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現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
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大野病院事件判決まで一ヶ月
8月20日は、福島大野病院事件の裁判判決の日です。
今日は7月20日なので、ちょうどあと一ヶ月ですね。

福島大野病院事件というのは、
福島県立大野病院で、産科の先生
難しい症例の患者さんを救おうとして、
一生懸命に努力したけれど、命を救えなかった。
でも、患者さんが亡くなったという、結果が悪いというだけで、
故意でも医療ミスでもないのに、産科医のK先生
2006.2.18逮捕されてしまった、という事件です。

そして、逮捕という衝撃的な事だけでなく、
その後のマスコミの報道の仕方も酷くて。
その為に、日本の医療崩壊、特に産科の
医療崩壊
が加速的に進みました。

原子力爆弾が、その威力に加えて、
放射能で周りの人間を死に至らしめるように。
福島大野病院事件も、日本中の産科医
そして医師に対して、大きな影響を与えました。

広島、長崎の原子力爆弾と同じくらい、
日本の医療に大きな影響を与えた為、

No more Hiroshima
No more Nagasaki

を文字った
No more Fukushima
という言葉が、今でも医療従事者の中では使われています。


その8/20福島大野病院事件裁判の判決の日に、
福島でシンポジウムが行われます。

原子力爆弾と同じくらいの、メガトン級の威力。
福島大野事件地域産科医療にもたらした影響を
考える為のシンポジウムです。




8月20日、大野事件の裁判判決の日です!
福島の地にてシンポジウムを行いましょう!

シンポジウム

福島大野事件が地域産科医療にもたらした影響を考える」


開催の趣旨 

8月20日、福島大野病院裁判の判決が言い渡されます。
2年半にわたった刑事裁判によって、
誰が、何を得ることができたのでしょうか?
ご遺族にとっても、かかわった医療関係者にも、
いいことはなかったのではないでしょうか。
そして市民も、地域医療の崩壊に苦しんできたはずです。

逮捕に始まる一連の騒動によって、
かろうじて保たれていた地域産科医療
すでに全国的に崩壊のまっただ中にいます。

大野事件とはなんだったのか。
あの逮捕劇はなんだったのか。
あなたの街でもすぐに起こることかもしれません。

医療関係者の方々も忙しい日々の
医療から手を離して、いま一度福島の地で、
医療事故刑事裁判とはなにか、
いま地域の医療崩壊はどうなっているのか、
行政や市民の方々とともに真剣に考えてみませんか?

 ご参加をお待ちしております。


参加のお申込
お名前とご所属を、oono.obs@gmail.comまで
メールでお送りください

HP: http://oono-obs.umin.jp/

会場は福島グリーンパレス
http://www.fukushimagp.com/

〒960-8068 福島市大田町13番53号
福島駅西口より徒歩2分)
TEL 024-533-1171 
FAX 024-533-1198




福島大野病院事件に関しては、医師限定の掲示板、
医師ブログ
が最初に取り上げて、
一気に日本中に広がったんですが。

その中心的な役割を果たしたブログが、
『ある産婦人科医のひとりごと』
というブログです。

その中でも、発端となったのは、この記事です。
『癒着胎盤で母体死亡となった事例
現役産科医が語る大野病院事件の解説』



その他、医師ブログだけでなく、
女性自身でも詳しく取り上げられていますし。
『“大野事件”この裁判に何の意味があるのか 女性自身』

医師ブログでも、子供にもわかるように、
非常にわかりやすく書かれているものもあるし。
医師ブログ以外でも、広く取り上げられています。
むしろ、医師以外のブログの方が、
わかりやすく書いてありますので。
これらのブログも、是非読んでみて下さいね!

『やんばる病理医ブログ
(子供向け:わかりやすい大野病院事件の解説)』


『☆医療問題を注視しる!その3 大野病院事件☆』


マスコミの報道の仕方に問題があった、という事は、
このブログでも記事でまとめたので。
まだ読んでいない人は、是非これらも読んで下さいね!

『大野病院事件、メディアの功罪』
『大野病院事件、メディアの功罪2』
『大野病院事件、メディアの功罪3』


医療崩壊に興味がある人は、これも読んでね!
→ 医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か
小松 秀樹 (著)


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