しておきたいのですが、「こどもの医療費無料」というのは、「ほんとに無料」なのですか?それとも「有料なんだけど、子どもの家族のかわりに地方自治体(または国)が立て替える」ということなんでしょうか?
前者だったら、医療の皆さんに対する一方的ないじめなので、後者なんでしょうね、実際は。後者の場合、地方自治体の財政がどれくらい持つんでしょうね。日本の多くの地方自治体は赤字のところが多い。阪南病院の例を見てもわかるように、自治体の財政難から病院の維持が難しくなっている。だったらなおさら、「こどもの医療費無料」というのが問題になってきますよね。「病院維持費」と「こどもの医療費」が自治体の財政を食っているわけです。
かといって、地元の議員さんが「こどもの医療費無料」を縮小・廃止することも出来ない。そうなると、誰かが「日本の医療費は安いよ」「患者負担をもっと上げないと」と言わないといけないんでしょうが・・・みんな、「いい子」でいたいからね。こうして、破局になるまで日本の医療は転がり落ちていく・・・なんてことにならなければいいのですが。
駄文、長文失礼いたしました。
Dr.I様>
Dr.I様の提案、合理的・かつ画期的な制度だと思います。……が、それだけに、感情的な意見には勝てない気がするのも事実で、難しいですね。
Dr.I様の提案、合理的・かつ画期的な制度だと思います。……が、それだけに、感情的な意見には勝てない気がするのも事実で、難しいですね。

わわわ…あったまいーい!
「入院、通院しているこどもの医療費無料制度」スゴクいいんじゃないちゅか♪
人員足りぬ中で、当番や待機を同僚先生と調整して時間をやりくりして作ってくれる愛する人へのありがとうの気持ちを大切にしなきゃっきゃ。
友達の夫も連日オンコールで若くして過労死してしまったし…医師の過酷な労働はいつも心配。
いつも無事を願ってる。
安易な救急受診をやめようという自主的な運動も広がっているようだし、医療再生へ向けて繰り出す策をどんどん用意したいでchu◎
「入院、通院しているこどもの医療費無料制度」スゴクいいんじゃないちゅか♪
人員足りぬ中で、当番や待機を同僚先生と調整して時間をやりくりして作ってくれる愛する人へのありがとうの気持ちを大切にしなきゃっきゃ。
友達の夫も連日オンコールで若くして過労死してしまったし…医師の過酷な労働はいつも心配。
いつも無事を願ってる。
安易な救急受診をやめようという自主的な運動も広がっているようだし、医療再生へ向けて繰り出す策をどんどん用意したいでchu◎

要は薬が欲しいから来るんですよね、軽症の人たちは。だったら薬代は無料にしないってすればいいのでは?それでも市販薬買うよりは安いですけどね。私の友人は、子供が転んでちょっと頭うっただけで、『税金払ってんだからタダなら検査をしてもらおう』って言ってました。これ、普通の一般教養ある人たちです。結局タダにするとこういう風に受け止められるのですよね。入院してたり持病をもつ子は従来通りでいいと思いますけど。
ちなみに子供をもつ多くの友人は、子供が皮膚科にかかると、塗り薬などはリクエストして『自分用』で『無料』で貰ってます。
ちなみに子供をもつ多くの友人は、子供が皮膚科にかかると、塗り薬などはリクエストして『自分用』で『無料』で貰ってます。

はじめまして。
私も無料はやめたほうがいいと思います。
今は中学生まで無料なんて、対象年齢も上がってきていますが、いいかげんにしたらと・・。
以前すんでいた地域で、7歳まで無料だったんですが、3人の子供がいて、たぶんみんな同じ風邪だからって、下の7歳以下の子に「無料」で薬を多めにもらってきて、3人に飲ませている親がいたみたいです。
私も無料はやめたほうがいいと思います。
今は中学生まで無料なんて、対象年齢も上がってきていますが、いいかげんにしたらと・・。
以前すんでいた地域で、7歳まで無料だったんですが、3人の子供がいて、たぶんみんな同じ風邪だからって、下の7歳以下の子に「無料」で薬を多めにもらってきて、3人に飲ませている親がいたみたいです。

