現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
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総理大臣も逃散
昨年かな。
医療崩壊」という本が流行って、
医師逃散」とか、
立ち去り型サボタージュ
って言葉がはやりましたけど。

医師だけでなく、内閣総理大臣逃散しちゃったね。


福田首相辞任会見要旨

福田首相が9月1日夜に行った
辞任会見の主な内容は次の通り。
昨年、私は安倍前首相からバトンを引き継ぎ、
9月26日に首相就任以来、1年たった。
その間、参院選で与党が過半数割れをする状況の中、
困難を承知でお引き受けを、ということだった。

正直申しまして、最初から政治資金の問題、
年金記録問題、C型肝炎問題、防衛省の不祥事等々、
次から次へと積年の問題が顕在化してきた。

こういうことに遭遇し、その処理に忙殺された。
その中で将来を見据えながら、
目立たなかったかもしれないが、
誰も手を付けなかったような国民目線での改革に着手した。
 
例えば、道路特定財源の一般財源化、
消費者庁設置法のとりまとめ、国民会議を通じて
社会保障制度の抜本見直し。
最終決着はしていないが、方向性は打ち出せた。

さらに今年に入ってからは経済・景気問題が
大きな課題として浮上。
ガソリンや食糧などの物価高騰に国民や農林漁業、
中小企業、零細企業の皆さんが苦しむ中、
何とかして強力な対策を作らなければいけないと思ったが、
その態勢を整えることを目的に
8月に改造を断行した。
強力な布陣の下、先週金曜日に
総合的な対策をとりまとめた。

先の国会では民主党が重要案件の対応に応じず、
国会の駆け引きで審議引き延ばしや審議拒否を行った。

その結果、決めるべきことがなかなか決まらない。
そういう事態が生じ、何を決めるにも
時間がかかったということは事実だ。

今、日本経済、国民生活を考えた場合、
今度開かれる国会でこのようなことは
決して起こってはならない。
そのためにも体制を整えた上で
国会に臨むべきであると考えた。

国民生活のことを第一に考えるなら、今、
政治の駆け引きで政治的な空白を生じる、
政策実施の歩みを止めることがあってはならない。

この際、新しい布陣の下に政策の実現を
図ってまいらなければいけないと判断し、
本日、辞任をすることを決意しました。

まだ、経済対策や消費者庁設置法案のとりまとめ、
国会の実質審議入りには時間がある
このタイミングを狙い、国民にも
大きな迷惑はかからないというように考え、
この時期を選んだ。

次の自民党総裁の下により強力な態勢を敷いてもらい、
国家国民のための政策実現に向け、
邁進(まいしん)してもらうことを期待をしている。


――いつの段階で辞任を決断したか。
 安倍前首相も唐突に政権を投げ出したが、
 政治、政権に対する不信が巻き起こるのではないか。

安倍前首相のケースとは違うと思っている。
安倍前首相は健康の問題があったが、
私は目が見えにくかったということ以外、
特別な問題はない。

これは私がこれからの政治を考え、
どうあるべきか、ということを考えた上で決断した。
先週末に最終的な決断をした。


――新しい体制になれば、どのような点で
 今の事態を打開できると考えるのか。

自民党のことを申し上げて恐縮だが、
総裁選をすることになると思う。
そして新総裁が総理大臣の指名を
受けるプロセスになると思っている。
私が続けていくのと新しい人がやるのと、
これは間違いなく違うと考えた。


――消費者庁、道路の成果は道半ば。
 (首相を)辞めること自体が
 政治的な空白を招くのではないか。

消費者庁は大体、法案がまとまった。
次期首相がこのことを重要に考え、
まとめてくださると期待している。
私が続けて国会が順調にいけばいい。

そういうことはさせないと野党が言っている限り、
私の場合は内閣支持率の問題もあるかもしれないし、
大変困難を伴うのではないかと思う。

政治空白を作らないためには今が一番いい時期だ。
新しい人に託した方がよりよいという判断をした。


――1日夕、(自民党の)麻生太郎幹事長と何を話したのか。
 麻生氏を総裁選で支援していくのか。

今日は麻生幹事長、町村官房長官に来ていただき、
説明を申し上げた。
自民党総裁選の日取りを決めていただきたい
と麻生氏にお願いした。


――ねじれ国会で政策遂行が難航した。
 民主党の小沢代表におっしゃりたいことは。

ねじれ国会で大変苦労させられた。
話し合いを受け付けてもらえなかったことが何回もあった。
重要法案に限って聞く耳持たず
ということが何回もあった。
小沢氏には「国のために、胸襟を開いて
話しあいをする機会を持ちたかった」
と申し上げたい。


