2/27-2/28に放送された
「朝まで生テレビ」
のテーマが「医療崩壊」だったんで。
録画して見てみました。
参加者は、こんな感じです。
司会: 田原 総一朗
進行: 長野 智子・渡辺 宜 (テレビ朝日アナウンサー)
パネリスト:
大村秀章(自民党・衆議院議員、厚生労働副大臣)
小池晃(日本共産党・参議院議員、医師)
青木正美(青木クリニック院長)
石井苗子(東京大学医学部客員研究員、タレント)
小野崎耕平(日本医療政策機構 医療政策担当ディレクター)
河辺啓二(木崎クリニック院長、元農水省)
下村満子(ジャーナリスト・医療法人社団「こころとからだの元氣プラザ」前理事長)
菅沼定憲(元放送作家、がん患者)
本田宏(済生会栗橋病院副院長、NPO法人『医療制度研究会』副理事長)
村上正泰(評論家、元財務省課長補佐・厚生省出向「医療費適正化計画」担当)
堀口貞夫(主婦会館クリニック産科医、元愛育病院院長)
宮脇正和(「医療過誤原告の会」会長)
医師の割合が多すぎて、
逆にアンバランスかな。
と思っていたのですが。
あんまり関係ないというか、
ほとんど 本田宏先生の
独壇場だった気がします。
本田宏先生と小池晃議員が、
自民党の大村秀章議員と討論して。
大村議員のダメダメさが
目立ちましたねー。
正直。
おおざっぱな内容は、
bamboo先生のブログ
『「医療報道を斬る」:朝生』
に書いてあったので。
ざっと紹介させていただきますね。
*日本は世界的に見て
少ない医師・看護師数で
世界的に見て多い患者を診ている。
*医療の質は世界的には
(妊産婦死亡率などから)
トップクラスである。
*「たらいまわし」「受け入れ拒否」
と言う言葉は不当である。
受け入れ不能が実体。
* 当直医は連続36時間勤務が
常態となっている。
交代性夜勤をする人員は居ない。
*日本の対GDP医療費は
世界的にはかなり低い。
*日本の公共事業費はG7の
他の6カ国の公共事業費の
合計より多い。
*世界的には開業医の所得は
勤務医より低いが、
日本は逆である。
*総合病院で複数の
診療科を受診すると、
再診料は1科分だけである。
*そのため、大病院指向は改まらない。
*胃癌手術の入院から退院までの
総費用は120万円。
*携帯電話の普及で誰も使わない
高速道路の電話機は250万円。
本田宏先生の主張は、このブログでも
何回か紹介させていただいているし。
資料も、何回か出してるんで。
目新しいことはなかったんですけど。
コメンテーターも、ほとんどの人が
賛同されていましたね。
日本の医療崩壊の一番大きな原因は、
医療費不足と医師不足。
それは、このブログでも
何回も書いているし。
番組の最後のアンケート調査でも、
1位と2位が医療政策、医師不足、
っていう回答だったので。
やっと国民にも浸透してきたのかな、
とは思います。
当然、この話が中心になるのは
良いのですが。
ちょっと、政策の話ばっかりで他の話が
少なかったのが残念かなー。
医師側や患者側、
そしてマスコミ報道にも
医療崩壊の原因はありますからね。
そういった事も、もう少し
やってもらいたかったです。
それと、本田宏先生の話は、共産党の小池議員と
非常に近いので。
その2人が話しすぎて、
ちょっと目立ちすぎましたかね。
自民党の大村議員が正面にいたから、
ここぞとばかりに話たのでしょうけど。
全体としては、
悪くはなかったと思いますが。
正直、医師ブログでは何年も前から
行われていた議論ばっかだったので。
このブログの読者には、
ちょっと物足りなかったかな。
討論者の方達が、ベテラン揃いなんで。
後ろの方に、医学部の学生とか、看護師
の方達が来ていたようなので。
そういう人を中にいれて討論した方が
良かったのかな、って思いました。
東大医学部の学生の方が
理路整然と話していましたしね。
大村議員なんかよりも。
ちなみに
*日本の公共事業費はG7の
他の6カ国の
公共事業費の合計より多い。
これって、約10年前の資料ですね。
そこから、日本の公共事業費は
約半分になっています。
本田宏先生もそれはわかっています。
でも、今でも他の先進国と比べたら
公共事業費は多いですよね、
って言っていましたから。
それなのに今だにこのデーターを
わざと使っているのは、ちょっと
ずるいんじゃないでしょうかねー。
本田宏先生の本が読みたい人は、
これを読んでね!