助成制度が拡大したとたんに、休日当番医に来院された患者さんが、一気に軽症化しました。
熱もない、吐いてもいない、喘息でもない、きわめて健康に見える子どもたちが、
「おとといから鼻水が出る」「けさ咳をした」「ブツブツが出た(どこでしょう? と聞くと、えーと、えーと・・・と探す)」「きのうからウンチが出ない」「7度1分の熱がある」
といって、連れて来られます。
これって、夜もですよ。それも、下手すると、救急車で来ますし。
ただ、開業して間もなく、こんな経験をしました。
お父さんが休職中で、お母さんが乳酸飲料メーカーにパートで勤めてて、
赤ちゃんが熱出して、無理して休憩もらって連れてきたけれど、
「診療費、いくらかかるんでしょうか。○○円以上なら、今日は帰ります・・」
と、玄関で涙を流された経験もあります。
だから、Dr.Iさまのおっしゃる1-4のうち、3については、所得制限をキツークした上で(ここ大事)、
無料でよいと思います。
ただ、助成のみの問題ではなく、
看護力の問題、健康教育の問題、責任所在の問題(悪くなったら責任とってくれるのか!)、
時間内受診をサポートする社会システムの問題、等々も、
もちろん忘れちゃいけないのですが。
熱もない、吐いてもいない、喘息でもない、きわめて健康に見える子どもたちが、
「おとといから鼻水が出る」「けさ咳をした」「ブツブツが出た(どこでしょう? と聞くと、えーと、えーと・・・と探す)」「きのうからウンチが出ない」「7度1分の熱がある」
といって、連れて来られます。
これって、夜もですよ。それも、下手すると、救急車で来ますし。
ただ、開業して間もなく、こんな経験をしました。
お父さんが休職中で、お母さんが乳酸飲料メーカーにパートで勤めてて、
赤ちゃんが熱出して、無理して休憩もらって連れてきたけれど、
「診療費、いくらかかるんでしょうか。○○円以上なら、今日は帰ります・・」
と、玄関で涙を流された経験もあります。
だから、Dr.Iさまのおっしゃる1-4のうち、3については、所得制限をキツークした上で(ここ大事)、
無料でよいと思います。
ただ、助成のみの問題ではなく、
看護力の問題、健康教育の問題、責任所在の問題(悪くなったら責任とってくれるのか!)、
時間内受診をサポートする社会システムの問題、等々も、
もちろん忘れちゃいけないのですが。
制度自体はよい面もあるんでしょうけど、結局はそれを利用する国民のモラルが低いんですよね。国民の意識を変えないと、どんな制度でもうまくいかない気がする。
経営者の立場で考えると、会社はひとつの国みたいなもんで、やっぱモラルの著しく低いやつがいます。国と違って、会社はそういう人間を排除することができますが、モラルの低い奴に合わせてルールをつけていくと、際限がありませんし、良識のある奴はバカをみる結果になります。
子供の医療費を無料にしたって、少子化対策になっていると思えないです。それなりに裕福な暮らしをしている人も多いと思います。貧しさから病院にかかれずに、重篤化してしまう子供を救うためというのが本来の趣旨なのだろうと思いますが・・
難しい問題ですね。
経営者の立場で考えると、会社はひとつの国みたいなもんで、やっぱモラルの著しく低いやつがいます。国と違って、会社はそういう人間を排除することができますが、モラルの低い奴に合わせてルールをつけていくと、際限がありませんし、良識のある奴はバカをみる結果になります。
子供の医療費を無料にしたって、少子化対策になっていると思えないです。それなりに裕福な暮らしをしている人も多いと思います。貧しさから病院にかかれずに、重篤化してしまう子供を救うためというのが本来の趣旨なのだろうと思いますが・・
難しい問題ですね。

勉強になります
早速調べました
自治体として立て替える金額の中身ですが100%その自治体だけではないですね
北海道の場合道費と自治体費で構成され、按分しますが、我が町に於いては案分率は別として、保護者の負担額は
住民税非課税世帯は小学校まで無料、課税世帯の3歳までは初診の一部負担3歳から小学校までは1割負担となります。
すなわち北海道と自治杯が立て替える分は2割強ですね。
と、単純に考えても言う事は医療費は5倍以上掛かっているんでしょうね。
凄く考えさせられました。
早速調べました
自治体として立て替える金額の中身ですが100%その自治体だけではないですね
北海道の場合道費と自治体費で構成され、按分しますが、我が町に於いては案分率は別として、保護者の負担額は
住民税非課税世帯は小学校まで無料、課税世帯の3歳までは初診の一部負担3歳から小学校までは1割負担となります。
すなわち北海道と自治杯が立て替える分は2割強ですね。
と、単純に考えても言う事は医療費は5倍以上掛かっているんでしょうね。
凄く考えさせられました。