――総理は1カ月前に自身の手で内閣を改造したばかり。
 臨時国会も迎えないうちに
 自ら辞職という形をとったことへの見解は。

(内閣改造後の)いろいろな状況、
政治の状況がある。
そういうことを勘案し、この臨時国会が
少しでも順調にいくようにと考え、
私自身でやるより、他の方にやっていただいた方が
よりよくいくのではないか。

国会に一番迷惑をかけない時期に
私が表明することが一番いいのではないかと考え、
この時期を選んだ。


――「首相の会見がひとごとに聞こえる」という話があった。
 政権への影響は。
 
順調にいけばいいですよ。
それに越したことはない。
しかし、私の先を見通すこの目の中には、
決して順調ではない可能性がある。
その状況で不測の事態に陥ってはいけない。
「ひとごとのように」とおっしゃったが、
私は自分自身を客観的に見ることができる。
あなたと違う。
そういうことです。


「2008年9月2日:朝日新聞」


一言で言うと、「無責任」ですよね。
一国の総理大ともあろうものが、
なんでもかんでも人のせいにして。
そのくせ「国民の為」だとかって、言い訳して。
そいで、任期途中で放り出す。

物事がうまくいかないのは、
自分の責任ではなくって、人のせい。
それでいて、うまくいったら自分の手柄。


そんな考え方が、日本という国を駄目にしたんでしょう。


>安倍前首相のケースとは違うと思っている。
 安倍前首相は健康の問題があったが、
 私は目が見えにくかったということ以外、
 特別な問題はない。


安倍首相の時も酷いと思ったけど。
この会見をみて、逆に安倍前首相の方がましなのかな。
と思いましたわ、私。

だって、健康の問題があったのであれば、
やむを得ない面もある
でしょ。

でも、そういうのがないんですよ、彼には。
単に、嫌になって辞めた。
ただ、それだけ。

内閣総理大臣っていったら、
簡単に言えば、日本で一番偉い人。
だから、きっとすごく美味しい思いもできるかな。
って思って、やってみたけど。

実際にやってみたら、全然自分の思い通りにいかない。
だったら、辞めちゃえ。

まあ、そんなとこでしょう。


国民に人気がないのは、
自分のリーダーシップのなさ、とか。
自分の発言内容とか。
自分の政策とか。

結局は「自分のせい」でしょ。

まあ、参議院で野党に過半数を取られているから、
国会運営がうまくいかないとか。
そういう影響も、もちろんあるんでしょうけど。

でも、多くは自分のせいですよ。
それを、人のせいにばっかして。
そういうのが、国民の目にも明らかだから。
益々、人気がなくなって。
結局、辞めざるを得なかった。
簡単に言うと、そういう事です。

最後くらい、潔くいけばよいのに。
最後まで、言い訳ばっかでしたね、この人。


正直言って、「無責任」だと思います、私も。
国民の9割方は、そう思っているでしょう。

でも、ちょっと逆の見方をすると。

福田首相のまま、選挙をしたら、
ほぼ間違いなく負けますよね、自民党。


解散総選挙にしても、任期満了まで行ったとしても。
まあ、任期満了までは、後一年くらいあるから。
その後に、どうなるかは予測できないけどね。

おそらく、今のままでは、選挙で負けるでしょう。

じゃあ、このまま福田首相総理大臣を辞任しないで、
そのまま衆議院選になって、自民党が負けたら。
それは、自民党に対して無責任な事ではないんでしょうかね。

日本国民の為には、自民党が負けて。
政治家と官僚、財界の癒着を絶って。
国民の税金から、甘い汁を吸って、
美味しい思いをしている人間を、政権から遠ざける。
という事が、一番良いとは思いますよ、私は。

