現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
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医師の7割超が仲間の過労死など経験
『医師の自殺率は30%も高い』
の記事に書いた通り。
医者自殺率っていうのは、他の職種よりも
約30%も高いっていう事は事実です。

自殺以外にも、医師っていう職業は36時間連続勤務を始め、
夜中でも平気で呼び出されますから。
過労死の確率も高いんですよね、当然。

『またも若い医師が死亡』
『当直中に医師が死亡』
の記事にも書いていますけど。
私の周りでも、過労死した医者や、
うつ病で休職した医師もいます。

これって、私の周りだけでなくって、
全国的にも同じだよ、っていう事が
Yahooのトップページでも出ましたね。



医師の7割超が仲間の過労死など経験
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080807-00000008-cbn-soci

医師の7割超が、過重労働による仲間の医師
辞職や休職、死亡を経験していることが、
「勤務医の労働環境を考えるシンポジウム実行委員会」
などが実施したアンケート調査で明らかになった。

医師の過重労働を原因とする医療ミスなどについては、
回答者全員が「あると思う」と答えており、
同実行委などは「医師をはじめとする医療従事者の
労働環境を直ちに改善すべきだ」と訴えている。

同実行委は6月、東京都内で
「あなたを診る医師がいなくなる!
過重労働の医師病院は守れるのか」
と題したシンポジウムを開催。
参加した約300人を対象に、医療現場の過重労働に
関するアンケートを行った。

その結果、「周囲に過重労働が原因で辞職、
休職、死亡した医療従事者がいるか」との問いでは、
医療関係職の62%が「いる」と回答。
医師に限定すると、73%が「いる」と答えた。

「(36時間連続勤務など)過重労働が原因で起きている
医療ミスや医療事故があると思うか」については、
回答者全員が「あると思う」とした。

また、「当直をした医師が、そのまま翌日も
連続して外来診療や手術などの業務に従事している」
ことについては、医療関係職の84.5%、
一般市民の94.7%がそれぞれ「よくない」と回答。

医師の過重労働の責任がどこにあると思うか」
(複数回答)では、医療関係職と一般市民を合わせ、
「行政」の83%を最高に、「病院」66%、
「患者」61%などが上位を占めたほか、
「国民全員」という回答もあった。

「過重労働を防ぐため、病院に何ができるか」
(自由記述)では、「当直を勤務と位置付け、必要な人員、
予算を組むことが重要。
まず病院がその視点に立つことが第一」
(60歳代女性、元看護師)や、
病院が過重労働を避けようと考えても、
医師が不足している現状がある。
そもそも医師を十分に雇用できる診療報酬に
なっているのかとか、一つの病院だけの問題ではない」
(30歳代女性、公務員)などの意見があった。

一般市民にできることとしては、
医師と市民の壁をなくすため、互いがどう思っているかを
知る機会をつくる」(20歳代女性、医学生)や、
「まずは過重労働の現実を知り、周囲に伝える。

そして、行政や政府に声を上げていく。
選挙も大切」(30歳代女性、飲食業)などの意見が寄せられた。

医療関係職の労働環境に関しては、
「パイロットのように、連続勤務の時間を
法で制限するのがよい」(30歳代女性、看護師)や、
医療費抑制政策を改めること」
(50歳代男性、病院長)などが挙げられた。


『2008年8月7日医療介護CBニュース』

この記事に出ている、

>6月、東京都内で
「あなたを診る医師がいなくなる!
過重労働の医師病院は守れるのか」
と題したシンポジウムを開催。


っていうのは、これの事っすね。
『あなたを診る医師がいなくなる!』

このブログでは何回も書いている、
過労死した小児科医、中原利郎先生の奥さん。
中原のり子さんが主催したやつっす。

私が何回も主張している通り。
日本の医療崩壊は、政策によるものだから。
医療崩壊というよりは、「医療破壊
という言葉の方がふさわしい、と個人的には思います。

>「医師の過重労働の責任がどこにあると思うか」
(複数回答)では、医療関係職と一般市民を合わせ、
「行政」の83%を最高に、


って事なんで。
一般の人にもそういう事がわかってもらえるようになったのかな。
って、ちょっと嬉しいですね。



実は、

『またも若い医師が死亡』
『当直中に医師が死亡』
この記事を書いた後。
私の同期の医師が、30代で亡くなりました。
当直をしている病院で、朝になっても来ない。
って事で、看護師が連絡したら、
当直室で冷たくなっていたそうです。

こういう事を繰り返さない為に。
最も大事な事は、行政の転換ですよね。

選挙前の小手先の治療ではなく、
もっと長い目で見て、日本の医療崩壊を
食い止めるような政策
を練って欲しいですね。


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この記事へのコメント
端的に言えば……
Dr.I様>
 端的に言って、現在の医療は「人が足りない」わけで、しかも国民も政府も「モノも金も医療側に渡さない」わけで、どうにもならない状況になりかけているわけですね。
 その事実を政府・国民が認めた上で「可能な対策は何か」を検討する必要があると思います。
Lich[URL] 2008/08/08(金) 01:59 [EDIT]
ダガシだけど、行政に責任転嫁するのは卑怯ですよ。
 本当の理由は、その人が生きるのに向いてないから自分で死ぬだけのことですよ。
 その人に出来る範囲以上のことをしてるから、生きられなくなるだけのことですよ。
 簡単な、理屈ですよ。

 本当に死ななけりゃ生きていかれなくなったら、今やってることを、辞めればいいのですよ。

 なぜそういうことが分かるかというと、私自身が、生きるのに向いていない人間だと知っているから、分かるんですよ、ハハ。

 自分が生きようが死のうが、それを自分以外に責任を乗せ変えようとするのは、死んでから、いや生きてるあいだに、あんまり気持ち良く生きられなく、なりますよ。
ダガシ[URL] 2008/08/08(金) 19:09 [EDIT]
>Lichさん
明らかに、人も金も足りていないですからね。
それで、医療の質を確保する、っていうのは、もう不可能ですから。
そこをわかってもらいたいですねー。
Dr.I[URL] 2008/08/08(金) 22:03 [EDIT]
>ダガシさん
うーん。
まあ、ホントはもっと前に、逃げるべきなのかもしれないんですけどね。
そしたら、医療をする人がいなくなって、困る人がいる。
って思っちゃう人が多いんですよね、こういうう人。
考えが甘いっていえば甘いのかもしれませんが。

Dr.I[URL] 2008/08/08(金) 22:05 [EDIT]

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