現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
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医療紛争解決に中立機関を
福島県立大野病院で帝王切開を受けた女性が死亡し、医師
逮捕、起訴された医療事故で、全国医学部長病院長会議は5月19日
、「中立の立場で、適正な医学的根拠に基づき、医療行為の是非を判定できるシステムの早急な確立が必要」などとする声明を発表した。


出たー、「全国医学部長病院長会議」。

「若手医師、大学敬遠」


の記事でも出てましたね、この会議。

ブログ書くようになって、こういう医療系の記事を細かく見るようになって、はじめて知りました。
実は結構有名だったんですね(汗)。

前の記事も5/19ってのは偶然なんでしょうか。
同時に発表したんですかね。

これ共同通信社の5/22の記事なんですけどね。

 川崎二郎厚生労働相は5月23日、厚労省内で産婦人科医の不足問題などについて、日本医師会や日本産婦人科学会の代表らと意見交換し、医師側は「背景には医療紛争が多い特有の事情がある」と強調、解決のための、中立機関の整備を要望した。

 厚労省によると、福島県立大野病院で帝王切開を受けた女性が死亡し、執刀医が逮捕、起訴されたケースが話題となり、出席者は医療事故が起きた場合、警察ではなく中立的な第三者機関が調査する仕組みの整備を求めた。


そうなんですよー。

確かに医者が明らかに、誰がどう考えてもおかしい事をやったり、カルテを改ざんしたりすれば問題はありますよ。

はっきり言って、そういう医者まで擁護する気はありませんよ。

でも、今回の産婦人科医のケースのように、手術をして、難しい予想外の出来事が起こって、人が少ないのに一生懸命やって、その結果がうまくいかなかったらそれで逮捕されるようになったら、誰も手術なんかしなくなっちゃうんですよ。

そーなったら、困るのは患者さんなんですよ。

別に医者がやることは絶対正しいんだから、素人は口出すな。
なんて言いませんよ。

日本医師会や日本産婦人科学会も、今回医者が逮捕されるって自分たちに都合の悪い事が起こったから、慌てて第三者機関が調査するようにとか、情報を彼らに公開するとか言ってちゃ駄目だと思いますよ。

自分たちに都合が良いとか悪いとか言っていないで、情報は患者の物だから、診療報酬もカルテも公開する方向。
だから医療事故が起こったとしても、それも公開して第三者機関に中立で判断してもらうって立場の方が一貫性があると思うんですけどね。

今回の「警察ではなく中立的な第三者機関が調査する仕組みの整備」というのは良い案だと思いますよ、正直。



私は医師会のやることなす事、批判するってつもりはありません。

ただ、もうちょっと患者の方向を向いて、一貫性のある意見を通して欲しいだけですよ。


参考記事:共同通信社


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この記事へのコメント
医療ってある意味特殊なものなので、
警察には全くわからないことがたくさんあると思います。
警察は、すぐ過失を押し付けてきますが、中立的な第三者機関があればそういうこともできなくなるのでは。
いい方向に動いてくれるといいですね。
tamamariko[URL] 2006/05/26(金) 23:57 [EDIT]
真実の追究の為には
こんばんは。
以前にもコメントを書かせていただいた夏海と申します。

確かにそうですよね。
ただでさえ産婦人科離れしていると言う現状の中
必死に執刀された担当医の方の努力が報われないですよね。

それでいて、マスメディアがそう言う事を
大々的に取り上げてしまえば
これから医師を目指している方々が
「産婦人科はちょっと・・・」と弱腰になってしまうのも
止むなしですよね。

それでいて、政府は「少子化対策を」と掲げていますけれど
肝心な「産婦人科」の医師がいないとなったら・・・
まるで意味の無い話ですよね。

本当にその手術に落ち度が無かったのか、
それとも本当に医療ミスだったのか・・・
警視庁では担当外なのですから
判る筈もないのに・・・。

私はいつも厚労省に対しては疑問を持つ事が多くって
「何か問題がおきた、または大騒ぎになってから」
じゃないと動かないと言う、いかにも
「お役所さん的」行動しか取れない体質が
昔から苛立ちを感じてなりません。

本当に国民の健康の事を第一に考えてくれているんだろうか?って。

だから、いつまで経っても
「日本の医療は欧米より遅れている」
って言われてしまうんじゃないかと思います。

現場の臨床試験等では
日本もかなり進んでいると私は思っているんですが
それが現実化するまでにどれだけの時間が掛かるか・・・。

私は医療に携わっている訳ではありませんが
Dr.Iさんは「現場からの立場」から見て
どう思われますか?