ただ、このまま福田首相が辞めないで、
選挙まで続けるのは、自民党に対しては無責任
っていう事も言えるんじゃないかなー、
って、ちょっとだけ思いました。

結局、どっちに転んでも、「無責任
って言われるんですよね、この人。


上手くいって当たり前。
少しでも上手くいかなかったら、お前のせい。

って言われるのは、最近の医者と、
ちょっと境遇が似ている
ような気がしたので。

正直言って、私は福田首相は好きじゃないし。
リーダーシップのなさとか、
なんでもかんでも人のせいにするとか。
人を見下した態度とか。
首相としての資質には欠けるな、
とは思いますけどね。

なんとなく、ほんの少しだけ、
ほんのちょっとだけ、かわいそうかな。
と思っちゃいました。


定番はこちら!
→ 医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か
小松 秀樹 (著)


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この記事へのコメント
う~ん……
Dr,I様>

 福田首相の場合、突き詰めれば要求されていたのは「ちゃんと説明しろ」だけだったと思うんですが、それをきちんとしなかったんですから、同乗の余地はないと思いますが^^;
Lich[URL] 2008/09/03(水) 06:34 [EDIT]
えーーー。辞めるって、本気かよ!
うまくいって当たり前。
うまくいかなければみんなお前のせい。。

ほんとに医療の世界と同じですね。
でも、政治家は途中で放り出しても非難されるだけ!
医師が”あなたの病気はもう治らないから私はもうこれ以上診察しません” 
なんて・・ありえねー・・ことですからね。
そんなことしたらどうなるんだろう??
非難だけじゃあ済まないのはわかってるけどそんなこたあ考えることすらできませんよね。

結局、この国の政治家に何かを期待するということは無駄なことなのでしょうかネ?(今までも決して期待していたわけじゃあないけど)

それにしても2人続けて総理大臣が任期途中で
≪ワタス辞めます≫には
 そりゃあベっくらこいた!!

考えようによっては公立病院が
『○月○日をもって休診といたします』
も似たようなものなのかも??


saki[URL] 2008/09/03(水) 07:42 [EDIT]
>Lichさん
たしかに、きちんと説明すれば、もうちょっと違うとは思うんですけど。
国民を見下して、国民に説明しても、どうせこいつらアホだからわからんだと。
って思って、説明してないのは、自分の責任ですからね。
やはり、自業自得なんだとは思います。

Dr.I[URL] 2008/09/03(水) 20:16 [EDIT]
>sakiさん
正直言って、政治家にはあまり期待はしていませんが。
国を動かせるのは、政治家しかいませんからねー。
なんとかしてもらいたいものです。

Dr.I[URL] 2008/09/03(水) 20:18 [EDIT]
主語と述語との関係
初めて投稿します。ご自身で気が付かれるか、それとも投稿常連の方が指摘してくれるのではないか、と見ておりましたが、まだ訂正されていないので申し上げます。
『安倍首相の時も酷いと思ったけど。この会見をみて、逆に安倍前首相よりもましなのかな。と思いましたわ、私。』 この文中で、『安倍前首相よりましな』方は、福田首相となります。
この文に続いて、『だって、健康の問題があったのであれば、やむを得ない面もあるでしょ。』の主語は、健康問題があって辞めた安倍首相となります。そしてこの文に続く、『でも、そういうのがないんですよ、彼には。単に、嫌になって辞めた。』の『彼には』が福田首相を指しているなら、『ましな』はずの福田首相を非難していることになり、説明が破綻しています。
私も屡やる間違いなので他人の文章も気になるのですが、日本語の文章は主語と述語の位置が離れている上、人が主語の場合主語を省略することが多いため、常に主語と述語との結びつきに注意しておかないと、全く逆の意味になることがあります。
chengguang[URL] 2008/09/05(金) 00:37 [EDIT]
>chengguangさん
おしゃる通りですね。
日本語がおかしいですね、この文章。
安倍首相の方がまし、という様に、本文も訂正させていただきました。
ご指摘、ありがとうございました。

Dr.I[URL] 2008/09/05(金) 20:26 [EDIT]

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