ああ、説明が不十分でしたね。
子供の患者の窓口負担をゼロにして。
その分は、地方自治体が、替わりに病院や診療所に払うっていう意味です。
当然、その分は、地方自治体がお金を出しますから。
赤字の大きな要因になっている所もあるでしょう。
医療だけではなく、何をやるにもお金はかかりますから。
患者の自己負担はゼロにするなら、税金を上げるとか。
道路を造らないとか、替わりに何かが犠牲になります。
それは、住民や国民が考える事だと思います。
自分の分の医療費を払うのも嫌、税金も嫌、道路も造れ。
っていうのは、無理ですからね、絶対に。
子供の患者の窓口負担をゼロにして。
その分は、地方自治体が、替わりに病院や診療所に払うっていう意味です。
当然、その分は、地方自治体がお金を出しますから。
赤字の大きな要因になっている所もあるでしょう。
医療だけではなく、何をやるにもお金はかかりますから。
患者の自己負担はゼロにするなら、税金を上げるとか。
道路を造らないとか、替わりに何かが犠牲になります。
それは、住民や国民が考える事だと思います。
自分の分の医療費を払うのも嫌、税金も嫌、道路も造れ。
っていうのは、無理ですからね、絶対に。
感情で物を言う人には、何を言っても通じないんですよねー。
残念ながら。
残念ながら。
自分では、そこそこ良い案だとは思っているのですが。
こういう方法でなくても良いけど、いずれにせよ、こどもの時間外受診を減らさないと、医療崩壊は止まりません。
こういう方法でなくても良いけど、いずれにせよ、こどもの時間外受診を減らさないと、医療崩壊は止まりません。
まあ、薬が欲しいっていうのもあるんでしょうけど。
どっちかというと、「安心が欲しい」って事のような気がします。
それって、占いとかと同じで、医療とは関係ない部分が大きいので。
だったら、自己負担は大きくすれば良いと思います。
どっちかというと、「安心が欲しい」って事のような気がします。
それって、占いとかと同じで、医療とは関係ない部分が大きいので。
だったら、自己負担は大きくすれば良いと思います。
全部無料にすると、言ったもん勝ちになって。
結局、真面目な人が損をする、って事になっちゃうんですよ。
だから、止めた方が良いと思います。
結局、真面目な人が損をする、って事になっちゃうんですよ。
だから、止めた方が良いと思います。
やっぱり、そうですか。
どっかに、無料化する前と後の、時間外に来たこどもの数。
っていう資料、落ちてませんかねー。
そしたら、説得力あるのに。
時間内に来る子供については、なかなか難しいですよね。
全部無料にして、この例だと億円を1万人で分けて、1人1万円ずつ配る、っていう手もあるとは思いますが。
システムが少々複雑になっても、時間内に受診したら得をするようなシステムが良いと思います。
どっかに、無料化する前と後の、時間外に来たこどもの数。
っていう資料、落ちてませんかねー。
そしたら、説得力あるのに。
時間内に来る子供については、なかなか難しいですよね。
全部無料にして、この例だと億円を1万人で分けて、1人1万円ずつ配る、っていう手もあるとは思いますが。
システムが少々複雑になっても、時間内に受診したら得をするようなシステムが良いと思います。
日本以外の国だと、子供の医療費無料でも、時間外にばんばんかかる、って事はないようなんですよねー。
やっぱ、モラル低い国なんですね、日本。
だったら、システムとして、何らかのアクセスを制限するシステムを作るしかないと思います。
やっぱ、モラル低い国なんですね、日本。
だったら、システムとして、何らかのアクセスを制限するシステムを作るしかないと思います。
なるほど。
こまかい負担分は、私も知りませんでした。
勉強になりました。
いずれにせよ、無料と思っていたものも、以外とお金がかかる、っていう事を自覚してもらいたいです。
こまかい負担分は、私も知りませんでした。
勉強になりました。
いずれにせよ、無料と思っていたものも、以外とお金がかかる、っていう事を自覚してもらいたいです。
風邪を引く
→幼稚園や学校を休ませる
→病院に連れて行く
・・・というのがあたかも正しい母親のするべきことのように認識されているというのも問題だと思います。
私は今はアメリカに住んでいますが親は病院に連れて行くべきか、二三日様子をみるべきか、きちんと判断しています。日本ではその判断すら「タダなんだから」ととりあえず病院に連れて行ってしまうのでしょうね。
親にとってはタダはありがたい。
けれどもこどもの医療費無料が原因になっている諸問題を本当に理解できれば、この特権を納得して手放すことができる人もいっぱいいることでしょう。
そのためにはやはりこのブログの存在は本当に大きく、ありがたいです。
→幼稚園や学校を休ませる
→病院に連れて行く
・・・というのがあたかも正しい母親のするべきことのように認識されているというのも問題だと思います。
私は今はアメリカに住んでいますが親は病院に連れて行くべきか、二三日様子をみるべきか、きちんと判断しています。日本ではその判断すら「タダなんだから」ととりあえず病院に連れて行ってしまうのでしょうね。
親にとってはタダはありがたい。
けれどもこどもの医療費無料が原因になっている諸問題を本当に理解できれば、この特権を納得して手放すことができる人もいっぱいいることでしょう。
そのためにはやはりこのブログの存在は本当に大きく、ありがたいです。