(メルマガ、早速登録させていただきました先日。
とても興味深く、次の号が楽しみです♪)

蛇足ですが・・・

朝日で紹介されたBlog(http://blog.m3.com/yabuishitubuyaki
が私のBlogに公開されている
RSSリーダーに登録されていたのに気付きませんでした。
リンクではありませんが記事が上がると
自動的にUPされるようになってました。

ちなみにこちらのBlogともう一つのBlogの記事は
同じ記事をUPされるんですか?
いや、特に意味は無いんですけど
何となく気になったもんで・・・。

またもや長文になってしまってごめんなさい!
でもDr.IさんのBlog、私も勉強になりますし
楽しみにしています!

お忙しい中本当に大変とは思いますが
是非またいろんな話をお聞かせください!
なかなかお医者さんの本音って聞けないですものね。
応援してます!!
夏海[URL] 2006/05/27(土) 00:00 [EDIT]
>tamamarikoさん
本当にそうなんですよ。
警察や検察は、医療に関しては素人ですから。
素人に、医者の今後の人生が握られているんですよ。
早く中立な第三者機関が出来ることを祈っています。
Dr. I[URL] 2006/05/27(土) 00:23 [EDIT]
>夏海さん
こんにちは。
行政は、本当に困って、もうどうしようもなくなってからじゃないと、動かないので。
その前に、医療の現場を少しでもわかってもらうために、こういう所で、地道に発信している、ってのもあるんですよ。

>ちなみにこちらのBlogともう一つのBlogの記事は
同じ記事をUPされるんですか?

本当は、一般臨床をやって、更にメルマガとブログ一つだけでも結構大変なんで。
最初はこのブログをm3.comにそのままつなげる事はできないかって聞いたんですけど。
無理だってので、やむなくコピーして再投稿している感じですね。
こっちのブログの方が前にあったんで、今のところ過去の記事を合間に投稿して、向こうは毎日投稿の形にしてますけど。

せっかくだから、本当は2つで別の内容を書きたいんですが、そこまでネタが思いつかないんで。
今後の課題です。
Dr. I[URL] 2006/05/27(土) 00:35 [EDIT]
3万人ですか・・・・。うらやましい限りですね。内容が充実していますし、私もこれだけの知識を持ち合わせたいものです。日々学ばせていただいております。
もっさん[URL] 2006/05/27(土) 01:25 [EDIT]
専門の機関
警察に医療事故専門の機関のようなものを作るべきですよね。
医者だけでなく薬剤師もこれからドンドン責任を問われる立場になるべきだと思うんですよね。
そうなったときヤッパリ訴訟問題もでてくると思います。
しっかりとした医学薬学知識のもっている機関が必要になってきますよね。

中国ではカルテは全て患者さんが持ってるんですよ。
そしてカルテと保険証一体化してて、同じカルテに色んな病院の記録が残ってます。
レントゲンや検査値も全て患者さん自身が保管するんです。
賛否両論あると思いますが日本もコレくらいやってほしいですよね
やな社長[URL] 2006/05/27(土) 06:16 [EDIT]
>もっさん様
あくまで瞬間風速ですから。
その後は徐々に減っていますし。
まあ、それでも今までも倍くらいは、毎日人が来てくれているようですが。

今後はこの人達にまた来て貰う努力をする事が大事だと思っています。

知識と言ったって、基本的にはネットや新聞に書いてある事ですよ、元のネタは。
Dr. I[URL] 2006/05/27(土) 10:56 [EDIT]
やな社長さん
そうですね、警察は医学的知識はほとんどありませんからね。

中国ではそうなんですか。
日本でもICカードが普及してますから、その中に飲んでいる薬とか、検査データーとかを入れられるようにしたら良いんですけどね。

そしたら無駄な検査をもう一回しなくて良くなるし、薬が重複して投与されたり等の事がなくなって良いことずくめだと思うんですけどね。
Dr. I[URL] 2006/05/27(土) 11:00 [EDIT]

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