現役医師、循環器内科医(Dr. I)が医療について、詳しくわかりやすく解説するブログ。 引用、転載は自由ですが、その際は必ず引用元を明記して下さいね!
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インフルエンザでも、コンビニ受診を控えよう
『新型インフルエンザ対策』の勘違い
に続いて、二回連続でインフルエンザ関係
なっちゃいますけど。

前回も書いた通り、インフルエンザ対策
最も重要なのは、インフルエンザにかからない事
その為に大事な事は、
インフルエンザにかかった人に近寄らない。
インフルエンザの人が多いと思われる、
人が多いところや、病院診療所に行かない。」


という事なんですよ。

軽症の場合には、病院診療所に行かない
いわゆる、コンビニ受診を控える
という事で、自分がインフルエンザにかかる
リスクを減らす事も出来る
し。

それと同時に、軽症患者がたくさん来て、
医師の業務が増えすぎて、
本当に重症の患者を救う事が出来ない、

という事もなくなりますからね。

インフルエンザになった場合にも、
いわゆるコンビニ受診を控える」
という事は非常に大事です。


厚生労働省大臣政策室の政策官、
っていう、偉い立場の医者も、
そんなような事を言っていたようなので。
ここで紹介させていただきますね。

今回もレンチャンになっちゃいますが、
MRICメルマガからの紹介です。




▽パンデミック時も「コンビニ受診をやめよう!」▽

厚生労働省大臣政策室 政策官
村重直子

※厚生労働省の公式見解ではなく、
 一人の医師としての見解です。

2009年9月12日 
MRIC by 医療ガバナンス学会 発行
http://medg.jp



▽パンデミック時も「コンビニ受診をやめよう!」▽

【学校閉鎖は何のため?】

新学期を迎えたはずの9月初め、
新型インフルエンザのために学級閉鎖や
学校閉鎖が相次ぎました。

新型インフルエンザにより予定の行事が
とりやめになるなど、生徒やご家族、
関係者の方々は
胸を痛めておられることと存じます。

ところが学級閉鎖や学校閉鎖をしても、
新型インフルエンザの感染拡大を
完全に「防ぐ」ことは不可能です。

それは、インフルエンザは熱などの
症状が出る前に感染性があり、
他の病気とも症状が似ているために
新型インフルエンザを
区別することはできないだからです。

それではこの学級閉鎖や学校閉鎖は
何のために行うのでしょうか。

それは、通常の医療を受ければ助かったはずの、
重症患者が命を落とすことを防ぐためなのです。

流行のピーク時には多数の患者が発生しますが、
ほとんどの患者は軽症で自然治癒します。

もし、その軽症患者医療機関へ押し寄せたら、
医療機能は麻痺し、重症患者
病院へ行っても医療を受けられず、
命を落とすことになります。

そういう事態を避けるために、ピーク時の
感染者数を少しでも減らし、
ピークを遅らせることが、
学校閉鎖を行う目的なのです。


コンビニ受診をやめよう!】

前稿にも書きましたが、
新型インフルエンザ対策の中で大切なことは、
患者が爆発的に増えて医療機関がパンクし、
重症患者が通常の医療を受けられずに
死亡するケースをできるだけ
減らそうということです(1)。

新型インフルエンザ対策として、
学校閉鎖だけでなく、
国民一人ひとりができることがあります。

兵庫県の「県立柏原病院の小児科を守る会」(2)
では、子育て中のお母さんたちが、
「県立柏原病院の小児科医が辞めてしまう。
子供を育てられない、出産も出来なくなってしまう」
ことに気づき、次の3つのスローガンを
掲げて活動しています。

 1.コンビニ受診を控えよう
 2.かかりつけ医を持とう
 3.お医者さんに感謝の気持ちを伝えよう

新型インフルエンザのパンデミック時でなくとも、
コンビニ受診医療機関を軽症患者でパンクさせ、
重症患者への医療に支障を来してしまう
可能性が高いことは、医療崩壊している日本では、
日常的におこっていることなのです。