→
誰が日本の医療を殺すのか―「医療崩壊」の知られざる真実
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「朝まで生テレビ」
のテーマが「医療崩壊」だったんで。
録画して見てみました。
参加者は、こんな感じです。
司会: 田原 総一朗
進行: 長野 智子・渡辺 宜 (テレビ朝日アナウンサー)
パネリスト:
大村秀章(自民党・衆議院議員、厚生労働副大臣)
小池晃(日本共産党・参議院議員、医師)
青木正美(青木クリニック院長)
石井苗子(東京大学医学部客員研究員、タレント)
小野崎耕平(日本医療政策機構 医療政策担当ディレクター)
河辺啓二(木崎クリニック院長、元農水省)
下村満子(ジャーナリスト・医療法人社団「こころとからだの元氣プラザ」前理事長)
菅沼定憲(元放送作家、がん患者)
本田宏(済生会栗橋病院副院長、NPO法人『医療制度研究会』副理事長)
村上正泰(評論家、元財務省課長補佐・厚生省出向「医療費適正化計画」担当)
堀口貞夫(主婦会館クリニック産科医、元愛育病院院長)
宮脇正和(「医療過誤原告の会」会長)
医師の割合が多すぎて、
逆にアンバランスかな。
と思っていたのですが。
あんまり関係ないというか、
ほとんど 本田宏先生の
独壇場だった気がします。
本田宏先生と小池晃議員が、
自民党の大村秀章議員と討論して。
大村議員のダメダメさが
目立ちましたねー。
正直。
おおざっぱな内容は、
bamboo先生のブログ
『「医療報道を斬る」:朝生』
に書いてあったので。
ざっと紹介させていただきますね。
*日本は世界的に見て
少ない医師・看護師数で
世界的に見て多い患者を診ている。
*医療の質は世界的には
(妊産婦死亡率などから)
トップクラスである。
*「たらいまわし」「受け入れ拒否」
と言う言葉は不当である。
受け入れ不能が実体。
* 当直医は連続36時間勤務が
常態となっている。
交代性夜勤をする人員は居ない。
*日本の対GDP医療費は
世界的にはかなり低い。
*日本の公共事業費はG7の
他の6カ国の公共事業費の
合計より多い。
*世界的には開業医の所得は
勤務医より低いが、
日本は逆である。
*総合病院で複数の
診療科を受診すると、
再診料は1科分だけである。
*そのため、大病院指向は改まらない。
*胃癌手術の入院から退院までの
総費用は120万円。
*携帯電話の普及で誰も使わない
高速道路の電話機は250万円。
本田宏先生の主張は、このブログでも
何回か紹介させていただいているし。
資料も、何回か出してるんで。
目新しいことはなかったんですけど。
コメンテーターも、ほとんどの人が
賛同されていましたね。
日本の医療崩壊の一番大きな原因は、
医療費不足と医師不足。
それは、このブログでも
何回も書いているし。
番組の最後のアンケート調査でも、
1位と2位が医療政策、医師不足、
っていう回答だったので。
やっと国民にも浸透してきたのかな、
とは思います。
当然、この話が中心になるのは
良いのですが。
ちょっと、政策の話ばっかりで他の話が
少なかったのが残念かなー。
医師側や患者側、
そしてマスコミ報道にも
医療崩壊の原因はありますからね。
そういった事も、もう少し
やってもらいたかったです。
それと、本田宏先生の話は、共産党の小池議員と
非常に近いので。
その2人が話しすぎて、
ちょっと目立ちすぎましたかね。
自民党の大村議員が正面にいたから、
ここぞとばかりに話たのでしょうけど。
全体としては、
悪くはなかったと思いますが。
正直、医師ブログでは何年も前から
行われていた議論ばっかだったので。
このブログの読者には、
ちょっと物足りなかったかな。
討論者の方達が、ベテラン揃いなんで。
後ろの方に、医学部の学生とか、看護師
の方達が来ていたようなので。
そういう人を中にいれて討論した方が
良かったのかな、って思いました。
東大医学部の学生の方が
理路整然と話していましたしね。
大村議員なんかよりも。
ちなみに
*日本の公共事業費はG7の
他の6カ国の
公共事業費の合計より多い。
これって、約10年前の資料ですね。
そこから、日本の公共事業費は
約半分になっています。
本田宏先生もそれはわかっています。
でも、今でも他の先進国と比べたら
公共事業費は多いですよね、
って言っていましたから。
それなのに今だにこのデーターを
わざと使っているのは、ちょっと
ずるいんじゃないでしょうかねー。
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本田先生の意見、斬新さがないにしても、これまでテレビ(特に新橋、お台場方面)では、大事なところを切ることが多かったので、こういう完全形で放送されたのは、すごくいいことだと思います。

議論としては本田先生達の圧倒的勝利なんですが、いかんせん、深夜の番組。一般の方で観てくれた人がどれだけいるのでしょう。
番組を見てませんでしたが。
私個人としては、医師や看護師不足というのがわかってるので、深夜自宅で失神して後頭部を打って唇も怪我しましたが、病院へは行きませんでした。後日受診してもらえる時間帯に受診しました。
なんか申し訳ない気がして・・・
私個人としては、医師や看護師不足というのがわかってるので、深夜自宅で失神して後頭部を打って唇も怪我しましたが、病院へは行きませんでした。後日受診してもらえる時間帯に受診しました。
なんか申し訳ない気がして・・・
確かに、医師ブログとか、講演とかでは有名ですけど。
やっぱり、一般の人たちの知名度は、そこまでではないですからね。
いくら本田先生でも。
だから、深夜とはいえテレビで活躍してくれたのは、うれしいですね。
やっぱり、一般の人たちの知名度は、そこまでではないですからね。
いくら本田先生でも。
だから、深夜とはいえテレビで活躍してくれたのは、うれしいですね。
やっぱり、夜中だからそんなに高くはないでしょうねー。
我々みたいに、録画している人もいるとは思いますけど。
我々みたいに、録画している人もいるとは思いますけど。
失神したんだったら、深夜でもかかってよいと思いますよ。
ただの切り傷だったら、いつでも良いけど。
まあ、そこらへんは難しいとこですけどね。
ただの切り傷だったら、いつでも良いけど。
まあ、そこらへんは難しいとこですけどね。
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今年になっても病院の受け入れ拒否が続いている。
報道で知らされる度に心が痛む思いだ。
拒否する病院にもそれなりの事情があり、心苦しい思いをしているのも事実だが、それ以上に救急車の中では、一刻を争う命のやり取りがなされており、一秒でも早く手当てを受けたい... [つづきを読む]