日本の親にも、正しい知識と判断力を持って貰いたいですねー。
とりあえず、ただなので、っていうのはやめて貰いたいです。
とりあえず、ただなので、っていうのはやめて貰いたいです。
初めてコメントします。いつもROMさせて頂いておりました。
個人的には時間外などでは無料化は廃止するのが得策だと思っています。しかし行政としてはかなり難しい問題のようです。
先日行政の方とお話しする機会があり、少なくとも時間外の小児科の医療費無料化を都道府県単位として「無し」にするという方策は無いのか? という話を県職員にしたのですが、答えとしては「無理だろう」という返事でした。
無料化の決定権は各自治体(市町村)にあるのが現状で、「もしこのような案を出せばリジェクトされる(次の首長選に通らない)のが関の山だろう」というのが現状のようです。
更に県として市町村のそのような指導(無料化の範囲を狭くするような指導)を行うのは難しいとの反応でした。
更に包囲網が狭まったような気がします…。
個人的には時間外などでは無料化は廃止するのが得策だと思っています。しかし行政としてはかなり難しい問題のようです。
先日行政の方とお話しする機会があり、少なくとも時間外の小児科の医療費無料化を都道府県単位として「無し」にするという方策は無いのか? という話を県職員にしたのですが、答えとしては「無理だろう」という返事でした。
無料化の決定権は各自治体(市町村)にあるのが現状で、「もしこのような案を出せばリジェクトされる(次の首長選に通らない)のが関の山だろう」というのが現状のようです。
更に県として市町村のそのような指導(無料化の範囲を狭くするような指導)を行うのは難しいとの反応でした。
更に包囲網が狭まったような気がします…。

やっぱり、単に無料っていうのを廃止。
って言うと、反対が多いのは当たり前なので。
一部の子供にだけ与えている医療費を、こどものいる家庭みんなで分ける。
って事にしたら、他のこどものいる家庭は得をするわけですから。
やり方次第だと思いますよ。
ただ無料を有料化する、って言ったら反対されるのは当たり前なので。
一部から反対されるけど、多くからは賛成されるって案を作るべきだと思います。
私の案の肝は、単に無料化を止めるのではなく、無料化をやめて浮いた財源を、他のこどものいる家庭で分けるから。
病院にかからないこどものいる家庭は、今よりも得をする。
っていう所です。
もう一度行政の方と話す事があれば、この点に重点を置いて話して頂ければありがたいです。
って言うと、反対が多いのは当たり前なので。
一部の子供にだけ与えている医療費を、こどものいる家庭みんなで分ける。
って事にしたら、他のこどものいる家庭は得をするわけですから。
やり方次第だと思いますよ。
ただ無料を有料化する、って言ったら反対されるのは当たり前なので。
一部から反対されるけど、多くからは賛成されるって案を作るべきだと思います。
私の案の肝は、単に無料化を止めるのではなく、無料化をやめて浮いた財源を、他のこどものいる家庭で分けるから。
病院にかからないこどものいる家庭は、今よりも得をする。
っていう所です。
もう一度行政の方と話す事があれば、この点に重点を置いて話して頂ければありがたいです。