「守る会」は、どんなときに救急車をよべばいいのか
お母さん達が判断できるよう、
症状別フローチャートを作成しました。

正しい知識を持ち、受診すべきかどうかを
判断できるようになることが大切との考えからです。

その結果、以前は1ヶ月の小児科時間外外来数が
150名~最大350名だったのに対し、
1ヶ月で平均40~50名まで
時間外コンビニ受診が減ったそうです。

日常から積み重ねているこういった努力が、
パンデミック時にはさらに貴重になります。

新型インフルエンザについて一人ひとりが
注意すべきことは、毎年冬に経験する
季節性インフルエンザの注意点とほぼ同じですから、
この症状別フローチャートは(3)、
きっとパンデミック時にも
大活躍することになるでしょう。

このように、一人ひとりが社会全体を思いやることが、
本当に医療を必要とする
重症患者の命を救うために有効な
新型インフルエンザ対策となるでしょう。


【参考文献】

(1)死者数を増やすのは医系技官かウイルスか?
厚生労働省大臣政策室 
政策官 村重直子 JMM

(2)県立柏原病院の小児科を守る会ホームページ
 http://mamorusyounika.com/index.html

(3)県立柏原病院の小児科を守る会ホームページ 
啓発グッズ紹介
http://mamorusyounika.com/joho.html


--------------------------------------
村重直子(むらしげなおこ)
厚生労働省大臣政策室 政策官 
1998年東京大学医学部卒業。横須賀米海軍病院
1999-2002年米国・
  ベス・イスラエル・メディカルセンター、
2002年国立がんセンターなどを経て
2005年厚労省に医系技官として入省。
2008年3月から改革準備室、
  7月改革推進室、2009年7月から大臣政策室。
-------------------------------------------




私も、2回連続で記事にしているから、
人の事は言えないのかもしれませんけどね。

はっきり言って、「騒ぎすぎ」ですよ。
新型インフルエンザ」に関して。

季節性インフルエンザ患者って、
毎年1000万人位いるんですよ。
そいで、死亡率0.1%くらいだから、
死者だって1万人位いるんです。

今回の新型インフルエンザ
今のとこ、患者数は正確にはわからないけど。
せいぜい10万人かその位で、
死者だって10人ちょっとですよね。

もちろん、把握していないけれど
新型インフルエンザにかかったり、
それで亡くなった人もいるんでしょうけど。

でも、普通の季節性インフルエンザ
比べたって、まだまだ少ない
んですよ。
患者の数も、死亡者数も。

しかも、「今回の新型インフルエンザ」に関しては、
「季節性インフルエンザ」と同じように扱う。

っていう事になったんですよ。
今は。

今年の春に、世界で始めて
「豚(新型)インフルエンザ」が出た時
は、
死者の数もかなり多いみたいだし。
まだ良くわからないから、過剰反応した。
という事に関しては、やむを得ないと思いますよ。

わからないうちは、リスクを最大限にした
対策を取る、
という事自体は
間違いじゃないですから。
初期の対応自体が間違っていた、
とは言いませんけど。

でも、もうたくさん情報も出てきて、
死亡率等もわかってきた。
という事なんですから。

そんなに騒がなくても良いでしょ。
そろそろ。

医療関係者に優先的に
新型インフルエンザのワクチンを行う。
というのも「強毒性の新型インフルエンザ
が出た時に備えて事前にルールを決めておく。

という事だったら良いんですけどね。

今のインフルエンザだったら、
言い方悪いけど「どーでも良い
んじゃないっすかね、正直。

むしろ、マスコミとかが、
変に騒ぎすぎるから、ワクチンとか
タミフルが不足する。

っていう自体が起きているんだから。

政府もマスコミも、これ以上騒がない。
いつものインフルエンザと同じ扱いをする。
って、宣言するだけ
で良いと思うんですが。

こんな小さなブログで、いくら言っても
たいした影響力はないとは思いますけど。

そろそろ、これ以上騒ぐの
止めた方が良いんじゃないですかね。


実際、インフルエンザ患者
沖縄で病院に押し寄せたら、
受診するのに6時間待ちの状況

起きたようですから。

こんな風にならないように、皆さんは
軽症だったら、病院には行かないでね!



新型インフル大流行時の沖縄、
受診6時間待ちも

新型インフル
 
この夏、沖縄県では全国でも突出して
早く新型インフルエンザの流行が進んだ。

最も多い週には県内58の定点医療機関だけで
2686人(定点あたり46・31)と、
例年の季節性のピークに近い患者数に達した。
医療現場は、どんな状況になったのか。
現地で取材した。


 ◆患者が倍々に
 
「あっという間に患者が倍々に増えた。
(受診数の)天井が全く見えず、毎日のように
新しい対策が必要になった」。

那覇の新都心・おもろまちの
近くに立つ那覇市立病院
宮城とも・副看護部長はそう振り返る。

沖縄では7月下旬から患者が増え、
8月15日に全国で最初の死者が出た。
受診が急増したのは、その翌日の日曜からだ。

夜間休日診療を受け持つ市立病院
は206人が訪れ、一般の急患を合わせると
計300人以上であふれ、
最高6時間待たされた人もいた。

県立南部医療センター・こども医療センター
(南風原町)にも98人が受診し、一般を含めると
計220人が来て3時間待ちの状態。

次の日曜の23日にはさらに増え、
病院だけで計353人が
インフルエンザ症状を訴えて受診した。
市立病院は、感染防御のため
専用の臨時待合室も設けた。


 ◆自由選択が影響

問題は、余裕のある病院診療所がほかにあるのに、
病院を中心に一部施設への集中が続いたことだ。

5月の兵庫・大阪での流行のあと、
政府は特定施設に受診を限る方式をやめ、
広く一般の医療機関での診療を認めた。

それでも事前に電話してから
受診するのが原則だが、受診先を自由に選べることが、
特定の病院への集中につながった。


 ◆難しい見極め

医療機関が機能不全に陥るのを防ぐには
軽症者が外来受診を控えたほうがいい。
しかし県内の重症者9人(死亡1人)のうち、
6人は慢性疾患などのリスク要因がなく、
ふだん健康な人だった。

現場の医師らは「電話相談で軽症と判断しても、
責任を持って『受診を控えて』とは言えない」
と口をそろえる。

県医務課は、県内の子どもの心臓手術を
一手に担う南部センターがマヒしないよう、
小児用の人工呼吸器を持つ10病院の使用状況を
毎日調べ、小児患者を割り振るシステムを構築。

もし集中治療室が満床になれば、琉球大病院
バックアップする体制も整えた。

県医師会の宮里善次・感染症担当理事は
「だれがいつ重症化するのか、特徴がわからず、
多くの人を受け入れざるを得ないが、
軽症者への対応に振り回されてはいけない。

診察は少々待ってもらってもいい。
大切なのは死者の最少化。
重症者が手遅れにならないよう、
医療機関の役割分担、受け入れ態勢を
整えておくことが肝心だ」と強調した。

(大阪科学部萩原隆史)


『読売新聞:2009/09/13』
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この記事へのコメント
なかなか……
Dr.I様>
 新型インフルエンザ対策、難しいですね。
 新型インフルエンザ対策は、まずは「基本的な知識の啓発」から始めるのが先決かもしれないですね……(そもそも「ウイルスとはなんぞや」から始めないと「何故ウイルスに対してマスクが役に立たないか」までわからないですからね^^;)
Lich[URL] 2009/09/15(火) 23:06 [EDIT]
>Lichさん
そうですね。
基本的なことがわかっていない人が多いので、それを正しく知る、っていう事がまず第一ですね。
Dr. I[URL] 2009/09/16(水) 00:42 [EDIT]
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このコメントは管理者の承認待ちです
[] 2015/02/21(土) 18:43 [EDIT]

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